JP2012108960A - 計算機、仮想化機構、計算機システム、および仮想計算機の起動管理方法 - Google Patents

計算機、仮想化機構、計算機システム、および仮想計算機の起動管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】装置識別情報を変更可能な仮想計算機または計算機に、ユーザが意図しないタイミングで起動がかかってしまったときでも、計算機が起動しないように制御することができる計算機起動管理方法を提供する。
【解決手段】仮想計算機システムにおいて、仮想化機構220は、仮想計算機200に割り付け可能な仮想HBA210とWWNとを対応付けて記憶するWWN管理テーブル400と、仮想計算機200を起動する際、WWN管理テーブル400に基づいて、仮想計算機200に割り当てた仮想HBA210に対応するWWNを調べ、WWNが起動抑止を意味する値であるとき、仮想計算機200の起動を抑止するLPAR起動部260とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、計算機システムおよび仮想計算機システムの計算機起動管理方法に関し、特に、計算機の起動を抑止する技術に関する。
1台の計算機上に複数業務を集約する仮想化技術では、プロセッサやメモリ、入出力装置などのハードウェアリソースの利用効率を上げるとともに、処理量に応じてリソース割当を変更することが可能である。
一方、複数の計算機が同一ストレージボリュームからOSを計算機に読み込み、起動するように構成することで、業務を実行する計算機を変更することが可能である。複数の計算機で共有可能なストレージ装置の構成はストレージネットワーク(SAN)と呼び、ストレージ装置と計算機はファイバチャネルスイッチやストレージスイッチを介して接続する。
共有可能なストレージ装置では、接続された全ての計算機からストレージボリュームを参照あるいは更新することができるため、セキュリティにおける課題があった。この課題に対し、ストレージ装置は、計算機が有するファイバチャネル(FC)のI/Oアダプタであるホストバスアダプタ(HBA)内に格納されているユニークな装置識別情報であるワールドワイドネーム(WWN)を用いて、ある特定の計算機とストレージ装置内のストレージボリュームとの対応付けを行っている。
この対応付けの機能をホストグループと呼び、ホストグループを用いることで、ストレージボリュームへのアクセスを、そのストレージボリュームに登録されたWWNを登録しているHBAを有する計算機からのみに限定する。
業務を実行する計算機を複数用意するときには、ホストグループに業務を実行する計算機のWWNを、計算機を切り替えるたびに登録し直すか、あらかじめホストグループに複数計算機のWWNを登録しておく。ホストグループへ登録し直す場合には、運用に手間がかかる。
また、ホストグループに複数計算機のWWNを登録しておく場合には、複数計算機から同一ストレージボリュームにアクセス可能なため、セキュリティ対策にはならない。
そこで、特開2007−164305号公報(特許文献1)には、ホストグループの設定変更を不要にして運用を簡易にする管理サーバが開示されている。これは、業務を実行する計算機が変更になったときには、WWNを変更先の計算機に引き継ぎ、あらかじめ複数の計算機に割り付け可能なWWNとストレージエリア識別情報を対応付けて管理サーバに記憶しておき、管理サーバから業務を実行する計算機にWWNとストレージエリア識別情報を送り、業務を実行する計算機はWWNを設定し、ストレージエリア識別情報が示すエリアからブートするものである。
また、このような計算機が仮想計算機の場合には、仮想化機構が仮想I/Oアダプタを定義し、そこにユニークな仮想装置識別情報を格納する。米国特許出願公開第2006/0195617号明細書(特許文献2)には、計算機のI/Oアダプタ内に複数の装置識別情報を登録できる技術を用いて、仮想計算機にユニークな仮想装置識別情報をI/Oアダプタに設定するシステムが開示されている。これにより、ストレージ装置のホストグループに登録するWWNと仮想計算機の仮想I/OアダプタのWWNを一致させることができるため、ストレージボリュームにアクセスする計算機を特定の仮想計算機に限定することができる。
特開2007−164305号公報 米国特許出願公開第2006/0195617号明細書
従来、業務を実行する計算機を、仮想計算機から計算機へ、あるいは異なる計算機上の仮想計算機に切り替えるとき、I/Oアダプタに設定する装置識別情報を切り替え先の計算機に引き継ぐことで、ホストグループの登録変更や多重登録を回避することができるようになっていた。
ここで、例えば、管理サーバが使用できなくなった、あるいは管理サーバ以外からの操作介入があった、あるいは元々重複する装置識別情報を設定しておく運用があったことにより、複数の計算機が同じ装置識別情報を持つ可能性がある。
このように、同じ装置識別情報を持つ複数の計算機が起動されると、ストレージ装置のアクセス制御機構が有効に働かず、複数の計算機から同一ストレージボリュームをアクセスできてしまうという課題がある。また、I/Oアダプタがネットワークインタフェースのとき、MACアドレスなどのネットワーク装置識別情報が同一な計算機が複数ある場合には、通信エラーが発生するという課題がある。
そこで、本発明の目的は、業務を実行する計算機を切り替えるために装置識別情報を変更可能な仮想計算機または計算機に、ユーザが意図しないタイミングで起動がかかってしまったときでも、計算機が起動しないように制御することができる計算機起動管理方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
すなわち、代表的なものの概要は、仮想計算機と前記仮想計算機の起動可否を制御する起動抑止の設定とを対応付けて記憶する仮想計算機管理情報と、前記仮想計算機の定義情報の変更要求を受け付けると、前記定義情報の変更が禁止されているか否かを判定し、前記定義情報の変更が禁止されていない場合に前記変更要求に基づき、前記仮想計算機が有する仮想アダプタの識別子を生成する識別子要素を変更する第1の変更、前記仮想計算機の起動抑止の設定を変更する第2の変更のうち、少なくとも何れか一方の変更を行う仮想計算機管理部と、前記仮想計算機の起動要求を受付けると、前記起動を要求された仮想計算機が起動を抑止されているか否かを前記起動抑止の設定に基づいて判定し、前記起動抑止が有効と設定されている場合、前記仮想計算機の起動を抑止する仮想計算機起動部とを備えたものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
すなわち、代表的なものによって得られる効果は、ユーザが意図しないタイミングで仮想計算機または計算機に起動がかかってしまったときでも、計算機が起動しないように制御することができる。
本発明の実施の形態1に係る計算機システムの構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態1に係る計算機システムの計算機の詳細な構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態1に係る計算機システムの起動管理部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムの計算機の構成を示す構成図である。 本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムで使用されるコマンドの型式を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムで使用されるWWN管理テーブルの詳細を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムで使用される装置管理テーブルの詳細を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムで使用されるLPAR管理テーブルの詳細を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムの計算機のWWN管理部の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムの計算機のLPAR管理部の処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムの計算機のMAC要素変更処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムの計算機のLPAR起動部の処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(実施の形態1)
図1により、本発明の実施の形態1に係る計算機システムの構成について説明する。図1は本発明の実施の形態1に係る計算機システムの構成を示す構成図である。
図1において、計算機システムは、複数の計算機100、ストレージシステム160、複数の計算機100とストレージシステム160を接続するストレージスイッチ140およびネットワークスイッチ150から構成されている。また、ネットワークスイッチ150には、端末190が接続され、各種設定などを行っている。
複数の計算機100は、ファイバチャネルのホストバスアダプタ(HBA)110を介してストレージスイッチ140に接続され、ネットワークインタフェースカード(NIC)120を介してネットワークスイッチ150に接続されている。
また、ストレージスイッチ140およびネットワークスイッチ150はストレージシステム160にもHBA161、NIC162を介して接続され、複数の計算機100からアクセスすることができるようになっている。
計算機100にはBMC(Baseboard Management Controller)130が内蔵されていて、ネットワークを介してハードウェアの電源制御が可能である。
ストレージシステム160内のディスク管理部170は、ディスクボリューム180にアクセス可能な計算機100を制限するホストグループ設定の機能を有し、計算機100に搭載のHBA110とディスクボリューム180との関係付けを行い、ホスト管理情報175として記憶する。ホスト管理情報175の設定は、端末190から行う。
計算機100には、ブレードシステムにおけるブレードを利用することも可能である。端末190は、そのブレードの1つを割り当ててもよい。また、複数の計算機100は、互いに離れた場所に設置されていてもよい。
次に、図2により、本発明の実施の形態1に係る計算機システムの計算機の詳細な構成について説明する。図2は本発明の実施の形態1に係る計算機システムの計算機の詳細な構成を示す構成図である。
計算機100は、計算機の状態やプログラム実行結果を表示する表示装置310、プログラムにデータを与える入力装置320、業務処理プログラムやデータを保持するメモリ330、プログラムを実行するCPU340、HBA110、NIC120、BMC130から構成されている。
HBA110は、ファイバチャネル通信において通信相手を特定するために必要となるWWNと呼ばれるユニークな識別子を保持している。BMC130は、主に計算機100のハードウェアの監視や制御を行う。BMC130は起動管理部135を有し、端末190からの要求に応じて計算機100の電源のON/OFFが可能である。
次に、図3により、本発明の実施の形態1に係る計算機システムの起動管理部の動作について説明する。図3は本発明の実施の形態1に係る計算機システムの起動管理部の動作を示すフローチャートである。
計算機100の起動は、BMC130の起動管理部135で実行する。
まず、ステップ1210では、計算機100への電源投入要求を受付ける。なお、BMC135は、計算機100が起動される前に、別電源にて始動することができる。
続いて、ステップ1215では、無効WWNの定義情報を取得する。
ステップ1215で取得する無効WWNの定義情報は、例えば、起動管理部135に、外部からのコマンドや操作によりあらかじめ設定してある値か、BMC130内に記憶し、後からインタフェースを介して変更可能な値か、あるいはBSM130では保持せずに、外部の計算機からステップ1215の処理を行う際に入力する値のことである。
次に、ステップ1220に進み、HBA110のWWNを読み出し、それがステップ1215で取得した無効WWNの定義情報に一致するかどうか判定する。
ステップ1220で無効WWNが登録されていると判定すると、ステップ1230において、電源を投入して計算機100を起動することができないというエラー情報を生成する。
一方、ステップ1220で無効WWNが登録されていないと判定すると、ステップ1240において計算機100に電源を入れて起動する。
最後に、ステップ1250において、計算機の起動に成功したことを示す情報か、電源投入不可というエラー情報といった処理結果を起動操作元に出力する。
以上説明したように、本実施の形態では、BMC130により、計算機100の起動を要求されても起動を抑止することができる。異なる計算機100間で同一のI/Oアダプタ識別子を設定しても、少なくとも1つのHBA110へ無効WWNを登録することにより、そのHBA110を有する計算機の起動を抑止することができる。
以上のように、本実施の形態では、異なる計算機、または異なる計算機上のLPAR間で同一のI/Oアダプタ識別子を設定しても、少なくとも1つのHBA110へ無効WWNを登録することにより、そのHBA110を有する計算機の起動を抑止する。
このように処理することにより、ユーザが意図しないタイミングで計算機に起動がかかってしまったときでも、計算機が起動しないように制御することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1の計算機100が仮想化機構を有し、仮想化機構により管理されるLPARで動作する仮想計算機システムにおいて計算機起動管理を行うものである。
図4により、本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムの計算機の構成について説明する。図4は本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムの計算機の構成を示す構成図であり、仮想計算機システムとしての構成は、図1に示す実施の形態1の構成と同様である。
図4において、計算機100は、図2に示すような計算機100の構成である、HBA110、NIC120、BMC130や、図示しない表示装置310、入力装置320、メモリ330、CPU340の他に、仮想化機構220を備えており、仮想化機構220は物理的な1台の計算機を、CPU340やメモリ330を分割してLPAR(Logical Partition)200に割り当てている。このLPAR200は、仮想計算機となる。
これにより、1台の計算機100を論理的な複数の計算機LPAR200に見せる。LPAR200は、計算機100と同様に、仮想HBA210と仮想NIC215を有する。仮想HBA210のポートには固有のWWNが付与される。
また、計算機100のHBA110は複数のポート識別情報(NポートID)をWWN管理部115に持ち、仮想HBA210のWWNをHBA110の仮想ポートに登録することができる。
仮想化機構220はWWN管理部230、装置管理部240、LPAR管理部250、LPAR起動部260、メモリ270を有している。
メモリ270は、計算機識別情報235、装置識別管理テーブルであるWWN管理テーブル400、装置管理テーブル500、仮想化機構識別情報255、LPAR管理テーブル700を記憶している。仮想化機構220は、端末190から操作要求を入力し、メモリ270に記憶したデータを用いてLPAR200を操作し、操作結果を端末190に出力する。
次に、図5〜図8により、本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムで使用されるコマンドおよびテーブルについて説明する。図5〜図8は本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムで使用されるコマンドおよびテーブルを示す図であり、図5はコマンドの型式を示す図、図6はWWN管理テーブルの詳細を示す図、図7は装置管理テーブルの詳細を示す図、図8はLPAR管理テーブルの詳細を示す図である。
図5において、仮想化機構220が入力するコマンド600の形式は、コマンド610、コマンドの詳細要求内容を示す要求コード620、コマンドに必要なパラメタ630からなる。パラメタ630はコマンド610と要求コード620に依存し、2つ以上連なる場合がある。
例えば、図5に示すように、WNN登録コマンド601、LPAR管理コマンド602〜604などのコマンドがあり、無効/リセット/更新、変更属性、MAC要素、起動抑止などが、要求コード620であり、要求コード以降の情報が、パラメタ630である。
図6において、WWN管理テーブル400は、LPAR200に割り当て可能な仮想HBA210一覧を記憶する。
カラム410は、HBA110の搭載位置を示すスロット情報を示す。計算機100がブレードのときには、スロット情報としてブレード毎のスロット搭載順序情報を用いてもよい。
カラム420は、HBA110が保持するポート情報を示す。カラム430は、1つのポートを複数のLPAR200で共有するための共有番号である。図6の例では、HBA110がVFC1からVFC4を保持できるので、ポート毎に4つのLPAR200から共有できることを示す。
カラム440は、カラム410とカラム420とカラム430とで示す仮想HBA210に与えるWWNを示している。カラム440のWWNを変更すると、そのポートを割り当てたLPAR200の仮想HBA210は変更後のWWNを使用する。カラム450は、LPAR200に仮想HBA210のポートを割り当てたとき、LPAR200のLPAR情報を記憶する。
図7において、装置管理テーブル500は、LPAR200に割り当てる仮想HBA210や仮想NIC215といったI/Oアダプタ装置の情報を記憶する。
カラム510は、LPAR200の識別情報を示す。カラム520は、LPAR200が使用するI/Oアダプタ装置のスロット情報を示す。カラム530は、LPARが使用するI/Oアダプタ装置のポート情報を示す。
カラム540は、管理番号を示している。I/Oアダプタ装置が仮想NIC215の場合には、管理番号はLPAR200内でユニークなVNIC番号である。I/Oアダプタ装置が仮想HBA210の場合には、管理番号はWWN管理テーブル400で使用する共有番号である。
カラム550は、I/Oアダプタが仮想NIC215なのか仮想HBA210なのかを現す情報を示す。装置管理テーブル500は、装置管理部240によって、LPAR200にI/Oアダプタを割り当てるときに行を追加し、I/Oアダプタ装置の割り当てを解除するときに行を削除したり登録内容を変更することができる。カラム560は、アダプタ種別を示す。
仮想HBA210をLPAR200に割り当てたときには、WWN管理テーブル400のカラム450にLPAR200の識別情報を記憶する。反対に割り当てを解除したときには、カラム450が記憶する情報を削除する。
LPAR200で実行する業務処理プログラムは、仮想HBA210の識別情報としてWWNを用いる。ここで用いるWWNは、WWN管理テーブル400において、LPAR200に割り当てた仮想HBA210に該当する行のカラム440を用いる。異なる計算機100の仮想化機構220がそれぞれのWWN管理テーブルのカラム440に同一のWWNを登録すると、同一WWN構成のLPAR200を構築できる。このような同一WWN構成のLPAR200間では、ストレージシステム160のホストグループの設定を変更しなくても、業務処理プログラムを再配置することができる。
図8において、LPAR管理テーブル700は、仮想化機構220の初期起動時に生成され、LPARを管理するために必要な定義やLPAR動作状況を記憶する。
カラム710は、LPAR200を識別する情報を示す。カラム720とカラム730は、仮想NIC215を識別するMACアドレスの生成に使用する情報を記憶する。カラム720は、計算機システムでユニークなMACアドレスを生成するために、仮想化機構識別情報255の値を用いるのか、用いないとしたらどのような値を使用するのか、といった情報を記憶する。
カラム730は、同じくMACアドレスを生成する要素として、仮想NIC215を用いるLPAR200の識別情報を使うのか、使わないとしたらどのような値を使用するのか、といった情報を記憶する。カラム740は、LPAR200の定義情報の変更を禁止するか否かの情報を示す。ここでLPARの定義情報とは、例えばテーブル500で管理するLPARに割り当てたI/Oアダプタ装置の情報である。
カラム750は、LPAR200を起動してよいか否かの情報を示す。ここで起動抑止をONにしたLPARに起動要求が入っても、仮想化機構220はそのLPARを起動しないように制御する。カラム760は、LPAR200が起動中か否かの状態を示す。
次に、図9により、本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムの計算機のWWN管理部の処理について説明する。図9は本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムの計算機のWWN管理部の処理を示すフローチャートであり、仮想化機構220が管理する仮想HBA210の一覧のWWNを登録する処理を示している。
まず、ステップ810では、WWN管理テーブル400更新要求を受付ける。ここで受付ける要求は、図5の601で示す形式のWWN登録コマンドである。要求コード620は、無効WWN登録を意味するコードか、WWNを初期値に戻すことを意味するコードか、WWN変更を意味するコードである。パラメタ630は、スロット番号とポート番号と共有番号とがある。WWN変更を意味する要求コードのときには、変更後のWWNの値もパラメタ630で受け取る。
続いてステップ820では、WWN管理テーブル400がメモリ270にあるか否かを調べる。ステップ820で、WWN管理テーブル400がないと判定すると、ステップ825において、WWN管理テーブル400の領域をメモリ270に確保し、HBA110の搭載数を元に、スロット情報とポート情報と共有番号の全組合せ数に相当する行を生成する。また、ステップ827において、各行のカラム440にWWN初期値を格納する。
WWN初期値とは、例えば、スロット番号とポート番号と共有番号と計算機識別情報235とを用いて生成する64ビットのユニークな値である。計算機識別情報235には、計算機100が搭載されているブレードの識別子とブレードを収めるシャーシの識別子を用いることができる。
ステップ820で、WWN管理テーブル400があると判定すると、ステップ830では、要求コード620が無効WWN設定要求を意味するコードであるか判定し、ステップ830で無効WWN設定を意味するコードであると判定すると、ステップ835では、WWN管理テーブル400の、スロット番号とポート番号と共有番号とを示すパラメタ630から特定できる行のカラム440に、無効WWN情報を格納し、ステップ880に進む。
ここで無効WWN情報とは、あらかじめ仮想化機構220で定義された64ビットの情報であり、例えば16進数の2000000000000000のような値である。
ステップ830で判定が一致しないと判定するとステップ840に進む。ステップ840では、要求コード620がWWNを初期値に戻すリセット設定要求を意味するか判定し、ステップ840でリセット設定要求を意味すると判定すると、ステップ845にて、スロット番号とポート番号と共有番号とを示すパラメタ630の値と、計算機識別情報235とからWWN初期値を生成する。
ステップ840で判定が一致しないと判定すると、ステップ850では、要求コード620がWWN更新要求を意味するコードであるか判定し、ステップ850でWWN更新要求を意味するコードであると判定すると、ステップ860に進み、ステップ850で判定が一致しないと判定すると、ステップ880に進む。
ステップ860では、ステップ845で生成したWWN初期値か、あるいはパラメタ630で受け取った変更WWNが、WWN管理テーブル400の当該行以外の行に登録されているか否かを判定する。ステップ860で、重複WWNがあり、すでに登録されていると判定すると、ステップ865では、変更WWNが既存WWNと重複するというエラー情報を生成し、ステップ860で重複WWNがないと判定すると、ステップ870では、当該行のカラム440をWWN初期値か、あるいはパラメタ630で受け取った変更WWNに変更する。
最後にステップ880では、WWN管理テーブル400への登録に失敗したか、あるいは変更前後のWWN情報か、あるいは何も登録しなかったかといった処理結果を要求元に送る。
なお、ステップ870でWWNを変更する際、LPAR管理テーブル700のカラム740を調べ、定義変更禁止を登録されたLPARの仮想HBA210のときには変更不可としてもよい。
このように、仮想化機構220では、仮想HBA210が使用するWWNを変更できる。これにより、異なる計算機100のLPAR200で使用していたWWNに変更したとき、異なる計算機100のLPAR200で使用していたディスクボリューム180を、ホスト管理情報175を変更することなくWWNを変更したLPAR200からアクセスすることができる。
次に、図10および図11により、本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムの計算機のLPAR管理部の処理について説明する。図10は本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムの計算機のLPAR管理部の処理を示すフローチャートであり、LPAR管理部250がLPAR管理テーブル700にLPAR管理情報を登録する処理を示している。図11は本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムの計算機のMAC要素変更処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップ1010では、LPAR管理テーブル700更新要求を受付ける。ここで受付ける要求は、図6の602、603または604で示す形式のLPAR管理コマンドである。
要求コード620が定義変更属性を変更する要求のときは602の形式で、パラメタ630はLPAR情報と定義変更を禁止するか禁止を解除するかを示す値からなる。要求コード620がMAC要素を変更する要求のときは603の形式で、パラメタ630はLPAR情報とMAC要素を初期値に戻すかあるいは変更するかを示す値と、変更ならば仮想化機構情報として用いる値とMAC要素として用いるLPAR情報の値を示す値からなる。要素コード620がLPARの起動抑止の設定要求のときは604の形式で、パラメタ630はLPAR情報と起動抑止をONにするかOFFにするかを示す値からなる。
続いて、ステップ1020では、要求コード620が定義変更属性登録要求を意味するコードであるか否かを判定し、ステップ1020で定義変更属性登録要求を意味するコードであると判定すると、ステップ1025において、パラメタ630のLPAR情報に対応する行のカラム740にパラメタ630の禁止あるいは禁止解除情報を格納し、ステップ1080に進む。
ステップ1020で定義変更属性登録要求を意味するコードでないと判定すると、ステップ1030では、パラメタ630のLPAR情報に対応する行のカラム740が定義変更可能であるか判定し、ステップ1030で変更禁止を示す値が格納されていると判定すると、ステップ1035では、定義変更禁止エラー情報を生成し、ステップ1080に進む。
ステップ1030で定義変更が可能であると判定すると、ステップ1040に進み、要求コード620がMAC要素変更要求を意味するか否かを判定し、ステップ1040でMAC要素変更要求を意味すると判定すると、ステップ1045に進む。
ここで、図11のフローチャートにより、ステップ1045の処理の詳細を説明する。
まず、ステップ1045のMACアドレス要素変更処理は、ステップ910では、パラメタ630の中にMACアドレス生成要素をリセットする意味の値があるか否かを判定し、ステップ910でMACアドレス生成要素をリセットする意味の値があると判定すると、ステップ915では、リセット後のMAC要素を仮生成する。それはLPAR管理テーブル700を初期生成するときにカラム720とカラム730に記憶する値であり、仮想化機構識別情報255の値を使うことを示す値と、パラメタ630で指定されたLPAR情報が示す値である。
また、ステップ910で、パラメタ630の中にMACアドレス生成要素をリセットではなく変更する意味の値があると判定すると、ステップ920に進み、パラメタ630で指定されたLPAR情報に対応するカラム720とカラム730の値を取得する。
次に、ステップ930では、リセット後のMAC要素か、またはパラメタ630で渡された仮想化機構情報と要素LPARの値が、当該LPARの行以外のLPARですでに記憶している値であるか否かを判定する。
ステップ930で、すでに登録されていると判定すると、ステップ935では、変更後のMAC要素が別のLPARと重複するというエラー情報を生成し、ステップ960に進む。
また、ステップ930で登録されていないと判定するとステップ940において当該行のカラム720とカラム730を指定の値に変更し、ステップ960に進む。
最後に、ステップ960では、MAC要素の登録に成功したことを示す情報かまたはエラー情報を図10のステップ1080に送る。
一方、ステップ1040でMAC要素変更要求でないと判定するとステップ1050に進む。ステップ1050では、要求コード620がLPAR起動抑止属性を登録する要求を意味するか否かを判定し、ステップ1050でLPAR起動抑止属性を登録する要求を意味であると判定するとステップ1060に進み、ステップ1050でLPAR起動抑止属性を登録する要求を意味でないと判定すると、ステップ1080に進む。
ステップ1060では、パラメタ630で渡されたLPAR情報に該当する行のカラム760が起動中を示す値になっているか否かを判定する。ステップ1060で起動中を示す値になっていると判定すると、ステップ1065において、LPAR起動中による変更エラーの情報を生成する。
また、ステップ1060でLPARが起動中ではないと判定すると、ステップ1070に進み、カラム750にパラメタ630で渡された起動抑止属性のONかOFFを登録する。
最後に、ステップ1080にて、LPAR管理テーブル700への登録に成功したことを示す情報か、またはエラー情報をコマンド要求元に出力する。
LPAR200で実行する業務処理プログラムは、仮想NIC215の識別情報として仮想MACアドレスを用いることがある。仮想化機構220では、仮想NIC215が使用するMACアドレスの値を生成するときに用いるMAC要素を変更できる。
ここで、異なる計算機100のLPAR200で使用していたMAC要素に変更すると、異なる計算機100のLPAR200と同様のネットワーク通信が可能になる。すなわち、装置管理テーブル500や業務処理プログラムの通信設定を変更することなく、業務処理プログラムをLPAR200間で再配置することができる。
次に、図12により、本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムの計算機のLPAR起動部の処理について説明する。図12は本発明の実施の形態2に係る仮想計算機システムの計算機のLPAR起動部の処理を示すフローチャートである。
まず、ステップ1110では、LPAR起動要求を受付ける。
続いて、ステップ1120では、LPAR管理テーブル700により、起動を要求されたLPARに該当する行のカラム760が起動中を示す値になっているか否かを判定する。ステップ1120で、LPAR起動中でないと判定すると、ステップ1130に進み、ステップ1120で、LPAR起動中であると判定するとステップ1160に進む。
ステップ1130では、LPAR管理テーブル700により、起動を要求されたLPARに該当する行のカラム750が起動抑止中を示すONの値であるか否かを判定する。
ステップ1130で、ONでないと判定すると、ステップ1140に進み、ステップ1130で、ONであると判定すると、ステップ1160に進む。
ステップ1140では、無効WWNを登録された仮想HBA210を割り当てているLPARであるか否かを判定する。この判定は、WWN管理テーブル400を用い、起動しようとしているLPARの識別子がカラム450に登録されている全ての行について、カラム440が記憶している値が無効WWNに一致するかどうかを判定する。
ステップ1140で、無効WWNが登録されていると判定すると、ステップ1160では、LPARを起動できないというエラー情報を生成する。
一方、ステップ1140で、無効WWNが登録されていないと判定すると、ステップ1150では、LPARを起動する。このとき、LPAR管理テーブル700の該当LPARの行のカラム760に、LPAR起動中あることを示す値を登録する。さらに、装置管理テーブル500のカラム560に、I/Oアダプタ装置を識別する情報を記憶する。
ここで、カラム550の装置種別がNICのときは、LPAR管理テーブル700のカラム720と730のMAC要素と、装置管理テーブル500のカラム540の値を組み合わせて生成したMACアドレスを識別情報として用いる。一方、カラム550の装置種別がHBAのときは、WWN管理テーブル400のカラム440に記憶しているWWNを用いる。
最後にステップ1170では、LPARの起動に成功したことを示す情報か、失敗したときはエラー情報といった処理結果を要求元に出力する。
以上のように、本実施の形態では、仮想化機構220では、起動を要求されても起動を抑止するLPARを用意することができる。異なる計算機上のLPARに同一のI/Oアダプタ識別子を設定しても、不用意なLPAR操作によるそれら複数LPARの同時起動を抑止できる。
このように処理することにより、ユーザが意図しないタイミングで仮想計算機に起動がかかってしまったときでも、仮想計算機が起動しないように制御することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、計算機システムおよび仮想計算機システムの計算機起動管理方法に関し、計算機や仮想計算機の起動を抑止する制御を行うシステムなどに広く適用可能である。
100…計算機、110、161…HBA、115…WWN管理部、120、162…NIC、130…BMC、140…ストレージスイッチ、150…ネットワークスイッチ、160…ストレージシステム、170…ディスク管理部、180…ディスクボリューム、200…LPAR、210…仮想HBA、215…仮想NIC、220…仮想化機構、230…WWN管理部、235…計算機識別情報、240…装置管理部、250…LPAR管理部、255…仮想化機構識別情報、260…LPAR起動部、270…メモリ、400…WWN管理テーブル、500…装置管理テーブル、700…LPAR管理テーブル。

Claims (14)

  1. CPUとメモリとを論理分割して仮想計算機に割り当てる仮想化機構と、
    前記仮想計算機と前記仮想計算機の起動可否を制御する起動抑止の設定とを対応付けて記憶する仮想計算機管理情報と、
    前記仮想計算機の定義情報の変更要求を受け付けると、前記定義情報の変更が禁止されているか否かを判定し、前記定義情報の変更が禁止されていない場合に前記変更要求に基づき、前記仮想計算機が有する仮想アダプタの識別子を生成する識別子要素を変更する第1の変更、前記仮想計算機の起動抑止の設定を変更する第2の変更のうち、少なくとも何れか一方の変更を行う仮想計算機管理部と、
    前記仮想計算機の起動要求を受付けると、前記起動を要求された仮想計算機が起動を抑止されているか否かを前記起動抑止の設定に基づいて判定し、前記起動抑止が有効と設定されている場合、前記仮想計算機の起動を抑止する仮想計算機起動部とを備えることを特徴とする計算機。
  2. 請求項1に記載の計算機において、
    前記仮想計算機管理情報は、前記仮想計算機と前記仮想計算機の定義情報の変更を禁止するか否かを制御する定義変更設定とを対応付けて記憶し、
    前記仮想計算機管理部は、前記仮想計算機の定義情報の変更が禁止されているか否かの判定を前記定義変更設定に基づいて実行することを特徴とする計算機。
  3. 請求項1または2に記載の計算機において、
    前記仮想計算機管理部は、前記仮想計算機の定義情報の変更要求を受け付け、前記仮想計算機の定義情報の変更が禁止されているか否かの判定により、前記仮想計算機の定義情報の変更が禁止されている場合、エラー情報を生成することを特徴とする計算機。
  4. 請求項2または3に記載の計算機において、
    前記仮想計算機管理部は、前記定義変更設定の登録要求を受け付けると、前記登録要求に基づき、前記仮想計算機管理情報の前記定義変更設定に、前記定義情報の変更を禁止する情報または禁止しない情報の何れかを登録することを特徴とする計算機。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の計算機において、
    前記仮想計算機管理情報は、前記仮想計算機と前記仮想計算機が起動中か否かを示す起動情報とを対応付けて記憶し、
    前記仮想計算機起動部は、前記仮想計算機の起動要求を受け付けると、前記起動を要求された仮想計算機が起動中か否かを前記起動情報に基づいて判定し、前記仮想計算機が起動中である場合、前記仮想計算機の起動を抑止することを特徴とする計算機。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の計算機において、
    前記仮想計算機起動部は、前記起動を要求された仮想計算機が起動を抑止されているか否かの判定により、前記起動抑止が有効と設定されている場合、エラー情報を生成することを特徴とする計算機。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の計算機において、
    前記仮想計算機起動部は、前記起動を要求された仮想計算機が起動を抑止されているか否かの判定により、前記起動抑止が有効でないと設定されている場合、前記仮想計算機を起動することを特徴とする計算機。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の計算機において、
    前記仮想アダプタを識別する識別子を生成する識別子要素は、前記仮想アダプタを識別する識別子の生成に前記仮想化機構の識別子を用いるか否かの情報、前記仮想アダプタを識別する識別子の生成に前記仮想計算機の識別子を用いるか否かの情報のうち、少なくとも何れかの情報を有することを特徴とする計算機。
  9. 物理計算機が有するCPUとメモリとを論理分割して仮想計算機に割り当てる仮想化機構であって、
    前記仮想計算機と前記仮想計算機の起動可否を制御する起動抑止の設定とを対応付けて記憶する仮想計算機管理情報と、
    前記仮想計算機の定義情報の変更要求を受け付けると、前記定義情報の変更が禁止されているか否かを判定し、前記定義情報の変更が禁止されていない場合に前記変更要求に基づき、前記仮想計算機が有する仮想アダプタの識別子を生成する識別子要素を変更する第1の変更、前記仮想計算機の起動抑止の設定を変更する第2の変更のうち、少なくとも何れか一方の変更を行う仮想計算機管理部と、
    前記仮想計算機の起動要求を受付けると、前記起動を要求された仮想計算機が起動を抑止されているか否かを前記起動抑止の設定に基づいて判定し、前記起動抑止が有効と設定されている場合、前記仮想計算機の起動を抑止する仮想計算機起動部とを備えることを特徴とする仮想化機構。
  10. 請求項9に記載の仮想化機構において、
    前記仮想計算機管理情報は、前記仮想計算機と前記仮想計算機の定義情報の変更を禁止するか否かを制御する定義変更設定とを対応付けて記憶し、
    前記仮想計算機管理部は、前記仮想計算機の定義情報の変更要求を受け付けると、前記仮想計算機の定義情報の変更が禁止されているか否かの判定を前記定義変更設定に基づいて実行し、前記仮想計算機の定義情報の変更が禁止されていると判定すると、エラー情報を生成することを特徴とする仮想化機構。
  11. プログラムを実行する複数の計算機と、前記計算機にネットワークを経由して接続されたストレージシステムとを備え、前記計算機内の仮想化機構により前記計算機上に仮想計算機を生成する計算機システムであって、
    前記計算機は、
    前記仮想計算機と前記仮想計算機の起動可否を制御する起動抑止の設定とを対応付けて記憶する仮想計算機管理情報と、
    前記仮想計算機の定義情報の変更要求を受け付けると、前記定義情報の変更が禁止されているか否かを判定し、前記定義情報の変更が禁止されていない場合に前記変更要求に基づき、前記仮想計算機が有する仮想アダプタの識別子を生成する識別子要素を変更する第1の変更、前記仮想計算機の起動抑止の設定を変更する第2の変更のうち、少なくとも何れか一方の変更を行う仮想計算機管理部と、
    前記仮想計算機の起動要求を受付けると、前記起動を要求された仮想計算機が起動を抑止されているか否かを前記起動抑止の設定に基づいて判定し、前記起動抑止が有効と設定されている場合、前記仮想計算機の起動を抑止する仮想計算機起動部とを有することを特徴とする計算機システム。
  12. 請求項11に記載の計算機システムにおいて、
    前記仮想計算機管理情報は、前記仮想計算機と前記仮想計算機の定義情報の変更を禁止するか否かを制御する定義変更設定とを対応付けて記憶し、
    前記仮想計算機管理部は、前記仮想計算機の定義情報の変更要求を受け付けると、前記仮想計算機の定義情報の変更が禁止されているか否かの判定を前記定義変更設定に基づいて実行し、前記仮想計算機の定義情報の変更が禁止されていると判定すると、エラー情報を生成することを特徴とする計算機システム。
  13. プログラムを実行する複数の計算機と、前記計算機にネットワークを経由して接続されたストレージシステムとを備え、前記計算機内の仮想化機構により前記計算機上に仮想計算機を生成する計算機システムにおける前記仮想計算機の起動管理方法であって、
    前記計算機に前記仮想計算機と前記仮想計算機の起動可否を制御する起動抑止の設定とを対応付けて記憶する仮想計算機管理情報を格納し、前記計算機により、前記仮想計算機の定義情報の変更要求を受け付けると、前記定義情報の変更が禁止されているか否かを判定し、前記定義情報の変更が禁止されていない場合に前記変更要求に基づき、前記仮想計算機が有する仮想アダプタの識別子を生成する識別子要素を変更する第1の変更、前記仮想計算機の起動抑止の設定を変更する第2の変更のうち、少なくとも何れか一方の変更を行い、前記仮想計算機の起動要求を受付けると、前記起動を要求された仮想計算機が起動を抑止されているか否かを前記起動抑止の設定に基づいて判定し、前記起動抑止が有効と設定されている場合、前記仮想計算機の起動を抑止することを特徴とする仮想計算機の起動管理方法。
  14. 請求項13に記載の仮想計算機の起動管理方法において、
    前記仮想計算機管理情報は、前記仮想計算機と前記仮想計算機の定義情報の変更を禁止するか否かを制御する定義変更設定とを対応付けて記憶し、
    前記計算機により、前記仮想計算機の定義情報の変更要求を受け付けると、前記仮想計算機の定義情報の変更が禁止されているか否かの判定を前記定義変更設定に基づいて実行し、前記仮想計算機の定義情報の変更が禁止されていると判定すると、エラー情報を生成することを特徴とする仮想計算機の起動管理方法。
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