JP2012138245A - 二次電池の製造方法 - Google Patents

二次電池の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012138245A
JP2012138245A JP2010289423A JP2010289423A JP2012138245A JP 2012138245 A JP2012138245 A JP 2012138245A JP 2010289423 A JP2010289423 A JP 2010289423A JP 2010289423 A JP2010289423 A JP 2010289423A JP 2012138245 A JP2012138245 A JP 2012138245A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
separator
secondary battery
magnetic foreign
sheet body
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010289423A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hamaguchi
寛 浜口
Tetsuya Waseda
哲也 早稲田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2010289423A priority Critical patent/JP2012138245A/ja
Publication of JP2012138245A publication Critical patent/JP2012138245A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Cell Separators (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】二次電池を構成する発電要素としてのシート体に含まれる磁性体異物の検出精度を向上させる。
【解決手段】発電要素を構成するセパレータ14を含む二次電池の製造方法であって、セパレータ14に含まれる磁性体異物を着磁部41により着磁させる着磁工程と、前記着磁工程で着磁された前記磁性体異物の磁場を検知することにより、前記磁性体異物の有無に関する情報をガウスメータ42により取得する検知工程と、を有する二次電池の製造方法。
【選択図】図4

Description

本発明は、発電要素を構成するシート体を含む二次電池の製造方法に関する。
近年、車両用の動力電源としての高エネルギー密度の非水電解質二次電池が使用されている。この種の非水電解質二次電池は、一般に、負極活物質が塗布された負極シートと、正極活物質が塗布された正極シートとをセパレータを介して積層した発電要素を含み、前記セパレータに電解液を含浸させることにより構成されている。
特開2005−183142号公報 特開2008−235054号公報
しかしながら、正極シート、負極シート及びセパレータには、その製造工程で何らかの原因により異物が混入することがある。異物として、金属、セラミックス、有機物が考えられるが、電池の性能を最も低下させる異物は金属異物である。金属が混入している電極材料を用いて製造した電池は、電池性能が低下するという問題がある。
したがって、セパレータ等に金属異物が含まれるか否かを事前に検査し、金属異物が含まれるセパレータの使用を禁止などする必要がある。セパレータ等に含まれる異物を検査する方法として、ガウスメータにより異物の磁場を検知する方法があるが、検出精度が不十分である。
そこで、本願発明は、二次電池を構成する発電要素としてのシート体に含まれる磁性体異物の検出精度を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために、本願発明に係る二次電池の製造方法は、(1)発電要素を構成するシート体を含む二次電池の製造方法であって、前記シート体に含まれる磁性体異物を着磁させる着磁工程と、前記着磁工程で着磁された前記磁性体異物の磁場を検知することにより、前記磁性体異物の有無に関する情報を取得する検知工程と、を有することを特徴とする。
(2)上記(1)の構成において、前記シート体として、セパレータを用いることができる。
(3)上記(1)又は(2)の構成における前記着磁工程において、ネオジウム磁石を用いて前記磁性体異物を着磁させてもよい。ネオジウム磁石によれば、シート体に含まれる磁性体異物を確実に着磁させることができる。
(4)上記(3)の構成において、前記ネオジウム磁石は、前記二次電池から引き出された前記シート体を搬送する搬送路に磁場を形成することができる。(4)の構成によれば、シート体を搬送しながら、磁性体異物を着磁させることができる。
(5)上記(4)の構成において、前記ネオジウム磁石と前記搬送路に位置する前記シート体との間隔は、3mm以内に設定するとよい。(5)の構成によれば、0.3mmレベルの小径の磁性体異物を検出することができる。
(6)上記(4)又は(5)の構成において、前記シート体は前記搬送路において搬送状態と停止状態とを交互に繰り返しながら間欠的に搬送され、前記検知工程では、前記シート体を前記停止状態に設定した状態で、前記シート体の幅方向にガウスメータを移動させることにより、前記磁性体異物の有無に関する情報を取得してもよい。(6)の構成によれば、シート体に含まれる磁性体異物をより確実に検出することができる。
(7)上記(1)〜(6)の構成において、前記検知工程において磁性体異物があると判別された前記シート体を廃棄し、磁性体異物がないと判別された前記シート体を用いて前記二次電池を製造することができる。(7)の構成によれば、性能の高い二次電池を製造することができる。
本発明によれば、二次電池を構成する発電要素としてのシート体に含まれる磁性体異物の検出精度を高めることができる。
単電池の構成を示す図である。 単電池の断面図である。 発電要素の概略斜視図である。 磁性体異物の検査を行う検査装置の概略構成図である。 検査システムの機能ブロック図である。 セパレータ搬送部の動作例を示したフローチャートである。 ガウスメータの動作例を示したフローチャートである。
本発明の実施形態に係る製造方法により製造された単電池(二次電池)について説明する。図1は、本実施形態に係る単電池の構成を示す図であり、X、Y及びZ軸は、互いに直交する三軸を示している。
単電池1は、電池ケース10と、電池ケース10の内部に収容された発電要素11とを有している。発電要素11とは、充放電を行うことができる要素であり、図2に示すように、電池ケース10の内部において巻かれた状態で収容されている。ここで、図2は、単電池1をX−Z面で切断したときの断面図である。
発電要素11は、図3に示すように、正極シート12と、負極シート13と、正極シート12及び負極シート13の間に配置されたセパレータ14とで構成されている。これらの正極シート12、負極シート13及びセパレータ14はシート状に形成されている。ここで、正極シート12は、集電体と、集電体の表面に形成された正極層とで構成されている。正極層は、集電体の片面又は両面に形成することができる。正極層とは、正極に応じた活物質や導電剤等を含む層である。
また、負極シート13は、集電体と、集電体の表面に形成された負極層とで構成されている。負極層は、集電体の片面又は両面に形成することができる。負極層とは、負極に応じた活物質や導電剤等を含む層である。
なお、集電体の一方の面に正極層を形成し、集電体の他方の面に負極層を形成した電極(いわゆるバイポーラ電極)を用いることもできる。また、本実施形態では、電解液を用いているが、粒子で形成された固体電解質を用いることもできる。固体電解質としては、高分子固体電解質や無機固体電解質がある。
さらに、本実施形態では、図1〜図2に示すように、単電池1をいわゆる角型の構成としているが、これに限るものではなく、いわゆる円筒型の構成とすることもできる。すなわち、電池ケース10を円筒形状に形成し、この電池ケース10の内部に発電要素11を巻いた状態で収納することもできる。
ここで、単電池1がニッケル−水素電池である場合には、正極層の活物質として、ニッケル酸化物を用い、負極層の活物質として、MmNi(5−x−y−z)AlMnCo(Mm:ミッシュメタル)等の水素吸蔵合金を用いることができる。また、単電池1がリチウムイオン電池である場合には、正極層の活物質として、リチウム−遷移金属複合酸化物を用い、負極層の活物質として、カーボンを用いることができる。また、導電剤として、アセチレンブラック、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、カーボンナノチューブを用いることができる。
図1及び図2において、発電要素11の正極シート12に接続された正極タブ12aには、正極端子21が電気的及び機械的に接続されている。ここで、正極端子21に接続される正極タブ12aは、図1に示すように、巻かれた状態の発電要素11のうちY方向における一端部から突出している。正極タブ12aは、正極シート12の集電体と一体として構成することもできるし、別体として構成することもできる。
また、発電要素11の負極シート13に接続された負極タブ13aには、負極端子22が電気的及び機械的に接続されている。ここで、負極端子22に接続される負極タブ13aは、巻かれた状態の発電要素11のうちY方向における他端部から突出している。負極タブ13aは、負極シート13の集電体と一体として構成することもできるし、別体として構成することもできる。
正極端子21及び負極端子22は、電池ケース10の上面から突出しており、配線(不図示)を介して電子機器(不図示)に電気的に接続される。これにより、単電池1の出力を用いて、電子機器を駆動することができる。
ここで、単電池1を車両の駆動源として用いる場合には、単電池1を複数用意しておき、これらの単電池1を電気的に直列に接続することにより、電池モジュールを構成することができる。そして、この電池モジュールから車両の走行に必要なエネルギーを取り出すことができる。なお、各単電池1における正極端子21及び負極端子22は、他の単電池1における正極端子21及び負極端子22と、バスバーを介して電気的に接続される。また、電池モジュールを備えた車両としては、内燃機関又は燃料電池といった他の動力源と共に用いられるハイブリッド自動車や、電池モジュールだけを動力源として備えた電気自動車が挙げられる。
本実施形態に係る二次電池の製造方法は、捲回体として巻き回される発電要素のシート体(正極シート12、負極シート13、セパレータ14)に磁性体異物が含まれるか否かを検査する検査工程に特徴があるため、当該検査工程を中心に説明する。当該検査工程において磁性体異物があると判別されたシート体は廃棄され、磁性体異物がないと判別されたシート体は捲回体として使用される。廃棄されるシート体に含まれる磁性体異物の元素を特定することにより、磁性体異物の混入経路を特定し、これを製造工程の改善情報として用いることができる。本実施形態では、シート体としてセパレータ14を用いるものとする。
図4はセパレータに含まれる磁性体異物の検査を行う検査装置の概略構成図である。検査装置30は、セパレータ供給ローラ31、第1のテンションローラ32、第2のテンションローラ33、搬送ローラ34及び従道ローラ35を含む。セパレータ供給ローラ31の外面には、単電池1に使用されるセパレータ14が巻き回されている。セパレータ供給ローラ31の回転軸は、軸支持板39に回転可能に支持されている。
第1のテンションローラ32は、セパレータ供給ローラ31の下流に配置され、セパレータ供給ローラ31から引き出されたセパレータ14にテンションを付与している。第1のテンションローラ32の回転軸は、軸支持板39に回転可能に支持されている。第2のテンションローラ33は、第1のテンションローラ32の下流に配置され、第1のテンションローラ32を介して搬送されるセパレータ14にテンションを付与している。第2のテンションローラ33の回転軸は、軸支持板39に回転可能に支持されている。
搬送ローラ34及び従道ローラ35は、これらのローラのニップ部にセパレータ14を挟み込んだ状態で互いに対向配置されている。搬送ローラ34は、時計周り反対方向に回転可能であり、搬送ローラ34の回転動作に応じてセパレータ14が下流に搬送される。搬送ローラ34の回転機構については後述する。
本実施形態に係る検査装置30では、セパレータ14に含まれる磁性体異物を着磁部41において着磁し、この着磁された磁性体異物を検出部42で検出する構成となっている。着磁部41は、第1のテンションローラ32から第2のテンションローラ33に向かって搬送されるセパレータ14に対向配置されることにより、セパレータ14に含まれる異物を着磁する。異物は、鉄、ニッケル、ステンレスなどの磁性体異物であり、これらの磁性体異物が小片である場合には目視による発見が困難である。また、セパレータ14は面積が広いため、セパレータ14に含まれる磁性体異物を全て目視で検査すると検査工程が煩雑となる。そこで、本実施形態では、着磁部41を用いてセパレータ14に含まれる磁性体異物を着磁する。
ここで、着磁部41はネオジウム磁石であってもよい。ネオジウム磁石は、ネオジウム、鉄、ホウ素を主成分とする希土類磁石の一つであり、磁束密度が高く、磁力が極めて強い。したがって、ネオジウム磁石を用いることにより、セパレータ14に含まれる磁性体異物を確実に着磁させることができる。なお、保磁力を高めるために、ネオジウム磁石にジスプロシウムを添加してもよい。また、ネオジウム磁石の表面をニッケルなどでメッキすることにより、防錆処理を施しても良い。
ネオジウム磁石は、セパレータ14よりも第1のテンションローラ32の回転軸方向の寸法が大きく設定されている。これにより、セパレータ14の全体が磁場に置かれるため、セパレータ14に含まれる磁性体異物をより確実に着磁させることができる。
セパレータ14に含まれる磁性体異物を着磁させるために、ネオジウム磁石は、セパレータ14の近傍に配置するのが好ましい。ここで、ネオジム磁石及びセパレータ14の間隔をTとしたとき、より好ましくは、T≦3mmである。また、ネオジム磁石の磁束密度は好ましくは1.5t(t:tesla)である。これらの条件を満足することにより、0.3mmレベルの小径の磁性体異物を検出することができる。
磁性体異物を着磁させなかった場合、検出部42において検出できる磁性体異物の粒径は約2mmが限界である。また、目視において検出できる磁性体異物の粒径は約1mmが限界である。したがって、セパレータ14に含まれる磁性体異物を着磁させることにより、大幅に磁性体異物の検出精度を高めることができる。
ガウスメータ42は、着磁部41において着磁された磁性体異物の磁場を検知する。より具体的には、ガウスメータ42は、ホール効果を利用して、磁性体異物の磁束密度を計測する。すなわち、磁界プローブ内の電流をIX、電流IXの流れる方向に垂直な方向に磁場が加えられたときに発生するホール電圧をV、センサの素子厚をd、ホール定数をRとしたとき、磁束密度BはB=V・d/(R・IX)なる計算式から導出することができる。ガウスメータ42の最小分解能は、少なくとも1nT(nT:nanotesla)を満足するのが好ましい。
本実施形態に係るガウスメータ42は、搬送ローラ34の回転軸方向に移動可能である。ガウスメータ42が搬送ローラ34の回転軸方向に移動することにより、セパレータ14の幅方向全体の磁場を検知することができる。
次に、図5の機能ブロック図を参照して、磁性体異物の検査に関わる検査システムの機能について説明する。検査システム3は、セパレータ搬送部4及び磁場検出部5を含む。セパレータ搬送部4は、搬送コントローラ51、搬送駆動部52、搬送ローラ34、通信I/F53(I/F:Interface)及びメモリ54を含む。搬送コントローラ51は、通信I/F53(I/F:Interface)を介して磁場検出部5と通信を行う。搬送コントローラ51は、通信I/F53(I/F:Interface)を介して磁場検出部5から駆動信号を受信することにより、搬送ローラ34を回転させる。
搬送コントローラ51は、メモリ54に記憶されたプログラムを解読することにより、搬送駆動部52の駆動を制御する。ここでメモリ54には、磁性体異物を検出する際の搬送駆動部52の動作プログラムが記憶されている。搬送コントローラ51は、CPU、MPUであってもよい。ただし、これらのCPU、MPUに実行させることにより実現される処理の少なくとも一部を、ASICにて回路的に実行させることも可能である。
搬送駆動部52は、モータ及びモータの駆動ドライバであってもよい。搬送駆動部52で得られた駆動力は、図示しない伝達機構を介して搬送ローラ34に伝達される。これにより、搬送ローラ34は回転動作する。
磁場検出部5は、検出コントローラ61、メータ移動部62、ガウスメータ42、通信I/F63(I/F:Interface)及びメモリ64を含む。検出コントローラ61は、通信I/F63(I/F:Interface)を介してセパレータ搬送部4と通信する。検出コントローラ61は、通信I/F63(I/F:Interface)を介してセパレータ搬送部4から駆動信号を受信すると、ガウスメータ42を搬送ローラ34の回転軸方向に移動させる。
検出コントローラ61は、メモリ64に記憶されたプログラムを解読することにより、メータ移動部62の駆動を制御する。ここでメモリ64には、磁性体異物を検出する際のメータ移動部62の動作プログラムが記憶されている。検出コントローラ61は、CPU、MPUであってもよい。ただし、これらのCPU、MPUに実行させることにより実現される処理の少なくとも一部を、ASICにて回路的に実行させることも可能である。
メータ移動部62は、モータと、モータの駆動ドライバと、ガウスメータ42を第1のテンションローラ32の回転軸方向にガイドするガイドレールとを備える。メータ移動部62で得られた駆動力は、図示しない伝達機構を介してガウスメータ42に伝達される。これにより、ガウスメータ42は、前記ガイドレールにガイドされながら、搬送ローラ34の回転軸方向に移動する。
次に、磁性体異物を検出する際のセパレータ搬送部4の動作を説明する。図6は、セパレータ搬送部の動作例を示したフローチャートである。ステップS101において、搬送コントローラ51は、搬送駆動部52を制御することにより、搬送ローラ34を回転させる。ステップS102において、搬送コントローラ51は、セパレータ14が10mm移動したか否かを判別する。ここで、搬送駆動部52のモータがパルスモータである場合には、当該パルスモータの駆動パルス数をカウントすることにより、セパレータ14の搬送距離を算出することができる。
ステップS102においてセパレータ14が10mm移動した場合には、ステップS103に進み、セパレータ14が10mm移動していない場合にはステップS101に戻り搬送ローラ34の回転動作を継続する。
ステップS103において、搬送コントローラ51は、磁場検出部5にガウスメータ42を移動させるための駆動信号を出力し、ステップS104に進む。ステップS104において、搬送コントローラ51は、搬送駆動部52を制御することにより搬送ローラ34を停止させ、ステップS105に進む。
ステップS105において、搬送コントローラ51は、磁場検出部5から駆動信号を受信したか否かを判別する。ステップS105において、駆動信号を受信した場合にはステップS101に戻りこのフローチャートを繰り返す。磁場検出部5から駆動信号を受信しない場合には、ステップS104に戻り搬送ローラ34の停止を維持する。
このように、セパレータ14の搬送を一旦停止させることにより、磁場検出部5における正確な検出を可能としている。また、セパレータ14を10mmずつ間欠的に移動させることにより、セパレータ14の全体について磁性体異物の有無を正確に検出することができる。
次に、磁性体異物の有無に関する情報を取得する際のガウスメータ42の動作について説明する。図7は、ガウスメータの動作例を示したフローチャートである。ステップS201において、検出コントローラ61は、メータ移動部62を制御することにより、ガウスメータ42をセパレータ14の幅方向の一方向に移動させる。なお、ガウスメータ42の移動速度は、好ましくは3mm/sである。これにより、検出精度を向上させることができる。
ステップS202において、検出コントローラ61は、ガウスメータ42が磁場を検知したか否かを判定する。ステップS202において磁場が検知された場合には、ステップS203に進む。ここで、ガウスメータ42の検出結果は、常時、検出コントローラ61に出力されている。検出コントローラ61は、ガウスメータ42から出力される信号に基づき、磁場の強さが所定値以上である場合には、磁性体異物があるものと判別する。
ステップS203において、検出コントローラ61は、メータ移動部62を制御することによりガウスメータ42の移動を停止する。ステップS202において磁場が検知されなかった場合には、ステップS204に進む。
ステップS204において、検出コントローラ61は、ガウスメータ42が駆動端に達したか否かを判別する。ここで、メータ移動部62のモータがパルスモータである場合には、当該パルスモータの駆動パルス数をカウントすることにより、駆動端にガウスメータ42が達したか否かを判別することができる。
ステップS204において、ガウスメータ42が駆動端に達していない場合には、ステップS201に戻る。ステップS204において、ガウスモータ42が駆動端に達した場合には、ステップS205に進む。ステップS205において、検出コントローラ61は、セパレータ搬送部4に対して搬送ローラ34を回転させるための駆動信号を出力し、ステップS206に進む。
ステップS206において、検出コントローラ61は、メータ移動部62を制御することにより、ガウスメータ42の移動を停止し、ステップS207に進む。ステップS207において、検出コントローラ61は、メータ移動部62を駆動するための駆動信号をセパレータ搬送部4から受信したか否かを判定する。ステップS207において駆動信号を受信した場合には、ステップS208に進む。ステップS208において、検出コントローラ61は、メータ移動部62を制御することにより、ガウスメータ42をセパレータ14の幅方向の他方向に移動させる。
ステップS209において、検出コントローラ61は、ガウスメータ42が磁場を検知したか否かを判定する。ステップS209において磁場が検知された場合には、ステップS203に進む。ステップS209において磁場が検知されなかった場合には、ステップS210に進む。
ステップS210において、検出コントローラ61は、ガウスメータ42が駆動端に達したか否かを判定する。ガウスメータ42が駆動端に達した場合にはステップS211に進み、ガウスメータ42が駆動端に達していない場合にはステップS208に戻る。
ステップS211において、検出コントローラ61は、セパレータ搬送部4に対して搬送ローラ34を回転させるための駆動信号を出力し、ステップS212に進む。
ステップS212において、検出コントローラ61は、メータ移動部62を制御することにより、ガウスメータ42の移動を停止し、ステップS213に進む。ステップS213において、検出コントローラ61は、メータ移動部62を駆動するための駆動信号をセパレータ搬送部4から受信したか否かを判定する。ステップS213において駆動信号を受信した場合には、ステップS201に戻る。
上述の方法によれば、セパレータ14に磁性体異物が含まれているか否かを正確に判別することができる。磁性体異物が検出されたセパレータ14は廃棄され、磁性体異物が検出されなかったセパレータ14のみが電池ケース10に収容される捲回体の組み立て工程に搬送される。これにより、電池性能の高い二次電池を提供することができる。
(変形例1)
上述の実施形態では、着磁部41をネオジウム磁石により構成したが、本発明はこれに限られるものではなく、他の着磁部であってもよい。当該他の着磁部は、パルス磁場を発生させて着磁を行うコンデンサー式の着磁電源装置であってもよい。当該他の着磁部は、直流電源と電磁石とを組み合わせて直流磁場(静磁場)を発生させることにより着磁を行う着磁装置であってもよい。
(変形例2)
上述の実施形態では、検査を行う対象をセパレータ14としたが、本発明はこれに限られるものではなく、他の発電要素であってもよい。当該他の発電要素は、正極シート(シート体)12、負極シート(シート体)13であってもよい。ここで、負極シート13の製造工程において、負極シート13の表面及び裏面の両面に磁性体異物が付着する場合がある。したがって、着磁部41及び検出部42は、負極シート13を挟んだ両側に配置するのが好ましい。これにより、検出精度を高めることができる。正極シート12についても同様である。
上述したように、セパレータ14を検査対象とした場合、着磁部41及び検出部42は、セパレータ14の一方(上側)のみに配置される。したがって、正極シート12及び負極シート13を検査対象とする場合よりも検出装置30の構成を簡略化することができる。また、セパレータ14の場合、正極シート12及び負極シート13よりも目視による磁性体異物の発見が容易である。したがって、本実施形態による検査方法とともに目視による判断を行うことにより、さらに検出精度を高めることができる。
(変形例3)
上述の実施形態では、磁性体異物があると判別されたセパレータ14を廃棄したが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、セパレータ14に含まれる磁性体異物を取り除く清浄工程をさらに設け、磁性体異物が取り除かれたセパレータ14を捲回体として使用してもよい。正極シート12及び負極シート13についても、清浄工程を設けることができる。
(参考例)
本発明は、「発電要素を構成するシート体を含む二次電池の検査方法であって、前記シート体に含まれる磁性体異物を着磁させる着磁工程と、前記着磁工程で着磁された前記磁性体異物の磁場を検知することにより、前記磁性体異物の有無に関する情報を取得する検知工程と、を有することを特徴とする二次電池の検査方法」に応用することができる。すなわち、不具合が生じた二次電池を回収し、この不具合の解析を行う検査方法に応用することができる。磁性体異物の種類を特定することにより、混入経路が特定される。
1 単電池 10 電池ケース 11 発電要素 12 正極シート
13 負極シート 14 セパレータ 31 セパレータ供給ローラ
32 第1のテンションローラ 33 第2のテンションローラ
34 搬送ローラ 35 従道ローラ 41 着磁部
42 ガウスメータ

Claims (7)

  1. 発電要素を構成するシート体を含む二次電池の製造方法であって、
    前記シート体に含まれる磁性体異物を着磁させる着磁工程と、
    前記着磁工程で着磁された前記磁性体異物の磁場を検知することにより、前記磁性体異物の有無に関する情報を取得する検知工程と、を有することを特徴とする二次電池の製造方法。
  2. 前記シート体は、セパレータであることを特徴とする請求項1に記載の二次電池の製造方法。
  3. 前記着磁工程において、ネオジウム磁石を用いて前記磁性体異物を着磁させることを特徴とする請求項1又は2に記載の二次電池の製造方法。
  4. 前記ネオジウム磁石は、前記二次電池から引き出された前記シート体を搬送する搬送路に磁場を形成することにより前記磁性体異物を着磁することを特徴とする請求項3に記載の二次電池の製造方法。
  5. 前記ネオジウム磁石と前記搬送路に位置する前記シート体との間隔は、3mm以内であることを特徴とする請求項4に記載の二次電池の製造方法。
  6. 前記シート体は前記搬送路において搬送状態と停止状態とを交互に繰り返しながら間欠的に搬送され、
    前記検知工程では、前記シート体を前記停止状態に設定した状態で、前記シート体の幅方向にガウスメータを移動させることにより、前記磁性体異物の有無に関する情報を取得することを特徴とする請求項4又は5に記載の二次電池の製造方法。
  7. 前記検知工程において磁性体異物があると判別された前記シート体を廃棄し、磁性体異物がないと判別された前記シート体を用いて前記二次電池を製造することを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一つに記載の二次電池の製造方法。


JP2010289423A 2010-12-27 2010-12-27 二次電池の製造方法 Pending JP2012138245A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010289423A JP2012138245A (ja) 2010-12-27 2010-12-27 二次電池の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010289423A JP2012138245A (ja) 2010-12-27 2010-12-27 二次電池の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012138245A true JP2012138245A (ja) 2012-07-19

Family

ID=46675508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010289423A Pending JP2012138245A (ja) 2010-12-27 2010-12-27 二次電池の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012138245A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015065097A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 日本ゼオン株式会社 多孔膜用スラリーの製造方法及び多孔膜用スラリー
CN108121012A (zh) * 2016-11-30 2018-06-05 丰田自动车株式会社 板材构件检查方法和板材构件输送装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015065097A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 日本ゼオン株式会社 多孔膜用スラリーの製造方法及び多孔膜用スラリー
CN108121012A (zh) * 2016-11-30 2018-06-05 丰田自动车株式会社 板材构件检查方法和板材构件输送装置
JP2018091646A (ja) * 2016-11-30 2018-06-14 トヨタ自動車株式会社 シート状部材検査方法、および、シート状部材搬送装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5560290B2 (ja) 充電状態をモニタリングするための装置及び方法、バッテリ充電状態センサを含むlfpバッテリ
Chandrashekar et al. 7Li MRI of Li batteries reveals location of microstructural lithium
Harris et al. Mesopores inside electrode particles can change the Li-ion transport mechanism and diffusion-induced stress
EP2535730B1 (en) System and method for determining the state of health of electrochemical battery cells
US20130057288A1 (en) Magnetic measurement system and method for measuring magnetic field
US7928690B2 (en) Method and system for determining a state of charge of a battery
US9461485B2 (en) Battery magnetic state of charge sensor control algorithm
US9511670B2 (en) Magnetic sensor transformer for determining state of charge for iron phosphate lithium ion batteries
CN104577238B (zh) 具有参考电极的锂电池
Schlasza et al. Review on the aging mechanisms in Li-ion batteries for electric vehicles based on the FMEA method
CN107516750A (zh) 一种确定锂离子电池安全充电条件的方法及装置
KR20200005290A (ko) 파우치형 2차전지의 전극 손상 검사방법 및 파우치형 2차전지의 전극 손상 검사장치
DE102009042618B4 (de) System und Verfahren zum Bestimmen des Ladezustands einer Batterie unter Verwendung von Magnetostriktion, um eine magnetische Reaktion von Batteriematerial zu detektieren
CN110180797A (zh) 用于计算机断层扫描检测的锂电池规整程度分级评价方法
US20130093428A1 (en) Methods and apparatus for battery testing
CN106291370B (zh) 一种串并联电池组中并联单体失效快速检测方法及装置
JP2012138245A (ja) 二次電池の製造方法
JP5372478B2 (ja) リチウム二次電池の製造方法
Wang et al. In Situ Detection of Lithium‐Ion Battery Pack Capacity Inconsistency Using Magnetic Field Scanning Imaging
JP6551372B2 (ja) シート状部材検査方法、および、シート状部材搬送装置
US20100315078A1 (en) Method for evaluating electrode material, method for producing electrode, and apparatus for producing electrode
JP2014017056A (ja) リチウムイオン二次電池の検査方法
Senju et al. A new position detecting method for wireless EV chargers
CN111948558B (zh) 电池的检查方法、电池的检查装置以及电池
US20220320608A1 (en) Magnetic field-assisted fast charging of lithium-ion batteries