JP2012118950A - 操作装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】上位の階層の操作を行う上位操作部と、下位の階層の操作を行う下位操作部とをユーザへ直感的に判断させることができる操作装置を提供すること。
【解決手段】上位の階層の操作を行うことで複数の機能から操作対象の機能を選択し、前記上位の階層よりも下位の階層の操作を行うことで前記操作対象の機能の操作項目を選択して前記操作対象の機能の動作を調整する操作装置へ、前記下位の階層の操作を行う下位操作手段と、前記下位操作手段を環状に囲む領域内に配置され、前記上位の階層の操作を行う上位操作手段とを設ける。
【選択図】図1
【解決手段】上位の階層の操作を行うことで複数の機能から操作対象の機能を選択し、前記上位の階層よりも下位の階層の操作を行うことで前記操作対象の機能の操作項目を選択して前記操作対象の機能の動作を調整する操作装置へ、前記下位の階層の操作を行う下位操作手段と、前記下位操作手段を環状に囲む領域内に配置され、前記上位の階層の操作を行う上位操作手段とを設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、操作装置に関するものであり、特に、上位の階層の操作を行う上位操作部と、下位の階層の操作を行う下位操作部とをユーザへ直感的に判断させることができる操作装置に関する。
従来、複数の装置を操作することができる操作装置が知られている。かかる操作装置では、各操作段階に対応する階層毎に各操作段階でユーザへ選択させる操作項目の一覧が定められている。
すなわち、かかる操作装置は、上位の階層の操作を行うことで操作対象の装置を選択し、上位の階層よりも下位の階層の操作を行うことで操作対象の装置の操作項目を選択して操作対象の装置の動作を調整するように構成されている。
このため、かかる操作装置には、上位の階層の操作を行うための上位操作部と、上位の階層よりも下位の階層の操作を行うための下位操作部とを備えたものがある。
例えば、特許文献1には、上位操作部として機能するダイヤルと、下位操作部として機能する複数のスイッチとを備えた操作装置が記載されている。具体的には、特許文献1に記載の操作装置は、操作対象として選択中の装置を表示する表示部と複数のスイッチとが操作面に配置されており、側面にダイヤルが配置されている。
そして、特許文献1に記載の操作装置は、側面のダイヤルを操作することで操作対象とする装置の選択および表示部へ表示させる装置の切替えを行い、操作面の各スイッチを操作することで操作対象の装置に対して所望の操作を行うように構成されている。
しかしながら、特許文献1に記載の操作装置では、上位の階層の操作を行う上位操作部と、下位の階層の操作を行う下位操作部とをユーザへ直感的に判断させることができない恐れがあるという問題があった。
すなわち、特許文献1に記載の操作装置では、下位操作部であるスイッチが配置されている操作面に表示部が配置され、側面に上位操作部であるダイヤルが配置されている。このため、ユーザは、操作装置を操作する場合、表示部が配置されている操作面を見ながら操作を行う。
かかる場合、上位操作部であるダイヤルよりも下位操作部であるスイッチの方がユーザの視界へ入りやすい。したがって、ユーザは、最初に操作すべき上位操作部と、上位操作部の操作後に操作すべき下位操作部とを直感的に判断することができない恐れがある。
このことから、上位の階層の操作を行う上位操作部と、下位の階層の操作を行う下位操作部とをユーザへ直感的に判断させることができる操作装置をいかにして実現するかが大きな課題となっている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、上位の階層の操作を行う上位操作部と、下位の階層の操作を行う下位操作部とをユーザへ直感的に判断させることができる操作装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、上位の階層の操作を行うことで複数の機能から操作対象の機能を選択し、前記上位の階層よりも下位の階層の操作を行うことで前記操作対象の機能の操作項目を選択して前記操作対象の機能の動作を調整する操作装置であって、前記下位の階層の操作を行う下位操作手段と、前記下位操作手段を環状に囲む領域内に設けられ、前記上位の階層の操作を行う上位操作手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、上位の階層の操作を行う上位操作部と、下位の階層の操作を行う下位操作部とをユーザへ直感的に判断させることができるため操作装置の操作性を向上させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る操作装置の実施例を詳細に説明する。まず、実施例の詳細な説明に先立って、本発明の一形態例に係る操作装置の概要について図1を用いて説明する。図1は、本発明の一形態例に係る操作装置100の概要を示す図である。
図1(A)に示すように、操作装置100では、各操作段階に対応する階層毎に各操作段階でユーザへ選択させる操作項目の選択肢が定められている。
そして、操作装置100では、ユーザが上位の階層の操作を行うことで操作対象の装置を選択し、上位の階層よりも下位の階層の操作を行うことで操作対象の装置の操作項目を選択して操作対象の装置の動作を調整する。
例えば、操作装置100では、図1(A)に示す装置Aが備える機能の動作を調整する場合、まず、上位階層の操作によって複数の選択対象装置から操作対象の装置Aを選択する。
続いて、操作装置100では、下位の階層の操作によって操作対象の装置Aに関する操作項目A1、A11を階層の高い順に順次選択し、最終的に最下位の階層の操作項目を選択することで操作対象の装置Aの動作を調整する。
特に、操作装置100では、上位の操作を行うためにユーザが操作する上位操作部と、下位の操作を行うためにユーザが操作する下位操作部とをユーザが直感的に判断できるように配置している。
具体的には、図1(B)に示すように、操作装置100では、下位操作部101を環状に囲む領域102の内部に上位操作部103を配置している。
すなわち、操作装置100では、操作対象の装置という大項目を選択する上位操作部103の内側に、操作対象の装置に関する操作項目という小項目を選択する下位操作部101を配置している。
このように、操作装置100は、環状の領域102内に配置した上位操作部103の操作によって大項目を選択させ、上位操作部103の内側に配置した下位操作部101の操作によって小項目を選択させるように構成している。これにより、操作装置100は、上位操作部103と下位操作部101とをユーザへ直感的に判断させることができる。
また、操作装置100は、操作項目が選択された後、下位操作部101が操作されないまま所定期間が経過した場合、下位操作部101による操作の階層を一階層上側へ戻す機能を持つ。なお、かかる点については、図7を用いて後述する。
また、操作装置100は、操作項目が選択された後、下位操作部101が操作されないまま所定期間が経過した場合、下位操作部101による操作の階層をデフォルトとして設定されている階層へ戻す機能を持つ。なお、かかる点についても、図7を用いて後述する。
さらに、操作装置100は、上位操作部103および下位操作部101の操作履歴に基づいて操作の優先順位を決定し、デフォルトとして設定されている操作の階層を優先順位に応じて変更する機能を持つ。なお、かかる点についても、図7を用いて後述する。
また、操作装置100は、上位操作部103によって操作対象の装置が選択された場合、操作対象の装置の状態を、操作対象の装置に対して最後に操作が行われたときの状態へ戻す機能を持つ。なお、かかる点については、図9を用いて後述する。
また、操作装置100は、下位操作部101によって行う下位の階層の操作のうち、最下位層の操作以外の操作を上位操作部103によって行うように構成することもできる。なお、かかる点については、図10を用いて後述する。
また、操作装置100は、上位操作部103および下位操作部101によって行う階層の操作を任意に設定するように構成することもできる。なお、かかる点については、図11を用いて後述する。
また、操作装置100は、上位操作部103によって操作対象の装置を選択させる場合に、接続可能な装置のうち接続されていない装置を選択対象から除外して選択させる機能を持つ。なお、かかる点については、図12を用いて後述する。
上述したように、操作装置100は、操作対象の装置という大項目を選択する上位操作部103の内側に、操作対象の装置に関する操作項目という小項目を選択する下位操作部101を配置している。これにより、操作装置100は、上位操作部103と下位操作部101とをユーザへ直感的に判断させることができる。
以下では、本発明を適用した操作装置についての実施例を説明する。なお、以下では、車両のインストルメントパネルまたはハンドルに設置され、車両に設けられた音響装置(以下、「オーディオ」という)および空調装置(以下、「エアコン」という)の動作を制御するためにユーザが操作する操作装置ついて説明する。
まず、図2を用いて、本実施例に係る操作装置によって階層的に行うことができる各種操作の階層構造の一例について説明する。図2は、本実施例に係る操作装置によって階層的に行うことができる各種操作の階層構造の一例を示す図である。
図2に示すように、上位階層には、操作対象となる装置が対応付けられており、上位の階層よりも下位の階層となる中位の階層には、操作対象の装置毎に操作対象の装置に関する操作項目の選択肢が対応付けられている。さらに、中位階層よりも下位の階層には、中位階層の操作項目に関する操作項目の選択肢が対応付けられている。
以下、図2に示す階層構造に従って本実施例に係る操作装置によって行われる操作について具体的に説明する。本実施例に係る操作装置は、ユーザによる上位の階層の操作に従ってオーディオまたはエアコンから操作対象とする装置を選択し、オーディオを選択した場合、中位の階層の操作に従って再生する音源を選択する。
なお、本実施例に係る操作装置は、FMラジオ、AMラジオ、ディスクの中から再生する音声の音源を選択できるように構成している。ここでのディスクとは、音声情報が記録された記録メディアである。
続いて、本実施例に係る操作装置は、音源としてFMラジオまたはAMラジオを選択した場合、中位の階層の操作に従って、チャンネル(CH)設定、周波数設定、音量設定のうち、いずれかの機能を選択する。
なお、CH設定とは、プリセットした複数のチャンネルから所望のチャンネルをユーザへ選択させる機能であり、周波数設定とは、受信するラジオ放送の周波数をユーザへ選択させる機能である。また、音量設定とはオーディオに出力させる音量をユーザへ選択させる機能である。
また、本実施例に係る操作装置は、音源としてディスクを選択した場合、ユーザによる中位の階層の操作に従って音量設定またはトラック設定のいずれかを選択する。なお、ここでのトラック設定とは、トラック単位でディスクへ記録されている音声情報から再生するトラックをユーザへ選択させる機能である。
続いて、本実施例に係る操作装置は、ユーザによる下位の階層の操作に従って、最下位層の選択肢を選択することによりオーディオの各機能を調整する。例えば、本実施例に係る操作装置は、中位の階層の操作に従ってCH設定を選択していた場合、CH1〜CH7の中から設定するチャンネルを選択(調整)する。
また、本実施例に係る操作装置は、中位の階層の操作に従ってFMラジオの周波数設定を選択していた場合、76MHz〜90MHzの中で設定する周波数を選択する。また、本実施例に係る操作装置は、中位の階層の操作に従ってAMラジオの周波数設定を選択していた場合、531kHz〜1602kHzの中で設定する周波数を選択する。
また、本実施例に係る操作装置は、中位の階層の操作に従って音量設定を選択していた場合、レベル1〜レベル10の中で設定する音量を選択する。また、本実施例に係る操作装置は、中位の階層の操作に従ってトラック設定を選択していた場合、トラック1〜トラック15の中で再生する音声情報を選択する。
一方、本実施例に係る操作装置は、ユーザによる上位の階層の操作に従ってエアコンを選択していた場合、中位の階層の操作に従って温度設定、風量設定、風向設定の中からエアコンに関する操作項目を選択する。そして、本実施例に係る操作装置は、中位の階層の操作に従って温度設定を選択していた場合、下位の階層の操作に従って17℃〜29℃の中から設定するエアコンの温度を選択する。
また、本実施例に係る操作装置は、中位の階層の操作に従って風量設定を選択していた場合、レベル1〜レベル4の中から設定するエアコンの風量を選択する。また、本実施例に係る操作装置は、中位の階層の操作に従って風向設定を選択していた場合、上、上下、下の中から設定するエアコンの風向を選択する。
次に、本実施例に係る操作装置の外観について説明する。図3は、本実施例に係る操作装置1の外観を示す図である。図3に示すように、操作装置1は、電源操作部2と、オーディオ(AUD)用の上位操作部3と、エアコン(AC)用の上位操作部4と、下位操作部5と、決定操作部6とを備えている。
電源操作部2は、プッシュ式のスイッチであり、押圧操作することでオーディオおよびエアコンの電源のONとOFFとを切替えるスイッチである。オーディオ(AUD)用の上位操作部3は、プッシュ式のスイッチであり、押圧操作することでオーディオを操作対象として選択するスイッチである。エアコン(AC)用の上位操作部4は、プッシュ式のスイッチであり、押圧操作することでエアコンを操作対象として選択するスイッチである。
下位操作部5は、決定操作部6を回転軸として回転操作する回転式のスイッチであり、操作対象として選択した装置に関する操作項目を選択するスイッチである。具体的には、下位操作部5は、オーディオやエアコンが備える各機能の選択や、選択した機能の調整等を行うスイッチである。決定操作部6は、プッシュ式のスイッチであり、下位操作部5の操作によって選択された機能や機能の調整結果を押圧操作することで決定するスイッチである。
特に、操作装置1では、電源操作部2が操作された後、ユーザへ最初に選択させるべき操作対象の装置という大項目を選択する上位操作部3、4が配置された領域の内側に、小項目である装置の操作項目を選択する下位操作部5を配置している。
これにより、操作装置1によれば、上位操作部3、4と下位操作部5とをユーザへ直感的に判断させることができるため操作性を向上させることができる。なお、本実施例では、上位操作部3、4をそれぞれ個別に設けたプッシュ式のスイッチにより構成しているが、上位操作部3、4の構成は、これに限定するものではない。
すなわち、上位操作部3、4は、下位操作部5を環状に囲む領域内に設けられるスイッチであれば任意のスイッチを用いることができる。例えば、上位操作部3、4は、下位操作部5を環状に囲む一つの回転式のスイッチによって構成することもできる。
かかる構成とする場合、操作装置1は、回転式の上位操作部を回転操作することによって操作対象の装置を選択し、その後、決定操作部6を押圧操作することで操作対象の装置を決定するように構成する。
かかる構成とすれば、操作装置1によって操作する操作対象の装置数が多数であっても、回転式の上位操作部の回転角度毎に操作対象の装置を割当てておくことで、上位操作部として機能するスイッチ数を増大させることなく装置の選択を行うことができる。
次に、操作装置1の接続形態および操作装置1と接続されているオーディオ20、エアコン30、表示装置40の構成について説明する。図4は、本実施例に係る操作装置1の接続形態および操作装置1と接続されているオーディオ20、エアコン30、表示装置40の構成を示すブロック図である。なお、同図では、操作装置1の特徴を説明するために必要な構成要素のみを示しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
図4に示すように、操作装置1は、オーディオ20、エアコン30、表示装置40と接続されている。オーディオ20は、放送受信部21と、ディスク再生部22と、スピーカ23と、音声調整回路24と分配回路25とを備えている。
放送受信部21は、AMおよびFMラジオ放送を受信する処理部である。かかる放送受信部21によって受信された放送の音声信号は、分配回路25、音声調整回路24を介してスピーカ23から出力される。
ディスク再生部22は、CD(Compact Disc)等のメディアに記録されている音声情報から音声信号を再生する処理部である。かかるディスク再生部22によって再生された音声信号は、分配回路25、音声調整回路24を介してスピーカ23から出力される。
スピーカ23は、車両に搭載されている一般的な出音装置である。また、音声調整回路24は、スピーカ23から出力させる音声の音量および音質を調整する回路である。
分配回路25は、操作装置1から入力される制御信号を対応する制御対象へ分配する回路である。また、分配回路25は、放送受信部21およびディスク再生部22から出力される音声信号を音声調整回路24へ中継する。
エアコン30は、コンプレッサ31、ファン32、エアコンバルブ33、エアコン駆動部34等を備えている。コンプレッサ31は、エアコン駆動部34から入力される駆動信号に基づき冷房用の冷媒を液化する圧縮装置である。
ファン32は、エアコン30により加熱または冷却された空気を車室内へ送り込む送風装置である。また、エアコンバルブ33は、エアコン30により加熱または冷却された空気を車室内へ導入する導入路となるダクトである。
エアコン駆動部34は、操作装置1から入力される制御信号に基づき、コンプレッサ31およびファン32の動作、エアコンバルブ33の流路切替え等を行う処理部である。
表示装置40は、ディスプレイ41とディスプレイ駆動部42とを備えている。ディスプレイ41は、操作装置1の操作対象としてユーザへ選択させる装置の種類、装置が備える機能、ユーザによって調整された機能の状態等を示す案内表示を表示する液晶表示デバイスである。
ディスプレイ駆動部42は、操作装置1からの制御信号に基づいてディスプレイ41へ表示させる案内表示の更新を行う処理部である。なお、ディスプレイ41の具体的な表示例については、図6、図7、図9〜図13を用いて後述する。
操作装置1は、ユーザからの操作を受付け、操作に応じた制御信号を対応する操作対象へ出力することでオーディオ20、エアコン30、表示装置40の動作制御および各種設定等を行う。次に、図5を用いて操作装置1の構成について説明する。
図5は、本実施例に係る操作装置1の構成を示すブロック図である。図5に示すように、操作装置1は、遠隔操作部10と、制御部11と、記憶部12とを備えている。遠隔操作部10は、車両のインストルメントパネルまたはハンドルのスポーク部分に設置され各車載装置の動作を制御するためにユーザが操作するものである。
かかる遠隔操作部10は、電源操作部2、上位操作部3、4、下位操作部5、決定操作部6を備え、電源操作部2、上位操作部3、4、下位操作部5、決定操作部6が操作された場合に、各操作に対応した操作信号を制御部11へ出力する。
記憶部12は、フラッシュメモリ等の不揮発性情報記憶デバイスであり、履歴情報12a、デフォルト情報12b、階層情報12c等を記憶する。かかる記憶部12へ記憶される履歴情報12aは、上位操作部3、4、下位操作部5、決定操作部6の各操作履歴を示す情報である。
また、デフォルト情報は、操作装置1のユーザまたは操作装置1のメーカーによって設定される情報である。かかるデフォルト情報は、制御部11が下位操作部5の操作によって選択される操作項目を現時点よりも上位の階層の操作項目へ自動的に戻す場合に用いるデフォルトして設定された操作項目の選択肢を示す情報である。
また、階層情報12cは、図2に示す階層構造を示す情報であり、各操作段階で操作装置1によって選択される操作項目と操作項目の階層構造における位置とが対応付けられている情報である。
制御部11は、マイコン(Microcomputer)により構成しており、遠隔操作部10から入力される操作信号に基づいて生成した制御信号を制御対象のオーディオ20、エアコン30、表示装置40等へ出力する処理部である。
かかる制御部11は、インターフェース部11aと、設定部11bと、表示制御部11cとを備えている。インターフェース部11aは、制御部11と操作対象の装置との間で各種信号の送受信を行う通信インターフェースである。
そして、インターフェース部11aは、電源操作部2から入力されるON信号またはOF信号をオーディオ20、エアコン30、表示装置40へ出力する。また、設定部11bは、上位操作部3、4、下位操作部5、決定操作部6から入力される操作信号に基づいて各操作部の操作に対応した制御信号を生成し、インターフェース部11aを介して操作対象の装置へ出力する処理部である。
具体的には、設定部11bは、上位操作部3、4から操作信号が入力された場合に、操作信号に対応する装置を操作対象の装置として決定する。続いて、設定部11bは、階層情報12cに基づき、次に下位操作部5によって選択する操作項目の選択肢を設定部11b内のメモリ(図示略)へ記憶することで設定する。
このとき、設定部11bは、例えば、操作項目の各選択肢と下位操作部5の回転操作角とを対応付けてメモリへ記憶する。また、このとき、設定部11bは、設定した操作項目の選択肢に関する情報を表示制御部11cへ出力する。そして、操作部11cは、入力された操作信号に対応する操作を示す情報を記憶部12へ記憶させて履歴情報12aを更新する。
続いて、設定部11bは、下位操作部5から操作信号が入力されると、操作信号に基づいて下位操作部5の回転操作角を算出し、回転操作角に対応付けてメモリに記憶している操作項目を選択する。また、このとき、設定部11bは、入力された操作信号に対応する操作を示す情報を記憶部12へ記憶させて履歴情報12aを更新する。
続いて、設定部11bは、決定操作部6から操作信号が入力されると、直近に選択した操作項目を決定する。このとき、設定部11bは、入力された操作信号に対応する操作を示す情報を記憶部12へ記憶させて履歴情報12aを更新する。
続いて、設定部11bは、決定した操作項目に対応する制御信号を操作対象の装置へ出力することで操作対象の装置を操作する。例えば、設定部11bは、決定した操作項目がAMラジオであった場合、オーディオ20へAMラジオを受信させる制御信号を出力する。
このとき、設定部11bは、決定した操作項目に対応する制御信号を表示制御部11cへ出力する。その後、設定部11bは、遠隔操作部10から操作信号が入力された場合、上記した処理手順で操作対象の装置を操作する。
また、設定部11bは、上位操作部3、4または上位操作部5が操作された後、下位操作部5が操作されないまま所定期間が経過した場合、下位操作部5により操作項目を選択する操作の階層を現時点よりも上位側の階層へ移す。
具体的には、設定部11bは、次に下位操作部5の操作によって選択する操作項目の選択肢として、現在設定中の選択肢に対応する階層よりも上位の階層に対応する選択肢を設定することで、操作の階層を上位側の階層へ戻す。
このとき設定部11bは、階層情報12aに基づき、操作の階層を一階層上側の階層へ戻すこともでき、デフォルト情報12bに基づき、デフォルトとして設定されている階層へ戻すこともできる。
すなわち、設定部11bは、一階層上側の階層の操作で選択すべき操作項目の選択肢またはデフォルトとして設定されている選択肢を、次に下位操作部5の操作によって選択する操作項目の選択肢として設定することができる。
なお、設定部11bは、図示しない他の操作部の操作によって、操作の階層を一階層上側の階層へ戻すか、デフォルトとして設定されている階層へ戻すかを切替える。また、設定部11bは、学習機能を備えている。
かかる学習機能とは、履歴情報12aに基づいて遠隔操作部10の各操作に関する優先順位を決定し、デフォルトとして設定されている操作項目の選択肢を各操作の優先順位に応じて変更する機能である。たとえば、かかる学習機能では、過去に選択された回数が多い操作項目の選択肢ほど優先順位が高くなるように学習する。
また、かかる学習機能は、図示しない他の操作部の操作によって、ON/OFFを切替える。そして、設定部11bは、学習機能がON状態である場合、操作の階層を上位側の階層へ戻す際、履歴情報12aに基づき決定した優先順位が最も高い操作項目の選択肢を設定する。
また、設定部11bは、最下位の階層の操作で選択された操作項目が決定された場合、すわなち、操作対象の装置の調整が完了した場合にも、操作の階層を上位側の階層へ戻す。そして、設定部11bは、操作の階層を上位側へ戻す場合も操作の階層に対応した操作項目の選択肢に関する情報を表示制御部11cへ出力する。
表示制御部11cは、設定部11bから入力される制御信号に基づき、遠隔操作部10による操作状態を表示させる制御信号生成して表示装置40へ出力する処理部である。具体的には、表示制御部11cは、現在選択されている操作対象の装置や、現在設定されている選択可能な操作項目の選択肢、現在選択されている操作項目を指し示すカーソル等をディスプレイ41へ表示させる。
次に、操作装置1の動作について図6および図7を用いて説明する。図6および図7は、本実施例に係る操作装置1の動作を示す図である。なお、図6および図7では、オーディオ20をAUD、エアコン30をACと記載している。
図6(A−1)に示すように、ユーザによって電源操作部2が操作されると、操作装置1は、オーディオ20およびエアコン30へON信号を出力することによりオーディオ20およびエアコン30の電源をON状態とする。
このとき、操作装置1は、ラストモードの案内表示7、すなわち、前回、電源がOFF状態とされる直前に表示させていた案内表示7を表示させる。ここでは、操作装置1が、図6(B−1)に示すように、オーディオ20およびエアコン30から操作対象の装置を選択させる案内表示7をディスプレイ41へ表示させた場合について説明する。
続いて、操作装置1は、図6(A−2)に示すように、オーディオ(AUD)用の上位操作部3が操作されると、操作対象の装置としてオーディオ20を選択するとともに、下位操作部5の操作により次に選択する操作項目の選択肢を階層情報12cに基づいて設定する。
ここでは、操作項目の選択肢としてオーディオ20の音源となりうるディスク、FMラジオ、AMラジオを設定する。そして、操作装置1は、図6(B−2)に示すように、設定した選択肢を示す案内表示7をディスプレイ41へ表示させる。なお、図6に示す符号70(実線太枠)は、現在選択されている操作項目を示すカーソルである。
続いて、操作装置1は、図6(A−3)に示すように、下位操作部5が操作されると、図6(B−3)に示すように、案内表示7中のカーソル70を移動させる。ここでは、ユーザがカーソル70をFMラジオの位置まで移動させたとする。
続いて、操作装置1は、図6(A−4)に示すように、決定操作部6が操作されると、オーディオ20の音源としてFMラジオを選択するとともに、下位操作部5の操作により次に選択する操作項目の選択肢を階層情報12cに基づいて設定する。
ここでは、操作項目の選択肢としてFMラジオのCH(チャンネル)設定、周波数設定、音量設定を設定する。そして、操作装置1は、図6(B−4)に示すように、設定した選択肢を示す案内表示7をディスプレイ41へ表示させる。
続いて、操作装置1は、図6(A−5)に示すように、下位操作部5が操作されると、図6(B−5)に示すように、案内表示7中のカーソル70を移動させる。ここでは、ユーザが音量設定の位置までカーソル70を移動させたとする。
続いて、操作装置1は、図6(A−6)に示すように、決定操作部6が操作されると、FMラジオに関する操作項目として音量設定を選択するとともに、下位操作部5の操作により次に選択する操作項目の選択肢を階層情報12cに基づいて設定する。
ここでは、操作項目の選択肢として選択可能な音量のレベルを設定する。そして、操作装置1は、図6(B−6)に示すように、現在設定されている音量のレベルを示す案内表示7をディスプレイ41へ表示させる。
続いて、操作装置1は、図6(A−7)に示すように、下位操作部5が操作されると、下位操作部5の操作に応じた音量のレベルを選択して当該音量レベルとする制御信号をオーディオ20に出力すると共に、図6(B−7)に示すように、選択した音量のレベルを示す案内表示7をディスプレイ41へ表示させる。
このように、操作装置1では、上位の階層の操作を行った後、中位の操作および下位の操作を順次行うことで操作対象の装置の動作を調整することができる。
また、操作装置1は、下位操作部5によって行う操作の階層を自動または手動により上位側の階層へ戻すことができるように構成している。ここで、図7を用いて操作装置1が下位操作部5によって行う操作の階層を自動または手動により上位側の階層へ戻す場合の動作について説明する。
以下では、オーディオ20の音量が調整された後に、操作装置1が行う動作について説明する。図7(A)に示すように、オーディオ20の音量が調整された場合、ディスプレイ41には、現在設定されている音量のレベルを示す案内表示7が表示されている。
このとき、操作装置1では、下位操作部5の操作により次に選択する操作項目の選択肢として選択可能な音量のレベルが設定されている。
かかる状態で操作装置1は、音量調整の後、遠隔操作部10による操作項目の選択操作または決定操作がなされないまま所定期間が経過した場合に、下位操作部5によって行う操作の階層を自動的に上位側の階層へ戻す。
また、操作装置1は、次に下位操作部5の操作によって選択する操作項目の選択肢を設定した後、遠隔操作部10による操作項目の選択操作または決定操作がなされないまま所定期間が経過した場合にも下位操作部5によって行う操作の階層を自動的に上位側の階層へ戻す。
このとき、操作装置1は、図7(B−1)に示すように、前述の学習機能がOFFである場合、デフォルト情報12bに基づき、設定中の前記選択肢に対応する階層よりも層上位側の階層でデフォルトとして設定されている選択肢を設定する。
ここでは、操作装置1は、次に前記下位操作手段の操作によって選択する前記操作項目の選択肢として、オーディオ20の操作項目を選択する階層で最も高い階層の選択肢、すなわち、ディスク、FMラジオ、AMラジオを設定する。さらに、操作装置1は、設定した選択肢と選択中の操作項目を示す案内表示7をディスプレイ41へ表示させる。
一方、操作装置1は、図7(B−2)に示すように、前述の学習機能がONである場合、履歴情報12aに基づいて決定した優先順が最高の選択肢を設定する。
このとき、操作装置1は、音量設定の選択頻度が最も高い場合、音量設定の優先順位を最高と決定し、音量設定を選択する操作の階層に対応する選択肢、すなわち、CH設定、周波数設定、音量設定を設定する。さらに、操作装置1は、設定した選択肢と選択中の操作項目を示す案内表示7をディスプレイ41へ表示させる。
このように、操作装置1は、操作項目の選択操作または設定操作がないまま所定期間が経過した場合に、下位操作部5によって行う操作の階層を自動的に上位側の階層へ戻すため、ユーザによる操作回数を低減して操作性を向上させることができる。
なお、操作装置1は、操作対象の装置の動作に関する調整内容が決定された場合にも、下位操作部5によって行う操作の階層を自動的に上位側の階層へ戻すように構成している。これにより、操作装置1によれば、装置の動作に関する調整内容を決定する決定操作を行うことで、即座に他の操作項目の選択操作へ移ることができるため操作性を向上させることができる。
また、操作装置1は、各階層の操作で選択する操作項目の選択肢へ、一階層上位側の階層の操作へ戻る操作項目76を加え、図7(C)に示すように、かかる操作項目76を加えた選択肢をディスプレイ41へ表示させるように構成してもよい。
かかる構成とした場合、ユーザは、各階層の操作で一階層上位側の階層の操作へ戻る操作項目76を順次選択して決定操作を行うことにより、所望の操作項目を選択する階層まで順次操作の階層を戻すことができる。したがって、ユーザは、操作の階層構造を熟知していなくとも容易に所望の操作項目を選択する階層の操作まで至ることができる。
また、操作装置1は、各階層の操作で選択する操作項目の選択肢へ、操作対象として選択されていない装置を選択する操作項目77(この例では「エアコン」)を加え、図7(D)に示すように、かかる操作項目77を加えた選択肢をディスプレイ41へ表示させるように構成してもよい。
かかる構成とした場合、ユーザは、下位操作部5を操作中に、上位操作部3、4を操作することなく操作対象として選択されていない装置を操作対象として選択することができる。
次に、操作装置1の制御部11が実行する処理について図8を用いて説明する。図8は、本実施例に係る操作装置1の制御部11が実行する処理を示すフローチャートである。制御部11は、電源操作部2の操作によって電源が投入されてから電源が切られるまで、図8に示す処理を繰り返し実行する。
具体的には、制御部11は、電源が投入された場合、前回、電源が切られる直前に表示させていた案内表示7を表示させる。そして、制御部11は、図8に示すように、まず、上位操作部3、4によって操作対象の装置を選択する装置選択操作があったか否かを判定する(ステップS101)。
続いて、制御部11は、装置選択操作があったと判定した場合(ステップS101,Yes)、操作対象とする装置を選択し(ステップS102)、処理をステップS103へ移す。一方、制御部11は、装置選択操作がなかったと判定した場合(ステップS101,No)、処理をステップS103へ移す。
ステップS103において、制御部11は、下位操作部5によって操作項目を選択する操作項目選択操作があったか否かを判定する。このとき、制御部11は、下位操作部5による操作項目の選択操作および決定操作部6による操作項目の決定操作が行われた場合に、操作項目選択操作があったと判定する。
そして、制御部11は、操作項目選択操作がなかったと判定した場合(ステップS103,No)、処理をステップS108へ移す。一方、制御部11は、操作項目選択操作があったと判定した場合(ステップS103,Yes)、ステップS103で操作ありと判定された操作項目選択操作が最下位の階層の操作項目選択操作であったか否かを判定する(ステップS104)。
そして、制御部11は、最下位の階層の操作項目選択操作でないと判定した場合(ステップS104,No)、ステップS103において選択された操作項目を決定し(ステップS111)、決定した操作項目に対応する制御を行って処理をステップS103へ移す。
一方、制御部11は、最下位の階層の操作項目選択操作であったと判定した場合(ステップS104,Yes)、操作内容が確定されたか否かを判定する(ステップS105)。そして、制御部11は、操作内容が確定されていないと判定した場合(ステップS105,No)、処理をステップS103へ移す。
一方、制御部11は、操作内容が確定されたと判定した場合(ステップS105,Yes)、確定された操作内容に対応する動作を制御対象装置に実行させ(ステップS106)、処理をステップS107へ移す。
たとえば、制御部11は、決定操作部6によって決定操作が行われた場合に、決定操作により決定された動作を操作対象装置に実行させる。また、制御部11は、オーディオ20の音量調整のように、下位操作部5の選択操作だけで操作内容が決定される場合には、下位操作部5の操作に応じてオーディオ20に音量の調整を行わせる。
ステップS107において、制御部11は、最下位の階層の操作が完了したか否かを判定し、操作が完了していないと判定した場合(ステップS107,No)、処理をステップS103へ移す。
一方、制御部11は、最下位の操作が完了したと判定した場合(ステップS107,Yes)、処理をステップS108へ移す。このとき、制御部11は、決定操作部6によって決定操作が行われた場合、または、最下位の階層での選択操作が所定期間以上行われなかった場合に、最下位の操作が完了したと判定する。
ステップS108において、制御部11は、学習機能がONであるか否かの判定を行い、学習機能がONであると判定した場合(ステップS108,Yes)、次に下位操作部5の操作によって選択する選択肢として優先順位が最高の選択肢を設定して(ステップS109)、操作の階層を上位側の階層へ戻し、処理を終了する。
一方、制御部11は、学習機能がOFFであると判定した場合(ステップS108,No)、次に下位操作部5の操作によって選択する選択肢としてデフォルトの選択肢を設定して(ステップS110)、操作の階層を上位側の階層へ戻し、処理を終了する。
なお、最下位の階層の操作が完了した場合に、制御部11が操作の階層を現在よりも上位側の階層へ戻す手順は、図8に示した例に限定するものではない。すなわち、制御部11は、最下位の階層の操作が完了した場合に、現時点でどのような案内表示7を表示させているか、また、遠隔操作部10の操作に応じて実行させた制御対象装置の動作内容に応じて操作の階層を任意の階層へ戻すように構成することもできる。
かかる構成とした場合、制御部11は、操作の階層を現在よりも上位側の階層へ戻す際に、操作の階層を最上位の階層へ戻すこともでき、1階層上位の階層へ戻すこともできる。
ところで、操作装置1は、操作対象の装置を選択した場合に、操作対象の装置の状態を、操作対象の装置に対して最後に操作が行われたときの状態へ戻すこともできる。ここで、図9を用いて操作対象の装置の状態を、操作対象の装置に対して最後に操作が行われたときの状態へ戻す場合の操作装置1の動作について説明する。
図9は、操作対象の装置の状態を、操作対象の装置に対して最後に操作が行われたときの状態へ戻す場合の操作装置1の動作を示す図である。操作装置1は、履歴情報12aを記憶しているため、操作対象として選択された装置に対して行われた操作を判別することができる。
したがって、操作装置1は、操作対象の装置が選択された場合、次に下位操作部5によって選択する操作項目の選択肢として、操作対象の装置に関して直近に選択された操作項目を含む選択肢を設定することができる。
このため、操作装置1は、操作対象の装置の状態を、操作対象の装置に対して最後に操作が行われたときの状態へ戻すことができる。たとえば、図9(A−1)に示すように、電源操作部2の装置によって選択対象となりうる装置へ電源が投入され、図9(B−1)に示すように、操作対象の装置を選択させるための案内表示7がディスプレイ41へ表示されているとする。
その後、図9(A−2)に示すように、操作対象としてオーディオ20が選択され、前回、オーディオ20が選択された際に、最後に行われた操作が音量を3レベルにするための操作項目を選択する操作であったとする。
かかる場合、操作装置1は、履歴情報12aに基づき、前回、オーディオ20が選択された際に、最後に選択された操作項目に対応する制御信号をオーディオ20へ出力することによりオーディオ20の音量を3レベルに調整することができる。このため、操作装置1は、図9(B−2)に示すように、音量が3レベルであることを示す案内表示7をディスプレイ41へ表示させることもできる。
ところで、操作装置1は、上位操作部3、4によって選択させる操作項目を追加することで、上位操作部3、4によって最上位の階層以外の階層の操作を行うように構成することもできる。
以下、図10を用いて上位操作部3、4によって最上位の階層以外の階層の操作を行うように構成した操作装置1の動作について説明する。図10は、上位操作部3、4によって最上位の階層以外の階層の操作を行うように構成した操作装置1の動作を示す図である。
図10(A−1)に示すように、操作装置1は、操作対象へ電源が投入された場合に、図10(B―1)に示すように、上位操作部3、4の操作によって選択可能な選択肢として、オーディオ20、エアコン30、オーディオ20/エアコン30の3つの選択肢を設定する。この選択肢を例えば「MIXモード」とすると、このモードを表示するトリガとしては、例えば操作決定部の2回押し等の特殊操作、または設定により移行させる。
そして、操作装置1は、図10(B−2)に示すように、案内表示7でカーソル70がAUD/ACの位置にある場合に、図10(A−2)に示すように、決定操作部6が操作されると、操作対象としてオーディオ20およびエアコン30の両方を決定する。
このとき、操作装置1は、図10(A−3)に示すように、上位操作部4が繰り返し操作されると、図10(B−3)に示すように、オーディオ20に関する各操作項目とエアコン30に関する各操作項目とを順次選択する。
また、操作装置1は、図10(B−4)に示すように、操作対象としてオーディオ20が選択された後、上位操作部4が繰り返し操作されると、オーディオ20に関する各操作項目を順次選択する。
また、操作装置1は、図10(B−5)に示すように、操作対象としてエアコン30が選択された後、上位操作部4が繰り返し操作されると、エアコン30に関する各操作項目を順次選択する。
また、操作装置1は、上位操作部3、4、下位操作部5、決定操作部6へ割当てる機能を任意に設定することもできる。以下、上位操作部3、4、下位操作部5、決定操作部6へ割当てる機能を任意に設定する場合の操作装置1の動作について説明する。
図11は、上位操作部3、4、下位操作部5、決定操作部6へ割当てる機能を任意に設定する場合の操作装置1の動作を示す図である。図11(A−1)に示すように、操作装置1は、電源操作部2が操作された場合、図11(B−1)に示すように、上位操作部3、4によって選択可能な選択肢としてオーディオ20、エアコン30、操作モードを設定する。
かかる場合、操作装置1は、図11(A−2)に示すように、上位操作部4が2回操作された場合に、図11(B−2)に示すように、操作項目として操作モードを選択する。続いて、操作装置1は、図11(A−3)に示すように、決定操作部6が操作されると操作項目として操作モードを決定する。
このとき、操作装置1は、次に下位操作部5によって選択する操作項目の選択肢として、図11(B−3)に示すように、上位操作部3、4、下位操作部5、決定操作部6を設定する。
続いて、操作装置1は、図11(A−4)に示すように、下位操作部5が操作され、図11(B−4)に示すように、カーソル70が決定操作部6の位置まで移動したとする。続いて、操作部は、図11(A−5)に示すように、決定操作部6が操作されると、操作項目として決定操作部6を決定する。
このとき、操作装置1は、次に下位操作部5によって選択する操作項目の選択肢として、図11(B−5)に示すように、決定、カーソル移動、調整を設定する。続いて、操作装置1は、図11(A−6)に示すように、下位操作部5が操作され、図11(B−6)に示すように、カーソル70がカーソル移動の位置まで移動したとする。
かかる状態で、操作装置1は、決定操作部6が操作された場合、決定操作部6へカーソル移動の機能を割当てる。これにより、以後、再び操作モードによって決定操作部6へ割当てる機能を変更しないかぎり、決定操作部6は、カーソル移動用の操作部として機能する。
これにより、操作装置1では、操作項目等を選択する場合、決定操作部6を操作する毎にカーソル70を移動させることができる。なお、上位操作部3、4、下位操作部5についても同様に、任意の機能を割当てることができる。
かかる構成とすれば、操作装置1は、ユーザの使い勝手に応じて上位操作部3、4、下位操作部5、決定操作部6へ割当てる機能を任意に設定することができるため操作性を向上させることができる。
ところで、操作装置1は、操作対象の装置を選択する場合に、接続可能な装置のうち接続されていない装置を選択対象から除外して選択させるように構成することもできる。以下、図12を用いて接続されていない装置を選択対象から除外して操作対象の装置を選択する場合の操作装置1の動作について説明する。
図12は、接続されていない装置を選択対象から除外して操作対象の装置を選択する場合の操作装置1の動作を示す図である。かかる構成とする場合、操作装置1の制御部が備えるインターフェース部11aへ接続されている装置を検知する検知部を設ける。
そして、検知部は、例えば、インターフェース部に接続可能な装置に対応する入出力端子が設けられている場合、各入出力端子を流れる電流または電圧の有無に基づいて接続されていない装置を検知する。
そして、操作装置1は、図12(A−1)に示すように、電源操作部2が操作されると、図12(B−1)に示すように、接続可能な全ての装置、例えば、オーディオ20、エアコン30、ナビゲーション装置、テレビを選択肢としてディスプレイ41へ表示させる。
このとき、操作装置1へ接続可能な装置が全て接続されている場合、操作装置1は、図12(A−2)に示すように、上位操作部4が繰り返し操作されると、図12(B−2)に示すように、カーソル70を移動させることで各装置を順次選択する。
一方、操作装置1へナビゲーション装置が接続されていない場合、操作装置1は、図12(A−2)に示すように、上位操作部4が繰り返し操作されると、図12(B−3)に示すように、ナビゲーション装置をスキップしながら各装置を順次選択する。
なお、上記した実施例では、選択対象の装置毎に、案内表示7全体を用いて操作項目等の選択肢を表示させる場合について説明したが、案内表示7の表示態様は、これに限定するものではない。
以下、図13を用いて案内表示7の表示態様に関する変形例について説明する。図13は、案内表示7の表示態様に関する変形例を示す図である。
案内表示7は、例えば、図13(A)に示すように、エアコン30に関する操作項目を案内表示7の右側で表示させ、図13(B)に示すように、オーディオ20に関する操作項目を案内表示7の左側へ表示させることもできる。
このように、操作対象の装置によって操作項目の表示位置が異なるように設定しておくことにより、ユーザは、AUDやACなどの装置を特定するための情報を認識できなくても、操作項目の表示位置によって操作対象の装置を容易に認識することができる。
また、図13(A)、(B)に示すように、操作対象の装置によって案内表示の背景色が異なるように設定しておくことによって、ユーザは、AUDやACなどの装置を特定するための情報を認識できなくても、背景色の違いによって操作対象の装置を容易に認識することができる。
また、図13(A)、(B)に示すように、案内表示内へ車両の走行距離や燃費計、シフトレバーのポジションを表示させてもよい。かかる場合、操作装置1と走行メータ、燃費算出部、シフト装置等とを接続しておく必要がある。
かかる表示態様とすることで、ユーザは、案内表示を見るだけでオーディオ20やエアコン30等の車載装置の動作状態だけでなく車両に関する情報まで認識することができる。これにより、ユーザは、車載装置の動作状態や車両の情報を確認するためにそれぞれ異なる方向へ視線を向ける必要がなくなるため安全性を向上させることができる。
1 操作装置
2 電源操作部
3、4 上位操作部
5 下位操作部
6 決定操作部
10 遠隔操作部
11 制御部
11a インターフェース部
11b 設定部
11c 表示制御部
12 記憶部
12a 履歴情報
12b デフォルト情報
12c 階層情報
20 オーディオ
21 放送受信部
22 ディスク再生部
23 スピーカ
24 音声調整回路
25 分配回路
30 エアコン
31 コンプレッサ
32 ファン
33 エアコンバルブ
34 エアコン駆動部
40 表示装置
41 ディスプレイ
42 ディスプレイ駆動部
2 電源操作部
3、4 上位操作部
5 下位操作部
6 決定操作部
10 遠隔操作部
11 制御部
11a インターフェース部
11b 設定部
11c 表示制御部
12 記憶部
12a 履歴情報
12b デフォルト情報
12c 階層情報
20 オーディオ
21 放送受信部
22 ディスク再生部
23 スピーカ
24 音声調整回路
25 分配回路
30 エアコン
31 コンプレッサ
32 ファン
33 エアコンバルブ
34 エアコン駆動部
40 表示装置
41 ディスプレイ
42 ディスプレイ駆動部
Claims (8)
- 上位の階層の操作を行うことで複数の機能から操作対象の機能を選択し、前記上位の階層よりも下位の階層の操作を行うことで前記操作対象の機能の操作項目を選択して前記操作対象の機能の動作を調整する操作装置であって、
前記下位の階層の操作を行う下位操作手段と、
前記下位操作手段を環状に囲む領域内に設けられ、前記上位の階層の操作を行う上位操作手段と
を備えたことを特徴とする操作装置。 - 前記下位操作手段の操作によって選択する前記操作項目の選択肢と前記階層とを対応付けた階層情報を記憶する階層情報記憶手段と、
前記上位操作手段または前記下位操作手段が操作された場合、前記階層情報に基づいて次に前記下位操作手段によって選択する前記操作項目の選択肢を設定する設定手段と
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の操作装置。 - 前記設定手段は、
前記操作項目の選択肢を設定した後、操作項目の選択操作または操作項目の決定操作がなされないまま所定期間が経過した場合、次に前記下位操作手段の操作によって選択する前記操作項目の選択肢として、設定中の前記選択肢に対応する階層よりも上位の階層に対応する前記選択肢を設定する
ことを特徴とする請求項2に記載の操作装置。 - 前記設定手段は、
前記操作項目の選択肢を設定した後、前記操作対象の機能の動作が調整された場合、次に前記下位操作手段によって選択する前記操作項目の選択肢として、設定中の前記選択肢に対応する階層よりも上位の階層に対応する前記選択肢を設定する
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の操作装置。 - 前記設定手段は、
設定中の前記選択肢に対応する階層よりも上位の階層に対応する前記選択肢を設定する場合、デフォルトとして設定されている前記選択肢を設定する
ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の操作装置。 - 前記上位操作手段および前記下位操作手段の操作履歴を示す履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段
をさらに備え、
前記設定手段は、
前記履歴情報に基づいて前記選択肢の優先順位を決定し、前記デフォルトとして設定されている前記選択肢を前記優先順位に応じて変更する
ことを特徴とする請求項5に記載の操作装置。 - 前記設定手段は、
設定中の前記選択肢に対応する階層よりも上位の階層に対応する前記選択肢を設定する場合、直近に設定した選択肢を設定する
ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の操作装置。 - 前記設定手段は、
前記上位操作手段によって前記操作対象の機能が選択された場合、次に前記下位操作手段によって選択する前記操作項目の選択肢として、当該機能に関して直近に選択された操作項目を含む選択肢を設定する
ことを特徴とする請求項2〜7のいずれか一つに記載の操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010270900A JP2012118950A (ja) | 2010-12-03 | 2010-12-03 | 操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010270900A JP2012118950A (ja) | 2010-12-03 | 2010-12-03 | 操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012118950A true JP2012118950A (ja) | 2012-06-21 |
Family
ID=46501655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010270900A Withdrawn JP2012118950A (ja) | 2010-12-03 | 2010-12-03 | 操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2012118950A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016540299A (ja) * | 2013-11-13 | 2016-12-22 | 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. | アプリケーションプログラム制御方法および関連装置 |
-
2010
- 2010-12-03 JP JP2010270900A patent/JP2012118950A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016540299A (ja) * | 2013-11-13 | 2016-12-22 | 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. | アプリケーションプログラム制御方法および関連装置 |
JP2018120639A (ja) * | 2013-11-13 | 2018-08-02 | 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. | テーマ表示方法および関連装置 |
US11144172B2 (en) | 2013-11-13 | 2021-10-12 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Launching application task based on single user input and preset condition |
US11669219B2 (en) | 2013-11-13 | 2023-06-06 | Huawei Technologies Co., Ltd. | Launching application task based on single user input and preset condition |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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