JP2012114737A - 受信装置、受信方法、プログラムおよび通信システム - Google Patents

受信装置、受信方法、プログラムおよび通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】送信装置から受信できなかったパケットが再送によって正常に受信できるまで既に受信されたパケットが受信装置の下位層において待たされることを、所定の要求に応じて回避する。
【解決手段】送信装置200から複数のパケットを順次に受信する受信部と、受信部により欠落なく所定数のパケットが受信された場合、受信部により受信された所定数のパケットを一括して出力する第1処理部と、第1処理部から一括して出力された所定数のパケットの入力を受け付ける第2処理部と、所定の要求を検出する検出部と、検出部により所定の要求が検出された場合、受信部によりパケットが受信される度にパケットを第2処理部に出力するように第1処理部を制御する制御部と、を備える、受信装置100が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、受信装置、受信方法、プログラムおよび通信システムに関する。
近年、無線通信を利用してデータの送受信を行うLAN(Local Area Network)として、無線LANが普及している。また、無線LANの規格としては、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)が策定したIEEE 802.11(以下、単に「802.11」と言うこともある。)が知られている。802.11を利用した技術としては、様々なものが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
802.11においては、伝送によるオーバヘッドを削減して伝送の高速化を図ることを目的として、送信装置が複数のパケットを結合して受信装置に送信し、受信装置がそれに対する受信確認応答(以下、「Ack」とも言う。)パケットを一つにまとめて返す仕組みについて規定されている。送信装置が複数のパケットを結合する技術は、特に「Packet Aggregation」と呼ばれ、受信装置により一つにまとめられたAckパケットは、特に「Block Ack」と呼ばれている。
上記したような高速化技術によれば、送信装置が受信装置からAckパケットが受信されたことを確認してから次のパケットを受信装置に送信する技術とは異なるため、受信装置においては、一つの受信パケットと一つのAckパケットとが対をなす訳ではない。そのため、受信装置においては、必ずしも受信パケットが正常な順序でキューに入るとは限らない。
そこで、受信装置において上位層に対してパケットが正常な順序で出力されることを保証するため、802.11においては、メディアアクセス制御(MAC:Media Access Control)層において、パケットに対する順序制御処理(以下、「リオーダ処理」とも言う。)を実行することが規定されている。具体的には、パケットがシーケンス番号順に上位層に転送されるように、MAC層においてパケットを一時的に蓄積してから上位層に出力する処理が行われる。かかる処理が実行されることにより、上位層ではパケットの順序を意識せずに通信を行うことができるようになる。
特開2009−278542号公報
しかしながら、かかる処理を実行した場合には、エラーなどの発生により一つのパケットが受信できなかった場合などに、受信できなかったパケットが送信装置からの再送によって正常に受信できるまで、既に正常に受信されたパケットがMAC層において待たされてしまうといった問題があった。
例えば、リアルタイム性が要求されるアプリケーションのように、パケット遅延の程度を低く維持することが要求されるアプリケーションが実行されている場合には、この順序制御処理によって生じる遅延により、MAC層に滞りなく届いていたものの上位層に届かなかったパケットの有効期限が切れてしまう現象が起こり得る。特に、送信装置が再送対象のパケットを一度目に送信するパケットよりも後に送信するといったアルゴリズムに基づいてパケットを受信装置に送信する場合、かかる現象が起こり易い。
そこで、本発明は、送信装置から受信できなかったパケットが再送によって正常に受信できるまで既に受信されたパケットが受信装置の下位層において待たされることを、所定の要求に応じて回避することが可能な、新規かつ改良された技術を提供しようとするものである。
本発明のある実施形態によれば、送信装置から複数のパケットを順次に受信する受信部と、上記受信部により欠落なく所定数の上記パケットが受信された場合、上記受信部により受信された上記所定数のパケットを一括して出力する第1処理部と、上記第1処理部から一括して出力された上記所定数のパケットの入力を受け付ける第2処理部と、所定の要求を検出する検出部と、上記検出部により上記所定の要求が検出された場合、上記受信部によりパケットが受信される度に上記パケットを上記第2処理部に出力するように上記第1処理部を制御する制御部と、を備える、受信装置が提供される。
上記第2処理部は、上記検出部により上記所定の要求が検出される前には、上記第1処理部から出力された上記所定数のパケットに対して所定の処理を実行し、上記検出部により上記所定の要求が検出された後には、上記第1処理部から出力された上記パケットに対して所定の処理を実行することとしてもよい。
上記第2処理部は、上記制御部により、上記受信部により上記パケットが受信される度に上記パケットを上記第2処理部に出力するように上記第1処理部が制御されている場合に、上記第1処理部から出力されないパケットを復元することとしてもよい。
上記第1処理部は、上記送信装置から送信される上記複数のパケットのそれぞれにシーケンス番号が付されている場合、上記複数のパケットのそれぞれに付されたシーケンス番号により欠落なく上記所定数のパケットが受信されたか否かを判断することとしてもよい。
上記受信装置は、ユーザからの操作信号の入力を受け付ける入力部をさらに備え、上記検出部は、上記入力部により入力が受け付けられた上記操作信号に基づいて、上記所定の要求を検出することとしてもよい。
上記受信部は、上記所定の要求を通知するために上記送信装置から送信された所定のメッセージをさらに受信し、上記検出部は、上記受信部により上記送信装置から受信された上記所定のメッセージに基づいて、上記所定の要求を検出することとしてもよい。
上記検出部は、上記受信部により上記送信装置から受信された上記複数のパケットのそれぞれの所定のフィールドに設定されている値に基づいて、上記所定の要求を検出することとしてもよい。
上記検出部は、上記所定の要求に上記送信装置を識別するための装置識別情報が含まれている場合、上記所定の要求から上記装置識別情報をさらに検出し、上記制御部は、上記装置識別情報により識別される上記送信装置から上記受信部により上記パケットが受信される度に上記パケットを上記第2処理部に出力するように上記第1処理部を制御することとしてもよい。
上記検出部は、上記所定の要求に上記パケットの種別を示す種別情報が含まれている場合、上記所定の要求から上記種別情報をさらに検出し、上記制御部は、上記種別情報により示される種別のパケットが上記受信部により受信される度に上記パケットを上記第2処理部に出力するように上記第1処理部を制御することとしてもよい。
上記受信装置は、上記検出部により上記所定の要求が検出される前であるか後であるかに関わらず、上記送信装置から送信された上記所定数のパケットに対する応答パケットを、上記送信装置に送信する送信部、をさらに備えることとしてもよい。
上記第1処理部は、上記所定数のパケットの中に上記受信部により受信されなかったパケットである欠落パケットが存在するか否かを判断し、上記欠落パケットが存在すると判断した場合には上記欠落パケットのシーケンス番号を上記応答パケットに設定し、上記欠落パケットが存在しないと判断した場合には上記欠落なくパケットが受信された旨を示す情報を上記応答パケットに設定することとしてもよい。
上記受信部は、上記応答パケットに設定されている上記シーケンス番号に基づいて上記送信装置から上記欠落パケットが再送された場合、上記欠落パケットを受信し、上記第2処理部は、上記制御部により、上記受信部により上記パケットが受信される度に上記パケットを上記第2処理部に出力するように上記第1処理部が制御されている場合に、上記第1処理部から出力されないパケットを復元し、上記受信部により受信された上記欠落パケットを破棄することとしてもよい。
上記第2処理部は、上記受信部により、上記所定数のパケットに対してビットごとに排他的論理和を演算することにより得られた演算結果が上記送信装置からさらに受信された場合、上記第1処理部から出力された複数のパケットと上記演算結果とに対してビットごとに排他的論理和を演算することにより、上記第1処理部から出力されないパケットを復元することとしてもよい。
本発明の他の実施形態によれば、送信装置から複数のパケットを順次に受信するステップと、欠落なく所定数の上記パケットが受信された場合、受信された上記所定数のパケットを一括して出力するステップと、一括して出力された上記所定数のパケットの入力を受け付けるステップと、所定の要求を検出するステップと、上記所定の要求が検出された場合、パケットが受信される度に上記パケットを出力するように制御するステップと、を備える、受信方法が提供される。
本発明の他の実施形態によれば、コンピュータを、送信装置から複数のパケットを順次に受信する受信部と、上記受信部により欠落なく所定数の上記パケットが受信された場合、上記受信部により受信された上記所定数のパケットを一括して出力する第1処理部と、上記第1処理部から一括して出力された上記所定数のパケットの入力を受け付ける第2処理部と、所定の要求を検出する検出部と、上記検出部により上記所定の要求が検出された場合、上記受信部によりパケットが受信される度に上記パケットを上記第2処理部に出力するように上記第1処理部を制御する制御部と、を備える、受信装置として機能させるためのプログラムが提供される。
本発明の他の実施形態によれば、複数のパケットを順次に送信する送信部、を備える、送信装置と、上記送信装置から複数のパケットを順次に受信する受信部と、上記受信部により欠落なく所定数の上記パケットが受信された場合、上記受信部により受信された上記所定数のパケットを一括して出力する第1処理部と、上記第1処理部から一括して出力された上記所定数のパケットの入力を受け付ける第2処理部と、所定の要求を検出する検出部と、上記検出部により上記所定の要求が検出された場合、上記受信部によりパケットが受信される度に上記パケットを上記第2処理部に出力するように上記第1処理部を制御する制御部と、を備える、受信装置と、を有する、通信システムが提供される。
以上説明したように、本発明によれば、送信装置から受信できなかったパケットが再送によって正常に受信できるまで既に受信されたパケットが受信装置の下位層において待たされることを、所定の要求に応じて回避することが可能である。
本発明の実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。 同実施形態に適用し得るフレームの構成例を示す図である。 同実施形態に係る受信装置の機能構成を示す図である。 同実施形態に係る送信装置の機能構成を示す図である。 同実施形態に係る通信システムにより実行される処理の流れを示すフローチャートである。 同実施形態に係る受信装置により表示される選択画面例を示す図である。 同実施形態に適用し得るデータフレーム(IPヘッダを含む)の構成例を示す図である。 同実施形態に適用し得るデータフレーム(RTPヘッダを含む)の構成例を示す図である。 同実施形態に適用し得るマネジメントアクションフレームの構成例を示す図である。 同実施形態に適用し得るデータフレーム(メッセージフィールドを含む)の構成例を示す図である。 同実施形態に係る受信装置による欠落パケットの復元について説明するための図である。 同実施形態に係る通信システムにより送受信されるパケット(所定の要求検出前)の流れの一例を示す図である。 同実施形態に係る通信システムにより送受信されるパケット(所定の要求検出後)の流れの一例を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付すことにより重複説明を省略する。
また、以下の順序にしたがって当該「発明を実施するための形態」を説明する。
1.実施形態
1−1. 通信システムの構成
1−2. フレームの構成
1−3. 受信装置の機能構成
1−4. 送信装置の機能構成
1−5. 通信システムにより実行される処理
1−6. 所定の要求をユーザからの入力により検出する場合
1−7. 所定の要求を所定フィールドの設定値により検出する場合
1−8. 所定の要求を専用メッセージの受信により検出する場合
1−9. 欠落パケットの復元
1−10.所定の要求検出前に送受信されるパケットの流れ
1−11.所定の要求検出後に送受信されるパケットの流れ
2.変形例
3.まとめ
<1.実施形態>
[1−1.通信システムの構成]
図1は、本発明の実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。まず、図1を参照しながら、本発明の実施形態に係る通信システムの構成について説明する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る通信システム10は、受信装置100と、送信装置200とを含むものである。受信装置100と送信装置200とは、例えば、無線信号により通信を行うことが可能である。しかしながら、受信装置100と送信装置200とは、例えば、有線により接続されていることとしてもよい。送信装置200は、例えば、LANなどといったネットワーク300を介して他の装置と通信を行うことが可能であってもよい。
受信装置100と送信装置200との組み合わせはどのようなものであってもよい。また、送信装置200から受信装置100へのデータ送信は、上りリンク、下りリンク、ダイレクトリンク、アドホックネットワークなどのいずれを使用して行われてもよい。本実施形態においては、一例として受信装置100をAP(アクセスポイント)とし、送信装置200がST(ステーション)とした場合において、送信装置200から受信装置100への通信に下りリンクを使用した場合を例として説明する。本実施形態では、特に、受信装置100と送信装置200との間において、802.11を利用した通信が行われる例について説明するが、受信装置100と送信装置200との間における通信に使用されるプロトコルは特に限定されるものではない。
[1−2.フレームの構成例]
図2は、本発明の実施形態に適用し得るフレームの構成例を示す図である。図2を参照しながら、本発明の実施形態に適用し得るフレームの構成例について説明する。
図2に示すように、受信装置100と送信装置200との間において一般的に送受信されるフレームには、例えば、プリアンブル、PLCP(physical layer convergence protocol)ヘッダ、MAC(Media Access Control)ヘッダ、フレームペイロード+FCS(Frame Check Sequence)などが含まれている。
プリアンブルは、タイミング検出や搬送波周波数オフセットの推定に使用されるフィールドであり、送信装置200における物理層においてフレームペイロードに付加され、受信装置100における物理層において参照されてフレームペイロードから外される。PLCPヘッダは、変調方式の指定に使用されるフィールドであり、送信装置200における物理層においてフレームペイロードに付加され、受信装置100における物理層において参照されてフレームペイロードから外される。MACヘッダは、送信装置200におけるMAC層においてフレームペイロードに付加され、受信装置100におけるMAC層において参照されてフレームペイロードから外される。
フレームペイロードは、送信装置200においてMAC層よりも上位の層において生成され、受信装置100においてMAC層よりも上位の層において参照される。フレームペイロードには、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)パケットやIP(Internet Protocol)パケットが含まれる。以下において、フレームペイロードを単にパケットと言うことがある。FCSは、送信装置200から受信装置100に送信されるパケットの欠落を検出するために使用され、送信装置200においてMAC層よりも上位の層においてフレームペイロードに付加され、受信装置100においてMAC層よりも上位の層において参照される。
本実施形態においては、送信装置200は、複数のフレームを結合した状態により受信装置100に送信する。複数のフレームが結合した状態としては、様々なものが想定される。例えば、図2に示したように、プリアンブル、PLCPヘッダ、MACヘッダとしては共通のヘッダを設定し、この共通のヘッダに続いて複数のフレームのそれぞれのフレームペイロードを繰り返し並べてなるA−MSDU(Aggregation−Mac Service Data Unit)フレームが、複数のフレームが結合した状態として想定される。
また、例えば、図2に示したように、プリアンブル、PLCPヘッダとしては共通のヘッダを設定し、この共通のヘッダに続いて、A−MSDUにおけるMACヘッダ以降(MACヘッダおよび複数のデータフレーム)を繰り返し並べてなるA−MPDU(Aggregation−Mac protocol Data Unit)フレームが、複数のフレームが結合した状態として想定される。
[1−3.受信装置の機能構成]
図3は、本発明の実施形態に係る受信装置100の機能構成を示す図である。図3を参照しながら、本発明の実施形態に係る受信装置100の機能構成について説明する。
図3に示すように、本発明の実施形態に係る受信装置100は、少なくとも、受信部110と、データ処理部140と、検出部170と、制御部150とを備えるものである。また、受信装置100は、必要に応じて、無線インタフェース部120、伝送処理部130、記憶部160、入力部180、出力部190などを備えるものである。
受信部110は、送信装置200から複数のパケットを順次に受信する機能を有するものである。ここで、受信部110により送信装置200から順次に受信される複数のパケットのそれぞれは、図2に示した例では、フレームペイロードに相当するものであり、プリアンブル、PLCPヘッダ、MACヘッダなどは、適宜、当該フレームペイロードに付加されたり、当該フレームペイロードから外されたりする。例えば、受信装置100は、複数のパケットを、A−MSDUフレーム、A−MPDUフレームなどにより受信する。受信部110は、図3に示すように、例えば、アンテナにより構成されるが、他の通信装置により構成されてもよい。
データ処理部140は、少なくとも、第1処理部141と、第2処理部142とを備えるものである。第1処理部141は、受信部110により欠落なく所定数のパケットが受信された場合、受信部110により受信された所定数のパケットを一括して第2処理部142に出力する機能を有するものである。第1処理部141は、上記したMAC層に相当するものである。所定数は特に限定されるものではなく、複数であれば如何なる数であってもよい。具体的に、第1処理部141は、例えば、受信部110により受信されたパケットが一時的に伝送処理部130によりバッファ内に蓄積される場合、バッファ内に蓄積されているパケットを参照し、バッファ内に欠落なく所定数のパケットが蓄積されていることを確認できた場合に、その所定数のパケットを第2処理部142に出力する。バッファとしては、例えば、受信装置100が備えるメモリが使用される。
所定数のパケットが受信されたか否かを第1処理部141により判断する手法としては、様々なものが想定される。第1処理部141は、例えば、送信装置200から送信される複数のパケットのそれぞれにシーケンス番号が付されている場合、複数のパケットのそれぞれに付されたシーケンス番号により欠落なく所定数のパケットが受信されたか否かを判断することができる。
第2処理部142は、第1処理部141から一括して出力された所定数のパケットの入力を受け付ける機能を有するものである。第2処理部142は、上記したMAC層よりも上位の層に相当するものである。第2処理部142は、検出部170により所定の要求が検出される前には、第1処理部141から出力された所定数のパケットに対して所定の処理を実行する。また、第2処理部142は、検出部170により所定の要求が検出された後には、第1処理部141から出力されたパケットに対して所定の処理を実行する。所定の処理は、特に限定されるものではなく、例えば、第2処理部142を実現するためのプログラムに応じて決定される。所定の処理としては、例えば、第1処理部141から出力された所定数のパケットのフレームペイロード部分に設定されているデータを表示する処理、再生する処理などが想定される。
検出部170は、所定の要求を検出する機能を有するものである。所定の要求とは、例えば、上記したMAC層よりも上位の層からの低遅延の要求に相当するものであり、低遅延の要求とは、例えば、処理の遅延を低く抑える旨を示す要求を意味するものである。所定の要求の検出手法については後に詳細に述べるが、例えば、所定の要求は、ユーザからの入力により検出されるものである。また、所定の要求は、送信装置200から受信装置100にデータを送信する際に使用されるパケットにおける所定フィールドの設定値により検出されてもよいし、送信装置200から送信された専用メッセージの受信により検出されてもよい。図3には、検出部170は、入力部180から出力された所定の要求を検出する例について示されているが、所定の要求を検出部170に出力する構成は入力部180に限定されるものではない。また、所定の要求のフォーマットは、特に限定されるものではない。
制御部150は、受信装置100内の各機能ブロックの動作を制御する機能を有するものである。制御部150は、例えば、検出部170により所定の要求が検出された場合、受信部110によりパケットが受信される度にパケットを第2処理部142に出力するように第1処理部141を制御する機能を有するものである。制御部150は、その他、検出部170により所定の要求が検出される前には、受信部110により欠落なく所定数のパケットが受信された場合、受信部110により受信された所定数のパケットを一括して第2処理部142に出力するように第1処理部141を制御する機能を有する。
データ処理部140、制御部150、検出部170は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)などにより構成され、CPUが記憶部160によって記憶されているプログラムをRAMに展開して実行することによりその機能が実現されるものである。しかし、このような構成に限らず、データ処理部140、制御部150、検出部170は、専用のハードウェアにより構成されることとしてもよい。
受信部110、第1処理部141、第2処理部142、制御部150、検出部170が有するこれらの機能により、受信装置100は、送信装置200から受信できなかったパケットが再送によって正常に受信できるまで既に受信されたパケットが自装置の下位層において待たされることを、所定の要求に応じて回避することが可能となる。
制御部150は、例えば、検出部170により所定の要求が検出された場合であっても、パケットの種類によっては、受信部110により欠落なく所定数のパケットが受信されてから、受信部110により受信された所定数のパケットを一括して第2処理部142に出力するように第1処理部141を制御するようにしてもよい。
例えば、リオーダ処理を無効化すべき送信装置200が指定される場合が想定される。その場合には、検出部170は、所定の要求に送信装置200を識別するための装置識別情報が含まれている場合、所定の要求から装置識別情報をさらに検出し、制御部150は、装置識別情報により識別される送信装置200から受信部110によりパケットが受信される度にパケットを第2処理部142に出力するように第1処理部141を制御すればよい。一方、制御部150は、所定の要求から検出されなかった装置識別情報により識別される送信装置200からのパケットを受信する場合には、受信部110により欠落なく所定数のパケットが受信されてから、受信部110により受信された所定数のパケットを一括して第2処理部142に出力するように第1処理部141を制御すればよい。送信装置200を識別するための装置識別情報の例としては、例えば、送信装置200のMACアドレスを使用することができる。送信装置200のMACアドレスの代わりに、送信装置200のマシン名やIPアドレスなどを使用することもできる。
また、例えば、リオーダ処理を無効化すべきパケットの種別が指定される場合が想定される。検出部170は、所定の要求にパケットの種別を示す種別情報が含まれている場合、所定の要求から種別情報をさらに検出し、制御部150は、種別情報により示される種別のパケットが受信部110により受信される度にパケットを第2処理部142に出力するように第1処理部141を制御すればよい。一方、制御部150は、種別情報により示される種別以外の種別のパケットを受信する場合には、受信部110により欠落なく所定数のパケットが受信されてから、受信部110により受信された所定数のパケットを一括して第2処理部142に出力するように第1処理部141を制御すればよい。パケットの種別を示す種別情報としては、パケットが格納されるキューを識別するためのIDに相当するトラフィックID(TID)を使用することができる。TIDの代わりに、ポート番号などを使用することもできる。
データ処理部140は、その他、必要に応じて、送信装置200に送信すべきパケットを生成する機能を有する。送信装置200に送信すべきパケットとしては、上記した例では、AckやBlock Ackが相当する。
送信動作においては、伝送処理部130は、データ処理部140により生成されたパケットに対してヘッダや誤り検出符号の付加などの処理を行い、処理後のデータを無線インタフェース部120に提供する。無線インタフェース部120は、伝送処理部130により受け取ったデータを変調信号にして送信装置200に送信する。受信動作においては、無線インタフェース部120が送信装置200からの受信信号の復調を行い、伝送処理部130が受信信号のヘッダ解析を行い、受信信号をデータ処理部140に渡す。
伝送処理部130は、802.11nにおいて定義されているスループット高速化技術に使用されるA−MPDUフレームの生成や分解、Block Ackのバッファ管理やウインドウ管理などを行う。また、上記したように、第1処理部141は、受信時におけるパケットに対する順序制御処理(リオーダ処理)を行う。
記憶部160は、受信装置100を機能させるための各種プログラムを記憶することが可能である。記憶部160が記憶する各種プログラムは、例えば、伝送処理部130やデータ処理部140、制御部150、検出部170の機能を実現するために使用される。記憶部160は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などといった記憶装置により構成される。
入力部180は、ユーザからの操作信号の入力を受け付ける機能を有するものである。入力部180は、例えば、入力装置などにより構成されるものであり、例えば、操作信号を入力するためのボタン、キーボード、マウスなどにより構成される。入力部180は、ユーザから入力された操作信号を検出部170に出力する。なお、検出部170が入力部180から出力された操作信号に基づいて所定の要求を検出する場合には、入力部180が必要となるが、その他の手法により検出部170が所定の要求を検出する場合には、受信装置100は、特に入力部180を備えていなくてもよい。
出力部190は、制御部150の制御によりユーザに対して情報を出力する機能を有するものである。出力部190は、例えば、出力装置などにより構成されるものであり、例えば、ディスプレイ、スピーカーなどにより構成される。なお、受信装置100は、特に出力部190を備えていなくてもよい。
[1−4.送信装置の機能構成]
図4は、本発明の実施形態に係る送信装置200の機能構成を示す図である。図4を参照しながら、本発明の実施形態に係る送信装置200の機能構成について説明する。
図4に示すように、本発明の実施形態に係る送信装置200は、少なくとも、送信部210を備えるものである。また、送信装置200は、必要に応じて、無線インタフェース部220、伝送処理部230、データ処理部240、制御部250、記憶部260などを備えるものである。
送信部210は、複数のパケットを順次に受信装置100に送信する機能を有するものである。ここで、送信部210により受信装置100に順次に送信される複数のパケットのそれぞれは、図2に示した例では、フレームペイロードに相当するものであり、プリアンブル、PLCPヘッダ、MACヘッダなどは、適宜、当該フレームペイロードに付加されたり、当該フレームペイロードから外されたりする。例えば、送信装置200は、複数のパケットを、A−MSDUフレーム、A−MPDUフレームなどにより送信する。送信部210は、図4に示すように、例えば、アンテナにより構成されるが、他の通信装置により構成されてもよい。
データ処理部240は、少なくとも、第1処理部241と、第2処理部242とを備えるものである。第1処理部241は、第2処理部242により順次に生成された複数のパケットを伝送処理部230に出力する。第1処理部241は、上記したMAC層に相当するものである。第2処理部242は、複数のパケットを順次に生成する機能を有するものである。第2処理部242は、順次に生成した複数のパケットを第1処理部241に出力する。第2処理部242は、上記したMAC層よりも上位の層に相当するものである。
送信動作においては、伝送処理部230は、データ処理部240により生成されたパケットに対してヘッダや誤り検出符号の付加などの処理を行い、処理後のデータを無線インタフェース部220に提供する。無線インタフェース部220は、伝送処理部230により受け取ったデータを変調信号にして受信装置100に送信する。受信動作においては、無線インタフェース部220が受信装置100からの受信信号の復調を行い、伝送処理部230が受信信号のヘッダ解析を行い、受信信号をデータ処理部240に渡す。
伝送処理部230は、802.11nにおいて定義されているスループット高速化技術に使用されるA−MPDUフレームの生成や分解、Block Ackのバッファ管理やウインドウ管理などを行う。
記憶部260は、送信装置200を機能させるための各種プログラムを記憶することが可能である。記憶部260が記憶する各種プログラムは、例えば、伝送処理部230やデータ処理部240、制御部250の機能を実現するために使用される。記憶部260は、例えば、HDDなどといった記憶装置により構成される。
[1−5.通信システムにより実行される処理]
図5は、本発明の実施形態に係る通信システム10により実行される処理の流れを示すフローチャートである。図5を参照しながら、本発明の実施形態に係る通信システム10により実行される処理の流れについて説明する。
図5に示すように、送信装置200と受信装置100との間におけるリンク確立が完了すると(ステップ110)、送信装置200と受信装置100との間においてデータパケットの送受信を行うことが可能となる。この状態において、受信装置100は、要求検出処理を行う(ステップ120)。要求検出処理は、上記した例では、検出部170により所定の要求を検出する処理に相当するものであり、これから実行しようとしている上位層アプリケーションに低遅延の要求があるか否かを検出する処理である。低遅延の要求とは、処理の遅延を低く抑える旨を示す要求を意味する。
要求検出処理の結果、これから実行しようとしている上位層アプリケーションに低遅延の要求があると判断された場合に(ステップS130で「Yes」)、受信装置100はリオーダ処理の無効化を行う(ステップS140)。この後、送信装置200からのデータパケットの送信が行われることになる(ステップS150)。なお、要求検出処理において、データパケットの内容に基づいて、上位層アプリケーションに低遅延の要求があるか否かが判断される場合には、データパケットの送信開始後に要求検出処理が行われ、必要に応じてリオーダ処理の無効化が行われる。
[1−6.所定の要求をユーザからの入力により検出する場合]
図6は、本発明の実施形態に係る受信装置100により表示される選択画面例を示す図である。図6を参照しながら、所定の要求をユーザからの入力により検出する場合について説明する。なお、この例における所定の要求とは、上記したように、MAC層よりも上位の層からの低遅延の要求に相当するものであり、低遅延の要求とは、例えば、処理の遅延を低く抑える旨を示す要求を意味するものである。
上記したように、検出部170により所定の要求が検出される場合としては様々なものが想定される。例えば、検出部170は、所定の要求をユーザからの入力により検出することが可能である。その場合には、受信装置100は、ユーザからの操作信号の入力を受け付ける入力部180をさらに備えることとなる。また、検出部170は、入力部180により入力が受け付けられた操作信号に基づいて、所定の要求を検出する。
例えば、制御部150は、図6に示したような選択画面を出力部190に表示させる。選択画面は、例えば、リオーダ処理を無効にしたいパケットの送信元の送信装置200を選択するためのMACアドレス191を含んでいる。選択画面を閲覧したユーザは、入力部180に対して、例えば、チェック欄192にチェックを入れ、OKボタン195を押下する操作を行うことができる。この操作により、制御部150は、チェック欄192にチェックが入れられているMACアドレス191により指定される送信装置200からのパケットに対するリオーダ処理を無効化することができる。
選択画面は、例えば、リオーダ処理を無効にしたいパケットのトラフィックID(TID)193を含んでいる。TID193は、例えば、パケットが格納されるキューを識別するためのIDに相当する。選択画面を閲覧したユーザは、入力部180に対して、例えば、チェック欄194にチェックを入れ、OKボタン195を押下する操作を行うことができる。この操作により、制御部150は、チェック欄194にチェックが入れられているTIDを有するパケットに対するリオーダ処理を無効化することができる。
MACアドレス191の代わりに、他の情報を使用することも可能である。例えば、送信装置200のマシン名やIPアドレスを、MACアドレス191の代わりに使用することができる。また、他の情報をTID193の代わりに使用することも可能である。例えば、TID193の代わりにポート番号を使用することも可能である。
[1−7.所定の要求を所定フィールドの設定値により検出する場合]
図7は、本発明の実施形態に適用し得るデータフレーム(IPヘッダを含む)の構成例を示す図である。図8は、本発明の実施形態に適用し得るデータフレーム(RTPヘッダを含む)の構成例を示す図である。図7および図8を参照しながら、所定の要求を所定フィールドの設定値により検出する場合について説明する。なお、この例における所定の要求とは、上記したように、MAC層よりも上位の層からの低遅延の要求に相当するものであり、低遅延の要求とは、例えば、処理の遅延を低く抑える旨を示す要求を意味するものである。
上記したように、検出部170により所定の要求が検出される場合としては様々なものが想定される。例えば、検出部170は、所定の要求を、送信装置200から受信装置100にデータを送信する際に使用されるパケットにおける所定フィールドの設定値により検出することが可能である。その場合には、検出部170は、受信部110により送信装置200から受信された複数のパケットのそれぞれの所定のフィールドに設定されている値に基づいて、所定の要求を検出する。
この手法では、受信装置100は、送信装置200からのデータ送信の前に所定の要求を検出するのではなく、送信装置200から受信装置100に送信されるデータ自身から所定の要求を検出する。そのために、上位層において使用されるヘッダ部に低遅延の要求を伝えるためのフィールドを用意しておき、このフィールドに設定されている値を受信装置100において解釈することで所定の要求の検出を行う。受信装置100は、所定の要求を検知した場合には、現在の動作を低遅延アプリケーション用の動作(リオーダ処理の無効化)に切り替える。
リオーダ処理の無効化の範囲を限定するための情報(例えば、送信元の送信装置200を指定するためのMACアドレスやTIDの情報)には、所定の要求が検出されたパケットに使用されていたものをそのまま適用することができる。上位層において使用されるヘッダ部を低遅延の要求を伝えるためのフィールドを用意する例としては、図7に示すように、IPヘッダの「Type Of Service」フィールドと「Protocol」フィールドとの組み合わせを使用する場合などが想定される。例えば、「Type Of Service」フィールドに低遅延を優先させる旨を示す値が設定され、「Protocol」フィールドにUDPを示す値が設定されている場合に低遅延が要求されていると判断することができる。また、図8に示すように、RTPヘッダの「Payload Type」フィールドに低遅延の要求を伝えるための値を設定することも考えられる。
[1−8.所定の要求を専用メッセージの受信により検出する場合]
図9は、本発明の実施形態に適用し得るマネジメントアクションフレームの構成例を示す図である。図9を参照しながら、所定の要求を専用メッセージの受信により検出する場合について説明する。なお、この例における所定の要求とは、上記したように、MAC層よりも上位の層からの低遅延の要求に相当するものであり、低遅延の要求とは、例えば、処理の遅延を低く抑える旨を示す要求を意味するものである。
上記したように、検出部170により所定の要求が検出される場合としては様々なものが想定される。例えば、検出部170は、所定の要求を、送信装置200から送信された専用メッセージの受信により検出することが可能である。その場合には、受信部110は、所定の要求を通知するために送信装置200から送信された所定のメッセージをさらに受信し、検出部170は、受信部110により送信装置200から受信された所定のメッセージに基づいて、所定の要求を検出する。
この手法では、送信装置200から受信装置100へのデータ送信に先立って、送信装置200が、例えば、リオーダ処理を無効化する旨を示す要求をメッセージとして受信装置100に送信する。受信装置100は、送信装置200からのメッセージを解釈し、その指示に従って、送信元の送信装置200からのパケットに限りリオーダ処理の無効化を行う。この場合、その送信元の送信装置200からのパケットすべてに対してリオーダ処理が無効となり、その送信元の送信装置200からの他の低遅延化の必要ないパケットについてもリオーダ処理がなされなくなる状況が起こりうる。この状況を回避するため、例えば、送信装置200がリオーダ処理の無効化を図りたいTIDをメッセージに含めることで、無効化の範囲を限定することもできる。
メッセージを記載するためのフレームとして、例えば、図9に示したように、MAC層よりも上位層には上がらない管理フレームであるマネジメントアクションフレームを使用することができる。マネジメントアクションフレームを使用した場合には、例えば、「Category」フィールドに「127」を設定すると、このフレームをベンダが独自に実装できることとなる。例えば、ベンダを識別するために使用されるOUI(Organizationally Unique Identifier)の後段に存在する「Message」フィールドを上記した所定のメッセージ用のフィールドとして使用することができる。
メッセージを記載するためのフレームとして、例えば、図10に示したように、データフレームを使用することもできる。この場合、例えば、送信装置200は、データフレームにおいてMAC層より上位層が扱う部分(例えば、LLC−SNAPヘッダの後段)にメッセージをカプセル化した上でデータフレームを受信装置100に送信する。
[1−9.欠落パケットの復元]
図11は、本発明の実施形態に係る受信装置100による欠落パケットの復元について説明するための図である。図11を参照しながら、本発明の実施形態に係る受信装置100による欠落パケットの復元について説明する。なお、ここで説明する欠落パケットの復元手法は一例であり、本発明の実施形態に係る受信装置100による欠落パケットの復元手法は、ここで説明する欠落パケットの復元手法に限定されるものではない。
制御部150により、受信部110によりパケットが受信される度に受信されたパケットを第2処理部142に出力するように第1処理部141が制御されている場合には、第1処理部141から出力されないパケットが存在し得る。このような場合、第2処理部142は、例えば、第1処理部141から出力されないパケットを復元することが可能である。例えば、第2処理部142は、受信部110により、所定数のパケットに対してビットごとに排他的論理和を演算することにより得られた演算結果が送信装置200からさらに受信された場合、第1処理部141から出力された複数のパケットと演算結果とに対してビットごとに排他的論理和を演算する。これにより、第1処理部141から出力されないパケットを復元することができる。
より詳細には、送信装置200から送信されるパケット♯1〜♯4が存在する場合、送信装置200の第1処理部241(図11には「送信側上位層」と示されている。)は、パケット♯1〜♯4に対する排他的論理和を演算し、演算して得られた演算結果をパケットとして受信装置100に送信する。このようにすれば、例えば、パケット♯2が欠落して受信装置100に届かなかった場合であっても、受信装置100の第1処理部141(図11には「受信側上位層」と示されている。)は、パケット♯1、♯3、♯4および演算結果に対する排他的論理和を演算することにより、演算して得られた演算結果をパケット♯2として復元することができる。
[1−10.所定の要求検出前に送受信されるパケットの流れ]
図12は、本発明の実施形態に係る通信システム10により送受信されるパケット(所定の要求検出前)の流れの一例を示す図である。図12を参照しながら、本発明の実施形態に係る通信システム10により送受信されるパケット(所定の要求検出前)の流れの一例について説明する。
送信装置200と受信装置100との間では、データリンクが確立して、Aggregation、Block Ackは既に使用できる状態になっているとする。図12に示した例では、送信装置200が#1〜#8までのパケットを送信している。まず、Aggregationによって#1〜#4までのパケットが結合されて送信されたとする。ここで、パケット#2は受信装置100において正しく復調できず、エラーが発生している。
なお、受信装置100は、図示しない送信部により、送信装置200から送信された所定数のパケットに対する応答パケット(Block Ack)を、送信装置200に送信することができる。応答パケット(Block Ack)の送信は、検出部170により所定の要求が検出される前であるか後であるかに関わらず、行うことができる。検出部170により所定の要求が検出される前におけるパケットの流れは、図12に例として示されており、検出部170により所定の要求が検出された後におけるパケットの流れは、図13に例として示されている。
このように、検出部170により所定の要求が検出される前であるか後であるかに関わらず、応答パケット(Block Ack)の送信を行えば、第1処理部141は、所定数のパケットの中に受信部110により受信されなかったパケットである欠落パケットが存在するか否かを判断し、欠落パケットが存在すると判断した場合には欠落パケットのシーケンス番号を応答パケット(Block Ack)に設定することができる。また、第1処理部141は、欠落パケットが存在しないと判断した場合には欠落なくパケットが受信された旨を示す情報を応答パケット(Block Ack)に設定することができる。
受信装置100においては、各パケットが順序通りになるという条件を満たす限り、正しく受信できたパケットを上位層に転送する。ここでは、パケット#1は、直ちに上位層に転送されるが、パケット#2が到着していないため、パケット#3、#4は受信装置100に到着していても上位層に転送することができない。また、受信装置100は、この4パケットそれぞれの成否を伝えるBlock Ackフレームを送信装置200に送信する。
ここで、エラー発生によりパケット#2は受信装置100に届かなかったことが送信装置200に伝えられ、送信装置200においては、パケット#2を再送する必要があることを知る。続いて、送信装置200は、パケット#5〜#8の送信を行う。送信装置200は、パケット#2の再送も行うため、パケット#2も含めてAggregationして送信している。再送対象のパケットと新規に送信対象とされるパケットをどのような順で送信するかは実装に依存することがあるため、パケット#2の再送は遅れてしまう可能性もある。
図12に示した例では、パケット#8の後にパケット#2が送信されるため、パケット#2の受信装置100への到着は最後になる。この間、パケット#8までのデータパケットがすべて到着しているにもかかわらず、受信装置100のバッファに蓄積されたままになっていることになる。パケット#2が受信装置100に到着し、上位層に転送された後に、パケット#2〜♯8は一括して転送されることになるが、この間無駄な遅延時間が発生することになる。上位層では、低遅延アプリケーションが実行されているが、図12に示したように、例えば、パケットの使用期限が厳しいアプリケーションでは、パケット#2の到着まで待たされている間、本来利用できるはずのパケット#3以降の情報が期限内に上位層に到達しないため、パケット#2〜♯8が一括して破棄されてしまうという現象が起こりうる。
[1−11.所定の要求検出後に送受信されるパケットの流れ]
図13は、本発明の実施形態に係る通信システム10により送受信されるパケット(所定の要求検出後)の流れの一例を示す図である。図13を参照しながら、本発明の実施形態に係る通信システム10により送受信されるパケット(所定の要求検出後)の流れの一例について説明する。
図13に示すように、受信装置100により所定の要求が検出されてリオーダ処理の無効化が行われると、上位層でのパケットの順序保証が得られなくなる代わりに、逐次パケットを上位層に転送することができるようになる。これにより、上位層アプリケーションに到達するまでの遅延時間を大幅に低減することができるようになる。図13に示した例では、パケット#2がエラー発生により受信装置100に届いていないところは、図12に示した例と同様であるが、パケット#3以降のパケットが上位層に直ちに到達しているため、パケット#3以降のパケットが上位層アプリケーションのパケット使用期限に間に合うようになっている。
パケット#2は、エラー発生により受信装置100に届いていないが、受信装置100は、パケットの欠落を検出すれば、例えば、1つのパケットが欠落した場合に対しては、簡単なパリティパケットを追加することで欠落パケットを復元することができる。図12に示したパターンに対しても欠落パケットの復元手法を適用することはできるが、期限切れによりパケット#2以降が一括してバースト状に欠損しているため、簡単なパリティパケットの追加では欠落パケットをすべて救うことができないこととなる。
例えば、受信部110は、応答パケットに設定されているシーケンス番号に基づいて送信装置200から欠落パケットが再送された場合、欠落パケットを受信することができる。その場合、第2処理部142は、制御部150により、受信部110によりパケットが受信される度にパケットを第2処理部142に出力するように第1処理部141が制御されている場合に、第1処理部141から出力されないパケットを復元し、受信部110により受信された欠落パケットを破棄することができる。
図13に示すように、(復元されたパケット♯2ではなく)本物のパケット#2は、遅れてMAC層から上位層に転送されることとなるが、復元されたパケット♯2と本物のパケット♯2との重複検出と本物のパケット♯2の破棄とを組み合せることで、上位層にて低遅延アプリケーションを効率的に実行できるようになる。
<2.変形例>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
<3.まとめ>
本発明の実施形態によれば、送信装置200から受信できなかったパケットが再送によって正常に受信できるまで既に受信されたパケットが受信装置100の下位層において待たされることを、所定の要求に応じて回避することが可能である。より詳細には、受信装置100において、上位層がリアルタイム性を要求するようなアプリケーションの場合に、所定の要求に応じてパケットが速やかに上位層に転送されるようになるという効果が期待できる。また、受信装置100に届いていないパケットについては復元させることができるため、通信システム10全体としての遅延時間を短くすることができるという効果も期待できる。
10 通信システム
100 受信装置
110 受信部
120 無線インタフェース部
130 伝送処理部
140 データ処理部
141 第1処理部
142 第2処理部
150 制御部
160 記憶部
170 検出部
180 入力部
190 出力部
191 MACアドレス
192 チェック欄
193 TID
194 チェック欄
195 OKボタン
200 送信装置
210 送信部
220 無線インタフェース部
230 伝送処理部
240 データ処理部
241 第1処理部
242 第2処理部
250 制御部
260 記憶部
300 ネットワーク

Claims (16)

  1. 送信装置から複数のパケットを順次に受信する受信部と、
    前記受信部により欠落なく所定数の前記パケットが受信された場合、前記受信部により受信された前記所定数のパケットを一括して出力する第1処理部と、
    前記第1処理部から一括して出力された前記所定数のパケットの入力を受け付ける第2処理部と、
    所定の要求を検出する検出部と、
    前記検出部により前記所定の要求が検出された場合、前記受信部によりパケットが受信される度に前記パケットを前記第2処理部に出力するように前記第1処理部を制御する制御部と、
    を備える、受信装置。
  2. 前記第2処理部は、
    前記検出部により前記所定の要求が検出される前には、前記第1処理部から出力された前記所定数のパケットに対して所定の処理を実行し、前記検出部により前記所定の要求が検出された後には、前記第1処理部から出力された前記パケットに対して所定の処理を実行する、
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記第2処理部は、
    前記制御部により、前記受信部により前記パケットが受信される度に前記パケットを前記第2処理部に出力するように前記第1処理部が制御されている場合に、前記第1処理部から出力されないパケットを復元する、
    請求項2に記載の受信装置。
  4. 前記第1処理部は、
    前記送信装置から送信される前記複数のパケットのそれぞれにシーケンス番号が付されている場合、前記複数のパケットのそれぞれに付されたシーケンス番号により欠落なく前記所定数のパケットが受信されたか否かを判断する、
    請求項1に記載の受信装置。
  5. 前記受信装置は、
    ユーザからの操作信号の入力を受け付ける入力部をさらに備え、
    前記検出部は、
    前記入力部により入力が受け付けられた前記操作信号に基づいて、前記所定の要求を検出する、
    請求項1に記載の受信装置。
  6. 前記受信部は、
    前記所定の要求を通知するために前記送信装置から送信された所定のメッセージをさらに受信し、
    前記検出部は、
    前記受信部により前記送信装置から受信された前記所定のメッセージに基づいて、前記所定の要求を検出する、
    請求項1に記載の受信装置。
  7. 前記検出部は、
    前記受信部により前記送信装置から受信された前記複数のパケットのそれぞれの所定のフィールドに設定されている値に基づいて、前記所定の要求を検出する、
    請求項1に記載の受信装置。
  8. 前記検出部は、
    前記所定の要求に前記送信装置を識別するための装置識別情報が含まれている場合、前記所定の要求から前記装置識別情報をさらに検出し、
    前記制御部は、
    前記装置識別情報により識別される前記送信装置から前記受信部により前記パケットが受信される度に前記パケットを前記第2処理部に出力するように前記第1処理部を制御する、
    請求項1に記載の受信装置。
  9. 前記検出部は、
    前記所定の要求に前記パケットの種別を示す種別情報が含まれている場合、前記所定の要求から前記種別情報をさらに検出し、
    前記制御部は、
    前記種別情報により示される種別のパケットが前記受信部により受信される度に前記パケットを前記第2処理部に出力するように前記第1処理部を制御する、
    請求項1に記載の受信装置。
  10. 前記受信装置は、
    前記検出部により前記所定の要求が検出される前であるか後であるかに関わらず、前記送信装置から送信された前記所定数のパケットに対する応答パケットを、前記送信装置に送信する送信部、
    をさらに備える、請求項1に記載の受信装置。
  11. 前記第1処理部は、
    前記所定数のパケットの中に前記受信部により受信されなかったパケットである欠落パケットが存在するか否かを判断し、前記欠落パケットが存在すると判断した場合には前記欠落パケットのシーケンス番号を前記応答パケットに設定し、前記欠落パケットが存在しないと判断した場合には前記欠落なくパケットが受信された旨を示す情報を前記応答パケットに設定する、
    請求項10に記載の受信装置。
  12. 前記受信部は、
    前記応答パケットに設定されている前記シーケンス番号に基づいて前記送信装置から前記欠落パケットが再送された場合、前記欠落パケットを受信し、
    前記第2処理部は、
    前記制御部により、前記受信部により前記パケットが受信される度に前記パケットを前記第2処理部に出力するように前記第1処理部が制御されている場合に、前記第1処理部から出力されないパケットを復元し、前記受信部により受信された前記欠落パケットを破棄する、
    請求項11に記載の受信装置。
  13. 前記第2処理部は、
    前記受信部により、前記所定数のパケットに対してビットごとに排他的論理和を演算することにより得られた演算結果が前記送信装置からさらに受信された場合、前記第1処理部から出力された複数のパケットと前記演算結果とに対してビットごとに排他的論理和を演算することにより、前記第1処理部から出力されないパケットを復元する、
    請求項3に記載の受信装置。
  14. 送信装置から複数のパケットを順次に受信するステップと、
    欠落なく所定数の前記パケットが受信された場合、受信された前記所定数のパケットを一括して出力するステップと、
    一括して出力された前記所定数のパケットの入力を受け付けるステップと、
    所定の要求を検出するステップと、
    前記所定の要求が検出された場合、パケットが受信される度に前記パケットを出力するように制御するステップと、
    を備える、受信方法。
  15. コンピュータを、
    送信装置から複数のパケットを順次に受信する受信部と、
    前記受信部により欠落なく所定数の前記パケットが受信された場合、前記受信部により受信された前記所定数のパケットを一括して出力する第1処理部と、
    前記第1処理部から一括して出力された前記所定数のパケットの入力を受け付ける第2処理部と、
    所定の要求を検出する検出部と、
    前記検出部により前記所定の要求が検出された場合、前記受信部によりパケットが受信される度に前記パケットを前記第2処理部に出力するように前記第1処理部を制御する制御部と、
    を備える、受信装置として機能させるためのプログラム。
  16. 複数のパケットを順次に送信する送信部、
    を備える、送信装置と、
    前記送信装置から複数のパケットを順次に受信する受信部と、
    前記受信部により欠落なく所定数の前記パケットが受信された場合、前記受信部により受信された前記所定数のパケットを一括して出力する第1処理部と、
    前記第1処理部から一括して出力された前記所定数のパケットの入力を受け付ける第2処理部と、
    所定の要求を検出する検出部と、
    前記検出部により前記所定の要求が検出された場合、前記受信部によりパケットが受信される度に前記パケットを前記第2処理部に出力するように前記第1処理部を制御する制御部と、
    を備える、受信装置と、
    を有する、通信システム。
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