JP2012125278A - こより部材及び装身具 - Google Patents

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Yasuhisa Ishihara
靖久 石原
Takahiro Maruyama
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【解決手段】少なくとも2本の紐状ゴム体が互いに撚り合わせた又は編み合わせた状態で非解離状態に接合一体化されてなることを特徴とするこより部材。
【効果】本発明の接合一体化してなるこより部材は、未加硫の紐状のゴム部材を撚り合わせた状態で加硫することで実現したものである。これは、健康増進効果を狙って、磁気やマイナスイオンを発生させるもの、トルマリン製素材を用いたもの、チタン粉末を配合した紐状の部材を用いるネックレスやブレスレットなどの装身具の部材として用いることができる。この部材を用いる装身具は、安全性や衛生面、耐久性に優れ、更にデザイン性の高いものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、紐状のゴム体を撚り合わせた状態で接合一体化してその状態を保持してなるこより部材、及びデザイン性、利便性の高い装身具に関する。
これまで健康増進効果を狙って、磁気やマイナスイオンを発生させるもの、トルマリン製素材を用いたもの、チタン粉末を配合した紐状の部材を用いるネックレスやブレスレットなどの装身具が数多く提案、市販されている。また、その紐状の部材は繊維からなることが多い。前記装身具本体として、例えば特許文献1(特開2001−314213号公報)のコード状に形成され、当該コード状素材が磁性材料を成形した芯材層と、その表面に形成した保護皮膜層と、その間に介在させたトルマリン粉末層とで構成されていることを特徴とするものが提案されている。更には、2本以上の紐状の繊維部材を撚り合わせたり、編みこむことでデザイン性を追及したものも存在している。しかし、繊維部材は連続して長時間装着したり、装着しながら運動したときに、汗や水が装身具に染み込んだり、装着したままで入浴すると装身具が濡れてしまう。装身具が濡れてしまうと装着中の不快感や繊維部材の変色、臭いなどの問題が生じることがあった。これを解決するために、特許文献2(実用新案登録第3160521号公報)のように汗や水が染み込むことのないシリコーンエラストマーを部材として用いるものが提案されている。しかし、繊維部材と同様にデザイン性を追及しようとシリコーンの紐状の部材を撚り合わせたり編みこもうとしてもシリコーンゴムの特性から反発力が強く、直ぐに解けてしまう。また、解けないようにゴム部材を3本以上用いて編みこむと部材と部材の間にゴミが溜まったり、髪の毛を挟んでしまい、装着感は良いものではない。また、そもそも編みこむこと自体が困難な作業であり、工業的にも不利である。
特開2001−314213号公報 実用新案登録第3160521号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、撚り合わせた紐状ゴム体の該撚り合わせ構造の間に隙間もなく、また解けずに撚り合わせ状態を維持し得るこより部材及びこのこより部材を有する装身具を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、下記こより部材及び装身具を提供する。
請求項1:
少なくとも2本の紐状ゴム体が互いに撚り合わせた又は編み合わせた状態で非解離状態に接合一体化されてなることを特徴とするこより部材。
請求項2:
それぞれ押し出し成形された少なくとも2本の未加硫の紐状ゴム体を撚り合わせた状態で加硫することにより成形した請求項1記載のこより部材。
請求項3:
少なくとも1本の紐状ゴム体が撚り合わせた又は編み合わせた状態で非解離状態に接合一体化されてなることを特徴とするこより部材。
請求項4:
押し出し成形された少なくとも1本の未加硫の紐状ゴム体を撚り合わせた状態で加硫することにより成形した請求項3記載のこより部材。
請求項5:
紐状ゴム体がシリコーンゴムより成形された請求項1〜4のいずれか1項記載のこより部材。
請求項6:
請求項1〜5のいずれか1項記載のこより部材を有する装身具。
本発明の接合一体化してなるこより部材は、未加硫の紐状のゴム部材を撚り合わせた状態で加硫することで実現したものである。これは、健康増進効果を狙って、磁気やマイナスイオンを発生させるもの、トルマリン製素材を用いたもの、チタン粉末を配合した紐状の部材を用いるネックレスやブレスレットなどの装身具の部材として用いることができる。この部材を用いる装身具は、安全性や衛生面、耐久性に優れ、更にデザイン性の高いものである。
本発明の一実施例に係るこより部材の一部省略平面図である。
本発明のこより部材は、少なくとも2本の紐状ゴム体(加硫ゴム体)が互いに撚り合わせた状態で非解離状に接合一体化されてなるもので、これは、それぞれ押し出し成形された少なくとも2本の未加硫の紐状ゴム体を撚り合わせた状態で加硫することにより形成することができる。
図1はこれを示したもので、このこより部材は、2本の未加硫紐状ゴム体を撚り合わせた後に加硫することによって形成された、2本の加硫紐状ゴム体1,2が互いに撚り合わせた状態で一体化されたもので、撚り合わせ構造間に隙間はなく、また両ゴム体1,2は互いの当接部分で接合されて一体化され、両ゴム体1,2は、解こうとしても、破壊されない状態では全く解けないものである。
なお、図1のこより部材は2本の紐状ゴム体が撚り合わされたものであるが、本発明はこれに制限されるものではなく、3本又は4本の紐状ゴム体を撚り合わせることもでき、この場合、それぞれの紐状ゴム体は互いに異なる色彩にて形成することができる。
また、少なくとも2本の紐状ゴム体を互いに撚り合わせるのではなく、少なくとも1本、特に1〜4本の紐状ゴム体を編み合わせることによって形成することも可能である。この場合も、未加硫の紐状ゴム体を編み合わせた後、編み合わせた状態で加硫することによって形成することができる。
本発明に用いられるゴム材に特に制限はなく、アクリルゴム、ニトリルゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム等を用いることができる。しかし、装身具として用いる場合、安全性、耐久性、装着感、臭いなどの観点からシリコーンゴムを用いることが好ましい。また健康増進効果を狙って、磁気やマイナスイオンを発生させる添加剤やチタン粉末、ゲルマニウム粉末をゴムに練り込んだり、ゴム表面に塗布してもよい。
ゴム材を接着させ、接合一体化させる方法に特に制限はなく、撚り合わせた又は編み合わせた状態でゴム材同士が接着していればよい。例えば、ゴム材表面に適当な接着剤を塗布して2本以上のゴム材を撚り合わせながら接着させる方法がある。しかし、注意しなければならないのは、直ぐに接着性を発現させなければゴム材を撚り合わせた状態で保持できないということである。というのも、装身具に用いられるようなシリコーンエラストマーは反発力があり、撚り合わせても元に戻ろうとしてしまうためである。しかし、直ぐに接着性が発現すると加工性が非常に低くなる。というのも、撚り合わせる際に部材同士が一度でも触れてしまうと、部材同士が接着してしまうのでやり直しがきかないためである。
好ましい方法として紐状に押し出した未加硫のシリコーンゴムを事前に撚り合わせた又は編み合わせた状態に、その状態のまま、加熱炉に投入し加硫させることで、紐状のシリコーンゴム同士が接着し、撚り合わせた又は編み合わせた状態を維持することができる。用いる未加硫のゴムは未加硫の状態でも加工が容易で形状を維持できるミラブルタイプの材料が好ましい。未加硫のミラブル材料は加硫させなければ紐状態を維持しながらも柔らかく撚り合わせ又は編み合わせが容易で部材同士が触れても接着しないので加工性が非常に高い。
なお、ミラブルタイプの未加硫のシリコーンゴム(シリコーンゴム組成物)としては、市販品を使用することができる。
上記の方法を用いることでこれまで困難とされてきた安全性や衛生面、耐久性に優れるシリコーンエラストマーをゴム材として用い、更に2本以上のゴム材が撚り合わせた又は編み合わせた状態で非解離状に接合一体化させた状態を維持したこより部材を与えることに成功した。このこより部材は健康増進効果を狙って、磁気やマイナスイオンを発生させるもの、トルマリン製素材を用いたもの、チタン粉末を配合した紐状の部材を用いるネックレスやブレスレットなどの装身具の部材として用いることができる。この部材を用いる装身具は安全性や衛生面、耐久性に優れ、更にデザイン性の高いものである。
更に、ゴム材の色を変えることでデザインの自由度が上がり、よりデザイン性の高いものを得ることができる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
[実施例1]
未加硫のシリコーンゴム(シリコーンゴム組成物)としてKE−1571U(信越化学工業(株)製)100質量部に対し加硫剤C−25A(信越化学工業(株)製)を0.5質量部、C−25B(信越化学工業(株)製)を2質量部加えて2本ロールを用いてよく練った。KE−1571Uの未加硫状態のゴムコンパウンドを押し出し成形機を用い、φ4mm、長さ50cmの紐状部材を2本得た。この2本の未加硫の部材を手で撚り合わせて、こより状にした。こより状にした部材を200℃のオーブンに10分間投入し、HAV加硫を行い、目的の接合一体化した図1に示す非解離状のこより部材を得た。
[実施例2]
未加硫のシリコーンゴム(シリコーンゴム組成物)としてKE−1571U(信越化学工業(株)製)100質量部に対し加硫剤C−23N(信越化学工業(株)製)を1.2質量部加えて2本ロールを用いてよく練った。KE−1571Uの未加硫状態のゴムコンパウンドを押し出し成形機を用い、φ4mm、長さ50cmの紐状部材を2本得た。この2本の未加硫の部材を手で撚り合わせて、こより状にした。こより状にした部材を200℃のオーブンに10分間投入し、HAV加硫を行い、目的の接合一体化した非解離状のこより部材を得た。
[実施例3]
未加硫のシリコーンゴム(シリコーンゴム組成物)としてKE−931U(信越化学工業(株)製)100質量部に対し加硫剤C−8(信越化学工業(株)製)を2.0質量部加えて2本ロールを用いてよく練った。KE−931Uの未加硫状態のゴムコンパウンドを押し出し成形機を用い、φ4mm、長さ50cmの紐状部材を3本得た。この3本の未加硫の部材を手で三つ編み状にした。三つ編み状にした3本の部材を200℃のオーブンに10分間投入し、HAV加硫を行い、目的の接合一体化した非解離状のこより部材を得た。
[比較例1]
KE−1571U(信越化学工業(株)製)100質量部に対し加硫剤C−25A(信越化学工業(株)製)を0.5質量部、C−25B(信越化学工業(株)製)を2質量部加えて2本ロールを用いてよく練った。KE−1571Uの未加硫状態のゴムコンパウンドを押し出し成形機を用い、φ4mm、長さ50cmの未加硫の紐状部材を得、更にそのまま200℃のオーブンでHAV加硫し、紐状部材を2本得た。加硫した紐状部材2本を手で撚り合わせた。
[比較例2]
KE−1571U(信越化学工業(株)製)100質量部に対し加硫剤C−25A(信越化学工業(株)製)を0.5質量部、C−25B(信越化学工業(株)製)を2質量部加えて2本ロールを用いてよく練った。KE−1571Uの未加硫状態のゴムコンパウンドを押し出し成形機を用い、φ4mm、長さ50cmの未加硫の紐状部材を得、更にそのまま200℃のオーブンでHAV加硫し、紐状部材を3本得た。加硫した紐状部材3本を手で三つ編み状にした。
上記実施例及び比較例記載の方法でこより部材を得、実際に首に巻いた時の装着感を確認した。心地よい装着感を得られた場合は○とし、得られなかった場合は×とした。結果を表1に示す。
Figure 2012125278
比較例1では2本のゴム部材に弾性があるので元に戻ろうとしてしまい、撚り合わせた状態を維持できず、装着感は非常に悪かった。比較例2では、ゴム部材同士が接着していないので装着中に編み目に隙間が生じ、髪の毛が挟まってしまったために、装着感は非常に悪かった。このようにゴム部材同士が接合一体化していなければ心地よい装着感は得られない。また健康増進効果を狙った装身具は長時間の装着、スポーツや入浴、就寝などあらゆる生活の場面が想定されるので装着したときの感触は非常に重要である。
1,2 紐状ゴム体

Claims (6)

  1. 少なくとも2本の紐状ゴム体が互いに撚り合わせた又は編み合わせた状態で非解離状態に接合一体化されてなることを特徴とするこより部材。
  2. それぞれ押し出し成形された少なくとも2本の未加硫の紐状ゴム体を撚り合わせた状態で加硫することにより成形した請求項1記載のこより部材。
  3. 少なくとも1本の紐状ゴム体が撚り合わせた又は編み合わせた状態で非解離状態に接合一体化されてなることを特徴とするこより部材。
  4. 押し出し成形された少なくとも1本の未加硫の紐状ゴム体を撚り合わせた状態で加硫することにより成形した請求項3記載のこより部材。
  5. 紐状ゴム体がシリコーンゴムより成形された請求項1〜4のいずれか1項記載のこより部材。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載のこより部材を有する装身具。
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