JP2012133855A - デジタル再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】デジタルデータの読み出しに起こる外乱を完全に無くすことで、サーボ駆動制御に伴う駆動電流によるノイズの影響を完全に無くすことができると共に、電源がD/A変換手段のみの負荷に対応できることにより、デジタルによる影響を完全に無くすことができ、再生信号のさらなる高品質化を実現する。
【解決手段】デジタルデータ読込処理部101により光ディスクから読み出されたデジタル音声データのメモリ部108への書き込みが終了した後に、デジタルデータ読込処理部101の電源電圧を遮断してから、D/A変換処理部102の動作を開始することで、サーボ駆動制御に伴う駆動電流によるノイズの影響を完全に無くすことができる。また、D/A変換部106のみに負荷がかかる電源装置112によって、デジタル処理部104からの電源ノイズなどの音質低下を完全に防ぐ。
【選択図】図1
【解決手段】デジタルデータ読込処理部101により光ディスクから読み出されたデジタル音声データのメモリ部108への書き込みが終了した後に、デジタルデータ読込処理部101の電源電圧を遮断してから、D/A変換処理部102の動作を開始することで、サーボ駆動制御に伴う駆動電流によるノイズの影響を完全に無くすことができる。また、D/A変換部106のみに負荷がかかる電源装置112によって、デジタル処理部104からの電源ノイズなどの音質低下を完全に防ぐ。
【選択図】図1
Description
本発明はデジタル再生装置に係り、特に記録媒体から読み取り装置によってデジタルデータを読みだして再生するデジタル再生装置に関する。
現在、映像・音声メディアには、ディスク状記録媒体や半導体メモリなどの記録媒体が用いられ、デジタル値に変換されたデジタルコンテンツが記録再生可能とされている。特に、オーディオデジタルコンテンツの記録再生可能な記録媒体として、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、及びBD(Blu-ray Disc)などの光ディスクがある。一般的に、これら光ディスクの記録情報を再生するデジタル再生装置は、光ディスクをスピンドルモータによって所定の速度で回転させつつ、サーボ駆動装置により的確に光学ピックアップを光ディスクの記録トラックを追従走査させて記録デジタルデータを読み取る方法をとっている。
しかし、デジタル再生装置にはアンプやスピーカが接続されており、このスピーカが出す音すなわち音圧が振動として伝わり、デジタル再生装置に影響を与える。特に、光学系のサーボ駆動制御に音圧の振動が外乱として影響を与える。従来のデジタル再生装置では、この外乱を抑えるために微妙な多くの制御が行われ、それに伴いサーボ駆動制御を行うため駆動電流による変動や、デジタル回路内のマイクロコンピュータや信号処理LSI(Large Scale Integrated circuit)等からの高周波ノイズにより、電源ラインにノイズとして影響し、このノイズがD/A変換回路など、その他の回路にもまわる事で音質に影響を与えてしまう。これらの要因によって、従来のデジタル再生装置では、光ディスクに記録されたオーディオデジタルコンテンツが高音質でデジタル化された音声情報だとしても、デジタルからアナログに変換される際に、音質を低下させてしまう。
このような、デジタル処理部による影響を解決するため、特許文献1に記載されているような再生処理部とアナログ処理部を分離するデジタル再生装置や、特許文献2に記載されているような電源部を分けるような方法でノイズなどの影響を減らすデジタル再生装置が知られている。
しかしながら、特許文献1に記載の従来のデジタル再生装置では、特に同一基板内や同じユニット内に再生処理部とアナログ処理部が存在する場合、切替スイッチによって再生処理部とアナログ処理部の信号ラインのオンオフとそれぞれの処理部を制御し、片方のみの動作を実施し音質低下を防ごうとしているが、基本的には電源ラインは同一であり切られていないため、影響は小さいものの再生処理部による待機電力による影響が少なからず存在する。
また、特許文献2に記載の従来のデジタル再生装置では、再生処理部とアナログ処理部に別々の電源を設け、さらに片方の電源に2次電池を利用することで完全に電源を分離する事で電源ラインのノイズが与える影響を除去しているが、この場合、スピーカが出す音圧による振動の影響は防ぐことができず音質の低下につながる。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、デジタルデータの読み出しに起こる外乱を完全に無くすことで、サーボ駆動制御に伴う駆動電流によるノイズの影響を完全に無くすことができると共に、電源がD/A変換手段のみの負荷に対応できることにより、デジタルによる影響を完全に無くすことができ、再生信号のさらなる高品質化を実現できるデジタル再生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、第1の電源電圧印加時に動作して記録媒体に記録されているデジタルデータを読み出す機構を備え、第1の電源電圧遮断時は動作を停止するデジタルデータ読込処理手段と、デジタルデータ読込処理手段により記録媒体から読み出されたデジタルデータを第2の電源電圧印加時に記憶する記憶手段と、記憶手段に電気的に絶縁された状態で接続されており、第3の電源電圧印加時に動作して記憶手段から読み出されたデジタルデータをアナログ信号に変換して再生信号として出力するD/A変換手段と、デジタルデータ読込処理手段により記録媒体から読み出されたデジタルデータの記憶手段への記憶終了後に、第1の電源電圧のデジタルデータ読込処理手段への印加を遮断すると共に、第3の電源電圧が印加されるD/A変換手段によりアナログ信号の変換動作を行わせる電源電圧選択出力手段と、第2の電源電圧を発生する充電可能な電源装置と、第2の電源電圧印加時に動作して電源装置の電圧が規定電圧であるか否かを監視し、電源装置の電圧が規定電圧に達していないと判定した時は、第3の電源電圧を用いて電源装置を満充電となるよう充電する監視及び充電手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、デジタルデータの読み出しに起こる外乱を完全に無くすことで、サーボ駆動制御に伴う駆動電流によるノイズの影響を完全に無くすことができると共に、電源がD/A変換手段のみの負荷に対応できることにより、デジタル処理による影響を完全に無くすことができ、再生信号のさらなる高品質化を実現できる。
次に、本発明の各実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明になるデジタル再生装置の第1の実施の形態のブロック図を示す。同図において、本実施の形態のデジタル再生装置100は、オーディオ信号を再生する装置であって、デジタルデータ読込処理部101、D/A変換処理部102、電源装置112、電源制御回路113、及びスピーカ114からなり、スピーカ114以外は一つの筐体130内に設けられている。デジタルデータ読込処理部101とD/A変換処理部102とは、フォトカプラなどのアイソレータ103−1及び103−2によって電気的に絶縁された状態で接続されており、それらの間を伝送する信号は光や磁気によって電気的に分離されている。
図1は、本発明になるデジタル再生装置の第1の実施の形態のブロック図を示す。同図において、本実施の形態のデジタル再生装置100は、オーディオ信号を再生する装置であって、デジタルデータ読込処理部101、D/A変換処理部102、電源装置112、電源制御回路113、及びスピーカ114からなり、スピーカ114以外は一つの筐体130内に設けられている。デジタルデータ読込処理部101とD/A変換処理部102とは、フォトカプラなどのアイソレータ103−1及び103−2によって電気的に絶縁された状態で接続されており、それらの間を伝送する信号は光や磁気によって電気的に分離されている。
D/A変換処理部102は、デジタル処理部104、電源制御回路105及びD/A変換部106から構成されている。デジタル処理部104は、D/A変換部106及び電源制御回路105と、アイソレータ103−3、103−4及び103−5によって電気的に絶縁された状態で接続されている。デジタル処理部104は、システム制御部107、デジタルデータ読込処理部101からのデジタルデータを蓄える記憶手段であるメモリ部108、電源監視回路109及びデジタル処理部104の電源装置(2次電池)110を有する。すなわち、デジタル処理部104は、D/A変換処理部102内のD/A変換部106の電源装置112とは独立している電源装置(2次電池)110を有している。システム制御部107及び電源制御回路113は、D/A変換部106が動作するときにはデジタルデータ読込処理部101の電源電圧を遮断する本発明の電源電圧選択出力手段を構成している。また、システム制御部107と電源制御回路113とは、アイソレータ103−6によって電気的に絶縁された状態で接続されている。
電源制御回路105は、システム制御部107からの制御信号により電源装置112からの電源電圧をデジタル処理部104に供給したり、遮断したりする。電源監視回路109は、電源装置110の電源電圧を監視する。電源装置112は、コンセント(図示せず)に差し込まれたプラグ111から商用交流電源電圧が入力される。
デジタルデータ読込処理部101は、光ディスク(例えば、CD)にレーザ光を照射させ、戻り光に含まれるCDに記録されている情報をデジタル情報として再生する機能を有するプレイヤーである。デジタルデータ読込処理部101は、システム制御部107からアイソレータ103−2によって、伝送される制御信号により制御されている。
図2は、デジタルデータ読込処理部101の一例の構成図を示す。同図に示すように、デジタルデータ読込処理部101は、スピンドルモータ201、サーボ回路202、制御用マイクロコンピュータ(以下、マイコン)203、光学ピックアップ204、RFアンプ205、及び信号処理回路206を有する。スピンドルモータ201には、制御用マイコン203からの制御信号に応じた駆動信号がサーボ回路202から供給される。スピンドルモータ201は、駆動信号に応じてCD207を高速回転させている。
なお、デジタルデータ読込処理部101における再生は、光ディスクに限定されるものではなく、構造が異なるディジタルオーディオテープレコーダやハードディスクなど、スピンドルモータのような駆動系の回路を備えている、デジタル再生装置からのデジタルデータの再生でもよい。
回転しているCD207から光学ピックアップ204によって読み出された信号は、RFアンプ205によって増幅された後、信号処理回路206で信号処理される。信号処理回路206においては、ドロップアウトにより生じたエラーの訂正や補正を行い、また再生信号の時間的変動を同期信号によって吸収整形する。信号処理されたデジタル信号(ここでは、デジタル音声データ)は、図1に示すアイソレータ103−1を通してD/A変換処理部102に送られる。アイソレータ103−1は、デジタルデータ読込処理部101とD/A変換処理部102とを電気的に絶縁しつつデジタル信号をメモリ部108へ伝送する。メモリ部108は入力されたデジタル音声データを一時蓄積する。D/A変換部106は、メモリ部108からのデジタル音声データをアナログ信号である音声信号に変換し、内部のアンプ又は外部アンプなどを通してスピーカ114に供給し、ここで電気−音響変換させて音声として出力させる。
次に、デジタル再生装置100の動作手順について図3のフローチャートと共に説明する。まず、コンセント(図示せず)に差し込まれた電源プラグ111から商用交流電源が供給され(ステップA1)、電源装置112に電源が入る(ステップA2)。この状態で電源制御回路113の電源SWがオン(ON)されると(ステップA3)、デジタルデータ読込処理部101の本体のリセットが実行される(ステップA4)。
続いて、システム制御部107からの制御信号120により、デジタルデータ読込処理部101の動作が開始し(ステップA5)、D/A変換処理部102に備えられているメモリ部108がリセットされ(ステップA6)、CD207から読み出されるデジタル音声データのメモリ部108への書き込み(コピー)が開始される(ステップA7)。そして、CD207に記録されているデジタル音声データのメモリ部108への転送が終わると(ステップA8)、システム制御部107からの電源制御信号121により、電源制御回路113の電源SWがオフ(OFF)とされる(ステップA9)。これにより、デジタルデータ読込処理部101は動作を完全に停止する。
次に、D/A変換処理部102が動作を開始し(ステップA10)、メモリ部108に蓄えられたデジタル音声データの読み出しが開始され(ステップA11)、その読み出されたデジタル音声データがD/A変換部106によりアナログ音声信号に変換されてスピーカ114より音声出力される再生が行われる(ステップA12)。その後、任意のタイミングでユーザによる再生終了操作や、再生データの終了などにより、メモリアクセスの終了操作信号が入力されると(ステップA13)、上記の再生動作が停止され(ステップA14)、アナログ再生が終了する(ステップA15)。
このように、本実施の形態では、デジタルデータ読込処理部101からCD207の記録デジタル音声データが読み出されてD/A変換処理部102内のデジタル処理部104のメモリ部108への書き込みが終了した後に、デジタルデータ読込処理部101に接続されている電源制御回路113の電源スイッチを切ることにより(ステップA8、A9)、デジタルデータ読込処理部101の影響(すなわち、デジタルデータの読み出しに起こる外乱)を完全に無くしてから、D/A変換処理部102の動作を開始する(ステップA10)ようにしたため、サーボ駆動制御に伴う駆動電流によるノイズの影響を完全に無くすことができる。
次に、デジタル処理部104内の電源装置110の充電動作の一例について図4のフローチャートと共に説明する。この図4のフローチャートは図3のステップA4のリセット直後など所定のタイミングで起動される。
システム制御部107は、デジタル再生装置100の全体(以下、本体という)が起動中であるかどうかを電源制御回路113の電源スイッチがオンであるかなどに基づいて判断する(ステップB1)。電源監視回路109は、システム制御部107から本体が起動中でないと通知されたときには、電源装置110の電圧が規定電圧かどうかを判定する(ステップB2)。システム制御部107は、電源監視回路109から規定電圧であるとの通知を受けた時はステップB1に戻る。一方、規定電圧でないとの通知を受けたときは、電源制御回路105の電源スイッチをオンとして、電源装置112から電源制御回路105を通して電源電圧をデジタル処理部104に供給させ、その電源電圧を用いて電源監視回路109により電源装置110の充電を開始させる(ステップB3)。電源監視回路109は、電源装置110の電圧が満充電に達するまで充電を継続し、満充電に達した場合は充電を完了して(ステップB4、B5、B6)、ステップB1に戻る。
一方、電源監視回路109は、システム制御部107から本体が起動中であると通知されたときには、電源装置110の電圧が規定電圧かどうかを判定する(ステップB7)。システム制御部107は、電源監視回路109から規定電圧であるとの通知を受けた時はステップB1に戻る。一方、規定電圧でないとの通知を受けたときは、D/A変換部105が起動しているかどうかを判断する(ステップB8)。D/A変換部105が起動しているかどうかは、図3のステップA10の状態となっているかどうかにより分かる。
続いて、システム制御部107は、ステップB8でD/A変換部105が起動していないと判断したときは、電源制御回路105の電源スイッチをオンとして、電源装置112から電源制御回路105を通して電源電圧をデジタル処理部104に供給させ、その電源電圧を用いて電源監視回路109により電源装置110の充電を開始させる(ステップB9)。電源監視回路109は、電源装置110の電圧が満充電に達するまで充電を継続し、満充電に達した場合は充電を完了して(ステップB10、B11、B12)、ステップB1に戻る。
一方、システム制御部107は、ステップB8でD/A変換部105が起動していると判断したときは、ユーザに対して充電が必要なことを促し、更に充電動作の選択及び充電後に手動再生か自動再生かを選択させるメッセージなどを図示しない表示部に表示する(ステップB13)。続いて、システム制御部107は、ユーザにより再生中に充電と充電後再生のどちらが選択されたかを判定する(ステップB14)。
再生中に充電が選択された場合は、システム制御部107は電源制御回路105の電源スイッチをオンとして、電源装置112から電源制御回路105を通して電源電圧をデジタル処理部104に供給させ、その電源電圧を用いて電源監視回路109により電源装置110の充電を開始させた後(ステップB15)、ステップB9の動作に移行する。一方、充電後再生が選択された場合は、ユーザにより充電後自動再生と充電後手動再生のどちらが選択されたかを判定する(ステップB16)。充電後自動再生が選択された場合は、システム制御部107はD/A変換部105によるD/A変換動作を行わず、かつ、電源制御回路105の電源スイッチをオンとして、電源装置112から電源制御回路105を通して電源電圧をデジタル処理部104に供給させ、その電源電圧を用いて電源監視回路109により電源装置110の充電を開始させる(ステップB17)。電源監視回路109は、電源装置110の電圧が満充電に達するまで充電を継続し、満充電に達した場合は充電を完了する(ステップB18、B19、B20、B21)。そして、システム制御部107は、電源監視回路109から充電完了通知を受けると、D/A変換部106の動作を行わせ、メモリ部108からのデジタル音声データのD/A変換出力をスピーカ114に出力する再生を行わせる(ステップB22)。
一方、ステップB16で充電後手動再生が選択されたと判定した場合も、システム制御部107はD/A変換部105によるD/A変換動作を行わず、かつ、電源監視回路109を制御して電源装置110の充電を開始させる(ステップB23)。その後、電源監視回路109は、電源装置110の電圧が満充電に達するまで充電を継続し、満充電に達した場合は充電を完了する(ステップB24、B25、B26、B27)。そして、システム制御部107は、電源監視回路109から充電完了通知を受けると、ユーザに対して充電が完了し再生が可能なことを図示しない表示部などにより通知する(ステップB28)。
このように、本実施の形態では、D/A変換処理部102内においては、メモリ部108やシステム制御部107などのデジタル処理が行われるデジタル処理部104に電源装置(2次電池)110を備えることで、D/A変換部106の電源装置112と完全に分けるようにしているため、D/A変換部106のみに負荷がかかる電源装置112によって、デジタル処理部104からの電源ノイズなどの音質低下を完全に防ぎ、デジタル音声データを最良の音質で再生できる。
また、本実施の形態では、デジタル処理部104内の電源装置110は電源監視回路109によって電源装置110の電圧を監視し、電源装置110の電圧が規定電圧より低い場合(デジタル処理部104が動作可能な電圧より低い場合)、D/A変換部106が動作していない場合や待機時に充電動作を行う。ただし、D/A変換部106の起動が必要な場合に充電が必要になる場合は、ユーザの選択によって充電動作の有無を決定し最良の音質が出せるようにする。かかる動作中は、デジタルデータ読込処理部101の駆動系の電源を切っているため余計な電力を使わず省電力化を図ることができる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明になるデジタル再生装置の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図5において、本実施の形態のデジタル再生装置300は、デジタルデータ読込処理部301とD/A変換処理部302とが別筐体であり、互いに信号線を介して接続されている点に特徴がある。
図5は、本発明になるデジタル再生装置の第2の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図5において、本実施の形態のデジタル再生装置300は、デジタルデータ読込処理部301とD/A変換処理部302とが別筐体であり、互いに信号線を介して接続されている点に特徴がある。
デジタルデータ読込処理部301は電源制御回路303を有し、電源プラグ308を通してD/A変換処理部302とは別電源からの商用交流電源電圧が供給されて動作する。デジタルデータ読込処理部301とデジタル処理部304とは、アイソレータ311−1及び311−2によって電気的に絶縁された状態で接続されている。デジタルデータ読込処理部301は、電源制御回路303以外は図2に示した構成である。電源制御回路303は、D/A変換処理部302内のシステム制御部107からの電源制御信号309により、第1の実施の形態と同様に制御される。
D/A変換処理部302は、デジタル処理部304、電源制御回路105、D/A変換部106、及び電源装置305から構成されている。デジタル処理部304はD/A変換部106と電源制御回路105とが、アイソレータ103−3、103−4及び103−5によって電気的に絶縁された状態で接続されている。デジタル処理部304は、システム制御部107、デジタルデータ読込処理部301からのデジタルデータを蓄えるメモリ部108、電源監視回路109及びデジタル処理部304の電源装置(2次電池)110を有する。すなわち、デジタル処理部304は、D/A変換処理部302内のD/A変換部106の電源装置305とは独立している電源装置(2次電池)110を有している。デジタル処理部304は通常は電源装置110からの電源電圧により動作するが、電源装置110の充電時にはシステム制御部107からの電源制御信号310により電源制御回路105をオンにして電源装置305から電源制御回路105を通して入力される商用交流電源電圧に基づいて充電を行う。
本実施の形態のデジタル再生装置300も第1の実施の形態のデジタル再生装置100と同様の動作を行うことにより、第1の実施の形態と同様に、デジタルデータ読込処理部301の動作を停止させて、デジタルデータの読み出しに起こる外乱を完全に無くしてから、D/A変換処理部102の動作を開始することで、サーボ駆動制御に伴う駆動電流によるノイズの影響を完全に無くすことができる。また、本実施の形態のデジタル再生装置300によれば、D/A変換処理部302内でも、電源がD/A変換部106のみの負荷に対応できることにより、デジタルによる影響を完全に無くす事ができ、さらなる高音質化が可能となる。
更に、本実施の形態のデジタル再生装置300によれば、メモリ部108にデジタルデータ読込処理部301により光ディスクから読み出された全てのデジタル音声データを保存するようにしているため、機械的な処理によるデータ読み出しに対して、待ち時間を大きく抑えることができ、またデジタルデータ読込処理部301におけるスピンドルモータなどの余計な電力を使用しないため、省電力化も実現できる。
(第3の実施の形態)
図6は、本発明になるデジタル再生装置の第3の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図6において、本実施の形態のデジタル再生装置400は、デジタルデータ読込処理部401とD/A変換処理部402とが別筐体であり、互いに信号線を介して接続されており、更にデジタルデータ読込処理部401内には電源制御回路を有しない点に特徴がある。
図6は、本発明になるデジタル再生装置の第3の実施の形態のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。図6において、本実施の形態のデジタル再生装置400は、デジタルデータ読込処理部401とD/A変換処理部402とが別筐体であり、互いに信号線を介して接続されており、更にデジタルデータ読込処理部401内には電源制御回路を有しない点に特徴がある。
デジタルデータ読込処理部401は、電源プラグ111から電源装置404及び電源制御回路406を通して商用交流電源電圧が供給されて動作する。デジタルデータ読込処理部401は、図2に示した構成である。デジタルデータ読込処理部401とデジタル処理部104とは、アイソレータ311−1及び311−2によって電気的に絶縁された状態で接続されている。電源制御回路405は、D/A変換処理部403内のシステム制御部107からの電源制御信号406により、第1の実施の形態と同様に制御される。システム制御部107と電源制御回路405とは、アイソレータ103−6によって電気的に絶縁された状態で接続されている。
D/A変換処理部403は、電源装置404及び電源制御回路405と共に同一の筐体402内に収容されている。D/A変換処理部403は、デジタル処理部104、電源制御回路105及びD/A変換部106により構成されている。デジタル処理部104はD/A変換部106及び電源制御回路105と、アイソレータ103−3、103−4及び103−5によって電気的に絶縁された状態で接続されている。デジタル処理部104は、システム制御部107、デジタルデータ読込処理部401からのデジタルデータを蓄えるメモリ部108、電源監視回路109及びデジタル処理部104の電源装置(2次電池)110を有する。すなわち、デジタル処理部104は、D/A変換部106の電源装置404とは独立している電源装置(2次電池)110を有している。デジタル処理部104は通常は電源装置110からの電源電圧により動作するが、電源装置110の充電時にはシステム制御部107からの電源制御信号407により電源制御回路105をオンにして電源装置404から電源制御回路105を通して入力される商用交流電源電圧に基づいて充電を行う。
本実施の形態のデジタル再生装置400も前述したデジタル再生装置100及び300と同様の動作を行うことにより、第1、第2の実施の形態と同様に、デジタルデータ読込処理部401の動作を停止させて、デジタルデータの読み出しに起こる外乱を完全に無くしてから、D/A変換処理部403の動作を開始することで、サーボ駆動制御に伴う駆動電流によるノイズの影響を完全に無くすことができる。また、本実施の形態のデジタル再生装置400によれば、D/A変換処理部403内でも、電源がD/A変換部106のみの負荷に対応できることにより、デジタルによる影響を完全に無くす事ができ、さらなる高音質化が可能となる。
更に、本実施の形態のデジタル再生装置400によれば、メモリ部108にデジタルデータ読込処理部401により光ディスクから読み出された全てのデジタル音声データを保存するようにしているため、機械的な処理によるデータ読み出しに対して、待ち時間を大きく抑えることができ、またデジタルデータ読込処理部401におけるスピンドルモータなどの余計な電力を使用しないため、省電力化も実現できる。
なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものではなく、例えばCD以外の光ディスクその他の記録媒体のデジタル再生装置にも適用でき、また、再生するデジタルコンテンツはデジタル音声データ以外のデジタルデータにも適用できる。
100、300、400 デジタル再生装置
101、301、401 デジタルデータ読込処理部
102、302、403 D/A変換処理部
103−1〜103−6、311−1、311−2 アイソレータ
104、304 デジタル処理部
105、113、303、405 電源制御回路
106 D/A変換部
107 システム制御部
108 メモリ部
109 電源監視回路
110 電源装置(2次電池)
112、305、404 電源装置
114 スピーカ
130、402 筐体
201 スピンドルモータ
202 サーボ回路
203 制御用マイコン(マイクロコンピュータ)
204 光学ピックアップ
207 信号処理回路
208 CD
101、301、401 デジタルデータ読込処理部
102、302、403 D/A変換処理部
103−1〜103−6、311−1、311−2 アイソレータ
104、304 デジタル処理部
105、113、303、405 電源制御回路
106 D/A変換部
107 システム制御部
108 メモリ部
109 電源監視回路
110 電源装置(2次電池)
112、305、404 電源装置
114 スピーカ
130、402 筐体
201 スピンドルモータ
202 サーボ回路
203 制御用マイコン(マイクロコンピュータ)
204 光学ピックアップ
207 信号処理回路
208 CD
Claims (1)
- 第1の電源電圧印加時に動作して記録媒体に記録されているデジタルデータを読み出す機構を備え、前記第1の電源電圧遮断時は動作を停止するデジタルデータ読込処理手段と、
前記デジタルデータ読込処理手段により前記記録媒体から読み出された前記デジタルデータを第2の電源電圧印加時に記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に電気的に絶縁された状態で接続されており、第3の電源電圧印加時に動作して前記記憶手段から読み出された前記デジタルデータをアナログ信号に変換して再生信号として出力するD/A変換手段と、
前記デジタルデータ読込処理手段により前記記録媒体から読み出された前記デジタルデータの前記記憶手段への記憶終了後に、前記第1の電源電圧の前記デジタルデータ読込処理手段への印加を遮断すると共に、前記第3の電源電圧が印加される前記D/A変換手段により前記アナログ信号の変換動作を行わせる電源電圧選択出力手段と、
前記第2の電源電圧を発生する充電可能な電源装置と、
前記第2の電源電圧印加時に動作して前記電源装置の電圧が規定電圧であるか否かを監視し、前記電源装置の電圧が規定電圧に達していないと判定した時は、前記第3の電源電圧を用いて前記電源装置を満充電となるよう充電する監視及び充電手段と
を有することを特徴とするデジタル再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010287052A JP2012133855A (ja) | 2010-12-24 | 2010-12-24 | デジタル再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010287052A JP2012133855A (ja) | 2010-12-24 | 2010-12-24 | デジタル再生装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2012133855A true JP2012133855A (ja) | 2012-07-12 |
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ID=46649283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010287052A Pending JP2012133855A (ja) | 2010-12-24 | 2010-12-24 | デジタル再生装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2012133855A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11189315B2 (en) | 2018-03-28 | 2021-11-30 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Audio processing device |
-
2010
- 2010-12-24 JP JP2010287052A patent/JP2012133855A/ja active Pending
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US11189315B2 (en) | 2018-03-28 | 2021-11-30 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Audio processing device |
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