JP2012108322A - 焦点調節装置、焦点調節方法、撮影装置及び焦点調節プログラム - Google Patents

焦点調節装置、焦点調節方法、撮影装置及び焦点調節プログラム Download PDF

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俊一 佐藤
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淳毅 朝井
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卓也 岡本
Takashi Yasumoto
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Abstract

【課題】ユーザが所望する被写体に焦点を合わせる焦点調節装置、焦点調節方法及び焦点調節プログラムを提供する。
【解決手段】複数の視点の画像に基づく視差マップを生成する視差マップ生成部122と、前記視差マップから視差毎の頻度を算出し、前記頻度が第N番目(Nは自然数)に高い視差に基づき穂車体の距離を算出する被写体距離算出部181と、前記距離からの光線の焦点が撮像素子106,116に合う合焦位置に撮影レンズの位置を調節するフォーカス制御部125とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、焦点調節装置、焦点調節方法、撮影装置及び焦点調節プログラムに関する。
被写体を鮮明に撮影するためには、その被写体からの光線の焦点が撮像素子に合わなければならない。そのために、撮影レンズの位置を制御する自動焦点調節(AF,Automatic Focusing)機能を備える撮影装置が普及している。自動焦点調節機能は、撮像素子上に被写体からの光線の焦点を合わせるように、撮影レンズの位置を制御する。その際、自動焦点調節機能は、撮像素子が取得した画像のコントラストに基づく合焦評価値を求め、その合焦評価値が極値をとる位置に撮影レンズの位置を調節することがある。
しかしながら、被写体にはユーザが所望しない物体が含まれ、そのような物体に焦点が合うことがある。例えば、ユーザが遠隔の風景を所望するにもかかわらず、より近接するフェンスに焦点が合うことがある。そのような場合には、ユーザが所望しない物体に対して焦点が合わないようにする必要がある。例えば、特許文献1及び2には、撮影装置から所定の距離の範囲を合焦位置の候補から除外する発明が記載されている。
特開2006−349755号公報 特開2008−111897号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載の発明では、合焦位置の候補から除外する撮影位置の制限幅を、(a) 予め撮影装置に記憶させておくか、(b) ユーザが設定する必要がある。(a) の場合には、ユーザが所望しない被写体の距離によっては、その被写体に対する合焦位置が除外されないことがある。(b) の場合には、ユーザがその制限幅を認知し、制設定するための操作が強いられる。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザが容易に所望する被写体に焦点を合わせる焦点調節装置、焦点調節方法、撮影装置及び焦点調節プログラム、を提供する。
(1)本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、複数の視点からの画像に基づく視差マップを生成する視差マップ生成部と、前記視差マップから視差毎の頻度を算出し、前記頻度が第N番目(Nは自然数)に高い視差に基づき被写体の距離を算出する被写体距離算出部と、前記距離から光線の焦点が撮像素子に合う合焦位置に撮影レンズの位置を調節するフォーカス制御部と、を備えることを特徴とする焦点調節装置である。
(2)また、本発明の他の態様として、前記被写体距離算出部は、前記視差マップにおいて視差が一意に決定されない画素を前記頻度の算出において除外すること、を特徴とすることとしてもよい。
(3)また、本発明の他の態様として、撮影された画像に基づき光学系における合焦の程度を示す合焦評価値を算出する合焦評価部を有し、前記フォーカス制御部は、前記合焦評価値に基づき前記合焦位置を定めること、を特徴とすることとしてもよい。
(4)また、本発明の他の態様として、複数の視点からの画像に基づく視差マップを生成する視差マップ生成部と、前記視差マップから視差毎の頻度を算出し、前記頻度が第N番目(Nは自然数)に高い視差に基づき被写体の距離を算出する被写体距離算出部と、前記合焦位置に撮影レンズの位置を調節するフォーカス制御部とを備えることを特徴とする撮影装置であってもよい。
本発明によれば、形状に周期性がある被写体に対して視差を一意に定めることができず、その被写体に対応する合焦位置は、撮影レンズの位置の候補から除外される。また、そのような被写体は、通例ではユーザが所望するものではない。よって、本発明によれば、ユーザが所望する被写体に対する合焦位置に撮影レンズの位置が制御される。
本発明の第1の実施形態に係る撮影装置の概略図である。 本実施形態に係る焦点調節装置の構成の一例を示す概略ブロック図である。 SAD法を説明するための図である。 注目ウィンドウ、探索ウィンドウ各々について画素値の配置例を示す図である。 探索ウィンドウの中心座標のx座標ごとのSAD値の一例を示す図である。 視差毎の画素数の一例を示す図である。 距離d、視差x、被写体の距離の候補値Lとの位置関係を示す図である。 本実施形態に係る焦点調節方法の一例を示す流れ図である。 本実施形態に係る焦点調節方法の他の例を示す流れ図である。 本実施形態に係る焦点調節方法のその他の例を示す流れ図である。 本実施形態に係る撮影装置の他の例を示す概略図である。 本実施形態に係る撮影装置のその他の例を示す概略図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明に係る焦点調整装置の第1の実施形態の一例を含んで構成される撮影装置101の概略図である。撮影装置101は、レンズユニット102、レンズユニット112、視差マップ生成部122、記録用メディア123、操作制御部124、フォーカス制御部125、撮影制御部131、CPU132、ROM部133、RAM部134、ドライバ部135、映像処理部136、電源管理部137、音声入力部141、映像入力部142、映像表示部152、バス161、被写体距離算出部181、合焦評価部182及び撮影信号処理部183を含んで構成される。
レンズユニット102は、固定レンズ103、絞り羽根104、撮影レンズ105、撮像素子106、撮影レンズ駆動部107及び位置検出部108と、を含んで構成される。
レンズユニット112は、固定レンズ113、絞り羽根114、撮影レンズ115、撮像素子116、撮影レンズ駆動部117及び位置検出部118と、を含んで構成される。
被写体からの光線は、レンズユニット102,112を構成する固定レンズ103,113、絞り羽根104,114及び撮影レンズ105,115、各部を各々通り、撮像素子106,116に結像する。ここで、絞り羽根104,114は固定レンズ103,113からの光量を調節する。撮影装置101は、レンズユニット102及び112を左右に並置している。そのため、撮像素子106,116は、各々左右のレンズユニット102,112の各部を通過した光線を光電変換し、アナログ画像信号を生成する。これらの画像信号は、各々視点の異なる位置から取得されたものである。レンズユニット102,112から取得された画像信号を、各々アナログ左画像信号、アナログ右画像信号という。
撮影レンズ駆動部107,117は、フォーカス制御部125からの制御情報に基づき撮影レンズ105,115の光軸の方向に、それらを移動させる。これにより、被写体からの光線の焦点を調整することができる。
位置検出部108,118は、撮影レンズ105,115の位置を検出し、検出した位置情報を各々フォーカス制御部125に出力する。
フォーカス制御部125は、位置検出部108,118で検出した位置情報、被写体距離算出部181から入力した距離情報及び合焦評価部182から入力した合焦状態情報に基づき、駆動制御信号を生成する。フォーカス制御部125は、駆動制御信号を各々撮影レンズ駆動部107,117に出力する。フォーカス制御部125における処理については後述する。
記録用メディア123は、ドライバ部135又は映像処理部136から入力された音声信号及び映像信号を記憶する。記録用メディア123は、撮影装置101に着脱可能な記録媒体、例えば、メモリーカードやハードディスクである。ROM(Read Only Memory)部133は、後述する操作制御部124から音声映像出力指示信号を入力されたとき、ROMから音声信号及び映像信号を読み出す。ROM部133は、音声信号を音声出力部151に、映像信号を映像表示部152にそれぞれ出力する。
操作制御部124は、ユーザの操作により、被写体の撮影を指示する撮影指示信号、音声信号及び映像信号の記録を指示する音声映像記録指示信号、又は音声及び映像の出力を指示する音声映像出力指示信号を生成する。操作制御部124は、撮影指示信号を映像処理部136に、音声映像記録指示信号又は音声映像出力指示信号をドライバ部135に出力する。
CPU(Central Processing Unit)132は、バス161によって撮影装置101の各部を接続し、各部を制御するように構成する。操作制御部124がユーザによる操作入力を受け付けると、電源管理部137は、撮影装置101の各部に電源を供給する。RAM(Random Access Memory)部134は撮影のためのプログラムがロードされており、撮影制御部131がユーザにより、録画モードで動作するように操作入力を受けると、CPU132は、このプログラムに従って動作する。
ドライバ部135は、操作制御部124から音声映像記録指示信号を入力されたとき、音声入力部141から入力された音声信号を、映像入力部142から入力された映像信号を、記録用メディア123に出力し、これらを記録させる。ドライバ部135は、操作制御部124から音声映像出力指示信号を入力されたとき、記録用メディア123は音声信号及び映像信号を読出し、各々音声出力部151及び映像表示部152に出力する。
音声入力部141は音声信号を入力され、ドライバ部135に出力する。映像入力部142は映像信号を入力され、ドライバ部135に出力する。音声出力部151は、ドライバ部135から入力された音声信号に基づき音声を再生する。映像表示部152は、ドライバ部135から入力された映像信号に基づき映像を表示する。
映像処理部136は、操作制御部124から撮影指示信号を入力されたとき、撮影信号処理部183から入力された映像信号を所定のデータ形式(例えば、Motion JPEG、MPEG−4)に変換し、記録用メディア123に出力する。
撮影信号処理部183は、撮像素子106,116から入力されたアナログ左画像信号、アナログ右画像信号を、アナログディジタル変換してディジタル左画像信号、ディジタル右画像信号を生成する。撮影信号処理部183は、生成したディジタル左画像信号及びディジタル右画像信号を視差マップ生成部122、合焦評価部182及び映像処理部136に出力する。
図1に示す撮影装置101において、撮影レンズ105,115、撮影レンズ駆動部107,117、撮像素子106,116、視差マップ生成部122、被写体距離算出部181、合焦評価部182及び撮影信号処理部183、を含んで構成される部分は、本実施形態に係る焦点調節装置191である。次に、この部分について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る焦点調節装置191の構成の一例に係る概略ブロック図である。
図2において、撮影信号処理部183は、撮像素子106及び116から入力されたアナログ左画像信号及びアナログ右画像信号を各々アナログディジタル変換して、ディジタル左画像信号及びディジタル右画像信号を生成する。ここで生成したディジタル左画像信号及びディジタル右画像信号は、画素毎の輝度を示す。撮影信号処理部183は、ディジタル左画像信号及びディジタル右画像信号を視差マップ生成部122及び合焦評価部182に出力する。
視差マップ生成部122は、撮影信号処理部183から入力されたディジタル左画像信号及びディジタル右画像信号に基づき視差マップ情報を生成する。視差とは、ある被写体の異なる視点からの方向や位置の差をいう。本実施形態では、視差は、例えば、レンズユニット102,112各々から、ある被写体を撮影した画像の座標の差分である。一般に、視差が小さくなるほど、その被写体の距離が撮影装置101から遠くなる。
視差マップ情報とは、視差を映像の輝度値を用いて表した情報、即ちディジタル左画像信号及びディジタル右画像信号に表された、ある被写体の座標における差分の絶対値を画素毎に表した情報である。即ち、視差マップ情報における輝度値が高い部分が、視差が大きい、つまり撮影装置から近い部分であることを示す。また、輝度値が低い部分が、視差が小さい、つまり撮影装置から遠い部分であることを示す。
視差マップ生成部122は、ディジタル左画像信号とディジタル右画像信号を用いて、ステレオマッチング処理により視差マップ情報を生成する。ステレオマッチング処理とは、ディジタル左画像信号が示す画像が、ディジタル右画像信号が示す画像のどの部分に対応するかを演算により決定し、その対応関係から視差情報を算出するものである。ステレオマッチング処理には、例えばSAD(Sum of Absolute Difference)法を用いることができる。SAD法は、いわゆるブロックマッチング法の一つである。つまり、SAD法では、ディジタル左画像信号とディジタル右画像信号のうち一方を基準画像信号とし、ある画素に注目する。このような画素を注目画素という。この注目画素を中心とし、所定の範囲の画素を抽出するウィンドウを注目ウィンドウという。そして、他方の画像から注目ウィンドウと同一の大きさの探索ウィンドウにより所定の範囲の画素値を抽出する。その探索ウィンドウの座標値ごとに、両ウィンドウの範囲内の画素値に基づき評価関数を算出し、算出した評価関数に基づき両画素値がもっとも合致する探索ウィンドウの座標値と注目画素の座標値の差分を視差と決定する。一方の画像における注目ウィンドウを順次変更し、視差を決定することにより視差マップ情報を生成することができる。SAD法は評価関数を算出するための演算量が少なく、高速処理が可能である特徴がある。
SAD法について、例えば、画素数が縦3個×横3個の画像ブロックを用いる場合について図3を用いて説明する。図3は、SAD法を説明するための図である。図3では左側に各々1フレーム分のディジタル左画像信号IL、右側にディジタル右画像信号IRの例を示す。
まず、視差マップ生成部122は、ディジタル左画像信号ILとディジタル右画像信号IRのうち一方を基準画像信号とする。視差マップ生成部122は、例えば、ディジタル左画像信号ILを基準画像信号とし、基準画像信号において、ある注目画素TPが中心となる注目ウィンドウTWを設定する。
視差マップ生成部122は、ディジタル右画像信号IRについても、その注目ウィンドウTWと同一の縦座標(y座標)において、注目ウィンドウTWと同一の大きさの探索ウィンドウSWを設定する。視差マップ生成部122は、ディジタル左画像信号ILの注目ウィンドウTWにおける画素値とディジタル右画像信号IRの探索ウィンドウSWにおける画素値の絶対値の差分の総和を評価関数として算出する。
評価関数SADは、式(1)で表される。
Figure 2012108322
ここで、x0〜x8、x’0〜x’8は、注目ウィンドウTW、探索ウィンドウSW各々を構成する画素値である。図4は、注目ウィンドウTW、探索ウィンドウSW各々について画素値の配置例を示す図である。図4に示すように、x0〜x8、x’0〜x’8は、注目ウィンドウTW、探索ウィンドウSW各々における、左上端から右下端までの画素値である。
SAD法では、評価関数を式(1)に従って算出するが、視差マップ生成部122は評価関数を他の方法で、例えば注目ウィンドウTW内の画素値x0〜x8と探索ウィンドウSW内の画素値x’0〜x’8との相関関数を、算出してもよい。
図3に示されるように、視差マップ生成部122は、探索ウィンドウSWの座標を順次右側に変更し、その都度、評価関数を算出する処理を繰り返す。処理に係る探索ウィンドウSWの座標の範囲は、右画像探索開始位置PR1から右画像探索終了位置PR2まである。右画像探索終了位置PR2の横座標(x座標)は注目ウィンドウTWと同一である。また、右画像探索開始位置PR1の横座標は注目ウィンドウTWから見込まれる最大視差PLmaxだけ左側にずれた位置となる。従って、探索ウィンドウSWの探索範囲SRの大きさは最大視差PLmaxとなる。従って、右画像探索開始位置PR1、右画像探索終了位置PR2は、ともに、探索ウィンドウSWの一部又は全部がディジタル右画像信号IRの範囲を超えない。
ここで、視差マップ生成部122は、評価関数(SAD)が最小となる座標の探索ウィンドウSWを一致ウィンドウとし、その画素の中心座標値Xmatchを検出する。これにより、視差マップ生成部122は、注目画素の座標値Xtargetと一致ウィンドウの中心座標値Xmatchとの差分を視差値Dispと算出する。
なお、評価関数として注目ウィンドウTW内の画素値と探索ウィンドウSW内の画素値との相関関数を用いた場合、視差マップ生成部122は、評価関数(相関関数)が最大となる座標の探索ウィンドウSWを一致ウィンドウとして、視差値Dispを算出する必要がある。
そして、視差マップ生成部122は、注目画素TP、即ち注目ウィンドウTWの中心座標値を順次変更して、各々の視差値Dispを算出して、基準画像信号のフレームごとに視差マップ情報を構成する。注目画素を変更する範囲は、図3のディジタル左画像信号ILに網掛けで示される視差値算出不可領域NCを除いた、最も左上の座標点、即ち左画像探索開始位置PL1から最も右下の座標点、即ち左画像探索終了位置PL2までである。
視差値算出不可領域NCは、想定される最大視差PLmaxより左側でかつ、注目ウィンドウTWの全部又は一部がディジタル左画像信号ILの範囲を超える部分である。言い換えれば、視差値Dispを算出する注目画素TPの範囲は、想定される最大視差PLmaxより右側,かつ注目ウィンドウTWの全部分がディジタル左画像信号ILに含まれる領域である。
ここで、被写体がフェンスや網戸のように周期的な形状を有する場合には、一致ウィンドウ、ひいては視差値Dispが複数個探索され一意に決定されない。そのような場合には、視差マップ生成部122は、その注目画素TPについて視差値Dispを定めずにエラー信号を割り当てる。計算誤差の影響を排除するために、視差マップ生成部122は、例えば式(2)を満たす探索ウィンドウSWの座標値が探索範囲SR内に1個でも存在する場合、エラーとして検出する。
Figure 2012108322
ここで、Cは一致ウィンドウのSAD値、xiは、Cの前後1画素を除く探索範囲R内における座標毎のSAD値、DepthErrはエラー検出パラメータである。図5は、探索ウィンドウの中心座標のx座標ごとのSAD値の一例を示す図である。図5では、横軸がそのx座標、縦軸がSAD値である。ここで、SAD値が最小になる値Cは、注目ウィンドウTWと探索ウィンドウSWの画素値が最も合致することを示す。また、SAD値がC+DepthErrよりも小さくなる点xiでも、その探索ウィンドウSWについて視差値Dispが検出されていることを示す。図5に示すように、式(2)に示す基準によれば、視差マップ生成部122は、C+DepthErrよりも小さいSAD値をとる探索ウィンドウSWを一致ウィンドウの候補として検出することにより、エラーを検出することになる。ここで、要求される計算精度に応じて、DepthErrの値を変更することにより、エラー判定の精度を変更することができる。また、エラー検出において、SAD値が最小となる一致ウィンドウから前後1画素ずれた探索ウィンドウSWがエラー候補から除外されるため、視差マップ生成部122は、真の視差値が画素値の半値の偶数倍であったり、SADの最小値が連続する場合でもエラー検出が可能になる。
視差マップ生成部122は、得られた視差マップ情報に基づき、フレームごとに視差毎の頻度を算出する。頻度は、例えば画素数である。以下、頻度が画素数である場合について説明するが、頻度は他の指標、例えば視差毎の画素数の1フレーム内の全画素数に対する割合であってもよい。視差マップ生成部122は、エラー信号が割り当てられた画素については、視差毎の画素数の算出において無視する。これにより、視差マップにおいて視差が一意に決定されない画素が画素数の算出において除外されることになる。
図6は、ある視差マップにおける視差毎の画素数の一例を示す。図6では、視差値Dispが0から最大値PLmax(ここでは10)の各々について画素数を示す。これによれば、視差値が7,3,8(画素)の場合、画素数が第1,2,3番目に多い。
視差マップ生成部122は、画素数が第1ないし第N番目に多い視差の候補値x1からxNのうちいずれかを決定し、被写体距離算出部181及び合焦評価部182に出力する。ここで、Nは1以上の自然数であり、例えば3である。
得られた視差マップ情報は、他の用途にも用いられることがあるため、視差マップ生成る部122は、その視差マップ情報をRAM部133に出力し、RAM部133に一時的に記憶させてもよい。また、他処理部から要求信号を入力されて、視差マップを生成するようにしてもよい。
被写体距離算出部181は、視差の候補値xに基づき、例えば次式を用いて、各々被写体の距離の候補値Lを算出する。
Figure 2012108322
ここで、fは撮影レンズ105,115の焦点距離、dは撮像素子106,116の間の距離、xは視差である。なお、被写体距離算出部181は、これらのうち、焦点距離fと撮像素子間の距離dを算出用パラメータとして予め記憶しておく。図7は、被写体Objの特徴点Pfと撮像素子106,116間の距離d、撮像素子106,116で取得された画像間の視差x、撮影レンズと特徴点との間の距離、即ち被写体の距離の候補値Lとの位置関係の一例を示す図である。焦点距離fは、撮影レンズ105,115から被写体からの光線が結像する点までの距離である。換言すれば、撮像素子106,116と撮影レンズ105,115との距離が焦点距離fに等しい場合、撮影レンズ105,115が合焦位置にあることに他ならない。焦点距離Pf0,Pf2は、被写体Objの特徴点Pfの画像が撮像素子106,116に投影される点である。Pf1は、撮像素子116上のPf2に対応する点である。視差xは、Pf1とPf2の間の距離である。式(3)に基づき距離Lを求める際には、画素値単位で得られた視差xに、例えばメートル単位での画素間間隔を乗じることにより、各変数の単位系を整合させておく必要がある。図7によれば、式(3)は、視差xと焦点距離fの比が、撮像素子間距離dと被写体の距離Lの比に等しいという関係に基づく。
被写体距離算出部181は、被写体の距離の候補値情報Lをフォーカス制御部125に出力する。
図2に戻り、合焦評価部182は、例えば、撮影信号処理部183から入力されたアナログ左画像信号及びアナログ右画像信号に基づき、合焦評価値を算出する。合焦評価値は、光学系における合焦の程度を示す変数である。一般に、合焦状態で撮影した画像は、高周波数成分を多く含む点に注目したものである。合焦評価値は、合焦状態で極大値又は極小値となれば、いかなる変数を採用してもよい。極大値又は極小値には、それぞれ最大値または最小値を含む。また、極大値及び極小値を極値と総称する。合焦評価値は、例えば、撮影したディジタル画像信号から高域通過フィルタを用いて抽出した高周波成分のパワーの比率、輝度の大きさ、点像強度分布(PSF,Point Spread Function)の何れか又はこれらの任意の組み合わせである。
本実施形態では、合焦評価部182は、合焦評価値が合焦状態で最大値をとるものとして説明する。しかし、本実施形態ではこれに限らず、評価値が合焦状態で最小値をとるものを採用してもよく、その際には合焦評価値の大小関係を逆転させればよい。また、合焦評価値を算出するためには、各フレームの一部の領域内のディジタル画像信号を用いても、各フレーム全体に含まれるディジタル画像信号を用いてもよい。
合焦評価部182は、合焦評価値に基づき合焦状態か否か判断する。例えば、合焦評価部182は、合焦評価値が最大値から所定の値の範囲にあるとき合焦状態と判断し、合焦評価値が最大から所定の値の範囲にない場合、合焦状態でないと判断する。合焦評価部182は、合焦状態と判断した場合に合焦状態であることを示す合焦状態信号を、合焦状態でないと判断した場合に合焦状態でないことを示す非合焦状態信号を、フォーカス制御部125に出力する。
合焦評価値は、一般に撮影レンズ105,115の位置の関数となる。そこで、上記の最大値を次のように決定する。撮影中に撮影レンズ駆動部107,117は、撮影レンズ105,115を光軸上で移動させ、合焦評価部182は、複数の位置について各々合焦評価値を記録する。合焦評価部182は、記録された値のうち最大となる値を合焦評価値の上記の最大値と決定してもよい。なお、動画を撮影する場合には、撮影レンズ駆動部107,117は、撮影レンズ105,115を微小に光軸上で往復させる。このとき、合焦評価部182は、合焦評価値の増減を観測し、極大となる値を上記の最大値と決定してもよい。また、被写体距離算出部181で算出された被写体の距離の候補値Lに対応する合焦評価値が、その最大値から所定の範囲にあるとき合焦状態と判断し、その最大値から所定の範囲にないとき合焦状態でないと判断してもよい。
フォーカス制御部125は、合焦評価部182から合焦状態信号を入力されたとき、位置検出部108,118から入力された撮影レンズ105,107の位置情報に基づき、撮影レンズ105,107を合焦位置に移動させるように制御する。そのため、フォーカス制御部125は、被写体距離算出部181から入力された被写体の距離の候補値Lに対応する位置に撮影レンズ105,115を移動させるための制御情報を既知の方法により各々算出する。フォーカス制御部125は、算出した制御情報を各々撮影レンズ駆動部107,117に出力する。
次に、本実施形態に係る焦点調節装置の動作、すなわち焦点調節方法の一態様について図8を用いて説明する。図8は、本実施形態に係る焦点調節方法の一態様に係る流れ図である。
(ステップS401)撮影信号処理部183は、レンズユニット102,112から入力された画像信号を撮影する。即ち、撮像素子106,116から入力されたアナログ左画像信号、アナログ右画像信号を、アナログディジタル変換してディジタル左画像信号、ディジタル右画像信号を生成する。撮影信号処理部183は、生成したディジタル左画像信号及びディジタル右画像信号を視差マップ生成部122、合焦評価部182に出力する。
(ステップS402)視差マップ生成部122は、撮影信号処理部183から入力されたディジタル左画像信号及びディジタル右画像信号に基づき視差マップ情報を生成する。即ち、ディジタル左画像信号における注目ウィンドウ内の画素値とディジタル右画像信号における探索ウィンドウ内の画素値から算出した評価関数に基づき、画素毎の視差情報を求める。
(ステップS403)視差マップ生成部122は、視差値毎の画素数をカウントし、視差値毎の画素数を示すヒストグラムを算出する。ここで、形状が周期的な被写体については、視差情報を一意に求められずエラーが検出される。画素数のカウントにおいて、そのような被写体については無視される。
(ステップS404)視差マップ生成部122は、画素数が最も多い視差の候補値xのうち何れかを決定し、合焦位置算出部181に出力する。
被写体距離算出部181は、視差の候補値xに基づき、各々被写体の距離の候補値Lを算出する。被写体距離算出部181は、被写体の距離の候補値情報のうち最も画素数が多い視差に対応するものをフォーカス制御部125に出力する。
フォーカス制御部125は、位置検出部108,118から入力された撮影レンズ105,107の位置情報に基づき、被写体距離算出部181から入力された被写体の距離の候補値に、撮影レンズ105,115を移動させるための制御情報を既知の方法により各々算出する。これにより、撮影レンズ105,115は、最も画素数が多い視差に対応する距離に合焦する位置に移動する。
(ステップS405)合焦評価部182は、撮影信号処理部183から入力されたアナログ左画像信号及びアナログ右画像信号に基づき、合焦評価値を算出する。合焦評価部182は、合焦評価値に基づき合焦状態か否かを判断する。
(ステップS405 Y)合焦評価部182が合焦状態と判断した場合、ステップS407に進む。なお、図8には示さないが、被写体の距離の候補値情報のうちN番目に画素数が多い視差においても合焦状態と判断されなかった場合にも、強制的にステップS407に進む。
(ステップS405 N)合焦評価部182が合焦状態でないと判断した場合、ステップS406に進む。
(ステップS406)被写体距離算出部181は、被写体の距離の候補値情報のうち次に画素数が多い視差に対応するものをフォーカス制御部125に出力する。
フォーカス制御部125は、位置検出部108,118から入力された撮影レンズ105,107の位置情報に基づき、被写体距離算出部181から入力された被写体の距離の候補値に、撮影レンズ105,115を移動させるための制御情報を既知の方法により各々算出する。これにより、撮影レンズ105,115は、次に画素数が多い視差に対応する距離に合焦する位置に移動する。ステップS405に進む。
(ステップS407)操作制御部124が、ユーザの操作により、映像信号の撮影を停止することを指示する撮影停止信号を入力されたか否か判断する。
(ステップS407 Y)操作制御部124が、撮影停止信号を入力されたとき、処理を停止する。
(ステップS407 N)操作制御部124が、撮影停止信号を入力していないときは、ステップS401に戻る。
従って、本実施形態に係る焦点調節方法によれば、視点の異なる画像から求めた視差マップ情報から、視差ごとの画素数に基づき撮影レンズの焦点を調整する。形状に周期性がある被写体については、視差が一意に求まらず、視差ごとの画素数の算出において無視される。そのような被写体に対して合焦されないため、ユーザが所望する被写体に焦点を合わせることができる。
次に、本実施形態に係る焦点調節装置の動作、すなわち焦点調節方法の他の態様について図9を用いて説明する。図9は、本実施形態に係る焦点調節方法の他の態様に係る流れ図である。この態様においては、図8に示した焦点調節方法とステップS401,402,403,407が共通のステップであり、ステップS411,412,413が新たに加わったステップである。ここでは、主に新たに加わったステップについて説明する。
(ステップS411)フォーカス制御部125は、位置検出部108,118から入力された撮影レンズ105,107の位置情報に基づき、撮影レンズ105,115を移動させるための制御情報を既知の方法により各々算出する。ここでは、例えば、制御情報として撮影レンズ105、115の移動量を算出する。これにより、撮影レンズ105,115は、その移動量で指示された位置に移動する。
(ステップS412)合焦評価部182は、撮影信号処理部183から入力されたアナログ左画像信号及びアナログ右画像信号に基づき、合焦評価値を算出する。合焦評価部182は、合焦評価値に基づき合焦状態か否かを判断する。
(ステップS412 Y)合焦評価部182が合焦状態と判断した場合、ステップS402に進む。
(ステップS412 N)合焦評価部182が合焦状態でないと判断した場合、ステップS411に進む。
(ステップS413)フォーカス制御部125は、位置検出部108,118から入力された撮影レンズ105,107の位置情報に基づき、撮影素子106,116との距離を求める。フォーカス制御部125は、この距離が、被写体距離算出部181から入力された被写体距離Lの第1ないし第N候補値のいずれに対応するか判断する。フォーカス制御部125は、例えば、この距離fの候補値を次式により算出する。
Figure 2012108322
ここで、フォーカス制御部125は、撮影レンズ105,107の位置に基づく距離が、式(4)で算出した距離の第1ないし第N候補値の何れかの一定範囲内にあるか否かを判断する。
(ステップS413 Y)フォーカス制御部125が、撮影レンズ105,107の位置が、被写体距離Lの第1ないし第N候補値のいずれに対応すると判断した場合、ステップS407に進む。
(ステップS413 N)フォーカス制御部125が、撮影レンズ105,107の位置が、被写体距離Lの第1ないし第N候補値のいずれに対応すると判断しない場合、ステップS411に戻る。
これにより、本態様によれば、自動焦点調整による焦点距離が、視差マップ情報に基づく被写体の距離情報による焦点距離が合致するか判断される。視差マップ情報に基づく距離情報には、形状に周期性を有する被写体の距離情報が除外される。そのため、自動焦点調整において、そのような被写体に撮影レンズ105,115の焦点が合う問題を回避することができる。
次に、本実施形態に係る焦点調節装置の動作、すなわち焦点調節方法の他の態様について図10を用いて説明する。図10は、本実施形態に係る焦点調節方法の他の態様に係る流れ図である。この態様においては、図9に示した焦点調節方法とステップS401,407,S411,S412,S421が共通のステップであり、ステップS422,423,424が新たに加わったステップである。ここでは、主に新たに加わったステップについて説明する。
(ステップS422)視差マップ生成部122は、撮影信号処理部183から入力されたディジタル左画像信号及びディジタル右画像信号に基づき視差マップ情報を生成する。即ち、ディジタル左画像信号における注目ウィンドウ内の画素値とディジタル右画像信号における探索ウィンドウ内の画素値から算出した評価関数に基づき、画素毎の視差情報を求める。視差マップ生成部122は、複数の視差情報が算出されることによりエラーが検出された画素についても、視差情報とエラー信号を対応させて記憶する。
(ステップS423)視差マップ生成部122は、視差値毎の画素数をカウントし、視差値毎の画素数を示すヒストグラムを算出する。ここでは、エラーが検出された画素についても画素数をカウントする対象とする。また、エラーが検出された画素についての視差値についても、エラー信号を対応させて記憶する。視差マップ生成部122は、視差情報毎の画素数及びエラー信号をフォーカス制御部125に出力する。
(ステップS424)フォーカス制御部125は、位置検出部108,118から入力された撮影レンズ105,107の位置情報に基づき、撮影素子106,116との距離、即ち撮影レンズ105,107の焦点距離を求める。フォーカス制御部125は、この焦点距離が、エラー信号が伴う視差情報に基づく焦点距離に対応するか否か判断する。即ち、フォーカス制御部125は、撮影レンズ105,107の位置に基づく距離が、エラー信号を伴う視差情報に基づき式(4)で算出した距離の一定範囲内にあるか否かを判断する。
(ステップS424 Y)フォーカス制御部125は、この撮影レンズの位置が、エラー信号が伴う視差情報に基づく焦点距離に対応すると判断した場合には、ステップS407に進む。
(ステップS424 N)フォーカス制御部125は、この撮影レンズの位置が、エラー信号が伴う視差情報に基づく焦点距離に対応しないと判断した場合には、ステップS411に進む。
これにより、本態様によれば、自動焦点調整による焦点距離の候補から、視差マップ情報を生成する際にエラーが検出された距離が除外される。かかるエラーは、形状に周期性を有する被写体の距離において生じる。そのため、自動焦点調整において、そのような被写体に撮影レンズ105,115の焦点が合ってしまう問題を回避することができる。
次に、本実施形態に係る焦点調節装置を含んで構成される撮影装置の別の態様について説明する。図11は、本実施形態に係る撮影装置201を示す概略図である。撮影装置201は、撮影装置101の構成に加え、ズームレンズ109,119、ズームレンズ駆動部110,120、及びズーム制御部126を含んで構成される。
ズームレンズ109,119は、固定レンズ103,113から入射された光線を拡散させて、絞り羽根104,114に導く。ズームレンズ駆動部110,120は、ズーム制御部126からの制御情報に基づき、ズームレンズ109,119を、その光軸方向と平行な方向に移動させる。ズーム制御部126は、位置検出部108,118で検出されたズームレンズ109,119の位置情報に基づき制御信号を生成する。これにより、被写体を示す画像を拡大又は縮小させることができる。
このように、本実施形態に係る焦点調整装置は、ズーム機能を有する撮影装置201にも応用することができる。
次に、本実施形態に係る焦点調節装置を含んで構成される撮影装置の更に別の態様について説明する。図12は、本実施形態に係る撮影装置301を示す概略図である。撮影装置301は、撮影装置101の構成に加え、無線通信部171を含んで構成される。無線通信部171は、アンテナ部172、アンテナ制御部173、RF部174、変復調部175、ベースバンド処理部176を含んで構成される。これらの構成を有することにより、撮影した映像信号を遠隔地に送信することができる。
このように、本実施形態に係る焦点調整装置は、無線通信部171を有する撮影装置301にも応用することができる。
なお、上述した実施形態における撮影装置101,201,301や、焦点調節装置191の一部、例えば、視差マップ生成部122、フォーカス制御部125、被写体距離算出部181、合焦評価部182及び撮影信号処理部183をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、撮影装置又は焦点調節装置に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における撮影装置及び焦点調節装置の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現しても良い。撮影装置及び焦点調節装置の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化しても良い。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いても良い。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
101…撮影装置、102…レンズユニット、103…固定レンズ、104…絞り羽根、105…撮影レンズ、106…撮像素子、107…撮影レンズ駆動部、
108…位置検出部、109…ズームレンズ、110…ズームレンズ駆動部、
112…レンズユニット、113…固定レンズ、114…絞り羽根、115…撮影レンズ、116…撮像素子、117…撮影レンズ駆動部、118…位置検出部、
119…ズームレンズ、120…ズームレンズ駆動部、122…視差マップ生成部、
123…記録用メディア、124…操作制御部、125…フォーカス制御部、
126…ズーム制御部、131…撮影制御部、132…CPU132、133…ROM部、134…RAM部、135…ドライバ部、136…映像処理部、137…電源管理部、
141…音声入力部、142…映像入力部、152…映像表示部、161…バス、
171…無線通信部、172…アンテナ部、173…アンテナ制御部、174…RF部、175…変復調部、176…ベースバンド処理部、
181…被写体距離算出部、182…合焦評価部、183…撮影信号処理部
201…撮影装置、301…撮影装置

Claims (6)

  1. 複数の視点からの画像に基づく視差マップを生成する視差マップ生成部と、
    前記視差マップから視差毎の頻度を算出し、前記頻度が第N番目(Nは自然数)に高い視差に基づき被写体の距離を算出する被写体距離算出部と、
    前記距離からの光線の焦点が撮像素子に合う合焦位置に撮影レンズの位置を調節するフォーカス制御部と、を備えること
    を特徴とする焦点調節装置。
  2. 前記被写体距離算出部は、
    前記視差マップにおいて視差が一意に決定されない画素を前記頻度の算出において除外すること
    を特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
  3. 撮影された画像に基づき光学系における合焦の程度を示す合焦評価値を算出する合焦評価部を有し、
    前記フォーカス制御部は、前記合焦評価値に基づき前記合焦位置を定めること
    を特徴とする請求項1に記載の焦点調節装置。
  4. 複数の視点からの画像に基づく視差マップを生成する視差マップ生成部と、
    前記視差マップから視差毎の頻度を算出し、前記頻度が第N番目(Nは自然数)に高い視差に基づき被写体の距離を算出する被写体距離算出部と、
    前記距離からの光線に焦点が撮像素子に合う合焦位置に撮影レンズの位置を調節するフォーカス制御部と、を備えること
    を特徴とする撮影装置。
  5. 画像撮影装置における焦点調節方法において、
    複数からの視点の画像に基づく視差マップを生成する第1の過程と、
    前記視差マップから視差毎の頻度を算出し、前記頻度が第N番目(Nは自然数)に高い視差に基づき被写体の距離を算出する第2の過程と、
    前記距離からの光線の焦点が撮像素子に合う合焦位置に撮影レンズの位置を調節する第3の過程と、を有すること
    を特徴とする焦点調節方法。
  6. 画像撮影装置のコンピュータに、
    前記画像撮影装置が複数からの視点の画像に基づく視差マップを生成する第1の手順と、
    前記視差マップから視差毎の頻度を算出し、前記頻度が第N番目(Nは自然数)に高い視差に基づき被写体の距離を算出する第2の手順と、
    前記距離からの光線の焦点が撮像素子に合う合焦位置に撮影レンズの位置を調節する第3の手順と
    を実行させるための焦点調節プログラム。
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