JP2012137110A - 軸受機構、モータおよびディスク駆動装置 - Google Patents

軸受機構、モータおよびディスク駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】シャフトの外側面に対するスラスト部の上端面の直角度を向上することができる。
【解決手段】第1スラスト部42が、シャフトに締まり嵌めにより固定され、第1スラスト部42の内側面424が、シャフトの外側面に接する略円筒面である内側面接触部424bと、シャフトの外側面から離間する略円筒面であって内側面接触部424bの下端から下方に広がる内側面下側離間部424cと、を有し、第1スラスト部42の外側面422が、下方に向かうに従って中心軸に漸次近づく略円錐面であるとともに潤滑油の界面に接する外側面傾斜部422bを有し、内側面接触部424bの下端428が、外側面傾斜部422bの下端426よりも上方に位置する。
【選択図】図8

Description

本発明は、流体動圧を利用した軸受機構に関する。
従来より、電動式のモータには、流体動圧を用いた軸受機構を備えるものがある。特開2005−48890号公報の図3に開示されるスピンドルモータでは、段落0034に記載されるように、ロータ側のハブ6が、シャフト3に挿通されて回転自在に枢支される。段落0038には、ハブ6をシャフト3に挿通した後に、シャフト3の先端にシール板14が圧入される、と記載されている。シール板14は、ハブ6のインナースリーブ9の上端面に近づけて配置される。段落0039には、インナースリーブ9の上端面に、動圧発生溝が形成されている、と記載されている。段落0043には、作動流体が、インナースリーブ9の上端面とシール板14との隙間に送り込まれてスラスト軸受18bが形成される、と記載されている。
特開2005−48890号公報
ところで、特開2005−48890号公報では、シール板14の外側面が、上方に向かうに従ってシャフト3の中心軸に漸次近づく略円錐面である。したがって、シール板14の上部の肉厚は、シール板14の下部の肉厚よりも小さく、シール板14の上部の剛性は、シール板14の下部の剛性よりも小さい。このため、シール板14をシャフト3に圧入すると、シール板14の下部が上部よりも大きく変形する。その結果、シール板14の下面のシャフト3に対する直角度が低下してしまい、シール板14の下面とシャフト3の上端面との間のスラスト軸受18bにおいて、所望の動圧が得られないおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、シャフトの外側面に対するスラスト部の上端面の直角度を向上することを目的としている。
本発明の一の側面からは、軸受機構は、中心軸に沿って上下方向を向いて静止しているシャフトと、前記シャフトが挿入され、前記シャフトに対して回転するスリーブ部と、前記スリーブ部の下側において前記シャフトに固定された筒状の部材であり、前記スリーブ部の下端面に対向する上端面を有するスラスト部と、前記スリーブ部に取り付けられ、前記スラスト部の外側面に対向するカバー部と、を備え、前記シャフトと前記スリーブ部との間のラジアル間隙、前記スリーブ部の前記下端面と前記スラスト部の前記上端面との間のスラスト間隙、および、前記スラスト部と前記カバー部との間に潤滑油が介在し、前記ラジアル間隙に、動圧溝により前記潤滑油にラジアル動圧を発生させるラジアル軸受部が構成され、前記スラスト間隙に、動圧溝により前記潤滑油にスラスト動圧を発生させるスラスト軸受部が構成され、前記スラスト部の前記外側面と前記カバー部との間に、下方に向かって幅が漸次広がるとともに前記潤滑油の界面が位置するテーパ間隙が構成され、前記スラスト部が、前記シャフトに締まり嵌めにより固定され、前記スラスト部の内側面が、前記シャフトの外側面に接する略円筒面である内側面接触部と、前記シャフトの前記外側面から離間する略円筒面であり、前記内側面接触部の下端から下方に広がる内側面下側離間部と、を有し、前記スラスト部の前記外側面が、下方に向かうに従って前記中心軸に漸次近づく略円錐面であるとともに前記潤滑油の前記界面に接する外側面傾斜部を有し、前記内側面接触部の前記下端が、前記外側面傾斜部の下端よりも上方に位置する。
本発明では、シャフトの外側面に対するスラスト部の上端面の直角度を向上することができる。
図1は、第1の実施形態に係るディスク駆動装置を示す断面図である。 図2は、モータの断面図である。 図3は、スリーブ部の底面図である。 図4.Aは、スリーブ部の内側面を示す図である。 図4.Bは、スリーブ部の内側面を示す図である。 図4.Cは、スリーブ部の内側面を示す図である。 図5は、軸受機構の下部を拡大して示す部分断面図である。 図6は、軸受機構4の上部を拡大して示す部分断面図である。 図7は、第2スラスト部の正面図である。 図8は、第1スラスト部を拡大して示す部分断面図である。 図9は、第1スラスト部およびシャフトの一部を拡大して示す部分断面図である。 図10はシャフトの一部を拡大して示す部分断面図である。 図11は、第2の実施形態に係るモータの軸受機構の下部を拡大して示す部分断面図である。 図12は、モータの軸受機構の他の例を示す部分断面図である。
本明細書では、図1中におけるモータ12の中心軸方向の上側を単に「上側」と呼び、下側を単に「下側」と呼ぶ。本明細書における上下方向は、実際の機器に組み込まれたときの上下方向を示すものではない。また、中心軸を中心とする周方向を、単に「周方向」と呼び、中心軸を中心とする径方向を、単に「径方向」と呼ぶ。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の例示的な第1の実施形態に係るスピンドルモータ(以下、単に「モータ」という)を含むディスク駆動装置1の縦断面図である。ディスク駆動装置1は、いわゆるハードディスク駆動装置である。ディスク駆動装置1は、例えば、3枚のディスク11と、モータ12と、アクセス部13と、ハウジング14と、を含む。ディスク11は、円板状であり、情報を記録する。モータ12は、ディスク11を保持しつつ回転する。アクセス部13は、ディスク11に対して、情報の読み出しおよび/または書き込みを行う。なお、ディスク11の数は3以外であってもよい。
ハウジング14は、無蓋箱状の第1ハウジング部材141と、板状の第2ハウジング部材142と、を含む。第1ハウジング部材141の内側には、モータ12およびアクセス部13が収容される。ディスク駆動装置1では、第1ハウジング部材141に第2ハウジング部材142が、例えば溶接等の手段にて接合されて、ハウジング14が形成される。ハウジング14の内部空間は密閉され、塵や埃が極度に少ない。また、ハウジング14内には、好ましくはヘリウムガスが充填される。
3枚のディスク11は、スペーサ152により軸方向に等間隔に並び、クランパ151およびモータ12によりクランプされる。アクセス部13は、6つのヘッド131と、6つのアーム132と、ヘッド移動機構133と、を含む。6つのアーム132はそれぞれ、6つのヘッド131を支持する。ヘッド131は、ディスク11に近接して、情報の読み出しおよび/または書き込みを磁気的に行う。ヘッド移動機構133は、アーム132を移動させることにより、ヘッド131をディスク11に対して相対的に移動させる。これらの構成により、ヘッド131は、回転するディスク11に近接した状態にて、ディスク11の所要の位置にアクセスし、情報の読み出しおよび/または書き込みを行う。
図2は、モータ12の縦断面図である。モータ12は、アウタロータ型のモータである。モータ12は、静止部2と、回転部3と、流体動圧軸受機構4(以下、「軸受機構4」という)と、を含む。回転部3は、軸受機構4を介して、モータ12の中心軸J1を中心に、静止部2に対して回転可能に支持される。モータ23の中心軸J1は、静止部2、回転部3および軸受機構4の中心軸でもある。
静止部2は、ベースブラケット21と、環状のステータ22と、を含む。ベースブラケット21は、図1の第1ハウジング部材141に取り付けられる。ステータ22は、ベースブラケット21の円筒状のホルダの周囲に固定される。ホルダの内側には孔部が設けられ、孔部には軸受機構4のシャフト41の下端部が固定される。孔部の下側の開口は、プレート23により塞がれる。
回転部3は、ロータハブ31と、ロータマグネット32と、含む。ロータハブ31は、ハブ本体311と、円筒部312と、を含む。円筒部312は、ハブ本体311の外縁部から下方へと突出する。ロータマグネット32は、略円筒状のロータマグネット321と、バックアイアン322と、を含む。ロータマグネット321は、バックアイアン322を介して円筒部312の内側に固定される。ロータマグネット321は、ステータ22と径方向に対向し、ステータ22とロータマグネット321との間にてトルクが発生する。
ハブ本体311の中央には、中心軸J1に平行に伸びる孔部313が設けられる。以下の説明では、孔部313を含む中心軸J1近傍の部位5を「スリーブ部5」という。スリーブ部5における下端面側の中央近傍部51は、下方に突出する。以下、下端面側の中央近傍部51を「下部51」という。ハブ本体311の上部の中央には凹部53が設けられ、凹部53の底部が、スリーブ部5の上部52となっている。凹部53の周囲には、下方に僅かに窪む段差部が設けられる。スリーブ部5の孔部313には、シャフト41が挿入される。孔部313の周囲では、中心軸J1に平行に伸びるとともにスリーブ部5を上下方向に連通する連通路55が設けられる。連通路55の中心軸J1に垂直な断面は円形である。なお、連通路55の断面形状は、円形には限定されない。
軸受機構4は、シャフト41と、第1スラスト部42と、第2スラスト部43と、第1カバー部44と、第2カバー部45と、潤滑油46と、を含む。シャフト41は、ベースブラケット21に固定されることにより、中心軸J1に沿って上下方向を向いて静止する。第1スラスト部42と第2スラスト部43とは、互いに異なる形状の筒状の部材であり、例えば、それぞれリン青銅等により形成される。ロータハブ31は、ステンレス鋼や、ニッケルめっきが施されたアルミニウムにて形成される。第1スラスト部42および第2スラスト部43の硬度は、ロータハブ31のスリーブ部5の硬度よりも低い。
第1スラスト部42は、スリーブ部5の下側にて圧入によりシャフト41に固定される。第2スラスト部43は、スリーブ部5の上側にて圧入によりシャフト41に固定される。第1カバー部44と第2カバー部45とは、互いに異なる形状である。第1カバー部44は、スリーブ部5の下部51に取り付けられ、第1スラスト部42の外側面に対向する。また、第2カバー部45は、凹部53の周囲の段差部に固定され、第2スラスト部43の上部を覆う。モータ12では、シャフト41とスリーブ部5との間の間隙、スリーブ部5の下端面と第1スラスト部42の上端面との間の間隙、スリーブ部5の上端面と第2スラスト部43の下端面との間の間隙、第1スラスト部42と第1カバー部44との間、および、第2スラスト部43と第2カバー部45との間に潤滑油が存在する。また、連通路55にも潤滑油が保持される。
モータ12では、スリーブ部5がシャフト41に支持される部位として、軸受機構4の一部となっている。すなわち、スリーブ部5が、回転部3の一部と軸受機構4の一部とを兼ねている。モータ12は、実質的に回転部3が軸受機構4のスリーブ部5に固定された構造を含む。
図3は、スリーブ部5の下端面611近傍を拡大して示す底面図である。下端面611は、中心軸J1にほぼ垂直な環状面である。下端面611には、スパイラル形状の動圧溝611aが設けられる。モータ12の駆動時には、回転する動圧溝611aにより、潤滑油46が動圧溝611aの内側にポンピング(誘起)され、モータ12を駆動するのに十分な動圧を発生させ、圧力の低下による気泡の発生が防止される。図示は行わないが、スリーブ部5の上端面も、中心軸J1にほぼ垂直な環状面である。当該上端面には、図3の動圧溝611aとほぼ同形状の動圧溝が設けられる。具体的には、動圧溝を平面視した際の形状が、動圧溝611aの中心軸J1を中心とする周方向における向きを反転した形状となっている。
図4.Aに示すように、スリーブ部5の内側面541には、上部および下部の2箇所にヘリングボーン形状、すなわち、内側面541の周方向に沿って、複数のV字を横向きにした形状の動圧溝71,72が設けられる。この場合、下側の動圧溝72では、溝下部721の長さが溝上部722の長さよりも長い。動圧溝72をこのような構造にすることで、後述するラジアル間隙において、潤滑油46が上向きに流れるような圧力を発生させる。そして、潤滑油46は、図2の連通路55を通じて循環する。
なお、図4.Bに示すように、下側の動圧溝72の溝下部721の長さと溝上部722の長さとがほぼ同じである場合は、溝下部721の間に溝下部721と平行に伸びる傾斜溝73が設けられてもよい。また、図4.Cに示すように、溝下部721の下に、溝下部721と平行に伸びる傾斜溝74が設けられてもよい。
図5は、軸受機構4の下部を拡大して示す部分断面図である。軸受機構4では、スリーブ部5の内側面541とシャフト41の外側面411との間に、微小な間隙が構成される。以下、当該間隙を「ラジアル間隙」という。モータ12の駆動時には、ラジアル間隙において、図4.Aに示すヘリングボーン形状の動圧溝71,72によって、潤滑油46にラジアル動圧が発生し、スリーブ部5をシャフト41に対して中心軸J1にほぼ垂直な方向に支持するラジアル軸受部が構成される。以下、ラジアル間隙およびラジアル軸受部に符号87,871を付す。
第1スラスト部42の上端面421は、スリーブ部5の下端面611に対向し、上端面421と下端面611との間には、微小な間隙81が構成される。以下、間隙81を「第1スラスト間隙81」という。第1スラスト間隙81では、第1スラスト軸受部811が構成され、モータ12の駆動時には、第1スラスト部42とスリーブ部5との間において、図3に示すスパイラル形状の動圧溝611aによって潤滑油46にスラスト動圧が発生する。
図5に示すように、第1スラスト部42の外側面422は、外側面上部422aと、外側面傾斜部422bと、外側面下部422cと、を含む。外側面傾斜部422bは、下方に向かうに従ってほぼ一定の傾きにて中心軸J1に漸次近づく略円錐面を含む。外側面上部422aは、外側面傾斜部422bの上端425から上方に広がる。外側面上部422aは、中心軸J1に平行な略円筒面である。外側面下部422cは、外側面傾斜部422bの下端426から下方に広がる。外側面下部422cは、下方に向かうに従ってほぼ一定の傾きにて中心軸J1に漸次近づく略円錐面を含む。外側面下部422cは、外側面傾斜部422bの傾きとは異なる傾きを有する。外側面下部422cの母線の中心軸J1に対する傾きは、外側面傾斜部422bの母線の中心軸J1に対する傾きよりも小さい。なお、外側面下部422cは、中心軸J1に平行な略円筒面であってもよい。
第1カバー部44は、円筒部441と、環状部442と、傾斜部443と、カバー下部444と、を含む。環状部442は、中心軸J1を中心とする略円環状である。円筒部441は、環状部442の外周部から中心軸J1に平行に上方に延びる。円筒部441は、スリーブ部5のカバー取付部63に圧入されて接着剤91にて固定される。
傾斜部443は、環状部442の内周部から下方に延びる。傾斜部443の内側面は、第1環状傾斜面443aと、第2環状傾斜面443bと、を含む。第1環状傾斜面443aは、環状部442の上面の径方向内側に隣接する。第2環状傾斜面443bは、第1環状傾斜面443aの径方向内側に隣接する。第1環状傾斜面443aおよび第2環状傾斜面443bはそれぞれ、下方に向かうに従ってほぼ一定の傾きにて中心軸J1に漸次近づく略円錐面を含む。第2環状傾斜面443bの中心軸J1に対する傾きは、第1環状傾斜面443aの中心軸J1に対する傾きよりも小さい。
第1環状傾斜面443aとスリーブ部5との間には、微小な間隙82が構成される。間隙82は、モータ12の駆動時において、連通路55から第1スラスト間隙81へと潤滑油46を導く。以下、間隙82を「案内間隙82」という。案内間隙82の幅は、下方および中心軸J1に向かって漸次広がる。
第2環状傾斜面443bと第1スラスト部42の外側面傾斜部422bとの間には、間隙83が構成される。間隙83は、下方に向かって幅が漸次広がる。以下、間隙83を「第1テーパ間隙83」という。第1テーパ間隙83には、潤滑油46の界面が位置する。換言すれば、第1カバー部44の第2環状傾斜面443b、および、第1スラスト部42の外側面傾斜部422bは、潤滑油46の界面に接する。潤滑油46の界面は、後述する図8に示す第1スラスト部42の内側面接触部424bの下端428よりも下側に位置する。
図6は、軸受機構4の上部を拡大して示す部分断面図である。第2スラスト部43は、中心軸J1を中心とする略円環状であり、ハブ本体311の凹部53内に位置する。第2スラスト部43は、下端面431と、外環状面432と、外側面433と、傾斜面434と、を含む。下端面431は、下方に向かって僅かに突出する環状面である。外環状面432は、下端面431の径方向外側に位置する。外側面433は、中心軸J1に平行な略円筒面である。傾斜面434は、外側面433の上端から中心軸J1に向かって上方に傾斜する。
第2スラスト部43の下端面431は、スリーブ部5の上端面521に対向し、上端面521と下端面431との間には、微小な間隙84が構成される。以下、間隙84を「第2スラスト間隙84」という。第2スラスト部43の外側面433は、凹部53の側壁531と間隙85を設けて対向する。以下、間隙85を「側部間隙85」という。図7に示すように、外側面433には、一方向に傾斜した複数の溝によって動圧溝433aが構成される。
モータ12の駆動時には、図6に示す第2スラスト間隙84において、第2スラスト軸受部841が構成され、スパイラル形状の動圧溝によって潤滑油46にスラスト動圧が発生する。側部間隙85では、動圧溝433aによって、下方へと向かう潤滑油46の流れを生じさせる動圧が発生する。この動圧により、後述の第2テーパ間隙86から、潤滑油46が溢れてしまうことが防止される。
第2カバー部45は、円板部451と、側部452と、を含む。円板部451は、径方向外方に向かって僅かに下方に傾斜する。側部452は、円板部451の径方向外側の端部から下方に伸びる。側部452と第2スラスト部43の傾斜面434との間には、上方に向かって漸次、幅の拡大する第2テーパ間隙86が構成される。第2テーパ間隙86には、潤滑油46の界面が位置する。
軸受機構4では、図5に示す案内間隙82と、第1テーパ間隙83と、第1スラスト間隙81と、ラジアル間隙87と、図6に示す第2スラスト間隙84と、側部間隙85と、第2テーパ間隙86と、連通路55と、に潤滑油46が途切れることなく連続して満たされる。
モータ12では、スリーブ部5が、中心軸J1を中心にシャフト41に対して相対的に回転する際に、第1スラスト軸受部811および第2スラスト軸受部841により、スリーブ部5がシャフト41に対して上下方向に支持される。また、ラジアル軸受部871により、スリーブ部5がシャフト41に対して中心軸J1に垂直な方向に支持される。このとき、潤滑油46は、連通路55を上方から下方へと流れ、図5に示す案内間隙82によって、連通路55の下部開口から第1テーパ間隙83へと向かう方向に導かれて、第1スラスト間隙81へと導かれる。潤滑油46中に気泡が含まれる場合、気泡は、案内間隙82および第1テーパ間隙83を通じて、潤滑油46の界面から外部へと排出される。さらに、潤滑油46は、第1スラスト間隙81からラジアル間隙87の下部および上部へと流れ、図6に示す第2スラスト間隙84を通じて、連通路55へと戻される。
軸受機構4では、シャフト41がスリーブ部5に対して非接触にて支持されることから、図2に示す回転部3が、静止部2に対して高精度かつ低騒音にて回転される。
図8は、第1スラスト部42を拡大して示す部分断面図である。図9は、第1スラスト部42およびシャフト41の一部を拡大して示す部分断面図である。第1スラスト部42の内側面424は、内側面上側離間部424aと、内側面接触部424bと、内側面下側離間部424cと、を含む。図9に示すように、第1スラスト部42の内側面接触部424bは、シャフト41の外側面411に接する。また、内側面上側離間部424aおよび内側面下側離間部424cは、シャフト41の外側面411から離間する。内側面下側離間部424cの上下方向の長さは、内側面接触部424bの上下方向の長さよりも長い。
図8に示すように、第1スラスト部42の内側面接触部424bは、中心軸J1に平行な略円筒面である。内側面上側離間部424aは、内側面接触部424bの上端427から上方に広がる。内側面上側離間部424aは、上方に向かうに従ってほぼ一定の傾きにて中心軸J1から漸次離間する略円錐面を含む。内側面下側離間部424cは、内側面接触部424bの下端428から下方に広がる。内側面下側離間部424cは、中心軸J1に略平行な略円筒面を含む。本実施形態では、内側面下側離間部424cの上端部は、内側面接触部424bの下端428から下方に向かうに従ってほぼ一定の傾きにて中心軸J1から漸次離間する略円錐面を含む。また、内側面接触部424bの上端部以外の部位は、中心軸J1にほぼ平行な円筒面である。当該円筒面の直径は、内側面接触部424bの直径よりも大きい。
本実施形態では、第1スラスト部42の上下方向の長さは、約3.9mmである。第1スラスト部42の上端面421と外側面傾斜部422bの上端425との間の上下方向の距離は、約0.2mmである。上端面421と外側面傾斜部422bの下端426との間の上下方向の距離は、約2.8mmである。上端面421と内側面接触部424bの上端427との間の上下方向の距離は、約0.4mmである。上端面421と内側面接触部424bの下端428との間の上下方向の距離は、約2.0mmである。したがって、内側面接触部424bの上下方向の長さは、約1.6mmである。また、内側面下側離間部424cの上下方向の長さ、すなわち、内側面接触部424bの下端428と第1スラスト部42の下端面423との間の上下方向の距離は、約1.9mmである。第1スラスト部42では、内側面接触部424bの下端428は、外側面傾斜部422bの下端426よりも上方に位置する。また、内側面接触部424bの上下方向の長さは、内側面下側離間部424cの上下方向の長さよりも小さい。
また、第1スラスト部42の最大径、すなわち、外側面上部422aの直径は、約7.3mmである。外側面傾斜部422bの母線と中心軸J1との為す角度は、約17°である。外側面下部422cの母線と中心軸J1との為す角度は、約4°である。内側面接触部424bの直径は、約4.0mmである。内側面下側離間部424cの上端部以外の部位の直径は、約4.1mmである。内側面下側離間部424cの円錐面状の上端部では、母線と中心軸J1との為す角度が、約15°である。内側面上側離間部424aの母線と中心軸J1との為す角度は、約20°である。
図10はシャフト41の一部を拡大して示す部分断面図である。シャフト41の外側面411は、第1円筒部411aと、傾斜部411bと、第2円筒部411cと、を含む。第1円筒部411aおよび第2円筒部411cはそれぞれ、中心軸J1に平行な円筒面である。第1円筒部411aの直径は、第2円筒部411cの直径よりも大きい。傾斜部411bは、第1円筒部411aの下端413から下方に広がる。傾斜部411bは、下方に向かうに従ってほぼ一定の傾きにて中心軸J1に僅かに漸次近づく略円錐面を含む。第2円筒部411cは、傾斜部411bの下端414から下方に広がる。第1円筒部411aには、中心軸J1を中心とする環状の凹部415が設けられる。
本実施形態では、第1円筒部411aの直径は、凹部415が設けられる部位を除き、約3.99mmである。凹部415の深さは、約0.1mmである。凹部415の上下方向の長さは、約0.5mmである。第2円筒部411cの直径は、約3.96mmである。傾斜部411bの上下方向の長さ、すなわち、第1円筒部411aの下端413と傾斜部411bの下端414との間の上下方向の距離は、約1.0mmである。
図9に示すように、第1円筒部411aは、第1スラスト部42の内側面接触部424bに接する。第1円筒部411aの下端413は、内側面接触部424bの下端428よりも下側に位置する。換言すれば、傾斜部411bは、シャフト41の外側面411において、第1スラスト部42の内側面接触部424bに接する領域の下側に位置する。また、第1円筒部411aの上端は、内側面接触部424bの上端427よりも上側に位置する。このため、内側面接触部424bが、凹部415に対向する領域を除く全面に亘って、シャフト41の外側面411に接する。これにより、第1スラスト部42の内側面424とシャフト41の外側面411との接触面積を増大させ、第1スラスト部42をシャフト41に強固に固定することができる。仮に、内側面接触部がシャフトの傾斜部に対向した状態で固定されるとすると、第1スラスト部が中心軸に対して傾いた状態となるおそれがある。しかし、本実施形態の軸受機構4では、内側面接触部424bが、傾斜部411bよりも上側に位置することにより、第1スラスト部42が中心軸J1に対して傾いた状態で固定されることを防止することができる。
第1スラスト部42がシャフト41に固定される際には、接着剤が、シャフト41の外側面411上において、中心軸J1を中心とする環状に塗布される。接着剤は、傾斜部411bの下端414近傍に塗布されることが好ましい。接着剤の塗布が終了すると、第1スラスト部42が、シャフト41の下側から圧入される。当該接着剤は、第1スラスト部42の上向きの移動により扱かれ、第1スラスト部42の内側面424とシャフト41の外側面411との間に広がる。接着剤は、第1スラスト部42をシャフト41に圧入する際の潤滑剤の役割も果たす。第1スラスト部42は、シャフト41に対して圧入されて、第1円筒部411aに固定される。シャフト41の外側面411では、第1円筒部411aの下側に、第1スラスト部42の圧入時にガイドの役割を果たす傾斜部411bが設けられる。このため、第1スラスト部42をシャフト41に容易に圧入することができる。
第1スラスト部42の内側面上側離間部424aとシャフト41の外側面411との間には、第1スラスト部42の圧入時に扱かれた接着剤92が保持される。これにより、第1スラスト部42とシャフト41との間から潤滑油46が漏出することを防止することができる。また、内側面下側離間部424cと外側面411との間にも、接着剤92が保持される。接着剤92は、内側面接触部424bと外側面411との間にも存在し、これにより、第1スラスト部42とシャフト41との締結強度を向上することができる。接着剤92は、内側面接触部424bに対向する凹部415にも充填される。これにより、第1スラスト部42とシャフト41との締結強度をより向上することができる。
軸受機構4では、シャフト41の凹部415に代えて、中心軸J1を中心とする環状の凹部が、第1スラスト部の内側面接触部に設けられてもよい。内側面接触部に設けられた凹部に接着剤が充填されることにより、第1スラスト部42とシャフト41との締結強度を向上することができる。また、シャフト41の凹部415を省略することなく、中心軸J1を中心とする環状の凹部が、第1スラスト部の内側面接触部に設けられてもよい。この場合、シャフト41の凹部415と、内側面接触部に設けられた凹部とを、上下方向に離間させて配置することにより、第1スラスト部42とシャフト41との締結強度をさらに向上することができる。
上述のように、第1スラスト部42では、内側面424が、内側面接触部424bと内側面下側離間部424cとを含む。外側面422は、外側面傾斜部422bを含む。内側面接触部424bの下端428は、外側面傾斜部422bの下端426よりも上側に位置する。このように、外径が小さく、圧入時に変形が生じやすい第1スラスト部42の下部において、内側面424をシャフト41から離間させることにより、第1スラスト部42の圧入の際の変形を抑制することができる。これにより、シャフト41の外側面411に対する第1スラスト部42の上端面421の直角度を向上することができる。
当該構造は、圧入による変形が比較的生じやすい形状、すなわち、肉厚に対して上下方向の長さが比較的長いスラスト部に特に適している。モータ12では、十分な量の潤滑油46を保持するために、第1スラスト部42の外側面傾斜部422bの下側に外側面下部422cが設けられ、第1スラスト部42の上下方向の長さが長くなる。したがって、圧入による変形を抑制することができる上記構造は、外側面下部422cを含む第1スラスト部42に特に適しているといえる。
第1スラスト部42では、内側面下側離間部424cの上下方向の長さをBとし、第1スラスト部42全体の上下方向の長さをAとし、第1スラスト部42の上端面421の有効幅をLとし、第1スラスト部42の下端面423の有効幅をRとすると、(B/A)は、(R/L)の二乗よりも大きいことが好ましい。これにより、シャフト41の外側面411に対する第1スラスト部42の上端面421の直角度をより向上することができる。なお、上端面421の有効幅Lとは、略円環面である上端面421の外径と内径との差の半分の長さを意味する。上端面421の外径および内径とは、上端面421の径方向外側および内側に位置する面取り部を含まない直径である。下端面423の有効幅Rとは、略円環面である下端面423の外径と内径との差の半分の長さを意味する。下端面423の外径および内径とは、下端面423の径方向外側および内側に位置する面取り部を含まない直径である。
また、第1スラスト部42では、内側面下側離間部424cの上下方向の長さが、内側面接触部424bの上下方向の長さよりも長いため、第1スラスト部42の変形がより一層抑制される。その結果、シャフト41の外側面411に対する第1スラスト部42の上端面421の直角度をさらに向上することができる。
(第2の実施形態)
図11は、本発明の例示的な第2の実施形態に係るモータの軸受機構4aの下部を拡大して示す部分断面図である。軸受機構4aでは、図9に示す第1スラスト部42とは形状が異なる第1スラスト部42aがシャフト41に圧入されて固定される。第2の実施形態に係るモータの他の構造は、図2に示すモータ12と同様であり、同符号を付す。
図11に示すように、第1スラスト部42aでは、外側面傾斜部422bが、上下方向において外側面422のおよそ全長に亘って設けられる。具体的には、外側面422は、外側面上部422aと、外側面傾斜部422bと、を含む。外側面上部422aは、外側面傾斜部422bの上端425から上方へと広がり、第1スラスト部42aの上端面421近傍に至る。外側面傾斜部422bは、下方に向かうに従ってほぼ一定の傾きにて中心軸J1に漸次近づく略円錐面を含む。外側面傾斜部422bの下端426は、第1スラスト部42aの下端面423の近傍に位置する。
第1スラスト部42aの内側面424の形状は、図8の第1スラスト部42の内側面424と同様である。第1スラスト部42aでは、内側面424が、内側面上側離間部424aと、内側面接触部424bと、内側面下側離間部424cと、を含む。内側面接触部424bの下端428は、外側面傾斜部422bの下端426よりも上側に位置する。軸受機構4aにおいても、軸受機構4と同様に、第1スラスト部42aの下部において内側面424をシャフト41から離間させることにより、第1スラスト部42aの変形を抑制することができる。これにより、シャフト41の外側面411に対する第1スラスト部42aの上端面421の直角度を向上することができる。また、内側面下側離間部424cの上下方向の長さが、内側面接触部424bの上下方向の長さよりも長いため、第1スラスト部42aの変形がより一層抑制される。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、第1スラスト部は、焼き嵌めのように、圧入以外の締まり嵌めによりシャフトに固定されてもよい。この場合も、第1スラスト部を上述の形状とすることにより、シャフトの外側面に対する第1スラスト部の上端面の直角度を向上することができる。
第1スラスト部42では、内側面下側離間部424cの直径が、内側面接触部424bの直径よりも大きいが、例えば、図12に示す第1スラスト部42bのように、内側面接触部424bと内側面下側離間部424cとは、互いに直径がほぼ等しい略円筒面であってもよい。換言すれば、第1スラスト部42bの内側面424は、内側面上側離間部424aを除き、ほぼ一定の直径を有する略円筒面である。当該略円筒面のうち、シャフト41の外側面411の第1円筒部411aに接する部位が内側面接触部424bであり、傾斜部411bおよび第2円筒部411cに対向しつつ離間する部位が内側面下側離間部424cである。
第1スラスト間隙81では、スリーブ部5の下端面611に動圧溝611aが設けられるが、第1スラスト部の上端面に動圧溝が設けられてもよい。また、スリーブ部の下端面、および、第1スラスト部の上端面の双方に動圧溝が設けられてもよい。同様に、第2スラスト間隙84では、スリーブ部5の上端面521に代えて、第2スラスト部の下端面に動圧溝が設けられてもよく、スリーブ部の上端面、および、第2スラスト部の下端面の双方に動圧溝が設けられてもよい。
上記実施の形態では、第1スラスト部42,42aは、スリーブ部5とベースブラケット21との間に配置されるが、第1スラスト部の構造は、スリーブ部の上側、すなわち、スリーブ部のベースブラケットとは反対側に設けられるスラスト部に適用されてもよい。この場合、スリーブ部から中心軸に沿ってベースブラケットへと向かう方向を上方とし、ベースブラケットから離れる方向を下方とし、スラスト部の内側面が、内側面接触部と、内側面下側離間部とを含む。換言すれば、スラスト部の内側面は、シャフトの外側面に接する略円筒面である内側面接触部と、内側面接触部のスリーブ部とは反対側の端部からスリーブ部から離れるように広がる内側面離間部と、を含む。これにより、スラスト部の変形が抑制され、シャフトの外側面に対するスラスト部の端面の直角度を向上することができる。
上記実施形態では、スリーブ部はロータハブと別部材とされてよい。モータは、光ディスク駆動装置等、他のディスク駆動装置に搭載されてもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせられてよい。
本発明は、流体動圧を利用した軸受機構に利用可能である。また、当該軸受機構を含むモータは、ディスク駆動装置のモータとして利用可能であり、ディスク駆動装置以外のモータとしても利用可能である。
4,4a 軸受機構
5 スリーブ部
41 シャフト
42,42a 第1スラスト部
44 第1カバー部
46 潤滑油
71,72 動圧溝
81 第1スラスト間隙
83 第1テーパ間隙
87 ラジアル間隙
92 接着剤
411 (シャフトの)外側面
411b 傾斜部
415 凹部
421 (第1スラスト部の)上端面
422 (第1スラスト部の)外側面
422b 外側面傾斜部
422c 外側面下部
424 (第1スラスト部の)内側面
424a 内側面上側離間部
424b 内側面接触部
424c 内側面下側離間部
426 (外側面傾斜部の)下端
427 (内側面接触部の)上端
428 (内側面接触部の)下端
611 (スリーブ部の)下端面
611a 動圧溝
811 第1スラスト軸受部
871 ラジアル軸受部
J1 中心軸

Claims (9)

  1. 中心軸に沿って上下方向を向いて静止しているシャフトと、
    前記シャフトが挿入され、前記シャフトに対して回転するスリーブ部と、
    前記スリーブ部の下側において前記シャフトに固定された筒状の部材であり、前記スリーブ部の下端面に対向する上端面を有するスラスト部と、
    前記スリーブ部に取り付けられ、前記スラスト部の外側面に対向するカバー部と、
    を備え、
    前記シャフトと前記スリーブ部との間のラジアル間隙、前記スリーブ部の前記下端面と前記スラスト部の前記上端面との間のスラスト間隙、および、前記スラスト部と前記カバー部との間に潤滑油が介在し、
    前記ラジアル間隙に、動圧溝により前記潤滑油にラジアル動圧を発生させるラジアル軸受部が構成され、
    前記スラスト間隙に、動圧溝により前記潤滑油にスラスト動圧を発生させるスラスト軸受部が構成され、
    前記スラスト部の前記外側面と前記カバー部との間に、下方に向かって幅が漸次広がるとともに前記潤滑油の界面が位置するテーパ間隙が構成され、
    前記スラスト部が、前記シャフトに締まり嵌めにより固定され、
    前記スラスト部の内側面が、
    前記シャフトの外側面に接する略円筒面である内側面接触部と、
    前記シャフトの前記外側面から離間する略円筒面であり、前記内側面接触部の下端から下方に広がる内側面下側離間部と、
    を有し、
    前記スラスト部の前記外側面が、下方に向かうに従って前記中心軸に漸次近づく略円錐面であるとともに前記潤滑油の前記界面に接する外側面傾斜部を有し、
    前記内側面接触部の前記下端が、前記外側面傾斜部の下端よりも上方に位置する、軸受機構。
  2. 前記スラスト部の前記外側面が、前記外側面傾斜部の前記下端から下方に広がる外側面下部をさらに有し、
    前記外側面下部が、前記中心軸に平行な略円筒面、または、下方に向かうに従って前記中心軸に漸次近づくとともに前記外側面傾斜部の傾きとは異なる傾きを有する略円錐面である、請求項1に記載の軸受機構。
  3. 前記スラスト部の前記外側面傾斜部が、上下方向において前記外側面のおよそ全長に亘って設けられる、請求項1に記載の軸受機構。
  4. 前記スラスト部の前記内側面接触部と前記シャフトの前記外側面との間に接着剤が介在する、請求項1ないし3のいずれかに記載の軸受機構。
  5. 前記スラスト部の前記内側面、または、前記シャフトの前記外側面に、前記接着剤が充填される凹部が設けられる、請求項4に記載の軸受機構。
  6. 前記スラスト部の前記内側面が、前記内側面接触部の上端から上方に広がるとともに上方に向かうに従って前記中心軸から漸次離間する略円錐面である内側面上側離間部をさらに有し、
    前記内側面上側離間部と前記シャフトの前記外側面との間に接着剤が保持される、請求項4または5に記載の軸受機構。
  7. 前記シャフトの前記外側面が、前記スラスト部の前記内側面接触部に接する領域の下側にて、下方に向かうに従って前記中心軸に漸次近づく略円錐面である傾斜部を有する、請求項1ないし6のいずれかに記載の軸受機構。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の軸受機構と、
    前記シャフトが固定された静止部と、
    前記スリーブ部が取り付けられた回転部と、
    を備える、モータ。
  9. ディスクを回転させる請求項8に記載のモータと、
    前記ディスクに対して情報の読み出しおよび/または書き込みを行うアクセス部と、
    前記モータおよび前記アクセス部を収容するハウジングと、
    を備える、ディスク駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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