JP2012108980A - 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ - Google Patents

光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ Download PDF

Info

Publication number
JP2012108980A
JP2012108980A JP2010257405A JP2010257405A JP2012108980A JP 2012108980 A JP2012108980 A JP 2012108980A JP 2010257405 A JP2010257405 A JP 2010257405A JP 2010257405 A JP2010257405 A JP 2010257405A JP 2012108980 A JP2012108980 A JP 2012108980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
photodetector
pinhole
pickup device
optical pickup
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2010257405A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeji Kimura
茂治 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Media Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Media Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Media Electronics Co Ltd filed Critical Hitachi Media Electronics Co Ltd
Priority to JP2010257405A priority Critical patent/JP2012108980A/ja
Publication of JP2012108980A publication Critical patent/JP2012108980A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

【課題】 多層光ディスクの層間が狭くなったとき、フォーカスエラー信号の分離が難しくなると同時に、トラッキングエラー信号の変動も発生する。
【解決手段】 層間クロストークを除去するピンホールの大きさをフォーカスエラー信号に関係するものとトラッキングエラー信号に関係するものとで異なる構成とする(110、111)。これにより正確な層間ジャンプとトラッキングエラー信号の変動の除去が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は光ピックアップ装置及び光ディスクドライブに関し、特に光ピックアップ装置の読出し光学系に関する。
1枚の光ディスクの容量を増加させる方式として、記録層の多層化が進んできている。
レーザ光を多層光ディスクに照射した場合、同時に複数の層を照射することになるので、層間のクロストークが問題となる。
図3を用いて、光ピックアップ装置の検出光学系における多層光ディスクによるクロストークを説明する。単純化のために、501は2層の光ディスクとする。511および512は情報記録層である。対物レンズ401からの照射光の最小ビームスポット位置は光線80で示すように情報記録層511上にあり、情報記録層511からの情報を読み出そうとしている。光ディスク501は回転しており、情報記録層511上には図4に示すようなトラッキングのための案内溝すなわちトラックが形成されている。図4は情報記録層の一部を示したものであり、回転軸は紙面の左遠方にあるものとする。この案内溝をレーザ光線が光スポット94として照射する。光軸の垂直方向の定義を回転軸に基づき行うと、矢印521の方向がラジアル方向、矢印522の方向がタンジェンシャル方向となる。照射光の焦点は記録層511に合っているので、その反射光は入射光と同じ光路を逆方向に辿って図3の対物レンズ401に戻る。次に、検出レンズ402を透過し、光ビーム81となって光検出器51に入射する。
多層ディスクにレーザ光を照射したとき、それぞれの層からの反射光量はほぼ同量になるように設計されている。このために対物レンズに近い層の透過率が大きくなっており、対物レンズから遠い層にもレーザ光が到達できるようになっている。このような条件下では、図3に示したように情報読出し対象層である511にレーザ光の焦点を合わせると、一部のレーザ光は光ビーム82として当該層511を透過し、隣接層512で反射され、層間迷光である反射光ビーム83となる。この反射光ビーム83は対物レンズ401に戻り、検出レンズ402に入射した後、光検出器51の手前で一旦集光され、光ビーム84で示したように広がりながら光検出器51に入射する。光ビーム84は、光検出器面上では広がった光スポットになり、読み出し当該層からの反射光81と重なってしまい、干渉することになる。光ビーム84の位相は層間隔に影響されるので、層間隔が変化するとこの干渉状態も変化する。このため、多層ディスクに層間変動があると、これによる干渉状態の変化が生じ、検出光量に変動が発生する。この検出光量の変動はデータ信号(RF信号)、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信号に悪影響を与えることになる。
このような多層迷光の影響を少なくすることのできるピックアップ光学系の一例は、特許文献2に記載されている。この基本原理に基づいた迷光除去光学系を図5に示す。半導体レーザ101から出射したレーザ光は、偏光ビームスプリッタ104を透過したのち、コリメートレンズ407で平行光になる。次に、λ/4板105により円偏光に変換され、回転機構により回転する多層ディスク501に対物レンズ404で絞り込まれる。ここでは2層ディスクを図示しているが、2層に限定されるものではなく、3層以上の多層ディスクにも適用可能である。読出し対象情報記録層(当該層)は511であるとし、511上のレーザ光の最小スポットの位置から反射光が発生する。対象層511を透過した一部のレーザ光は隣接層512で反射され、反射光83となり、クロストークの原因である迷光となる。多層の場合、層のディスク表面からの距離によって球面収差が異なるが、その補償はコリメートレンズ407を光軸方向に変位させることで行う。
多層ディスクからの反射光は迷光も含めて、対物レンズ404を逆に戻り、λ/4板105により、元の偏光方向に対して偏光方向が直交する直線偏光に変換される。このため偏光ビームスプリッタ104で反射され、複数領域回折格子106を透過後、半導体検出器52上に回折・集光される。半導体検出器からの信号は信号処理回路53で処理され、光スポットのフォーカス位置を制御するAF信号及びトラッキング位置を制御するTR信号、データ信号であるRF信号が形成される。
図6に、図5に示した光学系の中で使用した複数領域回折格子106の分割状態を示す。複数領域回折格子106は複数の領域に分割されており、それぞれの領域をAからGまでのアルファベット記号で示す。図7に当該層からの反射光の複数領域回折格子106上への照射状態を示す。照射状態にはディスクのトラックで発生するボールパターンを表示している。ボールパターンの強度が変化する領域はEとFであり、トラック方向は紙面の上下方向である。複数領域回折格子106のそれぞれの領域からの回折光は、図8で示した半導体検出器の検出領域551〜561を光スポットで照射する。スポット位置と照射光量を所望のものにするために、それぞれの回折格子の溝の方向と形状は適切に設計されているものとする。
図8において検出領域の近くに示したそれぞれの記号は、複数領域回折格子の関係する領域名と回折光の次数を示している。たとえば、検出領域551に照射する光は、図7の複数領域回折格子のCの領域で回折されるマイナス1次光であることを意味している。本例の複数領域回折格子106のそれぞれの回折格子はブレーズド格子や鋸刃格子が使用されており、E、F、Gの領域は+1次光のみ発生させ、A、B、D、Cの領域は+1次光と−1次光の両方を発生させる。
多層ディスクでは、他層から迷光が当該層からの反射光と同時に半導体検出器上を照射する。図9に対物レンズ寄りの隣接層からの迷光の分布を示す。851から854までと、857から860までの迷光は、複数領域回折格子106のAからDまでの領域を透過したものである。また、迷光855と856は、それぞれ領域E、Fを透過したものである。中心部の領域Gは適切な大きさになっており、これらの迷光851〜856は中心領域Gを透過していないので検出領域551〜560を照射しない。したがって、迷光は検出領域551〜554から形成されるフォーカスエラー信号や検出領域855〜860から形成されるトラッキングエラー信号に影響を与えない。
ところで、前述の層間クロストークを低減するために、特許文献1には、ピンホールを使用する方法が示されている。この方法では、多層光ディスクからの反射光を集光レンズで絞り込み、読み出し当該層からの反射光の焦点位置にピンホールを配置する。当該層からの反射光はピンホールを透過できるが、他層からの迷光はデフォーカスのためにピンホールを透過できない。これを利用して、光検出器に迷光を入射させないことで、層間クロストークを抑制する。
特開平8−185640号 特開2009−170060号
しかし、さらなるディスク容量の増加のためには、層数を増やす必要があり、層間隔が狭くなると予想される。この場合、図10に示すように他層からの迷光が検出領域に重なってしまう。このため、フォーカスエラー信号を層間ごとに検出することが困難となる問題とトラッキングエラー信号が変動する問題が起こる。このような状態では、たとえ、特許文献1のように一つのピンホールを使用しても、この問題を解決できない。
本発明の目的は、多層ディスクの層間隔が狭くなったときにフォーカスエラー信号を層ごとに分離し、トラッキングエラー信号に変動を発生させない光ピックアップ装置及びそれを用いた光ディスクドライブを提供することにある。
上述の課題を解決するために、少なくとも2種類のピンホールを使用する。ピンホールにより他層からの迷光が除去できることは前述した。しかしながら、特に層間隔が10μm以下の狭層間の多層ディスクを対象としたとき、フォーカスエラー信号を層ごとに分離できるようにするためのピンホールの大きさと,トラッキングエラー信号の変動を減少させるためのピンホールの最適な大きさは異なることが判明した。フォーカスエラー信号用のピンホールは光ディスクの記録面にフォーカスを引き込むために,引き込み範囲をカバーする大きさのピンホールが必要となる。一方、トラッキングエラー信号の変動は少しの迷光でも発生するため、より小さいピンホールが必要となる。トラッキングエラー信号用のピンホールをフォーカスエラー信号用に使用したと仮定すると、多層の中の所望の記録層に層間ジャンプをするのが困難となる。
本発明によると、多層ディスクの層間隔が狭くなったときに、他層からの迷光を2種類の大きさのピンホールを使用することで、トラッキングエラー信号の各層ごとの分離が可能となると同時に、トラッキングエラー信号の変動を減少させることが可能となる。これにより、多層光ディスクからデータを読み出すとき必要となる層間ジャンプが確実にできるようになる。また、光スポットがトラックをはずれることがなくなり、読み出したデータの信頼性が向上する。
本発明による光ピックアップ装置の光学系の一例を示す図。 本発明による光ピックアップ装置の光学系の一例を示す図。 隣接層からの反射光の影響を示す図。 対物レンズからの出射光が溝付き記録面を照射している状態を示す図。 ピックアップ光学系の一例を示す図。 複数領域回折格子の一例を示す図。 複数領域回折格子の一例を示す図。 半導体検出器の検出領域の形状を示す図。 半導体検出器上での隣接層からの迷光分布の一例を示す図。 層間隔が狭くなったときの迷光分布を示す図。 複数領域回折格子の一例を示す図。 複数領域回折格子の一例を示す図。 半導体検出器の検出領域の形状の一例を示す図。 半導体検出器の検出領域の形状の一例を示す図。 ピンホール素子の形状を示す図。 複数領域回折格子の一例を示す図。 半導体検出器の検出領域の形状の一例を示す図。 本発明による光ピックアップ装置の光学系の一例を示す図。 本発明による光ピックアップ装置を用いた光ディスクドライブ装置の一例を示す図。
以下、本発明の光ディスクドライブ装置を実施するための最良の形態を、図を用いて説明する。
図1に、光ディスクドライブ装置の光ピックアップ部分を示す。半導体レーザ101から出射したレーザ光は、コリメータレンズ403によりコリメートされた光ビームに変換される。その後、偏光ビームスプリッタ104と球面収差補償素子102を透過し、λ/4板105により円偏光に変換され、回転機構により回転する多層ディスク501に対物レンズ404で絞り込まれる。ここでは2層ディスクを図示しているが、2層に限定されるものではなく、3層以上の多層ディスクにも実施可能である。2層ディスクより層数が多いディスクにおいては、隣接層より遠くの層は層間隔の大きい層と考えられ、本実施例は層間隔が広くても適用可能であり、その効果に変わりない。対物レンズはアクチュエータ54によりラジアル方向と光軸方向の位置制御がなされる。当該層は511であり、レーザ光の最小スポットの位置が511上にある。当該層を透過した光の隣接層512による反射光83も発生し、クロストークの原因である迷光となる。
多層ディスクからの反射光は迷光も含めて、対物レンズ404を戻り、λ/4板105により、元の偏光方向に対して直交する方向の直線偏光に変換される。このため偏光ビームスプリッタ104で反射され、ハーフビームスプリッター107に向かう。ハーフビームスプリッターを透過した第1のビームは第1の集光レンズ405で第1のピンホール素子111上に集光される。第1のピンホール素子111は当該層からの反射光のスポットが最少となる光軸位置に設置され、そのピンホールの大きさは、光ディスクが光軸方向に引き込み範囲内で変位したとき発生する光スポットの広がりをカバーする程度の大きさとする。復路倍率を20倍として、光スポットサイズ径が9μm程度になっているとすると、DPPの変動を小さくするためには、直径10μmのピンホールが必要となる。ピンホール素子は、ガラス板に蒸着したクロム薄膜をエッチングすることで得られる。ピンホール素子111を透過した光は第3の集光レンズ406を透過し、第1の複数領域回折格子108に入射し、第1の半導体検出器44上に回折される。図11に第1の複数領域回折格子108の分割形状の一例を示す。上下二つに分割されており、横方向がラジアル方向に一致する。EおよびFの領域の当該層からの反射光は+1次のみの回折光として、図13に示す半導体検出器44の検出領域を照射する。検出領域551はE領域からの光が、検出領域552はF領域からの光が入射するように、それぞれの回折光格子の溝形状と溝方向が設計されている。検出領域551および552は通常の検出領域が暗線領域を挟む構造を有している。通常の検出領域からの信号光をAE1、およびAE2、AF1、AF2としたとき、フォーカスエラー信号AFはAF=AE1−AE2−(AF1−AF2)となる。図1において、ハーフビームスプリッターで反射された第2のビームは第2の集光レンズ408により第2のピンホール素子110上に集光される。ここでは、第1と第2の集光レンズ405、408の焦点距離がほぼ等しいため、第2のピンホール素子のピンホールの大きさは第1のピンホール径より小さく設定されており、トラッキングエラー信号の変動を小さくする効果を有する。復路倍率20倍の光学系としたときには、第2のピンホールの径は40μmにする必要がある。第2のピンホール素子を透過した光は第4の集光レンズと第2の複数領域回折格子109を透過する。図12に第2の複数領域回折格子の分割形状を示す。横方向がラジアル方向となっており、照射光のボールパターンも同時に示す。それぞれの6領域の回折格子は、+1次光のみを発生する。第2の複数領域回折格子からの回折光を検出する第2の半導体検出器45の検出領域の一例を図14に示す。検出領域557、558、559、560、561、562にそれぞれの回折格子の領域D、B、A、C、G、Hからの回折光が入射する。このとき、トラッキングエラー信号TRはTR=TG−TH−k・(TB+TC−TA−TD)のように表わされる。kはトラッキングエラー信号のレンズシフトによるDCオフセットを取り除くために使用する調整用定数である。また、データ信号RFはすべての信号を加えたものであり、RF=TG+TH+TB+TC+TA+TDとなる。生成されたAFおよびTR信号でアクチュエータ54にフィードバックがかけられ、光軸方向とラジアル方向の対物レンズの位置制御が行われる。
以上のように、本発明によると、各層ごとに分離したフォーカスエラー信号を得ることが出来ると同時に、層間隔の変動に伴ってトラッキングエラー信号が変動する現象を小さくすることができる。これにより、それぞれの層へのフォーカス位置の移動と精度の高いレーザ光照射位置の制御が可能となり、読出しおよび書込みのときのレーザ照射位置を正確に決められるので信号の品質が向上する。また、データ信号自体も隣接層からの反射光の混入が小さくなるので、エラーの少ないデータ信号を得ることができる。
実施例1ではハーフビームスプリッターによりビームを2分割し、それぞれにピンホールを用いて信号を検出した。本実施例ではビームを2分割しない。図2に光学系の概略を示す。光ディスク501からの反射光は偏光ビームスプリッタ104で反射され、第1の集光レンズ405に入射し、ピンホール素子112上に集光される。ピンホール素子112の形状を図15に示す。114の領域は光を透過しない。115は円環状の部分を、116はその内部の円状の部分を指し示す。115と116の領域は光を透過するが、透過光の偏光状態は互いに直交するようになっている。ここで、横方向の直線偏光がピンホール素子112に入射するものとする。内部領域116の透過光の偏光状態に変化はないものとし、一方、円環部分115はλ/2板からなり、透過光の偏光状態は縦方向の直線偏光に変わるものとする。円環部分115はホトニック結晶を使用することで作製可能である。これらの透過光は図16に示す複数領域回折格子113に入射するが、複数領域回折格子の領域A、B、C、D、E,Fは横方向の直線偏光を透過する偏光板が設置され、領域G、Hは偏光方向に関係なく入射光が透過するようになっている。複数領域回折格子の透過光はそれぞれの領域に形成された周期的な溝により回折され、図17に示す半導体検出器46上の所定の検出領域に入射する。複数領域回折格子113のAからFまでの領域の回折光は+1次光のみであり、検出領域559、558、560、557、651、562に入射する。中心領域のGとHは+1次光と−1次光を出射する。+1次光は検出領域556、555に入射し、−1次光は検出領域551、552に入射する。トラッキングエラー信号TRはTR=TF−TE−k・(TB+TC−TA−TD)のように表わされる。フォーカスエラー信号AFはAF=AG1−AG2−(AH1−AH2)となる。また、データ信号であるRF信号はRF=TF+TE+TB+TC+TA+TD+RH+RGとなる。トラッキングエラー信号には図15の円環部分115からの透過光が入射しないので、信号の変動を防ぐことが可能である。フォーカスエラー信号には図15の円環部分と内部116からの透過光が入射するので、フォーカスの引き込み範囲が狭くなることはないので層間ジャンプを正確に出来る。データ信号には円環部分の透過光が使用されるので、層間クロストークである他層からの迷光が入ることになるが、ハイパスフィルターを使用することで迷光成分を除去できるので、信号品質の劣化を防ぐことが出来る。
図18に示した実施例3では、偏光ビームスプリッタ104がコリメータレンズ403より半導体レーザ101側に設置されている。従って、半導体レーザ101から出射したレーザ光は発散光の状態で偏光ビームスプリッタ104を透過し、その後コリメータレンズ403でコリメートされた光ビームに変換されてλ/4板105に入射する。実施例2では偏光ビームスプリッタ104がコリメータレンズ403と対物レンズ404の間に設置されていたため、集光レンズ405が必要であったが、実施例3では図18に示すように、多層ディスク501の読出し対象層511から反射された光ビームはコリメータレンズ403を戻ると収束光になるため、集光レンズ405を必要としない。また、同様に図2における球面収差補正素子102は除去され、コリメータレンズ403を光軸方向に移動することで球面収差補償を行う。実施例3では、光学部品の点数を削減できる効果がある。
層間クロストークの影響を抑制することが可能な光ディスクドライブ装置の実施例を図19に示す。711から714までの回路はデータを多層光ディスク501に記録するためのものである。711は誤り訂正用符号化回路であり、データに誤り訂正符号が付加される。712は記録符号化回路であり、1−7PP方式でデータを変調する。713は記録補償回路であり、マーク長に適した書込みのためのパルスを発生する。発生したパルス列に基づき、半導体レーザ駆動回路714により、光ピックアップ60内の半導体レーザを駆動し、対物レンズから出射したレーザ光80を変調する。モータ502によって回転駆動される光ディスク501上にはレーザ光により反射率が異なるマーク形成される。書き込み状態では、レーザ光のコヒーレンシーを低下させる高周波重畳を行わないため、隣接層からの反射光と当該層からの反射光は干渉しやすい状態になっている。このため、TR信号の変動を低減するための対策を行わない場合は、トラッキングがはずれたり、隣接トラックのデータを消したりする不具合が生じる。本実施例の光ピックアップ60には実施例1から3で示された光ピックアップのいずれかが採用されており、多層ディスクにおいてもトラッキングの不具合は生じない。
721から726の回路はデータの読み出しのためのものである。721はイコライザーであり、最短マーク長付近の信号雑音比を改善する。この信号は722のPLL回路に入力され、クロックが抽出される。また、イコライザーで処理されたデータ信号は抽出されたクロックのタイミングで723のA−D変換器でデジタル化される。724はPRML(Partial Response Maximum Likelihood)信号処理回路であり、ビタビ復号を行う。記録復号化回路725では1−7PP方式の変調規則に基づき復号化し、誤り訂正回路726でデータを復元する。
本発明によれば、多層迷光の影響を抑制することができるので、多層光ディスクを読み出す光ピックアップに適用可能である。
44、45、46:半導体検出器、53:信号処理回路、101:半導体レーザ、102:球面収差補償素子、104:偏光ビームスプリッタ、105:λ/4板、107:ハーフビームスプリッター、106、108、109、113:複数領域回折格子、110、111、112:ピンホール素子、404:対物レンズ、405、406、408、409:集光レンズ、407:コリメータレンズ、501:多層ディスク。

Claims (8)

  1. 光源と、
    前記光源からの光を多層光情報記憶媒体の一つの記録層に集光する集光光学系と、
    前記記録層からの反射光を第1および第2のビームに分割する分割素子と、
    前記第1及び第2のビームをそれぞれ絞り込む第1および第2の集光レンズと、
    前記第1のビームの光を検出する第1の光検出器と、
    前記第1の集光レンズと前記第1の光検出器との間に設けられた第1のピンホール素子と、
    前記第2のビームの光を検出する第2の光検出器と、
    前記第2の集光レンズと前記第2の光検出器との間に設けられた第2のピンホール素子と、
    前記第1の光検出器の検出信号からフォーカス制御信号を生成し、前記第2の光検出器の検出信号から少なくともトラッキング制御信号を生成する、信号処理部と
    を有することを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 請求項1記載の光ピックアップ装置において、前記第1と第2のピンホール素子のピンホールの大きさが異なることを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 請求項1記載の光ピックアップ装置において、前記第1と第2の集光レンズの焦点距離が等しい場合、前記第1のピンホール素子のピンホールの方が前記第2のピンホール素子のピンホールより大きいことを特徴とする光ピックアップ装置。
  4. 光源と、
    前記光源からの光を多層光情報記憶媒体の一つの記録層に集光する集光光学系と、
    前記記録層からの反射光を絞り込む集光レンズと、
    前記反射光を検出する光検出器と、
    前記集光レンズと前記光検出器との間に設けられ、中心領域と、前記中心領域を取り囲む領域とからなるピンホールを有し、前記中心領域を透過した光と前記取り囲む領域を透過した光の偏光状態が異なるように形成されたピンホール素子と、
    前記ピンホール素子と前記光検出器との間に設けられ、前記異なる偏光状態のうちの一方を選択的に透過させる領域を有する回折格子と
    を有することを特徴とする光ピックアップ装置。
  5. 請求項4記載の光ピックアップ装置において、前記回折格子の中心領域は前記異なる偏光状態の両方を透過させ、前記回折格子の中心領域を取り囲む領域は前記偏光状態の一方を選択的に透過させることを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 請求項5記載の光ピックアップ装置において、更に、
    前記回折格子の中心領域を取り囲む領域を透過した光を検出する前記光検出器の検出信号から、少なくともトラッキング制御信号を生成する、信号処理部とを有することを特徴とする光ピックアップ装置。
  7. 請求項4記載の光ピックアップ装置において、前記光源からの光を、前記集光光学系と前記集光レンズとに、分岐する分岐素子は、前記光源からの発散光学系中に配置されていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  8. 光源と、
    前記光源からの光を多層光情報記憶媒体の一つの記録層に集光する集光光学系と、
    前記記録層からの反射光を第1および第2のビームに分割する分割素子と、
    前記第1及び第2のビームをそれぞれ絞り込む第1および第2の集光レンズと、
    前記第1のビームの光を検出する第1の光検出器と、
    前記第1の集光レンズと前記第1の光検出器との間に設けられた第1のピンホール素子と、
    前記第2のビームの光を検出する第2の光検出器と、
    前記第2の集光レンズと前記第2の光検出器との間に設けられた第2のピンホール素子と、
    前記第1の光検出器の検出信号からフォーカス制御信号を生成し、前記第2の光検出器の検出信号から少なくともトラッキング制御信号を生成する、信号処理部と、
    PLL回路と、
    前記第1及び第2の光検出器の検出信号から、前記PLL回路にて生成されるクロックを用いて、AD変換するAD変換器と、
    前記AD変換器にて変換されたデジタル信号を復号する複号化回路とを
    有することを特徴とする光ディスクドライブ。
JP2010257405A 2010-11-18 2010-11-18 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ Abandoned JP2012108980A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010257405A JP2012108980A (ja) 2010-11-18 2010-11-18 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010257405A JP2012108980A (ja) 2010-11-18 2010-11-18 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012108980A true JP2012108980A (ja) 2012-06-07

Family

ID=46494436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010257405A Abandoned JP2012108980A (ja) 2010-11-18 2010-11-18 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012108980A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4620631B2 (ja) 光ディスクドライブ装置
JP5149235B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP4763581B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP5007196B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2007179676A (ja) 光ヘッド装置及び光ディスク装置
JP2006244535A (ja) 光ヘッド装置および光ディスク装置
JP5070140B2 (ja) 光ピックアップ装置
US20080267019A1 (en) Optical Pickup Apparatus and Optical Disk Drive
JP5286233B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2011023054A (ja) 光ピックアップ及び光情報記録再生装置
JP2009020945A (ja) 光ピックアップ装置
US8451700B2 (en) Optical pickup device and optical read/write apparatus
JP5094691B2 (ja) 光ピックアップ装置
US20080101172A1 (en) Optical disc apparatus
JP5318033B2 (ja) 光ピックアップ装置
US7995433B2 (en) Optical head apparatus and optical disc apparatus
JP2012108980A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ
JP2008016066A (ja) ホログラフィック回折素子及びホログラフィック回折素子を用いた光ピックアップ装置
US20070064573A1 (en) Optical head unit and optical disc apparatus
US20070002704A1 (en) Optical head and optical disc apparatus
US20070097833A1 (en) Optical head unit and optical disc apparatus
JP5474165B2 (ja) 光ピックアップ及び光情報記録再生装置
JP5119194B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2010061772A (ja) 多層型光ディスク
JP2012243340A (ja) 光ピックアップ装置、光ディスク装置及び情報再生方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120521

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130628

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130628

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131227

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20140314