JP2012131871A - ポリウレア(ウレタン)システム用鎖延長剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】反応速度の遅く、紫外線安定性が良好な鎖延長剤、及びこの鎖延長剤を用いたポリウレア又はポリウレアウレタンを調製するための反応システムを提供。
【解決手段】下記式(1)で示される2、2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン等で代表される鎖延長剤と、ポリオキシアルキレンポリアミンからなる群より選択される1種または2種以上の化合物とを含有するイソシアネート反応性組成物と、ポリイソシアネート組成物とを含むポリウレア又はポリウレアウレタンを製造するための反応システム。
Figure 2012131871

【選択図】なし

Description

本発明は、特定のアミン化合物を含むポリウレア又はポリウレアウレタンを製造するための反応システム用鎖延長剤、それを用いたポリウレア又はポリウレアウレタンを調製するための反応システム、及び当該反応システムを用いたポリウレア又はポリウレアウレタンの製造方法に関する。
ポリウレタンは一般に、ポリオールとポリイソシアネートとを触媒及び必要に応じて発泡剤、界面活性剤、難燃剤、架橋剤等の存在下に反応させて製造される。また、ポリウレアは一般に、アミンとイソシアネートとを反応させて製造される。
ポリウレア又はポリウレアウレタンを製造するための反応システム[以下、ポリウレア(ウレタン)システムと略称する場合がある。]は、ポリイソシアネート組成物とイソシアネート反応性組成物とが、通常、別々の容器に保持される。これらを鎖延長剤の存在下で接触、反応させることにより、ポリウレアエラストマー又はポリウレアウレタンエラストマーが形成される。
このポリウレア(ウレタン)システムは、例えば、橋、スチール製タンク、パイプ、金属製建造物等の、腐食が問題となるような表面保護において、被膜材料として使用されている。このポリウレア(ウレタン)システムはゲル化時間が2〜3秒程度と、硬化速度が非常に大きいため、他の被膜システムに比較して、著しく早く施工区域を使用可能な状況に戻すことができる。このことは、建設者及び所有者双方の時間及び費用の節約を可能とするため、ポリウレア(ウレタン)システムの大きな利点の1つとなっている。また、それ以外にも機械的強度(例えば、引張強度、曲げ強度、硬度等)が高い、耐久性がある、耐薬品性を備えている等の特徴を有するため、近年様々な用途で使用が増加している。
ポリウレア(ウレタン)システムにおいて、一般的に使用される芳香族系鎖延長剤の1つであるジエチレントルエンジアミン(DETDA)は、その反応性の高さから硬化時間を短縮することができる一方で、1)硬化反応が非常に速いため基材への染込みが十分でなく、基材との高い付着力が得られない、2)硬化反応が非常に速く、粘度上昇が速いために流動性が悪化し、ピンホールが発生する、3)紫外線劣化により、被覆の色調が変化する等の問題を抱えている。
そこで、上記問題を解決するために、種々の鎖延長剤が提案されている。例えば、アクリル化アミンが反応性の低い鎖延長剤として紹介されているが(例えば、特許文献1参照)、十分ではなく、更に反応速度の遅い鎖延長剤が要求されている。
特表2010−521540号公報
本発明は、上記の背景技術に鑑みてなされたものであり、その目的は、反応速度の遅く、紫外線安定性が良好な鎖延長剤、及びこの鎖延長剤を用いたポリウレア(ウレタン)システムを提供することにある。
本発明者は上記問題点を解決すべく鋭意検討した結果、特定のジアミンを鎖延長剤とし使用した場合に、従来技術の鎖延長剤よりも長いゲル化時間、良好な加工性を示し、かつ形成した被膜が良好な紫外線安定性を示すことを見出し、本発明に到った。
すなわち本発明は、本発明は以下に示すとおりのポリウレア(ウレタン)システム用鎖延長剤、これらの鎖延長剤を含むポリウレア(ウレタン)システム、及び当該反応システムを用いたポリウレア又はポリウレアウレタンの製造方法である。
[1]下記式(1)
Figure 2012131871
[上記式(1)において、R及びRは各々独立して、水素原子、又は炭素数1〜20のアルキル基を表す。またR及びRは各々独立して、炭素数1〜20のアルキル基を表す。]
で示される化合物を含むポリウレア又はポリウレアウレタンを製造するための反応システム用鎖延長剤。
[2]上記式(1)において、置換基R及びRが共に水素原子であることを特徴とする上記[1]に記載の鎖延長剤。
[3]上記式(1)において、置換基R及びRが各々独立して、炭素数1〜6のアルキル基であることを特徴とする上記[1]に記載の鎖延長剤。
[4]上記式(1)において、R及びRが各々独立して、炭素数1〜6のアルキル基であることを特徴とする上記[1]乃至[3]のいずれかに記載の鎖延長剤。
[5]ポリイソシアネート組成物(A)とイソシアネート反応性組成物(B)とを含むポリウレア又はポリウレアウレタンを調製するための反応システムであって、イソシアネート反応性組成物(B)が、イソシアネート反応性化合物(b1)と上記[1]乃至[4]のいずれかに記載の鎖延長剤(b2)とを含有することを特徴とする反応システム。
[6]ポリイソシアネート組成物(A)が、イソシアネートのモノマー、プレポリマー、又はそれらの混合物であることを特徴とする[5]に記載の反応システム。
[7]イソシアネート反応性化合物(b1)が、多価アルコールからなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物を含むことを特徴とする上記[5]又は[6]に記載の反応システム。
[8]イソシアネート反応性化合物(b1)が、ポリオキシアルキレンポリアミンからなる群より選択される1種又は2種以上の化合物を含むことを特徴とする上記[5]乃至[7]のいずれかに記載の反応システム。
[9]上記[5]乃至[8]のいずれかに記載のポリイソシアネート組成物(A)とイソシアネート反応性組成物(B)とを反応させることを特徴とするポリウレア又はポリウレアウレタンの製造方法。
本発明の鎖延長剤を含有するポリウレア(ウレタン)システムは、従来の鎖延長剤を含有するポリウレア(ウレタン)システムに比べ、硬化速度が遅く、ポットライフが長いため、作業性が優れる。また、本発明の鎖延長剤を含有するポリウレア(ウレタン)システムは、紫外線安定性に優れるポリウレア(ウレタン)エラストマーを提供することができる
以下、本発明を詳細に説明する。
まず、本発明のポリウレア(ウレタン)システム用鎖延長剤について説明する。
本発明のポリウレア(ウレタン)システム用鎖延長剤は、上記式(1)で示される化合物を含む。
上記式(1)において、R及びRは各々独立して、水素原子、又は炭素数1〜20のアルキル基を表す。置換基RとRの片方又は両方がアルキル基である場合、直鎖状又は分岐状のアルキル基であることが好ましく、それぞれの炭素数は1〜20、好ましくは2〜6の範囲である。好ましいアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、第二級ブチル基、第三級ブチル基のほか、種々の異性体のペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等が挙げられる。
また、上記式(1)において、置換基R及びRは各々独立して、炭素数1〜20のアルキル基を表す。置換基R及びRは、直鎖状又は分岐状アルキル基であることが好ましく、それぞれの炭素数は1〜20、好ましくは1〜6の範囲である。好ましいアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、第二級ブチル基、第三級ブチル基のほか、種々の異性体のペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基等が挙げられる。特定の理論に縛られることを望むものではないが、置換基R及びRがアルキル基であることにより、本発明の鎖延長剤は、良好な紫外線安定性を示すものと考えられる。
上記式(1)で示される化合物は、例えば、パラ位が非置換のアニリン又はN―アルキル置換アニリン誘導体と脂肪族ケトン類とを、鉱酸存在下又はアニリン誘導体の塩酸塩を用いて縮合させる方法により製造することができる(例えば、特開昭42−13099号公報、特開昭59−27855号公報参照)。
また、本発明のポリウレア(ウレタン)システム用鎖延長剤は、上記式(1)で示される化合物のみを含有することで、本発明の目的を達成することが出来るものではあるが、これとは別に、ウレア(ウレタン)システム用の従来公知の鎖延長剤を、本発明の効果を損なわない範囲で含有してもよい。
このような鎖延長剤としては、例えば、米国特許第5,162,388号明細書や米国特許第5,480,955号明細書に記載の脂肪族ジアミン連鎖延長剤や脂環式ジアミン連鎖延長剤が挙げられるが、必ずしもこれらに限定されるわけではない。また、米国特許第5,317,076号に記載の芳香族ジアミン連鎖延長剤も好適に使用することができる。本発明においては、芳香族ジアミン連鎖延長剤を併用することが好ましい。
併用するのに適切な連鎖延長剤としては、具体的には、1−メチル−3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベンゼンと1−メチル−3,5−ジエチル−2,6−ジアミノベンゼン(これらはジエチルトルエンジアミン又はDETDAとも呼ばれる);1,3,5−トリエチル−2,6−ジアミノベンゼン;3,5,3’,5’−テトラエチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン;3,5−ジ(メチルチオ)−2,4−トルエンジアミンと3,5−ジ(メチルチオ)−2,6−トルエンジアミンを含めたジ(メチルチオ)−トルエンジアミン;N,N’−ビス(t−ブチル)エチレンジアミン;4,4’−メチレンビス(2−イソプロピル−6−メチルアニリン);4,4’−メチレンビス(2,6−ジイソプロピルアニリン);イソホロンジアミン;国際公開2004/090009号パンフレットに記載のグアナミン、特に2,4−ジアミノ−6−ノニル−1,3,5−トリアジン(デグッサ社から市販)、クリアリンク(Clearlink)1000(UOPから市販);ポリクリア(Polyclear)135(BASF社から市販);4,4’−メチレンビス(3−クロロ−2,6−ジエチルアニリン)〔ロンザキュア(LONZACURE)M−CDEAとして市販];アセトアミノ−トリメチルシクロヘキサンメタンアミン〔ジェフリンク(JEFFLINK)754として市販〕等が例示される。
次に、本発明のポリウレア(ウレタン)システムについて説明する。
本発明のポリウレア(ウレタン)システムは、ポリイソシアネート組成物(A)とイソシアネート反応性組成物(B)とを含むポリウレア又はポリウレタンを調製するための反応システムであって、イソシアネート反応性組成物(B)が、イソシアネート反応性化合物(b1)と上記した本発明の鎖延長剤(b2)とを含有することをその特徴とする。
ポリイソシアネート組成物(A)に使用されるイソシアネートとしては、例えば、従来公知のポリイソシアネートが挙げられ、具体的には、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、テトラアルキルキシレンジイソシアネート、シクロヘキサンジイソシアネート、1,12−ドデカンジイソシアネート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,3−又は1,4−シクロヘキサンジイソシアネート、1−イソシアネート−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナートメチル−シクロヘキサン(イソホロンジイソシアネート)、4,4’−ジシクロヘキシル−メタンジイソシアネート、2,2’−ジシクロヘキシル−メタンジイソシアネート、2,4’−ジシクロヘキシル−メタンジイソシアネート等の脂肪族イソシアネート;m−フェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート、4,4’−又は2,4’−又は2,2’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメチレンポリフェニレンジイソシアネート(2より大きいイソシアネート官能価を有するMDIのオリゴマーとMDIの混合物)、ウレトンイミン変性又はカルボジイミド変性により得られる変性MDI,2,4’−又は2,6’−トルエンジイソシアネート(TDI)、ジアニシジンジイソシアネート、ビトリレンジイソシアネート、ナフタレン−1,4−ジイソシアネート、ジフェニレンー4,4’−ジイソシアネート等の芳香族イソシアネート;キシレン−1,3−ジイソシアネート、ビス(4−イソシアナートフェニル)メタン、ビス(3−メチル−4−イソシアナートフェニル)メタン、及び4,4’−ジフェニルプロパンジイソシアネート等の脂肪族又は芳香族ジイソシアネート等が例示されるが、必ずしもこれらに限定されるわけではない。また、上記したイソシアネートは、単独で使用することも、組み合わせて使用することが可能である。
本発明において、好ましいイソシアネートとしては、芳香族イソシアネートであって、ジフェニルメタンジイソアネートのウレトンイミン変性又はカルボジイミド変性により得られる液状MDIが特に好ましい。
本発明においては、上記したイソシアネートのモノマー以外に、イソシアネートと多価アルコール又はポリアミンとの反応により形成されるプレポリマーも使用することができる。
多価アルコールとしては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、ポリカプロラクトンポリオール等が挙げられる。これらの多価アルコールは、単独で使用することもできるし、2種以上を組み合わせて使用することもできる。
ポリエーテルポリオールとしては、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール−エチレングリコールコポリマー、ポリテトラメチレングリコール、ポリヘキサメチレングリコール、ポリヘプタメチレングリコール、ポリデカメチレングリコール、又はアルキレンオキシド(例えば、エチレンオキシド、プロピレンオキシド等)と、2〜8の官能価を有するイソシアネート反応性開始剤との開環重合によって得られるポリエーテルポリオール等が挙げられる。
ポリエステルポリオールとしては、例えば、多価アルコールと多塩基酸とを反応させることによって得られるポリエステルジオールが挙げられる。ここで、多価アルコールとしては、具体的には、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、テトラメチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,9−ノナンジオール、2−メチル−1,8−オクタンジオール等が例示される。また、多塩基酸としては、具体的には、フタル酸、ダイマー酸、イソフタル酸、テレフタル酸、マレイン酸、フマル酸、アジピン酸、セバシン酸等が例示される。
ポリカーボネートポリオールとしては、例えば、ポリテトラヒドロフランのポリカーボネート、ポリ(ヘキサンジオールカーボネート)、ポリ(ノナンジオールカーボネート)、及びポリ(3−メチル−1,5−ペンタメチレンカーボネート)等が挙げられる。
ポリカプロラクトントポリオールとしては、0℃以上の融点を有するものが好ましく、例えば、ε−カプロラクトンとジオール化合物とを反応させることによって得られるポリカプロラクトンジオールが挙げられる。ここで、ジオール化合物としては、例えば、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラメチレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、1,2−ポリブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、1,4−ブタンジオール等が例示される。
本発明においては、多価アルコールとしては、上記以外のポリオールを使用することができる。このようなポリオールとしては、具体的には、エチレングリコール、プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール、ポリオキシエチレンビスフェノールAエーテル、ポリオキシプロピレンビスフェノールAエーテル、ポリオキシエチレンビスフェノールFエーテル、ポリオキシプロピレンビスフェノールFエーテル等が例示される。
プレポリマーを製造する上での、イソシアネートと多価アルコール又はポリアミンとの相対的な使用量は、多価アルコール又はポリアミンに対して、イソシアネートが化学量論的に過剰であることが好ましい。すなわち、多価アルコール又はポリアミンの1モル当たり、通常1モルより多い、好ましくは1.05〜25モル、さらに好ましくは10〜25モルの範囲でイソシアネートが使用される。
本発明において好ましい芳香族ポリイソシアネートは、通常5〜35%の、好ましくは10〜25%の、さらに好ましくは15〜20%のイソシアネート含量を有する。
本発明において、特に好ましいイソシアネートは、ウレトンイミン変性されていてもよいMDIとポリプロピレングリコール(分子量が2,000程度であることが好ましい。)から得られる、通常16〜25%、好ましくは16〜20%の範囲のNCO値を有するプレポリマーである。
本発明において、イソシアネート反応性組成物(B)は、イソシアネート反応性化合物(b1)と上記した本発明の鎖延長剤(b2)とを含有する。
イソシアネート反応性化合物(b1)は、多価アルコールからなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物を含むことが好ましく、ポリオキシアルキレンポリアミンからなる群より選択される1種又は2種以上の化合物を含むことがさらに好ましい。
多価アルコールとしては、プレポリマーに関して上記した多価アルコールを使用することができる。ここで使用される好ましい多価アルコールは、1,4−ブタンジオール、モノエチレングリコール又はそれらの両方である。多価アルコールの使用量としては、特に限定するものではないが、イソシアネート反応性化合物全体を基準として、通常50重量%未満であり、好ましくは5〜15重量%の範囲である。また、ポリオキシアルキレンポリアミンの使用量より少ないことが好ましい。多価アルコールを加える利点としては、例えば、幾らかのポリウレタン基を含有するポリウレア(ウレタン)ウレタンシステムが得られること、制御された硬化プロフィールが得られること、確実な混合(reliable mixing)がなされること等が挙げられる。
また、ポリオキシアルキレンポリアミンとしては、例えば、適当な開始剤に低級アルキレンオキサイド(具体的には、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド又はそれらの混合物が例示される。)を付加させた後、その結果として得られるヒドロキシル末端ポリオールをアミン化することによって製造されるポリオキシアルキレンポリアミンが挙げられる。
本発明においては、例えば、高分子量のポリオキシアルキレンポリアミンを、単一の材料として用いることができる。また、例えば、高分子量のポリオキシアルキレンポリアミンを、二官能材料と三官能材料の混合物、又は異なる分子量か若しくは異なる化学組成を有する材料の混合物等として使用することも可能である。なお、本発明において、「高分子量」のポリオキシアルキレンポリアミンとは、少なくとも約2,000の分子量を有するポリオキシアルキレンポリアミンを意味する。
さらに、本発明においては、高分子量のポリオキシアルキレンポリアミン以外の低分子量のポリオキシアルキレンポリアミンを使用することもでき、これらは、単独か又は上記した多価アルコールとの組み合わせとして使用可能である。
本発明において、好適なポリオキシアルキレンポリアミンは、HuntsumanSpecialty Chemicals Corporation社から入手可能な、JEFFAMINEブランドシリーズのポリオキシアルキレンポリアミンであり、これらにはJEFFAMINE D−2000、JEFFAMINE D−4000、JEFFAMINE T−3000、JEFFAMINE T−5000等が含まれる。これらのポリオキシアルキレンポリアミンは、表題が「The JEFFAMINE Polyoxyalkyleneamines」であるHuntsuman Specialty Chemicals Corp.の商品パンフレットの中に詳細に記述されている。
本発明のポリウレア(ウレタン)システムは更に、可塑剤、充填剤、ガラス繊維、顔料、溶剤等を含んでいてもよい。
本発明のポリウレア(ウレタン)システムにおいて、ポリイソシアネート組成物(A)とイソシアネート反応性組成物(B)とから構成される一般的な配合物は、通常、配合物全体に対し、ポリイソシアネート組成物(A)を30〜70重量%の範囲、イソシアネート反応性組成物(B)を70〜30重量%の範囲で含む。配合物全体に対し、ポリイソシアネート組成物(A)を40〜60重量%の範囲、イソシアネート反応性組成物(B)を60〜40重量%の範囲で含むことが好ましい。
本発明においては、ポリイソシアネート組成物(A)とイソシアネート反応性組成物(B)とを、他の必要に応じた成分と共に反応させるために任意の効果的な条件下で混合する。反応時の温度は通常0〜90℃、好ましくは40〜90℃、より好ましくは60〜80℃の範囲である。これらの成分は、通常、周囲圧力〜最大3000psigの範囲の圧力にて混合されるが、約1500psig〜3000psigの範囲の圧力にて混合するのが好ましい。
本発明のポリウレア(ウレタン)システムをスプレー用途に使用する場合、これらの成分は、高圧スプレー装置を使用して直接衝突混合することができる。高圧スプレー装置としては、例えば、GUSMER Model GX−7スプレーガンを備えたGUSMER VR−H−3000配合装置が挙げられる。この装置において、ポリイソシアネート組成物(A)とイソシアネート反応性組成物(B)との加圧された流れは、2つの別々のチャンバーから供給され、高速度で互いに衝突混合され、コーティング組成物が形成される。得られたコーティング組成物はスプレーガンを使用して所望の基材上又は基材中に供給される。
その他の好適な塗布装置としては、例えば、レシオパックHSSシステム(PLAS PAK Industries社から供給される)が挙げられる。この装置では、ポリイソシアネート組成物(A)とイソシアネート反応性組成物(B)とは別々のチャンバーに保存され、圧力がかかると、それぞれの成分が体積比1:1でスタティックミキサー中に供給される。各成分の混合はスタティックミキサー内の蛇行性又は螺旋形の通路によって行われ、出口端部から基材上又は基材中に供給される。
本発明のポリウレア(ウレタン)システムは、幅広い種類の基材に塗布され得る。例えば、金属、天然石、合成石、セラミック、ガラス、レンガ、セメント、コンクリート、軽量コンクリートブロック、木、それらの複合材及び積層材;人造壁板、乾式壁、石膏ボード、セメント板、プラスチック、紙、PVC、発泡スチレン、プラスチック複合材、アクリル複合材、弾道複合材、アスファルト、ガラスファイバー、土、砂利等が挙げられる。金属としては、特に限定するものではないが、例えば、アルミニウム、冷延鋼板、電気亜鉛メッキ鋼、溶融亜鉛メッキ鋼、チタン、合金が挙げられる。プラスチックとしては、特に限定するものではないが、例えば、TPO、SMC、TPU、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリアミド(Nylon)等が挙げられる。
以下、本発明を実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明はこれらに限定して解釈されるものではない。
合成例1.
1Lオートクレーブ中に、アニリン塩酸塩250g、水199g、アセトン40gを加えた後、攪拌下、130℃に昇温して18時間反応させた。放冷後、3Lの分液ロートに移液し、酢酸エチル600g、水100gを加えて希釈した。次に48重量%水酸化ナトリウム水溶液178gを加えアルカリ処理し、分液して得られた有機層を水372gで洗浄した。次いでこの有機層中の酢酸エチル及びアニリンを減圧留去した後、2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパンを186〜190℃/3.5mmHgで減圧蒸留した。得られた褐色固体をトルエンで再結晶し、目的物を白色結晶として70g得た(単離収率45%)。
合成例2.
合成例1のアセトン40gを2−ペンタノン60gとした以外は合成例1と同様の方法により2,2−ビス(4−アミノフェニル)ペンタンを白色結晶として得た。
合成例3.
2.5Lオートクレーブ中に合成例1の2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン50g、HBr水溶液(48重量%)290g、ピリジン143g、300mlジオキサンを添加し、300mlのイソブテンを添加した。攪拌下、140℃に昇温し、5日間反応させた。放冷後、メチルターシャルブチルエーテルとNaOH水溶液を添加し、有機層を分離した。得られた有機層をエバポレーターで除去し、濃縮したのちシリカゲルクロマトグラフィーで精製し、N,N’−tertブチル化2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン53gを得た。
実施例1.
合成例1の2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパンを含むポリウレアシステムの噴霧被覆剤を下記の方法で調整した。29重量%の2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパンを65重量%のジェファーミン(JEFFAMINE)D−2000(Huntsman Corporation社製)、6重量%のジェファーミン(JEFFAMINE)T−3000(Huntsman Corporation社製)と混合し、成分Bを調整した。MDIとポリプロピレングリコールをベースとするイソシアネート価16%のMDIプレポリマーであるコロネート4554(日本ポリウレタン工業社製)を成分Aとして用いた。80℃に調整したA成分及びB成分の両方をレシオパックHSSシステムに充填し、0.7MPaの圧力で、A成分及びB成分の体積比が1:1でオレイン酸ナトリウムを含有する離型剤を塗布した金属パネル上に噴霧し、被膜を形成した。この被覆を周囲条件下で2日間硬化させ、その後70℃のオーブン中で16時間強制硬化させた。その結果として得られる被膜の有効ゲル時間は50秒であった。また、得られた被膜6cm×6cmをQUVキャビネット(Q−Lab,Incorporated社製)中に置き、340nmで0.89W/mの強度のUVA光に100時間暴露した。UVA暴露前後の色調の変化を色差計CM−3500d(コニカミノルタ社製)で測定したところ、色調の変化(ΔE)は6.5であった。これらの結果を表1に示す。
Figure 2012131871
実施例2.
実施例1の29重量%の2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパンを、20重量%の2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパンと10重量%のClearlink(登録商標)1000(Dorf Ketal Chemicals社製)とした以外は、実施例1と同様の方法で被膜を形成し、物性の評価を行った結果を表1に併せて示す。得られた被膜のゲル時間は80秒であり、色調の変化は6.3であった。
実施例3.
実施例1の2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパンを2,2−ビス(4−アミノフェニル)ペンタン(合成例2)と変更した以外は実施例1と同様の方法で被膜を形成し、物性の評価を行った結果を表1に併せて示す。得られた被膜のゲル化時間は60秒、色調の変化は6.4であった。
実施例4.
実施例1の2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパンをN,N’−tertブチル化2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン2,2−ビス(4−アミノフェニル)ペンタン(合成例3)と変更した以外は実施例1と同様の方法で被膜を形成し、物性の評価を行った結果を表1に併せて示す。得られた被膜のゲル化時間は100秒、色調の変化は6.5であった。
比較例1.
実施例1の2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパンをジエチルトルエンジアミン(DETDA、ARBEMARLE社製)と変更した以外は、実施例1と同様の方法で被膜を形成し、物性の評価を行った結果を表2に示す。得られた被膜のゲル化時間は5秒、色調の変化は25であった。
Figure 2012131871
比較例2.
実施例1の2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパンを4,4’−メチレンジアニリン(MDA、和光純薬工業社製)と変更した以外は、実施例1と同様の方法で被膜を形成し、物性の評価を行った結果を表2に併せて示す。得られた被膜のゲル化時間は3秒、色調の変化は32であった。
比較例3.
実施例1の2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパンを4,4’−メチレンビス[N−(1−メチルプロピル)アニリン](UOP社製)と変更した以外は、実施例1と同様の方法で被膜を形成し、物性の評価を行った結果を表2に併せて示す。得られた被膜のゲル化時間は70秒、色調の変化は30であった。

Claims (9)

  1. 下記式(1)
    Figure 2012131871
    [上記式(1)において、R及びRは各々独立して、水素原子、又は炭素数1〜20のアルキル基を表す。またR及びRは各々独立して、炭素数1〜20のアルキル基を表す。]
    で示される化合物を含むポリウレア又はポリウレアウレタンを製造するための反応システム用鎖延長剤。
  2. 式(1)において、置換基R及びRが共に水素原子であることを特徴とする請求項1に記載の鎖延長剤。
  3. 式(1)において、置換基R及びRが各々独立して、炭素数1〜6のアルキル基であることを特徴とする請求項1に記載の鎖延長剤。
  4. 式(1)において、R及びRが各々独立して、炭素数1〜6のアルキル基であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の鎖延長剤。
  5. ポリイソシアネート組成物(A)とイソシアネート反応性組成物(B)とを含むポリウレア又はポリウレアウレタンを調製するための反応システムであって、イソシアネート反応性組成物(B)が、イソシアネート反応性化合物(b1)と、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の鎖延長剤(b2)とを含有することを特徴とする反応システム。
  6. ポリイソシアネート組成物(A)が、イソシアネートのモノマー、プレポリマー、又はそれらの混合物であることを特徴とする請求項5に記載の反応システム。
  7. イソシアネート反応性化合物(b1)が、多価アルコールからなる群より選ばれる1種又は2種以上の化合物を含むことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の反応システム。
  8. イソシアネート反応性化合物(b1)が、ポリオキシアルキレンポリアミンからなる群より選択される1種又は2種以上の化合物を含むことを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の反応システム。
  9. 請求項5乃至請求項8のいずれかに記載のポリイソシアネート組成物(A)とイソシアネート反応性組成物(B)とを反応させることを特徴とするポリウレア又はポリウレアウレタンの製造方法。
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