JP2012134310A - Defect inspection method, defect inspection device, and defect inspection system - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、欠陥検査方法及び欠陥検査装置、並びに欠陥検査装置を含む欠陥検査システムに関する。 The present invention relates to a defect inspection method, a defect inspection apparatus, and a defect inspection system including the defect inspection apparatus.
半導体装置等、ウェハを用いた電子装置の製造分野では、ウェハの表面に存在する異物等の欠陥の検査が行われる。欠陥の検査には、例えば、ウェハの表面にレーザ光を照射してその散乱光から欠陥の位置(座標)や大きさ等の情報を取得する表面欠陥検査装置が用いられる。また、表面欠陥検査装置で取得された欠陥の座標に基づいて、当該欠陥のSEM(Scanning Electron Microscope)像を取得するSEMレビュー装置も用いられる。このほか、ウェハ表面のうち、その端部(エッジ部)の欠陥を検査するエッジ検査装置も用いられる。 In the field of manufacturing electronic devices using a wafer such as a semiconductor device, inspection of defects such as foreign matter existing on the surface of the wafer is performed. For the defect inspection, for example, a surface defect inspection apparatus that irradiates the surface of the wafer with laser light and acquires information such as the position (coordinates) and size of the defect from the scattered light is used. Further, an SEM review apparatus that acquires an SEM (Scanning Electron Microscope) image of the defect based on the coordinates of the defect acquired by the surface defect inspection apparatus is also used. In addition, an edge inspection apparatus for inspecting a defect on an end portion (edge portion) of the wafer surface is also used.
尚、ウェハを扱う製造装置や検査装置を用いる場合においては、異なる装置間でウェハの位置合わせが行われる。例えば、ウェハに設けられているマーク、ウェハのノッチやオリエンテーションフラット(オリフラ)の位置、ウェハの端部位置、スクライブラインの配置等の情報を用いて、ウェハの位置合わせを行う技術が知られている。 In the case of using a manufacturing apparatus or an inspection apparatus that handles wafers, wafer alignment is performed between different apparatuses. For example, a technique for aligning a wafer by using information such as marks provided on the wafer, the position of the notch or orientation flat (orientation flat) of the wafer, the edge position of the wafer, the arrangement of the scribe line, etc. is known. Yes.
ところで、上記のような欠陥検査装置のうち、表面欠陥検査装置とSEMレビュー装置は、例えば、ウェハの表面で検出される欠陥の位置を、スクライブラインに基づいて設定された原点(スクライブラインの交差領域に設定された原点等)からの座標で認識する。その場合、表面欠陥検査装置で検出された欠陥について、そのSEM像をSEMレビュー装置で比較的精度良く取得することができる。 By the way, among the defect inspection apparatuses as described above, the surface defect inspection apparatus and the SEM review apparatus, for example, set the position of the defect detected on the wafer surface to the origin set based on the scribe line (the intersection of the scribe lines). Recognize by coordinates from the origin set in the area. In that case, the SEM image of the defect detected by the surface defect inspection apparatus can be acquired with relatively high accuracy by the SEM review apparatus.
一方、エッジ検査装置は、スクライブラインの配置を考慮せず、例えば、ウェハの端部で検出される欠陥の位置を、スクライブラインによらないでウェハに設定された原点(ウェハ中心部等)からの座標で認識する。その場合、エッジ検査装置で検出された欠陥について、そのSEM像をSEMレビュー装置で取得する際、両装置間で欠陥の位置を示す座標にずれが生じ、欠陥のSEM像を精度良く取得することができないことがある。 On the other hand, the edge inspection apparatus does not consider the arrangement of scribe lines. For example, the position of a defect detected at the edge of a wafer is determined from the origin (wafer center part, etc.) set on the wafer without using the scribe line. Recognize by the coordinates. In that case, when the SEM image of the defect detected by the edge inspection apparatus is acquired by the SEM review apparatus, the coordinates indicating the position of the defect are shifted between both apparatuses, and the SEM image of the defect is acquired with high accuracy. May not be possible.
本発明の一観点によれば、複数のスクライブラインを含むウェハの表面画像を取得する工程と、取得された前記表面画像を用いて、前記ウェハの欠陥を、前記ウェハに設定されている第1原点からの座標で検出する工程と、取得された前記表面画像を用いて、前記複数のスクライブラインのうちの一のスクライブラインを検出する工程と、検出された前記一のスクライブラインに基づき、前記欠陥の前記第1原点からの座標を、前記複数のスクライブラインに設定されている第2原点からの座標に変換する工程とを含む欠陥検査方法が提供される。 According to one aspect of the present invention, a step of acquiring a surface image of a wafer including a plurality of scribe lines, and using the acquired surface image, a defect of the wafer is set in the wafer. Based on the step of detecting by coordinates from the origin, the step of detecting one scribe line of the plurality of scribe lines using the acquired surface image, and the one scribe line detected, And a step of converting the coordinates of the defect from the first origin to coordinates from the second origin set in the plurality of scribe lines.
開示の方法によれば、ウェハで検出された欠陥の座標を適正に変換することができ、その結果、欠陥検査の精度向上を図ることが可能になる。 According to the disclosed method, the coordinates of the defect detected on the wafer can be appropriately converted, and as a result, the accuracy of defect inspection can be improved.
図1は欠陥検査方法の一例を示す図、図2は欠陥検査装置の構成例を示す図である。
図1に示すような欠陥検査は、例えば図2に示すような欠陥検査装置10を用いて行うことができる。
FIG. 1 is a diagram illustrating an example of a defect inspection method, and FIG. 2 is a diagram illustrating a configuration example of a defect inspection apparatus.
The defect inspection as shown in FIG. 1 can be performed using, for example, a
図2に示す欠陥検査装置10は、取得部11、第1検出部12、第2検出部13、変換部14、記憶部15及びステージ16を有している。
取得部11は、ステージ16上に載置されたウェハ100の端部の表面画像を取得する。ウェハ100は、例えば、ノッチ合わせ等の位置合わせを行って、ステージ16上に載置される。尚、欠陥検査装置10では、このウェハ100の位置合わせ及びステージ16上へのセット時に、当該ウェハ100の中心とステージ16の原点とのオフセットが決定される。
The
The
ウェハ100には、その上に形成される、形成途中或いは形成後の個々の半導体素子(チップ)領域を画定する、縦横に延在された複数のスクライブライン101が含まれる。スクライブライン101は、フォトリソグラフィ技術を利用して複数個分のチップ領域をまとめて露光する際の、或いは1個分のチップ領域を露光する際の、ショット(露光ショット)の範囲を画定するラインでもある。取得部11によって取得される、ウェハ100の端部の表面画像には、このようなスクライブライン101の端部が撮像される。
The
第1検出部12は、取得部11で取得された表面画像を用いて、ウェハ100の端部に存在する欠陥を検出する。第1検出部12は、欠陥検査装置10において予めステージ16上のウェハ100に設定されている第1原点(ステージ16の原点(ウェハ100の中心部等))からの座標で、ウェハ100の端部の欠陥を検出する。
The
第2検出部13は、取得部11で取得された表面画像を用い、その表面画像に含まれる、ウェハ100上のスクライブライン101を検出する。第2検出部は、ウェハ100上の複数のスクライブライン101のうち、少なくとも1本のスクライブライン101を検出する。
The
変換部14は、第1検出部12で検出された欠陥の第1原点からの座標を、スクライブライン101に基づいて設定されている別の第2原点からの座標に変換する。例えば、変換部14は、第2検出部13で検出されたスクライブライン101に基づき、ウェハ100上の複数のスクライブライン101のレイアウトを求める。そして、変換部14は、第1検出部12で検出された欠陥の第1原点からの座標を、レイアウトを求めた複数のスクライブライン101の所定箇所(スクライブライン101の交差部(ショットの角部)等)に設定されている第2原点からの座標に変換する。
The
記憶部15には、予め、ウェハ100に対する露光時に適用されるショットのサイズやレイアウト、スクライブライン101の幅、スクライブラインとウェハ100の端(エッジライン)との交差パターン等の情報が記憶される。尚、記憶部15には、取得部11で取得された表面画像、第1検出部12で検出された欠陥の座標、第2検出部13で検出されたスクライブライン101に関する情報、変換部14によって変換された座標等も記憶される。
The
このような欠陥検査装置10を用いた欠陥検査において、欠陥検査装置10は、図1に示すように、まず、ウェハ100の端部の表面画像を、取得部11によって取得する(ステップS1)。例えば、欠陥検査装置10は、位置合わせされたウェハ100が載置されているステージ16を回転させる等して、当該ウェハ100の、1周分の端部の表面画像を、取得部11によって取得する。取得部11では、例えば、ウェハ100の端(外周端、エッジライン)からその中心側に向かって数mm程度の端部の表面画像が取得される。
In the defect inspection using such a
次いで、欠陥検査装置10は、取得部11で取得した表面画像を用い、ウェハ100の端部の欠陥を、第1検出部12によって検出する(ステップS2)。このとき、ウェハ100の端部の欠陥は、欠陥検査装置10で予め第1原点として設定されている、ステージ16の原点(ウェハ100の中心部)からの座標によって、検出される。
Next, the
また、欠陥検査装置10は、取得部11で取得した表面画像を用い、その表面画像に含まれる、ウェハ100上の少なくとも1本のスクライブライン101を、第2検出部13によって検出する(ステップS3)。取得部11によって取得される、ウェハ100の端部の表面画像には、スクライブライン101の端部が撮像される。ステップS3では、そのようなウェハ100の端部の表面画像に存在する、少なくとも1本のスクライブライン101の端部を検出する。
Further, the
尚、上記のステップS1において、取得部11により、ウェハ100の、1周分の端部の表面画像を取得している場合、ステップS3では、その表面画像のうち一部の表面画像を用い、当該一部の表面画像に存在するスクライブライン101を検出する。
In addition, in said step S1, when the surface image of the edge part for one round of the
また、ウェハ100の端部の表面画像からスクライブライン101を検出する際には、例えば、ショットの角部等に設定されている第2原点を含むようなスクライブライン101(即ち、ショットを画定しているスクライブライン101)を検出する。その場合、スクライブライン101の検出に用いる表面画像としては、そのような第2原点を含むスクライブライン101が存在する表面画像を用いる。
Further, when detecting the
上記のようにしてウェハ100の端部の欠陥、及びスクライブライン101を検出した後、欠陥検査装置10は、変換部14により、ウェハ100の端部で検出された欠陥の第1原点からの座標を、第2原点からの座標に変換する(ステップS4)。第2原点は、ショットの角部(スクライブライン101の交差部)等、ショットを画定するスクライブライン101上の位置に設定される。変換部14は、検出したスクライブライン101に基づき、欠陥の第1原点からの座標を、ショットの角部等、スクライブライン101の所定箇所に設定されている第2原点からの座標に変換する。
After detecting the defect at the end of the
例えば、変換部14は、ウェハ100の端部の表面画像から検出されたスクライブライン101の、ウェハ100上での位置を特定し、その位置に基づき、ウェハ100上の複数のスクライブライン101(全部又は一部)のレイアウトを求める。そして、変換部14は、欠陥の第1原点からの座標を、ショットの角部等、ウェハ100上のレイアウトが求められたスクライブライン101の所定箇所に設定されている第2原点からの座標に変換する。
For example, the
より具体的には、変換部14は、検出されたスクライブライン101を基準に、ウェハ100全体についてのショットの仮想レイアウト(スクライブライン101のレイアウト)を生成する。このとき、変換部14は、記憶部15に記憶された、ショットのサイズやレイアウト、スクライブラインの幅やウェハ100のエッジラインとの交差パターン等の情報を用いて、検出したスクライブライン101の位置を特定し、仮想レイアウトを生成する。そして、変換部14は、その仮想レイアウトの、あるショットに相当する領域のウェハ100端部に存在する欠陥について、その第1原点からの座標を、当該ショットの角部等に設定されている第2原点からの座標に変換する。
More specifically, the
以上のような欠陥の座標変換を行う欠陥検査装置10は、SEMレビュー装置(欠陥検査装置)と組み合わせ、欠陥の検出とその観察を行う欠陥検査システムに適用することができる。
The
図3は欠陥検査システムの構成例を示す図である。
欠陥検査システム1は、上記のような欠陥検査装置10、及びSEMレビュー装置20を含む。SEMレビュー装置20は、ウェハ100表面のSEM像を取得する取得部21、及びウェハ100が載置されるステージ22を有する。
FIG. 3 is a diagram illustrating a configuration example of the defect inspection system.
The
欠陥検査システム1では、上記のように欠陥検査装置10によってウェハ100の端部に存在する欠陥の座標変換が行われた後、その変換後の座標が用いられて、SEMレビュー装置20による欠陥の観察が行われる。SEMレビュー装置20では、欠陥検査装置10の変換部14で変換され、記憶部15に記憶された欠陥座標に基づき、ウェハ100が載置されたステージ22が水平面内を移動し、それにより、SEMの視野内に当該欠陥が導入される。SEMレビュー装置20は、例えば、ショットの角部に設定されている原点からの座標に基づいてステージ22を移動させ、対象欠陥の観察を行う。
In the
上記のような欠陥検査装置10とは別に、SEMレビュー装置20と組み合わせることのできる検査装置として、ウェハ100の端部より内側の領域について欠陥の検出を行う表面欠陥検査装置がある。表面欠陥検査装置では、検出される欠陥を、例えばSEMレビュー装置20と同様に、ショットの角部に設定されている原点からの座標で認識する。SEMレビュー装置20では、このような表面欠陥検査装置から出力される欠陥座標に基づいて、ウェハ100が載置されたステージ22が移動され、対象欠陥の観察が行われる。
In addition to the
表面欠陥装置及びSEMレビュー装置20では、いずれも、ウェハ100の位置合わせが行われ、ウェハ100に対する露光時に適用されるショットサイズ、ショットレイアウトが認識される。そして、表面欠陥検査装置では、ショットの角部に設定されている原点からの座標で欠陥が検出され、SEMレビュー装置20では、ショットの角部に設定されている原点からの座標に基づいて欠陥の観察が行われる。そのため、表面欠陥検査装置で検出された欠陥について、そのSEM像を、SEMレビュー装置20で精度良く自動的に取得することができる。
In both the surface defect apparatus and the
一方、上記の欠陥検査装置10では、ウェハ100の端部の欠陥を、まず、ショットの角部でない第1原点(ステージ16の原点(ウェハ100の中心部))からの座標で検出する。このような座標を用いてSEMレビュー装置20で対象欠陥の観察を行うと、欠陥検査装置10とSEMレビュー装置20の間で、欠陥の位置を示す座標にずれが生じ、対象欠陥がSEMの視野から外れてしまい、当該欠陥が自動的には観察できなくなる場合がある。
On the other hand, in the
これに対し、上記の欠陥検査装置10では、ウェハ100の端部の表面画像から検出されるスクライブライン101に基づき、ウェハ100上のスクライブライン101のレイアウトを求める。このようなレイアウトを用い、ウェハ100の端部で検出された欠陥の座標を、例えば、SEMレビュー装置20と同様に、ショットの角部に設定されている原点からの座標に変換する。欠陥検査装置10は、ウェハ100の端部で検出された欠陥の座標として、この変換後の座標を、SEMレビュー装置20に出力する。
On the other hand, in the
即ち、欠陥検査装置10は、上記の表面欠陥検査装置と同様に、欠陥の座標として、ショットの角部に設定されている原点(第2原点)からの座標を、SEMレビュー装置20に出力することができる。これにより、欠陥検査装置10とSEMレビュー装置20の間で欠陥の座標がずれるのを抑制し、対象欠陥のSEM像を精度良く自動的に取得することが可能になる。
That is, the
尚、以上の説明では、ステップS1でウェハ100の端部の表面画像を取得した後、その表面画像を用いて、ステップS2でウェハ100の端部の欠陥を検出し、ステップS3で少なくとも1本のスクライブライン101を検出するようにした。このステップS2とステップS3は、順番を入れ替えても構わない。
In the above description, after acquiring the surface image of the edge of the
また、欠陥検査装置10及びSEMレビュー装置20が有する処理機能は、コンピュータを用いて実現することができる。欠陥検査装置10及びSEMレビュー装置20は、それらが有する処理機能を記述したプログラムをコンピュータ上で実行することにより、当該処理機能を実現する。
Moreover, the processing function which the
以下、欠陥検査の一例について、より詳細に説明する。
図4は欠陥検査フローの一例を示す図、図5は欠陥検査装置の一例を示す図である。また、図6〜図23は欠陥検査の各工程の説明図である。以下、図4〜図23を参照して、欠陥検査を説明する。
Hereinafter, an example of defect inspection will be described in more detail.
FIG. 4 shows an example of a defect inspection flow, and FIG. 5 shows an example of a defect inspection apparatus. Moreover, FIGS. 6-23 is explanatory drawing of each process of a defect inspection. Hereinafter, defect inspection will be described with reference to FIGS.
まず、図5に示す欠陥検査装置30について説明する。
図5に示す欠陥検査装置30は、ウェハ100が載置されるステージ31、ステージ31を回転させる回転機構部32、及び回転機構部32の駆動を制御する駆動制御部33を有している。ウェハ100は、搬送部34によって、ステージ31上に移載されるようになっている。
First, the
A
搬送部34は、図6に示すように、少なくとも1つのポート34a、ハンドラー34b、位置合わせ機構部34cを含む。ここで、ポート34aには、1枚又は複数枚のウェハ100が収容されたFOUP(Front Opening Unified Pod)がセットされる。ハンドラー34bは、ポート34aにセットされたFOUPから1枚ずつウェハ100を取り出し、図6に太矢印で示したように、そのウェハ100を位置合わせ機構部34cに搬送し、位置合わせ後のウェハ100をステージ31に搬送する。位置合わせ機構部34cは、ハンドラー34bでFOUPから取り出されたウェハ100を、ステージ31へ搬送する前に、ウェハ100のノッチ、オリフラ、アライメントマーク等の位置合わせを行う。
As shown in FIG. 6, the
このようにしてウェハ100が載置されたステージ31が、駆動制御部33で制御される回転機構部32によって回転される。ステージ31の回転条件は、予めレシピとして設定しておき、欠陥検査装置30が備えるハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;HDD)等の記憶部35に記憶しておく。駆動制御部33は、記憶部35に記憶されたレシピに基づき、回転機構部32を制御し、ステージ31を回転させる。
The
欠陥検査装置30の画像取得部36は、ステージ31上に載置されたウェハ100の端部の表面画像を取得する。画像取得部36は、例えば、レーザ光を照射してその散乱光を検出することで表面画像を取得する。尚、このほか、画像取得部36としては、CCD(Charge Coupled Device)等のイメージセンサによって表面画像を取得するものを用いることもできる。画像取得部36では、ステージ31を回転させることで、ウェハ100の外周に沿った端部の表面画像が連続的に取得される。画像取得部36で取得された表面画像は、記憶部35に記憶される。また、記憶部35に記憶された表面画像は、モニタ等を用いた表示部37に表示することができるようになっている。
The
欠陥検査装置30は、更に、欠陥検出部38、スクライブライン検出部39、及びエッジライン検出部40を有している。
欠陥検出部38は、画像取得部36で取得され、記憶部35に記憶された表面画像を用いて、ウェハ100の端部に存在する欠陥を検出する。このような表面画像を用いた欠陥検出は、例えば、欠陥検出部38が備えるADC(Auto Defect Classification)機能を用いて、行うことができる。表面画像を用いた欠陥検出条件(表面画像内の異質な箇所を欠陥とするか否かの判定条件等)は、予めレシピとして設定しておき、記憶部35に記憶しておく。欠陥検出部38は、ステージ31上のウェハ100に対して設定されている第1原点からの座標、ここではステージ31の原点(ウェハ100の中心部)からの座標によって、ウェハ100の端部の欠陥を検出する。
The
The
スクライブライン検出部39は、ウェハ100上のスクライブライン101のうち、画像取得部36で取得され、記憶部35に記憶された表面画像に含まれるスクライブラインを検出する。スクライブライン検出部39は、例えば、ウェハ100の端部の表面画像のうち、所定のスクライブライン(例えば、ショットの角部に設定される第2原点が含まれるようなスクライブライン)が存在する表面画像を抽出する抽出部を含む。また、スクライブライン検出部39は、例えば、当該抽出部で抽出された表面画像からスクライブラインを検出するための画像処理を行う画像処理部を含む。
The scribe
エッジライン検出部40は、画像取得部36で取得され、記憶部35に記憶された表面画像に含まれるウェハ100の端(エッジライン)を検出する。エッジライン検出部40は、例えば、表面画像からウェハ100のエッジラインを検出するための画像処理を行う画像処理部を含む。
The edge
欠陥検査装置30は、更に、パターン取得部41、パターン比較部42、仮想レイアウト生成部43、座標変換部44、及び座標出力部45を有している。
パターン取得部41は、スクライブライン検出部39で検出されたスクライブラインと、エッジライン検出部40で検出されたウェハ100のエッジラインとが交差する略T字状の交差パターンを、画像処理によって取得する。尚、このパターン取得部41では、検出されたスクライブラインとウェハ100のエッジラインとの交差パターンとして、当該スクライブラインとエッジラインとの交角を求めてもよい。
The
The
記憶部35には、ウェハ100上に形成されるスクライブライン(全部又は一部)と、ウェハ100のエッジラインとの交差パターンを、比較用に予め記憶しておく。パターン比較部42は、パターン取得部41で取得された交差パターンと、記憶部35に記憶された比較用交差パターンとを比較する。このパターン比較部42により、パターン取得部41で取得した交差パターンに含まれるスクライブラインが、ウェハ100上のどのスクライブラインか、即ち、当該交差パターンに含まれるスクライブラインのウェハ100上での位置が特定される。
The
また、記憶部35には、ウェハ100に対する露光時に適用されるショットサイズ、ショットレイアウト、ウェハ100の中心とショットレイアウトの中心のオフセット、スクライブラインの幅等を予め記憶しておく。更に、記憶部35には、ショットの角部に設定されている第2原点の位置を予め記憶しておく。仮想レイアウト生成部43は、ウェハ100上での位置が特定された交差パターンのスクライブラインを基準に、記憶部35に記憶されたショットサイズ、ショットレイアウト、スクライブライン幅を用い、ウェハ100上のショットの仮想レイアウトを生成する。
In addition, the
座標変換部44は、仮想レイアウト生成部43で生成されたショットの仮想レイアウトに基づき、欠陥検出部38で検出された欠陥の第1原点からの座標を、ショットの角部に設定されている第2原点からの座標に変換する。その際、座標変換部44は、ウェハ100の端部で検出された各欠陥の第1原点からの座標を、当該欠陥が含まれる一ショットの角部に設定されている第2原点からの座標に変換する。座標変換部44で変換された座標は、記憶部35に記憶される。
The coordinate
座標出力部45は、このようにして記憶部35に記憶された変換後の座標を、SEMレビュー装置等、他の欠陥検査装置に出力する。
欠陥検査装置30の入力部46からは、欠陥検査前に、ステージ31の回転条件、表面画像を用いた欠陥検出条件、比較用交差パターン、ショットサイズ、ショットレイアウト、スクライブライン幅、及びショット角部の第2原点の位置等の情報が入力される。入力部46から入力された情報は、記憶部35に記憶され、欠陥検査の処理において適宜利用される。
The coordinate
From the
続いて、上記構成を有する欠陥検査装置30を用いた欠陥検査の一例を、図4に示すフローに従って順に説明する。
欠陥検査装置30では、まず、欠陥検査に用いるレシピのロード(読み込み)が行われる(ステップS10)。レシピは、欠陥検査前に、1種類又は複数種類、予め記憶部35に記憶しておく。レシピとしては、例えば、ステージ31の回転条件(回転角度、回転速度等)、及び欠陥検出条件(表面画像内の異質な反射率の箇所を欠陥とするか否かの反射率の閾値等)を記憶しておく。欠陥検査装置30は、例えば、オペレータによる入力部46からの指令に基づき、記憶部35に記憶されている所定レシピのロードを開始する。
Next, an example of defect inspection using the
In the
次いで、欠陥検査装置30は、搬送部34により、検査するウェハ100を、位置合わせを行って、ステージ31上にセットする(ステップS11)。そして、欠陥検査装置30は、ロードしたレシピに従い、駆動制御部33で回転機構部32を制御してステージ31を回転させ、画像取得部36でウェハ100の端部の表面画像を取得する(ステップS12)。画像取得部36で取得された表面画像は、記憶部35に記憶される。
Next, the
尚、ステップS11におけるウェハ100の位置合わせ及びステージ31上へのセット時に、当該ウェハ100の中心とステージ31の原点とのオフセットを決定することができる。或いは、ステップS12におけるウェハ100端部の表面画像の取得後に、当該表面画像を用いて、当該ウェハ100の中心とステージ31の原点とのオフセットを決定することもできる。
When the
欠陥検査装置30は、ウェハ100の端部の表面画像を取得した後、その取得した表面画像を用い、欠陥検出部38で欠陥を検出する(ステップS13)。
図7〜図9は欠陥検出工程の説明図である。尚、図7は表面画像の一例を示す図、図8は表面画像内の反射率の一例を示す図、図9は欠陥検出の一例を示す図である。
After acquiring the surface image of the edge part of the
7 to 9 are explanatory diagrams of the defect detection process. 7 is a diagram showing an example of the surface image, FIG. 8 is a diagram showing an example of the reflectance in the surface image, and FIG. 9 is a diagram showing an example of defect detection.
例えば、画像取得部36が、ウェハ100の端部にレーザ光を照射してその散乱光を検出するものである場合、図7に示すように、画像取得部36で取得される表面画像120には、反射率の違いに起因した、異なるコントラストの部分121が現れる。図8には、画像取得部36で取得される表面画像内の、ある領域での反射率波形122を例示している。
For example, when the
欠陥検出部38は、画像取得部36で取得される、このような表面画像120を用い、ウェハ100上の異なるコントラストの部分121が欠陥か否かを判定する。例えば、欠陥検出部38は、図9に示すように、表面画像120内のある1箇所の部分121aについて、当該部分121aを含む所定範囲(図9(A)に点線121cで図示)の反射率波形121bを抽出する(図9(B))。そして、欠陥検出部38は、当該部分121aの反射率波形121bが、予め設定された閾値を上回る反射率を示す場合、当該部分121aを欠陥と判定する。反射率の閾値は、欠陥検査前に予め設定しておき、記憶部35に記憶しておく。欠陥検出部38は、記憶部35に記憶されたその閾値を用い、反射率波形121bが、設定された閾値を上回る反射率を示すか否かで、当該部分121aが欠陥か否かを判定する。
The
例えば、図9(B)の例において、設定されている閾値が点線T1であった場合には、反射率波形121bの反射率(ピーク)がその点線T1を上回るため、欠陥検出部38は、この反射率波形121bの部分121aを欠陥と判定する。また、設定されている閾値が点線T2であった場合には、反射率波形121bの反射率(ピーク)がその点線T2を下回るため、欠陥検出部38は、この反射率波形121bの部分121aを欠陥でないと判定する。
For example, in the example of FIG. 9B, when the set threshold value is the dotted line T1, the reflectance (peak) of the
欠陥検出部38は、このような判定処理を実行することにより、表面画像120内の異質なコントラストの部分121について、それぞれ欠陥か否かを判定し、欠陥と判定したものについては、その位置を欠陥座標として記憶部35に記憶する。その際、欠陥検出部38は、欠陥と判定した部分121の位置を、ステージ31上のウェハ100に対して設定されている第1原点からの座標、ここではステージ31の原点(ウェハ100の中心部)からの座標で表わす。
By executing such a determination process, the
尚、ここでは、画像取得部36が、ウェハ100の端部にレーザ光を照射してその散乱光を検出するものである場合を例にして説明した。このほか、画像取得部36が、CCD等のイメージセンサによって表面画像を取得するものである場合には、例えば、表面画像120のコントラストについて閾値を設定し、記憶部35に記憶しておく。そして、その閾値を用いて、表面画像120内の異質なコントラストの部分121について、それぞれ欠陥か否かを判定し、欠陥と判定したものの座標(第1原点からの座標)を記憶部35に記憶するようにすればよい。
Here, the case where the
上記のようにしてウェハ100の端部の欠陥を検出した後、欠陥検査装置30は、ステップS12で取得した表面画像を用い、スクライブライン検出部39により、ウェハ100上のスクライブライン101のうち、所定のスクライブラインを検出する。スクライブライン検出部39では、例えば、ショットの角部に設定される第2原点を含むようなスクライブラインを検出する。
After detecting the defect at the edge of the
スクライブラインの検出にあたり、スクライブライン検出部39は、まず、画像取得部36で取得され、記憶部35に記憶された表面画像から、第2原点を含むスクライブラインが存在していると予想される領域の表面画像を抽出する(ステップS14)。
In detecting the scribe line, the scribe
表面画像を抽出する際には、ショットサイズ、ショットレイアウト、スクライブライン幅、ショットレイアウト中心のオフセット(マップオフセット)、ショットレイアウト内の第2原点を含むスクライブラインの位置等の情報が利用される。これらの情報は、予め記憶部35に記憶しておく。
When extracting the surface image, information such as a shot size, a shot layout, a scribe line width, an offset (map offset) of the shot layout center, and a scribe line position including the second origin in the shot layout is used. These pieces of information are stored in the
図10は表面画像抽出工程の説明図である。
スクライブライン検出部39は、例えば、記憶部35に記憶されたショットサイズ、ショットレイアウト、スクライブライン幅、及びマップオフセットの情報を用い、ウェハ100上にショットレイアウト130を設定する。
FIG. 10 is an explanatory diagram of the surface image extraction step.
The scribe
尚、このショットレイアウト130は、表面画像を抽出するためにウェハ100上に設定するものであり、当該ウェハ100上に実際に存在する、ショットを画定しているスクライブラインのレイアウトとは必ずしも一致しない。ここでは、x方向、y方向共に、マップオフセットが0μmである場合、即ち、ステージ31の原点(ウェハ100の中心部)とショットレイアウト中心とのオフセットが0μmであるものとする。
The
ウェハ100に対するショットレイアウト130の設定後、スクライブライン検出部39は、記憶部35に記憶されている情報に基づき、ショットレイアウト130の複数のスクライブライン131から、第2原点を含む1本のスクライブライン131aを選択する。そして、スクライブライン検出部39は、選択したスクライブライン131aの一部(線分AB)と、ショットレイアウト130の中心(点C)とを含む△ABCから、θ=∠ACBを算出する。例えば、点Cがウェハ100の中心かつステージ31の原点(0,0)、ウェハ100の半径CAが150000μm、1ショットの一辺のサイズCBが22660μmであるとすると、θは、次式(1),(2)から、約81.3°と求めることができる。
After setting the
cosθ=CB/CA
=22660/150000=0.151066666・・・(1)
cos-10.151066666=81.3112535・・・(2)
スクライブライン検出部39は、このようにして求めた約81.3°の角度を用い、画像取得部36で取得され、記憶部35に記憶された表面画像のうち、81.3°付近に相当するウェハ100端部(A部)の表面画像を抽出する。このような処理により、ショットレイアウト130を用いた計算上、第2原点を含むスクライブラインが存在すると予想される、ウェハ100端部の表面画像が抽出される。
cos θ = CB / CA
= 22660 / 150,000 = 0.151066666 (1)
cos −1 0.151066666 = 81.31125535 (2)
The scribe
ここでは、マップオフセットが0μmである場合を例にしたが、マップオフセットが0μmでない場合には、そのオフセットを考慮した領域の、ウェハ100の端部の表面画像を抽出するようにすればよい。
Here, the case where the map offset is 0 μm is taken as an example. However, when the map offset is not 0 μm, the surface image of the end portion of the
尚、ステージ31と、そこにセットされるウェハ100の位置関係は位置合わせによってわかっているので、抽出した表面画像が、ウェハ100のどの領域の端部の画像で、ステージ31上のどの座標領域のものであるのかがわかる。
Since the positional relationship between the
次いで、スクライブライン検出部39は、抽出した表面画像について、その反射率或いはコントラストに基づき、二値化処理を実行し、二値化画像を生成する(ステップS15)。
Next, the scribe
図11は二値化画像生成工程の説明図である。
スクライブライン検出部39は、抽出した表面画像から、この図11に示すような二値化画像140を生成する。生成される二値化画像140には、ウェハ100上のスクライブライン141(ここでは一例として2本)、ウェハ100のエッジライン142、ウェハ100上に形成されるチップのパターン145が含まれる。
FIG. 11 is an explanatory diagram of the binarized image generation process.
The scribe
欠陥検査装置30は、上記のようにしてスクライブライン検出部39により抽出した表面画像を二値化処理して得た二値化画像140から、スクライブライン141及びエッジライン142を検出していく。尚、スクライブライン141及びエッジライン142を検出する処理は、二値化画像140内のどのスクライブライン141が第2原点を含むスクライブラインに相当するのかを確定するために行う。
The
まず欠陥検査装置30は、スクライブライン検出部39により、二値化画像140からスクライブライン141を検出する(ステップS16)。
図12及び図13はスクライブライン検出工程の説明図である。
First, the
12 and 13 are explanatory diagrams of the scribe line detection step.
スクライブライン141の検出の際、スクライブライン検出部39は、まず、図12に示すように、二値化画像140における、ウェハ100の外周に向かう第1方向D1と交差する第2方向D2の反射率波形150を取得する。即ち、パターン145からエッジライン142の方向に突出したスクライブライン141を横切る方向D2の反射率波形150を取得する。スクライブライン検出部39は、このような第2方向D2の反射率波形150を、第1方向D1の位置をずらして複数取得する。このようにして取得される複数の反射率波形150を並べると図13のようになる。ここでは一例として、3つの反射率波形150、即ち、第1方向D1の位置が異なる3つの反射率波形150を並べて図示している。
When detecting the
図13において、各反射率波形150の矢印で示した範囲の波形部分151がスクライブライン141に相当し、丸で囲った部分がスクライブライン141のエッジに相当する。スクライブライン検出部39は、複数の反射率波形150から、このような波形部分151が、図13のように連続的に第1方向D1に向かって並んでおり、更に、予め記憶部35に記憶されているスクライブライン141の幅に相当しているかを判定する。これらの条件を満たす場合、スクライブライン検出部39は、この図13の例のように一定幅の波形部分151が第1方向D1に並ぶ二値化画像140内の領域を、スクライブライン141として検出する。
In FIG. 13, the
ここで、二値化画像140(抽出した表面画像)が、ウェハ100のどの領域の端部の画像で、ステージ31上のどの座標領域のものであるのかはわかっている。検出したスクライブライン141のステージ31上での位置は、ステージ31の原点(ウェハ100の中心部)からの座標で表すことができる。
Here, it is known which binarized image 140 (extracted surface image) is an image of which region of the
尚、スクライブライン検出部39では、ここに示したように反射率波形150に基づいてスクライブライン141を検出するほか、コントラスト波形に基づいてスクライブライン141を検出することも可能である。
The scribe
このようなスクライブライン検出部39によるスクライブライン141の検出後、欠陥検査装置30は、エッジライン検出部40により、エッジライン142を検出する(ステップS17)。
After the
図14及び図15はエッジライン検出工程の説明図である。
エッジライン検出部40は、まず、図14に示すように、スクライブライン検出部39で生成された二値化画像140について、ウェハ100のエッジライン142に沿った第3方向D3と交差する第4方向D4の反射率波形160を取得する。その際は、エッジライン142を横切る方向D4の反射率波形160を取得する。エッジライン検出部40は、このような第4方向D4の反射率波形160を、第3方向D3の位置をずらして複数取得する。このようにして取得される複数の反射率波形160を並べると図15のようになる。ここでは一例として、3つの反射率波形160、即ち、第3方向D3の位置が異なる3つの反射率波形160を並べて図示している。
14 and 15 are explanatory diagrams of the edge line detection process.
First, as shown in FIG. 14, the edge
図15において、各反射率波形160の丸で囲った波形部分161がエッジライン142に相当する。エッジライン検出部40は、複数の反射率波形160から、この丸で囲ったような波形部分161が、図15のように連続的かつ直線的に第3方向D3に向かって並んでいるかを判定する。この条件を満たす場合、エッジライン検出部40は、この図15の例のように波形部分161が第3方向D3に並ぶ二値化画像140内のラインを、ウェハ100のエッジライン142として検出する。
In FIG. 15, a
ここで、二値化画像140(抽出した表面画像120)が、ウェハ100のどの領域の端部で、ステージ31上のどの座標領域のものであるのかはわかっている。検出したエッジライン142のステージ31上での位置は、ステージ31の原点(ウェハ100の中心部)からの座標で表すことができる。
Here, the binarized image 140 (extracted surface image 120) knows which coordinate region on the
尚、エッジライン検出部40では、ここに示したように反射率波形160に基づいてエッジライン142を検出するほか、コントラスト波形に基づいてエッジライン142を検出することも可能である。
The edge
エッジライン142の検出後、欠陥検査装置30は、パターン取得部41により、検出したスクライブライン141とエッジライン142との交差パターンを取得する(ステップS18)。
After the
図16は交差パターン取得工程の説明図である。
パターン取得部41は、図16(A)に示すように、ステップS16で検出したスクライブライン141と、ステップS17で検出したエッジライン142とを含む二値化画像140aを改めて生成する。そして、パターン取得部41は、図16(A)に点線で示したように、いずれか1本のスクライブライン141をエッジライン142に向かって延長する画像処理を行う。それにより、図16(B)に示すような、スクライブライン141とエッジライン142との交差パターン143を取得する。尚、パターン取得部41では、更に図16(C)に示すような、スクライブライン141とエッジライン142との交角143aを取得し、それを交差パターン143としてもよい。
FIG. 16 is an explanatory diagram of the intersection pattern acquisition step.
As shown in FIG. 16A, the
交差パターン143の取得後、欠陥検査装置30は、パターン比較部42により、その取得した交差パターン143と、予め記憶部35に記憶されている比較用交差パターンとの比較を行う(ステップS19)。その際は、取得した交差パターン143を、記憶部35に記憶されている、ショットレイアウト内の第2原点を含むスクライブラインとウェハ100のエッジラインとの交差パターンと比較する。
After acquiring the
パターン比較部42は、交差パターン143が、予め記憶部35に記憶されている所定の比較用交差パターンと合致する場合、当該交差パターン143のスクライブライン141が、ウェハ100上の第2原点を含むスクライブラインであると判定する(ステップS20)。また、パターン比較部42は、交差パターン143が、予め記憶部35に記憶されている所定の比較用交差パターンと合致しない場合には、二値化画像140a内の別のスクライブライン141を選択し(ステップS21)、ステップS18〜S20の処理を実行する。このような処理を行うことにより、二値化画像140a内のどのスクライブライン141が、第2原点を含むスクライブラインに相当するかを確定する。
When the
例えば、複数個分のチップ領域をまとめて露光する場合、ショットを画定するスクライブライン間には、個々のチップを隔てるスクライブラインも存在している。上記のようにして交差パターン143を取得し、比較用交差パターンとの比較を行うことにより、ショットの角部に設定される第2原点を含むようなスクライブラインを、精度良く特定することができる。
For example, when a plurality of chip regions are exposed together, scribe lines that separate individual chips also exist between scribe lines that define shots. By acquiring the
尚、ここではスクライブライン141をエッジライン142に向かって延長する画像処理を行って交差パターン143を取得するようにしたが、そのような画像処理は、必ずしも行うことを要しない。即ち、スクライブライン141とエッジライン142とが離間した状態のままのパターンを用い、記憶部35にはそのようなパターンに対応する比較用パターンを記憶しておき、パターン比較部42により、両者を比較するようにしてもよい。
In this case, the
欠陥検査装置30は、別の箇所について、ステップS14〜S22の処理を繰り返す(ステップS22)。例えば、欠陥検査装置30は、図10に示したようなスクライブライン131b,131c,131dをそれぞれ選択し、上記同様、ステップS14〜S22の処理を実行する。
The
尚、欠陥検査装置30では、必ずしもこのように複数個所についてステップS14〜S22の処理を実行することを要せず、いずれか1箇所についてステップS14〜S22の処理を実行するのみでもよい。但し、ステップS14〜S22の処理を実行する箇所の数が増えるほど、各箇所について得られる二値化画像140,140a内のスクライブライン141と、ショットレイアウト内のスクライブラインとの対応精度を向上させることができる。
In the
以上の処理により、画像取得部36で取得したウェハ100端部の表面画像のうち、どの表面画像の、どのスクライブラインが、ショットレイアウト上のどのスクライブラインに対応しているのかが部分的にわかることになる。欠陥検査装置30は、このような対応関係に基づき、仮想レイアウト生成部43により、例えばウェハ100全体についての、ショットの仮想レイアウトを生成する(ステップS23)。
Through the above processing, it can be partially understood which scribe line of which surface image corresponds to which scribe line on the shot layout among the surface images of the edge of the
図17は仮想レイアウト生成工程の説明図である。
仮想レイアウト生成部43は、図17に示すような、ウェハ100と、当該ウェハ100上に形成される複数のスクライブライン171の配置関係を示すイメージデータである、仮想レイアウト170を生成する。
FIG. 17 is an explanatory diagram of the virtual layout generation process.
The virtual
仮想レイアウト170を生成する際、仮想レイアウト生成部43は、ショットレイアウト上のスクライブラインとの対応が確定している、表面画像(二値化画像140,140a)から検出された上記スクライブライン141を基準にする。そして、ショットレイアウトと、そのショットサイズ、スクライブライン幅を用い、データ上、ウェハ100に対し、その基準のスクライブライン141の位置を起点にして、ショットを所定スクライブライン幅で次々と展開していく。それにより、図17に示したような、ウェハ100全体についての仮想レイアウト170を生成する。
When generating the
仮想レイアウト170の生成後、欠陥検査装置30は、座標変換部44により、仮想レイアウト170を用いて、欠陥検出部38で検出された欠陥の座標を変換する処理を実行する(ステップS24)。
After the generation of the
図18〜図21は座標変換工程の説明図である。
座標変換部44は、仮想レイアウト170内の、中心部を通る縦横のスクライブライン171について、それらのステージ31上での座標を求め、図18に示すように、縦横のスクライブライン171の中心線171aが交差する位置(座標)を求める。座標変換部44は、図19に示した、中心線171aの交点と、ステージ31の原点(0,0)(ウェハ100の中心部(第1原点))との差を、オフセットとする。図18及び図19の例では、中心線171aの交点とステージ31の原点(0,0)とが一致しており、オフセットは0である。
18 to 21 are explanatory diagrams of the coordinate conversion process.
The coordinate
欠陥検査装置30は、このようにしてオフセットを求めることで、仮想レイアウト170内の各ショットを、ステージ31上の座標で認識可能にする。各ショットの原点(ショットの角部(第2原点))は、図20に示すように、各ショットを画定するスクライブライン171の中心線171aの交点、或いは当該交点付近に設定された原点マーク173の位置等に、設定することができる。原点マーク173を用いる場合は、当該原点マーク173の、例えば左上の角173aを原点とする等、ルールを規定しておく。そして、中心線171aの交点と角173aとの差をオフセットとして予めレシピとして組み込んでおくことにより、各ショットの原点位置(座標)を補正することができる。
The
欠陥検査装置30は、オフセットを設定したうえで、座標変換部44により、図21に示すように、欠陥検出部38で検出された欠陥の第1原点O1(ステージ31の原点(0,0))からの座標を、第2原点O2(ショットの角部)からの座標に変換する。即ち、図21に示したように、欠陥検査装置30は、欠陥検出部38で検出され、記憶部35に記憶された、欠陥180の第1原点O1からの座標(x1,y1)、及び各ショットの配置(座標)から、欠陥180が含まれるショット181を求める。そして、当該ショット181の角部に設定されている第2原点O2(x2,y2)を求め、欠陥180の座標(x1,y1)を、第2原点O2(x2,y2)からの座標(x1−x2,y1−y2)に変換する。これにより、欠陥検査装置30は、ショット181が特定されれば、欠陥180が当該ショット181内の座標(x1−x2,y1−y2)の位置に存在すると認識することが可能になる。
The
欠陥検査装置30は、以上のような座標変換を、欠陥検出部38で検出された全部又は一部の欠陥について実行し、変換後の座標を記憶部35に記憶する(ステップS25)。 更に、欠陥検査装置30は、記憶部35に記憶された変換後の座標を、座標出力部45によって他の欠陥検査装置に出力する(ステップS26)。
The
以上述べたような欠陥検査装置30は、SEMレビュー装置等の別の欠陥検査装置と共に、欠陥検査システムに利用することができる。
図22及び図23は欠陥検査システムの一例を示す図である。
The
22 and 23 are diagrams showing an example of the defect inspection system.
図22に示す欠陥検査システム50は、欠陥検査装置30、及びSEMレビュー装置51を含む。SEMレビュー装置51では、欠陥検査装置30で検査が行われたウェハ100が、ステージ51a上に位置合わせを行って載置される。欠陥検査装置30は、記憶部35に記憶された、座標変換部44による変換後の欠陥の座標を、座標出力部45により、SEMレビュー装置51に出力する。
A
SEMレビュー装置51は、ウェハ100のショットを特定し、当該ショットの角部に設定されている原点からの座標に基づき、欠陥のSEM像を取得部51bで取得する。欠陥検査装置30からSEMレビュー装置51に出力される欠陥の座標は、ショットの角部に設定されている原点からの座標になっている。そのため、SEMレビュー装置51でのSEM像の取得の際、対象欠陥がSEMの視野から外れてしまうのを抑制し、欠陥検査装置30で検出されたウェハ100端部の欠陥について、そのSEM像を、精度良く、自動的に、取得することが可能になる。
The
また、図23に示すように、ウェハ100の端部の欠陥を検査する欠陥検査装置(エッジ検査装置)30に加え、ウェハ100の端部より内側の欠陥を検査する別の欠陥検査装置(表面欠陥検査装置)52を更に含む欠陥検査システム50aを実現することもできる。欠陥検査装置52は、ウェハ100の端部より内側の領域にある欠陥を、ショットの角部に設定された原点からの座標で検出し、その座標を記憶部52aに記憶し、記憶したその座標を、座標出力部52bからSEMレビュー装置51に出力する。SEMレビュー装置51は、欠陥検査装置52から出力される、ショットの角部に設定されている原点からの座標に基づき、ウェハ100の端部より内側の領域にある欠陥のSEM像を、精度良く、自動的に、取得する。
As shown in FIG. 23, in addition to the defect inspection apparatus (edge inspection apparatus) 30 for inspecting defects at the edge of the
尚、欠陥検査装置30が有する処理機能は、コンピュータを用いて実現することができる。
図24はコンピュータを用いた欠陥検査装置に含まれるハードウェアの一構成例を示す図である。
Note that the processing functions of the
FIG. 24 is a diagram illustrating a configuration example of hardware included in a defect inspection apparatus using a computer.
欠陥検査装置30は、CPU(Central Processing Unit)201によって、装置全体が制御され、上記のような処理機能が実現される。CPU201とバス208を介して接続されたRAM(Random Access Memory)202には、CPU201に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM202には、CPU201による処理に必要な各種データが格納される。
The entire
バス208に接続されている周辺機器としては、HDD203、グラフィック処理装置204、入力インタフェース205、光学ドライブ装置206、及び通信インタフェース207がある。HDD203には、OSのプログラム、アプリケーションプログラム、及び各種データ(例えば、レシピ、欠陥座標、ショットに関する情報等のデータ)が格納される。グラフィック処理装置204は、CPU201からの命令に従って、画像を、CRT(Cathode Ray Tube)を用いた表示装置や液晶表示装置等のモニタ301の画面に表示させる。入力インタフェース205は、キーボード302やマウス303から送られてくる信号(例えば、レシピ、ショットに関する情報等を示す信号)をCPU201に送信する。光学ドライブ装置206は、レーザ光等を利用して、DVD(Digital Versatile Disc)−RAMやCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の光ディスク304に記録されたデータの読み取りを行う。通信インタフェース207は、ネットワーク400を介して、他の装置との間でデータの送受信(変換後の欠陥座標のSEMレビュー装置への送信等)を行う。
Peripheral devices connected to the
以上のようなハードウェア構成によって、欠陥検査装置30の処理機能を実現することができる。尚、欠陥検査装置10についても、これと同様のハードウェア構成によって、その処理機能を実現することができる。
With the above hardware configuration, the processing function of the
また、欠陥検査装置10,30が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
In addition, a program describing the processing contents of functions that the
以上説明した実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 複数のスクライブラインを含むウェハの表面画像を取得する工程と、
取得された前記表面画像を用いて、前記ウェハの欠陥を、前記ウェハに設定されている第1原点からの座標で検出する工程と、
取得された前記表面画像を用いて、前記複数のスクライブラインのうちの一のスクライブラインを検出する工程と、
検出された前記一のスクライブラインに基づき、前記欠陥の前記第1原点からの座標を、前記複数のスクライブラインに設定されている第2原点からの座標に変換する工程と
を含むことを特徴とする欠陥検査方法。
Regarding the embodiment described above, the following additional notes are further disclosed.
(Appendix 1) A step of acquiring a surface image of a wafer including a plurality of scribe lines;
Using the acquired surface image, detecting defects of the wafer by coordinates from a first origin set on the wafer;
Using the acquired surface image, detecting one scribe line of the plurality of scribe lines;
Converting the coordinates of the defect from the first origin based on the detected one scribe line to coordinates from the second origin set in the plurality of scribe lines. Defect inspection method.
(付記2) 取得された前記表面画像に含まれる、前記ウェハの端を検出する工程と、
検出された前記一のスクライブラインと前記ウェハの端との配置に基づき、検出された前記一のスクライブラインの、前記ウェハ上での位置を決定する工程と
を更に含み、
前記位置に基づき、前記欠陥の前記第1原点からの座標を前記第2原点からの座標に変換する
ことを特徴とする付記1に記載の欠陥検査方法。
(Additional remark 2) The process of detecting the edge of the wafer contained in the acquired surface image,
Determining the position of the detected one scribe line on the wafer based on the arrangement of the detected one scribe line and the edge of the wafer; and
The defect inspection method according to
(付記3) 検出された前記一のスクライブラインを、検出された前記ウェハの端に向かって延長し、前記一のスクライブラインと前記ウェハの端との配置を求めることを特徴とする付記2に記載の欠陥検査方法。 (Supplementary note 3) The supplementary note 2 is characterized in that the detected one scribe line is extended toward an end of the detected wafer, and an arrangement of the one scribe line and the end of the wafer is obtained. Described defect inspection method.
(付記4) 前記一のスクライブラインと前記ウェハの端との配置を、予め設定された配置と比較し、前記一のスクライブラインの位置を決定することを特徴とする付記2又は3に記載の欠陥検査方法。 (Supplementary Note 4) According to the supplementary note 2 or 3, the arrangement of the one scribe line and the edge of the wafer is compared with a preset arrangement to determine the position of the one scribe line. Defect inspection method.
(付記5) 検出された前記一のスクライブラインに基づき、前記ウェハに対して行われる露光のショットの仮想レイアウトを生成する工程を含み、
前記欠陥の前記第1原点からの座標を、前記仮想レイアウトのショットに設定されている前記第2原点からの座標に変換する
ことを特徴とする付記1乃至4のいずれかに記載の欠陥検査方法。
(Additional remark 5) The process of producing | generating the virtual layout of the shot of the exposure performed with respect to the said wafer based on said one said scribe line detected,
The defect inspection method according to any one of
(付記6) 前記表面画像を、前記ウェハの外周に沿って取得することを特徴とする付記1乃至5のいずれかに記載の欠陥検査方法。
(付記7) 取得された前記表面画像のうち、前記ウェハの、前記一のスクライブラインが含まれる領域に対応した表面画像を抽出し、抽出した当該表面画像から前記一のスクライブラインを検出することを特徴とする付記1乃至6のいずれかに記載の欠陥検査方法。
(Additional remark 6) The said surface image is acquired along the outer periphery of the said wafer, The defect inspection method in any one of
(Additional remark 7) Extracting the surface image corresponding to the area | region where the said 1 scribe line of the said wafer is included among the acquired said surface images, and detecting the said 1 scribe line from the extracted said surface image The defect inspection method according to any one of
(付記8) 前記欠陥の前記第2原点からの座標を用いて、前記欠陥の電子顕微鏡画像を取得する工程を更に含むことを特徴とする付記1乃至7のいずれかに記載の欠陥検査方法。
(Additional remark 8) The defect inspection method in any one of
(付記9) 複数のスクライブラインを含むウェハの表面画像を取得する取得部と、
前記取得部で取得された前記表面画像を用いて、前記ウェハの欠陥を、前記ウェハに設定されている第1原点からの座標で検出する第1検出部と、
前記取得部で取得された前記表面画像を用いて、前記複数のスクライブラインのうちの一のスクライブラインを検出する第2検出部と、
前記第2検出部で検出された前記一のスクライブラインに基づき、前記第1検出部で検出された前記欠陥の前記第1原点からの座標を、前記複数のスクライブラインに設定されている第2原点からの座標に変換する変換部と
を含むことを特徴とする欠陥検査装置。
(Supplementary Note 9) An acquisition unit that acquires a surface image of a wafer including a plurality of scribe lines;
Using the surface image acquired by the acquisition unit, a first detection unit that detects a defect of the wafer by coordinates from a first origin set on the wafer;
A second detection unit that detects one scribe line of the plurality of scribe lines using the surface image acquired by the acquisition unit;
Based on the one scribe line detected by the second detection unit, the coordinates of the defect detected by the first detection unit from the first origin are set in the plurality of scribe lines. A defect inspection apparatus, comprising: a conversion unit that converts coordinates from the origin.
(付記10) 複数のスクライブラインを含むウェハの表面画像を取得する取得部と、
前記取得部で取得された前記表面画像を用いて、前記ウェハの欠陥を、前記ウェハに設定されている第1原点からの座標で検出する第1検出部と、
前記取得部で取得された前記表面画像を用いて、前記複数のスクライブラインのうちの一のスクライブラインを検出する第2検出部と、
前記第2検出部で検出された前記一のスクライブラインに基づき、前記第1検出部で検出された前記欠陥の前記第1原点からの座標を、前記複数のスクライブラインに設定されている第2原点からの座標に変換する変換部と
を含む第1欠陥検査装置と、
前記欠陥の前記第2原点からの座標を用いて、前記欠陥の電子顕微鏡画像を取得する第2取得部を含む第2欠陥検査装置と
を含むことを特徴とする欠陥検査システム。
(Supplementary Note 10) An acquisition unit that acquires a surface image of a wafer including a plurality of scribe lines;
Using the surface image acquired by the acquisition unit, a first detection unit that detects a defect of the wafer by coordinates from a first origin set on the wafer;
A second detection unit that detects one scribe line of the plurality of scribe lines using the surface image acquired by the acquisition unit;
Based on the one scribe line detected by the second detection unit, the coordinates of the defect detected by the first detection unit from the first origin are set in the plurality of scribe lines. A first defect inspection apparatus including a conversion unit for converting the coordinates from the origin,
A defect inspection system comprising: a second defect inspection device including a second acquisition unit that acquires an electron microscope image of the defect using coordinates of the defect from the second origin.
1,50,50a 欠陥検査システム
10,30,52 欠陥検査装置
11,21,51b 取得部
12 第1検出部
13 第2検出部
14 変換部
15,35,52a 記憶部
16,22,31,51a ステージ
20,51 SEMレビュー装置
32 回転機構部
33 駆動制御部
34 搬送部
34a ポート
34b ハンドラー
34c 位置合わせ機構部
36 画像取得部
37 表示部
38 欠陥検出部
39 スクライブライン検出部
40 エッジライン検出部
41 パターン取得部
42 パターン比較部
43 仮想レイアウト生成部
44 座標変換部
45,52b 座標出力部
46 入力部
100 ウェハ
101 スクライブライン
120 表面画像
121,121a 部分
121b,122,150,160 反射率波形
121c 点線
130 ショットレイアウト
131,131a,131b,131c,131d,141,171 スクライブライン
140,140a 二値化画像
142 エッジライン
143 交差パターン
143a 交角
145 パターン
151,161 波形部分
170 仮想レイアウト
171a 中心線
173 原点マーク
173a 角
180 欠陥
181 ショット
201 CPU
202 RAM
203 HDD
204 グラフィック処理装置
205 入力インタフェース
206 光学ドライブ装置
207 通信インタフェース
208 バス
301 モニタ
302 キーボード
303 マウス
304 光ディスク
400 ネットワーク
O1,O2 原点
T1,T2 閾値
D1,D2,D3,D4 方向
DESCRIPTION OF
202 RAM
203 HDD
204
Claims (6)
取得された前記表面画像を用いて、前記ウェハの欠陥を、前記ウェハに設定されている第1原点からの座標で検出する工程と、
取得された前記表面画像を用いて、前記複数のスクライブラインのうちの一のスクライブラインを検出する工程と、
検出された前記一のスクライブラインに基づき、前記欠陥の前記第1原点からの座標を、前記複数のスクライブラインに設定されている第2原点からの座標に変換する工程と
を含むことを特徴とする欠陥検査方法。 Acquiring a wafer surface image including a plurality of scribe lines;
Using the acquired surface image, detecting defects of the wafer by coordinates from a first origin set on the wafer;
Using the acquired surface image, detecting one scribe line of the plurality of scribe lines;
Converting the coordinates of the defect from the first origin based on the detected one scribe line to coordinates from the second origin set in the plurality of scribe lines. Defect inspection method.
検出された前記一のスクライブラインと前記ウェハの端との配置に基づき、検出された前記一のスクライブラインの、前記ウェハ上での位置を決定する工程と
を更に含み、
前記位置に基づき、前記欠陥の前記第1原点からの座標を前記第2原点からの座標に変換する
ことを特徴とする請求項1に記載の欠陥検査方法。 Detecting an edge of the wafer included in the acquired surface image;
Determining the position of the detected one scribe line on the wafer based on the arrangement of the detected one scribe line and the edge of the wafer; and
The defect inspection method according to claim 1, wherein coordinates of the defect from the first origin are converted to coordinates from the second origin based on the position.
前記欠陥の前記第1原点からの座標を、前記仮想レイアウトのショットに設定されている前記第2原点からの座標に変換する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の欠陥検査方法。 Generating a virtual layout of exposure shots performed on the wafer based on the detected one scribe line;
The defect inspection method according to claim 1, wherein coordinates of the defect from the first origin are converted into coordinates from the second origin set in the shot of the virtual layout.
前記取得部で取得された前記表面画像を用いて、前記ウェハの欠陥を、前記ウェハに設定されている第1原点からの座標で検出する第1検出部と、
前記取得部で取得された前記表面画像を用いて、前記複数のスクライブラインのうちの一のスクライブラインを検出する第2検出部と、
前記第2検出部で検出された前記一のスクライブラインに基づき、前記第1検出部で検出された前記欠陥の前記第1原点からの座標を、前記複数のスクライブラインに設定されている第2原点からの座標に変換する変換部と
を含むことを特徴とする欠陥検査装置。 An acquisition unit for acquiring a surface image of a wafer including a plurality of scribe lines;
Using the surface image acquired by the acquisition unit, a first detection unit that detects a defect of the wafer by coordinates from a first origin set on the wafer;
A second detection unit that detects one scribe line of the plurality of scribe lines using the surface image acquired by the acquisition unit;
Based on the one scribe line detected by the second detection unit, the coordinates of the defect detected by the first detection unit from the first origin are set in the plurality of scribe lines. A defect inspection apparatus, comprising: a conversion unit that converts coordinates from the origin.
前記取得部で取得された前記表面画像を用いて、前記ウェハの欠陥を、前記ウェハに設定されている第1原点からの座標で検出する第1検出部と、
前記取得部で取得された前記表面画像を用いて、前記複数のスクライブラインのうちの一のスクライブラインを検出する第2検出部と、
前記第2検出部で検出された前記一のスクライブラインに基づき、前記第1検出部で検出された前記欠陥の前記第1原点からの座標を、前記複数のスクライブラインに設定されている第2原点からの座標に変換する変換部と
を含む第1欠陥検査装置と、
前記欠陥の前記第2原点からの座標を用いて、前記欠陥の電子顕微鏡画像を取得する第2取得部を含む第2欠陥検査装置と
を含むことを特徴とする欠陥検査システム。 An acquisition unit for acquiring a surface image of a wafer including a plurality of scribe lines;
Using the surface image acquired by the acquisition unit, a first detection unit that detects a defect of the wafer by coordinates from a first origin set on the wafer;
A second detection unit that detects one scribe line of the plurality of scribe lines using the surface image acquired by the acquisition unit;
Based on the one scribe line detected by the second detection unit, the coordinates of the defect detected by the first detection unit from the first origin are set in the plurality of scribe lines. A first defect inspection apparatus including a conversion unit for converting the coordinates from the origin,
A defect inspection system comprising: a second defect inspection device including a second acquisition unit that acquires an electron microscope image of the defect using coordinates of the defect from the second origin.
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JP2010284810A JP2012134310A (en) | 2010-12-21 | 2010-12-21 | Defect inspection method, defect inspection device, and defect inspection system |
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Cited By (2)
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CN113034435A (en) * | 2021-02-24 | 2021-06-25 | 上海华力微电子有限公司 | Defect detection method |
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2010
- 2010-12-21 JP JP2010284810A patent/JP2012134310A/en active Pending
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