JP2012114916A - セルラ無線ネットワークにおけるセル端のカバレッジ・ホールの検出 - Google Patents

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Abstract

【課題】 LTEシステムのようなセルラ無線通信システムのためのセル端のカバレッジ・ホール検出方法を提供する。
【解決手段】 セル端領域のカバレッジ・ホールは、ハンドオーバ問題により引き起こされた無線リンク障害RLFと区別するのが困難なRLFを引き起こす。当該方法は、関連する接続パターン及び位置報告と共にRLF報告を収集し(S10)、無線リンク障害が生じているセル端を横切る走行路を識別する(S20)。経路に沿って両方向に移動しているユーザからの測定報告を相互に関連付けることにより(S30)、カバレッジ・ホールに特有のパターンが識別されうるか否かが判断され(S40)、ハンドオーバ失敗の結果として生じている無線リンク障害から(S50)のカバレッジ・ホールを区別する(S60)。
【選択図】図6

Description

本発明はセルラ無線通信システムに関し、より詳細には該システムにおけるカバレッジ・ホールの検出に関する。
IEEE802.16e−2005及びIEEE802.16mのような3GPP−LTE(LTE)、WCDMA及びWiMAX規格を含むCDMAやOFDMAに基づくシステムのような現在の移動体システムでは、セルラ・ネットワークの自立的最適化は、経営者がネットワークの運営に関連する厄介なコストの幾らかを減少させ更には排除しようと考えるとき、経営者にとって重要な因子となってきている。上述の技術に関して、この種のネットワークに適用されるある語は、自己組織化ネットワーク(Self Organizing Network:SON)である。(全く等しく、本願明細書では、用語「ネットワーク」及び「システム」は、文脈から明らかに区別される場合を除き、同義的に用いられる。)
LTE及びWiMAXの両者の初期の展開段階では、例えば加入者数が少ないので、経営者が彼らのネットワークの規模を決め、計画し、最適化し及び公開するとき、経営者にとって重要な要因は無線カバレッジになる。次に、通常業務では、加入者数及び需要が徐々に増大するので、経営者は追加の無線計画及び最適化を通じて所望のレベルまで能力を増大させることに焦点を移していくだろう。
初期の展開からネットワークの成熟まで、経営者は膨大な時間と資金を費やし、カバレッジの問題のある領域内で局所的な測定から収集された運転テストデータを分析的に評価し及び計画/最適化ツールの無線パラメータを調整する多数の無線計画技術者を巻き込みながら最適化処理を通じて主要業績評価指標(KPI)を維持する。これらの最適化パラメータは、次に、LTEではO&M(パラメータ保持エンティティ)及びEM(基地局制御のための要素管理)エンティティのようなネットワーク・パラメータを保持及び制御する動作中の(live)ネットワーク内にある適切なネットワーク管理エンティティにエクスポートされる。
従って、上述の手動の処理を排除し、(人間の介在無しに)自立的/自動的に実行される最適化/パラメータ調整の数を増大し、最終的にはネットワークの営業費(OPEX)を低減することが望ましい。
自己組織化ネットワーク(SON)は、ネットワークの性能を最適化すると同時に運転テストにより消費される時間と費用を低減するための有力な解である。SONの特徴の標準化は、3GPP LTE−A規格のRelease9及びRelease10の主要な部分である。カバレッジの最適化はネットワークの最適化のための典型的な課題なので、カバレッジの最適化の必要条件である自動カバレッジ・ホール検出(CHD)は、SONの主要な特徴として認識されている。
セルラ無線システムでは、カバレッジ・ホールは、ユーザ機器(移動局)により経験される信号強度が基本的な接続を維持するのに十分でなく且つ代替セルからの如何なるカバレッジもない領域である。カバレッジ・ホールは、単一のセル内に又は隣接セル間の境界付近(若しくはセル端)に存在しうる。セル端では、特にユーザ機器があるセルから隣接セルへ移動している場合に、ユーザ機器を隣接セルの基地局に帰属させるためにハンドオーバ処理が実行される。しかしながら、ハンドオーバは以下に議論される多くの理由から失敗しうる。
カバレッジ・ホール及び失敗したハンドオーバは、ダウンリンク及び/又はアップリンクのカバレッジが不足する無線リンク障害(RLF)を経験しているユーザ機器を伴う可能性がある。RLFは現行の音声又はデータ・サービス中に空気界面の悪化により生じる。通常、例えば物理層は同期外れになったとき無線リンク障害を検出する。
本発明は、特にセル端の近くのカバレッジ・ホール、及びハンドオーバ中の他の要因を有する無線リンク障害からカバレッジ・ホールに起因する無線リンク障害を区別する方法に関する。先に進む前に、図1に関連して無線通信システムにおける標準的なハンドオーバ処理の概略を説明することは有用である。以下の概略は実際にLTE及び他の実用的な無線通信システムで実施されるプロトコルよりも簡略化されていることを強調しておく。更に、種々の形式のハンドオーバが同一の無線通信ネットワーク内で可能であってもよい。本願明細書で提示されるものは、典型的な例であり、屡々「バックワード・ハンドオーバ」と称され、ソース及びターゲット基地局がデータ損失を回避するため及び(可能な限り)サービスの連続性を確保するために協力する。
簡単な例として、図1は、それぞれユーザ機器(LTEではUEとして表される)にカバレッジ・エリア又はセルCellA及びCellBを提供する2つの基地局(LTE技術ではeNodeB)20及び30を有するネットワークを示す。ここでは簡単のため六角形のセルが示されるが、例えばLTEシステムは各六角形セルを同一のeNodeBにより供される3つのセルに分割してもよく、当業者に理解されるように実施中にカバレッジ・エリアは実際には六角形ではなく一定の形を持たない形状、可変及び重なり合っていてもよい。
ここで概略的に示されるように、CellA及びCellBはセル端ABで接合する。ユーザ機器10はこのセル端の近くに位置し、現在は基地局20によりCellA内で供されている(接続を有する)が、徐々に基地局30に向かって遠くに移動しているとする。LTEの環境では、サービング基地局20は「ソースeNodeB」と称され、基地局30は「ターゲットeNodeB」と称される。図1中の矢印「a」により示されるように、ユーザ機器は両基地局20及び30から信号を受信しうる。このような信号の性質は重要ではないが、例えば各基地局は、受信信号強度の特定の指標を決定するためにユーザ機器が検出する周期的な基準信号を送信してもよい。
図2は、これらの信号「a」のユーザ機器10により経験される受信強度をCellA及びBからの距離の関数として示す。ユーザ機器が図2中の距離の軸に沿って移動するとき、つまり基地局20から徐々に離れて基地局30へ向かうとき、ユーザ機器はCellAからの信号強度が徐々に低減し(図2の左側の曲線を参照)、CellBからの信号が徐々に強くなっていく(図2の右側の曲線)のを経験する。各信号強度曲線は、距離軸に印を付けられた交点で交差する。換言すると、この点で、各基地局からの信号強度は等しく、ユーザ機器10はどちらのセルとも接続を有してよい。
換言すると、ユーザ機器10はCellAからCellBへ「ハンドオーバ」することが可能である。しかしながら、これは交点に達すると直ちに生じるものではない。むしろ、ユーザ機器は、ユーザ機器により測定されたCellBから受信される信号強度(以下で、「隣接セル測定」)がCellAのもの(「サービング・セル測定」)を特定の差だけ超えるまで待機する。この差の1つの理由は、特に無線条件が変動しているとき又はユーザ機器が基地局に対して予測不能に動くとき、頻繁すぎるハンドオーバ(「ピンポン」ハンドオーバと称される)を回避するためである。別の理由は、高い「サービス品質」(QoS)を有するアプリケーションへの如何なる中断も防ぐためである。つまり、LTEのような無線通信システムは、ビデオをストリーミングするような実時間アプリケーションでは望ましくないユーザ機器との短時間の通信損失を伴う所謂「ハードな」ハンドオーバを用いる。
上述の差は、図2中の「ヒステリシス/オフセット」と付された垂直の矢印により示される。用語ヒステリシス及びオフセットは、以下に更に説明される。LTEシステムでは「timeToTrigger」と称される別のパラメータがある。該パラメータは測定値報告条件が特定の期間に合うことを保証するために設定可能である。図2に示される例は、timeToTriggerはゼロに設定されているとする。
ユーザ機器が基地局30に近付いているとすると、該ユーザ機器の位置は「トリガ点」と付された距離軸上の点に対応する。この点で、CellBからの信号強度はCellAからの信号強度を所要の差だけ超過する。これは、CellBへのハンドオーバを(直接的に又は間接的に)開始する。
しかしながら、例えばLTEでは、トリガ点は実際のハンドオーバの点でなくてもよい。むしろ、実際のハンドオーバの決定は、基地局20(eNodeB)により、ユーザ機器10からの情報により導かれて行われる。従って、図1の矢印「b」により示されるように、ユーザ機器がトリガ点に達した結果、ユーザ機器は、十分に高い信号強度を提供する基地局として他の基地局30を識別する測定報告をCellAの基地局20へ送信する。換言すると、測定報告「b」は基地局30をハンドオーバのタ―ゲットとして識別する。この測定報告に応答して、基地局20は、基地局30にハンドオーバの準備をさせるために、ハンドオーバ(HO)要求信号「c」を基地局30へ送信する(必ずしも無線である必要はない)。
一方で、HOコマンド「d」は基地局20からユーザ機器へ送信される。このコマンド(及びユーザ機器の対応する位置)のタイミングは、ハンドオーバ決定位置と考えられる。便宜のため、しかしながら、図2に示されるトリガ点はハンドオーバ点として取り扱われてもよい。
UEはターゲットeNodeBとの同期化を行い、RACH(Random Access CHannel)手順を介してターゲットeNodeBにアクセスする。ターゲット・セルへのアクセスが完了したとき、UEはRRCConnectionReconfigurationCompleteメッセージを発行してハンドオーバを確認する。このメッセージはターゲット・セルであるCellB(今はソースになっている)により受信される。これは、無線アクセスの観点からHO手順の完了を示す。このようにハンドオーバの成功は、ユーザ機器にサービスの最小限の中断及びネットワークでの最小限のオーバーヘッドで通信を続けさせる。全てのハンドオーバが成功するわけではないが、以下に詳細に議論されるように、ハンドオーバの試みがターゲット・セルに対して早過ぎ又は遅過ぎて、RLFを引き起こしうる。これらは以下で「(純粋な)ハンドオーバの問題」と称される。失敗したハンドオーバは、サービスの中断、データ損失及び/又はネットワークから若しくはネットワークへのデータの再送の必要を伴ってもよい。
セル端は、カバレッジ・ホール検出の特に困難な領域である。カバレッジ・ホールの結果として、無線リンク障害(RLF)になり、セル端でRLFの共通する原因はハンドオーバの問題でありうる。従って、カバレッジ・ホールはセル端では容易にハンドオーバの失敗として解釈されうる。この状況では、セル端でカバレッジ・ホールとハンドオーバ失敗の問題とを区別できる強靱な方法を有することが重要である。
本発明の第1の態様によると、無線通信ネットワーク内のカバレッジ・ホールを検出する方法が提供される。該無線通信ネットワークは、セル端で互いに隣接する第1及び第2のセルを定める個々の基地局を有し、基地局は、複数のユーザ機器との無線リンクを維持し、少なくとも幾つかの該ユーザ機器は、同一の経路に沿って反対方向に前記セル端を横切り、当該方法は、前記ユーザ機器から前記基地局へ送信された関連情報と共に無線リンク障害を示す報告を収集する段階、前記関連情報に基づき前記収集された報告をフィルタリングして、前記セル端を同一の経路に沿って反対方向に横切るユーザ機器からの報告を識別する段階、識別された前記報告を比較して、同一の経路に沿って反対方向に前記セル端を横切るユーザ機器の間で無線リンク障害のパターンを決定する段階、及び前記比較に基づき、前記経路上にカバレッジ・ホールが存在するか否かを判断する段階、を有する。
上述の方法で、望ましくは、前記関連情報は、前記無線リンク障害の前又は後の1又は複数のタイミングにおける前記ユーザ機器の位置を示す。前記一は、LTEのRelease10のUEのような適切に装備されたユーザ機器により報告される。
上述の方法で、望ましくは、前記関連情報は、前記ユーザ機器の前記基地局との接続シーケンスを示す。前記接続シーケンスは、ユーザ機器が無線リンク障害の前後で通信している基地局を識別しうる。従って、1つより多い基地局により集められた情報に基づいてもよい。
前記セル端を横切る方向は、どちらの情報が利用可能か又は最も迅速に利用可能かに依存して、連続するタイミングの前記ユーザ機器の位置から及び/又は接続シーケンスから推定される。
当該方法の一実施形態では(RLFに関連するユーザ報告では)、前記フィルタリングは、位置に基づき、前記比較は、前記セル端を横切る方向とフィルタされた報告に関連する接続シーケンスとを相互に関連付ける段階を有する。換言すると、カバレッジ・ホールの存在を示すために、所与の領域から発生している報告が識別され、それらのうち、該領域を反対方向に横切るユーザ機器の接続シーケンスが相互に関連しているか又は一致するか否かが決定される。ここで、「相互に関連する」は、例えば反対方向のユーザ機器が、該ユーザ機器の接続シーケンスの点で無線リンク障害を経験していることを示し、これは或る方向ではハンドオーバの前、そして反対方向ではハンドオーバの後のように、障害が同様の位置で生じたことを示す。
当該方法の別の実施形態では、前記フィルタリングは、前記セル端を横切る方向及び接続シーケンスに基づき、前記比較は、フィルタされた報告に関連する位置を相互に関連付ける段階を有する。換言すると、反対方向で「一致する」RLFの候補が先ず識別され、これらは特定の位置を指し示すか否かを確かめるために調べられる。
位置情報は、無線リンク障害を示す報告とは別に送信された報告から集められてもよい。例えば、ユーザ機器により該ユーザ機器のサービング基地局へ該ユーザ機器の該サービング基地局及び近隣基地局からの信号強度を示すために送信された測定報告が、前記情報を有してもよい。
望ましくは、前記基地局は、各報告が接続されているユーザ機器及び該報告を送信している基地局を識別するように、無線リンク障害を示す報告をネットワーク内の別のノードに送信する。
前記無線リンク障害を示す報告は、開始されたが不成功だったハンドオーバに応答して生成され、該不成功だったハンドオーバに関連する接続シーケンス又は前記不成功だったハンドオーバに関連するパターンを示す情報を含む報告、及び成功したハンドオーバの直ぐ前又は後に生成され、該成功したハンドオーバに関連する接続シーケンスを示す情報を含む報告、のうちの1又は複数を有してもよい。
上記何れかの方法は、前記セルはeNodeBにより提供されるLTEに基づくネットワークに適用されてもよく、無線リンク障害を示す報前記告は、RLF報告及びRRC Connection Reestablishment Requestのうち少なくとも1つを有する。
当該方法はeNodeBから前記報告及び関連情報を収集するSONサーバにより実行されてもよい。
本発明の第2の態様によると、上記何れかの方法を実行するよう構成された無線通信システムが提供される。
本発明の第3の態様によると、当該方法で用いられるSONサーバが提供される。SONサーバはソフトウェアで記述されたSONアルゴリズムを実行する汎用コンピュータであってもよい。しかしながら、SONサーバは単一の独特なハードウェア・エンティティである必要はなく、LTEネットワークの可能なeNodeBを含むネットワーク内の複数のノード間に分散されてもよい。
更なる態様は、LTE eNodeBのような基地局であり、上述の方法で用いられる報告をSONサーバのような無線通信ネットワーク内の別のエンティティに供給するよう適応される。
上述の何れの態様でも、種々の特徴はハードウェアで、又は1又は複数のプロセッサで実行するソフトウェア・モジュールとして実施されてもよい。
ソフトウェアは、本願明細書に記載された方法の何れかを実行するプログラムを格納しているコンピュータ可読媒体のようなコンピュータ・プログラム・プロダクトの形式で提供されてもよい。本発明を具現化するコンピュータ・プログラムは、非一時的コンピュータ可読媒体に格納されるか、又は例えばインターネットのウェブサイトから提供されるダウンロード可能なデータ信号のような信号の形式であってもよく、又は他の如何なる形式であってもよい。
上述の態様の何れか又は全ての特徴及び好適な特徴は、結合されてもよい。
単なる例として、添付の図面を参照する。
無線通信ネットワーク内の2つのセルAとBとの間のハンドオーバを概略的に示す。 セルAとBとの間のセル端の近くのUEについての受信信号強度及び距離の曲線のグラフである。 図2と同様のグラフであるが、異なるUEについての信号強度曲線の範囲を示す。 セルAとBとの間のセル端の近くの3つのカバレッジ・ホールのシナリオを示す。 セル端の近くのカバレッジ・ホールを通過するUEのイベント・シーケンス(接続パターン)を概略的に示す。 本発明を実施する方法のフローチャートである。
以下では、3GPP LTEシステムが本発明の実施形態を提示する背景として用いられる。しかしながら、LTEシステムは純粋に例として供され、本発明は方法を実行するために適切な情報が利用可能な如何なる他の無線ネットワークにも適用されうることに留意すべきである。
本発明を具現化する方法を説明する前に、セル端でのハンドオーバの実行に関する更なる予備知識が与えられる。
図1及び図2に関連して簡略化された用語で既に議論されているLTEハンドオーバ手順では、ソースeNodeBは測定制御メッセージでUEのために測定手順を設定する。これらのメッセージは、測定報告(図1のメッセージ「b」)を提供するためにUEに対して満たされるべき信号強度の特定の閾(オフセットを含む)を有する。報告条件が満たされると、UEは測定報告をソースeNodeBに送信する。ソースeNodeBは、ハンドオーバ要求を測定報告の中で識別されたターゲットeNodeBに送信することにより、ハンドオーバ処理を開始する。
ソースeNodeBに送信されるべき測定報告の共通のトリガは、所謂A3イベントである。A3イベントは、(近隣セル測定)+(セル及び周波数固有オフセット)−(ヒステリシス)が(サービング・セル測定)+(セル及び周波数固有オフセット)+(ユーザ固有オフセット)よりも大きくなったときに満たされる。ユーザ固有オフセットは、各ユーザに提供されるサービス品質を区別するのを助ける。例えば、高いQoSを要求するUEは、高いオフセットを有し、ハンドオーバでピンポン効果に苦しまないことを保証する。ヒステリシス値も、特定のユーザ毎に可変である。
一方で、同様の場所に居る2つのUEに対して測定された信号強度は、同一でないだろう。RSRP(Reference Signal Received Power)は平均信号強度測定値であり、瞬間測定値及び測定誤差の変動のために変化するだろう。RSRPは、dBm(つまり絶対)単位の絶対信号電力測定値である。代案としてReference Signal Received QualityであるRSRQがある。RSRQは、近隣セルからの干渉も考慮した相対電力測定値(又は信号品質測定値)である。この測定は、dB(つまり相対)単位で行われる。従って、本願明細書では、「信号強度」という表現は、信号強度の絶対及び相対測定値の両方を包含する。
上述の効果により、相対信号強度グラフ上のHO決定点は、個々のUEによって変わる。
つまり、図3に示されるように、測定された信号強度曲線(集合的にCellAに対してはRSRP_A、CellBに対してはRSRP_Bと示される)及び個々のオフセット/ヒステリシス値は、UE毎に変わる。これは、CellAからCellBへ移動しているUEのハンドオーバ点の分布を与える。ユーザ固有オフセット及びヒステリシスは図3中にos1、os2及びos3により示される。反対方向に移動しているUE(換言するとCellBからCellAへの接続パターンを有するUE)のシナリオは、同一である。従って、図3中に破線と破線の間の距離軸の部分として示されるような集合的なハンドオーバ領域がある。
RLFが特定のセル端から繰り返し報告されるとき、eNodeBはオフセット値を変更してRLF問題を試し解決するのが通常である。RLFがハンドオーバの問題による場合、オフセット(つまり測定設定)の変更はハンドオーバ問題を解決する。最初に、RLFイベントの発生は誤ったパラメータ設定により高くなりうるが、調整がより正確になると、RLFイベントは無視できるようになる。逆に、可能なオフセット(及びヒステリシス)値の全範囲及び両方の移動方向では、一定のRLFイベントが残っているのが観察される。従って、その特定のセル端にカバレッジ・ホールが存在することが明確に検出されうる。ヒステリシス及び/又はオフセットをこのように変更することは、以下では「調整する」と表される。
本発明の方法は、特にセル端領域のカバレッジ・ホール検出に関する。「セル端」により意味されるのは、既に述べたように、UEが1つより多いeNodeBからの(つまりソース又はサービングeNodeB及び1又は複数の近隣eNodeBからの)信号を測定できる領域である。UEは反対の経路(以下、「走行路」と称される)、に沿ってセル端を横切っているとする。例えば高速道路で両方向に移動している車両である。方法の重要な特徴は、所与の場所に対して無線リンク障害報告を累算し、それらをUEの移動方向によりフィルタし(移動方向は連続する測定報告の位置情報を抽出することにより又は後述する接続パターンにより識別されうる)、そして反対方向のイベントのシーケンスを相互に関連付けることである。RLFをもたらす特定のパターンのUEの(eNodeBとの)接続がこの相互関係から生じる場合、カバレッジ・ホールは向上した信頼のレベルで検出されうる。
UEは、セル端領域に入ると、測定報告を該UEのサービングeNodeBに定期的に提供するだろう。LTE Release9規格(例えば参照されることにより本願明細書に組み込まれる3GPP Technical Specification TS36.331「Radio Resource Control Protocol Specification」、v9.2.0、2010年3月を参照)では、UEがサービングeNodeBに測定値を提供するとき、5個のイベントが文書化されている。既に述べたように、近隣セル信号強度がオフセット+ヒステリシスだけサービング・セルの信号強度より高くなったとき、サービング・セルは近隣をハンドオーバのターゲット・セルとして選択し、ハンドオーバ手順を開始する。測定は、SONを目的としても設定されうる。UEがRLFに苦しむとき、UEがRLFイベントの後に接続するeNodeBに対してRLF報告が行われる。要求されることは、カバレッジ・ホールの結果として生じたRLFを識別すること、及び該RLFをハンドオーバ失敗から区別することである。測定値及びRLF報告は、カバレッジ・ホールを識別するためにSONサーバ(以下を参照)で累算され処理される。
図4に示されるような、それぞれ対応する基地局20、30及び40を有する3つの六角形セルCellA、CellB及びCellCを有するマクロ・セルラ・レイアウトを検討する。ユーザ機器UE1を持ち運ぶユーザ及びユーザ機器UE2を持ち運ぶユーザは、走行路に沿って移動し、そうしているうちにCellAとCellBとの間のセル端ABを互いに向かい合う方向に横切る。セル端を横切って走る走行路は、例えば道路又は鉄道Rに沿っていてもよい。勿論、同一のセル端を横切る及び/又は同一のセルと他のセルとの他のセル端、例えばCellAとCellCとの間のセル端ACを横切る幾つかの異なる走行路があってもよい。近くには高い建物50があり、無線信号を遮り、それぞれ以下で議論されるカバレッジ・ホールC1、C2又はC3を生じる。これらのカバレッジ・ホールはここでは本発明を説明するために代案として説明されるが、1つより多いこのようなカバレッジ・ホールが同時に存在することも可能である。
このセル・レイアウトの中の大部分のハンドオーバはこれらの走行路に沿って生じるとする。本発明の方法は、測定値と両方向の走行路上の(例えばRLF報告を通じた)RLFの相関を含む。この処理は、正確な位置推定に助けられ、LTE−A規格のRelease10のMinimization of Drive Test(MDT)仕様(参照することにより本願明細書に組み込まれる3GPP Technical Specification TS37.320、「Radio Measurement Collection for Minimization of Drive Tests;Overall description」、v0.3.1、2010年4月を参照)で利用可能になるだろう。複数の走行路及び場合により所与のセル端を横切る複数のカバレッジ・ホールがあるとき、位置情報は、特定のRLFイベントを特定の走行路に割り当てるために用いられる。
位置情報は、定期的に生成される測定報告の一部であってもよい。例えば、UEがセル端で生成する信号強度報告の一部でありうる。正確なRLF点での位置報告は利用可能でないが、RLFの前後の位置報告から、ユーザの経路及び方向が識別されうる。
特に忙しい時間帯に走行路を2つの方向に移動しているUEの数には非対称性がありうる。本例では、RLF情報も非対称である。これを扱うために、カバレッジ・ホールを識別するために両方向の結果を相互に関連付ける前に、RLF報告は報告のサンプル・サイズに関して正規化されうる。
RLF報告は無線リンク障害を識別する1つのやり方に過ぎないことに留意すべきである。RLF報告が利用可能でない場合、無線リンク障害を識別するためにRRC Connection Reestablishment Requests又は他の方法が用いられうる。UEは、RLFに苦しんでいるとき、移動性に起因するアイドル・モードに行くことなくeNodeBに再接続することができる。これは、LTE仕様がUEが接続の復旧を試みるのに最大30sを許容するので(所謂T311タイマを通じて。詳しくは例えば参照されることにより本願明細書に組み込まれる文献「LTE:The UMTS Long Term Evolution」、S Sesia他、section3.2.3、Wiley Pubilishers、2009を参照)、走行路を高速で動くユーザの場合には妥当な想定である。
セル端ABのハンドオーバ領域は、点線で記される。これは、既に述べたようにハンドオーバに関連するヒステリシス値があるので、単一の交差線というよりは領域である。ヒステリシスは、セル端で如何なるピンポン(繰り返される)ハンドオーバもないことを保証する。従って、ハンドオーバは、通常、ターゲット・セルの信号強度がソース・セルより良好なオフセット+ヒステリシスであるとき、ターゲット・セルの内側で生じる。
セル端に3つの可能なカバレッジ・ホールが存在し、検出方法は以下に議論される。
<HO領域前のカバレッジ・ホール>
図4のUEが現在CellAのeNodeB 20との無線リンクを有するとする。この場合、CellAはUEの「サービング・セル」と称される。また、例えば建物50の妨害の結果、図4のハンドオーバ領域のCellAの側にカバレッジ・ホールが存在する。このシナリオは図4のC1として示される。A→Bと、換言するとCellAからCellBへ移動しているユーザ(図1のUE1)では、HO処理がサービングeNodeB20により開始される前に、カバレッジ・ホールが生じるだろう。RLFの後、UEはCellAのサービングeNodeB20との接続を復旧するか、又はeNodeB30からの信号の方が強い場合には近隣のCellB内のeNodeB30に接続するだろう。UEは、NodeB20に接続する場合、直ぐにHO領域に入り、HO処理が再び開始され、その結果UE1はeNodeB30に接続するだろう。正確な位置情報(これはLTEのRelease10のMDTの下で利用可能になるだろう。上述の文献TS37.320を参照。)により、eNodeB20はHO領域の直前に生じるRLFイベントのログをとることができる。
図5は、このシナリオの例である「イベント・シーケンス」を示す。ここで水平軸は距離(又は代案として一定速度のUEを想定して、時間)を表す。対応するイベント・シーケンスは、後述される他のシナリオでも存在しうる。
図5に示されるように、イベント・シーケンスはUE1を含む。UE1は最初にCellAと通信していて、(恐らくカバレッジ・ホールのために)対応するeNodeB20との無線リンクを失い、次にCellAとのRRC Connection ReEstablishment手順を実行し、その後間もなく既に説明したようにCellAのeNodeB20がUEを近隣のCellBのeNodeB30に渡す、このように、イベント・シーケンスはUEの「接続パターン」又は「接続シーケンス」である(又はそれらを有する)。この接続パターン(CellA→RLF→CellA→CellB)は、特にソースeNodeB20が信号測定の後にハンドオーバすることを決定する場合に、UEの移動の方向を識別するために用いられてもよい。或いは、UEの移動の方向を決定するために連続する位置報告が用いられてもよい。
通常の動作モードでは、eNodeB20は遅過ぎるハンドオーバ又は幾つかの場合には早過ぎるハンドオーバによりRLFが引き起こされると解釈し、ハンドオーバ点を変更することにより(同一の経路上の他のUEに対して)これを改善しようとするだろう。これは既に説明したようにHOパラメータ(ヒステリシス及び/又はオフセット)を「調整」することにより行われる。このシナリオでは、しかしながら、RLF位置でUEを支援するのに十分な信号強度を維持するにはeNodeB30が遠過ぎるので、これは問題を解決しないだろう。(ハンドオーバが問題を解決する場合には、カバレッジ・ホール問題を有さない。)従って、RLF問題が存続する。
本発明を具現化する方法は、道路を逆方向に移動しているUE(例えば図4のUE2)の接続パターンを検討し、2つの向かい合う方向で生じているイベントを相互に関連付ける。カバレッジ・ホールがC1にある場合、UE2はeNodeB30からeNodeB20へのハンドオーバを行い成功し、そしてRLFに苦しむだろう。RLFがハンドオーバの前に発生するとき、このRLFに至るパターンは、逆方向(UE1、A→B)のRLFパターンに関連付けられうる。位置情報で、これらのイベントが同一の経路上で発生していることを推定しうる。(RLFの点における位置情報はeNodeBへ返送されなくてもよいが、RLFイベントの前後の位置は推定されうる。)これは、自身により受信された報告を収集し情報をネットワーク内のSONサーバに提供しているeNodeB20により行われる。SONサーバは以下に説明するように報告を収集し、フィルタし、一致させる。
この処理は、UE1及びUE2のためだけではなく、eNodeBがハンドオーバ問題を解決しようとするとき、多くのUE及びHOパラメータの種々の設定のために実行される。従って、カバレッジ・ホール検出器は、RLF報告(又は他のRLFの指標)の単一のセットに頼るのではなく、長期に渡り報告を集め、パターンを探し、通常動作モードにあるeNodeBにより実行されたHOパラメータの「調整」を利用する。2方向のRLF報告が比較されるとき、C1にカバレッジ・ホールが存在する場合に明らかなパターン、換言すると相関が現れる。この相関はカバレッジ・ホールの正確な検出を可能にする。
<HO領域内のカバレッジ・ホール>
このシナリオは図4のC2として示される。この場合、サ―ビングeNodeB20とターゲットeNodeB30の両方が高い建物50による妨害により遮られ、カバレッジ・ホールC2を生じると想定する。(1つのeNodeBのみが遮られる場合、カバレッジ・ホールはハンドオーバ・パラメータを再調整することにより簡単に補償されうる。)UE1がこのカバレッジ・ホールの中へ移動している場合には、RLFはHO処理が開始された後直ぐに生じるだろう。UEは測定報告を提出していてもよいが、eNodeB20は最終的なHOコマンドを発行していなくてもよい。この状況では、UE1は近隣のeNodeB30に再接続するだろう。
次に、同一の走行路に沿って逆方向に移動しているユーザを検討する。UE2はハンドオーバ処理がサービングeNodeB30により開始された後直ぐにRLFに苦しむだろう。UE2はRLFの後にeNodeB20に再接続するだろう。両方のeNodeBはカバレッジ・ホールにより影響を受けるので、ハンドオーバ・パラメータの再調整は何れの方向のRLF問題も解決しないだろう。両方向のRLF報告を相互に関連付けることにより、カバレッジ・ホールが検出されうる。この双方向のRLFイベントの相関がないと、明らかにこのイベントはハンドオーバ失敗で通用するだろう。
<HO領域後のカバレッジ・ホール>
図4は、セル端ABの辺りのハンドオーバ領域のCellB側に向かって位置するカバレッジ・ホールC3を示す。UE1(CellA→B)に対し、RLFはeNodeB20からeNodeB30へのハンドオーバの成功の後に生じるだろう。これは、UE2がC1におけるカバレッジ・ホールの場合に経験するのと同一のイベント・パターンである。UE2と同様に、C3におけるRLFはハンドオーバの直前に生じ、UE1はサービングeNodeB30又はターゲットeNodeB20に再接続するだろう。これは、カバレッジ・ホールがC1にあるときUE1により経験されるのと同じイベント・パターンである。従って、両方向のRLF報告のセットが相互に関連付けられるとき、C3におけるカバレッジ・ホールが識別されうる。
本発明を適用する検出アルゴリズムの大まかなやり方は、図6のフローチャートで与えられる。纏めると、アルゴリズムは、関連する接続パターン及び位置報告と共にRLF報告を収集し(S10)、無線リンク障害が発生しているセル端を横切る走行路を識別する(S20)。経路に沿って両方向に移動しているユーザからの測定報告を相互に関連付ける(S30)ことにより、カバレッジ・ホールに特有のパターンが識別されうるか否かが判断され(S40)、ハンドオーバ失敗の結果として生じている無線リンク障害(S50)からカバレッジ・ホールを区別する(S60)。
段階S10で、SONサーバはネットワーク内のeNodeBから情報を集める。RLF報告は関連する接続及び位置報告と共に収集される。位置報告の可用性は、未だ完成してないLTE Release9及び10の標準化作業に含まれるイベント・シーケンスに依存する。例えば、図4のC1のようなカバレッジ・ホールの場合では、図5に示されるイベント・シーケンスが適用可能だが、位置報告はRLFの前後の両方で水平の実線の何処でも発行されうる。しかしながら、位置報告はRLF報告と独立に及び別のタイミングで発行されることが期待される。例えば、位置報告は、サービング及び近隣のeNodeBからのUEの受信信号強度の測定報告と組み合わされてもよい。何れの場合にも、報告は、例えばUEに割り当てられた無線ネットワーク識別子を用いることにより関与すし及びUEにより発行された報告に(明示的又は暗示的に)含まれる特定のUEを識別するための何らかの形式のIDを含む。
SONサーバは1つより多いeNodeBからの報告を収集し、報告に含まれるeNodeBの情報を識別することは、特定のUE報告を該UE報告が収集されたeNodeBまで辿ることを可能にする。通常、特定の経路に沿って向かい合う方向に移動しているUEからの報告の相関は、情報が2つのeNodeBから収集されることを要する。2以上のセルが接触するセル端(もっと正確に言えば、角)ではSONサーバは2つより多いeNodeBからの報告に頼らなければならないような場合がある。この段階は、統計的に意味のあるデータ・セットを集めるために必要な期間中、続けられてもよい。
段階S20は、SONサーバが段階S10から集められた情報を処理又は「フィルタリング」する段階を有する。これは、特定のセル端について、(可能な多くの中で)RLFが生じているセル端にある特定の経路を識別する。また、次の段階で用いられるために、方向情報がここで得られるべきである。接続報告(換言するとeNodeBが接続されているUEからの報告、及びRLFが生じているか否か)及び/又は位置報告は、所与のUEの移動の方向を決定するためにSONサーバにより用いられてもよい。1又は複数のこのような経路及びセル端は、この段階で検討されてもよい。
段階S30で、同一の走行路を異なる方向に移動しているUEに関連する、フィルタされた報告は、相互に関連付けられる(比較される)。これから、段階S40は、(肯定的な)相関が存在するか否か、換言すると走行路に沿ってある方向に移動しているUEからの報告が反対方向のUEからの報告と一致するか否かを判断する。例えばC1型のカバレッジ・ホールの場合には、相関(一致)は、CellA→Bからの走行路Rに沿って移動しているユーザに対するハンドオーバの前のRLF報告と共に、同一の走行路に沿って反対方向に移動しているユーザに対するハンドオーバの後のRLF報告が存在する場合に存在する。十分な期間に渡るRLF報告の収集は、異なるHO設定を有するRLF報告に同時にRLFを報告させる。これは本来、カバレッジ・ホールの強力な兆候であり、両方向で関連付けられたとき、パターンが出現する場合には、カバレッジ・ホールの存在の信頼を有意に向上する。ここで、推測されたカバレッジ・ホールの信頼のレベルを決定するために、例えば上述の一致する報告の比率をその走行路又はそのセル端についての全てのRLF報告の合計として考えることにより、相関の強さが考慮されてもよい。
S40の結果が如何なる明確なパターンもない場合(S40でNo)、RLFはカバレッジ・ホール以外の何らかの理由によるものと結論づけられる(S50)。他方で、(相関の程度又は強さについて如何なる所望の条件で)パターンが存在することが分かった場合、これはRLFの前後の位置報告により定められる領域内のカバレッジ・ホールの指標と見なされる(S60)。
上述のアルゴリズムの変形として、S20及びS30は交換されうる。つまり、S20は代案として反対方向の移動と似ているRLFパターンをフィルタリングする段階を有してもよく、次に段階S30で位置情報を相互に関連付ける。位置情報が単一の位置を示す場合、カバレッジ・ホールが検出されうる。
アルゴリズムの更なる変形は、「CellAからCellBへ」のような正確な接続パターンというより(接続パターンから得られた)移動の方向に依存してカバレッジ・ホールを証明する。これは、カバレッジ・ホールが所与の方向で1つより多い接続パターンを生成する場合に有益である。しかしながら、これは非常に正確な位置情報を必要とする。
例は、セルの角(3つのセルが接触する場所)で走行路及びカバレッジ・ホールが存在する場合である。経路は、CellAからCellCであってよいが、CellBも隣接している。従って、接続パターンはA→C、A→B→C、A→C→B→C等である。勿論、RLFを伴う接続パターンのみが本発明の対象である。
RLF報告は無線リンク障害を識別する唯一のやり方であることに留意すべきである。RLF報告が利用可能でない場合、RRC Connection Reestablishment Request又は他の方法が無線リンク障害を識別するために用いられうる。
上述の方法を実施するため、特定の形式のSON管理機能がネットワークに組み込まれなければならない。これが備わっている場所は本発明を理解する上で重要ではないが、便宜上、比較的高いレベルのネットワークに取り付けられたSONサーバがあるとする。これは、通常、SONアルゴリズムを実行する汎用コンピュータである。代案として、SON機能は例えばeNodeBの間(及び/又はeNodeBを制御する所謂、移動管理エンティティMMEの間)に分散されてもよい。
上述の方法によりカバレッジ・ホールの存在を識別すると、SONサーバは、例えば補償するために特定の方法でeNodeBにそれらの設定を変更するよう指示することにより、及び/又は人間の管理者に措置を講じるよう促すことにより、特定の形式の是正措置を行ってもよい。
本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
上述の説明はカバレッジ・ホールの検出について言及したが、本発明はカバレッジ・ホール自体の単なる検出よりも広範である。例えば、カバレッジ・ホール自体の存在は既に分かっているが、その程度又は特定の時点における重大度を測定することが望まれてもよい。このように、一般化すると、本発明が提供するものは、必ずしもカバレッジ・ホールの検出ではなく(又は単なる検出ではなく)、カバレッジ・ホールに関する情報も提供する。
上述の詳細な説明は例としてLTE無線通信システムについて言及したが、これは必須ではなく、同一の技術は、位置情報が移動局から与えられ反対方向に移動しているユーザからのデータの分析がカバレッジ・ホールに関する情報を生成すると期待される如何なる種類のシステムにも適用されうる。特許請求の範囲の用語「ユーザ機器」は、通常WiMAXではMS及びLTEではUEにより表される移動局を含み、無線通信システムで用いられる如何なる種類のポータブルな加入者局も包含するよう意図される。
上述の説明では、UEは間を置いて位置報告を発行し、UEの移動の方向が連続する位置報告から推定されるとした。しかしながら、(eNodeBから収集された情報を通じてSONサーバに知られる)UEの接続パターンは、代案として移動の方向を見出すために用いられてもよい。更に、UEが報告の一部として該UEの速度を報告した場合、これは移動の方向を直接的に決定させる。
上述の実施形態では、位置情報は無線通信システムの通常動作で定期的に生成される測定報告の一部であってもよいと述べた。しかしながら、UEがSONの目的のために追加の測定報告を送信するよう要求される特別なSONモードでシステムを運用し、例えばRLFを経験しているUEの更に正確な位置を考慮に入れることも可能である。このような動作モードは、周期的又は必要に応じて実施され、UEの不要な電力消費を回避しうる。
既に述べたように、通常のeNodeBの動作は、RLFが特定の場所で繰り返された場合に、HOパラメータを調整する。また、各UEのHOパラメータは(僅かに)異なり、これはRLF報告内の広範囲のHOパラメータを与える。しかしながら、必要に応じてSONサーバが、カバレッジ・ホール検出を目的として、例えば通常のステップよりも大きいステップでHOパラメータを変えてカバレッジ・ホールと純粋なハンドオーバの問題との間の違いを強調することにより、eNodeBに追加の「調整」を実行するよう指示することも可能である。
このように、纏めると、本発明の実施形態はセルラ・ネットワークのセル端領域におけるカバレッジ・ホール検出のSON機能に関する。セル端領域にあるカバレッジ・ホールはハンドオーバ問題による無線リンク障害との両義性を有する。本発明は、セル端を横切り両方向に移動しているユーザからの測定報告を利用することを提案する。ユーザの報告と該ユーザの移動の方向とを相互に関連付けることにより、カバレッジ・ホールに特有の特定のパターンが識別されうる。これは、両義性を低減し、カバレッジ・ホールをハンドオーバ失敗の結果として生じている無線リンク障害から区別するのを助ける。
このように、本発明の実施形態は、特に扱い難い領域であるセル端におけるカバレッジ・ホール検出問題のための解決策を提供する。セル端では、カバレッジ・ホールはハンドオーバ問題と直ちに混乱されうる。本発明は、移動ユーザからの双方向の情報の使用を通じてカバレッジ・ホールを識別する強靱な方法を提供する。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 無線通信ネットワーク内のカバレッジ・ホールを検出する方法であって、
該無線通信ネットワークは、セル端で互いに隣接する第1及び第2のセルを定める個々の基地局を有し、
基地局は、複数のユーザ機器との無線リンクを維持し、
少なくとも幾つかの該ユーザ機器は、同一の経路に沿って反対方向に前記セル端を横切り、
当該方法は、
前記ユーザ機器から前記基地局へ送信された関連情報と共に無線リンク障害を示す報告を収集する段階、
前記関連情報に基づき前記収集された報告をフィルタリングして、前記セル端を同一の経路に沿って反対方向に横切るユーザ機器からの報告を識別する段階、
識別された前記報告を比較して、同一の経路に沿って反対方向に前記セル端を横切るユーザ機器の間で無線リンク障害のパターンを決定する段階、及び
前記比較に基づき、前記経路上にカバレッジ・ホールが存在するか否かを判断する段階、
を有する方法。
(付記2) 前記関連情報は、前記無線リンク障害の前又は後の1又は複数のタイミングにおける前記ユーザ機器の位置を示す、
ことを特徴とする付記1に記載の方法。
(付記3) 前記関連情報は、前記ユーザ機器の前記基地局との接続シーケンスを示す、
ことを特徴とする付記1又は2に記載の方法。
(付記4) 前記セル端を横切る方向は、連続するタイミングの前記ユーザ機器の位置から推定される、
ことを特徴とする付記2に記載の方法。
(付記5) 前記セル端を横切る方向は、接続シーケンスから推定される、
ことを特徴とする付記2に記載の方法。
(付記6) 前記フィルタリングは、位置に基づき、
前記比較は、前記セル端を横切る方向とフィルタされた報告に関連する接続シーケンスとを相互に関連付ける段階を有する、
ことを特徴とする付記2又は3に記載の方法。
(付記7) 前記フィルタリングは、前記セル端を横切る方向及び接続シーケンスに基づき、
前記比較は、フィルタされた報告に関連する位置を相互に関連付ける段階を有する、
ことを特徴とする付記2又は3に記載の方法。
(付記8) 前記ユーザ機器の位置は、無線リンク障害を示す報告とは別に送信された報告に含まれる、
ことを特徴とする付記2に記載の方法。
(付記9) 前記基地局は、各報告が接続されているユーザ機器及び該報告を送信している基地局を識別するように、無線リンク障害を示す報告をネットワーク内の別のノードに送信する、
ことを特徴とする付記1乃至8の何れか一項に記載の方法。
(付記10) 前記無線リンク障害を示す報告は、
開始されたが不成功だったハンドオーバに応答して生成され、該不成功だったハンドオーバに関連する接続シーケンスを示す情報を含む報告、及び
成功したハンドオーバの直ぐ前又は後に生成され、該成功したハンドオーバに関連する接続シーケンスを示す情報を含む報告、
のうちの1又は複数を有する、
ことを特徴とする付記1乃至9の何れか一項に記載の方法。
(付記11) 前記セルはeNodeBにより提供されるLTEに基づくネットワークに適用され、
無線リンク障害を示す報前記告は、RLF報告及びRRC Connection Reestablishment Requestのうち少なくとも1つを有する、
ことを特徴とする付記1乃至10の何れか一項に記載の方法。
(付記12) 当該方法はeNodeBから前記報告及び関連情報を収集するSONサーバにより実行される、
ことを特徴とする付記11に記載の方法。
(付記13) 付記1乃至12の何れか一項に記載の方法を実行するよう構成された無線通信システム。
(付記14) 付記11に記載の方法で用いられるSONサーバ。
(付記15) ソフトウェアであって、
コンピュータにより実行されると、該コンピュータを付記14に記載のSONサーバを提供するよう構成する、
ことを特徴とするソフトウェア。
10 ユーザ機器
20、30、40 基地局
50 建物
AB、BC、AC セル端
C1、C2、C3 カバレッジ・ホール

Claims (10)

  1. 無線通信ネットワーク内のカバレッジ・ホールを検出する方法であって、
    該無線通信ネットワークは、セル端で互いに隣接する第1及び第2のセルを定める個々の基地局を有し、
    基地局は、複数のユーザ機器との無線リンクを維持し、
    少なくとも幾つかの該ユーザ機器は、同一の経路に沿って反対方向に前記セル端を横切り、
    当該方法は、
    前記ユーザ機器から前記基地局へ送信された関連情報と共に無線リンク障害を示す報告を収集する段階、
    前記関連情報に基づき前記収集された報告をフィルタリングして、前記セル端を同一の経路に沿って反対方向に横切るユーザ機器からの報告を識別する段階、
    識別された前記報告を比較して、同一の経路に沿って反対方向に前記セル端を横切るユーザ機器の間で無線リンク障害のパターンを決定する段階、及び
    前記比較に基づき、前記経路上にカバレッジ・ホールが存在するか否かを判断する段階、
    を有する方法。
  2. 前記関連情報は、前記無線リンク障害の前又は後の1又は複数のタイミングにおける前記ユーザ機器の位置を示す、
    ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記関連情報は、前記ユーザ機器の前記基地局との接続シーケンスを示す、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記セル端を横切る方向は、連続するタイミングの前記ユーザ機器の位置から推定される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 前記セル端を横切る方向は、接続シーケンスから推定される、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  6. 前記フィルタリングは、位置に基づき、
    前記比較は、前記セル端を横切る方向とフィルタされた報告に関連する接続シーケンスとを相互に関連付ける段階を有する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
  7. 前記フィルタリングは、前記セル端を横切る方向及び接続シーケンスに基づき、
    前記比較は、フィルタされた報告に関連する位置を相互に関連付ける段階を有する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の方法。
  8. 前記ユーザ機器の位置は、無線リンク障害を示す報告とは別に送信された報告に含まれる、
    ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  9. 前記基地局は、各報告が接続されているユーザ機器及び該報告を送信している基地局を識別するように、無線リンク障害を示す報告をネットワーク内の別のノードに送信する、
    ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の方法。
  10. 前記無線リンク障害を示す報告は、
    開始されたが不成功だったハンドオーバに応答して生成され、該不成功だったハンドオーバに関連する接続シーケンスを示す情報を含む報告、及び
    成功したハンドオーバの直ぐ前又は後に生成され、該成功したハンドオーバに関連する接続シーケンスを示す情報を含む報告、
    のうちの1又は複数を有する、
    ことを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の方法。
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