JP2012135181A - 把持径可変型の配線プロテクター - Google Patents

把持径可変型の配線プロテクター Download PDF

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Tokio Matsuura
時男 松浦
Shinya Sugiyama
進哉 杉山
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Abstract

【課題】円筒を直径の変化で配線に圧接された状態で制止させて結束効果を得ることでプロテクターの準備種類の大幅な低減と、プロテクターの移動を防止するためのテープ巻きを省くことで作業性の向上を図ること。
【解決手段】硬質合成樹脂製の一対の半円筒1と半円筒2が可撓部3で開閉可能に連結されて、一方の半円筒1は、先端から中間部までを外片aと内片bの間に溝4を形成するため二股構造とされ、他方の半円筒2は先端から中間部までを上記溝4へ挿入する挿入部5とされて、該挿入部5と上記溝4との対応面には、挿入部5の溝4への挿入を許容して、溝4からの抜け出しは制止する逆止爪6と逆止爪7が設けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、配線を収納して保護させるプロテクターで、円筒を開いて配線を収容し、配線の把持が行われるまで円筒を絞って、手を離すと逆止爪の係合によってこの状態が保持される把持径可変型の配線プロテクターに関する。
従来、自動車の各種の配線を包容させて外力や熱から遮断することで保護させる配線プロテクターとして、図7に示す通り、硬質合成樹脂製の円筒(1)の周面の一部に長さ方向のスリット(2)を連続して入れ、断面形状を図8の通り上記スリット(2)の一方の片(3)が他方の片(4)の内側へ入り込むにように変形させることで、平仮名の「の」字状をなすように形成し、上記スリット(2)を図9に示す通りに配線(5)が通るように拡げて、円筒(1)の内部へ配線(5)を収め、円筒(1)を弾性で閉じさせて内部に配線(5)を収納させるものが、30数年前に開発されて「のの字」と称され、現在でも多くの自動車に使用されている状態であるが、この配線プロテクターについて説明する文献等は見当らない。
上記の通り「のの字」と称される配線プロテクターは、円筒(1)を直径が減少するように変化させることはできないから、その内部へ収納した組配線、即ち、複数の配線(5)の組み合わせをばらけや変形等を生じないように保持させ得る範囲が狭くて、種々の線径の配線(5)を様々な数で組み合わせた多様な自動車用配線の総てに対応させるためには、13種類ものプロテクターを用意しなければならないし、また、円筒(1)の内部へ配線(5)を収容するには、円筒(1)を材料の弾性に抗してこじ開け、内部へ配線(5)を入れ込まなければならな。更に、配線(5)の直径が円筒(1)よりも細いと円筒(1)による配線(5)の把持が行なわれないため、配線(5)対して円筒(1)が位置ずれしないように、円筒(1)の両端へ配線(5)へ跨らせてテープ巻きをしなければならない等の問題点があった。
本発明は、従来の配線プロテクターが、異種径配線への共用範囲が狭いため、配線プロテクターの準備種類が多数となって、円筒への配線の収容が容易でなく、また、配線の結束効果が得られないため、プロテクターの両端にテープを巻いて位置ずれを防止する必要もある点を、配線プロテクターの準備種類が大幅に削減されて、円筒への配線の収容も容易化されて、プロテクターのテープ巻きによる位置ずれの防止も不要となるようにすることをその課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、硬質合成樹脂製の一対の半円筒が可撓部で開閉可能に連結されて、一方の半円筒は、先端から中間部までを外片と内片の間に溝を形成するため二股構造とされ、他方の半円筒は先端から中間部までを上記溝へ挿入する挿入部とされて、該挿入部と上記溝との外側の接触部には、挿入部の溝への挿入は許容して、溝からの抜け出しは制止する逆止爪を設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、上記硬質合成樹脂製の一対の半円筒は、その内面に溝への挿入部を除いて、軟質な複数の配線抑えが離隔するように付設されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、上記一対の半円筒を連結する可撓部が軟質合成樹脂か、硬質合成樹脂の肉薄化で形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、上記一方の半円筒の二股構造部に形成された溝の奥端に、ばね作用部が形成されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、一対の半円筒の閉じ加減で配線の径に適合する直径の円筒を得て配線を把持させることで結束の効果が得られるから、配線プロテクターを異種径の配線へ共用する範囲が広がって、配線プロテクターの準備種類数を大幅に低減させることができるだけでなく、円筒内への配線の収容も容易化され、かつ、円筒の直径変化で配線の結束効果も得られるから、プロテクターの両端部へずれ止めのテープ巻きをする手数を省くこともできる。
請求項2に係る発明によれば、一対の半円筒を絞って配線を把持させると、円筒の内面に設けられた軟質の配線抑えが容易に変形して配線へ馴染んだり、隣り合う配線の間へ入り込んだりして、配線の動きを抑制するから、円筒内で配線がばらけや変形を生じることなく安定している。
請求項3に係る発明によれば、一対の半円筒を連結する可撓部が軟質合成樹脂で形成されるか、硬質合成樹脂で肉薄に形成されて容易に変形できるから、一対の半円筒を配線を収容するために開いたり、配線を把持させるため閉じて絞ったりする操作を楽に手早く行うことができる。
請求項4の発明によれば、溝の奥端に形成されたばね作用部は、二股構造部の外片と内片に弾性を付与して、挿入部が溝へ円滑に挿入されるようにすると共に、挿入が止まると即座に組をなす逆止爪を係合させて、一対の半円筒で形成された円筒を配線が把持される直径に保持させて結束効果を得ることができる。
本発明に係る把持径可変型の配線プロテクターの正面図 (a)(b)は、同上の一方の片と他方の片にそれぞれ設られた逆止爪の形状を示す一部分の拡大図 同上の一部分を示す斜視図 同上の一対の半円筒を開かせて内部へ配線を収容した説明図 同上の内部へ配線が収容された一対の半円筒を閉じて、一方の半円筒が有する溝へ他方の半円筒の挿入部を挿入しようとする説明図。 上記溝へ挿入部を挿入して、一対の半円筒で円筒を形成させ、配線を把持させると、溝の逆止爪と挿入部の逆止爪が係合して形成された円筒の直径を保持した状態の説明図。 (a)(b)(c)は、一方の半円筒の溝へ他方の半円筒の挿入部を挿入する寸法を変化させることで、直径が異なる4種類の円筒を形成させた比較図。 「のの字」と俗称される配線プロテクターを形成する円筒を示す一部分の斜視図。 同上の円筒の一方の端部を他方の端部の内側へ巻き込んで「の」字形を形成させた一部分の斜視図 同上の円筒を開口が開くよう変形させて内部へ配線を収容した説明図 内部へ配線を収容した円筒の開口を閉じて、配線を包容させた説明図
図1、図3、図4等において符号Aは、本発明に係る把持径可変型の配線プロテクターを示す。この配線プロテクターAは、硬質合成樹脂製の一対の半円筒1と半円筒2が可撓部3で開閉可能に連結されて、一方の半円筒1は、先端から中間部までを外片aと内片bの間に溝4を形成するため二股構造とされ、他方の半円筒2は先端から中間部までを上記溝4へ挿入する挿入部5とされて、この挿入部5と上記溝4の外側に位置する外片aとの対応面には、挿入部5を溝4へ挿入することは容易にできるが、溝4から挿入部5を抜け出すことは至難となるようにするため、図2(a)に拡大図を示す通り、緩やかな上り勾配の斜面cと、この斜面cの先端から後退角で落ち込む段落面dとで縦挽の鋸歯形をなすように形成された逆止爪6、逆止爪7を対称的に列設するか、又は、図2(b)に拡大図を示す通り薄片eが緩やかな上り勾配の斜面aで立ち上がった後、先端から後退角で落ち込む段落面bをなすように折り曲げられた逆止爪6、逆止爪7を対称形をなすように列設する構造としてある。
上記配線プロテクターAを構成させる一対の半円体1と半円体2は、PVC、PP、PE、ナイロン等の硬質合成樹脂を材料とし、半円筒1と半円筒2を連結させる可撓部3及び後記する配線抑えは、上記硬質樹脂と同系統の軟質合成樹脂を材料として押出成形することで形成されて、連続する成形品を切り分けて希望するサイズの配線プロテクターAを得るが、上記の場合、軟質合成樹脂で成形した一対の半円体1と半円体2を連結する可撓部3は、図3〜図6に示す通り一対の半円体1及び半円体2と同じ硬質合成樹脂を用いて肉薄に形成することで可撓性を得るようにしてもよい。
上記半円筒1の二股構造をなす外片aと内片bは、図1に示す通り先端が外片aよりも内片bの方が挿入方向へ出張るように形成して、外片aの先端は上方へ反らせ、内片bの先端は下方へ反らせることで、溝4の開口2部fを広がらせて挿入部5を溝4へ素早く確実に挿入することができるようにする。
又、上記溝4の奥端には、該溝4の巾よりも直径が大きい円形をなすようにばね作用部8が設られて、このばね作用部8は溝4を構成する二股部の外片aと内片bに弾性を付与し、挿入部5の溝4へのスムーズな挿入と、挿入を止めた後、逆止爪6と逆止爪7が係合して、挿入部5を停止位置に保持する作用が確実に行なわれるようにする。
又、上記一対の半円筒1と半円筒2は、その内面に半円筒2の挿入部5を除いて、複数の軟質な配線抑え9を離隔させて付設されていて、この配線抑え9は、図1に実線で示す通り蒲鉾形をなす中空の突条gか、図1に鎖線で示す通りに湾曲するか、又は屈曲する等の帯状体hを用いるが、これらの形状に限定されるものではなく、図5に示す通り一対の半円筒1と半円筒2で円筒10が構成されて、内部に収容した配線11を把持したとき、配線11へ接触するとこれに馴染むように変形するか、隣り合う配線11の間へ入り込んで配線11の動きを止めることができるものであれば、他の形状であっても差し支えない。
上記構成の把持径可変型の配線プロテクターAは、一対の半円筒1と半円筒2を図4に示す通り広げて、両半円筒1と半円筒2の間へ配線11を収容し、両方の半円筒1と半円筒2を図5に示す通りに閉じれば、半円筒2の挿入部5は、半円筒1にこれを二股部構造とすることで形成された溝4へ、内片bの下方へ反る先端の誘導と、これに続く外片aの上方へ反る先端の誘導で、確実に溝4内へ導入されて溝4内を進む。このときは、溝4側に設けられた逆止爪7と、挿入部5側に設けられた逆止爪6とは、両者の斜面c、斜面c同士が係合するため、挿入部5の挿入を支障なく行なわせる。しかし、挿入部5の挿入で半円筒1と半円筒2が円筒10を構成して、図6に示す通り内面で配線11を把持して結束の効果が得られるようになったとき、挿入部5の溝4への挿入を止めれば、逆止爪6と逆止爪7の段落面d、段落面d同士が係合して、挿入部5の戻り(抜け出し)を阻止して円筒10の直径保持を行なうため、配線プロテクターAの両端から配線に跨ってずれ止めテープを巻く作業を省いても、配線11を設置位置に保持させることができる。
又、上記構成の配線プロテクターAは、一方の半円筒1の二股構造部に設けられた溝4へ、他方の半円筒2に設けられた挿入部5を、図7(a)に示す通り浅く挿入すると、両半円筒1と半円筒2で最大直径の円筒10が構成され、図7(d)に示す通り挿入部5の先端が溝4の奥端へ達するまで深く挿入すると、両半円筒1と半円筒2で最小径の円筒10が構成され、更に、挿入部5を挿入する深さを更に図7(b)、図7(c)に示す通り、最大、最小の中間の2種類の寸法に変更すると、両半円筒1と半円筒2で構成される円筒10の直径を2種類の中間寸法に変更することができて、1種類の配線プロテクターAによって4種類の異径配線を確実に把持させ、配線11のばらけや変形を生じさせない結線効果を得ることができるので、従来の「のの字」と称される配線プロテクター(A)では、13種類を準備しなければならなかった場合でも、1/3程度の配線プロテクターAの準備数で充分に対処することができる。
なお、この配線プロテクターAは、一対の半円筒1と半円筒2に跨って内面に複数の軟質な線抑え9を離隔させて設けるから、両半円筒1と半円筒2を閉じて円筒10とし、その内面で配線11を把持させたとき、上記配線抑え9が変形し易い軟質のため配線11へ馴染むように接触するか、隣り合う配線11、配線11の間へ食い込む等して配線11の移動を抑えるから、配線11をばらけや変形等を生じないように円筒10内に安定させる効果が高められる。
本発明は、少ない種類の配線プロテクターで多種類の配線を結束効果が得られるように把持させることで、自動車の配線の合理的、経済的な保護処理を実現させることが可能となる。
A 配線プロテクター
1 一方の半円筒
2 他方の半円筒
3 可撓部
4 溝
5 挿入部
6と7 逆止爪

Claims (4)

  1. 硬質合成樹脂製の一対の半円筒が可撓部で開閉可能に連結されて、
    一方の半円筒は、先端から中間部までを外片と内片の間に溝を形成するため二股構造とされ、
    他方の半円筒は先端から中間部までを上記溝へ挿入する挿入部とされて、
    この挿入部と上記溝との対応面には、挿入部の溝への挿入を許容して、溝からの抜け出しは阻止する逆止爪が設けられていることを特徴とする把持径可変型の配線プロテクター。
  2. 上記硬質合成樹脂製の一対の半円筒は、その内面に溝への挿入部を除いて、軟質な複数の配線抑えが離隔するように付設されていることを特徴とする請求項1に記載の把持径可変型の配線プロテクター。
  3. 上記一対の半円筒を連結する可撓部が、軟質合成樹脂か硬質合成樹脂の肉薄化で形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の把持径可変型の配線プロテクター。
  4. 上記一方の半円筒の二股構造部に形成された溝の奥端に、ばね作用部が形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3に記載の把持径可変型の配線プロテクター。
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