JP2012117463A - 気筒間空燃比ばらつき異常検出装置 - Google Patents

気筒間空燃比ばらつき異常検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ターボチャージャを有する内燃機関に好適な気筒間空燃比ばらつき異常検出装置を提供する。
【解決手段】ツインエントリーターボチャージャに接続する二つの導入通路のうち一方から排気ガスを取り出してEGRを実行する。ターボチャージャ下流側の空燃比センサの出力に基づき空燃比を目標空燃比にフィードバック制御する。併せてノック制御を実行する。空燃比フィードバック制御とノック制御の実行中にEGRが無しから有りの状態に変化したとき、変化前後の実際の点火時期に基づいてEGRガスの空燃比を推定し、この推定空燃比を目標空燃比に近づけるよう一方の導入通路に接続する気筒の燃料噴射量を補正し、当該補正量に基づきばらつき異常を検出する。
【選択図】図8

Description

本発明は、多気筒内燃機関の気筒間空燃比のばらつき異常を検出するための装置に係り、特に、多気筒内燃機関において気筒間の空燃比が比較的大きくばらついていることを検出する装置に関する。
一般に、触媒を利用した排気浄化システムを備える内燃機関では、排気中有害成分の触媒による浄化を高効率で行うため、内燃機関で燃焼される混合気の空気と燃料との混合割合、すなわち空燃比のコントロールが欠かせない。こうした空燃比の制御を行うため、内燃機関の排気通路に空燃比センサを設け、これによって検出された空燃比を所定の目標空燃比に一致させるようフィードバック制御を実施している。
一方、多気筒内燃機関においては、通常全気筒に対し同一の制御量を用いて空燃比制御を行うため、空燃比制御を実行したとしても実際の空燃比が気筒間でばらつくことがある。このときばらつきの程度が小さければ、空燃比フィードバック制御で吸収可能であり、また触媒でも排気中有害成分を浄化処理可能なので、排気エミッションに影響を与えず、特に問題とならない。
しかし、例えば一部の気筒の燃料噴射系が故障するなどして、気筒間の空燃比が大きくばらつくと、排気エミッションを悪化させてしまい、問題となる。このような排気エミッションを悪化させる程の大きな空燃比ばらつきは異常として検出するのが望ましい。特に自動車用内燃機関の場合、排気エミッションの悪化した車両の走行を未然に防止するため、気筒間空燃比ばらつき異常を車載状態(オンボード)で検出することが要請されており、最近ではこれを法規制化する動きもある。
例えば特許文献1には、多気筒内燃機関においてEGR分配悪化状態(各気筒へのEGRガスの分配の悪化状態)を診断し、更には対処する技術が開示されている。
特開2010−156295号公報
ところで、空燃比ばらつき異常が発生すると空燃比センサ出力の変動が大きくなる。そこでこの変動度合いをモニタすることで、空燃比ばらつき異常を検出することが可能である。
しかし、ターボチャージャを有する内燃機関では、一般的にターボチャージャの下流側に空燃比センサが設けられている。この場合、ターボチャージャ内部で排気ガスが攪拌されてしまうので、空燃比が平均化されてしまい、ターボチャージャ下流側の空燃比センサで空燃比ばらつき度合いに応じた出力変動を得難いという問題がある。
これに対処すべく、ターボチャージャの上流側に空燃比センサを設置することが考えられるが、ターボチャージャの上流側は圧力が高いため、高圧に耐え得る空燃比センサが必要であり、コストアップに繋がる。
そこで本発明は、以上の事情に鑑みて創案され、その目的は、ターボチャージャを有する内燃機関に好適な気筒間空燃比ばらつき異常検出装置を提供することにある。
本発明の一の態様によれば、
多気筒内燃機関に設置されたツインエントリーターボチャージャと、
前記ターボチャージャに排気ガスを導入する二つの導入通路のうち、一方から排気ガスを取り出して吸気通路に環流させるEGRを実行するためのEGR手段と、
前記ターボチャージャの下流側に設置された空燃比センサと、
前記空燃比センサの出力に基づいて空燃比を目標空燃比にフィードバック制御する空燃比制御手段と、
前記EGRの有無に応じて基本点火時期を変更する変更手段と、
前記内燃機関のノッキングを検出するノック検出手段と、
前記ノック検出手段の検出結果に応じて実際の点火時期を前記基本点火時期に対し補正するノック制御を実行するためのノック制御手段と、
前記空燃比フィードバック制御実行中且つ前記ノック制御実行中という条件下で、EGR無しの状態から有りの状態に変化したとき、その変化前後の実際の点火時期に基づいてEGRガスの空燃比を推定し、当該推定空燃比を前記目標空燃比に近づけるよう、前記一方の導入通路に接続する気筒の燃料噴射量を補正し、当該燃料噴射量の補正量に基づき気筒間空燃比ばらつき異常を検出する異常検出手段と、
を備えることを特徴とする気筒間空燃比ばらつき異常検出装置が提供される。
好ましくは、前記異常検出手段は、前記補正量の絶対値が所定値以上になったとき、前記ばらつき異常ありと判定する。
好ましくは、前記異常検出手段は、前記燃料噴射量を補正する際、トータルガスの空燃比を前記目標空燃比に近づけるよう、他方の導入通路に接続する気筒の燃料噴射量をも補正する。
好ましくは、前記異常検出手段は、前記燃料噴射量を補正する際、前記実際の点火時期を前記基本点火時期に近づけるよう燃料噴射量を補正する。
好ましくは、前記異常検出手段は、前記燃料噴射量を補正する際、所定の更新周期毎に前記補正量を更新する。
好ましくは、前記異常検出手段は、前記EGRガスの空燃比を推定する際、EGR無しの状態における前記基本点火時期に対する前記実際の点火時期のずれ量と、EGR有りの状態における前記基本点火時期に対する前記実際の点火時期のずれ量との差に基づき、前記EGRガスの空燃比を推定する。
好ましくは、前記目標空燃比がストイキである。
本発明によれば、ターボチャージャを有する内燃機関に好適な気筒間空燃比ばらつき異常検出装置を提供することができるという、優れた効果が発揮される。
本発明の実施形態に係る内燃機関の概略図である。 EGR制御マップを示す。 気筒間空燃比ばらつき度合いに応じた空燃比センサ出力変動を示すタイムチャートである。 点火時期の変化の様子を示すグラフである。 EGR無しのときの各気筒の空燃比を示す。 EGR有りで且つ燃料噴射量補正前の各気筒の空燃比を示す。 EGR有りで且つ燃料噴射量補正後の各気筒の空燃比を示す。 燃料噴射量補正の過程における各値の推移を示すタイムチャートである。 ばらつき異常検出ルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づき説明する。
図1は、本実施形態に係る内燃機関の概略図である。本実施形態の内燃機関(エンジン)1は自動車用多気筒内燃機関であり、より具体的には直列4気筒の火花点火式内燃機関即ちガソリンエンジンである。但しエンジンの気筒数、用途、形式等は任意である。
エンジン1は#1〜#4気筒を備え、その気筒毎に、吸気通路特に吸気ポートに燃料を噴射するインジェクタ(燃料噴射弁)2と、筒内混合気に点火するための点火プラグ3とを備える。点火順序は例えば#1,#3,#4,#2の順である。
エンジン1はターボチャージャ4を備える。本実施形態のターボチャージャ4はツインエントリーターボチャージャであり、二つの導入通路5A,5Bから排気ガスを導入するようになっている。第1の導入通路5Aは、第1の気筒群をなす#2および#3気筒に接続され、#2および#3気筒の排気ガスをターボチャージャ4のタービン6に導入する。第2の導入通路5Bは、第2の気筒群をなす#1および#4気筒に接続され、#1および#4気筒の排気ガスをターボチャージャ4のタービン6に導入する。これら導入通路5A,5Bは排気通路7の一部を構成し、通常、個別の排気マニホールドによって画成される。
なお図示しないが、周知のように、ターボチャージャ4のタービンハウジングには二つのスクロールが画成され、これらスクロールはそれぞれ第1の導入通路5Aと第2の導入通路5Bとに個別に接続されている。気筒間の排気干渉を抑制し、出力を向上するようになっている。
ターボチャージャ4は、タービン6に同軸連結されたコンプレッサ8を有する。またターボチャージャ4は、過過給を防止すべく、タービン6に対して排気ガスを選択的にバイパスさせるバイパス装置(図示せず)を有する。
コンプレッサ8は吸気通路30の途中に設置される。コンプレッサ8の上流側にはエアフローメータ9が設けられている。エアフローメータ9は、単位時間当たりにエンジン1に吸入される空気の量、すなわち吸入空気量を検出するためのものである。コンプレッサ8の下流側にはインタークーラ10とスロットルバルブ11とが設けられている。スロットルバルブ11には電子制御式のものが採用されている。スロットルバルブ11の下流側にはサージタンク12が設けられ、サージタンク12に貯留された吸気は吸気マニホールド13を介して各気筒に分配される。
タービン6の下流側には、排気ガスの空燃比を検出するための空燃比センサ14と、三元触媒からなる触媒15とが、上流側からこの順番で設けられている。以下、空燃比センサを触媒前センサともいう。触媒前センサ14は、触媒15の直前位置に設置され、排気中の酸素濃度に基づいて空燃比を検出する。なお触媒15の下流側に三元触媒を追加して設けてもよい。
本実施形態において、触媒前センサ14は、排気空燃比に比例した大きさの電圧信号を出力する(リニア特性を有する)所謂広域A/Fセンサからなる。但しこれに限らず、触媒前センサ14は、ストイキ(理論空燃比、例えばA/F=14.6)を境に出力電圧が急変する(Z特性を有する)所謂O2センサからなってもよい。
エンジン1にはEGR装置16が設けられる。EGR装置16は、二つの導入通路5A,5Bのうちの一方(本実施形態では第1の導入通路5A)のみから排気ガスを取り出して吸気通路7に環流させるEGR(外部EGR)を実行するためのものである。EGR装置16は、第1の導入通路5Aとサージタンク12を結ぶEGR通路17と、EGR通路17に上流側から順に設けられたEGR触媒18、EGRクーラ19およびEGR弁20とを備える。EGRクーラ19は、取り出した排気ガスすなわちEGRガスを冷却する。EGR触媒18は、EGRガスに含まれるデポジット等の異物を燃焼除去するためのもので、例えば三元触媒からなる。
エンジン1の各気筒には、筒内圧を検出するための筒内圧センサ21が設けられる。筒内圧センサ21は、筒内圧(シリンダ内圧力)に比例した大きさの信号を出力する。
エンジン1には電子制御ユニット(ECU)100が設けられる。ECU100は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入出力インターフェイス等を含んで構成される。ECU100は、前述のエアフローメータ9、触媒前センサ14および筒内圧センサ21に加え、クランク角センサ22、アクセル開度センサ23および水温センサ24からも信号を入力する。
ECU100は、クランク角センサ18からのクランクパルス信号に基づき、クランク角自体を検出し、気筒判別を行うと共に、エンジン1の回転数を算出する。ここで「回転数」とは単位時間当たりの回転数のことをいい、回転速度と同義である。本実施形態では1分間当たりの回転数rpmのことをいう。
ECU100は、アクセル開度センサ23からの信号に基づき、運転手により操作されるアクセルペダルの開度すなわちアクセル開度を検出すると共に、水温センサ24からの信号に基づきエンジン1の冷却水温度を検出する。
ECU100は、これら検出値に基づき、インジェクタ2、点火プラグ3、スロットルバルブ11およびEGR弁20を制御し、燃料噴射量、燃料噴射時期、点火時期、スロットル開度およびEGR量(またはEGR率)を制御する。
燃料噴射量制御は次の方法で行われる。まずECU100は、エンジン運転状態を表すパラメータ(エンジンパラメータという。例えばエンジン回転数と負荷)および基本噴射量の関係を予め定めたマップ(関数でもよい。以下同様)に従い、基本噴射量を決定する。この基本噴射量は、筒内混合気の空燃比を概ね目標空燃比であるストイキにするような値である。
そしてECU100は、実際に触媒15に流入する排気ガスの空燃比がストイキに近づくよう、空燃比フィードバック制御(ストイキ制御)を実行する。具体的には、ECU100は、触媒前センサ14により検出された実際の空燃比ないし検出空燃比と、ストイキとの差に応じた噴射補正量(具体的には補正係数)を算出し、この噴射補正量により基本噴射量を補正する。そして補正後の噴射量に等しい燃料をインジェクタ2から噴射させる。これにより、実際の空燃比がストイキ近傍となるよう燃料噴射量ひいては空燃比がフィードバック制御され、触媒15の浄化率を最大限に維持することができる。
燃料噴射時期についても同様に、ECU100は、エンジンパラメータおよび基本噴射時期の関係を予め定めたマップ(関数でもよい。以下同様)に従い、基本噴射時期を決定し、この基本噴射時期を適宜補正し、補正後の噴射時期においてインジェクタ2から燃料を噴射させる。
他方、点火時期制御は次の方法で行われる。まずECU100は、エンジンパラメータおよび基本点火時期の関係を予め定めたマップに従い、基本点火時期を決定する。この基本点火時期は、概ね最大トルクが得られるような最大限進角した時期(所謂MBTの付近)である。
そしてECU100は、筒内圧センサ21からの信号に基づきノッキングの有無を検出すると共に、この検出結果に応じて実際の点火時期を基本点火時期に対し補正するノック制御を実行する。ここでノッキングが発生すると筒内圧センサの出力波形にノック周波数成分が重畳的に乗ってくるので、各種信号処理によりノック周波数成分の存在を検出することで、ノッキングの検出が可能である。
ノッキング無しのとき、ECU100は演算周期毎に、実際の点火時期を基本点火時期に対し所定角度だけ進角する。そしてノッキングを検出したとき、ECU100は、演算周期毎に、実際の点火時期を現状の値から所定角度だけ遅角する。1演算周期当たりの遅角量は、1演算周期当たりの進角量より大きい。つまりノッキング無しのときに少しずつ進角し、ノッキングを検出したら大きく遅角するという制御を繰り返す。
燃料噴射量および燃料噴射時期の制御は、全気筒一律に、すなわち全気筒に対し同一の制御量を用いて行われる。これに対し点火時期の制御は気筒毎に行われる。
かかる点火時期制御によれば、製品および気筒間バラツキにより異なる気筒毎のMBTに、実際の点火時期を近づけることが可能である。
他方、EGR制御は次の方法で行われる。まずECU100は、検出した実際のエンジンパラメータに基づき、図2に示すようなマップを参照して、EGRの実行可否を判断する。図中、Neはエンジン回転数、KLはエンジン負荷である。実際のエンジンパラメータがEGR実行領域Iにあるとき、ECU100はEGRを実行すべきと判断し、EGR弁20を開弁する。他方、実際のエンジンパラメータがEGR非実行領域IIにあるとき、ECU100はEGRを実行すべきでないと判断し、EGR弁20を全閉とする。
EGRを実行すべきと判断したとき、ECU100は、エンジンパラメータおよび目標EGR率の関係を予め定めたマップに従い、目標EGR率を決定する。そしてこの決定した目標EGR率が実際に実現されるように、EGR弁20の開度を制御する。
EGRの有無に応じて、基本噴射量、基本噴射時期および基本点火時期の決定用マップが切り替えられ、同一のエンジンパラメータに対するそれぞれの値は、EGR無し時の値とEGR有り時の値との間で変更される。
特に、EGR無しの状態から有りの状態に変化すると、基本点火時期は、EGR無しのときのAという値から、EGR有りのときのBという値に比較的大きく進角される。
そして、前記ノック制御が実行される結果、EGR有りのときの実際の点火時期は、EGR有りのときの基本点火時期から若干ずれた値になる。
さて、例えば全気筒のうちの一部の気筒のインジェクタ2が故障し、気筒間に空燃比のばらつき(インバランス:imbalance)が発生したとする。例えば#1気筒が他の#2、#3及び#4気筒よりも燃料噴射量が多くなり、その空燃比が大きくリッチ側にずれる場合等である。このときでも前述の空燃比フィードバック制御により比較的大きな補正量を与えれば、触媒前センサ14に供給されるトータルガスの空燃比をストイキに制御できる場合がある。しかし、気筒別に見ると、#1気筒がストイキより大きくリッチ、#2、#3及び#4気筒がストイキよりリーンであり、全体のバランスとしてストイキとなっているに過ぎず、エミッション上好ましくないことは明らかである。そこで本実施形態では、かかる気筒間空燃比ばらつき異常を検出する装置が装備されている。
図3は、本実施形態のものとは異なる典型的な直列4気筒エンジンの例を示す。触媒前センサの検出空燃比A/Fは、1エンジンサイクル(=720°CA)を1周期として周期的に変動する傾向にある。そして気筒間空燃比ばらつきが発生すると、1エンジンサイクル内での変動が大きくなる。(B)の空燃比線図a,b,cはそれぞればらつき無し、1気筒のみ20%のインバランス割合でリッチずれ、及び1気筒のみ50%のインバランス割合でリッチずれの場合を示す。見られるように、ばらつき度合いが大きくなるほど空燃比変動の振幅が大きくなる。
ここでインバランス割合(%)とは、気筒間空燃比のばらつき度合いを表すパラメータである。即ち、インバランス割合とは、全気筒のうちある1気筒のみが燃料噴射量ズレを起こしている場合に、その燃料噴射量ズレを起こしている気筒(インバランス気筒)の燃料噴射量がどれくらいの割合で、燃料噴射量ズレを起こしていない気筒(バランス気筒)の燃料噴射量即ち基準噴射量からズレているかを示す値である。インバランス割合をIB、インバランス気筒の燃料噴射量をQib、バランス気筒の燃料噴射量即ち基準噴射量をQsとすると、IB=(Qib−Qs)/Qsで表される。インバランス割合IBが大きいほど、インバランス気筒のバランス気筒に対する燃料噴射量ズレが大きく、空燃比ばらつき度合いは大きい。
上記の説明から理解されるように、空燃比ばらつき異常が発生すると空燃比センサの出力変動が大きくなる。そこでこの変動度合いをモニタすることで、空燃比ばらつき異常を検出することが可能である。
しかし、上述したように、本実施形態のようなターボチャージャを有するエンジンでは、タービン内部で排気ガスが攪拌されてしまい、排気ガスの空燃比が平均化されてしまう。よってターボチャージャ下流側の空燃比センサで空燃比ばらつき度合いに応じた出力変動を得難いという問題がある。
これに対処すべく、ターボチャージャの上流側に空燃比センサを設置することが考えられるが、ターボチャージャの上流側は圧力が高いため、高圧に耐え得る空燃比センサが必要であり、コストアップに繋がる。
特に、本実施形態のようなツインエントリーターボチャージャ4を有するエンジン1では、タービン6の上流側に二つの導入通路5A,5Bがあるため、二つの空燃比センサが必要であり、更なるコストアップに繋がる。
そこで本実施形態では、かかる問題点を克服するため、空燃比センサの出力変動を利用せず、次の方法により空燃比ばらつき異常を検出する。
既に説明したように、また図4に示すように、EGRが無しの状態から有りの状態に変化すると、基本点火時期決定用マップが切り替えられる結果、基本点火時期は、EGR無しのときのAという値から、EGR有りのときのBという値に比較的大きく進角される。そしてノック制御が実行される結果、製造誤差等に起因して、EGR有りのときの実際の点火時期B’は、基本点火時期Bから若干ずれた値になる。
このことは、EGRガスがストイキ空燃比である、具体的にはストイキ制御中であることを前提とする。つまりEGR有りのときのBという基本点火時期は、EGRガスがストイキ空燃比であるという前提の下で適合された値であり、ストイキ空燃比のEGRガスに対応した値である。この点、EGR無しのときのAという基本点火時期も同様である。
一方、本発明者らの研究結果によれば、EGRガスの空燃比がストイキから外れると、ストイキ制御中であっても、各気筒の実際の点火時期B’が基本点火時期Bから比較的大きくずれることが判明した。
具体的には、図示するように、EGRガスの空燃比がストイキからリッチ側にずれた結果、ある特定気筒の筒内ガスの空燃比がストイキからリッチ側にずれると、その特定気筒の実際の点火時期B’は基本点火時期Bから進角側にずれる。
また、EGRガスの空燃比がストイキからリーン側にずれた結果、ある特定気筒の筒内ガスの空燃比がストイキからリーン側にずれると、その特定気筒の実際の点火時期B’は基本点火時期Bから遅角側にずれる。
ストイキ制御の実行中に気筒間空燃比ばらつき異常が生じていなければ(つまり正常であれば)、EGRガスの空燃比は基本的にストイキまたはその近傍である。しかし、気筒間空燃比ばらつき異常が生じると、たとえストイキ制御中であっても、各気筒の筒内ガスの空燃比がストイキから外れ、各気筒の実際の点火時期B’が基本点火時期Bからずれる。
そこで本実施形態では、この現象を利用してばらつき異常検出をECU100により実行する。本実施形態のばらつき異常検出の概要を以下に説明する。
図5は、ストイキ制御実行中、ノック制御実行中、且つEGR無しの状態における各気筒の空燃比を示す。図示例では、#1気筒においてリーンずれ異常が生じており、#1気筒の空燃比がストイキに対しインバランス割合で−30%相当リーン側にずれている。他の#2,#3,#4気筒では、空燃比がストイキに対しインバランス割合で+10%相当リッチ側にずれている。ストイキ制御により、トータルガス(全気筒の排気ガスが集合してできたガス)の空燃比はストイキにバランスされている。
かかる空燃比ずれにより、#1気筒では実際の点火時期が基本点火時期に対し−30%相当遅角され、他の#2,#3,#4気筒では実際の点火時期が基本点火時期に対し+10%相当進角されている。
但し、この時点では、ノック制御の結果実際の点火時期がずれているのか、ばらつき異常の結果実際の点火時期がずれているのかを判別するのが困難である。そこで、EGR無し時の実際の点火時期を基準に、EGR有り時の実際の点火時期を比較する。
図6は、ストイキ制御実行中、ノック制御実行中、且つEGRが無しの状態から有りの状態に変化した直後における各気筒の空燃比を示す。この場合、図5に示した#2,#3気筒の+10%相当リッチの排気ガスがEGRガスとして各気筒に分配されるので、各気筒の空燃比はα%相当リッチ側にずれる(但しα>0)。そしてこの空燃比リッチずれに対応して、各気筒の実際の点火時期も進角側にずれる。
するとECU100は、EGR無しの状態から有りの状態に変化した前後の実際の点火時期に基づいてEGRガスの空燃比を推定する。
具体的には、図5に示すような、EGR開始直前の基本点火時期に対する実際の点火時期のずれ量を求める。これは例えば#2気筒ではΔBaである。次いで図6に示すような、EGR開始直後の基本点火時期に対する実際の点火時期のずれ量を求める。これは例えば#2気筒ではΔBbである。そして両ずれ量の差ΔB=ΔBb−ΔBaを求め、この差ΔBに基づき、所定のマップを利用して、EGRガスの空燃比を推定する。この差ΔBが空燃比ずれ量αに相当し、EGRガスの空燃比を反映した値であることが理解されるであろう。
図5及び図6の例では、空燃比ずれ量αがリッチ側であり、推定されるEGRガスの空燃比すなわち推定空燃比はストイキよりリッチである。
ノック制御の結果実際の点火時期がずれているだけならば、EGRガスの空燃比は基本的にストイキのはずなので、このようなαの空燃比ずれは起きない。ばらつき異常の結果実際の点火時期がずれているからこそ、αの空燃比ずれが起きるのである。そこでこの時点で初めて、ばらつき異常が起きていると暫定的に判断する。つまり差ΔBがゼロであればばらつき異常なし、差ΔBがゼロでなければばらつき異常ありと暫定的に判断する。これによりノック制御による点火時期のずれと、ばらつき異常による点火時期のずれとを判別ないし区別することが可能である。
ばらつき異常が起きていると暫定的に判断した後、ECU100は、推定空燃比をストイキに近づけるよう燃料噴射量を補正する。
図7は、ストイキ制御実行中、ノック制御実行中、EGR有り、且つ燃料噴射量補正終了後の状態おける各気筒の空燃比を示す。図示するように、排気ガスを取り出す#2,#3気筒に対しては、実際の点火時期を基本点火時期に近づけるよう、すなわち空燃比をストイキに近づけるよう、燃料噴射量が減量補正される。
ばらつき異常発生と判断された場合、図6に示したEGR無し且つ補正前の状態における#2,#3気筒の実際の点火時期と基本点火時期の差ΔBbは、前記推定空燃比とストイキの差を反映する値にほかならない。よってこの差を無くすよう、すなわち実際の点火時期と基本点火時期の差ΔBbを無くすよう、#2,#3気筒に対して燃料噴射量が減量補正される。
他方、エミッションの観点から、トータルガスの空燃比はストイキに保持する必要がある。よって#2,#3気筒に対する減量補正とバランスをとるように(トータルガスの空燃比をストイキに近づけるように)、#1,#4気筒に対しては燃料噴射量が増量補正される。
結果的に、#2,#3気筒の空燃比ひいてはEGRガスの空燃比はストイキとされ、そのインバランス割合は0%となる。他方、β%相当の増量補正がなされた結果、#1気筒の空燃比は−30+α+β%相当だけストイキからリーン側にずれ、#4気筒の空燃比は+10+α+β%相当だけストイキからリッチ側にずれる。
このように、ここではEGRガスをストイキにするようなフィードバック制御が実行される。ストイキでないEGRガスが吸気側に環流されてしまうと、デポジット等の異物が比較的多く含まれたEGRガスが環流されてしまい、EGR触媒18で十分処理しきれなかった場合にEGR弁20やスロットルバルブ11の閉塞の原因となる虞がある。また本来ストイキに近いEGRガスを環流させることを予定しているシステムに対し、ストイキでないEGRガスを環流させると、想定外の不具合が生じる虞がある。
本実施形態によれば、EGRガスをストイキにすることができるので、これらの問題を解消できる。
なおこの補正において、#2,#3気筒に対し増量補正する場合には、これとのバランスをとるように、#1,#4気筒に対し減量補正を行う。この補正は、ストイキ制御と協調して気筒毎に行われる。
ところで、この補正を行うと、各気筒の燃料噴射量の補正量は大きくなる。特に#2,#3気筒において、ストイキからの空燃比ずれを解消するために補正量は大きくなる。そこで#2,#3気筒の補正量に基づきばらつき異常を検出するのが本実施形態の特徴である。
図8には、補正の過程における各値の推移を示す。(A)は#2,#3気筒の点火時期、(B)は燃料噴射量補正量を示す。補正は所定の更新周期T毎に行われる。この更新周期Tは、前述の演算周期(例えば4ms)より遙かに長い期間である。(A)には、点火時期に対応した空燃比が括弧書きで示される。
時刻t1より前では、リッチ空燃比に対応して、実際の点火時期B’が基本点火時期Bより進角側となっている。そこで更新時期である時刻t1では、実際の点火時期B’が基本点火時期Bになるよう、減量側の補正量が増大され、燃料噴射量はより減量される。このときの補正量の増大量は実際の点火時期B’と基本点火時期Bの差に基づきマップ等から決定することができる。
しかしながら、こうした補正を行っても、ばらつき異常が発生していることから、何等かの原因により実際の点火時期B’が基本点火時期Bから再度進角側にずれる(時刻t2)。
すると時刻t1から更新周期T経過後の時刻t3において、再度、実際の点火時期B’が基本点火時期Bになるように減量側の補正量が増大される。この時点で、補正量の絶対値が所定の閾値以上となったので、ばらつき異常が発生したと判定する。
このように、#2,#3気筒の燃料噴射量は、実際の点火時期B’と基本点火時期Bとの差に基づき、更新周期T毎にフィードバック補正される。こうした燃料噴射量補正を実行していくと、補正量が徐々に、空燃比ずれ度合いに対応した値に向けて更新されていく。そこで補正量の絶対値が所定の閾値以上となった時点で、ばらつき異常が発生したと判定する。
この例は#2,#3気筒でリッチずれが生じている場合だが、逆のパターンで、リーンずれ異常が生じている場合も、同様のやり方でばらつき異常を検出できることが理解されるであろう。すなわちこの場合には、燃料噴射量増量側の補正量が増大され、この補正量の絶対値が所定値以上になったとき、ばらつき異常が発生したと判定する。なおここでいう補正量は加算項であり、空燃比フィードバック制御による補正後の基本噴射量に加算される値である。#2,#3気筒のうち一方がリッチずれ、他方がリーンずれの場合には、各々ずれを無くすように燃料噴射量が個別に補正される。そしていずれかの補正量の絶対値が所定の閾値以上となった時点でばらつき異常発生と判定する。
このように、本実施形態によれば、ターボチャージャを有するエンジンに好適な気筒間空燃比ばらつき異常検出装置を提供することができる。特に、高圧に耐え得る二つの空燃比センサを設ける必要がないため、コストアップを招かずに済み、本実施形態のようなツインエントリーターボチャージャを有するエンジンにとって極めて好適である。
次に、図9を用いて異常検出ルーチンを説明する。このルーチンはECU100により、例えば所定の演算周期毎に繰り返し実行される。
まずステップS101では、EGR実行中か否かが判断される。EGR実行中でなければ今回の処理を終了し、EGR実行中であればステップS102に進む。
ステップS102では、空燃比フィードバック制御実行中か否かが判断される。実行中でなければ今回の処理を終了し、実行中であればステップS103に進む。
ステップS103では、ノック制御実行中か否かが判断される。実行中でなければ今回の処理を終了し、実行中であればステップS104に進む。
ステップS104では、現時点がEGR開始直後か否かが判断される。EGR開始直後であればステップS105に進み、EGR開始直後でなければステップS105、S106をスキップしてステップS107に進む。
ステップS105では、図6に示したように、EGR開始直前直後の特定気筒(ここでは#2気筒)の基本点火時期に対する実際の点火時期のずれ量の差ΔBが求められる。そしてこの差ΔBの絶対値が所定値Xと比較される。所定値Xは、多少の誤差を許容すべく、ゼロに近い正の値に設定される。
差ΔBが所定値X未満の場合、EGRガスの空燃比はほぼストイキとみなせるから、ステップS110に進んでばらつき異常なし、すなわち正常と判定される。
他方、差ΔBが所定値X以上の場合、ステップS106において、差ΔBに基づき所定のマップを利用してEGRガスの空燃比が推定される。
ステップS107では、かかる推定空燃比をストイキに近づけるよう、特定気筒を含む全気筒に対し上述したような燃料噴射量の補正が実行される。すなわち、EGRガスを取り出す#2,#3気筒の実際の点火時期B’を基本点火時期Bに近づけるよう燃料噴射量を増量または減量補正し、この補正とバランスを取るよう、残りの#1,#4気筒に対し逆側の補正を行う。
次いで、ステップS108では、特定気筒の補正量ΔQの絶対値が所定の閾値Yと比較される。補正量ΔQの絶対値が閾値Y未満であれば今回の処理が終了される。他方、補正量ΔQの絶対値が閾値Y以上となった場合には、ステップS109においてばらつき異常ありと判定される。
なお、ステップS109の異常判定と同時に、異常の事実をユーザに知らせるべくチェックランプ等の警告装置を起動するのが好ましい。燃料噴射量補正量を加算項とせず乗算項としてもよい。
以上、本発明の好適な実施形態を詳細に述べたが、本発明の実施形態は他にも様々なものが考えられる。
例えば、筒内圧センサ21の代わりに、より一般的なノックセンサ25(図1参照)を用いてノッキングを検出してもよい。この場合、一つのノックセンサ25が全気筒に対し共通に設けられ、ノックセンサ25の検出結果に応じて全気筒の点火時期が一律に補正される。ストイキよりリーンな気筒でノッキングが起き易いため、図5の例では、#1気筒の空燃比ずれに応答して全気筒の実際の点火時期が基本点火時期より等しく遅角される。つまり図5の例では全気筒−30%相当の実際の点火時期となる。あとは同様の方法で、EGRガスの空燃比推定、燃料噴射量の補正およびばらつき異常検出が実行される。
前記実施形態では、目標空燃比をストイキとし、ストイキを基準として各処理を行った。しかしながら、例えばリーン制御を行う場合等、目標空燃比をストイキ以外とし、ストイキ以外の空燃比を基準として各処理を行ってもよい。
本発明の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本発明に含まれる。従って本発明は、限定的に解釈されるべきではなく、本発明の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 内燃機関(エンジン)
2 インジェクタ
3 点火プラグ
4 ターボチャージャ
5A 第1の導入通路
5B 第2の導入通路
7 排気通路
14 空燃比センサ(触媒前センサ)
15 触媒
16 EGR装置
21 筒内圧センサ
25 ノックセンサ
30 吸気通路
100 電子制御ユニット(ECU)

Claims (7)

  1. 多気筒内燃機関に設置されたツインエントリーターボチャージャと、
    前記ターボチャージャに排気ガスを導入する二つの導入通路のうち、一方から排気ガスを取り出して吸気通路に環流させるEGRを実行するためのEGR手段と、
    前記ターボチャージャの下流側に設置された空燃比センサと、
    前記空燃比センサの出力に基づいて空燃比を目標空燃比にフィードバック制御する空燃比制御手段と、
    前記EGRの有無に応じて基本点火時期を変更する変更手段と、
    前記内燃機関のノッキングを検出するノック検出手段と、
    前記ノック検出手段の検出結果に応じて実際の点火時期を前記基本点火時期に対し補正するノック制御を実行するためのノック制御手段と、
    前記空燃比フィードバック制御実行中且つ前記ノック制御実行中という条件下で、EGR無しの状態から有りの状態に変化したとき、その変化前後の実際の点火時期に基づいてEGRガスの空燃比を推定し、当該推定空燃比を前記目標空燃比に近づけるよう、前記一方の導入通路に接続する気筒の燃料噴射量を補正し、当該燃料噴射量の補正量に基づき気筒間空燃比ばらつき異常を検出する異常検出手段と、
    を備えることを特徴とする気筒間空燃比ばらつき異常検出装置。
  2. 前記異常検出手段は、前記補正量の絶対値が所定値以上になったとき、前記ばらつき異常ありと判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置。
  3. 前記異常検出手段は、前記燃料噴射量を補正する際、トータルガスの空燃比を前記目標空燃比に近づけるよう、他方の導入通路に接続する気筒の燃料噴射量をも補正する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置。
  4. 前記異常検出手段は、前記燃料噴射量を補正する際、前記実際の点火時期を前記基本点火時期に近づけるよう燃料噴射量を補正する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置。
  5. 前記異常検出手段は、前記燃料噴射量を補正する際、所定の更新周期毎に前記補正量を更新する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置。
  6. 前記異常検出手段は、前記EGRガスの空燃比を推定する際、EGR無しの状態における前記基本点火時期に対する前記実際の点火時期のずれ量と、EGR有りの状態における前記基本点火時期に対する前記実際の点火時期のずれ量との差に基づき、前記EGRガスの空燃比を推定する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置。
  7. 前記目標空燃比がストイキである
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の気筒間空燃比ばらつき異常検出装置。
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