JP2012133941A - 配線器具用プレートおよび配線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的簡単な構造で、埋込型のコンセントに防水対策を施すことが可能な配線器具用プレートおよび配線装置を提供する。
【解決手段】プラグの一対の栓刃それぞれが挿入される2つの栓刃挿入口21a,21aを一表面側に備えた配線器具たるコンセント2の一表面を露出させる開口部が貫設されたプレート本体部1aを有する配線器具用プレート1であって、プレート本体部1aは、開口部の内縁部1c側でコンセント2と当接するパッキン部4aを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラグの一対の栓刃それぞれが挿入される2つの栓刃挿入口を一表面側に備えた配線器具の一表面を露出することが可能な配線器具用プレートおよびそれを用いた配線装置に関するものである。
従来より、壁面や床面などの施工面側にコンセントなどの配線器具を配設するため、施工面に埋設した埋込ボックス内に、配線器具の一部を収納させて取り付ける配線装置が提供されている。
この種の配線装置は、たとえば、配線器具が取り付けられた取付枠を備え、取付枠に取り付けた配線器具の一部を施工面側の埋込ボックスに埋め込む形で収納し、埋込ボックスに取付枠を固定して設置される。また、配線装置は、取付枠の前面側に取付枠における配線器具の一部を露出する形でプレート枠が設けられ、プレート枠に配線装置の見栄えをよくする化粧用プレートが装着されている。配線装置は、プレート枠と化粧用プレートとを合わせて配線器具用プレートを構成している。
ところで、近年、屋内の台所や風呂場周辺など水周りに近い場所でも使用される負荷機器である据置型の電化製品(たとえば、炊飯器、浄水器、食器洗浄機や乾燥機など)が増えてきている。据置型の電化製品は、たとえば、屋内の埋込型のコンセントに、据置型の電化製品のプラグを接続したまま設置して使用されることが多い。そのため、埋込型のコンセントは、水周り付近での設置の要望が強い。
しかしながら、屋内の埋込型のコンセントには、現状、防水対策が施されたものは知られていない。水周りに近い場所で使用する据置型の電化製品が電気的に接続される埋込型のコンセントは、プラグを差し込んだ状態でも埋込型のコンセントに水や水蒸気が付着する恐れも多分にあり、感電や漏電の恐れも排除できない。特に、流し台やレンジ台などをワークトップで一体成形したシステムキッチンや台所の中央に調理設備の一部を島状に配置するアイランドキッチンでは、水の飛散の可能性が高く、システムキッチンやアイランドキッチン自体に埋込型のコンセントを設置できない場合も多い。
一方、防水機能を有するコンセントを備えたテーブルタップが開発されている。
この種のテーブルタップとして、たとえば、図5に示すテーブルタップ50のように、プラグ(図示していない)の一対の栓刃それぞれが挿入される2つ栓刃挿入口21a,21aを一表面側に備えたユニットボディ57をボディ50aaとカバー50abとからなる筐体50aの内部に収容し、ユニットボディ57の一表面を露出させる開口部をカバー50abに貫設などさせたものが知られている(たとえば、特許文献1を参照)。
テーブルタップ50のカバー50abは、開口部の内縁部側でユニットボディ57とパッキン部4aとを一体成形させて防水性を確保している。パッキン部4aは、一対の栓刃挿入口21a,21aを囲繞するとともに栓刃挿入口21a,21aに挿入された栓刃を有するプラグの外周に密着する周壁部4adと、一対の栓刃挿入口21a,21a間におけるユニットボディ57の露出面を分断するように周壁部4adにおける内側壁の一部同士に架設された架設部4aeとを備えて防水性を高めている。なお、テーブルタップ50には、ブッシング部59が付いた電源コード58を接続させている。
そのため、埋込型のコンセントは、上述の特許文献1の防水機能を有するコンセントを備えたテーブルタップを用いて、水周りに近い場所で使用される据置型の電化製品を電気的に接続させることで、埋込型のコンセントに水が掛かる恐れを低減することも考えられる。
特開2007−317562号公報
しかしながら、埋込型のコンセントと据置型の電化製品とをテーブルタップを介して電気的に接続させた場合、埋込型のコンセントの周辺では、据置型の電化製品の電源コードと、テーブルタップからの電源コードとが煩雑な印象を与える。また、埋込型のコンセントと据置型の電化製品とをテーブルタップを介して電気的に接続させた場合、使用者が手や足などでテーブルタップの電源コードを引っ掛けられる恐れも考えられる。さらに、埋込型のコンセントは、水が掛かる恐れを排除するため、埋込型のコンセントが設置される位置も限られる。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、比較的簡単な構造で、埋込型のコンセントに防水対策を施すことが可能な配線器具用プレートおよび配線装置を提供することにある。
本発明の配線器具用プレートは、プラグの一対の栓刃それぞれが挿入される2つの栓刃挿入口を一表面側に備えた配線器具の上記一表面を露出させる開口部が貫設されたプレート本体部を有する配線器具用プレートであって、上記プレート本体部は、上記開口部の内縁部側で上記配線器具と当接するパッキン部を備えてなることを特徴とする。
この配線器具用プレートにおいて、上記プレート本体部は、該プレート本体部の裏面側における上記プレート本体部の外周部に位置するパッキンを備え、上記パッキン部が上記パッキンと一体に成形されていることが好ましい。
本発明の配線装置は、所定のモジュール寸法の上記配線器具と、該配線器具が少なくとも一つ取り付られた取付枠と、該取付枠を覆ってなる上述の配線器具用プレートとを備えたことを特徴とする。
本発明の配線器具用プレートでは、比較的簡単な構造で、埋込型のコンセントに防水対策を施すことが可能な配線器具用プレートを提供できるという効果がある。
本発明の配線装置では、比較的簡単な構造で、埋込型のコンセントに防水対策を施すことが可能な配線装置を提供できるという効果がある。
本実施形態の配線装置を示す正面図である。 同上の配線装置を示す表面側の分解斜視図である。 同上の配線装置を示す裏面側の分解斜視図である。 同上の別の配線装置を示す正面図である。 従来のテーブルタップを示す斜視図である。
以下、本実施形態の配線器具用プレート1およびそれを用いた配線装置10について、図1ないし図3に基づいて説明する。なお、図中において、同じ部材に対しては、同じ番号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態の配線装置10は、図示していない有底の矩形筒状の埋込ボックスなどへ埋設することが可能なものである。配線装置10は、たとえば、複数個(ここでは、2個)の配線器具たるコンセント2,2を備え、外部の負荷機器へ電力を給電することが可能に構成されている。
配線装置10の配線器具用プレート1は、図1に示すように、図示していないプラグの一対の栓刃それぞれが挿入される2つの栓刃挿入口21a,21aを一表面側に備えたコンセント2の一表面を露出させる開口部1b(図2を参照)が貫設されたプレート本体部1aを有している。プレート本体部1aは、外形が矩形の板形状であって、開口部1bの内縁部1c側でコンセント2と当接することが可能なパッキン部4aを備えている。本実施形態の配線装置10における配線器具用プレート1では、コンセント2の一表面を露出させる開口部1bを、2つコンセント2,2ごとにそれぞれ設けている。
ここで、配線装置10は、図2に示すように、コンセント2と、コンセント2が取り付けられる取付枠5を備えている。また、配線装置10は、取付枠5を覆いパッキンプレート本体3cを介して取付枠5と反対側に設けられるパッキン部4aを備えたパッキンプレート3と、パッキンプレート3と当接しパッキンプレート3のパッキン部4aを貫装させる貫通口6aが中央部に貫設されたプレート枠6と、プレート枠6と係合して装着され配線装置10の前面側における化粧プレートとなるプレート本体部1aとを備えている。そして、配線器具用プレート1は、パッキン部4aを有するパッキンプレート3と、プレート枠6と、プレート本体部1aとで構成している。
ここで、配線器具たるコンセント2は、たとえば、内部が空洞で上下に分離可能なカバー部20aとボディ部20bとを嵌め合わせて略直方体状とした合成樹脂製の器具本体20を備えた構成としている。コンセント2は、器具本体20におけるカバー部20aの表面20aa側から突出した平面視が矩形状の栓刃挿入部21に、プラグの一対の栓刃がそれぞれ挿入される2つの栓刃挿入口21a、21aを設けている。また、コンセント2は、栓刃挿入部21よりも小さく、カバー部20aの表面20aa側から突出した平面視が矩形状の接地極部22に、プラグの接地極が挿入可能な一つの接地極挿入口22aを設けている。なお、コンセント2の機能面となる栓刃挿入部21および接地極部22は、プレート本体部1aの開口部1bから配線器具用プレート1の表面側にプレート本体部1aの表面と略面一に露出させている。
コンセント2は、カバー部20aとボディ部20bとを嵌め合わせて器具本体20を構成させた場合、カバー部20aの突出部20abと、ボディ部20bの突出部20bbとが一体となるように構成している。コンセント2は、器具本体20におけるカバー部20aの突出部20abとボディ部20bの両側端から突出した突出部20bbとが、金属製の係合片23によって結合されている。
係合片23は、カバー部20aの突出部20abと当接する中央片23aと、該中央片23aの両端部からそれぞれボディ部20b側に延設する延設片23bと、一対の延設片23b,23bの先端部それぞれが互いに近づく向きに折り曲げられた折曲片23c,23cとを備えている。すなわち、係合片23は、外形が略C字形状となっており、カバー部20aの両側端から突出した突出部20abと、ボディ部20bの両側端から突出した突出部20bとを、係合片23の中央片23a、一対の延設片23b,23bおよび折曲片23c,23cで抱え込むように保持している。また、係合片23は、中央片23aの両端側の端部に器具本体20を取付枠5側に取り付けるため、器具本体20の両側壁側から外側に突出する一対の係合爪23d,23dを備えている。
なお、コンセント2は、器具本体20の内部に、埋込ボックス側から導出する図示していない電源線と接続される端子部(図示していない)と刃受けばねとが一体に設けられた刃受ばねブロックを収納しており、ボディ部20bの後面側に上記電源線が挿入可能な複数個(ここでは、6個)の端子孔25aが設けられている(図3を参照)。また、コンセント2は、プラグが差し込まれていないときに外部から栓刃挿入口21a、21aを介して器具本体20の内部に塵芥などの異物が浸入することを防止する開閉自在な扉24a,24aを、栓刃挿入口21a、21aを塞ぐように器具本体20の内部側に設けている。同様に、コンセント2は、プラグが差し込まれていないときに外部から接地極挿入口22aを介して器具本体20の内部に塵芥などの異物が浸入することを防止する開閉自在な扉24bを、接地極挿入口22aを塞ぐように器具本体20の内部側に設けている。なお、2個のコンセント2は、それぞれ同一形状であって、略同一の大きさに形成させている。コンセント2は、日本工業規格(JISC 8303を参照)に準拠した大きさであって、所定のモジュール寸法として、一連用の取付枠5の取付孔5aに3個まで並べて取付可能なモジュール寸法の1個分の大きさ(1個モジュール寸法)に形成されている。
コンセント2が取り付けられる取付枠5は、たとえば、電気絶縁性の樹脂材料を用いて形成されており、図2に示すように、矩形平板状の枠体部5bの平面視長方形状における外形と略相似形の取付孔5aを中央部に貫設されている。取付枠5は、枠体部5bにおける長辺側の両側端部に該側端部に沿って裏面側に向かって突出する側突片5c、5dが枠体部5bに設けられている。
また、一方の側突片5cには、それぞれ複数個(ここでは、6個)の矩形状の係合孔51aが側突片5cの長手方向に沿って所定の間隔で横並びに貫設されている。さらに、他方の側突片5dには、それぞれ複数個(ここでは、6個)の矩形状の固定孔51bが側突片5dの長手方向に沿って所定の間隔で横並びに貫設されている(図3を参照)。さらにまた、枠体部5bの短辺側の両端部には、枠体部5bから突出する固定片52,52が設けられている。各固定片52には、コンセント2を取り付けた取付枠5を固定螺子(図示していない)により、埋込ボックスに螺子止めするための螺子挿通孔52bが貫設されている。同様に、各固定片52には、木質壁などの施工面に螺入する螺子を用いて取付枠2を直付けする場合のために、直付け用の螺子を挿通する螺子挿通孔52cが貫設している。また、各固定片52が設けられる枠体部5bの短辺側の端部には、施工面が石膏ボードのようなパネル材であるときに使用するはさみ金具(図示せず)の一端部を係止するはさみ金具取付孔52dも貫設されている。
ここで、各側突片5c、5dに貫設された各係合孔51aや各固定孔51bは、上述したコンセント2における係合爪23d、23dが係合することが可能な大きさに形成している。また、取付枠5の突片5cは、枠体部5bに対して固定されており、取付枠5の突片5dは、枠体部5bに対して弾性力により可動が可能な構成としている。コンセント2は、器具本体20の一方の側壁側から突出する一対の係合爪23d,23dを突片5cの係合孔51a,51aに挿入させる。また、コンセント2は、器具本体20の他方の側壁側から突出する一対の係合爪23d,23dを、突片5dを可動させて突片5dの固定孔51b,51bに係合させる。これにより、コンセント2は、取付枠5に取り付けられ固定される。
なお、取付枠5は、中央部に貫設されている長方形状の取付孔5aが、複数個(ここでは、3個以下)のコンセント2を挿入し配列して取り付けられるように、複数個のコンセント2を密接して配列させた外形よりも若干大きく形成している。ここでは、取付枠5は、取付枠5における取付孔5aの長手方向に沿って複数個(ここでは、3個以下)のコンセント2を配列して取り付けることができるように、複数個(ここでは、6個)の同一形状の係合孔51aを所定の等間隔で設けている。
このような取付枠5は、加熱溶融させた電気絶縁性の樹脂材料を金型内に射出注入し、冷却固化させる射出成形により一体成形品として形成することができる。また、取付枠5は、金属平板に取付孔5a、係合孔51aや固定孔51bを金型の打ち抜きより形成させる打ち抜き加工工程を、押圧により取付枠5の側突片5c,5dを屈曲させて形成させる屈曲工程を設けて形成するものでもよい。
次に、配線器具用プレート1のプレート本体部1aは、合成樹脂材料(たとえば、ユリア樹脂など)を用いて形成することができる。プレート本体部1aは、プレート本体部1aの後面側において、プレート枠6の周部に設けられた複数個(ここでは、6個)の係合孔61aとそれぞれ係合して保持される保持爪部11a(図3を参照)がプレート本体部1aの長手方向に沿って突設されている。配線器具用プレート1は、各保持爪部11aと、各保持爪部11aに対応する係合孔61aとをそれぞれ係合させることによって、プレート本体部1aをプレート枠6側に位置決めして装着させる。
本実施形態の配線装置10における配線器具用プレート1は、プレート本体部1aにおける各開口部1bの内縁部1c側で、コンセント2の栓刃挿入部21、接地極部22およびカバー部20aの表面20aaとそれぞれ当接するパッキン部4aが備えられる構成としている。ここで、配線器具用プレート1のパッキン部4aは、プレート本体部1aにおける各開口部1bの内縁部1c側で、コンセント2側と当接することにより、プレート本体部1aの表面側から裏面側への水の浸入を抑制ことが可能としている。また、パッキン部4aは、コンセント2の栓刃挿入部21および接地極部22をそれぞれ囲繞し、配線器具用プレート1の表面側で当接するプラグの外周形状に略沿った外形形状としている。
配線器具用プレート1は、プレート本体部1aの裏面側におけるプレート本体部1aの外周部に位置するパッキン4bを備え、パッキン部4aがパッキン4bと一体に成形されたパッキンプレート3を有している。なお、パッキンプレート3のパッキン4bが、プレート本体部1aの外周部におけるプレート本体部1aの表面側から裏面側への水の浸入を抑制することが可能となる。
パッキンプレート3は、パッキンプレート3の外形がプレート本体部1aやプレート枠6の外周形と略同じ大きさとしている。パッキンプレート3は、パッキンプレート本体3cの一表面3caにおける中央部において、平面視が矩形状で一表面3caから突出した第1の突出部3dを備えている。パッキンプレート3は、第1の突出部3dの中心部において、平面視が第1の突出部3dよりも小さい矩形状の第2の突出部3eを第1の突出部3dから突出させている。パッキンプレート3は、コンセント2が取り付けられる取付枠5と、化粧プレートとなるプレート本体部1aを装着するためのプレート枠6との間に設けられている。なお、プレート枠6は、パッキンプレート3を介して、取付枠5とプレート本体部1aとを繋ぐ継枠であって外周形の大きさがプレート本体部1aの外周形の大きさと略同一で内部に貫通口6aを備えた枠状に形成している。
パッキンプレート3は、平面視において、パッキンプレート3の一対の螺子挿入孔32a,32aの位置と、取付枠5の一対の螺子挿入孔52a,52aの位置と、プレート枠6の一対の螺子挿入孔62a,62aの位置とを合わせて重ねることができるように構成している。パッキンプレート3は、取付枠5とプレート枠6との間に、取付枠5を覆って設けられる。これにより、配線装置10は、コンセント2を取り付けた取付枠5と、パッキンプレート3と、プレート枠6とを一体として、固定螺子により、埋込ボックスに固定することができる。
ここで、パッキンプレート3は、第2の突出部3eの外周の大きさをプレート枠6の貫通口6aの大きさよりも若干大きくし、第2の突出部3eを貫通口6aに挿通することにより第2の突出部3eの弾性力で貫通口6aの内周面に弾接して防水可能な寸法としている。また、パッキンプレート3は、プレート本体部1aの裏面側におけるプレート本体部1aの外周部に位置し一表面3ca側から突出したパッキン3がプレート枠6の外周部6cと当接することにより、プレート本体部1aの表面側から裏面側への水の浸入を抑制することが可能な構成としている。パッキンプレート3は、コンセント2の栓刃挿入部21および接地極部22をそれぞれ個別に囲繞しプレート本体部1aの開口部1bにおける内縁部1c側で、コンセント2と当接するパッキン部4aを第2の突出部3eに備えている。パッキン部4aは、コンセント2の栓刃挿入部21や接地極部22と当接する内側パッキン部4aaを備えている。また、パッキン部4aは、プレート本体部1aの表面側から突出して設けられている。パッキン部4aは、プラグの外周面と接しプラグの外周を囲繞する外側パッキン部4acと、外側パッキン部4acよりも内側の内側パッキン部4aaと、内側パッキン部4aaと外側パッキン部4acとの間に内側パッキン部4aaおよび外側パッキン部4acそれぞれよりもプレート本体部1a側からの突出高さが低い窪みパッキン部4abとを備えている。
パッキン部4aは、内側パッキン部4aa、窪みパッキン部4abおよび外側パッキン部4acを備えているため、パッキン部4aとプラグとの密着性が高まり、プレート本体部1aの表面側から裏面側への水の浸入をより抑制することが可能となる。また、パッキンプレート3は、図3に示すように、パッキンプレート3の裏面側で取付枠5の固定片52と当接する裏面側の他表面3fと、他表面3fから表面側に向かって窪み取付枠5の枠体部5bを収容可能な窪部3gとを備え、取付枠5が収納できるように構成している。
パッキンプレート3は、パッキンプレート3の材料として樹脂材料を用いて形成することができる。パッキンプレート3は、パッキンプレート本体3cと、パッキン部4aおよびパッキン4bとを同じ材料を用いて構成することができる。また、パッキンプレート3は、パッキンプレート3のパッキン部4aとパッキン4bとをエラストマー(たとえば、シリコーン樹脂など)を用いパッキンプレート本体3cの樹脂材料と異なる材料で構成してもよい。パッキンプレート3は、パッキンプレート本体3cの樹脂材料と異なる材料で構成しても、パッキン部4aとパッキン4bとをエラストマー(たとえば、シリコーン樹脂など)を用いて一体成形させて形成することもできる。なお、配線器具用プレート1は、必ずしもパッキンプレート3は必要ではなく、パッキン部4aと、パッキン4bとを個別に備えたものでもよい。
本実施形態の配線装置10は、配線器具として、接地極挿入口22aを備えた2個のコンセント2をコンセント2の一対の栓刃挿入口21a,21aの配列方向に沿って配置した例で説明したが、これに限られるものではない。配線装置10は、たとえば、図4に示すように、接地極挿入口22aを有する接地極部22を備えていない2個のコンセント2を、コンセント2の一対の栓刃挿入口21a,21aの配列方向と垂直方向に配置させたものでもよい。また、配線装置10は、配線器具として少なくとも1個のコンセント2を備えていればよく、コンセント2に加えて、使用目的などに応じて適宜にスイッチなど他の配線器具を備えていてもよい。コンセント2以外の配線器具としては、スイッチのほか、たとえば、図示していないが、TVプラグのピンが差し込まれるピン挿入孔を前面側に開設したTVコンセント、電話機用のモジュラーコンセント、光コードコネクタなど様々な種類の配線器具が挙げられる。いずれにしろ、プレート本体部1aの開口部1bの内縁部1cは、各種の配線器具と当接しプレート本体部1aの表面側から裏面側への水の浸入を抑制することが可能なパッキン部4aを備えていればよい。また、配線装置10は、コンセント2の配列方向の大きさを、所定のモジュール寸法として、複数種類のコンセント2が取付枠5の取付孔5aに配列して取り付けることができるように、コンセント2の所定のモジュール寸法を基に取付孔5aの寸法を決めればよい。たとえば、コンセント2は、取付枠5にコンセント2の種類や仕様などに応じて適宜配列できるように、コンセント2の配列方向における大きさを1個モジュール寸法や、当該1個モジュール寸法の1.5倍、2倍、3倍などの大きさのものを用いてもよい。本実施形態の配線装置10では、図2に示すコンセント2と同一形状の3個のコンセント2を、図2に示す取付枠5に取り付けることもできる。この場合、配線装置10は、3個のコンセント2を表面に配置することが可能な配線器具用プレート1を備えればよい。
次に、配線装置10の施工手順について説明する。まず、コンセント2を取付枠5に取付する。このとき、コンセント2は、器具本体20の一方の側壁側から外側に突出する一対の係合爪23d、23dを、対応する取付枠5の側突片5cにおける一対の係合孔51a、51aに係合させる。次に、コンセント2は、器具本体20の他方の側壁側から外側に突出する一対の係合爪23d、23dを、対応する取付枠5の側突片5dにおける固定孔51bに嵌め合わせて固定する。これにより、コンセント2は、栓刃挿入口21a,21aが備えられた栓刃挿入部21の一表面および接地極挿入口22aを備えた矩形状の接地極部22の一表面を取付孔5aの前面側に突出させた状態で取付枠5に取り付けられる。すなわち、コンセント2は、コンセント2の一表面が取付孔5aを通して取付枠5の前面側に露出される。
次に、配線をコンセント2の端子孔25aに挿入して電気的に接続させた後、取付枠5は、取付枠5に取付されたコンセント2の後部側を埋込ボックス内に埋め込む形で埋込ボックスの前面側に配置する。取付枠5は、取付枠5の固定片52,52に設けられた各螺子挿通孔52b,52bにそれぞれ固定螺子を挿通し、埋込ボックス側に螺子締めして固定する。
続いて、取付枠5上にパッキンプレート3およびプレート枠6を配置させ、プレート枠6、パッキンプレート3および取付枠5は、一体として埋込ボックス側に螺子により固定される。
そして、プレート枠6の表面側では、パッキンプレート3のパッキン部4aと、プレート本体部1aの開口部1bにおける内縁部1cとを当接させて、プレート本体部1aをプレート枠6に係合して固定する。これにより、取付枠5を覆った配線器具用プレート1が設けられた配線装置10の施工が完了する。
1 配線器具用プレート
1a プレート本体部
1b 開口部
1c 内縁部
2 コンセント(配線器具)
4a パッキン部
4b パッキン
21a,21a 栓刃挿入口
5 取付枠
10 配線装置

Claims (3)

  1. プラグの一対の栓刃それぞれが挿入される2つの栓刃挿入口を一表面側に備えた配線器具の前記一表面を露出させる開口部が貫設されたプレート本体部を有する配線器具用プレートであって、前記プレート本体部は、前記開口部の内縁部側で前記配線器具と当接するパッキン部を備えてなることを特徴とする配線器具用プレート。
  2. 前記プレート本体部は、該プレート本体部の裏面側における前記プレート本体部の外周部に位置するパッキンを備え、前記パッキン部が前記パッキンと一体に成形されていることを特徴とする請求項1に記載の配線器具用プレート。
  3. 所定のモジュール寸法の前記配線器具と、該配線器具が少なくとも一つ取り付られた取付枠と、該取付枠を覆ってなる請求項1または請求項2の配線器具用プレートとを備えたことを特徴とする配線装置。
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