JP2012114626A - 光通信システム、ponシステムの宅側装置及び局側装置、発光パワーの制御方法 - Google Patents

光通信システム、ponシステムの宅側装置及び局側装置、発光パワーの制御方法 Download PDF

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康之 川西
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Abstract

【課題】 発光パワーを迅速に調整することができる光通信システムを提供する。
【解決手段】 本発明の光通信システムは、光信号によって通信する自ノード(例えばPONの局側装置1)と他ノード(例えばPONの宅側装置2)とを含む光通信システムに関する。この光通信システムは、自ノード1からの光信号を受信する他ノード2の受光パワーを測定する測定部39と、測定された受光パワーの測定値と、他ノード2における受光パワーの目標値との差に基づいて、自ノード1において調整可能な発光パワーの変化幅を算出する算出部16と、算出された発光パワーの変化幅の分だけ自ノード1の発光パワーを変化させるパワー調整部25とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、PON(Passive Optical Network )システムに好適に使用できる光通信システムと、そのPONシステムの宅側装置及び局側装置と、それらのシステムにおける発光パワーの制御方法に関する。
PONシステムは、集約局としての局側装置と、複数の加入者宅に設置された宅側装置とを、1本の光ファイバから光カプラを介して複数の光ファイバに分岐する光ファイバ網によって接続したものである(例えば、特許文献1参照)。
かかるPONシステムでは、局側装置から宅側装置への下り方向通信の場合は、ブロードキャスト方式によって連続的な光信号が伝送され、宅側装置から局側装置への上り方向通信の場合は、光信号の衝突を避けるために、時分割方式によって間欠的な光信号(光バースト信号)が伝送される。
局宅双方にそれぞれ設けられる光送信回路は、レーザダイオード等の発光素子と、この素子を動作させる駆動回路と、伝送レートに応じた速度の送信信号(電気信号)を生成する論理信号生成部とを備えている(例えば、特許文献2参照)。
この特許文献2の光送信回路では、2.5Gbpsや10Gbpsといった将来的な高速化に対応して、伝送レートに応じた光信号の時間応答特性を調整すべく、パラメータ値が変更可能な時定数パラメータ素子を上記駆動回路に採用している。
また、PONシステムにおいては、通信の高速化に伴い、不足するリンクバジェットを補うために誤り訂正符号が用いられることがある。
この場合、例えば、誤り率(BER:Bit Error Rate)が10−3といったノイズの多いバースト信号を受信することもあり、かかるバースト信号の変化点を正しく検出するにはノイズを除去する必要がある。例えば10G−EPON(IEEE 802.3av)では、通信速度の高速化に伴い、不足するリンクバジェットを前方誤り訂正(FEC:Forward Error Corretion)による符号化技術の導入によって解決している。
特開2004−64749号公報(図4) 特開2007−228214号公報(図2及び図3)
上記の通り、PONシステムでは、通信速度が高速化してもロスバジェットを有効に確保する必要がある。この要請に対応する方策としては、光送信回路の発光パワーを増加するのが最も簡単であるが、これでは光送信回路の消費電力が増大して省電力化に反する。
そこで、受信側で計測された誤り率(例えば、FEC復号化の際の訂正頻度)を送信側に通知し、通知された誤り率に基づいて送信側の発光パワーをフィードバック制御することにより、発光パワーを最低限に調整することが考えられる。
しかし、受信側から通知される誤り率に基づいて送信側の発光パワーを制御する方法では、測定された受信側の誤り率が閾値以上であるか否かによって発光パワーを所定値ずつ増加又は減少させることにより、適切かつ最低限の発光パワーを試行錯誤的に決定することになるので、発光パワーが安定するのに時間がかかり、発光パワーを迅速に調整できないという問題がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、受信側での受光パワーの測定値に基づいて送信側の発光パワーの調整量を即座に決定できるようにして、発光パワーを迅速に調整することができる光通信システム等を提供することを目的とする。
(1) 本発明の光通信システムは、光信号によって通信する自ノードと他ノードとを含む光通信システムであって、自ノードからの光信号を受信する他ノードの受光パワーを測定する測定部と、測定された前記受光パワーの測定値と、前記他ノードにおける受光パワーの目標値との差に基づいて、前記自ノードにおいて調整可能な発光パワーの変化幅を算出する算出部と、算出された前記発光パワーの変化幅の分だけ前記自ノードの発光パワーを変化させるパワー調整部と、を備えていることを特徴とする。
本発明の光通信システムによれば、上記算出部が、測定された受光パワーの測定値と、他ノードにおける受光パワーの目標値との差に基づいて、自ノードにおいて調整可能な発光パワーの変化幅を算出するので、受信側(他ノード)での受光パワーの測定値に基づいて送信側(自ノード)の発光パワーの調整量を即座に決定することができる。
また、上記パワー調整部が、算出された発光パワーの変化幅の分だけ自ノードの発光パワーを変化させるので、前記受光パワーの目標値を例えば最小受光感度に設定することにより、光通信システムの省電力化を図ることができる。
なお、上記発光パワーの「変化幅」は、受光パワーの測定値から目標値を差し引いた減算値そのものを採用してもよいが、後述の実施形態で述べるように、所定のマージンを考慮する場合には、その減算値からマージンを差し引いた値となる。
(2) 本発明の光通信システムにおいて、他ノードが自ノードに通知する情報としては、例えば次の2種類のバージョンが考えられる。
a) 受光パワーの測定値
b) 受光パワーの測定値を用いて他ノードが算出した、自ノードに関する発光パワーの変化幅
上記a)の情報を採用する場合には、前記他ノードとしては、前記測定部と、前記受光パワーの測定値を所定の制御フレームに含めて前記自ノードに送信する情報挿入部とを有するものを採用すればよい。
また、前記自ノードは、受信した前記制御フレームから前記受光パワーの測定値を抽出する情報抽出部と、抽出された前記受光パワーの測定値を用いて前記発光パワーの変化幅を算出する前記算出部と、前記パワー調整部とを有するものを採用すればよい。
この場合、自ノードは、他ノードからの制御フレームに含まれる受光パワーの測定値を用いて発光パワーの変化幅を自身で算出し、この自身で算出した発光パワーの変化幅にて自身の発光パワーを変化させることになる。
(3) また、上記b)の情報を採用する場合には、前記他ノードとしては、前記測定部と、前記受光パワーの測定値を用いて前記発光パワーの変化幅を算出する前記算出部と、算出された前記発光パワーの変化幅を所定の制御フレームに含めて前記自ノードに送信する情報挿入部とを有するものを採用すればよい。
また、前記自ノードは、受信した前記制御フレームから前記発光パワーの変化幅を抽出する情報抽出部を有するものを採用すればよい。
この場合、自ノードは、他ノードからの制御フレームに含まれる他ノードにて算出された発光パワーの変化幅を当該制御フレームから抽出し、その抽出した発光パワーの変化幅にて自身の発光パワーを変化させることになる。
(4) 本発明の光通信システムにおいて、前記自ノードがPONシステムの局側装置であり、前記他ノードが前記局側装置の管理下にあるPONシステムの宅側装置である場合には、前記算出部は、複数の前記宅側装置ごとに前記発光パワーの変化幅を算出し、その複数の変化幅の中からすべての前記宅側装置が受信可能となる変化幅を選択することが好ましい。
この場合、上記算出部が、複数の変化幅の中からすべての宅側装置が受信可能となる変化幅を選択するので、例えば、受光パワーの目標値を各宅側装置の最小受光感度に設定して発光パワーを最低限に調整する場合でも、すべての宅側装置が下り光信号を確実に受信できるようになる。
(5) 本発明の発光パワーの制御方法は、本発明の光通信システムが行う制御方法であって、同システムと同様の作用効果を奏する。
(6) 本発明の宅側装置は、局側装置が測定した下り光信号の受光パワーの測定値と、前記局側装置における受光パワーの目標値との差に基づいて、宅側装置である自装置において調整可能な発光パワーの変化幅を算出する算出部と、算出された前記発光パワーの変化幅の分だけ前記自装置の発光パワーを変化させるパワー調整部と、を備えていることを特徴とする。
本発明の宅側装置によれば、上記算出部が、局側装置が測定した上り光信号の受光パワーの測定値と、局側装置における受光パワーの目標値との差に基づいて、自装置において調整可能な発光パワーの変化幅を算出するので、局側装置での受光パワーの測定値に基づいて自装置の発光パワーの調整量を即座に決定することができる。
また、上記パワー調整部が、算出された発光パワーの変化幅の分だけ自装置の発光パワーを変化させるので、受光パワーの目標値を例えば最小受光感度に設定することにより、PONシステムにおける上り方向通信の省電力化を図ることができる。
(7) 本発明の局側装置は、局側装置である自装置が管理する複数の宅側装置が測定した上り光信号の受光パワーの測定値と、前記宅側装置における受光パワーの目標値との差に基づいて、すべての前記宅側装置が受信可能となるように調整可能な前記自装置の発光パワーの変化幅を算出する算出部と、算出された前記発光パワーの変化幅の分だけ前記自装置の発光パワーを変化させるパワー調整部と、を備えていることを特徴とする。
本発明の局側装置によれば、上記算出部が、宅側装置が測定した下り光信号の受光パワーの測定値と、宅側装置における受光パワーの目標値との差に基づいて、自装置において調整可能な発光パワーの変化幅を算出するので、宅側装置での受光パワーの測定値に基づいて自装置の発光パワーの調整量を即座に決定することができる。
また、上記パワー調整部が、算出された発光パワーの変化幅の分だけ自装置の発光パワーを変化させるので、受光パワーの目標値を例えば最小受光感度に設定することにより、PONシステムにおける下り方向通信の省電力化を図ることができる。
更に、本発明の局側装置によれば、上記算出部が、すべての宅側装置が受信可能となる変化幅を算出するので、例えば、受光パワーの目標値を各宅側装置の最小受光感度に設定して発光パワーを調整する場合でも、すべての宅側装置が下り光信号を確実に受信できるようになる。
以上の通り、本発明によれば、受信側での受光パワーの測定値に基づいて送信側の発光パワーの調整量を即座に決定できるので、発光パワーを迅速に調整することができる。
本発明の実施形態に係るPONシステムの接続図である。 局側装置の内部構成を示すブロック図である。 宅側装置の内部構成を示すブロック図である。 局側装置が実行する制御処理の内容を示すフローチャートである。 宅側装置が実行する制御処理の内容を示すフローチャートである。 (a)は局側装置における送信パワーの変化幅の算出例を示す表であり、(b)は宅側装置における送信パワーの変化幅の算出例を示す表である。
〔PONシステムの全体構成〕
図1は、本発明の実施形態に係るPONシステムの概略構成図である。
図1において、局側装置(OLT:Optical Line Terminal)1は、上位ネットワークとPONシステムとの中継ノードであり、複数の宅側装置(OUN:Optical Network Unit)2,2,……に対する集約局として通信事業者の中央局等に設置されている。
また、各宅側装置2は、PONシステムの宅側の終端ノードであり、PONシステムの加入者宅にそれぞれ設置されている。
局側装置1のPON側の伝送路である一芯の光ファイバ3(幹線)は、受動的光分岐ノードとしての光カプラ4を介して一芯の複数の光ファイバ(支線)5に分岐し、分岐した各光ファイバ5の終端にそれぞれ宅側装置2が接続されている。
また、局側装置1の上位側インタフェースは上位ネットワーク6に接続され、各宅側装置2のユーザ側インタフェースはユーザネットワーク7に接続されている。
なお、図1では4個の宅側装置2が図示されているが、1つの光カプラ4から、例えば32分岐して32個の宅側装置2を接続することが可能である。
また、図1では光カプラ4を1個だけ使用しているが、光カプラ4を縦列に複数段設けることにより、より多数の宅側装置2を局側装置1と接続することができる。
図1において、宅側装置2から局側装置1への上り方向には、波長λuの上り光信号UOによるデータが送信される。逆に、局側装置1から宅側装置2への下り方向には、波長λdの下り光信号DOによるデータが送信される。
これらの波長λu及びλdは、例えば、IEEE802.3avの10.3125Gbps信号では、以下の範囲の値が想定されている。
1260nm≦λu≦1280nm
1575nm≦λd≦1580nm
局側装置1は、E/O変換素子(発光素子)を内部に含む。この素子は、宅側装置2に対する時分割多重された下り光信号DOを光ファイバ3に同報的に送出する。
下り光信号DOは、光カプラ3で分岐され、各宅側装置2に設けられたO/E変換素子(受光素子)で受信される。各宅側装置2は、自身宛の下り光信号DOに含まれるデータのみを受信処理する。
また、局側装置1は、O/E変換素子(受光素子)を内部に含む。この素子は、各宅側装置2のE/O変換素子(発光素子)から光ファイバ5に送出された上り光信号UOを受信する。
局側装置1は、各宅側装置2からの上り光信号UOが光カプラ3において合波されて1本の光ファイバ3に伝送される際に、それらが衝突しないように送信タイミングを時分割で多重制御する。このため、図1に示すように、各宅側装置2が送出した上り光信号UOは、それぞれガードタイムを挟んで時間軸上に配列されたものとなる。
〔局側装置の構成〕
図2は、局側装置1の内部構成の概略を示すブロック図である。
図2に示すように、局側装置1は、上位側(図2左側)からPON側に向かって順に、SNI(Service Node Interface)11、データ中継制御部12、PON送信部13、光受信部14、光合分波器15、変化幅算出部16及び情報管理データベース17を備えている。
図2において、上位ネットワーク6からの所定の伝送レートの下りフレーム(データ)は、SNI11を経てデータ中継制御部12に送られる。
データ中継制御部12は、その下りフレーム(データ)をPON送信部13に渡すとともに、PON制御フレームであるゲートフレームを自身で生成した場合には、そのゲートフレームについてもPON送信部13に渡す。
下りフレームは、PON送信部13において、所定の波長λdでかつ所定の伝送レート(例えば10Gbps)の光信号に変換され、光合分波器15を介してPON側に向けて下り方向に送信される。
一方、宅側装置2が上り方向に送信した所定の波長λuでかつ所定の伝送レートの光信号は、光合分波器15を通過して光受信部14により電気信号に変換され、変換された電気信号は、データ中継制御部12に送られる。
局側装置1のデータ中継処理部12は、上り下り双方のフレームの中継機能の他、PONの規約に従った、LLID(Logical Link ID )による宅側装置2の識別機能や、MPCP(Multi-Pont Control Protocol )機能を有する。
従って、データ中継制御部12は、受信した上りフレームのヘッダ部分を読み取ることにより、当該上りフレームがデータフレームであるか、或いはレポートフレームであるかを判定する。
この判定の結果、上りフレームがデータフレームであれば、データ中継制御部12は、SNI11に対する送信制御等の所定の中継処理を行い、処理後のフレームはSNI11から上位ネットワーク6へ送出される。
また、上記判定の結果、上りフレームがレポートフレームであれば、データ中継制御部12は、宅側装置2ごとの多重制御情報としてそのレポートフレームに対応するゲートフレームを生成する。
データ中継制御部12は、レポートフレームに対応するゲートフレームに、当該宅側装置2に割り当てた所定のデータ量とその送信開始時刻とを含む送信スケジュールに関する制御情報を格納する。
光受信部14には、受光部18と、受光パワー測定回路19と、信号識別回路20と、情報抽出部21とが含まれている。
このうち、受光部18は、上り光信号UOの受光量に応じた電気信号(電流)を出力するアバランシェフォトダイオード(APD)等よりなるO/E変換素子と、光電変換後の電流を電圧に変換して増幅する増幅器と、増幅器の出力信号(電圧)を所定の閾値と比較して二値信号を生成する二値化回路とを有し、その二値信号(データ)は後段の信号識別回路20に送られる。
受光パワー測定回路19は、受光部18の増幅器の出力電圧に基づいて、O/E変換素子が受光した上り光信号UOの受光レベル(単位:dBm)を測定する回路である。この測定回路19の測定値は変化幅算出部16に送られる。算出部16は、測定回路19から測定値を受け取ると、それをPON送信部13の情報挿入部22に通知する。
信号識別回路20は、受光部18が出力する上りフレームが、宅側装置2が測定した下り光信号DOの受光レベルの測定値を含む所定の制御フレーム(例えば、レポートフレームやOAMフレーム等)であるか否かを識別する。
信号識別回路20は、識別した所定の制御フレームに所定フラグを付して後段の情報抽出部21に送る。情報抽出部21は、上記フラグ付きの制御フレームを受け取った場合には、その制御フレームから宅側装置2での受光レベルの測定値を抽出し、抽出した測定値を変化幅算出部16に通知する。
また、情報抽出部21は、上記フラグのない通常の上りフレームの場合には、当該上りフレームをそのままデータ中継制御部12に送る。
PON送信部13には、情報挿入部22と、情報送出部23と、発光素子24と、パワー調整部25と、発光素子の駆動回路26とが含まれている。
このうち、情報挿入部22は、データ中継制御部12から送られる下りフレームを後段の情報送出部23に中継するものである。情報挿入部22は、上り光信号UOの受光レベルの測定値を変化幅算出部16から受け取った場合には、その上り光信号UOに対応する宅側装置2宛の制御フレーム(例えば、ゲートフレームやOAMフレーム等)の所定フィールドに、その測定値を格納する。
情報送出部23は、下りフレームの信号を増幅して駆動回路26へ提供するための入力バッファよりなり、駆動回路26は、バッファ内の信号に対応する駆動電流を生成し、この駆動電流を発光素子24に供給する。
発光素子24は、電気信号(電流)を光信号に変換するレーザダイオード等よりなり、駆動回路26が生成した所定の伝送レートの駆動電流を下り光信号DOに変換し、光合分波器15を介してその信号DOを光ファイバ3に送出する。
パワー調整部25は、変化幅算出部16が求めた発光パワーの変化幅に対応する駆動回路26の駆動電流の変化量を生成し、その電流変化量を駆動回路26に入力する。駆動回路26は、上記電流変化量を加えた値に駆動電流を調整し、その調整後の電流値にて発光素子24を発光させる。
従って、局側装置1の変化幅算出部16が発光パワーの変化幅を出力すると、当該局側装置1の発光素子24の発光パワーがその変化幅の分だけ増加又は減少する。
変化幅算出部16は、各宅側装置2における受光パワーの目標値として、当該宅側装置2の「最小受光感度」(これ以上のパワーであればデータを誤らずに受信可能となる受光感度の性能保証値)を記憶している。また、変化幅算出部16は、各宅側装置2での受光パワーの測定値を情報抽出部21から取得すると、それらの測定値を宅側装置2ごと(具体的には、LLIDごと)に情報管理データベース17に記録する。
変化幅算出部16は、各宅側装置2が測定した下り光信号DOの受光パワーの測定値と上記最小受光感度との差に基づいて、自装置の発光パワーを必要最小限に調整するための変化幅を算出する。なお、その具体的な算出方法については後述する。
〔宅側装置の構成〕
図3は、宅側装置2の内部構成の概略を示すブロック図である。
図3に示すように、宅側装置2は、ユーザ側(図3右側)からPON側に向かって順に、UNI(User-Network Interface)31、データ中継制御部32、PON送信部33、光受信部34及び光合分波器35及び変化幅算出部36を備えている。
図3において、ユーザネットワーク7からの所定の伝送レートの上りフレーム(データ)は、UNI31を経てデータ中継制御部32に送られる。
データ中継制御部32は、その上りフレーム(データ)をPON送信部33に渡すとともに、PON制御フレームであるレポートフレームを自身で生成した場合には、そのレポートフレームについてもPON送信部33に渡す。
上りフレームは、PON送信部33において、所定の波長λuでかつ所定の伝送レート(例えば10Gbps)の光信号に変換され、光合分波器35を介してPON側に向けて上り方向に送信される。
一方、局側装置1が下り方向に送信した所定の波長λdでかつ所定の伝送レートの光信号は、光合分波器35を通過して光受信部34により電気信号に変換され、変換された電気信号は、データ中継制御部32に送られる。
宅側装置2のデータ中継処理部32は、上り下り双方のフレームの中継機能の他、PONの規約に従った、LLID(Logical Link ID )による宅側装置2の識別機能や、MPCP(Multi-Pont Control Protocol )機能を有する。
従って、データ中継制御部32は、自己宛のゲートフレームに従って自身による上り方向の送信タイミングと送信データ量を決定するため、受信した下りフレームのヘッダ部分を読み取ることにより、当該下りフレームがデータフレームであるか、或いは、ゲートフレームであるかを判定する。
この判定の結果、下りフレームがデータフレームであれば、データ中継制御部32は、UNI31に対する送信制御等の所定の中継処理を行い、処理後のフレームはUNI31からユーザネットワーク7へ送出される。
また、上記判定の結果、下りフレームがゲートフレームであれば、データ中継制御部32は、このゲートフレームに記された制御情報から所定のデータ量(送信時間長)の上りフレームを生成し、この上りフレームを所定の送信開始時刻にPON送信部33から送信させる。
光受信部34には、受光部38と、受光パワー測定回路39と、信号識別回路40と、情報抽出部41とが含まれている。
このうち、受光部38は、下り光信号DOの受光量に応じた電気信号(電流)を出力するアバランシェフォトダイオード(APD)等よりなるO/E変換素子と、光電変換後の電流を電圧に変換して増幅する増幅器と、増幅器の出力信号(電圧)を所定の閾値と比較して二値信号を生成する二値化回路とを有し、その二値信号(データ)は後段の信号識別回路40に送られる。
受光パワー測定回路39は、受光部38の増幅器の出力電圧に基づいて、O/E変換素子が受光した下り光信号DOの受光レベル(単位:dBm)を測定する回路である。この測定回路39の測定値は変化幅算出部36に送られる。算出部36は、測定回路39から測定値を受け取ると、それをPON送信部33の情報挿入部42に通知する。
信号識別回路40は、受光部38からの下りフレームが、局側装置1が測定した上り光信号UOの受光レベルの測定値が含まれる制御フレーム(例えば、ゲートフレームやOAMフレーム等)であるか否かを識別する。
信号識別回路40は、識別した所定の制御フレームに所定フラグを付して後段の情報抽出部41に送る。情報抽出部41は、上記フラグ付きの制御フレームを受け取った場合には、その制御フレームから局側装置1での受光レベルの測定値を抽出し、抽出した測定値を変化幅算出部36に通知する。
また、情報抽出部41は、上記フラグのない通常の下りフレームの場合には、当該下りフレームをそのままデータ中継制御部32に送る。
PON送信部33には、情報挿入部42と、情報送出部43と、発光素子44と、パワー調整部45と、発光素子の駆動回路46とが含まれている。
このうち、情報挿入部42は、データ中継制御部32から送られる上りフレームを後段の情報送出部43に中継するものである。情報挿入部42は、下り光信号DOの受光レベルの測定値を変化幅算出部36から受け取った場合には、局側装置1への制御フレーム(例えば、ゲートフレームやOAMフレーム等)の所定フィールドにその測定値を格納する。
情報送出部43は、上りフレームの信号を増幅して駆動回路46へ提供するための入力バッファよりなり、駆動回路46は、バッファ内の信号に対応する駆動電流を生成し、この駆動電流を発光素子44に供給する。
発光素子44は、電気信号(電流)を光信号に変換するレーザダイオード等よりなり、駆動回路46が生成した所定の伝送レートの駆動電流を上り光信号UOに変換し、光合分波器35を介してその信号UOを光ファイバ5に送出する。
パワー調整部45は、変化幅算出部36が求めた発光パワーの変化幅に対応する駆動回路46の駆動電流の変化量を生成し、その電流変化量を駆動回路46に入力する。駆動回路46は、上記電流変化量を加えた値に駆動電流を調整し、その調整後の電流値にて発光素子44を発光させる。
従って、宅側装置2の変化幅算出部36が発光パワーの変化幅を出力すると、当該宅側装置2の発光素子44の発光パワーがその変化幅の分だけ増加又は減少する。
変化幅算出部36は、局側装置1における受光パワーの目標値として、当該局側装置1の「最小受光感度」を記憶している。
変化幅算出部36は、局側装置1が測定した当該宅側装置2についての上り光信号UOの測定値と上記最小受光感度との差に基づいて、自装置の発光パワーを必要最小限に調整するための変化幅を算出する。なお、その具体的な算出方法についても後述する。
〔局側装置における制御処理〕
図4は、局側装置1が実行する制御処理の内容を示すフローチャートである。
局側装置1の制御処理は、予め定めた一定の制御周期(例えば、1日或いは数日)ごとに行われ、その制御周期の開始と同時に「情報提供モード」と「パワー調整モード」とが並行して行われる。
上記情報提供モードは、局側装置1が測定した測定情報(本実施形態では、各宅側装置2が送信した上り光信号UOの受光レベル)を、対応する宅側装置2宛に送信して情報提供するモードである。
また、上記パワー調整モードは、宅側装置2から取得した提供情報(本実施形態では、下り光信号DOの受光レベル)を用いて、局側装置1の発光パワーを調整するモードである。なお、このパワー調整モードを実行する前の局側装置1の発光パワー(初期値)は、すべての宅側装置2が受信可能な十分な値に設定されているものとする。
以下、図4を参照しつつ、これらのモードの内容を説明する。
局側装置1は、情報提供モードにおいて、上り光信号UOの受光レベルを宅側装置2ごとに自律的に測定し(ステップST1)、対応する宅側装置2宛に下り送信する所定の制御フレームに当該受光レベルを格納することにより、局側装置1から提供すべき提供情報を作成する(ステップST2)。
次に、局側装置1は、上記受光レベルを格納した制御フレームをすべての宅側装置2に送信することにより(ステップST3)、その受光レベルを各宅側装置2に提供する。
一方、局側装置1は、パワー調整モードにおいて、宅側装置2からの提供情報である下り光信号DOの受光レベルを含む制御フレームを受信すると(ステップST4)、情報管理データベース17(図2参照)のデータ内容を新たに取得した受光レベルに更新する(ステップST5)。
次に、局側装置1は、更新後のデータベース17に記録されている下り光信号DOの受光レベルの測定値を用いて、局側装置1において調整可能な発光パワーの変化幅の最小値を算出する(ステップST6)。
図6(a)は、局側装置1における送信パワーの変化幅の算出例を示す表である。
同図に示すように、局側装置1の変化幅算出部16は、自信が管理する複数の宅側装置2(宅♯1〜♯N)についての受光パワーから、当該宅側装置2において必要とされる最小受光感度(図例では−28.5dBm)を減算し、局側装置1において低減可能な送信パワーの変化幅(余裕量)を宅側装置2ごとに算出する。
次に、変化幅算出部16は、その複数の宅側装置2についての送信パワーの変化幅のうちの最小値(図例では3dB)を選択し、この最小値から所定のマージン(図例では1dB)を減算することにより、局側装置1における発光パワーの低減量を算出する。
図4に戻り、上記のようにして発光パワーの低減量を算出すると、局側装置1は、算出した送信パワーの低減量の分だけ発光パワーが減るように駆動回路26の駆動電流を制御し、自装置の発光パワーを調整する(ステップST7)。なお、ある宅側装置2から情報提供された受光パワーが小さすぎる場合(例えば、余裕量がマージン未満の場合)には、局側装置1において発光パワーを増加させる場合もあり得る。
〔局側装置の効果〕
本実施形態に係る局側装置1(或いはこれを有するPONシステム)によれば、変化量算出部16が、宅側装置2が測定した下り光信号DOの受光パワーの測定値と、宅側装置2における受光パワーの目標値(本実施形態では最小受光感度)との差に基づいて、自装置において調整可能な発光パワーの変化幅を算出するので、宅側装置2での受光パワーの測定値に基づいて自装置の発光パワーの調整量を即座に決定することができる。
従って、受信側である宅側装置2から通知される誤り率に基づいて、局側装置1の発光パワーを試行錯誤的に決定する場合に比べて、当該発光パワーを迅速に調整することができる。
また、本実施形態の局側装置1によれば、宅側装置2の受光パワーの目標値を最小受光感度に設定することにより、最小受光感度を基準とした変化幅にて局側装置1の発光パワーを低減するので、PONシステムにおける下り方向通信の省電力化を図ることができる。
更に、本実施形態の局側装置1によれば、変化幅算出部16が、すべての宅側装置2についての送信パワーの変化幅の中の最小値を選択するので、すべての宅側装置2が受信可能となる程度で発光パワーが低減される。
このため、受光パワーの目標値を各宅側装置2の最小受光感度に設定して発光パワーを調整しても、すべての宅側装置2が下り光信号DOを確実に受信することができる。
〔宅側装置における制御処理〕
図5は、宅側装置2が実行する制御処理の内容を示すフローチャートである。
宅側装置2の制御処理についても、予め定めた一定の制御周期(例えば、1日或いは数日)ごとに行われ、その制御周期の開始と同時に「情報提供モード」と「パワー調整モード」とが並行して行われる。
上記情報提供モードは、宅側装置2が測定した測定情報(本実施形態では、局側装置1が送信した下り光信号DOの受光レベル)を、局側装置1に送信して情報提供するモードである。
また、上記パワー調整モードは、局側装置1から取得した提供情報(本実施形態では、上り光信号UOの受光レベル)を用いて、宅側装置2の発光パワーを調整するモードである。なお、このパワー調整モードを実行する前の宅側装置2の発光パワー(初期値)は、局側装置1が受信可能な十分な値に設定されているものとする。
以下、図5を参照しつつ、これらのモードの内容を説明する。
宅側装置2は、情報提供モードにおいて、下り光信号DOの受光レベルを自律的に測定し(ステップSS1)、上り送信する所定の制御フレームに当該受光レベルを格納することにより、宅側装置2から提供すべき提供情報を作成する(ステップSS2)。
次に、宅側装置2は、上記受光レベルを格納した制御フレームを局側装置1に送信することにより(ステップSS3)、その受光レベルを局側装置1に提供する。
一方、宅側装置2は、パワー調整モードにおいて、局側装置1からの提供情報である上り光信号UOの受光レベルを含む制御フレームを受信すると(ステップSS4)、その制御フレームから抽出した測定値を用いて、宅側装置2において調整可能な発光パワーの変化幅を算出する(ステップSS5)。
図6(b)は、宅側装置2における送信パワーの変化幅の算出例を示す表である。
同図に示すように、宅側装置2の変化幅算出部36は、局側装置1が測定した受光パワーから、当該局側装置1において必要とされる最小受光感度(図例では−28.0dBm)を減算し、宅側装置2において低減可能な送信パワーの変化幅(余裕量:図例では3.5dBm)を算出する。
次に、変化幅算出部16は、その変化幅から所定のマージン(図例では1dB)減算することにより、宅側装置2における発光パワーの低減量を算出する。
図5に戻り、上記のようにして発光パワーの低減量を算出すると、宅側装置2は、算出した送信パワーの低減量の分だけ発光パワーが減るように駆動回路46の駆動電流を制御し、自装置の発光パワーを調整する(ステップSS6)。なお、局側装置1から情報提供された受光パワーが小さすぎる場合(例えば、余裕量がマージン未満の場合)には、宅側装置2において発光パワーを増加させる場合もあり得る。
〔宅側装置の効果〕
本実施形態に係る宅側装置2(或いはこれを有するPONシステム)によれば、変化量算出部36が、局側装置1が測定した上り光信号UOの受光パワーの測定値と、局側装置1における受光パワーの目標値(本実施形態では最小受光感度)との差に基づいて、自装置において調整可能な発光パワーの変化幅を算出するので、局側装置1の受光パワーの測定値に基づいて自装置の発光パワーの調整量を即座に決定することができる。
従って、受信側である局側装置1から通知される誤り率に基づいて、宅側装置2の発光パワーを試行錯誤的に決定する場合に比べて、当該発光パワーを迅速に調整することができる。
また、本実施形態の宅側装置2によれば、局側装置1の受光パワーの目標値を最小受光感度に設定することにより、最小受光感度を基準とした変化幅にて宅側装置2の発光パワーを低減するので、PONシステムにおける上り方向通信の省電力化を図ることができる。
更に、本実施形態のPONシステム(光通信システム)によれば、局側装置1の配下の各宅側装置2がそれぞれ発光パワーを低減するパワー調整を行うので、局側装置1がバースト受信する各上り光信号UOの受光レベルのダイナミックレンジが小さくなり、局側装置1の光受信部14が各上り光信号UOに瞬時に同期し易くなる。
従って、上り光信号UOのバースト間ギャップをできるだけ小さくでき、有効帯域を増大させることができる。
〔提供情報の変形例〕
上記実施形態では、局側装置1の発光パワーを調整する場合において、宅側装置2が測定した下り光信号DOの受光パワーの測定値を上り方向の制御フレームを用いて局側装置1に通知し、局側装置1に設けた変化量算出部16が、通知された受光パワーの測定値を用いて局側装置1の発光パワーの変化量を算出しているが、その変化量の算出処理についても宅側装置2が行い、その算出結果である発光パワーの変化量を上り方向の制御フレームに格納して局側装置1に通知することにしてもよい。
この場合、下り光信号DOの受光パワーの測定値を用いて、局側装置1での発光パワーの変化幅を算出する変化幅算出部を宅側装置2に設け、宅側装置2の情報挿入部42において、その変化幅算出部が算出した発光パワーの変化幅を上り方向の制御フレームに含めるようにすればよい。
また、上記実施形態では、宅側装置2の発光パワーを調整する場合において、局側装置1が測定した上り光信号UOの受光パワーの測定値を下り方向の制御フレームを用いて宅側装置2に通知し、宅側装置2に設けた変化量算出部36が、通知された受光パワーの測定値を用いて宅側装置2の発光パワーの変化量を算出しているが、その変化量の算出処理についても局側装置1が行い、その算出結果である発光パワーの変化量を下り方向の制御フレームに格納して宅側装置2に通知することにしてもよい。
この場合、上り光信号UOの受光パワーの測定値を用いて、宅側装置2での発光パワーの変化幅を算出する変化幅算出部を局側装置1に設け、局側装置1の情報挿入部22において、その変化幅算出部が算出した発光パワーの変化幅を下り方向の制御フレームに含めるようにすればよい。
〔その他の変形例〕
上記実施形態は例示であって制限的なものではない。本発明の権利範囲は特許請求の範囲によって示され、そこに記載された構成と均等の範囲内のすべての変更は、本発明の権利範囲に包含される。
例えば、上記実施形態では、局側装置1と宅側装置2の双方が発光パワーの調整制御を行う場合を例示したが、それらのうちのいずれか一方のみが発光パワーの調整制御を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、P2MPの接続形態であるPONシステムに本発明を適用した場合を例示したが、本発明は、P2Pの接続形態である光通信システムに適用することもできる。
1 局側装置(ノード)
2 宅側装置(ノード)
16 変化幅算出部(算出部)
19 受光パワー測定回路(測定部)
21 情報抽出部
22 情報挿入部
25 パワー調整部
36 変化幅算出部(算出部)
39 受光パワー測定回路(測定部)
41 情報抽出部
42 情報挿入部
45 パワー調整部

Claims (7)

  1. 光信号によって通信する自ノードと他ノードとを含む光通信システムであって、
    自ノードからの光信号を受信する他ノードの受光パワーを測定する測定部と、
    測定された前記受光パワーの測定値と、前記他ノードにおける受光パワーの目標値との差に基づいて、前記自ノードにおいて調整可能な発光パワーの変化幅を算出する算出部と、
    算出された前記発光パワーの変化幅の分だけ前記自ノードの発光パワーを変化させるパワー調整部と、
    を備えていることを特徴とする光通信システム。
  2. 前記他ノードは、前記測定部と、前記受光パワーの測定値を所定の制御フレームに含めて前記自ノードに通知する情報挿入部とを有し、
    前記自ノードは、受信した前記制御フレームから前記受光パワーの測定値を抽出する情報抽出部と、抽出された前記受光パワーの測定値を用いて前記発光パワーの変化幅を算出する前記算出部とを有する請求項1に記載の光通信システム。
  3. 前記他ノードは、前記測定部と、前記受光パワーの測定値を用いて前記発光パワーの変化幅を算出する前記算出部と、算出された前記発光パワーの変化幅を所定の制御フレームに含めて前記自ノードに通知する情報挿入部とを有し、
    前記自ノードは、受信した前記制御フレームから前記発光パワーの変化幅を抽出する情報抽出部を有する請求項1に記載の光通信システム。
  4. 前記自ノードはPONシステムの局側装置であり、前記他ノードは前記局側装置の管理下にあるPONシステムの宅側装置であり、
    前記算出部は、複数の前記宅側装置ごとに前記発光パワーの変化幅を算出し、その複数の変化幅の中からすべての前記宅側装置が受信可能となる変化幅を選択する請求項1〜3のいずれか1項に記載の光通信システム。
  5. 自ノードからの光信号を受信する他ノードの受光パワーを測定するステップと、
    測定された前記受光パワーの測定値と、前記他ノードにおける受光パワーの目標値との差に基づいて、前記自ノードにおいて調整可能な発光パワーの変化幅を算出するステップと、
    算出された前記発光パワーの変化幅の分だけ前記自ノードの発光パワーを変化させるステップと、
    を含むことを特徴とする光通信システムにおける発光パワーの制御方法。
  6. 局側装置が測定した上り光信号の受光パワーの測定値と、前記局側装置における受光パワーの目標値との差に基づいて、宅側装置である自装置において調整可能な発光パワーの変化幅を算出する算出部と、
    算出された前記発光パワーの変化幅の分だけ前記自装置の発光パワーを変化させるパワー調整部と、
    を備えていることを特徴とするPONシステムの宅側装置。
  7. 局側装置である自装置が管理する複数の宅側装置が測定した下り光信号の受光パワーの測定値と、前記宅側装置における受光パワーの目標値との差に基づいて、すべての前記宅側装置が受信可能となるように調整可能な前記自装置の発光パワーの変化幅を算出する算出部と、
    算出された前記発光パワーの変化幅の分だけ前記自装置の発光パワーを変化させるパワー調整部と、
    を備えていることを特徴とするPONシステムの局側装置。
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