JP2012124857A - ノイズ除去システムおよび撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エッジのぼかしを抑えながら、ノイズを効果的に除去する。
【解決手段】NR部20はラインメモリ21、LPF回路23、エッジ量算出回路24、混合係数算出回路26、および第1、第2の演算器28a、28bを有する。ラインメモリ21は格納された画素信号から注目画素信号と第1の周囲画素信号とを指定する。LPF回路23は注目画素信号と第1の周囲画素信号の加重平均値を算出することにより一次ノイズ除去信号を生成する。エッジ量算出回路24は注目画素信号、第1の周囲画素信号、および一次ノイズ除去信号を用いてエッジ量を算出する。混合係数算出回路26はエッジ量を用いて変動係数を算出する。第1の演算器28aは注目画素信号から一次ノイズ除去信号を減算した第1の差分信号を生成する。第2の演算器28bは注目画素信号から変動係数を乗じられた第1の差分信号を減産した二次ノイズ除去信号を生成する。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像のノイズを効果的に除去するノイズ除去システムに関する。
デジタルカメラやビデオカメラ、また電子内視鏡装置のように被写体の光学像を撮影して、撮影画像に対応する画像信号を生成することが知られている。画像信号に混入するノイズはモニタに表示する画像の再現性を低減化するため、画像信号からノイズを効果的に除去することが求められる。
一般的に、画像信号にLPF処理を施して、注目画素の信号値を周囲の画素の信号値と平均化することにより、ノイズ除去を行うことが提案されている(特許文献1参照)。しかし、このようなLPF処理を一律に施すと、被写体として撮影される物品の輪郭部であるエッジがぼやかされることがあった。
特開平9−233369号公報
したがって、本発明では、エッジ部分のぼかしを抑えながら、ノイズを効果的に除去するノイズ除去システムを提供することを目的とする。
本発明のノイズ除去システムは、受光面上に2次元状に配置される複数の画素それぞれの受光量に応じて生成される複数の画素信号によって構成される画像信号を生成する撮像素子から画像信号を受信する受信部と、複数の画素を順番に注目画素に指定する第1の指定部と、注目画素に対して所定の第1の位置の画素を第1の周囲画素に指定する第2の指定部と、注目画素および第1の周囲画素に対応する注目画素信号および第1の周囲画素信号の信号強度の平均値を算出することにより一次ノイズ除去信号を生成する平均化算出部と、注目画素信号および第1の周囲画素信号に基づいて注目画素および第1の周囲画素によって形成される領域において受光される光学像に含まれる輪郭の量であるエッジ量を算出するエッジ量算出部と、エッジ量に基づいてエッジ量が大きくなるほど大きくなるように第1の係数k(0<k≦1)を決定する係数決定部と、第1の係数kを乗じられた一次ノイズ除去信号と(1−k)を乗じられた注目画素信号とを合計することにより注目画素に対応する最終ノイズ除去信号を生成する合成部とを備えることを特徴としている。
また、エッジ量算出部は注目画素信号および第1の周囲画素信号の信号強度を標本とした標本分散を前記エッジ量として算出することが好ましい。
また、一次ノイズ除去信号の生成において、注目画素信号および第1の周囲画素信号の信号強度それぞれに定められた重み付け係数を乗じることにより加重平均値が一次ノイズ除去信号として生成されることが好ましい。
また、エッジ量算出部は注目画素信号および第1の周囲画素信号の信号強度を標本とし、相加平均値の代わりに加重平均値を用いた標本分散を前記エッジ量として算出することが好ましい。
また、係数決定部はエッジ量が第1の閾値未満である場合に第1の係数kを1に決定することが好ましい。
また、第1の閾値は((2^n−1)×σ))^2(nは係数決定部のビット数、σは画像信号に撮像素子において混入するノイズの実測値の分散量)に定められることが好ましい。
また、係数決定部はエッジ量Egが第1の閾値を超え且つ第2の閾値未満である場合に、第1の係数kを(1)式により算出した値に決定することが好ましい。なお、(1)式におけるD1、D2はそれぞれ前記第1、第2の閾値であり、k1、k2は(2)式により定められる定数である。
Figure 2012124857
Figure 2012124857
また、係数決定部はエッジ量Egが第2の閾値を超える場合に第1の係数kを(3)により算出した値に決定することが好ましい。
Figure 2012124857
また、k2は、0.1×k1〜0.2×k1に定められることが好ましい。
また、第2の閾値D2は、9×D1に定められることが好ましい。
また、係数決定部はエッジ量が第1の閾値を超える場合に第1の係数kを(4)式により算出した値に決定することが好ましい。
Figure 2012124857
また、エッジ量がノイズ判別閾値より小さくかつ注目画素信号の信号強度が注目画素に対して所定の第2の位置の前記画素である第2の周囲画素の画素信号である第2の周囲画素信号および注目画素信号の信号強度の最大値または最小値である場合に、係数決定部は第1の係数kを1に決定することが好ましい。
また、ノイズ判別閾値は(3×(2^n−1)×σ))^2(nは係数決定部のビット数、σはノイズ除去システムで測定されるノイズの分散量)に定められることが好ましい。
本発明の撮像装置は、受光面上に2次元状に配置される複数の画素それぞれの受光量に応じて生成される複数の画素信号によって構成される画像信号を生成する撮像素子と、複数の画素を順番に注目画素に指定する第1の指定部と、注目画素に対して所定の第1の位置の画素を第1の周囲画素に指定する第2の指定部と、注目画素および第1の周囲画素に対応する注目画素信号および第1の周囲画素信号の信号強度の平均値を算出することにより一次ノイズ除去信号を生成する平均化算出部と、注目画素信号および第1の周囲画素信号に基づいて注目画素および第1の周囲画素によって形成される領域において受光される光学像に含まれる輪郭の量であるエッジ量を算出するエッジ量算出部と、エッジ量に基づいてエッジ量が大きくなるほど大きくなる第1の係数k(0<k≦1)を決定する係数決定部と、第1の係数kを乗じられた一次ノイズ除去信号と(1−k)を乗じられた注目画素信号とを合計することにより注目画素に対応する最終ノイズ除去信号を生成する合成部とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、エッジ量の増加に応じて一次ノイズ除去信号に乗じる係数を減少させることにより、エッジ量の増加に応じてノイズ除去効果を低化することが可能となる。エッジ量の増加にい応じてノイズ除去効果を低下させることにより、エッジ部分のぼかしを押えながら、ノイズを効果的に除去することが可能である。
本発明の一実施形態を適用したノイズ除去システムを含む撮像装置の内部構成を概略的に示すブロック図である。 撮像素子上の補色市松色差線順次式によるカラーフィルタの配置図である。 ODDフィールドにおいて生成される色信号成分を示す図である。 EVENフィールドにおいて生成される色信号成分を示す図である。 NR部の内部構成を概略的に示すブロック図である。 LPF処理において注目画素および第1の周囲画素に乗じられる重み付け係数を画素毎に示す配置図である。 エッジ量の算出において用いられる第1の周囲画素と注目画素との配置を示す配置図である。 NR部により実行されるノイズリダクション処理を説明するフローチャートである。 エッジ量と変動係数との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態を適用したノイズ除去システムを有する撮像装置の内部構成を概略的に示すブロック図である。
撮像装置10は、撮像素子11、AFE12、NR部20、マトリックス回路13、混合回路14、ガンマ補正回路15、出力回路16、およびモニタ17などによって構成される。
撮像素子11には、複数の画素(図示せず)が2次元状に配置される。各画素は、図2に示す補色市松色差線順次方式により配列されたカラーフィルタ(図示せず)によって覆われる。各画素では、カラーフィルタを透過した光の受光量に応じた画素信号が生成される。
撮像素子11はインターレース方式により駆動され、ODD/EVENフィールドに分かれた画素信号が出力される。ODDフィールドでは、奇数行の画素と奇数行の一つ上の偶数行の画素の画素信号が混合されて出力される。また、EVENフィールドでは、偶数行の画素と偶数行の一つ上の画素の画素信号が混合されて出力される。
具体的には、ODDフィールドにおいて、(4m+1)行目(mは0以上の自然数)に配置されたG画素およびMg画素が、それぞれ(4m+2)行目に配置されたCy画素およびYe画素と混合され、Gb画素信号およびWr画素信号として出力される。
また、ODDフィールドにおいて、(4m+3)行目に配置されたMg画素およびG画素が、それぞれ(4m+4)行目に配置されたCy画素およびYe画素と混合され、Wb画素信号およびGr画素信号として出力される。
一方、EVENフィールドにおいて、(4m+2行目)に配置されたCy画素およびYe画素が、それぞれ(4m+3)行目に配置されたMg画素およびG画素と混合され、Wb画素信号およびGr画素信号として出力される。
また、EVENフィールドにおいて、(4m+4)行目に配置されたCy画素およびYe画素が、それぞれ(4m+5)行目に配置されたG画素およびMg画素と混合され、Gb画素信号およびWr画素信号として出力される。
したがって、ODDフィールドにおいて、図3に示すような配置のGb画素信号、Wr画素信号、Wb画素信号、およびGr画素信号が生成される。また、EVENフィールドにおいて、図4に示すような配置のWb画素信号、Gr画素信号、Gb画素信号、およびWr画素信号が生成される。
ODD/EVENフィールドにおいて撮像素子11から出力される複数の画素信号はODD/EVENフィールドの画像信号としてAFE12に入力される。AFE12では画像信号に対して、AGC処理、CDS処理が施され、さらにA/D変換処理が施され、デジタル信号に変換される。
デジタル信号に変換された画像信号は、NR部20に送信される。NR部20では、後に詳細に説明するように、ノイズリダクション処理を施すことにより、画像信号に混入されるノイズが除去される。
ノイズリダクション処理が施された画像信号は、マトリックス回路13に送信される。マトリックス回路13では、Wb画素信号、Gr画素信号、Gb画素信号、およびWr画素信号にマトリックス処理を施すことにより、画素毎に輝度信号成分Y、色差信号成分Cr、Cbが生成される。
輝度信号成分Y、色差信号成分Cr、Cbに変換された画像信号は、混合回路14に送信される。混合回路14において、輝度信号成分Yおよび色差信号成分Cr、Cbが混合され、YUV画像信号が生成される。
YUV画像信号はRGB変換回路15に送信される。RGB変換回路15では、YUV画像信号がさらにRGB画像信号に変換される。RGB画像信号はガンマ補正回路16に送信される。ガンマ補正回路16ではRGB画像信号にガンマ補正が施される。
ガンマ補正の施されたRGB画像信号は出力回路17において所定の信号処理が施され映像信号に変換される。映像信号はモニタ18に送信される。モニタ18には、映像信号に相当する画像が表示される。
次に、NR部20の構成および機能について、図5を用いて説明する。図5は、NR部20の内部構成を概略的に示すブロック図である。NR部20は、ラインメモリ21、飽和判別回路22、LPF回路23、エッジ量算出回路24、異常点検出回路25、混合係数算出回路26、固定混合係数レジスタ27、第1、第2の演算器28a、28b、第1、第2のスイッチ29a、29b、および乗算器30によって構成される。
AFE12から出力された画像信号は、ラインメモリ21に入力される。ラインメモリ21には、9行分の画素の画素信号が格納される。ラインメモリ21では、格納された画素信号に対応する各画素が1つずつ順番に注目画素に指定される。また、注目画素が指定されると、注目画素を中心とした周囲の5行5列に配置された画素が第1の周囲画素に指定され、注目画素を中心とした周囲の3行3列に配置された画素が第2の周囲画素に指定される。
ラインメモリ21の出力端は、飽和判別回路22、第1のスイッチ29aの第1の入力端29a1、第1、第2の演算器28a、28b、LPF回路23、エッジ量算出回路24、および異常点検出回路25に並列に接続される。各部位に注目画素に指定された画素の画素信号が注目画素信号として出力される。また、LPF回路23およびエッジ量算出回路24には、第1の周囲画素に指定された画素の画素信号が第1の周囲画素信号として出力される。さらに、異常点検出回路25には、第2の周囲画素に指定された画素の画素信号が第2の周囲画素信号として出力される。
飽和判別回路22では、注目画素信号が飽和状態であるか否かが判別される。注目画素信号の信号強度が飽和閾値以上のときに注目画素信号は飽和状態であると判別される。なお、飽和閾値はNR部20で演算可能なデータ値の最大値または最大値近辺の値に定められる。
前述のように、第1のスイッチ29aの第1の入力端29a1にはノイズリダクション処理の施されていない画素信号である注目画素信号が送信される。一方、後述するように、第1のスイッチ29aの第2の入力端29a2にはノイズリダクション処理の施された画素信号である二次ノイズ除去信号が出力される。
飽和判別回路22において注目画素信号が飽和状態であると判別される場合には、出力端29a3の接続が第1の入力端29a1に切替えられ、注目画素信号がNR部20から出力される。一方、注目画素信号が飽和状態でないと判別される場合には、第2の入力端29a2に切替えられ、二次ノイズ除去信号がNR部20から出力される。
前述のように、ラインメモリ21から出力される注目画素信号および第1の周囲画素信号はLPF回路23にも送信される。LPF回路23では、注目画素信号に対して第1の周囲画素信号を用いてLPF処理が施される。LPF処理において、注目画素信号と第1の周囲画素信号に所定の重み付け係数を乗じて合計することにより一次ノイズ除去信号が生成される。
注目画素信号および第1の周囲画素信号には、図6に示す重み付け係数が乗じられる。なお、LPF処理では、同じ色信号成分の画素信号を用いる必要がある一方で、第1の周囲画素の中には、注目画素と異なる色信号成分の画素信号も含まれる。そこで、異なる色信号成分である第1の周囲画素信号に重み付け係数としてゼロを乗じることにより、LPF処理から除外される。
前述のように、ODDフィールドおよびEVENフィールドの画像信号において、2行2列おきの画素信号は同じ色信号成分である。それゆえ、注目画素dpから上下に1、3
行および左右に1、3列離れた第1の周囲画素の重み付け係数はゼロに定められる。
重み付け係数は、注目画素dpが一番大きく、注目画素dpから離れるほど小さくなるように定められる。本実施形態では、注目画素dpの重み付け係数は1/2に定められる。
また、注目画素dpと同じ行で2列左右に離れた2つの第1の周囲画素、および注目画素dpと同じ列で2行上下に離れた2つの第1の周囲画素の重み付け係数は1/16に定められる。
また、注目画素dpから上下に2行および左右に2列離れた4つの第1の周囲画素の重み付け係数は1/32に定められる。また、注目画素dpと同じ行で4列左右に離れた2つの第1の周囲画素、および注目画素dpと同じ列で2行場所に離れた2つの第1の周囲画素の重み付け係数は1/64に定められる。
また、注目画素dpから上下に4行および左右に2列離れた4つの第1の周囲画素、および注目画素dpから上下に2行および左右に4列離れた4つの第1の周囲画素の重み付け係数は1/128に定められる。
なお、注目画素dpから上下に4行および左右に4列離れた第1の周囲画素の重み付け係数はゼロに定められる。
上述のように定められた重み付け係数を、注目画素信号および第1の周囲画素信号に乗じ、合計することにより加重平均値が算出される。加重平均値に相当する画素信号が、注目画素dpにおける一次ノイズ除去信号としてLPF回路23から第1の演算器28aおよびエッジ量算出回路24に出力される。
前述のように、エッジ量算出回路24にはラインメモリ21から注目画素信号および第1の周囲画素信号が送信される。また、エッジ量算出回路24にはLPF回路23から一次ノイズ除去信号が送信される。エッジ量算出回路24では、注目画素信号、第1の周囲画素信号、および一次ノイズ除去信号に基づいて、エッジ量Egが算出される。
なお、エッジ量Egは、(5)式により算出される。すなわち、エッジ量Egは注目画素信号と第1の周囲画素信号とを標本とし、相加平均値の代わりに加重平均値である一次ノイズ除去信号を用いた標本分散である。
Figure 2012124857
なお、(5)式においてVLPFは一次ノイズ除去信号、V(x+i、y+j)は、注目画素と同じ色信号成分の第1の周囲画素と注目画素とによって構成される画素配列における(x+i、y+j)に配置された第1の周囲画素の画素信号、(x、y)は注目画素の座標である。
前述のように、ODDフィールドおよびEVENフィールドの画像信号において、2行2列おきの画素信号が同じ色信号成分である。したがって、図7に示すように、注目画素に対して指定された第1の周囲画素の中で、注目画素dpから上方向に4行離れ左方向に4、2、0列および右方向に2、4列離れた第1の周囲画素の画素信号がV(x−2、y+2)、V(x−1、y+2)、V(x、y+2)、V(x+1、y+2)、V(x+2、y+2)である。また、注目画素dpから上方向に2行離れ左方向に4、2、0列および右方向に2、4列離れた第1の周囲画素の画素信号がV(x−2、y+1)、V(x−1、y+1)、V(x、y+1)、V(x+1、y+1)、V(x+2、y+1)である。また、注目画素dpと同じ行で左方向に4、2列および右方向に2、4列離れた第1の周囲画素の画素信号がV(x−2、y)、V(x−1、y)、V(x+1、y)、V(x+2、y)である。また、注目画素dpから下方向に2行離れ左方向に4、2、0列および右方向に2、4列離れた第1の周囲画素の画素信号がV(x−2、y−1)、V(x−1、y−1)、V(x、y−1)、V(x+1、y−1)、V(x+2、y−1)である。また、注目画素dpから下方向に4行離れ左方向に4、2、0列および右方向に2、4列離れた第1の周囲画素の画素信号がV(x−2、y−2)、V(x−1、y−2)、V(x、y−2)、V(x+1、y−2)、V(x+2、y−2)である。なお、N.A.は、注目画素に対するエッジ量の算出に用いられない第1の周囲画素である。
(5)式から理解されるように、注目画素を中心とする第1の周囲画素によって形成される範囲に、物品の輪郭などが多く存在する場合すなわちエッジが多くなるほど、および/または輪郭上の画素の受光量と他の画素の受光量との差が大きくなるほど、エッジ量Egは大きくなる。
算出されたエッジ量Egは信号として、混合係数算出回路26および異常点検出回路25に送信される。混合係数算出回路26では、エッジ量Egに基づいて変動係数k’が算出される。
なお、変動係数k’の算出のために、第1、第2の閾値D1、D2が定められる。なお、第1の閾値D1は、((2^n−1)×σ)^2に(nはNR部20のビット数、σは撮像素子 において画像信号に混入するノイズの測定値の分散量)定められる。また、第2の閾値D2は、9×D1に定められる。
エッジ量が第1の閾値D1以下である場合には、変動係数k’は1に定められる。エッジ量が第1の閾値D1を超え、第2の閾値D2以下である場合には、変動係数k’は(6)式により算出される。また、エッジ量が第2の閾値を超える場合には、変動係数k’は(7)式により算出される。
Figure 2012124857
なお、k1は(2^n−1)に定められる定数である。また、k2は0.1×k1から0.2×k1の間に定められる定数である。
Figure 2012124857
算出された変動係数k’は信号として第2のスイッチ29bの第1の入力端子29b1に出力される。なお、第2のスイッチ29bの第2の入力端子29b2は固定混合係数レジスタ27に接続されており、k1が固定係数k”として出力される。
前述のように、異常点検出回路25には、ラインメモリ21から注目画素信号および第2の周囲画素信号が送信される。また、異常点検出回路25には、エッジ量算出回路24からエッジ量Egに相当する信号が送信される。異常点検出回路25では、注目画素信号、第2の周囲画素信号、およびエッジ量Egに基づいて、注目画素信号に異常ノイズが混入しているか否かが判別される。
異常ノイズの混入を判別するために、D2がノイズ判別閾値thnに定められる。エッジ量Egがノイズ判別閾値thn以上である場合には、異常ノイズが混入していないと判別される。
エッジ量がノイズ判別閾値thn未満である場合には、注目画素信号と第2の周囲画素信号との比較結果に基づいて異常ノイズの混入の可否が判別される。注目画素と同じ色信号成分である第2の周囲画素信号、すなわち注目画素から上下に2行離れた位置および/または注目画素から左右に2列離れた位置に配置された6つの第2の周囲画素信号が選択される。
異常点検出回路25では、選択された第2の周囲画素信号と注目画素信号の信号強度の中で、注目画素信号の信号強度が最大または最小であるか否かが判別される。注目画素信号の信号強度が最大または最小である場合には、注目画素信号に異常ノイズが混入していると判別される。注目画素信号の信号強度が最大および最小で無い場合には、注目画素信号に異常ノイズが混入されていないと判別される。
異常点検出回路25によって、第2のスイッチ29bが切替えられる。注目画素信号に異常ノイズが混入されていないと判別される場合には、出力端29b3の接続が第2のスイッチの第1の入力端29b1に切替えられ、変動係数k’が乗算係数kとして乗算器30に出力される。一方、注目画素信号に異常ノイズが混入されていると判別される場合には、出力端29b3の接続が第2の入力端29b2に切替えられ、固定係数k”が乗算係数kとして乗算器30に出力される。
前述のように、第1の演算器28aにはラインメモリ21から注目画素信号が入力される。また、第1の演算器28aにはLPF回路23から一次ノイズ除去信号が入力される。第1の演算器28aでは、注目画素信号から一次ノイズ除去信号が減じられ、第1の差分信号が生成される。
第1の差分信号は乗算器30に送信され、乗算係数kが乗じられ、第2の差分信号が生成される。第2の差分信号は第2の演算器28bに送信される。前述のように第2の演算器28bには、ラインメモリ21から注目画素信号も入力される。第2の演算器28bでは、注目画素信号から第2の差分信号を減じることにより二次ノイズ除去信号が生成される。
すなわち、二次ノイズ除去信号は、((1−k)×注目画素信号+k×一次ノイズ除去信号)であって、乗算係数kによって混合割合が定まる注目画素信号と一次ノイズ除去信号の混合信号である。
前述のように、注目画素信号が飽和状態でないと判断されたときに、二次ノイズ除去信号がノイズ除去を施された注目画素の画素信号としてNR部20からマトリックス回路13に出力される。
次に、NR部20によって実行されるノイズリダクション処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。ノイズリダクション処理は、NR部20に画素信号が送信されるたびに実行される。
ステップS100では、NR部20は、ラインメモリ21に格納された画素信号の中の単一の画素信号に対応する画素を注目画素に指定する。新たに受信した画素信号に対応する画素に対して所定の位置(画素信号の受信が左上の画素からである場合、上方向に4行および左方向に4列離れた位置)の画素を注目画素に指定する。また、注目画素に対して、所定の位置に配置する画素を第1、第2の周囲画素に指定する。注目画素および第1、第2の周囲画素の指定を終えると、ステップS101に進む。
ステップS101では、NR部20は、注目画素信号の信号強度が飽和閾値以上であるか否かを判別する。飽和閾値以上である場合には、注目画素は飽和状態と判別してステップS102に進む。飽和閾値未満である場合には、注目画素は飽和状態ではないと判別してステップS103に進む。
ステップS102では、NR部20は、注目画素信号を注目画素の画素信号としてマトリックス回路13に出力する。出力後、ノイズリダクション処理を終了する。
ステップS103では、NR部20は、注目画素信号と第1の周囲画素信号とを用いて一次ノイズ除去信号を生成する。一次ノイズ除去信号の生成後、ステップS104に進む。
ステップS104では、NR部20は、注目画素信号、第1の周囲画素信号、および一次ノイズ除去信号に基づいて、エッジ量Egを算出する。エッジ量Egを算出すると、ステップS105に進む。
ステップS105では、NR部20は、エッジ量Egがノイズ判別閾値thn未満であるか否かを判別する。エッジ量Egがノイズ判別閾値thn以上である場合には、注目画素に異常ノイズが混入していない、と判別してステップS106、S107をスキップしてステップS108に進む。エッジ量Egがノイズ判別閾値thn未満である場合には、ステップS106に進む。
ステップS106では、NR部20は、注目画素信号および第2の周囲画素信号の中の信号強度の最大値および最小値を算出する。最大値および最小値の算出後、ステップS107に進む。
ステップS107では、NR部20は、注目画素信号がステップS106で算出した最大値または最小値であるか否かを判別する。注目画素信号が最大値および最小値で無い場合には、注目画素信号に異常ノイズが混入していないと判別して、ステップS108に進む。一方、注目画素が最大値または最小値である場合には、注目画素信号には異常ノイズが混入していると判別して、ステップS109に進む。
ステップS108では、NR部20は、エッジ量Egに基づいて変動係数k’を算出し、乗算係数kとして選択する。変動係数k’の選択後、ステップS110に進む。また、ステップS109では、NR部20は、第2のスイッチ29bを切替、固定係数k”を乗算係数kとして選択する。固定係数k”の選択後、ステップS110に進む。
ステップS110では、NR部20は、ステップS108またはステップS109において選択された乗算係数k、注目画素信号、およびステップS103で生成した一次ノイズ除去信号を用いて二次ノイズ除去信号を生成する。さらに、生成した二次ノイズ除去信号を注目画素の画素信号としてマトリックス回路13に出力する。出力後、ノイズリダクション処理を終了する。
以上のように、本実施形態のノイズ除去システムによれば、エッジ部分のぼかしを押えながら、ノイズを効果的に除去することが可能になる。以下に、このような効果について説明する。
図9に示すように、エッジ量Egが第1の閾値D1以下である場合には変動係数k’は1に定められ、第1の閾値D1から第2の閾値D2までの範囲内にある場合には変動係数k’はエッジ量Egに対し反比例状に減少する。また、エッジ量Egが第2の閾値以下である場合には変動係数k’はエッジ量Egに対し反比例状に減少する。
前述のように、エッジ量Egは注目画素の近辺において物品の輪郭が増えるほど、または光量の変化が大きくなるほど、大きくなるように変化し、注目画素におけるエッジの度合いを表す指標である。
図9に示すようにエッジ量Egの増加に応じて変動係数k’が減少し、二次ノイズ除去信号に含まれる一次ノイズ除去信号の混合割合kが減少する。すなわち、エッジ量Egが小さい時には一次ノイズ除去信号の混合割合を増やすことにより、ノイズ除去の効果が強調される。なお、ノイズ除去効果が強くても、元々エッジ量Egが小さいので、エッジ部位のボケに対する影響は小さい。一方、エッジ量Egが大きい時には一次ノイズ除去信号の混合割合を減らすことにより、ノイズ除去の効果が低減化され、エッジ部位におけるボケの影響が低減化される。
このように、エッジ量に応じてノイズ除去効果を調整するので、エッジ部位おけるボケを押えながら、ノイズを効果的に除去することが可能である。
また、本実施形態では、エッジ量Egが第1の閾値D1以下である場合には、エッジは含まれない、と判別して変動係数k’が1に定められる。したがって、エッジが含まれない場合には、ノイズ除去効果を最大化することが可能である。
また、本実施形態では、ノイズの実測値に基づく分散量およびNR部20のビット数によって第1の閾値D1が算出される。本実施形態の方式に従えば、どのような演算器や撮像素子などを用いても、エッジが含まれないと判別可能な第1の閾値D1を容易に設定可能である。
また、本実施形態では、ノイズの実測値に基づく分散量およびNR部20のビット数によって第1、第2の閾値D1、D2およびエッジ量に基づいて特定の式により変動係数k’が算出される。このような方法によれば、ノイズ除去とエッジの保持の最適化が可能である。すなわち、エッジのボケを押えながらの効果的なノイズ除去がさらに最適化される。
また、本実施形態では、注目画素信号が飽和閾値を超える場合にはノイズリダクション処理が施されずに、注目画素信号がNR部20から出力される。このような構成により、実際に画素信号が飽和している場合に、ノイズリダクション処理による信号強度の低下が防止される。
また、本実施形態では、注目画素信号に異常ノイズが混入していると判別される場合に、ノイズ除去効果が最大化される。このような構成により、異常ノイズの混入時にはエッジ量Egに関わらず、ノイズ除去効果を最大化することが可能である。
また、本実施形態では、異常ノイズの混入の可否を判別するためのノイズ判別閾値は、ノイズの実測値に基づく分散量およびNR部20のビット数によって算出される。このような構成によれば、どのような演算器や撮像素子などを用いても、異常ノイズの混入の可否の判別に最適なノイズ判別閾値thnを容易に設定可能である。
また、本実施形態では、簡素な構成でエッジの保持とノイズの除去の最適化が可能である。従来、フレームメモリを用いてエッジの保持とノイズ除去の最適化が図られていたが、本実施形態によればフレームメモリを用いること無くラインメモリによりノイズ除去システムを構成可能なので装置の簡素化、小型化、および製造コストの低減化を図ることが可能である。
なお、本実施形態において、変動係数k’は(6)または(7)式により算出される構成であるが、エッジ量Egの増加に応じて減少するように定められれば他の式により定められても良い。ただし、前述のように、(6)または(7)式により算出することにより、エッジの保持とノイズの除去が最適化される。
また、本実施形態において、エッジ量Egを第1の閾値D1との比較結果に基づいて、変動係数k’の算出方法が変えられるが、エッジ量Egの全範囲において第1の閾値D1と比較すること無くエッジ量Egの増加に応じて変動係数k’を減少させる構成であってもよい。ただし、本実施形態のように、エッジが存在しないと判別できる範囲においては、ノイズ除去効果を最大化することが望ましい。
また、本実施形態において、第2の閾値D2の前後で変動係数k’の算出式が変えられるが、変えなくても良い。例えば、エッジ量Egが第1の閾値D1を超える全範囲において、変動係数k’が(8)式によって算出される構成であってもよい。
Figure 2012124857
ただし、本実施形態のように、第2の閾値D2の前後で算出式を変えることにより、エッジの保持とノイズの除去とが最適化される。
また、本実施形態において、第1、第2の閾値D1、D2は所定の式に基づいて定められる構成であるが、他のいかなる方法に基づいて定められてもよい。ただし、上述のように、本実施形態における算出式により定めることにより、エッジの保持およびノイズ除去の最適化に効果的な第1、第2の閾値D1、D2を容易に算出することが可能である。
また、本実施形態において、注目画素を中心とした9行9列および5行5列に配置した画素が、それぞれ第1および第2の周囲画素に指定される構成であるが、9行9列および5行5列に限定されない。注目画素を中心とする他の範囲に配置される画素を第1、第2の周囲画素として指定しても、本実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
また、本実施形態において、エッジ量Egは(5)式により算出される構成であるが、他の方法により算出されてもよい。注目画素の周囲におけるエッジの含まれる割合やエッジの強度、すなわちエッジ周辺部との受光量の差が大きくなるほど、エッジ量が大きくなるように算出すれば、本実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
また、本実施形態において、一次ノイズ除去信号のために注目画素信号および第1の周囲画素信号に乗じられる重み付け係数が例示されているが、乗じられる重み付け係数は例示された値に限定されない。総和が1となるように各画素信号に乗じる重み付け係数を定めれば、本実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
また、本実施形態において、一次ノイズ除去信号は、注目画素信号と第1の周囲画素信号との加重平均値を算出することにより生成される構成であるが、相加平均値を算出することにより生成される構成であってもよい。
10 撮像装置
11 撮像素子
13 マトリックス回路
20 NR部
21 ラインメモリ
22 飽和判別回路
23 LPF回路
24 エッジ量算出回路
25 異常点検出回路
26 混合係数算出回路
27 固定混合係数レジスタ
28a、28b 第1、第2の演算器
29a、29b 第1、第2のスイッチ
30 乗算器
dp 注目画素

Claims (14)

  1. 受光面上に2次元状に配置される複数の画素それぞれの受光量に応じて生成される複数の画素信号によって構成される画像信号を生成する撮像素子から、前記画像信号を受信する受信部と、
    前記複数の画素を、順番に注目画素に指定する第1の指定部と、
    前記注目画素に対して所定の第1の位置の前記画素を第1の周囲画素に指定する第2の指定部と、
    前記注目画素および前記第1の周囲画素に対応する注目画素信号および前記第1の周囲画素信号の信号強度の平均値を算出することにより一次ノイズ除去信号を生成する平均化算出部と、
    前記注目画素信号および前記第1の周囲画素信号に基づいて、前記注目画素および前記第1の周囲画素によって形成される領域において受光される光学像に含まれる輪郭の量であるエッジ量を算出するエッジ量算出部と、
    前記エッジ量に基づいて、前記エッジ量が大きくなるほど大きくなるように第1の係数k(0<k≦1)を決定する係数決定部と、
    前記第1の係数kを乗じられた前記一次ノイズ除去信号と、(1−k)を乗じられた前記注目画素信号とを合計することにより、前記注目画素に対応する最終ノイズ除去信号を生成する合成部とを備える
    ことを特徴とするノイズ除去システム。
  2. 前記エッジ量算出部は、前記注目画素信号および前記第1の周囲画素信号の信号強度を標本とした標本分散を前記エッジ量として算出することを特徴とする請求項1に記載のノイズ除去システム。
  3. 前記一次ノイズ除去信号の生成において、前記注目画素信号および前記第1の周囲画素信号の信号強度それぞれに定められた重み付け係数を乗じることにより加重平均値が前記一次ノイズ除去信号として生成されることを特徴とする請求項1に記載のノイズ除去システム。
  4. 前記エッジ量算出部は、前記注目画素信号および前記第1の周囲画素信号の信号強度を標本とし、相加平均値の代わりに前記加重平均値を用いた標本分散を前記エッジ量として算出することを特徴とする請求項3に記載のノイズ除去システム。
  5. 前記係数決定部は、前記エッジ量が第1の閾値未満である場合に、前記第1の係数kを1に決定することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のノイズ除去システム。
  6. 前記第1の閾値は、((2^n−1)×σ))^2(nは前記係数決定部のビット数、σは前記画像信号に前記撮像素子において混入するノイズの実測値の分散量)に定められることを特徴とする請求項5に記載のノイズ除去システム。
  7. 前記係数決定部は、前記エッジ量Egが前記第1の閾値を超え且つ第2の閾値未満である場合に、前記第1の係数kを(1)式により算出した値に決定することを特徴とする請求項6に記載のノイズ除去システム。
    Figure 2012124857
    (1)式におけるD1、D2はそれぞれ前記第1、第2の閾値であり、k1、k2は(2)式により定められる定数である。
    Figure 2012124857
  8. 前記係数決定部は、前記エッジ量Egが前記第2の閾値を超える場合に、前記第1の係数kを(3)により算出した値に決定することを特徴とする請求項7に記載のノイズ除去システム。
    Figure 2012124857
  9. k2は、0.1×k1〜0.2×k1に定められることを特徴とする請求項7または請求項8に記載のノイズ除去システム。
  10. 前記第2の閾値D2は、9×D1に定められることを特徴とする請求項7〜請求項9のいずれか1項に記載のノイズ除去システム。
  11. 前記係数決定部は、前記エッジ量が前記第1の閾値を超える場合に、前記第1の係数kを(4)式により算出した値に決定することを特徴とする請求項6に記載のノイズ除去システム。
    Figure 2012124857
  12. 前記エッジ量がノイズ判別閾値より小さく、かつ前記注目画素信号の信号強度が前記注目画素に対して所定の第2の位置の前記画素である第2の周囲画素の前記画素信号である第2の周囲画素信号および前記注目画素信号の信号強度の最大値または最小値である場合に、前記係数決定部は前記第1の係数kを1に決定することを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載のノイズ除去システム。
  13. 前記ノイズ判別閾値は、(3×(2^n−1)×σ))^2(nは前記係数決定部のビット数、σは前記ノイズ除去システムで測定されるノイズの分散量)に定められることを特徴とする請求項12に記載のノイズ除去システム。
  14. 受光面上に2次元状に配置される複数の画素それぞれの受光量に応じて生成される複数の画素信号によって構成される画像信号を生成する撮像素子と、
    前記複数の画素を、順番に注目画素に指定する第1の指定部と、
    前記注目画素に対して所定の第1の位置の前記画素を第1の周囲画素に指定する第2の指定部と、
    前記注目画素および前記第1の周囲画素に対応する注目画素信号および前記第1の周囲画素信号の信号強度の平均値を算出することにより一次ノイズ除去信号を生成する平均化算出部と、
    前記注目画素信号および前記第1の周囲画素信号に基づいて、前記注目画素および前記第1の周囲画素によって形成される領域において受光される光学像に含まれる輪郭の量であるエッジ量を算出するエッジ量算出部と、
    前記エッジ量に基づいて、前記エッジ量が大きくなるほど大きくなる第1の係数k(0<k≦1)を決定する係数決定部と、
    前記第1の係数kを乗じられた前記一次ノイズ除去信号と、(1−k)を乗じられた前記注目画素信号とを合計することにより、前記注目画素に対応する最終ノイズ除去信号を生成する合成部とを備える
    ことを特徴とする撮像装置。
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