JP2012124724A - 撮像装置および画像データの送受信方法 - Google Patents

撮像装置および画像データの送受信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像データの送信に際して、安全性を大幅に高めることができ、汎用性を向上できる撮像装置を提供する。
【解決手段】画像送信モード、画像受信モードを選択的に実行可能な撮像装置であって、撮像部、表示部、画像分割部、無線送信部、無線受信部、復元部、画像合成部を有し、画像送信モードでは、画像分割部により送信元画像データを第一の部分データと残りの第二の部分データとに分割して、第一の部分データに基づく画像を前記表示部に表示するとともに、第二の部分データを無線送信部により無線送信し、画像受信モードでは、撮像部により撮像された画像に基づいて復元部により画像データを復元し、該復元された画像データと無線受信部で受信された画像データとを画像合成部で合成して送信元画像データを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像送信モードまたは画像受信モードを選択的に実行可能な撮像装置、および撮像装置等の画像処理装置間で画像データを送受信する画像データの送受信方法に関するものである。
近年、デジタルカメラは、進歩が目覚しく、撮影した画像をデジタル情報としてカメラ内のメモリに記憶する他、記憶したデジタル情報を、カメラに付属する通信機能を用いて他のデジタル機器、例えばパーソナルコンピュータ、プリンタ、テレビジョン、あるいはインターネットを介して画像サーバやプリントサービスステーション等に送信できるようになっている。
また、デジタルカメラあるいはデジタルカメラ機能を有する携帯電話や情報端末の普及率も向上しており、今日では、多くの人が通信機能を有するデジタルカメラを携帯している状況にある。
こうした日常の中で、自分のカメラに、他のカメラで撮影された画像を簡単に取込みたいというニーズが増えている。例えば、友人との旅行やパーティ等で、他の人が撮影した画像を自分のカメラに取込みたいというニーズがある、この場合、旅行先で友人が撮影した美しい景色や相手のカメラで撮影してもらった自分の写真、あるいは自分のカメラより高性能のカメラで撮影された写真を送信してもらう1対1の画像交換、写真教室で先生が撮影したお手本の写真を複数Nの生徒に配信するような1対Nの画像送信、複数Nの人が撮影した画像を一箇所に集めてスクリーンに投影して楽しむようなN対1の画像送信、パーティや団体旅行等で各自が撮影した写真をその場で交換するようなN対Nの画像交換、等が想定される。
一方、従来からカメラの通信機能や表示および撮像機能を利用して画像の転送や交換を行う種々の撮像装置が提案されている。例えば、受信側の撮像装置に表示された認証情報を送信側の撮像装置で直接撮像し、その認証情報を用いて送信側の撮像装置から受信側の撮像装置に対して画像を加工して無線送信することにより、撮像装置間で安全かつ容易に画像の交換を可能にした撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、撮像装置間の無線通信において、無線による通信距離を敢えて短くすることにより、データ漏洩の危険性を低くした、トランスファージェットと称される近距離無線転送技術も知られている。
特開2008−269486号公報
しかしながら、本発明者が鋭意検討したところ、従来提案されている上述した技術には、更に改良すべき点があることが判明した。すなわち、特許文献1に開示の技術では、送信すべき画像情報が受信側の撮像装置の認証情報に基づいて加工されて無線により送信される。そのため、送信情報が傍受されて復元される危険性が排除できない。また、トランスファージェットのような近距離無線転送技術では、送信情報の安全性は高められるものの、通信距離が短いために通信相手が限定される。そのため、用途が限られて、汎用性が低下することになる。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、画像データの送信に際して、安全性を大幅に高めることができ、汎用性を向上できる撮像装置および画像データの送受信方法を提供することにある。
上記目的を達成する第一の観点に係る撮像装置の発明は、
画像送信モードまたは画像受信モードを選択的に実行可能な撮像装置であって、
画像を撮像する撮像部と、画像を表示する表示部と、送信元画像データを分割する画像分割部と、画像データを無線送信する無線送信部と、無線送信された画像データを受信する無線受信部と、画像データを復元する復元部と、送信元画像データを生成する画像合成部と、を有し、
前記画像送信モードでは、
前記画像分割部により送信元画像データを第一の部分データと残りの第二の部分データとに分割して、前記第一の部分データに基づく画像を前記表示部に表示するとともに、前記第二の部分データを前記無線送信部により無線送信し、
前記画像受信モードでは、
前記撮像部により撮像された画像に基づいて前記復元部により画像データを復元し、該復元された画像データと前記無線受信部で受信された画像データとを前記画像合成部で合成して送信元画像データを生成する、
ことを特徴とするものである。
第二の観点に係る発明は、第一の観点に係る撮像装置において、
前記画像分割部は、
前記送信元画像データを異なる色成分の前記第一の部分データと前記第二の部分データとに分割する、
ことを特徴とするものである。
第三の観点に係る発明は、第一の観点に係る撮像装置において、
前記画像分割部は、
前記送信元画像データを周波数成分の異なる前記第一の部分データと前記第二の部分データとに分割する、
ことを特徴とするものである。
第四の観点に係る発明は、第一の観点に係る撮像装置において、
前記画像分割部は、
前記送信元画像データを、当該送信元画像データ内の位置情報に基づいて前記第一の部分データと前記第二の部分データとに分割する、
ことを特徴とするものである。
第五の観点に係る発明は、第四の観点に係る撮像装置において、
前記送信元画像データ内の位置情報は、
当該送信元画像データ内の特定被写体を含む領域の位置情報である、
ことを特徴とするものである。
第六の観点に係る発明は、第四の観点に係る撮像装置において、
前記送信元画像データ内の位置情報は、
当該送信元画像データ内の時間方向における位置情報である、
ことを特徴とするものである。
第七の観点に係る発明は、第六の観点に係る撮像装置において、
前記時間方向における位置情報は、
キーフレームであるか否かに基づく位置情報である、
ことを特徴とするものである。
第八の観点に係る発明は、第七の観点に係る撮像装置において、
前記画像分割部は、
前記送信元画像データ内の複数のキーフレームを、特定のキーフレームからなる前記第一の部分データと該特定のキーフレームとの差分からなる前記第二の部分データとに分割する、
ことを特徴とするものである。
上記目的を達成する第九の観点に係る画像データの送受信方法の発明は、
送信側画像処理装置と受信側画像処理装置との間で画像データを送受信するにあたり、
前記送信側画像処理装置は、
送信元画像データを画像分割部により第一の部分データと残りの第二の部分データとに分割するステップと、
前記第一の部分データに基づく画像を表示部に表示するステップと、
前記第二の部分データを無線送信部により無線送信するステップと、を実行し、
前記受信側画像処理装置は、
前記表示部に表示された前記第一の部分データに基づく画像を撮像部により撮像するステップと、
無線送信された前記第二の部分データを無線受信部により受信するステップと、
該撮像した画像に基づいて復元部により前記第一の部分データを復元するステップと、
前記復元部で復元された前記第一の部分データと前記無線受信部で受信された前記第二の部分データとを画像合成部により合成して前記送信元画像データを生成するステップと、を実行する、
ことを特徴とするものである。
本発明によれば、画像データの送信に際して、安全性を大幅に高めることができ、汎用性を向上することができる。
本発明の第一実施の形態に係る撮像装置の全体の要部の構成を示すブロック図である。 図1に示した画像分割部の要部の構成を示すブロック図である。 図1に示した画像合成部の要部の構成を示すブロック図である。 第一実施の形態に係る撮像装置の動作例を説明するための図である。 図2および図3に示した画像分割部および画像合成部の具体的処理を説明するための図である。 画像を8×8画素のブロックに分割した様子と、その一つのブロックの画素の様子とを示す図である。 図6に示したデータをDCT処理した後、量子化およびハフマン符号化した場合のデータ例を示す図である。 本発明の第二実施の形態に係る撮像装置における画像分割部の要部の構成を示すブロック図である。 本発明の第二実施の形態に係る撮像装置における画像合成部の要部の構成を示すブロック図である。 第二実施の形態における特定被写体の位置情報の一生成態様を説明するための図である。 図8に示した画像分割部の具体的処理を説明するための図である。 図10に示した特定被写体の位置情報に基づくブロック領域情報の一生成例を示す図である。 本発明の第三実施の形態に係る撮像装置における画像分割部の要部の構成を示すブロック図である。 本発明の第三実施の形態に係る撮像装置における画像合成部の要部の構成を示すブロック図である。 本発明の第三実施の形態に係る撮像装置の動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して説明する。
(第一実施の形態)
図1は、本発明の第一実施の形態に係る撮像装置の全体の要部の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る撮像装置は、画像処理機能を有するもので、バス100を介して相互の接続された、撮像部101、信号処理部102、圧縮部103、記録部104、伸張部105、表示部106、画像分割部107、無線送信部108、無線受信部109、画像合成部110、および制御部111を備える。
撮像部101は、CMOSセンサーやCCDセンサー等の撮像素子によって被写体を撮像してA/D変換されたRawデータを出力する。信号処理部102は、撮像部101からのRawデータに、デモザイク処理、ノイズ低減処理、エッジ強調処理、色変換処理等を行い、RGB画像信号を出力する。圧縮部103は、信号処理部102からの画像信号のデータ量を圧縮して圧縮画像データ(JPEGデータやMPEGデータ等)を生成する。記録部104は、圧縮部103からの圧縮画像データを保存する。伸張部105は、記録部104に保存されている圧縮画像データを伸張して、RGB画像信号を生成する。表示部106は、例えば液晶ディスプレイを備え、伸張部105で伸張されたRGB画像信号やその他の画像信号を表示する。
本実施の形態に係る撮像装置は、JPEGデータを送受信可能する。そのため、画像送信モードにおいては、画像分割部107において、記録部104に記録されているJPEGデータを、輝度DC(直流)成分係数(第一の部分データ)と、残りの輝度AC(交流)・色差成分係数(第二の部分データ)とに分割する。つまり、送信元画像データであるJPEGデータを、異なる色成分の第一の部分データと第二の部分データとに分割する。そして、無線送信部108により、分割された輝度AC・色差成分係数を暗号化して、その暗号化されたデータで無線送信波を変調して送信する。また、表示部106により、輝度DC成分係数に基づく画像を表示する。
一方、画像受信モードにおいては、無線受信部109において、暗号化された輝度AC・色差成分係数で変調された無線信号を受信して、輝度AC・色差成分係数を復号する。また、撮像部101により撮像された画像に基づいて、無線受信部109で受信された輝度AC・色差成分係数に対応する輝度DC成分係数を信号処理部102で復元する。したがって、信号処理部102は、復元部をも構成している。そして、信号処理部102で復元された輝度DC成分係数と、無線受信部109で復号された輝度AC・色差成分係数とを、画像合成部110により合成して、JPEGデータを復元する。制御部111は、全体の動作を制御する。
図2は、図1に示した画像分割部107の要部の構成を示すブロック図である。画像分割部107は、輝度抽出部121、色差抽出部122、DC抽出部123、AC抽出部124、およびAC・色差合成部125を備える。画像送信モードにおいて、輝度抽出部121および色差抽出部122には、記録部104から送信元のJPEGデータがそれぞれ入力される。
輝度抽出部121は、JPEGデータから輝度成分係数を抽出する。抽出された輝度成分係数は、DC抽出部123およびAC抽出部124にそれぞれ入力される。色差抽出部122は、JPEGデータから色差成分係数を抽出する。抽出された色差成分係数は、AC・色差合成部125に入力される。DC抽出部123は、入力される輝度成分係数から輝度DC成分係数を抽出する。抽出された輝度DC成分係数は、信号処理部102へ出力される。AC抽出部124は、入力される輝度成分係数から輝度AC成分係数を抽出する。抽出された輝度AC成分係数は、AC・色差合成部125に入力される。そして、AC・色差合成部125は、入力される色差成分係数および輝度AC成分係数を合成して輝度AC・色差成分係数を生成する。生成された輝度AC・色差成分係数は、無線送信部108へ出力される。
図3は、図1に示した画像合成部110の要部の構成を示すブロック図である。画像合成部110は、輝度復元部126、輝度AC復元部127、色差復元部128、およびデータ合成部129を備える。画像受信モードにおいて、輝度復元部126には、信号処理部102から輝度DC成分係数が入力される。また、輝度AC復元部127および色差復元部128には、それぞれ無線受信部109で復号された輝度AC・色差成分係数が入力される。
輝度AC復元部127は、入力される輝度AC・色差成分係数から輝度AC成分係数を抽出する。抽出された輝度AC成分係数は、輝度復元部126に入力される。そして、輝度復元部126は、入力される輝度DC成分係数と輝度AC成分係数とに基づいて輝度成分係数を復元する。復元された輝度成分係数は、データ合成部129に入力される。また、色差復元部128は、入力される輝度AC・色差成分係数から色差成分係数を復元する。復元された色差成分係数は、データ合成部129に入力される。そして、データ合成部129は、入力される輝度成分係数と色差成分係数とを合成して、送信元のJPEGデータを復元する。復元されたJPEGデータは、記録部104に記録されるとともに、必要に応じて伸張部105を経て表示部106に入力されて表示される。
以下、本実施の形態に係る撮像装置の動作例について説明する。なお、以下の動作例では、図4に示すように、それぞれ図1に示した構成を有する二つの撮像装置11,12間で、一方の撮像装置11の記録部104に記録されているJPEGデータを、他方の撮像装置12へ送信するものとする。なお、撮像装置11の記録部104には、撮像部101、信号処理部102、圧縮部103による通常の撮影動作によって、JPEGデータが保存されているものとする。
まず、撮像装置11は、画像送信モードに設定される。そして、送信したい画像が選択されて、当該JPEGデータの輝度DC成分係数に基づく画像が表示部106に表示される。また、撮像装置12は、画像受信モードに設定されて、撮像装置11の表示部106の表示画面を撮影するように保持される。そして、撮像装置12によって、撮像装置11の表示部106に表示された輝度DC成分係数に基づく画像の撮影操作が行われると、無線通信によるコマンドによって、撮像装置11は輝度AC・色差成分係数の送信を開始し、撮像装置12は輝度AC・色差成分係数の受信を開始する。
以下、撮像装置11による画像送信モードの詳細について説明する。
撮像装置11が画像送信モードに設定されると、記録部104から送信元画像データとなるJPEGデータが読み出されて、画像分割部107において、JPEGデータが輝度DC成分係数と輝度AC・色差成分係数とに分割される。この画像分割部107での具体的処理について、図5に従ってさらに詳細に説明する。
画像分割部107に入力されるJPEGデータは、図5(a)に示すように、8×8画素のブロックごとに、輝度Yと色差Cb,CrのDCT(Discrete Cosine Transfer)係数を並べたもの(Yx,Cbx,Crx:xはブロック番号)である。例えば、Y0は、最初のブロックの輝度成分のDCT係数を表し、Cb0,Cr0は、最初のブロックの色差成分のDCT係数を表す。各ブロックは、図5(b)に示すように、輝度、色差ごとに64個のDCT係数(Yx,p、Cbx,p、Crx,p:xはブロック番号、pはDCT基底の番号)により構成されている。
図6は、画像を8×8画素のブロックに分割した様子と、その一つのブロックの画素の様子とを示す図である。図6に示す8×8画素のブロックのデータをDCT処理し、得られた係数を量子化、ハフマン符号化した後、図7に示す順番に並べたものが、図5(a),(b)に示したデータとなる。
JPEGデータは、輝度抽出部121および色差抽出部122にそれぞれ入力される。輝度抽出部121は、図5(c)に示すように、入力されたJPEGデータから輝度成分係数Y0,Y1,Y2・・・を抽出して、DC抽出部123およびAC抽出部124へそれぞれ出力する。色差抽出部122は、図5(f)に示すように、入力されたJPEGデータから色差成分係数Cb0,Cb1,Cb2・・・、Cr0,Cr1,Cr2・・・を抽出して、AC・色差合成部125へ出力する。
DC抽出部123は、図5(d)に示すように、輝度抽出部121から入力された輝度成分係数Y0,Y1,Y2・・・から、各ブロックの輝度DC成分係数Y0,0、Y1,0、Y2,0・・・を抽出する。抽出された輝度DC成分係数Y0,0、Y1,0、Y2,0・・・は、図5(g)に示すように結合されて信号処理部102へ出力される。また、AC抽出部124は、図5(e)に示すように、輝度抽出部121から入力された輝度成分係数Y0,Y1,Y2・・・から、各ブロックの輝度AC成分係数Y0,1・・・Y0,63、Y1,1・・・Y1,63、Y2,1・・・Y2,63、・・・を抽出して、AC・色差合成部125へ出力する。
そして、AC・色差合成部125は、AC抽出部124から入力される輝度AC成分係数と色差抽出部122から入力される色差成分係数とを合成して、図5(h)に示すように、輝度AC・色差成分係数を生成する。生成された輝度AC・色差成分係数は、無線送信部108へ出力される。
信号処理部102は、画像分割部107からの輝度DC成分係数を、内蔵するコード化手段により、例えば、ドットコード、PDF417、QRコード等の二次元バーコードにコード化して表示部106へ転送する。表示部106は、転送されたコードを、コードを表す画像信号に変換して、図4に示すように、表示部106に設けられたディスプレイ13にコード画像14を表示する。なお、信号処理部102による輝度DC成分係数のコード化は、二次元バーコードに限らず、輝度DC成分係数を画像として表現できれば、一次元のバーコードや他の公知のコード化手法を用いることができる。
また、無線送信部108は、画像分割部107からの輝度AC・色差成分係数を、例えば公知の無線LAN規格に則ってアドホックモードで無線送信する。なお、無線送信部108および無線受信部109で用いられる送受信方法は、無線LANに限らず、赤外線通信等の他の公知の手法を用いることができる。
次に、撮像装置12における画像受信モードの詳細について説明する。
撮像装置12は、撮像部101および信号処理部102による通常の撮像動作により、撮像装置11の表示部106に表示されたコード画像14を撮影した画像信号を取得する。信号処理部102は、コード画像14の撮影によって取得された画像信号に含まれる二次元ドットコードから、内蔵のデコード化手段により、図5(i)に示すように、輝度DC成分係数を復元する。また、無線受信部109は、撮像装置11からの無線送信信号を受信し、その受信信号から輝度AC・色差成分係数を復調(復号)する。
信号処理部102で復元された輝度DC成分係数および無線受信部109で復号された輝度AC・色差成分係数は、画像合成部110へ転送される。画像合成部110では、信号処理部102からの輝度DC成分係数が輝度復元部126に入力される。また、無線受信部109からの輝度AC・色差成分係数は、輝度AC復元部127および色差復元部128にそれぞれ入力される。そして、図5(j)に示すように、輝度AC復元部127により、輝度AC成分係数Y0,1・・・Y0,63、Y1,1・・・Y1,63、Y2,1・・・Y2,63、・・・が復元され、色差復元部128により、色差成分係数Cb0,Cb1,Cb2・・・、Cr0,Cr1,Cr2・・・が復元される。
輝度AC復元部127で復元された輝度AC成分係数は、輝度復元部126に供給される。輝度復元部126は、入力された輝度DC成分係数と輝度AC成分係数とにより輝度成分係数を復元し、その復元した輝度成分係数をデータ合成部129へ出力する。また、色差復元部128で復元された色差成分係数は、データ合成部129に入力される。そして、データ合成部129は、入力された色差成分係数と色差成分係数とにより、図5(k)に示すように、送信元画像データであるJPEGデータを復元する。この復元されたJPEGデータは、記録部104に転送されて保存されるとともに、必要に応じて伸張部105で伸張されて表示部106のディスプレイに表示される。
このように、本実施の形態に係る撮像装置11は、送信すべきJPEGデータを、輝度DC成分係数(第一の部分データ)と輝度AC・色差成分係数(第二の部分データ)とに分割し、相対的に情報量の多い輝度DC成分係数のデータは、表示部106にコード画像14として表示して、受信側の撮像装置12が撮像することにより光学的に送信し、相対的に情報量の少ない輝度AC・色差成分係数のデータは無線送信部108から無線送信する。以上のように、画像データを分割して異なる通信経路を介して転送することにより、画像を安全に送信することが可能となる。しかも、無線送信される輝度AC・色差成分係数のデータは、傍受されても、その受信データのみでは画像を復元することができない。したがって、撮像装置11,12間の無線通信範囲を、受信側の撮像装置12が送信側の撮像装置11の表示部106に表示されるコード画像14を撮影可能な範囲に限定することができるので、無線通信範囲が広く汎用性が高い無線通信デバイスを使用しつつ、撮像装置を近接させて画像を転送する際のデータの安全性を高めることができる。また、多くの撮像装置に設けられている表示部を活用することにより、装置の複雑化を招くことがない。
(第二実施の形態)
本発明の第二実施の形態に係る撮像装置は、JPEGデータを、特定被写体領域とそれ以外の背景領域とに分割して送受信する。そのため、本実施の形態に係る撮像装置は、図1に示した撮像装置において、主として画像分割部107および画像合成部110の構成が異なるものである。
図8は、本実施の形態に係る撮像装置における画像分割部107の要部の構成を示すブロック図である。画像分割部107は、特定被写体抽出部131、特定被写体位置抽出部132および背景抽出部133を備える。画像送信モードにおいて、特定被写体抽出部131、特定被写体位置抽出部132および背景抽出部133には、記録部104から送信元のJPEGデータがそれぞれ入力される。
特定被写体位置抽出部132は、入力されるJPEGデータから特定被写体の位置情報を抽出する。抽出された特定被写体位置情報は、特定被写体抽出部131および背景抽出部133にそれぞれ入力される。そして、特定被写体抽出部131は、入力される特定被写体位置情報に基づいて送信元のJPEGデータから特定被写体領域係数(第一の部分データ)を抽出する。抽出された特定被写体領域係数は、特定被写体位置抽出部132から出力された特定被写体位置情報とともに、信号処理部102へ出力される。また、背景抽出部133は、入力される特定被写体位置情報に基づいて送信元のJPEGデータから残りの背景領域係数(第二の部分データ)を抽出する。抽出された背景領域係数は、無線送信部108へ出力される。
図9は、本実施の形態に係る撮像装置における画像合成部110の要部の構成を示すブロック図である。画像合成部110は、合成情報抽出部135、特定被写体復元部136、背景復元部137、およびデータ合成部138を備える。画像受信モードにおいて、合成情報抽出部135および特定被写体復元部136には、信号処理部102から特定被写体領域係数がそれぞれ入力される。また、背景復元部137には、無線受信部109で復号された背景領域係数が入力される。
合成情報抽出部135は、入力される特定被写体領域係数から特定被写体位置情報を抽出する。抽出された特定被写体位置情報は、データ合成部138に入力される。特定被写体復元部136は、入力される特定被写体領域係数から特定被写体領域のDCT係数を復元する。復元されたDCT係数は、データ合成部138に入力される。また、背景復元部137は、入力される背景領域係数から背景領域のDCT係数を復元する。復元されたDCT係数は、データ合成部138に入力される。そして、データ合成部138は、入力される特定被写体位置情報に基づいて、特定被写体領域のDCT係数と背景領域のDCT係数とを合成して、送信元のJPEGデータを復元する。復元されたJPEGデータは、記録部104に転送されて保存されるとともに、必要に応じて伸張部105で伸張されて表示部106に入力されて表示される。
以下、本実施の形態に係る撮像装置の動作例について、図1を参照しながら説明する。なお、以下の動作例では、図4に示したと同様にして、一方の撮像装置11の記録部104に記録されているJPEGデータを、撮像装置11と同様の構成を有する他方の撮像装置12へ送信するものとする。ここで、撮像装置11の記録部104には、第一実施の形態の場合と同様に、通常の撮影動作によってJPEGデータが保存されるが、本実施の形態においては、JPEGデータの保存に際して、撮影時に取得された特定被写体の画像内での位置に関する情報が、画像データとともに記録される。例えば、特定被写体を人物の顔とする場合は、図10に示すように、撮影時に、公知の顔検出処理により、顔を含む領域(ブロック領域)21の位置情報が生成されて、該位置情報が撮影された画像データとともに記録される。ブロック領域21は、顔を含む領域を包含するように設定されたJPEGデータを構成するブロックの集合とする。
まず、撮像装置11は、画像送信モードに設定される。そして、送信したい画像が選択されて、当該JPEGデータの特定被写体領域係数に基づく画像が表示部106に表示される。また、撮像装置12は、画像受信モードに設定されて、撮像装置11の表示部106の表示画面を撮影するように保持される。そして、撮像装置12によって、撮像装置11の表示部106に表示された特定被写体領域係数に基づく画像の撮影操作が行われると、無線通信によるコマンドによって、撮像装置11は背景領域係数の送信を開始し、撮像装置12は背景領域係数の受信を開始する。
以下、撮像装置11による画像送信モードの詳細について説明する。
撮像装置11が画像送信モードに設定されると、記録部104から送信元画像データとなるJPEGデータが読み出されて、画像分割部107において、JPEGデータが特定被写体領域係数と背景領域係数とに分割される。この画像分割部107での具体的処理について、図11に従ってさらに詳細に説明する。
画像分割部107に入力されるJPEGデータには、図11(a)に示すように、背景のDCT係数を並べたもの(0,1,2,・・・,n)と、顔を含むブロック領域21のDCT係数を並べたもの(k,k+1,・・・k+4w+5)とが含まれる。ただし、kは、顔を含むブロック領域21の最も左上のブロックの番号、wは、画像の幅方向のブロック数とする。特定被写体位置抽出部132は、入力されたJPEGデータのヘッダ部に記録されている顔を含む領域の位置情報を抽出し、その抽出した位置情報に基づいて、図12に示すように、顔を含むブロック領域21の情報を生成して、特定被写体抽出部131および背景抽出部133へそれぞれ出力する。なお、顔を含むブロック領域21の情報は、顔を含む領域を包含するように設定された領域を構成するブロックの番号を記録したものである。具体的には、k,k+1,・・・,k+w,・・・,k+4w+5が記録されている。
特定被写体抽出部131は、ブロック領域21の情報に基づいて、図11(b)に示すように、ブロック領域21のDCT係数を抽出する。そして、抽出したDCT係数とブロック領域21の情報とを合成して特定被写体領域係数を生成し、その生成した特定被写体領域係数を、図11(d)に示すように結合して信号処理部102へ出力する。また、背景抽出部133は、ブロック領域21の情報に基づいて、図11(c)に示すように、残りの背景部分のDCT係数を抽出し、その抽出した残りの背景部分のDCT係数を、図11(e)に示すように結合して、背景領域係数として無線送信部108へ出力する。
信号処理部102は、画像分割部107からの特定被写体領域係数を、第一実施の形態の場合と同様にコード化して表示部106へ転送する。そして、表示部106により、転送されたコードを、コードを表す画像信号に変換して、図4に示したようにディスプレイ13にコード画像14を表示する。また、無線送信部108は、画像分割部107からの背景領域係数を、第一実施の形態の場合と同様に無線送信する。
次に、撮像装置12における画像受信モードの詳細について説明する。
撮像装置12は、第一実施の形態の場合と同様に、通常の撮像動作により撮像装置11の表示部106に表示されたコード画像14を撮影して画像信号を取得し、その画像信号に基づいて、信号処理部102により特定被写体領域係数を復元する。また、無線受信部109は、撮像装置11からの無線送信信号を受信して、その受信信号から背景領域係数を復号する。信号処理部102で復元された特定被写体領域係数および無線受信部109で復号された背景領域係数は、画像合成部110へ転送される。
画像合成部110は、入力された特定被写体領域係数から、合成情報抽出部135により顔を含む領域を包含するブロック領域の情報(特定被写体位置情報)を抽出するとともに、特定被写体復元部136により顔を含む領域のDCT係数を復元する。これら、抽出されたブロック領域の情報および復元された顔を含む領域のDCT係数は、データ合成部138へ出力される。また、画像合成部110は、入力された背景領域係数から、背景復元部137により背景部分のDCT係数を復元する。この背景部分のDCT係数は、データ合成部138へ出力される。そして、データ合成部138は、合成情報抽出部135からのブロック領域の情報に基づいて、特定被写体復元部136からの顔を含む領域のDCT係数と、背景復元部137からの残りの部分のDCT係数とを合成して、送信元のJPEGデータを復元する。この復元されたJPEGデータは、記録部104に転送されて保存されるとともに、必要に応じて伸張部105で伸張されて表示部106のディスプレイに表示される。
本実施の形態によれば、送信元のJPEGデータを、特定被写体領域係数(第一の部分データ)と背景領域係数(第二の部分データ)とに分割する。そして、特定被写体領域係数のデータは、表示部106にコード画像14として表示して、受信側の撮像装置12が撮像することにより光学的に送信し、背景領域係数のデータは、無線送信部108から無線送信する。したがって、顔等の傍受されたくない特定被写体領域のデータを光学的に送信することで、第一実施の形態の場合と同様に、画像を安全に送信することができるとともに、汎用性を向上でき、装置の複雑化を招くこともない。
(第三実施の形態)
本発明の第三実施の形態に係る撮像装置は、MPEG等のキーフレームデータとキーフレームデータに対する差分フレームデータとを有する圧縮された動画像データを送受信可能としたものである。そのため、本実施の形態に係る撮像装置は、図1に示した撮像装置において、主として画像分割部107および画像合成部110の構成が異なる。
図13は、本実施の形態に係る撮像装置における画像分割部107の要部の構成を示すブロック図である。画像分割部107は、圧縮された動画像データを、キーフレームデータ(第一の部分データ)と、キー差分・差分フレームデータ(第二の部分データ)とに分割するもので、キーフレーム抽出部221、差分フレーム抽出部222、キー差分生成部223およびキー差分・差分フレーム合成部224を備える。
動画像送信モードにおいて、キーフレーム抽出部221および差分フレーム抽出部222には、記録部104から圧縮された送信元の動画像データがそれぞれ入力される。キーフレーム抽出部221は、入力される動画像データからキーフレームデータを抽出する。抽出されたキーフレームデータは、キー差分生成部223に入力されるとともに、信号処理部102へ入力される。差分フレーム抽出部222は、入力される動画像データから差分フレームデータを抽出する。抽出された差分フレームデータは、キー差分・差分フレーム合成部224に入力される。また、キー差分生成部223は、入力される順次のキーフレームデータからキー差分データを抽出する。抽出されたキー差分データは、キー差分・差分フレーム合成部224に入力される。そして、キー差分・差分フレーム合成部224は、入力されるキー差分データおよび差分フレームデータを合成して、キー差分・差分フレームデータを生成する。生成されたキー差分・差分フレームデータは、無線送信部108へ出力される。
図14は、本実施の形態に係る撮像装置における画像合成部110の要部の構成を示すブロック図である。画像合成部110は、キーフレーム復元部225、キー差分復元部226、差分フレーム復元部227およびデータ合成部228を備える。動画像受信モードにおいて、キーフレーム復元部225には、信号処理部102からキーフレームデータが入力される。また、キー差分復元部226および差分フレーム復元部227には、無線受信部109で復号されたキー差分・差分フレームデータが入力される。
キー差分復元部226は、入力されるキー差分・差分フレームデータからキー差分データを抽出する。抽出されたキー差分データは、キーフレーム復元部225に入力される。そして、キーフレーム復元部225は、入力されるキーフレームデータとキー差分データとに基づいて順次のキーフレームデータを復元する。復元されたキーフレームデータは、データ合成部228に入力される。また、差分フレーム復元部227は、入力されるキー差分・差分フレームデータから差分フレームデータを抽出する。抽出された差分フレームデータは、データ合成部228に入力される。そして、データ合成部228は、入力されるキーフレームデータと差分フレームデータとを合成して送信元の動画像データを復元する。復元された動画像データは、記録部104に記憶されるとともに、必要に応じて伸張部105で伸張されて表示部106に入力されて表示される。
以下、本実施の形態に係る撮像装置の動作例について、図1および図15を参照しながら説明する。なお、以下の動作例では、図4に示したようにして、一方の撮像装置11の記録部104に記録されている圧縮された送信元の動画像データを、撮像装置11と同様の構成を有する他方の撮像装置12へ送信するものとする。まず、撮像装置11は、動画像送信モードに設定される。そして、送信したい動画像が選択されて、当該動画像データのキーフレームデータに基づく画像が表示部106に表示される。また、撮像装置12は、動画像受信モードに設定されて、撮像装置11の表示部106の表示画面を撮影するように保持される。そして、撮像装置12によって、撮像装置11の表示部106に表示されたキーフレームデータに基づく画像の撮影操作が行われると、無線通信によるコマンドによって、撮像装置11はキー差分・差分フレームデータの送信を開始し、撮像装置12はキー差分・差分フレームデータの受信を開始する。
以下、撮像装置11による画像送信モードの詳細について説明する。
撮像装置11が画像送信を開始すると、記録部104から送信対象となる動画像データが読み出されて、画像分割部107において、動画像データがキーフレームデータとキー差分・差分フレームデータとに分割される。この画像分割部107での具体的処理について、図15に従ってさらに詳細に説明する。
画像分割部107に入力される動画像データには、図15に示すように、順次のキーフレームデータと、各キーフレームデータとの差分フレームデータとが含まれる。キーフレーム抽出部221は、入力された動画像データから第一キーフレームデータを抽出し、その抽出した第一キーフレームデータを信号処理部102へ出力する。
差分フレーム抽出部222は、入力された動画像データから差分フレームデータを抽出し、その抽出した差分フレームデータをキー差分・差分フレーム合成部224へ出力する。また、キー差分生成部223は、第一キーフレームデータを基準として、順次のキーフレームデータとの差分データを生成し、その生成したキー差分データをキー差分・差分フレーム合成部224へ出力する。そして、キー差分・差分フレーム合成部224は、差分フレーム抽出部222からの差分フレームデータと、キー差分生成部223からのキー差分データとを合成してキー差分・差分フレームデータを生成し、その生成したキー差分・差分フレームデータを無線送信部108へ出力する。
信号処理部102は、画像分割部107からの第一キーフレームデータを、第一実施の形態の場合と同様にコード化して表示部106へ転送する。これにより、表示部106において、図4に示したようにディスプレイ13にコード画像14を表示する。また、無線送信部108は、画像分割部107からのキー差分・差分フレームデータを、上記実施の形態の場合と同様に無線送信する。
次に、撮像装置12における画像受信モードの詳細について説明する。
撮像装置12は、上記実施の形態の場合と同様に、通常の撮像動作により撮像装置11の表示部106に表示されたコード画像14を撮影して画像信号を取得し、その画像信号に基づいて、信号処理部102によりキーフレームデータを復号する。また、無線受信部109は、撮像装置11からの無線送信信号を受信して、その受信信号からキー差分・差分フレームデータを復調する。信号処理部102で復号されたキーフレームデータおよび無線受信部109で復調されたキー差分・差分フレームデータは、画像合成部110へ転送される。
画像合成部110では、信号処理部102からのキーフレームデータ(第一キーフレームデータ)がキーフレーム復元部225に入力される。また、無線受信部109からのキー差分・差分フレームデータは、キー差分復元部226および差分フレーム復元部227にそれぞれ入力される。そして、キー差分復元部226により、第一キーフレームデータを基準とする順次のキーフレームデータとのキー差分データを復元して、キーフレーム復元部225に入力する。また、差分フレーム復元部227により、各キーフレームにおける差分フレームデータを復元して、データ合成部228に入力する。
キーフレーム復元部225は、入力された第一キーフレームデータとキー差分データとに基づいて、順次のキーフレームデータを復元し、その復元したキーフレームデータをデータ合成部228に入力する。そして、データ合成部228は、キーフレーム復元部225からのキーフレームデータと、差分フレーム復元部227からの差分フレームデータとを合成して動画像データを復元する。この復元された動画像データは、記録部104に転送されて保存されるとともに、必要に応じて伸張部105で伸張されて表示部106のディスプレイに表示される。
本実施の形態によれば、送信元の圧縮処理された動画像データを、第一キーフレームデータ(第一の部分データ)と、第一キーフレームデータに対する順次のキーフレームデータの差分データおよび各キーフレームに対する差分フレームデータからなるキー差分・差分フレームデータ(第二の部分データ)とに分割する。そして、第一キーフレームデータは、表示部106にコード画像14として表示して、受信側の撮像装置12が撮像することにより光学的に送信し、キー差分・差分フレームデータは無線送信部108から無線送信する。したがって、無線送信されるキー差分・差分フレームデータは、傍受されても、その受信データのみでは動画像を復元できないので、上記実施の形態の場合と同様に、安全性を向上できるとともに、汎用性を向上でき、装置の複雑化を招くこともない。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、上記各実施の形態において、表示・撮像により光学的に送信するデータと、無線により送信するデータとは、逆転させてもよい。また、送信元の画像データは、周波数成分の異なる第一の部分データと第二の部分データとに分割して、同様にして送受信するように構成してもよい。
11,12 撮像装置
13 ディスプレイ
14 コード画像
100 バス
101 撮像部
102 信号処理部
103 圧縮部
104 記録部
105 伸張部
106 表示部
107 画像分割部
108 無線送信部
109 無線受信部
110 画像合成部
111 制御部
121 輝度抽出部
122 色差抽出部
123 DC抽出部
124 AC抽出部
125 AC・色差合成部
126 輝度復元部
127 輝度AC復元部
128 色差復元部
129 データ合成部
131 特定被写体抽出部
132 特定被写体位置抽出部
133 背景抽出部
135 合成情報抽出部
136 特定被写体復元部
137 背景復元部
138 データ合成部
221 キーフレーム抽出部
222 差分フレーム抽出部
223 キー差分生成部
224 キー差分・差分フレーム合成部
225 キーフレーム復元部
226 キー差分復元部
227 差分フレーム復元部
228 データ合成部

Claims (9)

  1. 画像送信モードまたは画像受信モードを選択的に実行可能な撮像装置であって、
    画像を撮像する撮像部と、画像を表示する表示部と、送信元画像データを分割する画像分割部と、画像データを無線送信する無線送信部と、無線送信された画像データを受信する無線受信部と、画像データを復元する復元部と、送信元画像データを生成する画像合成部と、を有し、
    前記画像送信モードでは、
    前記画像分割部により送信元画像データを第一の部分データと残りの第二の部分データとに分割して、前記第一の部分データに基づく画像を前記表示部に表示するとともに、前記第二の部分データを前記無線送信部により無線送信し、
    前記画像受信モードでは、
    前記撮像部により撮像された画像に基づいて前記復元部により画像データを復元し、該復元された画像データと前記無線受信部で受信された画像データとを前記画像合成部で合成して送信元画像データを生成する、
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画像分割部は、
    前記送信元画像データを異なる色成分の前記第一の部分データと前記第二の部分データとに分割する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画像分割部は、
    前記送信元画像データを周波数成分の異なる前記第一の部分データと前記第二の部分データとに分割する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記画像分割部は、
    前記送信元画像データを、当該送信元画像データ内の位置情報に基づいて前記第一の部分データと前記第二の部分データとに分割する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記送信元画像データ内の位置情報は、
    当該送信元画像データ内の特定被写体を含む領域の位置情報である、
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記送信元画像データ内の位置情報は、
    当該送信元画像データ内の時間方向における位置情報である、
    ことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記時間方向における位置情報は、
    キーフレームであるか否かに基づく位置情報である、
    ことを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記画像分割部は、
    前記送信元画像データ内の複数のキーフレームを、特定のキーフレームからなる前記第一の部分データと該特定のキーフレームとの差分からなる前記第二の部分データとに分割する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 送信側画像処理装置と受信側画像処理装置との間で画像データを送受信するにあたり、
    前記送信側画像処理装置は、
    送信元画像データを画像分割部により第一の部分データと残りの第二の部分データとに分割するステップと、
    前記第一の部分データに基づく画像を表示部に表示するステップと、
    前記第二の部分データを無線送信部により無線送信するステップと、を実行し、
    前記受信側画像処理装置は、
    前記表示部に表示された前記第一の部分データに基づく画像を撮像部により撮像するステップと、
    無線送信された前記第二の部分データを無線受信部により受信するステップと、
    該撮像した画像に基づいて復元部により前記第一の部分データを復元するステップと、
    前記復元部で復元された前記第一の部分データと前記無線受信部で受信された前記第二の部分データとを画像合成部により合成して前記送信元画像データを生成するステップと、を実行する、
    ことを特徴とする画像データの送受信方法。
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