JP2012137854A - バリアブルデータ印刷のためのデータ生成システム、データ生成方法およびデータ生成プログラム - Google Patents

バリアブルデータ印刷のためのデータ生成システム、データ生成方法およびデータ生成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】再利用オブジェクトの総容量がキャッシュメモリの容量を超えることによるスワップの発生を防止することで、パフォーマンスの低下を抑制し得るバリアブルデータ印刷のためのデータ生成システム、データ生成方法およびデータ生成プログラムを、提供する。
【解決手段】可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるバリアブルデータ印刷データに含まれる再利用オブジェクトの総容量が、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを合成する際に再利用オブジェクトをキャッシュするメモリの容量を超えないように(ステップS19〜S22)、バリアブルデータ印刷データを生成する(ステップS25)。
【選択図】図8B

Description

本発明は、バリアブルデータ印刷のためのデータ生成システム、データ生成方法およびデータ生成プログラムに関する。
宛名人ごとに印刷内容が一部変化する印刷物、例えば、ダイレクトメールやクレジットカード明細書の作成には、バリアブルデータ印刷(VDP:Variable Data Printing)が広く採用されている。VDPデータに含まれる再利用オブジェクトは、RIP処理(ラスタライズ処理:Raster Image Processing)後、可変オブジェクトと合成する際、キャッシュメモリ上に保持され、再利用されることで、RIP処理の繰り返しを避けて、システム負荷を軽減している。しかし、再利用オブジェクトの容量がキャッシュメモリの容量より大きい場合、スワップが発生し、パフォーマンスが大幅に低下する。
そのため、キャッシュメモリ上に保持されている再利用オブジェクトの消去タイミングを制御することで、スワップの発生を防止している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2008−269262号公報
しかし、再利用オブジェクトの消去タイミングは、ブックレット印刷などにおける論理ページの構成が変わる際であり、再利用オブジェクトが満遍なく配置されているようなジョブでは、その効果が乏しく、スワップの発生を防止することが困難である問題を有する。
本発明は、上記従来技術に伴う課題を解決するためになされたものであり、再利用オブジェクトの総容量がキャッシュメモリの容量を超えることによるスワップの発生を防止することで、パフォーマンスの低下を抑制し得るバリアブルデータ印刷のためのデータ生成システム、データ生成方法およびデータ生成プログラムを、提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるバリアブルデータ印刷データに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成する際に前記再利用オブジェクトをキャッシュするメモリの容量を超えないように、前記バリアブルデータ印刷データを生成するデータ生成部を、有することを特徴とするデータ生成システム。
(2)前記データ生成部は、前記再利用オブジェクトの総容量が前記メモリの容量を超えないように、前記バリアブルデータ印刷データを分割するデータ分割部を有することを特徴とする上記(1)に記載のデータ生成システム。
(3)前記バリアブルデータ印刷データは、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるレコードからなり、
前記データ生成部は、前記バリアブルデータ印刷データを解析し、前記レコードに含まれる再利用オブジェクトを検出するデータ解析部を有し、
前記再利用オブジェクトの総容量は、前記データ解析部の検出結果に基づいて算出されることを特徴とする上記(1)又は上記(2)に記載のデータ生成システム。
(4)分割された前記バリアブルデータ印刷データに含まれる前記レコードは、前記レコードに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が前記メモリの容量に収まるように組み合わされてなることを特徴とする上記(3)に記載のデータ生成システム。
(5)前記データ生成システムは、
前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成するデータ合成部と、前記再利用オブジェクトをキャッシュする前記メモリと、を有する画像処理装置に通信可能に接続されており、
前記画像処理装置から前記メモリの容量を取得するためのメモリ容量取得部を、さらに有することを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれか1項に記載のデータ生成システム。
(6)可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるバリアブルデータ印刷データに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成する際に前記再利用オブジェクトをキャッシュするメモリの容量を、超えることが判断される場合に、前記メモリの容量を超えることを通知する警告メッセージを表示する表示部を、有することを特徴とするデータ生成システム。
(7)前記バリアブルデータ印刷データは、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるレコードからなり、
前記バリアブルデータ印刷データを解析し、前記レコードに含まれる再利用オブジェクトを検出するデータ解析部を有し、
前記再利用オブジェクトの総容量は、前記データ解析部の検出結果に基づいて算出されることを特徴とする上記(6)に記載のデータ生成システム。
(8)前記データ生成システムは、
前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成するデータ合成部と、前記再利用オブジェクトをキャッシュする前記メモリと、を有する画像処理装置に通信可能に接続されており、
前記画像処理装置から前記メモリの容量を取得するためのメモリ容量取得部を、さらに有することを特徴とする上記(6)又は上記(7)に記載のデータ生成システム。
(9)バリアブルデータ印刷のためのデータ生成システムに適用されるデータ生成方法であって、
可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるバリアブルデータ印刷データに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成する際に前記再利用オブジェクトをキャッシュするメモリの容量を超えないように、前記バリアブルデータ印刷データを生成するデータ生成ステップを、有することを特徴とするデータ生成方法。
(10)前記データ生成ステップは、前記再利用オブジェクトの総容量が前記メモリの容量を超えないように、前記バリアブルデータ印刷データを分割するデータ分割ステップを有することを特徴とする上記(9)に記載のデータ生成方法。
(11)前記バリアブルデータ印刷データは、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるレコードからなり、
前記データ生成ステップは、前記バリアブルデータ印刷データを解析し、前記レコードに含まれる再利用オブジェクトを検出するデータ解析ステップを有し、
前記再利用オブジェクトの総容量は、前記データ解析ステップの検出結果に基づいて算出されることを特徴とする上記(9)又は上記(10)に記載のデータ生成方法。
(12)分割された前記バリアブルデータ印刷データに含まれる前記レコードは、前記レコードに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が前記メモリの容量に収まるように組み合わされてなることを特徴とする上記(11)に記載のデータ生成方法。
(13)前記データ生成システムは、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成するデータ合成部と、前記再利用オブジェクトをキャッシュする前記メモリと、を有する画像処理装置に通信可能に接続されており、
前記データ生成方法は、前記画像処理装置から前記メモリの容量を取得するためのメモリ容量取得ステップを、さらに有することを特徴とする上記(9)〜(12)のいずれか1項に記載のデータ生成方法。
(14)バリアブルデータ印刷のためのデータ生成システムに適用されるデータ生成方法であって、
可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるバリアブルデータ印刷データに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成する際に前記再利用オブジェクトをキャッシュするメモリの容量を、超えることが判断される場合に、前記メモリの容量を超えることを通知する警告メッセージを、前記データ生成システムの表示部に表示する表示ステップを、有することを特徴とするデータ生成方法。
(15)前記バリアブルデータ印刷データは、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるレコードからなり、
前記バリアブルデータ印刷データを解析し、前記レコードに含まれる再利用オブジェクトを検出するデータ解析ステップを有し、
前記再利用オブジェクトの総容量は、前記データ解析ステップの検出結果に基づいて算出されることを特徴とする上記(14)に記載のデータ生成方法。
(16)前記データ生成システムは、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成するデータ合成部と、前記再利用オブジェクトをキャッシュする前記メモリと、を有する画像処理装置に通信可能に接続されており、
前記データ生成方法は、前記画像処理装置から前記メモリの容量を取得するためのメモリ容量取得ステップを、さらに有することを特徴とする上記(14)又は上記(15)に記載のデータ生成方法。
(17)バリアブルデータ印刷のためのデータ生成システムを制御するプログラムであって、
可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるバリアブルデータ印刷データに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成する際に前記再利用オブジェクトをキャッシュするメモリの容量を超えないように、前記バリアブルデータ印刷データを生成するデータ生成手順を有する処理を、前記データ生成システムに実行させることを特徴とするプログラム。
(18)前記データ生成手順は、前記再利用オブジェクトの総容量が前記メモリの容量を超えないように、前記バリアブルデータ印刷データを分割するデータ分割手順を有することを特徴とする上記(17)に記載のデータ生成プログラム。
(19)前記バリアブルデータ印刷データは、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるレコードからなり、
前記データ生成手順は、前記バリアブルデータ印刷データを解析し、前記レコードに含まれる再利用オブジェクトを検出するデータ解析手順を有し、
前記再利用オブジェクトの総容量は、前記データ解析手順の検出結果に基づいて算出されることを特徴とする上記(17)又は上記(18)に記載のデータ生成プログラム。
(20)分割された前記バリアブルデータ印刷データに含まれる前記レコードは、前記レコードに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が前記メモリの容量に収まるように組み合わされてなることを特徴とする上記(19)に記載のデータ生成プログラム。
(21)前記データ生成システムは、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成するデータ合成部と、前記再利用オブジェクトをキャッシュする前記メモリと、を有する画像処理装置に通信可能に接続されており、
前記処理は、前記画像処理装置から前記メモリの容量を取得するためのメモリ容量取得手順を、さらに有することを特徴とする上記(17)〜(20)のいずれか1項に記載のデータ生成プログラム。
(22)バリアブルデータ印刷のためのデータ生成システムを制御するプログラムであって、
可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるバリアブルデータ印刷データに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成する際に前記再利用オブジェクトをキャッシュするメモリの容量を、超えることが判断される場合に、前記メモリの容量を超えることを通知する警告メッセージを、前記データ生成システムの表示部に表示する表示手順を有する処理を、前記データ生成システムに実行させることを特徴とするプログラム。
(23)前記バリアブルデータ印刷データは、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるレコードからなり、
前記処理は、前記バリアブルデータ印刷データを解析し、前記レコードに含まれる再利用オブジェクトを検出するデータ解析手順をさらに有し、
前記再利用オブジェクトの総容量は、前記データ解析手順の検出結果に基づいて算出されることを特徴とする上記(22)に記載のデータ生成プログラム。
(24)前記データ生成システムは、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成するデータ合成部と、前記再利用オブジェクトをキャッシュする前記メモリと、を有する画像処理装置に通信可能に接続されており、
前記処理は、前記画像処理装置から前記メモリの容量を取得するためのメモリ容量取得手順を、さらに有することを特徴とする上記(22)又は上記(23)に記載のデータ生成プログラム。
本発明の一様相によれば、バリアブルデータ印刷データに含まれる再利用オブジェクトの総容量は、再利用オブジェクトをキャッシュするメモリの容量を超えないため、再利用オブジェクトが満遍なく配置されている場合であっても、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを合成する際のスワップの発生が防止され、パフォーマンスの低下を抑制することが可能である。また、本発明の別の一様相によれば、表示部に警告メッセージが表示されることにより、データ生成システムのオペレータに、バリアブルデータ印刷データのレイアウトの変更が促がされるため、再利用オブジェクトの総容量がメモリの容量をオーバーしないように、バリアブルデータ印刷データが生成されることとなる。つまり、再利用オブジェクトの総容量がキャッシュメモリの容量を超えることによるスワップの発生を防止することで、パフォーマンスの低下を抑制し得るバリアブルデータ印刷のためのデータ生成システム、データ生成方法およびデータ生成プログラムを提供することができる。
実施形態1に係るデータ生成システムを説明するためのブロック図である。 図1に示されるクライアント端末を説明するためのブロック図である。 VDPデータのレコード構成を説明するための図表である。

クライアント端末にインストールされているVDPデータ生成プログラムを説明するためのブロック図である。 VDPデータから分割されるデータ1を説明するための図表である。 VDPデータから分割されるデータ2を説明するための図表である。 図1に示されるプリンタコントローラを説明するためのブロック図である。 実施形態1に係るデータ生成方法におけるデータ分割を説明するためのフローチャートである。 図8Aの後続ステップを説明するためのフローチャートである。 実施形態1に係るデータ生成方法におけるデータ合成を説明するためのフローチャートである。 図9Aの後続ステップを説明するためのフローチャートである。 実施形態1の変形例を説明するためのフローチャートである。 実施形態2に係るデータ生成システムを説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施形態1に係るデータ生成システムを説明するためのブロック図である。
データ生成システム100は、バリアブルデータ印刷(VDP)を実行するために使用され、クライアント端末200と、画像処理装置300と、これらを通信可能に接続するネットワーク400と、を有する。
クライアント端末200は、コンピュータ装置からなり、VDPデータを含んでいる印刷ジョブを作成し、画像処理装置300に送信するために使用される。
VDPデータのフォーマットは、例えば、PPML(Personalized Print Markup Language)である。PPMLは、XML(Extensive Markup Language)をベースとしたフォーマットであり、個々のオブジェクトを複数レコードで共通のオブジェクト(再利用オブジェクト)とレコードごとに変動するオブジェクト(可変オブジェクト)とに分類して記述しており、メモリにキャッシュしておいた再利用オブジェクトを印刷ページ単位で可変オブジェクトと合成することが可能である。
画像処理装置300は、プリンタコントローラ320およびプリントエンジン340を有する。プリンタコントローラ320は、クライアント端末200からの印刷ジョブに含まれるVDPデータの再利用オブジェクトと可変オブジェクトとを合成してラスターデータに変換し、プリントエンジン340に転送するために使用される。プリントエンジン340は、コピー機能、プリンタ機能およびスキャン機能を有するMFP(Multi−Function Peripheral)からなり、プリンタコントローラ320からのラスターデータを印刷するために使用される。
ネットワーク400は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、およびFDDI(Fiber−Distributed Data Interface)等の規格によりコンピュータやネットワーク機器同士を接続する構内情報通信網(LAN:Local Area Network)、LAN同士を専用線で接続した広域情報通信網(WAN:Wide Area Network)、インターネット、これらの組み合わせ等の各種のネットワークからなる。ネットワークプロトコルは、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)である。ネットワーク400に接続される機器の種類および台数は、図1に示される構成に限定されない。
次に、クライアント端末を詳述する。
図2は、図1に示されるクライアント端末を説明するためのブロック図である。
クライアント端末200は、CPU202、メモリ204、ハードディスク(HDD)206、操作部208、表示部210および通信インターフェース212を有し、これらは、バス214を経由して相互に接続されている。
CPU202は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマイクロプロセッサ等から構成される制御回路であり、クライアント端末200の各機能は、それに対応するプログラムをCPU202が実行することにより発揮される。メモリ204は、作業領域として一時的にプログラムおよびデータを記憶する高速のランダムアクセス記憶装置である。
ハードディスク(HDD)206は、OS(オペレーティングシステム)、アプリケーションソフトウェア、プリンタドライバを含む各種プログラムや各種データを保存する大容量のランダムアクセス記憶装置である。HDD206に保存されているプログラムは、CPU202により必要に応じて読み出され、メモリ204上で実行される。
アプリケーションンソフトウェアは、例えば、VDPデータのレイアウトに関する指示を取得するとともに当該指示に従って各種フォーマットのVDPデータを生成するために使用されるVDPソフトウェアである。
プリンタドライバは、例えば、Adobe社のInDesign(登録商標)等のページレイアウトソフトウェアのプラグインとして動作するXMPie社のuDirect(登録商標)や、ページレイアウト機能を備えたスタンドアローンとして動作するBitstream社のPageFlex(登録商標)であり、PPML形式のVDP用印刷ジョブを生成するために使用される。
操作部208は、キーボードとマウス等のポインティングデバイスとを有する入力装置であり、例えば、VDPデータのレイアウトや、プリンタコントローラ320のキャッシュメモリ容量(後述)を入力するために使用される。表示部210は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイあるいはLCD(Liquid Crystal Display)であり、GUI(Graphical User Interface)画面を利用し、各種情報を表示するために使用される。
GUI画面は、レイアウトを作成するための画面、VDPデータの作成を開始するためのデータ生成ボタンが配置される画面、VDPデータの分割出力の有無を設定するための画面、キャッシュメモリ容量を入力するための画面、各種警告メッセージのための画面等を含んでいる。
通信インターフェース212は、ネットワーク400を経由した通信機能をクライアント端末200に追加する拡張装置(LANボード)であり、ネットワーク400を経由して画像処理装置300に接続し、VDPデータの送信やキャッシュメモリ容量の受信を実行するために使用される。
図3は、VDPデータのレコード構成を説明するための図表である。
本実施の形態に係るVDPデータは、データの前半にまとめて再利用オブジェクトが定義されており、「コード」、「氏名」、「住所」、「背景」および「商品」からなるフィールドを有するレコード群から構成される。「コード」、「氏名」および「住所」は、レコードごとに異なる情報であり、可変オブジェクトとなる。「背景」および「商品」は、複数のレコードで使用されるため、再利用オブジェクトとなる。
「背景」は、「bg1.jpg」、「bg2.jpg」および「bg3.jpg」からなり、各200MBである。「商品」は、「pd1.jpg」、「pd2.jpg」、「pd3.jpg」、「pd4.jpg」、「pd5.jpg」および「pd6.jpg」からなり、各20MBである。これを単一のVDPデータとして生成する場合、再利用オブジェクトの容量が720MBとなる。したがって、例えば、キャッシュメモリ容量が500MBである場合、スワップが発生し、パフォーマンスが低下することとなる。
次に、VDPデータ生成プログラムを説明する。
図4は、クライアント端末にインストールされているVDPデータ生成プログラムを説明するためのブロック図、図5は、VDPデータから分割されるデータ1を説明するための図表、図6は、VDPデータから分割されるデータ2を説明するための図表である。
VDPデータ生成プログラムは、プリンタコントローラ320においてスワップが発生しないように、VDPデータを分割するために使用され、メモリ容量取得モジュール、データ解析モジュール、データ保存モジュールおよびデータ分割モジュールを含んでいる。
メモリ容量取得モジュールは、プリンタコントローラ320のキャッシュメモリ容量を取得するために使用されるメモリ容量取得部である。データ解析モジュールは、VDPデータを解析し、VDPデータを構成するレコードに含まれる再利用オブジェクトを検出し、再利用オブジェクトの総容量が、メモリ容量取得モジュールによって取得されたキャッシュメモリ容量を、オーバーしているか否かを判断するために使用されるデータ解析部である。データ保存モジュールは、作成したVDPデータのレイアウトデータや、分割されたVDPデータを、画像処理装置300に送信するまでの間、HDD206に保存するために使用されるデータ保存部である。
データ分割モジュールは、データ解析モジュールの解析結果に基づいて算出される再利用オブジェクトの総容量が、メモリ容量取得モジュールによって取得されたキャッシュメモリ容量を、オーバーする場合、VDPデータを分割し、プリンタコントローラ320に送信される印刷ジョブのVDPデータに含まれる再利用オブジェクトが、キャッシュメモリ容量をオーバーしないように構成するためのデータ分割部である。
例えば、図3に示されるVDPデータは、データ分割モジュールによって、図5および図6に示されるデータ1およびデータ2に分割される。なお、データ1およびデータ2に含まれるレコードは、当該レコードに含まれる再利用オブジェクトの総容量がキャッシュメモリ容量に収まるように組み合わされており、レコード(ページ)順が変更されている。
次に、プリンタコントローラを詳述する。
図7は、図1に示されるプリンタコントローラを説明するためのブロック図である。
プリンタコントローラ320は、CPU322、メモリ324、ハードディスク(HDD)326、操作部328、表示部330、データ処理部332および通信インターフェース332を有し、これらは、バス334を経由して相互に接続されている。
CPU322は、プログラムにしたがって上記各部の制御や各種の演算処理を実行するマイクロプロセッサ等から構成される制御回路であり、プリンタコントローラ320の各機能は、それに対応するプログラムをCPU322が実行することにより発揮される。
メモリ324は、再利用オブジェクトのキャッシュ用の高速のランダムアクセス記憶装置(キャッシュメモリ)である。再利用オブジェクトは、RIP処理後、可変オブジェクトと合成する際、メモリ324上に保持され、再利用されることで、RIP処理の繰り返しを避けて、システム負荷を軽減している。
HDD326は、プリンタドライバやオペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する大容量のランダムアクセス記憶装置である。HDD206に保存されているプログラムは、CPU202により必要に応じて読み出され、メモリ204上で実行される。HDD326に格納されるデータは、例えば、可変オブジェクトであり、RIP処理後に配置される。
HDD326に格納されるプログラムには、VDPデータ合成プログラムおよびデータ送信プログラムが含まれる。VDPデータ合成プログラムは、クライアント端末200からの印刷ジョブに含まれる再利用オブジェクトおよび可変オブジェクトをRIP処理後、合成し、プリントエンジン340で処理可能なラスターデータを生成するために使用されるデータ合成部である。データ送信プログラムは、クライアント端末200からの要求に応じて、メモリ324の容量(キャッシュメモリ容量)をクライアント端末200に送信するために使用される。
操作部328は、例えば、タッチパネルおよびキーボードを有する。タッチパネルは、各種の指示(入力)をユーザが行うために使用される入力手段と、機器構成、印刷ジョブの進行状況、エラーの発生状況、現在変更可能な設定などを、ユーザに提示するために使用される出力手段と、を兼ねている。キーボードは、文字入力、各種設定、スタート指示等の各種指示をユーザが行うために使用される第2の入力手段であり、例えば、コピー枚数等を設定するテンキー、動作の開始を指示するスタートキー、動作の停止を指示するストップキー等からなる複数のキーを有している。
通信インターフェース332は、ネットワーク400を経由した通信機能をプリンタコントローラ320に追加する拡張装置であり、ネットワーク400を経由してクライアント端末200に接続し、VDPデータの受信やメモリ324の容量の送信を実行するために使用される。
なお、プリンタコントローラ320とプリントエンジン340との間は、専用のインターフェース(VIF:ビデオインターフェース)によって接続されており、RIP処理が完了したラスターデータ(ページデータ)が、順次、プリントエンジン340へ転送される。また、RS−232(Recommended Standard 232)C、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers))1394、USB(Universal Serial Bus)等のシリアルインターフェース、IEEE1284等のパラレルインターフェース、独自規格によるインターフェースを、VIFの代わりに適宜適用することも可能である。
プリントエンジン340における印刷方式は、特に限定されず、電子写真式プロセス等の作像プロセスを用いる方式、インパクト方式、熱転写方式、インクジェット方式を適宜適用することが可能である。
次に、実施形態1に係るデータ生成方法を説明する。
実施形態1に係るデータ生成方法においては、概して、クライアント端末200において実行されるVDPデータの分割と、プリンタコントローラ320において実行されるVDPデータの合成と、を含んでいる。
VDPデータの分割においては、VDPデータに含まれる再利用オブジェクトの総容量が、プリンタコントローラ320のキャッシュメモリ容量を、オーバーする場合、VDPデータが分割され、プリンタコントローラ320に送信される印刷ジョブのVDPデータに含まれる再利用オブジェクトが、キャッシュメモリ容量をオーバーしないように構成される。
VDPデータの合成においては、クライアント端末200からの印刷ジョブに含まれる再利用オブジェクトおよび可変オブジェクトをRIP処理後、合成し、プリントエンジン340で処理可能なラスターデータを生成するために使用される。この際、プリンタコントローラ320に送信される印刷ジョブのVDPデータに含まれる再利用オブジェクトは、キャッシュメモリ容量をオーバーしないため、スワップの発生が防止され、パフォーマンスの低下が抑制される。
次に、クライアント端末におけるデータ分割を詳述する。
図8Aおよび図8Bは、実施形態1に係るデータ生成方法におけるデータ分割を説明するためのフローチャートである。なお、図8Aおよび図8Bに示されるフローチャートにより示されるアルゴリズムは、HDD206にVDPデータ生成プログラムとして記憶されており、CPU202によって実行される。
まず、VDPデータ生成プログラムが起動され(ステップS11)、VDPデータ(図4)のレイアウトが入力される(ステップS12)。VDPデータのレイアウト入力は、クライアント端末200のオペレータが、操作部208を利用し、表示部210によって確認しながら実行される。
そして、データ生成ボタンが押下されたか否かが判断される(ステップS13)。例えば、データ生成ボタンは、表示部210のGUI画面に示され、データ生成ボタンの押下は、操作部208のポインティングデバイスによってデータ生成ボタンをクリックすることにより実行される。
データ生成ボタンが押下されていないと判断される場合(ステップS13:No)、プロセスは、ステップS12にリターンし、VDPデータのレイアウト入力が完了するまで、ステップS12およびステップS13が繰返される。
データ生成ボタンが押下されたと判断される場合(ステップS13:Yes)、VDPデータの分割出力が設定されているか否かが判断される(ステップS14)。
VDPデータの分割出力が設定されていないと判断される場合(ステップS14:No)、作成されたレイアウトに従って、単一のVDPデータが作成され(ステップS28)、画像処理装置300(プリンタコントローラ320)に送信される(ステップS29)。分割出力を設定しないことが選択される状況として、レコード(ページ)順が変更されることが好ましくない等の場合が想定される。
VDPデータの分割出力が設定されていると判断される場合(ステップS14:No)、プリンタコントローラ320のキャッシュメモリ容量が設定されているか否かが判断される(ステップS15)。
キャッシュメモリ容量が設定されていると判断される場合(ステップS15:Yes)、プロセスは、ステップS16に進む。キャッシュメモリ容量が設定されていないと判断される場合(ステップS15:No)、プリンタコントローラ320との通信を確立し、プリンタコントローラ320からキャッシュメモリ容量を取得すると、その値を設定し(ステップS17)、プロセスは、ステップS16に進む。ステップS16においては、VDPデータの最初のレコードに含まれる再利用オブジェクトが検出される。
次に、検出された再利用オブジェクトの総容量が算出され(ステップS18)、キャッシュメモリ容量をオーバーしている否かが判断される(ステップS19)。
検出された再利用オブジェクトの総容量がキャッシュメモリ容量をオーバーしていると判断される場合(ステップS19:Yes)、VDPデータを分割してもスワップの発生を防止することができないため、単一のVDPデータが作成され(ステップS28)、画像処理装置300(プリンタコントローラ320)に送信される(ステップS29)。
検出された再利用オブジェクトの総容量がキャッシュメモリ容量をオーバーしていないと判断される場合(ステップS19:No)、検出された再利用オブジェクトの総容量とデータ1に含まれる再利用オブジェクトの総容量との合計が、キャッシュメモリ容量をオーバーしている否かが判断される(ステップS20)。
検出された再利用オブジェクトの総容量とデータ1に含まれる再利用オブジェクトの総容量との合計が、キャッシュメモリ容量をオーバーしていないと判断される場合(ステップS20:No)、データ1(図5参照)に含めるように判定され(ステップS21)、一方、キャッシュメモリ容量をオーバーすると判断される場合(ステップS20:Yes)、データ2(図6参照)に含めるように判定される(ステップS22)。
次に、全レコードの判定が完了したか否かが判断される(ステップS23)。
未判定のレコードが残っていると判断される場合(ステップS23:No)、次のレコードに含まれる再利用オブジェクトが検出され(ステップS24)、プロセスは、ステップS28にリターンし、全レコードの判定が完了するまで、ステップS18〜S24が繰返される。
全レコードの判定が完了したと判断される場合(ステップS23:Yes)、判定結果に従い、2分割されたVDPデータ(データ1および2)が作成され(ステップS25)、画像処理装置300(プリンタコントローラ320)に、順次送信される(ステップS26およびS27)。
例えば、キャッシュメモリ容量が500MBである場合、図3のVDPデータにおいて、コード「0001」のレコードの再利用オブジェクトは、「背景」である「bg1.jpg」と「商品」である「pd1.jpg」とを含んでおり、再利用オブジェクトの総容量は、220MBであるため、コード「0001」のレコードは、データ1に含めるように判定される。コード「0002」のレコードの再利用オブジェクトは、「背景」である「bg1.jpg」と「商品」である「pd2.jpg」とを含んでおり、データ1に関して新たに追加される再利用オブジェクト「pd2.jpg」の容量は、20MBであり、データ1に含まれる再利用オブジェクトの総容量は、240MBとなるため、コード「0001」のレコードは、データ1に含めるように判定される。
コード「0003」のレコードの再利用オブジェクトは、「背景」である「bg2.jpg」と「商品」である「pd3.jpg」とを含んでおり、データ1に関して新たに追加される再利用オブジェクト「bg2.jpg」および「pd3.jpg」の容量は、200MBおよび20MBであり、データ1に含まれる再利用オブジェクトの総容量は、460MBとなるため、コード「0003」のレコードは、データ1に含めるように判定される。コード「0004」のレコードの再利用オブジェクトは、「背景」である「bg2.jpg」と「商品」である「pd4.jpg」とを含んでおり、データ1に関して新たに追加される再利用オブジェクト「pd4.jpg」の容量は、20MBであり、データ1に含まれる再利用オブジェクトの総容量は、480MBとなるため、コード「0004」のレコードは、データ1に含めるように判定される。
コード「0005」のレコードの再利用オブジェクトは、「背景」である「bg3.jpg」と「商品」である「pd5.jpg」とを含んでおり、データ1に関して新たに追加される再利用オブジェクト「bg3.jpg」および「pd5.jpg」の容量は、200MBおよび20MBであり、データ1に含まれる再利用オブジェクトの総容量は、700MBとなり、キャッシュメモリ容量500MBをオーバーするため、コード「0005」のレコードは、データ2に含めるように判定される。コード「0006」のレコードの再利用オブジェクトは、「背景」である「bg3.jpg」と「商品」である「pd6.jpg」とを含んでおり、データ1に関して新たに追加される再利用オブジェクト「bg3.jpg」および「pd6.jpg」の容量は、200MBおよび20MBとなり、データ1に含まれる再利用オブジェクトの総容量は、700MBとなり、キャッシュメモリ容量500MBをオーバーするため、コード「0006」のレコードは、データ2に含めるように判定される。
コード「0007」〜「0010」のレコードの再利用オブジェクトは、既出であり、データ1に関して新たに追加される再利用オブジェクトが存在せず、データ1に含まれる再利用オブジェクトの総容量は、480MBで変化がないため、コード「0007」〜「0010」のレコードは、データ1に含めるように判定される。
コード「0011」のレコードの再利用オブジェクトは、「背景」である「bg3.jpg」と「商品」である「pd5.jpg」とを含んでおり、データ1に関して新たに追加される再利用オブジェクト「bg3.jpg」および「pd5.jpg」の容量は、200MBおよび20MBとなり、データ1に含まれる再利用オブジェクトの総容量は、700MBとなり、キャッシュメモリ容量500MBをオーバーするため、コード「0011」のレコードは、データ2に含めるように判定される。コード「0012」のレコードの再利用オブジェクトは、「背景」である「bg3.jpg」と「商品」である「pd6.jpg」とを含んでおり、データ1に関して新たに追加される再利用オブジェクト「bg3.jpg」および「pd6.jpg」の容量は、200MBおよび20MBとなり、データ1に含まれる再利用オブジェクトの総容量は、700MBとなり、キャッシュメモリ容量500MBをオーバーするため、コード「0012」のレコードは、データ2に含めるように判定される。
これにより、データ1は、コード「0001」〜「0004」およびコード「0007」〜「0010」のレコードの再利用オブジェクトを含むこととなり、再利用オブジェクトの総容量は、キャッシュメモリ容量500MBを下回る480MBとなる(図5参照)。また、データ2は、コード「0005」、「0006」、コード「0011」および「0012」のレコードの再利用オブジェクトを含むこととなり、再利用オブジェクトの総容量は、キャッシュメモリ容量500MBを下回る240MBとなる(図6参照)。
なお、ステップS17におけるキャッシュメモリ容量の取得は、プリンタコントローラ320に対して要求する形態に限定されず、オペレータに対して入力を促す画面を表示させ、オペレータの入力があるまでプロセスを待機させる形態を適用することも可能である。
次に、プリンタコントローラにおけるデータ合成を詳述する。
図9Aおよび図9Bは、実施形態1に係るデータ生成方法におけるデータ合成を説明するためのフローチャートである。なお、図9に示されるフローチャートにより示されるアルゴリズムは、HDD326にVDPデータ合成プログラムとして記憶されており、CPU322によって実行される。
まず、クライアント端末200からのVDPデータ(印刷ジョブ)を受信すると(ステップS41)、VDPデータに含まれる再利用オブジェクトが検出されたか否かが判断される(ステップS42)。再利用オブジェクトが検出されないと判断される場合(ステップS43:No)、プロセスはステップS48に進む。
VDPデータに再利用オブジェクトが含まれていると判断される場合(ステップS43:Yes)、全ての再利用オブジェクトがメモリ324にキャッシュ可能であるか否かが判断される(ステップS43)。
全ての再利用オブジェクトがメモリ324にキャッシュ可能であると判断される場合(ステップS43:Yes)、再利用オブジェクトは、RIP処理(ステップS44)後、メモリ324にキャッシュされ(ステップS45)、プロセスは、ステップS48に進む。つまり、つまり、再利用オブジェクトの総容量がキャッシュメモリ容量(メモリ324の容量)をオーバーしていない場合、全ての再利用オブジェクトがメモリ324にキャッシュされるため、HDD326へのスワップは発生しない。
メモリ324にキャッシュできない再利用オブジェクトが存在すると判断される場合(ステップS43:No)、再利用オブジェクトは、RIP処理(ステップS46)後、HDD326にキャッシュされ(ステップS47)、プロセスは、ステップS48に進む。つまり、再利用オブジェクトの総容量がキャッシュメモリ容量(メモリ324の容量)をオーバーしている場合、HDD326へのスワップが発生し、HDD326は、メモリ324に比較し、データの読取り書込みの速度が遅いため、パフォーマンスが大幅に低下する。
ステップS48においては、VDPデータに含まれる可変オブジェクトが検出されたか否かが判断される(ステップS48)。本実施の形態に係るVDPデータは、データの前半にまとめて再利用オブジェクトが定義されているため、可変オブジェクトが検出されないと判断される場合(ステップS48:No)、未処理の再利用オブジェクトが存在するため、プロセスはステップS42に進み、全ての再利用オブジェクトのRIP処理およびキャッシュが完了するまで、ステップS42〜S48が繰返される。
本実施の形態のおいては、クライアント端末200からプリンタコントローラ320に送信されるVDPデータに含まれる再利用オブジェクトは、キャッシュメモリ容量をオーバーしないように作成されているため、HDD326にキャッシュされることはなく、スワップの発生が防止される。
可変オブジェクトが検出されたと判断される場合(ステップS48:Yes)、可変オブジェクトは、RIP処理(ステップS49)後、再利用オブジェクトとの合成の有無が判断される(ステップS50)。合成がないと判断される場合(ステップS50:No)、プロセスは、ステップS54に進む。
合成があると判断される場合(ステップS50:Yes)、再利用オブジェクトがメモリ324上に配置されているか否かが判断される(ステップS51)。再利用オブジェクトがメモリ324上に配置されていると判断される場合(ステップS51:Yes)、メモリ324から再利用オブジェクトが読み出され、可変オブジェクトとの合成処理が実行される(ステップS52)。一方、再利用オブジェクトがメモリ324上に配置されていないと判断される場合(ステップS51:Yes)、HDD326から再利用オブジェクトが読み出され、可変オブジェクトとの合成処理が実行される(ステップS53)。この際、HDD326からの読み出しは、メモリ324からの読み出しに比較し、データアクセスに多くの時間を要するため、パフォーマンスが大幅に低下する。
再利用オブジェクトと可変オブジェクトとの合成データは、プリントエンジン340に出力される(ステップS54)。そして、未出力のレコードが存在するか否かが判断される(ステップS55)。
未出力のレコードが存在すると判断される場合(ステップS55:Yes)、プロセスは、ステップS42に進み、再利用オブジェクトと可変オブジェクトとの合成の全てが完了するまで、ステップS42〜S55が繰返される。未出力のレコードが存在しないと判断される場合(ステップS55:No)、メモリ324又はHDD326にキャッシュされている再利用オブジェクト(キャッシュデータ)が削除される。
次に、実施形態1の変形例を説明する。
図10は、実施形態1の変形例を説明するためのフローチャートである。なお、図10に示されるフローチャートにより示されるアルゴリズムは、HDD206にVDPデータ生成プログラムとして記憶されており、CPU202によって実行される。
VDPデータは、2分割する形態に限定されず、例えば、図8BのステップS22およびステップS25〜S27を修正することによって、3分割を適用することが可能である。
即ち、ステップS11〜S19(図8Aおよび図8B参照)の後において、検出された再利用オブジェクトの総容量とデータ1に含まれる再利用オブジェクトの総容量との合計が、プリンタコントローラ320のキャッシュメモリ容量をオーバーすると判断される場合(ステップS20:Yes)、検出された再利用オブジェクトの総容量とデータ2に含まれる再利用オブジェクトの総容量との合計がキャッシュメモリ容量をオーバーしている否かが判断される(ステップS22A)。
検出された再利用オブジェクトの総容量とデータ2に含まれる再利用オブジェクトの総容量との合計が、キャッシュメモリ容量をオーバーしていないと判断される場合(ステップS22A:No)、データ2に含めるように判定され(ステップS22B)、一方、キャッシュメモリ容量をオーバーすると判断される場合(ステップS22A:Yes)、データ3に含めるように判定され(ステップS22C)。
そして、全レコードの判定が完了したと判断される場合(ステップS23:Yes)、判定結果が3分割であるか否かが判断される(ステップS25A)。判定結果が3分割であると判断される場合(ステップS25A:Yes)、3分割されたVDPデータ(データ1〜3)が作成され(ステップS25B)、画像処理装置300(プリンタコントローラ320)に、順次送信される(ステップS26A,S27AおよびS27C)。
判定結果が2分割であると判断される場合(ステップS25A:No)、2分割されたVDPデータ(データ1および2)が作成され(ステップS25C)、画像処理装置300(プリンタコントローラ320)に、順次送信される(ステップS26BおよびS27B)。
以上のように、実施の形態1においては、クライアント端末200からプリンタコントローラ320に送信されるVDPデータに含まれる再利用オブジェクトは、キャッシュメモリ容量をオーバーしないように作成されているため、ステップS46、S47の経路およびステップS53の経路は通ることがない(HDD326にキャッシュされることはない)。つまり、VDPデータに含まれる再利用オブジェクトの総容量は、再利用オブジェクトをキャッシュするメモリの容量を超えないため、再利用オブジェクトが満遍なく配置されている場合であっても、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを合成する際のスワップの発生が防止され、パフォーマンスの低下を抑制することが可能である。
なお、VDPデータの分割は、画像処理装置300(プリンタコントローラ320)において実行するように構成することも可能である。
次に、実施の形態2を説明する。
図11は、実施形態2に係るデータ生成システムを説明するためのフローチャートである。なお、図9に示されるフローチャートにより示されるアルゴリズムは、HDD206にVDPデータ生成プログラムとして記憶されており、CPU202によって実行される。
実施の形態2は、再利用オブジェクトの総容量が、プリンタコントローラ320のキャッシュメモリ容量をオーバーしている際に、警告メッセージを表示し、クライアント端末200のオペレータに、VDPデータのレイアウトの変更を促がす点で、実施の形態1と概して異なる。
詳述すると、VDPデータ生成プログラムが起動され(ステップS111)、VDPデータのレイアウトが入力される(ステップS112)。そして、データ生成ボタンが押下されたか否かが判断される(ステップS113)。
データ生成ボタンが押下されていないと判断される場合(ステップS113:No)、プロセスは、ステップS112にリターンし、VDPデータのレイアウト入力が完了するまで、ステップS112およびステップS113が繰返される。
データ生成ボタンが押下されたと判断される場合(ステップS113:Yes)、プリンタコントローラ320のキャッシュメモリ容量が設定されているか否かが判断される(ステップS114)。
キャッシュメモリ容量が設定されていると判断される場合(ステップS114:Yes)、プロセスは、ステップS115に進む。キャッシュメモリ容量が設定されていないと判断される場合(ステップS114:No)、プリンタコントローラ320との通信を確立し、プリンタコントローラ320からキャッシュメモリ容量を取得すると、その値を設定し(ステップS116)、プロセスは、ステップS115に進む。
ステップS115においては、VDPデータの最初のレコードに含まれる再利用オブジェクトが検出される。
次に、検出された再利用オブジェクトの総容量が算出され(ステップS117)、キャッシュメモリ容量をオーバーしている否かが判断される(ステップS118)。
検出された再利用オブジェクトの総容量がキャッシュメモリ容量をオーバーしていると判断される場合(ステップS118:Yes)、スワップの発生が予測されるため、表示部210のGUI画面に警告メッセージが表示され(ステップS120)、プロセスは、ステップS112にリターンする。これにより、再利用オブジェクトの総容量がキャッシュメモリ容量をオーバーしないように、VDPデータのレイアウトが作成される。
検出された再利用オブジェクトの総容量がキャッシュメモリ容量をオーバーしていないと判断される場合(ステップS118:No)、全レコードの判定が完了したか否かが判断される(ステップS119)。
未判定のレコードが残っていると判断される場合(ステップS119:No)、次のレコードに含まれる再利用オブジェクトが検出され(ステップS121)、プロセスは、ステップS117にリターンし、全レコードの判定が完了するまで、ステップS117〜S121が繰返される。
全レコードの判定が完了したと判断される場合(ステップS119:Yes)、単一のVDPデータが作成され(ステップS122)、画像処理装置300(プリンタコントローラ320)に、送信される(ステップS123)。
以上のように、実施の形態2においては、再利用オブジェクトの総容量がプリンタコントローラのキャッシュメモリ容量をオーバーする場合、表示部210のGUI画面に警告メッセージが表示されることにより、クライアント端末のオペレータに、VDPデータのレイアウトの変更が促がされるため、再利用オブジェクトの総容量がプリンタコントローラのキャッシュメモリ容量をオーバーしないように、VDPデータのレイアウトが生成されることとなる。これにより、再利用オブジェクトが満遍なく配置されている場合であっても、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを合成する際のスワップの発生が防止され、パフォーマンスの低下を抑制することが可能である。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲で種々改変することができる。例えば、画像処理装置は、プリンタコントローラとプリントエンジンとから構成される形態に限定されず、プリントエンジンは、MFPに限定されない。また、VDPデータの分割数を、4以上とすることも可能である。さらに、VDPデータは、データの前半にまとめて再利用オブジェクトが定義されている形態に限定されず、例えば、可変オブジェクトと再利用オブジェクトがランダムに定義されている形態を適用することも可能である。
なお、本発明に係る手段、方法およびプログラムは、専用のハードウェア回路によっても実現することも可能である。また、プログラムされたデータ生成システムによって本発明を実現する場合、データ生成システムを動作させるプログラムは、USBメモリやCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供したり、記録媒体によらず、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供したりすることも可能である。この場合、プログラムは、通常、データ生成システムのハードディスク等のランダムアクセス記憶装置に送信されて記憶される。また、プログラムは、単独のアプリケーションソフトウェアとして提供されてもよいし、データ生成システムの一機能としてそのデータ生成システムのソフトウェアに組み込むことも可能である。
100 データ生成システム、
200 クライアント端末、
202 CPU、
204 メモリ、
206 ハードディスク(HDD)、
208 操作部、
210 表示部、
212 通信インターフェース、
214 バス、
300 画像処理装置、
320 プリンタコントローラ、
322 CPU、
324 メモリ、
326 ハードディスク(HDD)、
328 操作部、
330 表示部、
332 データ処理部、
332 通信インターフェース、
334 バス、
340 プリントエンジン、
400 ネットワーク。

Claims (24)

  1. 可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるバリアブルデータ印刷データに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成する際に前記再利用オブジェクトをキャッシュするメモリの容量を超えないように、前記バリアブルデータ印刷データを生成するデータ生成部を、有することを特徴とするデータ生成システム。
  2. 前記データ生成部は、前記再利用オブジェクトの総容量が前記メモリの容量を超えないように、前記バリアブルデータ印刷データを分割するデータ分割部を有することを特徴とする請求項1に記載のデータ生成システム。
  3. 前記バリアブルデータ印刷データは、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるレコードからなり、
    前記データ生成部は、前記バリアブルデータ印刷データを解析し、前記レコードに含まれる再利用オブジェクトを検出するデータ解析部を有し、
    前記再利用オブジェクトの総容量は、前記データ解析部の検出結果に基づいて算出されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のデータ生成システム。
  4. 分割された前記バリアブルデータ印刷データに含まれる前記レコードは、前記レコードに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が前記メモリの容量に収まるように組み合わされてなることを特徴とする請求項3に記載のデータ生成システム。
  5. 前記データ生成システムは、
    前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成するデータ合成部と、前記再利用オブジェクトをキャッシュする前記メモリと、を有する画像処理装置に通信可能に接続されており、
    前記画像処理装置から前記メモリの容量を取得するためのメモリ容量取得部を、さらに有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のデータ生成システム。
  6. 可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるバリアブルデータ印刷データに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成する際に前記再利用オブジェクトをキャッシュするメモリの容量を、超えることが判断される場合に、前記メモリの容量を超えることを通知する警告メッセージを表示する表示部を、有することを特徴とするデータ生成システム。
  7. 前記バリアブルデータ印刷データは、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるレコードからなり、
    前記バリアブルデータ印刷データを解析し、前記レコードに含まれる再利用オブジェクトを検出するデータ解析部を有し、
    前記再利用オブジェクトの総容量は、前記データ解析部の検出結果に基づいて算出されることを特徴とする請求項6に記載のデータ生成システム。
  8. 前記データ生成システムは、
    前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成するデータ合成部と、前記再利用オブジェクトをキャッシュする前記メモリと、を有する画像処理装置に通信可能に接続されており、
    前記画像処理装置から前記メモリの容量を取得するためのメモリ容量取得部を、さらに有することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のデータ生成システム。
  9. バリアブルデータ印刷のためのデータ生成システムに適用されるデータ生成方法であって、
    可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるバリアブルデータ印刷データに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成する際に前記再利用オブジェクトをキャッシュするメモリの容量を超えないように、前記バリアブルデータ印刷データを生成するデータ生成ステップを、有することを特徴とするデータ生成方法。
  10. 前記データ生成ステップは、前記再利用オブジェクトの総容量が前記メモリの容量を超えないように、前記バリアブルデータ印刷データを分割するデータ分割ステップを有することを特徴とする請求項9に記載のデータ生成方法。
  11. 前記バリアブルデータ印刷データは、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるレコードからなり、
    前記データ生成ステップは、前記バリアブルデータ印刷データを解析し、前記レコードに含まれる再利用オブジェクトを検出するデータ解析ステップを有し、
    前記再利用オブジェクトの総容量は、前記データ解析ステップの検出結果に基づいて算出されることを特徴とする請求項9又は請求項10に記載のデータ生成方法。
  12. 分割された前記バリアブルデータ印刷データに含まれる前記レコードは、前記レコードに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が前記メモリの容量に収まるように組み合わされてなることを特徴とする請求項11に記載のデータ生成方法。
  13. 前記データ生成システムは、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成するデータ合成部と、前記再利用オブジェクトをキャッシュする前記メモリと、を有する画像処理装置に通信可能に接続されており、
    前記データ生成方法は、前記画像処理装置から前記メモリの容量を取得するためのメモリ容量取得ステップを、さらに有することを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載のデータ生成方法。
  14. バリアブルデータ印刷のためのデータ生成システムに適用されるデータ生成方法であって、
    可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるバリアブルデータ印刷データに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成する際に前記再利用オブジェクトをキャッシュするメモリの容量を、超えることが判断される場合に、前記メモリの容量を超えることを通知する警告メッセージを、前記データ生成システムの表示部に表示する表示ステップを、有することを特徴とするデータ生成方法。
  15. 前記バリアブルデータ印刷データは、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるレコードからなり、
    前記バリアブルデータ印刷データを解析し、前記レコードに含まれる再利用オブジェクトを検出するデータ解析ステップを有し、
    前記再利用オブジェクトの総容量は、前記データ解析ステップの検出結果に基づいて算出されることを特徴とする請求項14に記載のデータ生成方法。
  16. 前記データ生成システムは、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成するデータ合成部と、前記再利用オブジェクトをキャッシュする前記メモリと、を有する画像処理装置に通信可能に接続されており、
    前記データ生成方法は、前記画像処理装置から前記メモリの容量を取得するためのメモリ容量取得ステップを、さらに有することを特徴とする請求項14又は請求項15に記載のデータ生成方法。
  17. バリアブルデータ印刷のためのデータ生成システムを制御するプログラムであって、
    可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるバリアブルデータ印刷データに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成する際に前記再利用オブジェクトをキャッシュするメモリの容量を超えないように、前記バリアブルデータ印刷データを生成するデータ生成手順を有する処理を、前記データ生成システムに実行させることを特徴とするプログラム。
  18. 前記データ生成手順は、前記再利用オブジェクトの総容量が前記メモリの容量を超えないように、前記バリアブルデータ印刷データを分割するデータ分割手順を有することを特徴とする請求項17に記載のデータ生成プログラム。
  19. 前記バリアブルデータ印刷データは、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるレコードからなり、
    前記データ生成手順は、前記バリアブルデータ印刷データを解析し、前記レコードに含まれる再利用オブジェクトを検出するデータ解析手順を有し、
    前記再利用オブジェクトの総容量は、前記データ解析手順の検出結果に基づいて算出されることを特徴とする請求項17又は請求項18に記載のデータ生成プログラム。
  20. 分割された前記バリアブルデータ印刷データに含まれる前記レコードは、前記レコードに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が前記メモリの容量に収まるように組み合わされてなることを特徴とする請求項19に記載のデータ生成プログラム。
  21. 前記データ生成システムは、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成するデータ合成部と、前記再利用オブジェクトをキャッシュする前記メモリと、を有する画像処理装置に通信可能に接続されており、
    前記処理は、前記画像処理装置から前記メモリの容量を取得するためのメモリ容量取得手順を、さらに有することを特徴とする請求項17〜20のいずれか1項に記載のデータ生成プログラム。
  22. バリアブルデータ印刷のためのデータ生成システムを制御するプログラムであって、
    可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるバリアブルデータ印刷データに含まれる前記再利用オブジェクトの総容量が、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成する際に前記再利用オブジェクトをキャッシュするメモリの容量を、超えることが判断される場合に、前記メモリの容量を超えることを通知する警告メッセージを、前記データ生成システムの表示部に表示する表示手順を有する処理を、前記データ生成システムに実行させることを特徴とするプログラム。
  23. 前記バリアブルデータ印刷データは、可変オブジェクトと再利用オブジェクトとを含んでいるレコードからなり、
    前記処理は、前記バリアブルデータ印刷データを解析し、前記レコードに含まれる再利用オブジェクトを検出するデータ解析手順をさらに有し、
    前記再利用オブジェクトの総容量は、前記データ解析手順の検出結果に基づいて算出されることを特徴とする請求項22に記載のデータ生成プログラム。
  24. 前記データ生成システムは、前記可変オブジェクトと前記再利用オブジェクトとを合成するデータ合成部と、前記再利用オブジェクトをキャッシュする前記メモリと、を有する画像処理装置に通信可能に接続されており、
    前記処理は、前記画像処理装置から前記メモリの容量を取得するためのメモリ容量取得手順を、さらに有することを特徴とする請求項22又は請求項23に記載のデータ生成プログラム。
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