JP2012113873A - バックライト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】導光フィルムのたわみを防止できるバックライト装置を実現する。
【解決手段】基板120と、基板120に設けられた複数個の点光源160と、点光源160から発せられた光を導入しうる光導入面131S及び光導入面131Sから導入した光を取り出しうる光取出面132を有する導光フィルム130と、基板120、点光源160及び導光フィルム130を収納した筐体110とを備えるバックライト装置100において、導光フィルム130が、導光フィルム130の上端領域130Uに第一の係止受部134,135を有し、基板120及び筐体110の一方又は両方が、導光フィルム130の第一の係止受部134,135を係止しうる第一の係止部115,116を有し、導光フィルム130が、第一の係止受部134,135を第一の係止部115,116で係止されることにより吊り下げられるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明はバックライト装置に関する。
例えば液晶表示装置等の表示装置には、画面を背面から照らすためにバックライト装置が設けられる。このようなバックライト装置の一つに、サイドライト型バックライト装置が知られている。サイドライト型バックライト装置では、光源からの光を導光板の側面から導光板内に導入し、導入した光を導光板の主面から取り出すことにより、点状又は線状の光源に発せられた光を画面に向けて面状に放出できる。
また、一般的なバックライト装置には、導光板から取り出された光の輝度の向上及び輝度均一性の向上などを目的として、光学フィルムが設けられる。このような技術は、例えば、特許文献1,2などに記載されている。
特開平11−84351号公報 特開2005−108851号公報
近年、バックライト装置の薄型化の観点から、導光板の薄型化が進み、厚みが1mm以下の導光フィルムが導光板の代わりに用いられるようになってきた。しかし、導光フィルムは厚みが薄いために変形し易く、応力などにより容易にたわみを生じる。例えば、通常の液晶表示装置は画面が水平方向に対して垂直になる状態(縦置き状態)で使用されるが、この状態では導光フィルムの下端には自重により力が加わり、たわみが生じる。一般に導光フィルムは端部をビス等で固定されるが、このように固定した場合であっても前記のたわみが生じることがあり、特に大画面の表示装置に適用されるバックライト装置においては導光フィルムが大きくなるので自重も大きくなり、前記のたわみが生じ易い。
導光フィルムがたわむと、そのたわみが生じた領域では画面の輝度が変化するので、輝度ムラが生じ、表示装置の輝度均一性が損なわれるおそれがある。このため、導光フィルムのたわみを防止できる技術が求められる。
本発明は上記の課題に鑑みて創案されたもので、導光フィルムのたわみを防止できるバックライト装置の提供を目的とする。
本発明者は上述した課題を解決するため鋭意検討した結果、点光源の基板又は筐体に設けた係止部によって導光フィルムを吊り下げることにより、前記のたわみを防止できることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は以下の〔1〕〜〔14〕を要旨とする。
〔1〕基板と、前記基板に設けられた複数個の点光源と、前記点光源から発せられた光を導入しうる光導入面及び前記光導入面から導入した光を取り出しうる光取出面を有する導光フィルムと、前記基板、前記点光源及び前記導光フィルムを収納した筐体とを備え、
前記導光フィルムは、前記導光フィルムの上端領域に第一の係止受部を有し、
前記基板及び前記筐体の一方又は両方が、前記導光フィルムの第一の係止受部を係止しうる第一の係止部を有し、
前記導光フィルムは、前記第一の係止受部を前記第一の係止部で係止されることにより吊り下げられている、バックライト装置。
〔2〕 前記光取出面から取り出された光が透過しうる光学フィルムを備え、
前記光学フィルムは、前記光学フィルムの上端領域に第二の係止受部を有し、
前記基板及び前記筐体の一方又は両方が、前記光学フィルムの第二の係止受部を係止しうる第二の係止部を有し、
前記光学フィルムは、前記第二の係止受部を前記第二の係止部で係止されることにより吊り下げられている、〔1〕に記載のバックライト装置。
〔3〕 前記導光フィルムの第一の係止受部が、前記光取出面の有効発光領域の外にある、〔1〕又は〔2〕に記載のバックライト装置。
〔4〕 前記基板が、前記導光フィルムの少なくとも一方の横側面の近傍に設けられている、〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載のバックライト装置。
〔5〕 前記導光フィルムの上端領域又は下端領域の横方向中央領域に、前記導光フィルムが前記筐体に対して横方向に相対的に移動することを制限する第一の固定部を有する、〔4〕記載のバックライト装置。
〔6〕 前記導光フィルムが、前記第一の固定部として第三の係止受部を有し、
前記筐体が、前記導光フィルムの前記第三の係止受部を係止しうる第三の係止部を有し、
前記第三の係止受部が前記第三の係止部で係止されることにより、前記導光フィルムが前記筐体に対して横方向に相対的に移動することが制限されている、〔5〕記載のバックライト装置。
〔7〕 前記基板が、前記導光フィルムの上側面の近傍に設けられている、〔1〕〜〔3〕のいずれか一項に記載のバックライト装置。
〔8〕 前記基板が、前記導光フィルムの下側面の近傍に設けられている、〔7〕に記載のバックライト装置。
〔9〕 前記導光フィルムの横端領域の鉛直方向中央領域に、前記導光フィルムが前記筐体に対して鉛直方向に相対的に移動することを制限する第二の固定部を有する、〔8〕に記載のバックライト装置。
〔10〕 前記導光フィルムが、前記第二の固定部として第四の係止受部を有し、
前記筐体が、前記導光フィルムの前記第四の係止受部を係止しうる第四の係止部を有し、
前記第四の係止受部が前記第四の係止部で係止されることにより、前記導光フィルムが前記筐体に対して鉛直方向に相対的に移動することが制限されている、〔9〕記載のバックライト装置。
〔11〕 導光フィルムが光取出構造を有し、
前記導光フィルムの上端領域において、前記第一の係止部に対して当該第一の係止部から最も近い前記点光源とは反対側の領域での前記光取出構造の密度が、前記最も近い点光源と前記最も近い点光源の隣の点光源との配列方向において前記第一の係止部から離れた領域での前記光取出構造の密度よりも、10%以上高い、〔7〕〜〔10〕のいずれか一項に記載のバックライト装置。
〔12〕 前記基板が有する前記第一の係止部が、前記点光源である、〔1〕〜〔11〕のいずれか一項に記載のバックライト装置。
〔13〕 前記基板及び前記筐体の一方又は両方が有する第一の係止部が透明材料からなる、〔1〕〜〔11〕のいずれか一項に記載のバックライト装置。
〔14〕 前記導光フィルムが、吸湿率0.1%以下の樹脂からなる、〔1〕〜〔13〕のいずれか一項に記載のバックライト装置。
本発明のバックライト装置によれば、導光フィルムのたわみを防止できる。
図1は、本発明の第一実施形態に係るバックライト装置を分解した様子を模式的に示す分解斜視図である。 図2は、本発明の第一実施形態に係る筐体に回路基板を設けた様子を模式的に示す斜視図である。 図3は、本発明の第一実施形態に係る導光フィルムを模式的に示す平面図である。 図4は、本発明の第一実施形態に係る光学フィルムを模式的に示す平面図である。 図5は、本発明の第一実施形態において、筐体の横方向端部周辺を水平方向に対して平行な平面で切った断面を模式的に示す断面図である。 図6は、矩形において対向する2組の辺のうち一組を弧状にした形状(端辺弧状矩形)の一例を示す図である。 図7は、突起と孔との寸法差について説明するため、突起及び孔を厚み方向から見た様子を模式的に示す図である。 図8は、導光フィルムが反射板の後方の位置から離脱した場合の構成を模式的に示す断面図である。 図9は、本発明の第二実施形態に係るバックライト装置を分解した様子を模式的に示す分解斜視図である。 図10は、本発明の第二実施形態に係る筐体に回路基板を設けた様子を模式的に示す斜視図である。 図11は、本発明の第二実施形態に係る導光フィルムを模式的に示す平面図である。 図12は、本発明の第二実施形態に係る光学フィルムを模式的に示す平面図である。 図13は、本発明の第二実施形態に係る導光フィルムの上端領域を拡大して模式的に示す図である。 図14は、本発明の第三実施形態に係るバックライト装置を分解した様子を模式的に示す分解斜視図である。 図15は、本発明の第三実施形態に係る筐体に回路基板を設けた様子を模式的に示す斜視図である。 図16は、本発明の第三実施形態に係る導光フィルムを模式的に示す平面図である。 図17は、本発明の第三実施形態に係る光学フィルムを模式的に示す平面図である。 図18は、本発明の第三実施形態において、筐体の上方端部周辺を横方向に対して垂直な平面で切った断面を模式的に示す断面図である。 図19は、本発明の第四実施形態に係るバックライト装置を分解した様子を模式的に示す分解斜視図である。 図20は、本発明の第四実施形態に係る筐体に回路基板を設けた様子を模式的に示す斜視図である。 図21は、本発明の第四実施形態に係る導光フィルムを模式的に示す平面図である。 図22は、本発明の第四実施形態に係る光学フィルムを模式的に示す平面図である。 図23は、第一〜第四の係止部及び第一〜第四の係止受部の構成の例を模式的に示す図である。 図24は、第一〜第四の係止部及び第一〜第四の係止受部の構成の例を模式的に示す図である。 図25は、第一〜第四の係止部及び第一〜第四の係止受部の構成の例を模式的に示す図である。 図26は、第四実施形態に係るフレーム凹部並びに導光フィルムの凸部及び光学フィルムの凸部の変形例を模式的に示す図である。
以下、本発明について実施形態及び例示物等を示して詳細に説明するが、本発明は以下に示す実施形態及び例示物等に限定されるものではなく、本発明の要旨及びその均等の範囲を逸脱しない範囲において任意に変更して実施できる。
なお、以下に説明する実施形態においては、導光フィルム及び光学フィルムは、鉛直方向に対して平行に設けられているものとして説明する。
また、バックライト装置における位置の説明について、特に断らない限り、「上方」は鉛直方向において上方であることを表し、「下方」は鉛直方向において下方であることを表す。また、水平方向のうち、導光フィルムの前面に平行な方向を「横方向」といい、導光フィルムの前面に垂直な方向を「厚み方向」という。また、厚み方向において、導光フィルムから見て光学フィルムがある方向を「前方」と呼び、その反対の方向を「後方」と呼ぶ。
また、以下の実施形態においては、導光フィルムはいずれも矩形のフィルムを例に挙げて説明する。この際、導光フィルムが有する4面の側面のうち、鉛直方向上方の側面を「上側面」と呼び、鉛直方向下方の側面を「下側面」と呼び、横方向の両端の側面を「横側面」と呼ぶ。
さらに、構成要素の方向が「平行」、「垂直」又は「直交」とは、本発明の効果を損ねない範囲内、例えば±5°の範囲内での誤差を含んでいてもよい。
〔第一実施形態〕
図1は、本発明の第一実施形態に係るバックライト装置を分解した様子を模式的に示す分解斜視図である。図2は、本発明の第一実施形態に係る筐体に回路基板を設けた様子を模式的に示す斜視図である。図3は、本発明の第一実施形態に係る導光フィルムを模式的に示す平面図である。図4は、本発明の第一実施形態に係る光学フィルムを模式的に示す平面図である。
図1に示すように、本発明の第一実施形態に係るバックライト装置100は、筐体110と、基板である回路基板120と、導光フィルム130と、反射板140と、光学フィルム150とを備える。回路基板120には、点光源であるLED(light emitting diode)160が複数個設けられている。このようなバックライト装置100では、LED160から発せられた光が、光導入面である導光フィルム130の両方の横側面131Sから導光フィルム130の中に導入され、光取出面である導光フィルム130の前面132から導光フィルム130の外に取り出され、光学フィルム150を透過してバックライト装置100の外部へと放出される。
(筐体)
筐体110は、回路基板120、LED160、導光フィルム130、反射板140及び光学フィルム150を収納した部材であり、矩形状の背面板111と、背面板111の四辺の縁から厚み方向の前方に張り出したフレーム112とを備える。
背面板111の前方の表面には光を反射する反射層113が設けられている。これにより、導光フィルム130の裏面133(図5参照)から取り出された光を再び導光フィルム130へと導入させることができるようになっている。反射層113は、例えば、金属を蒸着して形成された金属層、あるいは白色散乱板(白色反射板)の層、などを用いてもよい。
筐体110の横方向の両端部には、回路基板120を取り付けるための基板取付部114が設けられている。図2に示すように、基板取付部114に回路基板120が取り付けられることにより、回路基板120に設けられたLED160が導光フィルム130の横側面131Sの正面に配置され、LED160が導光フィルム130の横側面131Sに向けて光を発することができるようになっている。
筐体110には、導光フィルム130及び光学フィルム150を吊り下げるために、突起115,116が設けられている。突起115,116は、導光フィルム130の第一の係止受部である孔134,135を係止する部位であり、第一の係止部として機能する。また、突起115,116は、光学フィルム150の第二の係止受部である孔154,155を係止する部位でもあり、第二の係止部としても機能する。
突起115,116の位置は、導光フィルム130の孔134,135及び光学フィルム150の孔154,155に突起115,116を挿入できる位置にする。本実施形態では、背面板111の上端領域111Uに突起115,116が設けられている。
通常、突起115,116は複数個設けられる。この際、横方向における突起115,116の間隔は、筐体110の製造を簡単に行う観点から、5mm以上が好ましく、50mm以上がより好ましく、また、吊り下げられる導光フィルム130及び光学フィルム150の破断を防止する観点から、1000mm以下が好ましく、700mm以下がより好ましい。
複数個の突起115,116は、導光フィルム130及び光学フィルム150を安定して吊り下げる観点から、横方向において均等に設けることが好ましい。
また、複数の突起115,116のうちの一つ(ここでは突起115)は、筐体110の横方向中央領域に設けることが好ましい。横方向中央領域の突起115を第三の係止部として機能させることにより、導光フィルム130において第一の固定部及び第三の係止受部として機能する孔134、並びに、光学フィルム150の孔154を、横方向中央領域の突起115によって係止できるようにするためである。なお、横方向中央領域とは、具体的には、横方向の両端からの距離が例えば±20%の誤差の範囲内で同じになる領域を意味する。
突起115,116の形状は、導光フィルム130及び光学フィルム150を吊り下げることができる限り任意である。なお、本実施形態では、突起115,116の形状は円柱状であるものとするが、例えば、円錐状、角柱状、角錐状などであってもよい。
突起115,116は、透明材料によって形成されることが好ましい。これにより、導光フィルム130内を導光される光を突起115,116が遮ることを抑制して、バックライト装置100の輝度及び輝度均一性が低下することを防止できる。
筐体110においては、背面板111の下端領域111Dの横方向中央領域にも、突起117が設けられている。突起117は第三の係止部として機能する部位である。導光フィルム130において第一の固定部及び第三の係止受部として機能する孔136、並びに、光学フィルム150の孔156は、突起117によって係止されている。
ここで、突起117の形状は、孔136及び孔156を横方向に係止できる限り任意である。本実施形態では、突起117の形状は円柱状であるものとするが、例えば、円錐状、角柱状、角錐状などであってもよい。
突起117は、透明材料によって形成されることが好ましい。これにより、導光フィルム130内を導光される光を突起117が遮ることを抑制して、バックライト装置100の輝度及び輝度均一性が低下することを防止できる。
(回路基板及びLED)
図2に示すように、回路基板120は、LED160が設けられた基板であり、LED160の発光を制御する回路(図示せず)を有する。本実施形態では、鉛直方向に延在する矩形状の回路基板120を用いているものとする。
回路基板120の表面には、複数個のLED160が一定方向(本実施形態では、鉛直方向)に沿って配列されていて、導光フィルム130の横側面131Sに向けて光を発するようになっている。LED160としては、例えば、青黄色系擬似白色発光ダイオード、3色(RGB)方式の白色発光ダイオード等が挙げられる。但し、点光源としては、このようなLED160に限られず、例えば、半導体レーザー等を用いてもよい。
図5は、本発明の第一実施形態において、筐体110の横方向端部周辺を水平方向に対して平行な平面で切った断面を模式的に示す断面図である。図5に示すように、本実施形態では、筐体110の基板取付部114に回路基板120が取り付けられている。このため、回路基板120は、導光フィルム130の横方向の両方において、横側面131Sの近傍に設けられることになる。これにより、LED160から発せられる光を導光フィルム130の横側面131Sから導光フィルム130内に効率的に導入することが可能となっている。
ここで回路基板120が導光フィルム130の横側面131Sの近傍にあるとは、例えば、回路基板120と導光フィルム130とを厚み方向において光取出面(前面132)と平行な平面へと投影した場合に、その投影像において回路基板120と導光フィルム130の横側面131Sとの距離が0mm以上50mm以下であることをいう。
(導光フィルム)
図1に示すように、筐体110の前方には、導光フィルム130が取り付けられている。この導光フィルム130は矩形のフィルムであり、水平方向に平行な上側面131U及び下側面131Dを上方及び下方の縁に有し、また、水平方向に垂直な横側面131Sを横方向の両方の縁に有する。このうち、導光フィルム130は横方向の両方の横側面131Sを光導入面としており、前面132を光取出面としており、横側面131Sから導光フィルム130内に導入した光を前面132から前方へと取り出すことができるようになっている。また、横側面131Sから導入された光の一部は裏面133から後方へと取り出されるが、後方へと取り出された光は反射層113で反射されて再び裏面133から導光フィルム130内に導入され、前面132から前方へと取り出されるようになっている。
図3に示すように、導光フィルム130の上端領域130Uには、第一の係止受部として孔134,135が形成されている。孔134,135には筐体110の突起115,116が挿入されていて、突起115,116が孔134,135を鉛直方向で係止することにより、導光フィルム130が吊り下げられている。この際、導光フィルム130の膨張及び収縮によるたわみの発生を防止する観点から、導光フィルム130は、筐体110のフレーム112に接していないことが好ましい。
孔134,135の位置は、導光フィルム130の上端領域130Uであればよい。ここで上端領域130Uとは、導光フィルム130の上方の端部の領域であり、輝度均一性を著しく損なうことなく導光フィルム130を突起115,116で吊り下げられる位置であれば、具体的な位置はバックライト装置100の構成に応じて適宜設定してもよい。通常は、導光フィルム130の上側面131Uからの距離が0mm以上50mm以下の範囲を、上端領域130Uとする。
光取出面である前面132の有効発光領域130Aの外に、孔134,135を設けることが好ましい。有効発光領域130Aとは、導光フィルム130の前面132においてバックライト装置100から外部へと放出される光が取り出されることになる領域のことを言い、通常は、液晶表示装置等の画面(図示せず。)を厚み方向において導光フィルム130の前面132へと投影した領域のことをいう。孔134,135を有効発光領域130Aの外に設けることにより、導光フィルム130内を導光される光が孔134,135で遮られることによる影響を排除して、バックライト装置100の輝度及び輝度均一性の低下することを防止できる。
通常、孔134,135は複数個設けられる。この際、横方向における孔134,135の間隔は、筐体110の製造を簡単に行う観点から、突起115,116の間隔と同様の範囲にする。また、複数個の孔134,135は、導光フィルム130を安定して吊り下げる観点から、横方向において均等に設けることが好ましい。
また、複数の孔134,135のうちの一つ(ここでは孔134)は、導光フィルム130の横方向中央領域に設けることが好ましい。横方向中央領域に設けられた孔134は、導光フィルム130が筐体110に対して横方向に相対的に移動することを制限する第一の固定部として機能する。すなわち、孔134を第三の係止受部として機能させて、孔134が突起115で係止されることにより、導光フィルム130が筐体110に対して横方向に相対的に移動することを制限している。
孔134,135の形状は、導光フィルム130を吊下げることができる限り任意であり、例えば、円形、楕円形、多角形、矩形において対向する2組の辺のうち一組を弧状にした形状(図6のような形状。以下、適宜「端辺弧状矩形」という。)などが挙げられる。中でも、環境変化により伸縮した場合でも導光フィルムの上下方向への動きが少なくなる観点から、端辺弧状矩形が好ましい。
孔134,135の寸法は、本発明の効果を著しく損なわない限り任意である。孔134,135を厚み方向に見た場合の最大寸法は、0.5mm以上が好ましく、1mm以上がより好ましく、また、20mm以下が好ましく、10mm以下がより好ましい。前記範囲の下限以上とすることにより導光フィルム130の製造が容易になり、上記範囲の上限以下とすることにより導光フィルム130の破断を安定して防止できる。なお、最大寸法とは、厚み方向に見た孔134,135の形状が、例えば円形である場合には直径をいい、例えば楕円形である場合には長径をいい、例えば矩形である場合には短辺間の距離をいい、例えば端辺弧状矩形である場合には内径が最大になる長さをいう。
図7は、突起115,116と孔134,135との寸法差について説明するため、突起115,116及び孔134,135を厚み方向から見た様子を模式的に示す図である。図7に示すように、厚み方向から見て孔134,135は突起115,116よりも大きくなるように形成する。この際、孔134,135と突起115,116との径の差は、温度及び湿度等の環境変化に伴う導光フィルム130の膨張量及び収縮量を考慮した値となっていればよく、突起115,116を厚み方向に見た最小寸法rと、孔134,135を厚み方向に見た場合の最小寸法Rとの差は、0.01mm以上が好ましく、0.1mm以上がより好ましく、10mm以下が好ましく、5mm以下がより好ましい。ここで、最小寸法とは、厚み方向に見た孔134,135及び突起115,116の形状が、例えば円形である場合には直径をいい、例えば楕円形である場合には短径をいい、例えば矩形である場合には長辺間の距離をいい、例えば端辺弧状矩形である場合には内径が最小になる長さをいう。
ただし、横方向中央領域に設けられた孔134は、導光フィルム130が筐体110に対して横方向に相対的に移動することを高精度に制限する観点から、横方向における遊びは小さいことが好ましい。他方、横方向中央領域に設けられた孔134以外の孔135は、バックライト装置100の組み立て時の導光フィルム130の破損を避ける観点、並びに、環境変化により伸縮した場合でも導光フィルム130が破損しないようする観点から、横方向における遊びは大きいことが好ましい。このため、本実施形態では、図3に示すように、横方向中央領域に設けられた孔134は円形であり、それ以外の孔135は横方向に長軸を有する楕円形又は端辺弧状矩形であるものとする。
さらに、導光フィルム130の下端領域130Dの横方向中央領域には、孔136が設けられている。孔136は、導光フィルム130が筐体110に対して横方向に相対的に移動することを制限する第一の固定部として機能する。すなわち、孔136を第三の係止受部として機能させて、孔136が突起117で係止されることにより、導光フィルム130が筐体110に対して横方向に相対的に移動することを制限している。
ここで下端領域130Dとは、導光フィルム130の下方の端部の領域である。輝度均一性を著しく損なうことなく導光フィルム130が筐体110に対して横方向に相対的に移動することを制限することができる位置であれば、具体的な位置はバックライト装置100の構成に応じて適宜設定してもよい。通常は、導光フィルム130の下側面131Dからの距離が0mm以上50mm以下の範囲を、下端領域130Dとする。
導光フィルム130の前面132の有効発光領域130Aの外に、孔136を設けることが好ましい。孔136を有効発光領域130Aの外に設けることにより、導光フィルム130内を導光される光が孔136で遮られることによる影響を排除して、バックライト装置100の輝度及び輝度均一性の低下することを防止できる。
孔136の形状及び寸法は、孔134,135と同様にしてもよい。また、孔136と突起117との厚み方向に見た最小寸法差も、孔134,135と突起115,116と同様にしてもよい。ただし、孔136は、導光フィルム130が筐体110に対して横方向に相対的に移動することを高精度に制限する観点から、横方向における遊びが小さいことが好ましい。また、バックライト装置100の組み立て時の導光フィルム130の破損を避ける観点、並びに、環境変化により伸縮した場合でも導光フィルム130が破損しないようする観点から、鉛直方向における遊びが大きいことが好ましい。このため、本実施形態では、図3に示すように、孔136は、鉛直方向に長軸を有する楕円形又は端辺弧状矩形であるとする。
導光フィルム130は、通常、透明樹脂により形成される。したがって、導光フィルム130は通常は重合体を含むことになる。この際、重合体の例としては、プロピレン−エチレン共重合体、ポリスチレン、(メタ)アクリル酸エステル−芳香族ビニル化合物共重合体、ポリエチレンテレフタレート、テレフタル酸−エチレングリコール−シクロヘキサンジメタノール共重合体、ポリカーボネート、メタクリル重合体、脂環式構造を有する重合体などを挙げることができる。なお、「(メタ)アクリル酸」とは、アクリル酸及びメタクリル酸を意味する。
これらの中で、脂環式構造を有する重合体、メタクリル重合体および(メタ)アクリル酸エステル−芳香族ビニル化合物共重合体を好適に用いることができ、脂環式構造を有する重合体を特に好適に用いることができる。脂環式構造を有する重合体は、溶融状態での流動性が良好なので、射出成形により導光フィルム130を製造する場合、低い射出圧力で金型のキャビティを充填することができ、また、ウエルドラインが発生しにくい。また、脂環式構造を有する重合体を用いて押し出し成形により導光フィルム130を製造する場合、成形時の厚みムラが少なく、成形後の形状付与が容易である。さらに、脂環式構造を有する重合体は吸湿性が極めて低いので、寸法安定性に優れ、導光フィルム130に反りを生ずることがなく、比重が小さいので導光フィルム130を軽量化することができる。
脂環式構造を有する重合体としては、主鎖または側鎖に脂環式構造を有する重合体があげられる。主鎖に脂環式構造を有する重合体は、機械的強度と耐熱性が良好なので、特に好適に用いることができる。脂環式構造は、飽和環状炭化水素構造であることが好ましい。また、脂環式構造を構成する炭素数は、4以上が好ましく、5以上がより好ましく、30以下が好ましく、20以下がより好ましく、15以下が特に好ましい。
脂環式構造を有する重合体中の脂環式構造を有する繰り返し単位の割合は、50重量%以上であることが好ましく、70重量%以上であることがより好ましく、90重量%以上であることがさらに好ましい。
脂環式構造を有する重合体としては、例えば、ノルボルネン系単量体の開環重合体若しくは開環共重合体またはそれらの水素添加物;ノルボルネン系単量体の付加重合体若しくは付加共重合体またはそれらの水素添加物;単環の環状オレフィン系単量体の重合体またはその水素添加物;環状共役ジエン系単量体の重合体またはその水素添加物;ビニル脂環式炭化水素系単量体の重合体若しくは共重合体またはそれらの水素添加物;ビニル芳香族炭化水素系単量体の重合体または共重合体の芳香環を含む不飽和結合部分の水素添加物;などを挙げることができる。これらの中で、ノルボルネン系単量体の重合体の水素添加物およびビニル芳香族炭化水素系単量体の重合体の芳香環を含む不飽和結合部分の水素添加物は、機械的強度と耐熱性に優れるので、特に好適に用いることができる。
メタクリル重合体は、透明性に優れ、強靭でひびが入りにくいので、好適に用いることができる。メタクリル重合体を含む透明樹脂としては、JIS K6717に規定されるメタクリル酸メチル重合物を80%以上含むメタクリル樹脂が挙げられる。この規格に規定されるメタクリル樹脂の中で、ビカット軟化点温度96℃〜100℃、メルトフローレート8〜16の指定分類コード100−120のメタクリル樹脂は、適度な流動性と強度を有するので、好適に用いることができる。
透明樹脂には、成形時における酸化劣化及び熱劣化を防止するために、酸化防止剤を含ませてもよい。酸化防止剤としては、例えば、フェノール系酸化防止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤などを挙げることができる。これらの酸化防止剤は、1種を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。これらの中で、フェノール系酸化防止剤が好ましく、アルキル置換酸化防止剤が特に好ましい。
酸化防止剤の量は、樹脂成分100重量部に対して、好ましくは0.01重量部以上、より好ましくは0.02重量部以上であり、好ましくは2重量部以下、より好ましくは1重量部以下である。
また、透明樹脂には、成形品の耐光性などを向上させるために、耐光安定剤を含ませてもよい。耐光安定剤としては、例えば、ヒンダードアミン系耐光安定剤(HALS)、ベンゾエート系耐光安定剤などを挙げることができる。これらの耐光安定剤は、1種を単独で用いてもよく、2種類以上を任意の比率で組み合わせて用いてもよい。これらの中で、ヒンダードアミン系耐光安定剤が好ましい。
耐光安定剤の量は、重合体成分100重量部に対して、好ましくは0.01重量部以上、より好ましくは0.02重量部以上、特に好ましくは0.05重量部以上であり、好ましくは2重量部以下、より好ましくは1重量部以下、特に好ましくは0.5重量部以下である。
透明樹脂には、必要に応じて、さらに他の添加剤を含ませてもよい。他の添加剤としては、例えば、熱安定剤、紫外線吸収剤、近赤外線吸収剤などの安定剤;滑剤、可塑剤などの樹脂改質剤;染料、顔料などの着色剤;帯電防止剤;光拡散剤;などを挙げることができる。
樹脂からなる導光フィルム130は、吸湿により寸法変化(伸びや反り)を生じ、特に導光フィルム130の寸法が大きい場合(例えば、40インチ)には、当該寸法変化によりLED160と光導入面である横側面131Sとの相対位置関係が変化し、光利用効率が低下する可能性がある。そこで、導光フィルム130を形成する樹脂の吸湿率は、0.1%以下が好ましく、0.05%以下がさらに好ましい。なお、吸湿率は、JIS K7209 A法に準拠して、厚さ3mmで、直径50mmの円板形または一辺50mmの正方形の試験片を50℃で24時間乾燥したのちデシケーター中で放冷し、23℃の水に24時間浸漬したときの重量変化から求めることができる。
導光フィルム130の前面132及び裏面133は、一様な平坦面となっていてもよいが、導光フィルム130内を伝搬する光を高効率的に取り出す観点、及び、取り出される光の強度を面内で均一にする観点などから、光取出構造を有していてもよい。光取出構造としては、通常、凹凸を設ける。この際に設ける凹凸は、周囲よりも窪んだ凹部のみでもよく、周囲よりも突出した凸部のみでもよく、凹部と凸部とを組み合わせてもよい。
光取出構造の具合例としては、例えば、一定方向に平行に延在する複数の溝状の凹部、一定方向に平行に延在する複数の柱状の凸部などが挙げられる。ここで、前記の凹部及び凸部を、その延在方法に直交する平面で切った断面の形状は、三角形等の多角形状であってもよく、円弧状であってもよく、楕円弧状であってもよい。また、同一面に設けられる凹部及び凸部の深さ又は高さ、斜面の角度、配列のピッチなどは、一定でもよく、異なっていてもよい。また、前記の溝状の凹部と柱状の凸部とが混在していてもよい。また、溝状の凹部及び柱状の凸部が、一定の方向に延在せず、異なる方向に延在していてもよい。
光取出構造の別の具体例としては、導光フィルム130の前面132及び裏面133を不定形な粗面(すなわち、ランダムに微小な凹凸を形成した面)にしてもよい。
光取出構造の更に別の具体例としては、点状に形成された凹凸が挙げられる。この際、同一または異なる形状の複数の凹部または凸部を配列的にまたは離散的に形成したものであってもよい。前記の凹部または凸部の形状としては、例えば、球形、円錐形、多角錐形等を採用してもよい。
光取出構造の更に別の具体例としては、白色インクの印刷(例えば、スクリーン印刷、インクジェット印刷等)、金属蒸着等により部分的に形成された凸部などが挙げられる。
前記の光取出構造は、表面の傷付きを防ぐ観点から、線状か点状かを問わず、凸部であることが好ましい。この場合、凸の高さは、表面の傷付きを防ぐ観点から、1μm以上であることが好ましく、5μm以上であることがさらに好ましい。
導光フィルム130の厚みは、0.01mm以上が好ましく、0.1mm以上がより好ましく、1mm以下が好ましく、0.5mm以下がより好ましい。厚みを前記範囲の下限値以上とすることによって導光フィルム130の取り扱い性を良好にすることができ、また、導光フィルム130のたわみを抑制することができる。また、厚みを前記範囲の上限値以下とすることによって、バックライト装置100の薄型化及び軽量化を実現できる。
(反射板)
反射板140は、LED160から発せられた光を反射するために、回路基板120の前方に設けられた反射部材である。図5に示すように、反射板140によって、回路基板120及びLED160は前方から覆われていて、これにより、LED160から発せられた光が反射板140に照射され、照射された光は反射して導光フィルム130の横側面131Sに照射されて、横側面131Sから導光フィルム130に導入される。したがって、反射板140を備えることにより、バックライト装置100の発光効率を高めることができるようになっている。
通常、反射板140は横方向において内側に張り出して形成されていて、導光フィルム130の横側面131Sは反射板140の後方に位置する。これにより、導光フィルム130と反射板140との間の隙間を無くし、導光フィルム130の横側面131Sへの光の導入効率を更に向上させることができる。
(光学フィルム)
図1に示すように、導光フィルム130の前方には、導光フィルム130と同様の矩形状の光学フィルム150が取り付けられる。この光学フィルム150は、導光フィルム130の前面132から取り出された光が透過しうるフィルムである。光学フィルム150としては、例えば、光拡散フィルム、集光フィルムなどが挙げられる。また、光学フィルム150は、1層のみを備える単層フィルムであってもよく、2層以上を備える複層フィルムであってもよい。導光フィルム130の前面132から取り出された光は、光学フィルム150を透過することにより集光されたり拡散されたりすることによって配向を制御されて、バックライト装置100の外部へと放出される。
図4に示すように、光学フィルム150の上端領域150Uには、第二の係止受部として孔154,155が形成されている。孔154,155には筐体110の突起115,116が挿入され、突起115,116が孔154,155を鉛直方向で係止することにより、光学フィルム150が吊り下げられている。この際、光学フィルム150の膨張及び収縮によるたわみの発生を防止する観点から、光学フィルム150は、筐体110のフレーム112に接していないことが好ましい。
孔154,155の位置は、光学フィルム150の上端領域150Uであればよい。ここで上端領域150Uとは、光学フィルム150の上方の端部の領域であり、輝度均一性を著しく損なうことなく光学フィルム150を突起115,116で吊り下げられる位置であれば、具体的な位置はバックライト装置100の構成に応じて適宜設定してもよい。通常は、光学フィルム150の上側面151Uからの距離が0mm以上50mm以下の範囲を、上端領域150Uとする。
ただし、光学フィルム150の主面152の有効発光領域150Aの外に、孔154,155を設けることが好ましい。光学フィルム150の主面152の有効発光領域150Aとは、光学フィルム150の主面152においてバックライト装置100から外部へと放出される光が透過することになる領域のことを言い、通常は、液晶表示装置等の画面(図示せず。)を厚み方向において光学フィルム150の主面152へと投影した領域のことをいう。孔154,155を有効発光領域150Aの外に設けることにより、バックライト装置100の輝度及び輝度均一性の低下を防止できる。
通常、孔154,155は複数個設けられる。この際、横方向における孔154,155の間隔は、筐体110の製造を簡単に行う観点から、突起115,116の間隔と同様の範囲にする。また、複数個の孔154,155は、光学フィルム150を安定して吊り下げる観点から、横方向において均等に設けることが好ましい。
また、複数の孔154,155のうちの一つ(ここでは、孔154)は、光学フィルム150の横方向中央領域に設けることが好ましい。横方向中央領域に設けられた孔154は、光学フィルム150が筐体110に対して横方向に相対的に移動することを制限する固定部として機能する。すなわち、孔154を係止受部として機能させて、孔154が突起115で係止されることにより、光学フィルム150が筐体110に対して横方向に相対的に移動することを制限している。
光学フィルム150の孔154,155の形状、寸法、及び突起115,116と孔154,155との厚み方向に見た最小寸法差は、導光フィルム130の孔134,135の形状、寸法、及び突起115,116と孔134,135との厚み方向に見た最小寸法差と、同様にしてもよい。
ただし、横方向中央領域に設けられた孔154は、光学フィルム150が筐体110に対して横方向に相対的に移動することを高精度に制限する観点から、横方向における遊びが小さいことが好ましい。他方、横方向中央領域に設けられた孔154以外の孔155は、バックライト装置100の組み立て時の光学フィルム150の破損を避ける観点、並びに、環境変化により伸縮した場合でも光学フィルム150が破損しないようする観点から、横方向における遊びが大きいことが好ましい。このため、本実施形態では、図4に示すように、横方向中央領域に設けられた孔154は円形であり、それ以外の孔155は横方向に長軸を有する楕円形又は端辺弧状矩形であるものとする。
さらに、光学フィルム150の下端領域150Dの横方向中央領域には、孔156が設けられている。孔156は、光学フィルム150が筐体110に対して横方向に相対的に移動することを制限する固定部として機能する。すなわち、孔156を係止受部として機能させて、孔156が突起117で係止されることにより、光学フィルム150が筐体110に対して横方向に相対的に移動することを制限している。
ここで下端領域150Dとは、光学フィルム150の下方の端部の領域である。輝度均一性を著しく損なうことなく光学フィルム150が筐体110に対して横方向に相対的に移動することを制限することができる位置であれば、具体的な位置はバックライト装置100の構成に応じて適宜設定してもよい。通常は、光学フィルム150の下側面151Dからの距離が0mm以上50mm以下の範囲を、下端領域150Dとする。
ただし、光学フィルム150の主面152の有効発光領域150Aの外に、孔156を設けることが好ましい。孔156を有効発光領域150Aの外に設けることにより、バックライト装置100の輝度及び輝度均一性の低下することを防止できる。
孔156の形状及び寸法は、孔154,155と同様にしてもよい。また、孔156と突起117との厚み方向に見た最小寸法差も、孔154,155と突起115,116と同様にしてもよい。ただし、孔156は、光学フィルム150が筐体110に対して横方向に相対的に移動することを高精度に制限する観点から、横方向における遊びが小さいことが好ましい。また、バックライト装置100の組み立て時の光学フィルム150の破損を避ける観点、並びに、環境変化により伸縮した場合でも光学フィルム150が破損しないようする観点から、鉛直方向における遊びが大きいことが好ましい。このため、本実施形態では、図4に示すように、孔156は、鉛直方向に長軸を有する楕円形又は端辺弧状矩形であるとする。
(作用、効果)
本発明の第一実施形態としてのバックライト装置100は上述したように構成されているので、LED160から発せられた光は横側面131Sから導光フィルム130内に導入され、導光フィルム130内を伝わって前面132から前方に向けて取り出され、光学フィルム150を透過してバックライト装置100の外部へと放出される。
この際、突起115,116によって導光フィルム130を吊り下げているので、導光フィルム130が自重によってたわむことを防止できる。したがって、たわみによってバックライト装置100から取り出される光の輝度が局所的に大きくなったり小さくなったりすることを防止できるので、バックライト装置100の輝度均一性を向上させることができる。
また、突起115及び突起117によって孔134及び孔136を係止しているので、導光フィルム130が筐体110に対して横方向に相対的に移動しないようにできる。図8は、導光フィルム130が反射板140の後方の位置から離脱した場合の構成を模式的に示す断面図である。温度及び湿気の変化により導光フィルム130が収縮し、収縮した分だけ導光フィルム130の横側面131Sが反射板140から外れるように移動すると、導光フィルム130は一般に非常に柔らかいので、導光フィルム130が膨張した場合でも横側面131Sの位置は元に戻らない傾向がある。特に、本実施形態のように導光フィルム130の対向する2つの側面(ここでは、2つの横側面131S)の両方を光導入面とする場合には、導光フィルム130の一方の横側面131Sの近傍が反射板140に押さえられて動きが規制されると、動きが規制されたのとは反対側の横側面131Sは特に導光フィルム130の収縮により移動し易い。このため、収縮と膨張を繰り返していくと、図8に示すように、導光フィルム130の横側面131Sが反射板140の後方の位置に留まれなくなり、導光フィルム130が反射板140から離脱する可能性がある。これに対し、導光フィルム130が筐体110に対して横方向に相対的に移動しないようにすれば、導光フィルム130の横側面130Sを反射板140の後方の位置に安定して留めることができる。
さらに、突起115,116によって光学フィルム150を吊り下げているので、光学フィルム150が自重によってたわむことも防止できる。
また、突起115及び突起117によって孔154及び孔156を係止しているので、光学フィルム150が筐体110に対して横方向に相対的に移動しないようにできる。したがって、振動及び衝撃によっても、光学フィルム150の位置が所望の位置からずれないようにできる。さらに、孔156を突起117に合わせるようにしたため、光学フィルム150を筐体110に取り付ける際の位置合わせを容易に行うことができる。
〔第二実施形態〕
図9は、本発明の第二実施形態に係るバックライト装置を分解した様子を模式的に示す分解斜視図である。図10は、本発明の第二実施形態に係る筐体に回路基板を設けた様子を模式的に示す斜視図である。図11は、本発明の第二実施形態に係る導光フィルムを模式的に示す平面図である。図12は、本発明の第二実施形態に係る光学フィルムを模式的に示す平面図である。
図9に示すように、本発明の第二実施形態に係るバックライト装置200は、筐体210と、基板である回路基板220と、導光フィルム230と、反射板240と、光学フィルム250とを備える。このバックライト装置200では、LED260から発せられた光が、光導入面である導光フィルム230の上側面231Uから導光フィルム230の中に導入され、光取出面である導光フィルム230の前面232から導光フィルム230の外に取り出され、光学フィルム250を透過してバックライト装置200の外部へと放出される。
(筐体)
筐体210は、回路基板220、LED260、導光フィルム230、反射板240及び光学フィルム250を収納した部材である。図10に示すように、筐体210は、基板取付部214の位置が異なること、導光フィルム230及び光学フィルム250を吊り下げる突起215,216の位置が異なること、並びに、筐体210の下方端部には突起が設けられていないこと以外は、第一実施形態に係る筐体110と同様である。
具体的には、筐体210は、背面板211及びフレーム212を備え、背面板211の前方の表面には反射層213が設けられている。
また、筐体210の上方端部には、回路基板220を取り付けるための基板取付部214が設けられている。この基板取付部214に回路基板220が取り付けられていることにより、導光フィルム230の上側面231Uの近傍に回路基板220が設けられている。これにより、LED260から発せられる光を導光フィルム230の上側面231Uから導光フィルム230内に効率的に導入することが可能となっている。
ここで回路基板220が導光フィルム230の上側面231Uの近傍にあるとは、回路基板220と導光フィルム230とを厚み方向において光取出面(前面232)に平行な平面へと投影した場合に、その投影像において回路基板220と導光フィルム230の上側面231Uとの距離が0mm以上50mm以下であることをいう。
さらに、筐体210には、導光フィルム230及び光学フィルム250を吊り下げるために、突起215,216が設けられている。突起215,216は、基板取付部214よりも下方に設けられていること以外は、第一実施形態に係る突起115,116と同様に設けられている。したがって、突起215,216は、導光フィルム230の第一の係止受部である孔234,235を係止する第一の係止部として機能し、また、光学フィルム250の第二の係止受部である孔254,255を係止する第二の係止部としても機能する。
(回路基板及びLED)
回路基板220は、横方向に延在する矩形状に形成されていること以外は、第一実施形態に係る回路基板120と同様である。
具体的には、回路基板220には、複数個のLED260が横方向に沿って配列されていて、導光フィルム230の上側面231Uに向けて光を発するようになっている。
(導光フィルム)
図9に示すように、筐体210の前方には、導光フィルム230が取り付けられる。導光フィルム230は、図11に示すように、光導入面の位置が異なること、並びに、導光フィルム230の下端領域230Dに孔が形成されていないこと以外は、第一実施形態に係る導光フィルム130と同様である。
具体的には、導光フィルム230は、矩形状のフィルムであるが、第一実施形態とは異なり、上側面231Uを光導入面としている。したがって、筐体210の上方端部に配置されたLED260から発せられた光を、上側面231Uから導光フィルム230内に導入し、前面232から前方へと取り出すことができるようになっている。
第一実施形態と同様に、導光フィルム230の上端領域230Uには、第一の係止受部として孔234,235が形成されている。孔234,235が、第一実施形態に係る孔134,135と同様に、突起215,216によって鉛直方向で係止されることにより、導光フィルム230が吊り下げられている。この際、導光フィルム230の膨張及び収縮によるたわみの発生を防止する観点から、導光フィルム230は、筐体210のフレーム212に接していないことが好ましい。
孔234,235の位置、形状、寸法、並びに突起215,216と孔234,235との厚み方向に見た最小寸法差は、第一実施形態と同様である。
さらに、導光フィルム230の材料、厚み、及び光取出構造についても、第一実施形態と同様である。ただし、導光フィルム230が光取出構造を有する場合、次の構成を有することが好ましい。
図13は、本発明の第二実施形態に係る導光フィルム230の上端領域230Uを拡大して模式的に示す図である。図13に示すように、ある孔234,235に着目した場合、複数のLED260のうち、前記の孔234,235から最も近いLED260をLED260Aと呼び、その最も近いLED260Aの隣のLED260をLED260Bと呼ぶ。また、導光フィルム230の上端領域230Uにおいて、孔234,235に対してLED260Aとは反対側の領域を、領域Iと呼ぶ。さらに、横方向(すなわち、LED260Aと、このLED260Aの隣のLED260Bとの配列方向)において、孔234,235から離れた領域を、領域IIと呼ぶ。この場合、領域Iの光取出構造の密度は、領域IIでの光取出構造の密度よりも高いことが好ましく、具体的には10%以上高いことが好ましい。
前記の領域Iは、LED260Aから見れば、光234,235の影になる領域である。したがって、LED260Aからの光は、前記の領域Iには伝わり難いので、何ら手当てをしなければ、前記の領域Iからの光の取り出し量は少なくなり、局所的に輝度が低下することになる。そこで、領域Iには、領域IIよりも光取出構造を高い密度で設けて、領域Iにおける光取出効率を向上させることが好ましい。これにより、領域Iでの輝度を向上させて、バックライト装置200の輝度均一性を高めることができる。なお、このような光取出構造の密度を高くする構成は、導光フィルム230の第一の係止受部(本実施形態では、孔234,235)周辺だけでなく、第二の係止受部周辺(本実施形態では、孔254,255)及び固定部周辺にあってもよい。
(反射板)
反射板240は、第一実施形態と同様に、LED260から発せられた光を反射するために、回路基板220の前方に設けられた反射部材である。
(光学フィルム)
図9に示すように、導光フィルム230の前方には、光学フィルム250が取り付けられる。光学フィルム250は、図12に示すように、光学フィルム250の下端領域250Dに孔が形成されていないこと以外は、第一実施形態に係る光学フィルム150と同様である。
具体的には、光学フィルム250は、光学フィルム250の上端領域250Uに第二の係止受部として孔254,255が形成されている。孔254,255が、第一実施形態に係る孔154,155と同様に、突起215,216によって鉛直方向で係止されることにより、光学フィルム250が吊り下げられている。
(作用、効果)
本発明の第二実施形態としてのバックライト装置200は上述したように構成されているので、LED260から発せられた光は上側面231Uから導光フィルム230内に導入され、導光フィルム230内を伝わって前面232から前方に向けて取り出され、光学フィルム250を透過してバックライト装置200の外部へと放出される。
この際、突起215,216によって導光フィルム230及び光学フィルム250を吊り下げているので、導光フィルム230及び光学フィルム250が自重によってたわむことを防止できる。
また、本実施形態では、筐体210の上方端部に回路基板220が設けられているので、導光フィルム230では上側面231Uが光導入面となるが、孔234,235が導光フィルム230の上端領域230Uに設けられているため、上側面231Uの近傍において、孔234,235を突起215により係止できる。したがって、本実施形態では、例えば導光フィルム230が環境変化により伸縮しても、光源であるLED260から光導入面である上側面231Uまでの距離の変動を小さくできる。一般に、光源から光導入面までの距離が短い場合に、その光源から光導入面までの距離が変動すると、前記の距離の変動によって光導入面への光の導入量が大きく変動し、ひいてはバックライト装置の輝度も大きく変動する可能性がある。ところが、本実施形態ではLED260から上側面231Uまでの距離の変動を小さくできるので、前記のように光の導入量が大きく変動することを防止して、バックライト装置200の輝度を一定に保持できる。さらに、光源であるLED260から光導入面である上側面231Uまでの距離を短くできるので、LED260から発せられた光を上側面231Uに効率的に導入できる。
また、前記のように、上側面231Uの近傍において孔234,235を突起215,216により係止しているので、導光フィルム230が伸縮しても、上側面231Uは移動しないか、移動量は小さい。したがって、収縮と膨張の繰り返しによる導光フィルム230の反射板240からの離脱を防止できる。
さらに、本実施形態では、第一実施形態と同様の構成要素に基づき、第一実施形態と同様の効果を奏することができる。
〔第三実施形態〕
図14は、本発明の第三実施形態に係るバックライト装置を分解した様子を模式的に示す分解斜視図である。図15は、本発明の第三実施形態に係る筐体に回路基板を設けた様子を模式的に示す斜視図である。図16は、本発明の第三実施形態に係る導光フィルムを模式的に示す平面図である。図17は、本発明の第三実施形態に係る光学フィルムを模式的に示す平面図である。
図14に示すように、本発明の第三実施形態に係るバックライト装置300は、筐体310と、基板である回路基板320と、導光フィルム330と、光学フィルム350と、反射板340とを備える。このバックライト装置300では、LED360から発せられた光が、光導入面である導光フィルム330の孔334の側面331から導光フィルム330の中に導入され、光取出面である導光フィルム330の前面332から導光フィルム330の外に取り出され、光学フィルム350を透過してバックライト装置300の外部へと放出される。
(筐体)
筐体310は、回路基板320、LED370、導光フィルム330、光学フィルム350及び反射板340を収納した部材である。図15に示すように、筐体310は、突起を形成されていないこと以外は、第二実施形態に係る筐体210と同様である。
具体的には、筐体310は、背面板311及びフレーム312を備え、背面板311の前方の表面には反射層313が設けられている。
また、筐体310の上方端部には、回路基板320を取り付けるための基板取付部314が設けられている。この基板取付部314に回路基板320が取り付けられていることにより、導光フィルム330の側面331の近傍に回路基板320が設けられている。
(回路基板及びLED)
回路基板320は、第二実施形態に係る回路基板220と同様である。
具体的には、回路基板320には、複数個のLED360が横方向に沿って配列されていて、導光フィルム330の孔334の側面331に向けて光を発するようになっている。
また、本実施形態においては、導光フィルム330及び光学フィルム350を吊り下げるために、回路基板320に設けられたLED360を用いる。すなわち、本実施形態においては、LED360が、導光フィルム330の第一の係止受部である孔334を係止する第一の係止部として機能し、また、光学フィルム350の第二の係止受部である孔354を係止する第二の係止部としても機能する。
(導光フィルム)
図14に示すように、筐体310の前方には、導光フィルム330が取り付けられる。導光フィルム330は、図16に示すように、光導入面の位置が異なること、孔334の数、大きさ及び形状がLED360に合わせて設定されていること、並びに、導光フィルム330の下端領域330Dに孔が形成されていないこと以外は、第一実施形態と同様である。
具体的には、導光フィルム330は、矩形状のフィルムであり、導光フィルム330の上端領域330Uには第一の係止受部として孔334が形成されている。本実施形態では、第一実施形態に係る突起115,116の代わりに、LED360を第一の係止部としている。このため、本実施形態では、孔334がLED360によって鉛直方向で係止されることにより、導光フィルム330が吊り下げられている。この際、導光フィルム330の膨張及び収縮によるたわみの発生を防止する観点から、導光フィルム330は、筐体310のフレーム312に接していないことが好ましい。
孔334の位置、形状、寸法、並びにLED360と孔334との厚み方向に見た最小寸法差は、突起115,116の代わりにLED360を適用すること以外は、第一実施形態と同様である。
さらに、導光フィルム330の材料、厚み、及び光取出構造についても、第一実施形態と同様である。
図18は、本発明の第三実施形態において、筐体310の上方端部周辺を横方向に対して垂直な平面で切った断面を模式的に示す断面図である。図18に示すように、本実施形態では、孔334にLED360が挿入されているため、LED360から発せられた光は孔334の側面331から導光フィルム330内に導入される。したがって、第一実施形態とは異なり、導光フィルム330では孔334の側面331が光導入面となっている。したがって、本実施形態においては、LED360と光導入面である側面331との距離を顕著に短くできる。
(光学フィルム)
図14に示すように、導光フィルム330の前方には、光学フィルム350が取り付けられる。光学フィルム350は、図17に示すように、孔354の数、大きさ及び形状がLED360に合わせて設定されていること、並びに、光学フィルム350の下端領域350Dに孔が形成されていないこと以外は、第一実施形態に係る光学フィルム150と同様である。
具体的には、光学フィルム350は、矩形状のフィルムであり、光学フィルム350の上端領域350Uには第二の係止受部として孔354が形成されている。本実施形態では、第一実施形態に係る突起115,116の代わりに、LED360を第二の係止部としている。このため、本実施形態では、孔354がLED360によって鉛直方向で係止されることにより、光学フィルム350が吊り下げられている。この際、光学フィルム350の膨張及び収縮によるたわみの発生を防止する観点から、導光フィルム350は、筐体310のフレーム312に接していないことが好ましい。
孔354の位置、形状、寸法、並びにLED360と孔354との厚み方向に見た最小寸法差は、突起115,116の代わりにLED360を適用すること以外は、第一実施形態と同様である。
(反射板)
反射板340は、第一実施形態と同様に、LED360から発せられた光を反射するために、回路基板320の前方に設けられた反射部材である。ただし、本実施形態では、LED360によって導光フィルム330及び光学フィルム350を吊り下げているので、図18に示すように、導光フィルム330及び光学フィルム350の上端領域330U,350Uは、反射板340の後方に配置されている。
(作用、効果)
本発明の第三実施形態としてのバックライト装置300は上述したように構成されているので、LED360から発せられた光は孔334の側面331から導光フィルム330内に導入され、導光フィルム330内を伝わって前面332から前方に向けて取り出され、光学フィルム350を透過してバックライト装置300の外部へと放出される。
この際、LED360によって導光フィルム330及び光学フィルム350を吊り下げているので、導光フィルム330及び光学フィルム350が自重によってたわむことを防止できる。
また、本実施形態では、光源であるLED360自体で導光フィルム330を吊り下げるようにしたので、光源であるLED360と光導入面である側面331との距離を短くできる。このため、LED360から発せられた光を効率的に側面331に導入できる。
また、LED360で孔334を係止しているので、導光フィルム330が伸縮しても、LED360と孔334との相対的な位置関係は変動し難い。このため、LED360から側面331までの距離の変動を顕著に小さくできるので、光の導入量が大きく変動することを防止して、バックライト装置300の輝度を一定に保持できる。
また、本実施形態では、第一の係止部であるLED360を反射板340の後方に配置したので、収縮と膨張の繰り返しによる導光フィルム330の反射板340からの離脱を確実に防止できる。さらに、バックライト装置300を適用した表示装置において、画面を囲む枠の幅を狭くすることができる。
また、導光フィルム330及び光学フィルム350を吊り下げるために突起を設ける必要が無いので、部品点数を削減でき、更に、導光フィルム330内を伝わる光を遮るものが無いので輝度及び輝度均一性を容易に向上させることができる。
さらに、第一実施形態又は第二実施形態と同様の構成要素に基づき、第一実施形態又は第二実施形態と同様の効果を奏することができる。
〔第四実施形態〕
図19は、本発明の第四実施形態に係るバックライト装置を分解した様子を模式的に示す分解斜視図である。図20は、本発明の第四実施形態に係る筐体に回路基板を設けた様子を模式的に示す斜視図である。図21は、本発明の第四実施形態に係る導光フィルムを模式的に示す平面図である。図22は、本発明の第四実施形態に係る光学フィルムを模式的に示す平面図である。
図19に示すように、本発明の第四実施形態に係るバックライト装置400は、筐体410と、基板である回路基板420,470と、導光フィルム430と、光学フィルム450と、反射板440とを備える。このバックライト装置400では、LED460から発せられた光が、光導入面である導光フィルム430の上側面431U及び下側面431Dから導光フィルム430の中に導入され、光取出面である導光フィルム430の前面432から導光フィルム430の外に取り出され、光学フィルム450を透過してバックライト装置400の外部へと放出される。
(筐体)
筐体410は、回路基板420,470、LED460、導光フィルム430、光学フィルム450及び反射板440を収納した部材である。図20に示すように、筐体410は、基板取付部414の位置が異なること、突起を有さないこと、並びに、フレーム412にフレーム凹部418が設けられていること以外は、第一実施形態に係る筐体110と同様である。
具体的には、筐体410は、背面板411及びフレーム412を備え、背面板411の前方の表面には反射層413が設けられている。
また、筐体410の上方端部及び下方端部には、回路基板420,470を取り付けるための基板取付部414が設けられている。上方端部の基板取付部414に回路基板470が取り付けられることにより、導光フィルム430の上側面431Uの近傍に回路基板470が設けられている。また、下方端部の基板取付部414に回路基板420が取り付けられることにより、導光フィルム430の下側面431Dの近傍に回路基板420が取り付けられている。これにより、LED460から発せられる光を導光フィルム430の上側面431U及び下側面431Dから導光フィルム430内に効率的に導入することが可能となっている。
ここで回路基板420が導光フィルム430の下側面431Dの近傍にあるとは、回路基板420と導光フィルム430とを厚み方向において光取出面(前面432)に平行な平面へと投影した場合に、その投影像において回路基板420と導光フィルム430の下側面431Dとの距離が0mm以上50mm以下であることをいう。
さらに、筐体410のフレーム412の鉛直方向中央領域には、第四の係止部としてフレーム凹部418が形成されている。フレーム凹部418は、フレーム412の内面部419が部分的に横方向に凹んだ部位であり、フレーム412の左右両方の内面部419に設けられている。また、フレーム凹部418は、導光フィルム430の凸部437及び光学フィルム450の凸部457を嵌合できる寸法及び形状に設けられている。このフレーム凹部418によって、導光フィルム430において第二の固定部として機能する凸部437、並びに、光学フィルム450の凸部457が、鉛直方向で係止されている。なお、鉛直方向中央領域とは、具体的には、鉛直方向の上端及び下端からの距離が例えば±20%の誤差の範囲内で同じになる領域を意味する。なお、本願においては、鉛直方向の中央部で係止されている場合も、吊り下げられているとする。
(回路基板及びLED)
本実施形態に係るバックライト装置400は2個の回路基板420,470を備える。
このうち、筐体410の下方端部の基板取付部414に取り付けられた回路基板420は、第二実施形態及び第三実施形態に係る回路基板220,320と同様である。具体的には、回路基板420には、複数個のLED460が横方向に沿って配列されていて、導光フィルム430の下側面431Dに向けて光を発するようになっている。
他方、筐体410の上方端部の基板取付部414に取り付けられた回路基板470は、LED460に加え、突起475,476を備える。具体的には、回路基板470には、複数個のLED460が横方向に沿って配列されていて、導光フィルム430の上側面431Uに向けて光を発するようになっている。また、回路基板470には、隣り合うLED460の間に導光フィルム430及び光学フィルム450を吊り下げるための突起475,476が設けられている。突起475,476は、筐体410ではなく基板470に設けられていること以外は、第一実施形態に係る突起115,116と同様である。したがって、突起475,476は、導光フィルム430の第一の係止受部である孔434,435を係止する第一の係止部として機能し、また、光学フィルム450の第二の係止受部である孔454,455を係止する第二の係止部としても機能する。
(導光フィルム)
図19に示すように、筐体410の前方には、導光フィルム430が取り付けられる。導光フィルム430は、図21に示すように、光導入面の位置が異なること、導光フィルム430の下端領域430Dに孔が形成されていないこと、上端領域430Uにおいて一部が切り欠かれていること、並びに、凸部437を有すること以外は、第一実施形態に係る導光フィルム130と同様である。
具体的には、導光フィルム430は、矩形状のフィルムであるが、第一実施形態とは異なり、上側面431U及び下側面431Dを光導入面としている。したがって、筐体410の上方端部及び下方端部に配置されたLED460から発せられた光を、上側面431U及び下側面431Dから導光フィルム430内に導入し、前面432から前方へと取り出すことができるようになっている。
第一実施形態と同様に、導光フィルム430の上端領域430Uには、第一の係止受部として孔434,435が形成されている。孔434,435が、第一実施形態に係る孔134,135と同様に、回路基板470に設けられた突起475,476によって鉛直方向で係止されることにより、導光フィルム430が吊り下げられている。この際、導光フィルム430の膨張及び収縮によるたわみの発生を防止する観点から、導光フィルム430は、筐体410のフレーム412に接していないことが好ましい。
本実施形態では、導光フィルム430の上端領域430Uにおいて、LED460と重なる部分は切り欠かれている。すなわち、孔434,435が形成された部分(後述する延在部438)を残して、孔434と孔435の間の部分が切り欠かれている。このため、導光フィルム430の上端領域430Uにおいては、前記の切り欠かれた部分以外の部分として、上方へ向けて延在した延在部438が設けられ、この延在部438に孔434,435が形成された構成となっている。
孔434,435の位置、形状、寸法、並びに突起475,476と孔434,435との厚み方向に見た最小寸法差は、第一実施形態と同様である。
また、導光フィルム430の両方の横端領域には、第二の固定部及び第四の係止受部として、凸部437が形成されている。凸部437は、導光フィルム430が横方向へ向けて部分的に突出して形成された部分であり、フレーム凹部418に嵌合できるように、導光フィルム430の鉛直方向中央領域に設けられている。この凸部437がフレーム凹部418で係止されることにより、導光フィルム430は筐体410に対して鉛直方向に相対的に移動することが制限されている。
さらに、導光フィルム430の材料、厚み、及び光取出構造についても、第一実施形態と同様である。
(光学フィルム)
図19に示すように、導光フィルム430の前方には、光学フィルム450が取り付けられる。光学フィルム450は、図22に示すように、光学フィルム450の下端領域450Dに孔が形成されていないこと、上端領域450Uにおいて一部が切り欠かれていること、並びに、凸部457を有すること以外は、第一実施形態に係る光学フィルム150と同様である。
具体的には、光学フィルム450は、光学フィルム450の上端領域450Uに第二の係止受部として孔454,455が形成されている。孔454,455が、第一実施形態に係る孔154,155と同様に、突起475,476によって鉛直方向で係止されることにより、光学フィルム450が吊り下げられている。
ただし、本実施形態では、光学フィルム450の上端領域450Uにおいて、導光フィルム430と同様に、LED460と重なる部分は切り欠かれている。このため、光学フィルム450の上端領域450Uにおいては、前記の切り欠かれた部分以外の部分として、上方へ向けて延在した延在部458が設けられ、この延在部458に孔454,455が形成された構成となっている。
また、光学フィルム450の両方の横端領域には、固定部として、凸部457が形成されている。凸部457は、光学フィルム450が横方向へ向けて部分的に突出して形成された部分であり、フレーム凹部418に嵌合できるように、光学フィルム450の鉛直方向中央領域に設けられている。この凸部457がフレーム凹部418で係止されることにより、光学フィルム450は筐体410に対して鉛直方向に相対的に移動することが制限されている。
(反射板)
反射板440は、第一実施形態と同様に、LED460から発せられた光を反射するために、回路基板420,470の前方に設けられた反射部材である。ただし、本実施形態では、回路基板470に設けた突起475,476によって導光フィルム430及び光学フィルム450を吊り下げているので、導光フィルム430及び光学フィルム450の上端領域430U,450Uは、反射板440の後方に配置されている。
(作用、効果)
本発明の第四実施形態としてのバックライト装置400は上述したように構成されているので、LED460から発せられた光は上側面431U及び下側面431Dから導光フィルム430内に導入され、導光フィルム430内を伝わって前面432から前方に向けて取り出され、光学フィルム450を透過してバックライト装置400の外部へと放出される。
この際、突起475,476によって導光フィルム430及び光学フィルム450を吊り下げているので、導光フィルム430及び光学フィルム450が自重によってたわむことを防止できる。
また、本実施形態では、上側面431Uの近傍において孔434,435を突起475,476により係止しているので、LED460から上側面431Uまでの距離の変動を小さくでき、バックライト装置400の輝度を一定に保持できる。
また、本実施形態では、第一の係止部である突起475,476を反射板440の後方に配置したので、上端領域430Uにおいては、収縮と膨張の繰り返しによる導光フィルム430の反射板440からの離脱を確実に防止できる。さらに、バックライト装置300を適用した表示装置において、画面を囲む枠の幅を狭くすることができる。
また、フレーム凹部418によって凸部437を係止しているので、導光フィルム430が筐体410に対して鉛直方向に相対的に移動しないようにできる。このため、導光フィルム430が伸縮しても、下側面431Dは移動しないか、移動量は小さい。したがって、下端領域430Dにおいても、収縮と膨張の繰り返しによる導光フィルム430の反射板440からの離脱を防止できる。
また、導光フィルム430及び光学フィルム450を吊り下げるために突起をLED460よりも外側に配置したので、導光フィルム430内を伝わる光を遮るものが無く、輝度及び輝度均一性を容易に向上させることができる。
さらに、本実施形態では、第一実施形態、第二実施形態又は第三実施形態と同様の構成要素に基づき、第一実施形態、第二実施形態又は第三実施形態と同様の効果を奏することができる。
〔その他〕
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態から更に変更して実施してもよい。
例えば、上述した実施形態においてはいずれも導光フィルム及び光学フィルムが鉛直方向に対して平行に設けられた形態を挙げたが、本発明の効果を著しく損なわない限り、導光フィルム及び光学フィルムは鉛直方向に対して傾斜していてもよい。
また、例えば、上述した実施形態の構成を、本発明の要旨及びその均等の範囲を逸脱しない範囲において任意に組み合わせて実施してもよい。
また、第一〜第四の係止部及び第一〜第四の係止受部の構成は、上記の実施形態で挙げたものには限られない。
図23は、第一〜第四の係止部及び第一〜第四の係止受部の構成の例を模式的に示す図である。図23に示すように、導光フィルム又は光学フィルム10にT字状の張出部11を設け、この張出部11を筐体又は回路基板に設けられた突起12で係止するようにしてもよい。
図24及び図25は、第一〜第四の係止部及び第一〜第四の係止受部の構成の例を模式的に示す図である。図24及び図25に示すように、導光フィルム又は光学フィルム20の一部を片面から押し上げ、これによって形成される窪み21又は突起22を係止受部として利用してもよい。すなわち、図24に示すようにフィルム20の窪み21を筐体又は回路基板に設けられた突起23で係止したり、図25に示すようにフィルム20の突起22を筐体又は回路基板に設けられた窪み24で係止したりしてもよい。
図26は、第四実施形態に係るフレーム凹部418並びに導光フィルム430の凸部437及び光学フィルム450の凸部457の変形例を模式的に示す図である。図26に示すように、フレーム412の内面部419を部分的に凹ませる代わりに部分的に突出させてフレーム凸部418’を設け、また、導光フィルム430又は光学フィルム450に横端領域において縁部が横方向へ凹んだ凹部437’,457’を形成し、この凹部437’,457’をフレーム凸部418’で係止して、導光フィルム430又は光学フィルム450が筐体410に対して相対的に移動しないようにしてもよい。
また、例えば、第一実施形態において、回路基板120に第一の係止部又は第二の係止部としての突起を設けてもよく、その第一の係止部又は第二の係止部として上方端部のLED160を用いてもよい。
また、例えば、上述した各実施形態においては筐体及び回路基板のいずれか一方に設けれられた突起又はLEDを第一〜第四の係止部として用いたが、筐体に設けれた突起及び回路基板に設けられた突起又はLEDの両方を組み合わせて第一〜第四の係止部として用いてもよい。
また、例えば、上述した第一実施形態において、回路基板120を、導光フィルム130の横方向の一方のみにおいて、横側面131Sの近傍に設けるようにしてもよい。この場合、LED160から発せられる光を導光フィルム130の一方の横側面131Sから導光フィルム130内に導入することになるが、この場合でも、第一実施形態と同様の利点を得ることができる。
本発明のバックライト装置は、例えば面光源装置として任意の用途に使用でき、特に液晶表示装置等の表示装置の光源装置として用いて好適である。
100、200、300、400 バックライト装置
110、210、310、410 筐体
111、211、311、411 背面板
111U 上端領域
111D 下端領域
112、212、312、412 フレーム
113、213、313、413 反射層
114、214、314、414 基板取付部
115、215 突起
116、216 突起
117 突起
120、220、320、420 回路基板
130、230、330、430 導光フィルム
130U、230U、330U、430U 導光フィルムの上端領域
130A 導光フィルムの前面の有効発光領域
130D、230D、330D、430D 導光フィルムの下端領域
131U、231U、431U 導光フィルムの上側面
131S 導光フィルムの横側面
131D、431D 導光フィルムの下側面
132、232、332、432 導光フィルムの前面(光取出面)
133 導光フィルムの裏面
134、234、334、434 孔
135、335、435 孔
136 孔
140、240、340、440 反射板
150、250、350、450 光学フィルム
150U、250U、350U、450U 光学フィルムの上端領域
150A 光学フィルムの主面の有効発光領域
150D、250D、350D、450D 光学フィルムの下端領域
151U 光学フィルムの上側面
151D 光学フィルムの下側面
152 光学フィルムの主面
154、254、354、454 孔
155、255、455 孔
156 孔
160、260、360、460 LED
331 導光フィルムの孔の側面
418 フレーム凹部
419 フレームの内面部
437 導光フィルムの凸部
438 導光フィルムの延在部
457 光学フィルムの凸部
458 光学フィルムの延在部
470 回路基板
475 突起
476 突起

Claims (14)

  1. 基板と、前記基板に設けられた複数個の点光源と、前記点光源から発せられた光を導入しうる光導入面及び前記光導入面から導入した光を取り出しうる光取出面を有する導光フィルムと、前記基板、前記点光源及び前記導光フィルムを収納した筐体とを備え、
    前記導光フィルムは、前記導光フィルムの上端領域に第一の係止受部を有し、
    前記基板及び前記筐体の一方又は両方が、前記導光フィルムの第一の係止受部を係止しうる第一の係止部を有し、
    前記導光フィルムは、前記第一の係止受部を前記第一の係止部で係止されることにより吊り下げられている、バックライト装置。
  2. 前記光取出面から取り出された光が透過しうる光学フィルムを備え、
    前記光学フィルムは、前記光学フィルムの上端領域に第二の係止受部を有し、
    前記基板及び前記筐体の一方又は両方が、前記光学フィルムの第二の係止受部を係止しうる第二の係止部を有し、
    前記光学フィルムは、前記第二の係止受部を前記第二の係止部で係止されることにより吊り下げられている、請求項1に記載のバックライト装置。
  3. 前記導光フィルムの第一の係止受部が、前記光取出面の有効発光領域の外にある、請求項1又は2に記載のバックライト装置。
  4. 前記基板が、前記導光フィルムの少なくとも一方の横側面の近傍に設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のバックライト装置。
  5. 前記導光フィルムの上端領域又は下端領域の横方向中央領域に、前記導光フィルムが前記筐体に対して横方向に相対的に移動することを制限する第一の固定部を有する、請求項4記載のバックライト装置。
  6. 前記導光フィルムが、前記第一の固定部として第三の係止受部を有し、
    前記筐体が、前記導光フィルムの前記第三の係止受部を係止しうる第三の係止部を有し、
    前記第三の係止受部が前記第三の係止部で係止されることにより、前記導光フィルムが前記筐体に対して横方向に相対的に移動することが制限されている、請求項5記載のバックライト装置。
  7. 前記基板が、前記導光フィルムの上側面の近傍に設けられている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のバックライト装置。
  8. 前記基板が、前記導光フィルムの下側面の近傍に設けられている、請求項7に記載のバックライト装置。
  9. 前記導光フィルムの横端領域の鉛直方向中央領域に、前記導光フィルムが前記筐体に対して鉛直方向に相対的に移動することを制限する第二の固定部を有する、請求項8に記載のバックライト装置。
  10. 前記導光フィルムが、前記第二の固定部として第四の係止受部を有し、
    前記筐体が、前記導光フィルムの前記第四の係止受部を係止しうる第四の係止部を有し、
    前記第四の係止受部が前記第四の係止部で係止されることにより、前記導光フィルムが前記筐体に対して鉛直方向に相対的に移動することが制限されている、請求項9記載のバックライト装置。
  11. 導光フィルムが光取出構造を有し、
    前記導光フィルムの上端領域において、前記第一の係止部に対して当該第一の係止部から最も近い前記点光源とは反対側の領域での前記光取出構造の密度が、前記最も近い点光源と前記最も近い点光源の隣の点光源との配列方向において前記第一の係止部から離れた領域での前記光取出構造の密度よりも、10%以上高い、請求項7〜10のいずれか一項に記載のバックライト装置。
  12. 前記基板が有する前記第一の係止部が、前記点光源である、請求項1〜11のいずれか一項に記載のバックライト装置。
  13. 前記基板及び前記筐体の一方又は両方が有する第一の係止部が透明材料からなる、請求項1〜11のいずれか一項に記載のバックライト装置。
  14. 前記導光フィルムが、吸湿率0.1%以下の樹脂からなる、請求項1〜13のいずれか一項に記載のバックライト装置。
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