JP2012132792A - アラーム時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザの不在時にアラームが発生してしまうことを防ぐことのできるアラーム時計を提供する。
【解決手段】 アラーム時刻にアラームを発生するアラーム時計において、所定の人体装着型端末と無線接続可能な無線通信手段と、前記無線通信手段により前記人体装着型端末と無線接続されているか否かを判別するリンク判別手段と、前記リンク判別手段で無線接続されていないと判別されている場合に前記アラーム時刻でも前記アラームの発生を禁止するアラーム禁止手段(S4)とを備えている。
【選択図】 図5

Description

この発明は、アラーム時刻にアラームを発生するアラーム時計に関する。
以前よりアラーム時刻になったらアラームを発生させるアラーム時計がある。
また、本願発明に関連する技術として、特許文献1には、アラーム時計と無線通信可能な外部装置を設けたシステムが開示されている。このシステムでは、アラーム時計がアラーム非セット状態のときに、外部装置からアラーム信号を送信すると、アラーム時計でアラーム報知が行われるようになっている。
実開平5−66591号公報
従来のアラーム時計は、アラームのオンとオフの設定が手動で行われるため、不在時にアラームをオフ設定するのを忘れた場合に、ユーザが不在であってもアラーム時刻にアラームが発生してしまうという不都合が生じる。
この発明の目的は、ユーザの不在時にアラームが発生してしまうことを防ぐことのできるアラーム時計を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、
アラーム時刻にアラームを発生するアラーム時計において、
所定の人体装着型端末と無線接続可能な無線通信手段と、
前記無線通信手段により前記人体装着型端末と無線接続されているか否かを判別するリンク判別手段と、
前記リンク判別手段により無線接続されていないと判別されている場合に前記アラーム時刻でも前記アラームの発生を禁止するアラーム禁止手段と、
を備えていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のアラーム時計において、
前記リンク判別手段により無線接続されていない状態から無線接続されたと判別された場合に前記アラームの発生を許可する設定にするアラーム設定制御手段と、
を備えていることを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載のアラーム時計において、
時刻表示部を照らすライトと、
前記リンク判別手段により無線接続されていないと判別されたら前記ライトを消灯させ、無線接続されていると判別されたら前記ライトを点灯させるライト制御手段と、
を備えていることを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載のアラーム時計において、
情報を表示する液晶表示部と、
前記リンク判別手段により無線接続されていないと判別されたら前記液晶表示部の表示を停止させ、無線接続されていると判別されたら前記液晶表示部の表示を作動させる表示制御手段と、
を備えていることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載のアラーム時計において、
前記無線通信手段は、
前記人体装着型端末と無線接続されている状態から無線信号が届かない状況になった場合に前記無線接続が解除され、前記人体装着型端末と無線接続がない状態で互いに無線信号が届く状況になった場合に無線接続が結ばれることを特徴としている。
本発明に従うと、ユーザが人体装着型端末を装着してアラーム時計のところから不在になった場合に、人体装着型端末とアラーム時計との無線接続がなくなって、アラーム禁止手段によりアラームの発生が禁止される。従って、ユーザの不在時にアラームが発生されてしまうという不都合を回避できる。
本発明の実施形態のアラーム時計である目覚まし時計を含むシステム構成を示す図である。 目覚まし時計の内部構成を示すブロック図である。 人体装着型端末としての腕時計の内部構成を示すブロック図である。 目覚まし時計のCPUにより実行される通知確認処理の制御手順を示すフローチャートである。 図4のステップS13の腕時計との接続処理の詳細な制御手順を示すフローチャートである。 図4のステップS14の腕時計との切断処理の詳細な制御手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態のアラーム時計である目覚まし時計を含むシステム構成を示す図を、図2は、目覚まし時計10の内部構成を示すブロック図を、図3は、腕時計40の内部構成を示すブロック図を、それぞれ示す。
この実施形態のシステムは、アラーム時計としての目覚まし時計10と、人体装着型端末としての腕時計40とから構成される。目覚まし時計10と腕時計40とは、短距離無線通信により、互いが無線接続(無線リンク)されている状態で無線信号によりデータ通信を行えるようになっている。この短距離無線通信は、無線接続されている状態から互いに無線信号が届かない距離に離れた場合に無線接続が解除され、無線接続が解除されている状態で互いに無線信号が届く距離まで近づいた場合に再び自動的に無線接続が結ばれるようになっている。
目覚まし時計10は、図2に示すように、機器の全体的な制御を行うCPU(中央演算処理装置)11と、CPU11が実行する制御プログラムや制御データを格納したROM(Read Only Memory)12と、CPU41に作業用のメモリ空間を供給するRAM(Random Access Memory)13と、外部から操作指令を入力するユーザ操作用のスイッチ14と、現在時刻を計数する計時回路15と、日時や曜日等の表示を行う液晶表示部(LCD)16およびその表示ドライバ17と、アンテナAN10を介して短距離無線通信を行う無線通信手段としてのブルートゥース(Bluetooth:登録商標)モジュール18と、ブルートゥースモジュール18を介して送受信されるデータに対してシリアル/パラレル変換等のデータ処理を行うUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)19と、時刻を表示する指針2〜4(図1参照)を駆動する時分秒針用モータ20およびそのドライバ21と、通常使用時に文字板を照らすためのライト22およびそのドライバ23と、アラーム音の出力を行うスピーカ24およびそのドライバ25と、CPU11と各部との間で信号をやりとりするバス26等を備えている。
ROM12には、スイッチ14の入力に基づいてアラーム時刻の設定およびアラームを鳴らすことを許可するか(オン設定)鳴らすことを禁止するか(オフ設定)の設定等を行う設定入力処理、アラーム設定がオンで計時回路15の時刻が設定されたアラーム時刻になった場合にアラーム音の出力を行うアラーム処理、ブルートゥースモジュール18の無線接続の切り替わりに伴って実行される腕時計との接続処理および腕時計との切断処理の各プログラムが格納されている。
RAM13には、設定されたアラーム時刻が記憶されるアラー時刻領域13aと、アラーム設定(アラームの許可と禁止の設定)が記憶されるアラーム設定領域13b等が設けられている。
腕時計40は、図3に示すように、機器の全体的な制御を行うCPU41と、CPU41が実行する制御プログラムや制御データを格納したROM42と、CPU41に作業用のメモリ空間を供給するRAM43と、本体側面に設けられた操作用のスイッチ44と、現在時刻を計時する計時回路45と、腕時計本体の正面部に設けられ時刻表示や種々の機能表示を行う液晶表示部(LCD)46と、液晶表示部46を駆動する液晶ドライバ47と、アンテナAN40を介して短距離無線通信を行う無線通信手段としてのブルートゥース(Bluetooth)モジュール48と、ブルートゥースモジュール48を介して送受信されるデータに対してシリアル/パラレル変換等のデータ処理を行うUART49と、振動によりユーザに報知を行う振動モータ50およびそのドライバ51と、液晶表示部を照らす発光ダイオード(LED)52およびそのドライバ53と、ブザー音によりユーザにアラーム報知を行うピエゾ素子54およびそのドライバ55と、CPU41と各部との間で信号をやり取りするバス56等を備えている。
目覚まし時計10のブルートゥースモジュール18と、腕時計40のブルートゥースモジュール48とは、無線接続が結ばれている無線リンクモードにおいて、常に所定の間隔で信号のやり取りを行って無線接続が存続しているか否かの確認を行う。そして、この信号が確認できなくなったら、無線接続を解除してデバイス検出モードに移行する。無線接続が解除されたときには、ブルートゥースモジュール18からCPU11に無線接続解除の通知がなされる。
デバイス検出モードでは、腕時計40のブルートゥースモジュール48は、定期的に目覚まし時計10に自己を検出させるための信号を送信し、目覚まし時計10はこの信号を検出するための受信処理を行う。そして、無線信号が届く範囲に両者が入ると、上記の信号により目覚まし時計10が腕時計40を検出する。その後、両者で所定の接続処理が行われて無線接続が結ばれるようになっている。無線接続が結ばれたときには、ブルートゥースモジュール18からCPU11に無線接続確立の通知がなされる。
次に、上記構成の目覚まし時計10および腕時計40との連携機能の動作を説明する。
[通知確認処理]
図4には、目覚まし時計10のCPU11により実行される通知確認処理のフローチャートを示す。
CPU11は、他の処理と並行的に図4の通知確認処理を通常時に実行している。通知確認処理では、CPU11は、ブルートゥースモジュール48からの通知がないか確認し(ステップS11)、なければこの確認処理を繰り返して待機する。そして、通知があれば、無線接続確立の通知か解除の通知か判別する(ステップS12:リンク判別手段)。
その結果、無線接続確立の通知であれば、無線接続がなされていると判別して、無線接続有りの状態に対応するために、図5の腕時計との接続処理を実行する(ステップS13)。一方、無線接続解除の通知であれば、無線接続がなされていないと判別して、無線接続無しの状態に対応するために、図6の腕時計との切断処理を実行する(ステップS13)。その後、再び、ステップS11に戻る。
[腕時計との接続処理]
図5には、図4のステップS13の腕時計との接続処理のフローチャートを示す。
無線接続確立の通知があって腕時計との接続処理が開始されると、先ず、CPU11は、RAM13のアラーム設定領域13bにオン設定のデータを書き込んでアラーム設定をオンにする(ステップS1:アラーム設定制御手段)。この処理により、例えば、ユーザが離れたところから腕時計40を装着して目覚まし時計10のところへ戻ってきたとき等、自動的にアラーム設定がオンされるようになっている。
続いて、CPU11は、ライト22をオン駆動に切り替え(ステップS2:ライト制御手段)、液晶表示部16をオン作動に切り替える(ステップS3:表示制御手段)。そして、この腕時計との接続処理を終了する。
[腕時計との切断処理]
図6には、図4のステップS14の腕時計との切断処理のフローチャートを示す。
無線接続解除の通知があって腕時計との切断処理が開始されると、先ず、CPU11は、RAM13のアラーム設定領域13bにオフ設定のデータを書き込んでアラーム設定をオフにする(ステップS4:アラーム禁止手段)。この処理により、例えば、ユーザが腕時計40を装着して目覚まし時計10から離れたところへ移動した場合に、自動的に、アラーム時刻になってもアラーム音の出力が禁止される状態となる。
続いて、CPU11は、ライト22をオフ駆動に切り替え(ステップS5:ライト制御手段)、液晶表示部16をオフ作動(表示駆動停止状態)に切り替える(ステップS6:表示制御手段)。そして、この腕時計との切断処理を終了する。
[アラーム処理]
目覚まし時計10は、RAM13のアラーム設定領域13bにオン設定のデータが書き込まれている場合に、アラーム時刻にアラーム音を出力する処理を実行する。すなわち、図示しないタイマ回路により計時回路15の計時時刻を監視させて、この計時時刻がアラーム時刻領域13aに書き込まれているアラーム時刻と一致したら、この一致をCPU11に通知する。そして、CPU11がスピーカ24からアラーム音を出力させる。
一方、RAM13のアラーム設定領域13bにオフ設定のデータが書き込まれている場合には、上記のアラーム音を出力する処理は実行されない。従って、上述の腕時計との切断処理(図6)において、アラーム設定領域13bにオフ設定のデータが書き込まれることで、アラーム時刻になってもアラーム音が出力されなくなる。
以上のように、この実施形態の目覚まし時計10によれば、腕時計40と無線接続されていない場合には、アラーム時刻になってもアラーム音の出力が行われない。従って、ユーザが不在のときにアラーム音が出力されてしまうという不都合を回避することができる。
また、この実施形態の目覚まし時計10によれば、腕時計40と無線接続された場合に、アラーム設定が自動的にオン設定に切り替えられる。従って、手動でのみ設定が切り替えられるアラーム時計では、オン設定に切り替えるのを忘れた場合に期待していたアラームが作動しないといった事態が生じえるのに対して、本実施形態の目覚まし時計10ではこのようなオン設定のし忘れといった事態を防ぐことができる。
さらに、この実施形態の目覚まし時計10によれば、腕時計40と無線接続されている場合には、ライト22が点灯して常時点灯ライトとして機能し、また、液晶表示部16の表示出力も行われる。一方、腕時計40と無線接続されていない場合には、ライト22が消灯し、液晶表示部16の表示出力も停止されて、無駄な消費電力の低減が図られるようになっている。
また、この実施形態の目覚まし時計10によれば、目覚まし時計10と腕時計40とが無線信号が届く範囲に入ったら無線接続が結ばれ、無線信号が届かない距離に離れたら無線接続が解除される構成なので、この無線接続の有無によって腕時計40を装着したユーザが目覚まし時計10のところから離れたところにいるか近くにいるかを適切に判断することができる。そして、この判断によって上記のような適切な制御処理を実現することができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限られるものではなく、様々な変更が可能である。例えば、上記実施形態では、無線接続が解除されたときに無線接続されていないと判別してアラーム設定をオフにする構成としたが、例えば、アラーム時刻に無線接続の有無を確認して、無線接続がある場合にのみアラーム音の出力を実行する一方、無線接続がない場合にアラーム音の出力を禁止するように構成しても良い。
また、上記実施形態では、無線接続の確立と解除とによりアラーム設定のオン・オフを切り替える構成としたが、アラーム設定のオン・オフはユーザが手動でのみ切り替えられるようにする一方、無線接続が無い場合にはアラーム設定はオン設定のままアラーム音の出力のみを禁止するようにしても良い。
また、無線接続されているか否かを判別する方式は、例えば、その都度、CPU11からブルートゥースモジュール18へ問い合わせを行って判別を行ったり、無線接続の確立と解除の際にCPU11がRAM13の所定領域に無線接続の有無を表わすフラグデータを記憶させておき、CPU11が必要なタイミングで、フラグデータの値を確認して上記の判別を行ったり、種々の方式を適用することができる。
また、上記実施形態では、アラーム時計として置き時計型の目覚まし時計10を適用した例を示したが、設定時刻にアラーム報知を行うアラーム機能を有する携帯電話機をアラーム時計として採用しても良い。
また、上記実施形態では、人体装着型端末として腕時計を示したが、離れているときにアラーム出力を禁止することを目的とした専用の端末としたり、また、その形態もポケベル型やタイピン型としたりするなど、ユーザが身に着けておける形態であれば種々に変更可能である。また、無線通信としてブルートゥース通信を適用した例を示したが、類似の無線通信を採用しても良い。また、アラームは音声出力のほか、ベルの駆動、振動の発生、発光報知など、種々のものが含まれる。その他、実施の形態で示した細部等は発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
10 目覚まし時計
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 スイッチ
15 計時回路
16 液晶表示部
18 ブルートゥースモジュール
22 ライト
24 スピーカ
40 腕時計
41 CPU
42 ROM
43 RAM
48 ブルートゥースモジュール

Claims (5)

  1. アラーム時刻にアラームを発生するアラーム時計において、
    所定の人体装着型端末と無線接続可能な無線通信手段と、
    前記無線通信手段により前記人体装着型端末と無線接続されているか否かを判別するリンク判別手段と、
    前記リンク判別手段により無線接続されていないと判別されている場合に前記アラーム時刻でも前記アラームの発生を禁止するアラーム禁止手段と、
    を備えていることを特徴とするアラーム時計。
  2. 前記リンク判別手段により無線接続されていない状態から無線接続されたと判別された場合に前記アラームの発生を許可する設定にするアラーム設定制御手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1記載のアラーム時計。
  3. 時刻表示部を照らすライトと、
    前記リンク判別手段により無線接続されていないと判別されたら前記ライトを消灯させ、無線接続されていると判別されたら前記ライトを点灯させるライト制御手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のアラーム時計。
  4. 情報を表示する液晶表示部と、
    前記リンク判別手段により無線接続されていないと判別されたら前記液晶表示部の表示を停止させ、無線接続されていると判別されたら前記液晶表示部の表示を作動させる表示制御手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のアラーム時計。
  5. 前記無線通信手段は、
    前記人体装着型端末と無線接続されている状態から無線信号が届かない状況になった場合に前記無線接続が解除され、前記人体装着型端末と無線接続がない状態で互いに無線信号が届く状況になった場合に無線接続が結ばれることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のアラーム時計。
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