JP2012114864A - 無線基地局及び通信制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スループットを低下させることなく、適切な変調方式を決定することを可能とする。
【解決手段】eNB1−1は、UE2−1からのSRSの周波数の切り替えに応じて、当該UE2−1に対してリソースブロックを割り当てる、周波数ホッピングを採用しており、UE2−1に第1の下りリソースブロックを割り当てる際に、当該第1の下りリソースブロックの周波数帯域と同一の周波数帯域を有し、過去にUE2−1に割り当てられた第2の下りリソースブロックについて取得されたSINRに基づいて、第1のリソースブロックにおけるMCSを決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線端末からの参照信号の周波数の切り替えに応じて、当該無線端末に対して無線リソースを割り当てる無線基地局、及び、当該無線基地局における通信制御方法に関する。
3GPP(Third Generation Partnership Project)において、現在、規格化されているLTE(Long Term Evolution)に対応する無線通信システムでは、無線基地局(eNB)と無線端末(UE)との間の無線通信において、eNBが、UEに対して無線リソースであるリソースブロック(RB)を割り当てる(例えば、非特許文献1参照)。
また、無線通信システムにおける、無線端末に対する無線リソースの割当方法として、無線端末に割り当てられる無線リソースの周波数を、随時切り替える周波数ホッピングと称される方法がある。例えば、次世代PHS(eXtended Global Platform:XGP)といった無線通信システムに、周波数ホッピングは採用可能である。
3GPP TS 36.211 V8.7.0 "Physical Channels and Moduration", MAY 2009
上述したXGPの無線通信システムにおける周波数ホッピングでは、無線基地局は、新たに割り当てる無線リソースについて、データの破損を防止すべく、干渉に強い変調方式(例えば、BPSK)を設定する。このため、再送処理の発生を抑制することができるものの、スループットが低下するという問題がある。このため、特に、スループットの高速化が要求されるLTEの無線通信システムでは、XGPの無線通信システムにおける周波数ホッピングを、そのまま採用することは適切ではない。
上記問題点に鑑み、本発明は、スループットを低下させることなく、適切な変調方式を決定することが可能な無線基地局及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。本発明の特徴は、無線端末(UE2−1)からの参照信号の周波数の切り替えに応じて、前記無線端末に対して無線リソース(RB)を割り当てる無線基地局(eNB1−1)であって、前記無線リソースにおける変調方式(MCS:Modulation and Coding Scheme)を決定する決定部(MCS決定部116)を備え、前記決定部は、前記無線端末に割り当てる最新の第1の無線リソースの周波数帯域と同一の周波数帯域を有し、過去に前記無線端末に割り当てられた第2の無線リソースについて取得された品質情報(CQI、SINR)に基づいて、前記第1の無線リソースにおける変調方式を決定することを要旨とする。
このような無線基地局は、無線端末からの参照信号の周波数の切り替えに応じて、当該無線端末に対して無線リソースを割り当てる、周波数ホッピングを採用しており、無線端末に第1の無線リソースを割り当てる場合に、当該第1の無線リソースの周波数帯域と同一の周波数帯域を有し、過去に無線端末に割り当てられた第2の無線リソースについて取得された品質情報に基づいて、第1の無線リソースにおける変調方式を決定する。従って、無線基地局は、第1の無線リソースの周波数帯域に対応する過去の品質情報を、当該第1の無線リソースにおける変調方式の決定に用いることができ、スループットを低下させることなく、適切な変調方式を決定することができる。
本発明の特徴は、前記決定部は、前記参照信号の受信周期の期間における時間位置が前記無線端末に割り当てる最新の第1の無線リソースと同一であるタイミングにおいて取得された品質情報に基づいて、前記第1の無線リソースにおける変調方式を決定することを要旨とする。
本発明の特徴は、前記決定部は、前記第2の無線リソースについて過去に取得された複数の品質情報のうち、最新の品質情報に基づいて、前記第1の無線リソースにおける変調方式を決定することを要旨とする。
本発明の特徴は、前記決定部は、前記第2の無線リソースについて過去に取得された複数の品質情報によって示される品質の値の平均値に基づいて、前記第1の無線リソースにおける変調方式を決定することを要旨とする。
本発明の特徴は、前記決定部は、前記第2の無線リソースについて過去に取得された複数の品質情報によって示される品質の値について、取得されてからの経過時間が短いほど、重み付け係数を大きくした重み付け平均の値に基づいて、前記第1の無線リソースにおける変調方式を決定することを要旨とする。
本発明の特徴は、無線端末からの参照信号の周波数の切り替えに応じて、前記無線端末に対して無線リソースを割り当てる無線基地局における通信制御方法であって、前記無線リソースにおける変調方式を決定するステップを含み、前記決定するステップは、前記無線端末に割り当てる最新の第1の無線リソースの周波数帯域と同一の周波数帯域を有し、過去に前記無線端末に割り当てられた第2の無線リソースについて取得された品質情報に基づいて、前記第1の無線リソースにおける変調方式を決定することを要旨とする。
本発明によれば、スループットを低下させることなく、適切な変調方式を決定することが可能となる。
本発明の実施形態に係る無線通信システムの全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係る、リソースブロックのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態に係る、フレームのフォーマットを示す図である。 本発明の実施形態に係る、eNBとUEとの間の無線通信において利用可能な無線リソースの周波数帯の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る、eNBの構成図である。 本発明の実施形態に係る、SRSの周波数帯と、割り当て下りRBとの対応の例を示す図である。 本発明の実施形態に係る、UEがeNBに対して通知するCQI情報によって示されるSINRを示す図である。 本発明の実施形態に係る、無線基地局の動作を示すフローチャートである。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。具体的には、無線通信システムの構成、無線基地局の構成、無線基地局の動作、作用・効果、その他の実施形態について説明する。以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)無線通信システムの構成
図1は、本発明の実施形態に係る無線通信システム10の全体概略構成図である。
図1に示す無線通信システム10は、TDD−LTEの無線通信システムである。無線通信システム10は、無線基地局(eNB)1−1と、無線端末(UE)2−1とを含む。
UE2−1は、eNB1−1によるリソースブロックの割り当て対象である。この場合、eNB1−1を基準とすると、UE2−1は、サービング無線端末である。
eNB1−1とUE2−1との間の無線通信には、時分割複信が採用されるとともに、下りの無線通信にはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、上りの無線通信にはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)が採用される。下りとは、eNB1−1からUE2−1へ向かう方向を意味する。上りとは、UE2−1からeNB1−1へ向かう方向を意味する。
eNB1−1は、セル3−1内のUE2−1に対して、無線リソースとしてのリソースブロック(RB:Resource Block)を割り当てる。
リソースブロックは、下りの無線通信に用いられる下りリソースブロック(下りRB)と、上りの無線通信に用いられる上りリソースブロック(上りRB)とがある。複数の下りリソースブロックは、周波数方向及び時間方向に配列される。同様に、複数の上りリソースブロックは、周波数方向及び時間方向に配列される。
図2は、リソースブロックのフォーマットを示す図である。図2に示すように、リソースブロックは、時間方向では、1[ms]の時間長を有する1つのサブフレームによって構成される。サブフレームは、時間帯S1乃至時間帯S14からなる。これら時間帯S1乃至時間帯S14のうち、シンボルS1乃至シンボルS7は、前半のタイムスロット(タイムスロット1)を構成し、シンボルS8乃至シンボルS14は、後半のタイムスロット(タイムスロット2)を構成する。
図2に示すように、リソースブロックは、周波数方向では、180[kHz]の周波数幅を有する。また、リソースブロックは、15[kHz]の周波数幅を有する12個のシンボルキャリアF1乃至F12からなる。
また、時間方向においては、複数のサブフレームによって1つのフレームが構成される。図3は、フレームのフォーマットを示す図である。図3(a)に示すフレームは、10個のサブフレームによって構成される。フレームには、10個のサブフレームが、下りリソースブロックのサブフレーム、下りリソースブロック及び上りリソースブロック双方のサブフレーム(前側のスペシャルサブフレーム:SSF)300、上りリソースブロックのサブフレーム、上りリソースブロックのサブフレーム、下りリソースブロックのサブフレーム、下りリソースブロックのサブフレーム、後側のスペシャルサブフレーム301、上りリソースブロックのサブフレーム、上りリソースブロックのサブフレーム、下りリソースブロックのサブフレームの順で含まれている。
また、スペシャルサブフレームは、サブフレーム内において、ガードタイムを挟んで前半のタイムスロットが下りの無線通信に利用され、後半のタイムスロットが上りの無線通信に利用される。そして、図3(b)に示すように、スペシャルサブフレームは、その末尾に、SRSの送信時間帯に対応するSRSシンボル1とSRSシンボル2とを含む。
また、周波数方向においては、eNB1−1とUE2−1との間の無線通信において利用可能な無線リソースの全周波数帯、換言すれば、UE2−1に対して割り当て可能な周波数帯(割り当て周波数帯)は、複数のリソースブロックの個数分の帯域を有する。
図4は、eNB1−1とUE2−1との間の無線通信において利用可能な周波数帯の構成を示す図である。eNB1−1とUE2−1との間の無線通信において利用可能な全周波数帯は、100個のリソースブロック分の帯域であるが、ここでは図4に示すように、eNB1−1とUE2−1との間の無線通信において利用可能な周波数帯として、96個のリソースブロック分の帯域を利用するものとする。また、周波数帯を、24個のリソースブロック分の帯域を有する周波数帯1乃至周波数帯4に分割する。
下りリソースブロックは、時間方向に、下りの制御情報伝送用の制御情報チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control CHannel)と、下り方向のユーザデータ伝送用の共有データチャネル(PDSCH:Physical Downlink Shared CHannel)とにより構成される。
一方、上りリソースブロックは、上りの無線通信に使用可能な周波数帯の両端では、上りの制御情報伝送用の制御情報チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control CHannel)が構成され、中央部では、上りのユーザデータ伝送用の共有データチャネル(PUSCH:Physical Uplink Shared CHannel)が構成される。
(2)eNBの構成
図5は、eNB1−1の構成図である。図5に示すように、eNB1−1は、制御部102、記憶部103、I/F部104、無線通信部106、変調・復調部107、アンテナ108を含む。
制御部102は、例えばCPUによって構成され、eNB1−1が具備する各種機能を制御する。制御部102は、リソースブロック(RB)割当部114と、MCS(Modulation and Coding Scheme)決定部116を含む。記憶部103は、例えばメモリによって構成され、eNB1−1における制御などに用いられる各種情報を記憶する。
I/F部104は、X2インタフェースを介して、図示しない他のeNBとの間で通信可能である。また、I/F部104は、S1インターフェースを介して、図示しないEPC(Evolved Packet Core)、具体的には、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving Gateway)と通信可能である。
無線通信部106は、アンテナ108を介して、UE2−1から送信される上り無線信号を受信する。更に、無線通信部106は、受信した上り無線信号をベースバンド信号に変換(ダウンコンバート)し、変調・復調部107へ出力する。
変調・復調部107は、入力されたベースバンド信号の復調及び復号処理を行う。これにより、UE2−1が送信した上り無線信号に含まれるデータが得られる。データは制御部102へ出力される。
また、変調・復調部107は、制御部102からのデータの符号化及び変調を行い、ベースバンド信号を得る。無線通信部106は、ベースバンド信号を下り無線信号に変換(アップコンバート)する。更に、無線通信部106は、アンテナ108を介して、下り無線信号を送信する。
制御部102は、UE2−1に対して、スペシャルサブフレームのタイミングで当該UE2−1がサウンディング参照信号(SRS)を送信する際に使用する周波数帯(SRS送信周波数帯)を設定する。ここで、SRSは、無線周波数帯の上り無線信号である。
本実施形態では、SRS送信周波数帯は、図4に示す周波数帯1から周波数帯4までを、規則的に交互に切り替える。制御部102は、所定のフレーム内のスペシャルサブフレームのタイミングでUE2−1がSRSを送信する際のSRS送信周波数帯を設定する場合、当該所定のフレームの2つ前のフレームの最後の下りリソースブロックのタイミングで、設定したSRS送信周波数帯の情報を含んだRRC Connection Reconfiguration メッセージを、UE2−1へ送信する。SRS送信周波数帯の情報は、周波数帯1及び周波数帯2の帯域幅に対応するパラメータや、周波数帯3及び周波数帯4の帯域幅に対応するパラメータや、SRSシンボル1の情報又はSRSシンボル2の情報からなり、RRC Connection Reconfiguration メッセージの情報要素であるSoundingRS−UL−Configに設定される。
UE2−1は、SRS送信周波数帯の情報を含んだRRC Connection Reconfiguration メッセージを受信する。更に、UE2−1は、RRC Connection Reconfiguration メッセージ内の周波数帯1及び周波数帯2の帯域幅に対応するパラメータと、周波数帯3及び周波数帯4の帯域幅に対応するパラメータと、SRSシンボル1の情報又はSRSシンボル2の情報とを抽出する。更に、UE2−1は、受信したタイミングのフレームの2つ後のフレーム内の前側のスペシャルサブフレームのうち、抽出したSRSシンボル1又はSRSシンボル2のタイミングで周波数帯1及び周波数帯2のSRSを送信し、後側のスペシャルサブフレームのうち、抽出したSRSシンボル1又はSRSシンボル2のタイミングで周波数帯3及び周波数帯4のSRSを送信する処理(SRSホッピング送信)を行う。
eNB1−1の制御部102内のRB割当部114は、アンテナ108、無線通信部106及び変調・復調部107を介して、SRSを受信する。
更に、RB割当部114は、UE2−1へ送信すべきデータ(下りデータ)が存在するか否かを判定する。下りデータが存在する場合、RB割当部114は、UE2−1に対して、下りリソースブロックを割り当てる。ここで、RB割当部114は、UE2−1におけるSRSホッピング送信によるSRSの周波数帯の切り替えに応じて、当該UE2−1に対して下りリソースブロックを割り当てる。
具体的には、RB割当部114は、図6に示すように、受信した最新のSRSの周波数帯を有し、且つ、最新のSRSの受信タイミングを含むスペシャルサブフレームから次のスペシャルサブフレームまでの間のリソースブロックを、UE2−1に対する割当可能領域(UE割当可能領域)として設定する。UE割当可能領域には、2つの下りリソースブロックのサブフレームが含まれる。
次に、RB割当部114は、UE割当可能領域に含まれる2つの下りリソースブロックのサブフレームのうち、何れかの時間帯の下りリソースブロックのサブフレームをUE2−1に割り当てる。
具体的には、RB割当部114は、最新のSRSの受信タイミングがSRSシンボル1のタイミングである場合には、UE割当可能領域に含まれる2つの下りリソースブロックのサブフレームのうち、前側の下りリソースブロックのサブフレームの時間帯を、割り当てる下りリソースブロックの時間帯として選択する。また、RB割当部114は、最新のSRSの受信タイミングがSRSシンボル2のタイミングである場合には、UE割当可能領域に含まれる2つの下りリソースブロックのサブフレームのうち、後側の下りリソースブロックのサブフレームの時間帯を、割り当てる下りリソースブロックのサブフレームの時間帯として選択する。
更に、RB割当部114は、選択した下りリソースブロックのサブフレームの周波数帯及び時間帯を一意に特定可能な下りRB割当値を生成する。下りRB割当値は、媒体アクセス制御(MAC)層の処理によって得られる。下りRB割当値には、UE2−1に対して割り当てられる下りリソースブロックのサブフレームの時間帯と周波数帯とを一意に識別する情報であるリソースブロック番号が含まれる。
RB割当部114は、下りRB割当値の情報を、変調・復調部107、無線通信部106及びアンテナ108を介して、UE2−1へ送信する。
MCS決定部116は、UE2−1に割り当てられた下りリソースブロックのサブフレームを用いて下りデータを送信する際のMCSを選択する。ここで、UE2−1は、eNB1−1に対して、割り当てられた下りリソースブロックのサブフレーム毎の、周波数帯1乃至周波数帯4に対応するCQI(Channel Quality Indicator)情報を送信している。MCS決定部116は、CQI情報を受信すると、当該CQI情報に対応するSINR(Signal to Interference and Noise power Ratio)を取得する。
図7は、UE2−1がeNB1−1に対して通知するCQI情報によって示されるSINRを示す図である。図7は、UE割当可能領域に含まれる2つの下りリソースブロックのサブフレームがUE2−1に割り当てられる場合の例である。
図7に示す時間帯1乃至時間帯5は、SRSの受信周期の期間、換言すれば、UE2−1に対する下り無線リソースの割り当て周期である5[ms]の期間である。
時間帯1では、UE2−1は、周波数帯1及び周波数帯2の下りリソースブロックが割り当てられる。この場合、UE2−1は、時間帯1におけるスペシャルサブフレーム以外の4つのサブフレームのうち、割り当てられた下りリソースブロックのサブフレーム毎の、周波数帯1乃至周波数帯4に対応するCQI情報を送信する。周波数帯1及び周波数帯2に対応するSINRは、403乃至404に示す値となる。
時間帯2では、UE2−1は、周波数帯3及び周波数帯4の下りリソースブロックが割り当てられる。この場合、UE2−1は、時間帯2におけるスペシャルサブフレーム以外の4つのサブフレームのうち、割り当てられた下りリソースブロックのサブフレーム毎の、周波数帯1乃至周波数帯4に対応するCQI情報を送信する。周波数帯1及び周波数帯2に対応するSINRは、413乃至414に示す値となる。
時間帯3では、時間帯1と同様、UE2−1は、周波数帯1及び周波数帯2の下りリソースブロックが割り当てられる。この場合、UE2−1は、時間帯1におけるスペシャルサブフレーム以外の4つのサブフレームのうち、割り当てられた下りリソースブロックのサブフレーム毎の、周波数帯1乃至周波数帯4に対応するCQI情報を送信する。周波数帯1及び周波数帯2に対応するSINRは、408乃至409に示す値となる。
時間帯4では、時間帯2と同様、UE2−1は、周波数帯3及び周波数帯4の下りリソースブロックが割り当てられる。この場合、UE2−1は、時間帯2におけるスペシャルサブフレーム以外の4つのサブフレームのうち、割り当てられた下りリソースブロックのサブフレーム毎の、周波数帯1乃至周波数帯4に対応するCQI情報を送信する。周波数帯1及び周波数帯2に対応するSINRは、418乃至419に示す値となる。
図7から明らかなように、各時間帯の2つのSINRは、1つ前の時間帯におけるUE2−1に対するリソースブロックの割り当てからの経過時間が長いほど、低下する。
以下、このような状況下において、eNB1−1が、時間帯5においてUE2−1に割り当てられる周波数帯1及び周波数帯2の下りリソースブロックにおけるMCSの決定処理である、第1の処理乃至第4の処理を説明する。
(第1の処理)
MCS決定部116は、過去にUE2−1に対して周波数帯1及び周波数帯2の下りリソースブロック、換言すれば、時間帯5において割り当てる周波数帯1及び周波数帯2と同一の下りリソースブロックが割り当てられた時間帯である時間帯1及び時間帯3のうち、最新の時間帯3を選択する。次に、MCS決定部116は、時間帯3における2つのSINRのうち、当該時間帯3における時間位置が、時間帯5において割り当てる周波数帯1及び周波数帯2の下りリソースブロックと同一のタイミングにおいて取得されたSINRであるSINR408を、MCSの決定に用いるSINRとして選択する。
次に、MCS決定部116は、選択したSINR408に基づいて、時間帯5において割り当てる周波数帯1及び周波数帯2の下りリソースブロックにおけるMCSを決定する。ここで、MCS決定部116は、SINR408が高いほど、スループットが大きくなるように、MCSを決定する。
(第2の処理)
MCS決定部116は、過去にUE2−1に対して周波数帯1及び周波数帯2の下りリソースブロック、換言すれば、時間帯5において割り当てる周波数帯1及び周波数帯2と同一の下りリソースブロックが割り当てられた時間帯である時間帯1及び時間帯3のうち、最新の時間帯3を選択する。次に、MCS決定部116は、時間帯3における2つのSINRのうち、最新のSINRである、SINR409を選択する。
次に、MCS決定部116は、選択したSINR409に基づいて、時間帯5において割り当てる周波数帯1及び周波数帯2の下りリソースブロックにおけるMCSを決定する。ここで、MCS決定部116は、SINR409が高いほど、スループットが大きくなるように、MCSを決定する。
(第3の処理)
MCS決定部116は、過去にUE2−1に対して周波数帯1及び周波数帯2の下りリソースブロック、換言すれば、時間帯5において割り当てる周波数帯1及び周波数帯2と同一の下りリソースブロックが割り当てられた時間帯である時間帯1及び時間帯3のうち、最新の時間帯3を選択する。次に、MCS決定部116は、時間帯3における2つのSINR408乃至SINR409の平均値を算出する。
次に、MCS決定部116は、算出したSINRの平均値に基づいて、時間帯5において割り当てる周波数帯1及び周波数帯2の下りリソースブロックにおけるMCSを決定する。ここで、MCS決定部116は、SINRの平均値が高いほど、スループットが大きくなるように、MCSを決定する。
(第4の処理)
MCS決定部116は、過去にUE2−1に対して周波数帯1及び周波数帯2の下りリソースブロック、換言すれば、時間帯5において割り当てる周波数帯1及び周波数帯2と同一の下りリソースブロックが割り当てられた時間帯である時間帯1及び時間帯3を選択する。次に、MCS決定部116は、時間帯3における2つのSINR408乃至SINR409のうち、当該時間帯3における時間位置が、時間帯5において割り当てる周波数帯1及び周波数帯2の下りリソースブロックと同一のタイミングにおいて取得されたSINRであるSINR408を、MCSの決定に用いるSINRとして選択する。また、MCS決定部116は、時間帯1における2つのSINR403乃至SINR404のうち、当該時間帯3における時間位置が、時間帯5において割り当てる周波数帯1及び周波数帯2の下りリソースブロックと同一のタイミングにおいて取得されたSINRであるSINR403を、MCSの決定に用いるSINRとして選択する。
次に、MCS決定部116は、選択したSINR408及びSINR403について、当該SINRに対応するCQI情報を受信してからの経過時間が短いほど、重み付け係数が大きくなるように、当該重み付け係数を決定する。更に、MCS決定部116は、重み付け係数を用いてSINR408とSINR403の重み付け平均の値を算出する。例えば、0.5以上1未満の値をSINR408に対する重み付け係数γとする場合、SINR408とSINR403の重み付け平均の値は、(SINR408の値)×γ+(SINR403の値)×(1−γ)となる。なお、γは、例えばPF(Propotional Fair)方式における、UE2−1に対するリソースブロック割り当ての優先度を示す値であるPF値でもよい。
MCS決定部116は、上述した第1の処理乃至第4の処理のいずれかにおいて決定したMCSを、変調・復調部107へ出力する。変調・復調部107は、決定されたMCSに応じて、下りデータを変調し、変調後の下りデータを、無線通信部106及びアンテナ108を介して、UE2−1へ送信する。
(3)eNBの動作
図8は、eNB1−1の動作を示すフローチャートである。
ステップS101において、eNB1−1は、UE2−1へ送信すべきデータ(下りデータ)が存在するか否かを判定する。下りデータが存在しない場合には、一連の動作が終了する。
一方、下りデータが存在する場合、ステップS102において、eNB1−1は、UE2−1に対して、下りリソースブロックを割り当てる。
ステップS103において、eNB1−1は、MCS決定に用いるSINRを選択する。具体的な選択手法は、上述した第1の処理乃至第3の処理に示す通りである。
ステップS104において、eNB1−1は、選択したSINRに基づいて、MCSを決定する。具体的な決定手法は、上述した第1の処理乃至第4の処理に示す通りである。
ステップS105において、eNB1−1は、決定されたMCSに応じて、下りデータを変調し、変調後の下りデータをUE2−1へ送信する。
(4)作用・効果
以上説明したように、本実施形態によれば、eNB1−1は、UE2−1からのSRSの周波数の切り替えに応じて、当該UE2−1に対してリソースブロックを割り当てる、周波数ホッピングを採用しており、UE2−1に第1の下りリソースブロックを割り当てる際に、当該第1の下りリソースブロックの周波数帯域と同一の周波数帯域を有し、過去にUE2−1に割り当てられた第2の下りリソースブロックについて取得されたSINRに基づいて、第1のリソースブロックにおけるMCSを決定する。
従って、eNB1−1は、第1の下りリソースブロックの周波数帯域に対応する過去のSINRを、当該第1のリソースブロックにおけMCSの決定に用いることができ、スループットを低下させることなく、適切なMCSを決定することができる。
(5)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態では、スペシャルサブフレームのタイミングをサービングUE2−1におけるSRSの送信タイミングとした。しかし、SRSの送信タイミングは、これに限定されず、予めeNB1−1とサービングUE2との間で合意されているタイミングであればよい。但し、SRSの送信タイミングは、少なくとも1フレームの時間内に一度存在することが好ましい。
上述した実施形態では、TDD−LTEの無線通信システムについて説明したが、無線端末に割り当てられる上り無線信号の周波数帯と、下り無線信号の周波数帯とが異なる、上下非対称通信が採用される無線通信システムであれば、同様に本発明を適用できる。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
eNB1−1…無線基地局、UE2−1…無線端末、3−1…セル、10…無線通信システム、102…制御部、103…記憶部、104…I/F部、106…無線通信部、107…変調・復調部、108…アンテナ、114…RB割当部、116…MCS決定部

Claims (6)

  1. 無線端末からの参照信号の周波数の切り替えに応じて、前記無線端末に対して無線リソースを割り当てる無線基地局であって、
    前記無線リソースにおける変調方式を決定する決定部を備え、
    前記決定部は、前記無線端末に割り当てる最新の第1の無線リソースの周波数帯域と同一の周波数帯域を有し、過去に前記無線端末に割り当てられた第2の無線リソースについて取得された品質情報に基づいて、前記第1の無線リソースにおける変調方式を決定する無線基地局。
  2. 前記決定部は、前記参照信号の受信周期の期間における時間位置が前記無線端末に割り当てる最新の第1の無線リソースと同一であるタイミングにおいて取得された品質情報に基づいて、前記第1の無線リソースにおける変調方式を決定する請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記決定部は、前記第2の無線リソースについて過去に取得された複数の品質情報のうち、最新の品質情報に基づいて、前記第1の無線リソースにおける変調方式を決定する請求項1に記載の無線基地局。
  4. 前記決定部は、前記第2の無線リソースについて過去に取得された複数の品質情報によって示される品質の値の平均値に基づいて、前記第1の無線リソースにおける変調方式を決定する請求項1に記載の無線基地局。
  5. 前記決定部は、前記第2の無線リソースについて過去に取得された複数の品質情報によって示される品質の値について、取得されてからの経過時間が短いほど、重み付け係数を大きくした重み付け平均の値に基づいて、前記第1の無線リソースにおける変調方式を決定する請求項1に記載の無線基地局。
  6. 無線端末からの参照信号の周波数の切り替えに応じて、前記無線端末に対して無線リソースを割り当てる無線基地局における通信制御方法であって、
    前記無線リソースにおける変調方式を決定するステップを含み、
    前記決定するステップは、前記無線端末に割り当てる最新の第1の無線リソースの周波数帯域と同一の周波数帯域を有し、過去に前記無線端末に割り当てられた第2の無線リソースについて取得された品質情報に基づいて、前記第1の無線リソースにおける変調方式を決定する通信制御方法。
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