JP2012107980A - 温度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダイオードの順方向電圧に基づいて判定基準温度付近の温度を正確に検出する。
【解決手段】温度が上昇してダイオード8の順方向電圧Vfが基準電圧Vrefに近づくと、トランジスタ12からダイオード8にベース電流が流れ始める。この温度領域では、低下していた順方向電圧Vfが上昇に転じ、トランジスタ18が完全にオフしないため、出力トランジスタ20のベース電流が減少し十分なオン状態に移行しにくくなる。抵抗28の温度係数は抵抗27の温度係数よりも大きく設定されており、定電流出力回路24は、出力トランジスタ20に対し負の温度係数を持つ定電流を出力する。これにより、上記温度領域であっても出力トランジスタ20のコレクタ・エミッタ間電圧が十分に低くなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダイオードの順方向電圧に基づいて温度を検出する温度検出装置に関する。
周知のようにダイオードの順方向電圧は負の温度係数を有しているので、その順方向電圧を用いて温度を検出し、さらに判定基準温度に対応した基準電圧と比較することで過熱状態を検出することができる(特許文献1の図2参照)。図4は、そのような機能を持つ従来の温度検出装置を示している。この温度検出装置1は、温度信号生成部2とコンパレータ3とから構成されている。温度信号生成部2は、電源線4、5間に直列に接続された定電流回路6、抵抗7およびダイオード8から構成されている。
コンパレータ3は、差動増幅回路9と反転増幅回路10と出力回路11とから構成されている。差動増幅回路9は、差動対をなすトランジスタ12、13、能動負荷をなすトランジスタ14、15および定電流回路16から構成されている。反転増幅回路10は、定電流回路17とエミッタ接地のトランジスタ18から構成されており、出力回路11は、定電流回路19とトランジスタ20から構成されている。トランジスタ20のコレクタがコンパレータ3の出力ノードである。
温度が低くダイオード8の順方向電圧Vfが基準電圧Vrefよりも高い場合、差動増幅回路9の出力電圧が高くなり、トランジスタ18がオン、トランジスタ20がオフとなる。その結果、判定信号SdはHレベルとなる。逆に温度が高くダイオード8の順方向電圧Vfが基準電圧Vrefよりも低い場合、差動増幅回路9の出力電圧が低くなり、トランジスタ18がオフ、トランジスタ20がオンとなる。その結果、判定信号SdはLレベルとなる。
特開平10−94163号公報(図2)
判定信号SdがHレベルにある状態から温度が上昇し、ダイオード8の順方向電圧Vfが低下して基準電圧Vrefに近づくと、トランジスタ12からダイオード8にベース電流が流れ始める。このとき、温度上昇に伴い低下していた順方向電圧Vfが逆に上昇または停滞に転じる温度領域が存在する。この温度領域では、判定信号SdがLレベルでもHレベルでもない中間的な電圧に留まるという不具合が生じる。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ダイオードの順方向電圧に基づいて判定基準温度付近の温度も正確に検出できる温度検出装置を提供することにある。
請求項1に記載した手段によれば、定電流生成回路は、ダイオードに対し温度特性のない定電流を流す。差動増幅回路の一方の差動対トランジスタにはダイオードの順方向電圧が入力され、他方の差動対トランジスタには判定基準温度に対応した基準電圧が入力される。反転増幅回路は、差動増幅回路の出力電圧を反転して出力トランジスタのベースに与え、出力トランジスタは、定電流出力回路を能動負荷としてコレクタから判定信号を出力する。
ダイオードの温度が低いため順方向電圧が基準電圧よりも高いとき、ダイオードには定電流生成回路からの定電流のみが流れ、温度上昇に伴い順方向電圧が単調に低下する。この状態では上記一方の差動対トランジスタがオフしており、差動増幅回路の出力電圧が高いので、その反転電圧を受けて動作する出力トランジスタはオフとなり、Hレベル(高電位側電源線の電位レベル)の判定信号を出力する。
やがて、ダイオードの順方向電圧が基準電圧に近づくと、上記一方の差動対トランジスタからダイオードにベース電流が流れ始めるので、単調に低下していた順方向電圧が逆に上昇または停滞に転じる温度領域が生じる。この温度領域では、温度上昇に伴い下降すべき差動増幅回路の出力電圧が下降せず、反転増幅回路が出力トランジスタに与えるベース電圧ひいてはベース電流が減少し、出力トランジスタが十分なオン状態に移行することを妨げる作用が生じる。
これに対し、定電流出力回路は、ダイオードと熱的に結合し、出力トランジスタに対し、温度が上昇するに従って電流値が減少する負の温度係数を持つ定電流を出力する。このため、ダイオードの順方向電圧が基準電圧に近づく上記温度領域では、能動負荷としての定電流出力回路の出力電流が減少し、出力トランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧すなわち判定信号のレベルをLレベル(低電位側電源線の電位レベル)側に引き戻すように作用する。従って、差動対トランジスタからダイオードへの電流流れ込みがあっても、順方向電圧に基づいて判定基準温度付近の温度も正確に検出できる。
請求項2に記載した手段によれば、定電流出力回路は、定電流が流れる第1トランジスタと、第1トランジスタとベース同士が接続され、出力トランジスタに対し負の温度特性を持つ定電流を出力する第2トランジスタと、第1トランジスタと電源線との間に接続された第1抵抗と、第2トランジスタと当該電源線との間に接続された第2抵抗とを備え、第2抵抗の温度係数が第1抵抗の温度係数よりも大きくなるように構成されている。この構成により、温度が上昇すると、第2抵抗の抵抗値が第1抵抗の抵抗値に対し相対的に増大し、第2トランジスタから出力トランジスタに出力される電流が減少する。
請求項3に記載した手段によれば、定電流出力回路は、電源線の間に介在して定電流が流れる第3トランジスタと、第3トランジスタのベース・エミッタ間に接続された第3抵抗と、第3抵抗に流れる電流を出力トランジスタに対し出力する能動負荷とを備え、第3トランジスタのベース・エミッタ間電圧と第3抵抗の抵抗値とで定まる電流(=第3トランジスタのベース・エミッタ間電圧/第3抵抗の抵抗値)が負の温度係数を持つように構成されている。この構成により、温度が上昇するのに伴い能動負荷から出力トランジスタに出力される電流が減少する。
請求項4に記載した手段によれば、能動負荷は、第3トランジスタのコレクタ・ベース間にベース・エミッタ間が接続された第4トランジスタと、入力側トランジスタが電源線間において第4トランジスタおよび第3抵抗と直列に接続され、出力側トランジスタが出力トランジスタと直列に接続されたカレントミラー回路とから構成されている。
請求項5に記載した手段によれば、能動負荷は、電源線の間において第3抵抗と出力トランジスタの間に直列に介在する第4トランジスタから構成されている。
本発明の第1の実施形態を示す温度検出装置の構成図 本発明の第2の実施形態を示す図1相当図 本発明の第3の実施形態を示す図1相当図 従来技術を示す図1相当図
各実施形態において実質的に同一部分には同一符号を付して説明を省略する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態について図1を参照しながら説明する。図1に示す温度検出装置21は、ダイオード8の順方向電圧Vfに基づいて温度を検出し、その順方向電圧Vfと判定基準温度に対応した基準電圧Vrefとを比較することにより過熱状態を検出する。この温度検出装置21は、図示しない他の回路要素とともにICとして構成されており、電源線4、5間に与えられる電源電圧Vccにより動作する。
温度検出装置21は、温度信号生成部2とコンパレータ22とから構成されている。温度信号生成部2は、電源線4、5間に直列に接続された定電流回路6(定電流生成回路)、抵抗7およびダイオード8から構成されている。コンパレータ22は、順方向電圧Vfと基準電圧Vrefとを比較する差動増幅回路9、差動増幅回路9の出力電圧を反転して出力する反転増幅回路10、および反転増幅回路10の出力電圧を受けて過熱状態か否かを示す判定信号Sdを出力する出力回路23とから構成されている。
差動増幅回路9は、差動対をなすトランジスタ12、13(差動対トランジスタ)、能動負荷をなすトランジスタ14、15および定電流回路16から構成されている。コンパレータ22の非反転入力側であるトランジスタ12のベースに順方向電圧Vfが入力され、反転入力側であるトランジスタ13のベースに基準電圧Vrefが入力されている。トランジスタ13のコレクタが差動増幅回路9の出力ノードである。
反転増幅回路10は、電源線4、5間に直列に接続された定電流回路17と、電源線5に対しエミッタ接地されたトランジスタ18とから構成されている。トランジスタ18のベースは上記差動増幅回路9の出力ノードに接続されており、トランジスタ18のコレクタは反転増幅回路10の出力ノードとされている。
出力回路23は、電源線5に対しエミッタ接地された出力トランジスタ20と、その能動負荷として機能する定電流出力回路24とから構成されている。出力トランジスタ20のベースは反転増幅回路10の出力ノードに接続されており、コレクタはコンパレータ22の出力ノードとされている。この出力ノードから判定信号Sdが出力される。
定電流出力回路24は、ベース同士が接続されたPNP形トランジスタ25、26(第1、第2トランジスタ)と、電源線4とトランジスタ25、26との間にそれぞれ接続された抵抗27、28(第1、第2抵抗)およびトランジスタ25のコレクタと電源線5との間に接続された定電流回路29から構成されている。トランジスタ25のベース・コレクタ間は接続され、トランジスタ26のコレクタは出力ノードを挟んで出力トランジスタ20のコレクタに接続されている。
定電流出力回路24において、少なくとも抵抗27、28はダイオード8と熱的に結合しており、抵抗28の温度係数が抵抗27の温度係数よりも大きくなるように形成されている。すなわち、抵抗27、28の抵抗値をそれぞれR1、R2とすれば、温度をTとしてΔR1/ΔT<ΔR2/ΔTの関係が成立する。本実施形態では、抵抗27にCrSi薄膜抵抗を用い、抵抗28に拡散抵抗を用いている。なお、上述した定電流回路6、16、17、29は、温度によらず一定の電流を出力する。
次に、本実施形態の作用および効果を説明する。
ダイオード8の順方向電圧Vfは負の温度係数を有している。ダイオード8の温度が低く順方向電圧Vfが基準電圧Vrefよりも高いとき、ダイオード8には定電流回路6の出力電流だけが流れ、温度が上昇するに従って順方向電圧Vfが単調に低下する。この状態ではトランジスタ12、14、15がオフしており、定電流回路16からトランジスタ13を介してトランジスタ18にベース電流が流れる。従って、トランジスタ18がオン、出力トランジスタ20がオフとなり、コンパレータ22はHレベル(電源線4の電位レベル)の判定信号Sdを出力する。
温度が上昇してダイオード8の順方向電圧Vfが基準電圧Vrefに近づくと、トランジスタ12からダイオード8にベース電流が流れ始める。ダイオード8は、等価的に直列抵抗を有しているので、電流の増加とともに順方向電圧Vfが増加する順方向特性を示す。このため、ダイオード8にベース電流が流れ込むようになると、温度上昇とともに低下していた順方向電圧Vfが上昇に転じる(上昇に転じなくても停滞し或いは低下が鈍る)温度領域が存在する。
この温度領域では、温度上昇に伴い下降していた差動増幅回路9の出力電圧が上昇または停滞に転じるので、トランジスタ18にベース電流が流れ続け、トランジスタ18が完全にオフできない。その結果、定電流回路17から出力トランジスタ20に供給されるベース電流が減少し、出力トランジスタ20が十分なオン状態に移行しにくくなる。
これに対応するため、定電流出力回路24は、出力トランジスタ20に対し負の温度係数を持つ定電流を出力する。この定電流出力回路24では、抵抗27、トランジスタ25および定電流回路29の経路で電流が流れ、これに応じた電流が抵抗28とトランジスタ26を介して出力トランジスタ20に出力される。上述したように抵抗28の温度係数は抵抗27の温度係数よりも大きいので、温度上昇による抵抗値の増加割合は抵抗27よりも抵抗28の方が大きくなる。
その結果、温度が上昇するほど能動負荷としての定電流出力回路24の出力電流が減少し、上記温度領域では出力トランジスタ20のコレクタ・エミッタ間電圧が十分に低くなる程度にまで低減する。これにより、判定信号Sdのレベルを中間レベルではなく正常なLレベル(電源線5の電位レベル)に引き戻すことができる。なお、トランジスタ25、26の温度が変化しても、そのベース・エミッタ間電圧の変化は互いに打ち消される。
このように本実施形態の温度検出装置21によれば、差動増幅回路9の差動対にバイポーラトランジスタ12、13を用いても、判定基準温度付近の温度においてコンパレータ22の出力電圧(判定信号Sd)が中間レベルに停滞することを防止できる。このため、ダイオード8の順方向電圧に基づいて、判定基準温度付近の温度も含め温度を正確に検出でき、判定信号Sdに従って過熱状態か否かを正確に判定できる。判定信号Sdは判定基準温度において非常に鋭い変化特性を持つので、この判定信号Sdを種々の制御に適用すれば判定基準温度近傍で制御上の不感帯領域や不安定領域が生じない。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図2を参照しながら説明する。この温度検出装置31は、図1に示した温度検出装置21に対し定電流出力回路の構成が異なる。その他の構成部分については同様の構成であるため説明を省略する。
温度検出装置31は、温度信号生成部2とコンパレータ32とから構成されている。コンパレータ32の出力回路33は、出力トランジスタ20と定電流出力回路34とから構成されている。その定電流出力回路34は、電源線5に対しエミッタ接地されたトランジスタ35(第3トランジスタ)と、そのベース・エミッタ間に接続された抵抗36(第3抵抗)と、抵抗36に流れる電流を出力トランジスタ20に出力する能動負荷37とを備えている。トランジスタ35のコレクタは抵抗38を介して電源線4に接続されている。
トランジスタ35のベース・エミッタ間電圧VBEと抵抗36の抵抗値Rとで定まる電流(=VBE/R)が負の温度係数を持つように、すなわちΔ(VBE/R)/ΔT<0となるように抵抗36が設定されている。ベース・エミッタ間電圧VBEは負の温度係数を有しているので、本実施形態では抵抗36を温度係数の小さいCrSi薄膜抵抗としている。
能動負荷37は、ベース・エミッタ間がトランジスタ35のコレクタ・ベース間に接続されたトランジスタ39(第4トランジスタ)とカレントミラー回路40を備えている。カレントミラー回路40を構成するトランジスタ41は、電源線4、5間においてトランジスタ39および抵抗36と直列に接続され、トランジスタ42は出力ノードを挟んで出力トランジスタ20と直列に接続されている。定電流出力回路34において、少なくともトランジスタ35と抵抗36はダイオード8と熱的に結合している。
定電流出力回路34のうちトランジスタ35、39と抵抗36、38により定電流(=VBE/R)が生成される。上述したように、この定電流は負の温度係数を持っているので、温度が上昇するに従って能動負荷37から出力トランジスタ20に出力される電流が減少する。これにより、ベース電流の影響で温度上昇とともに低下していたダイオード8の順方向電圧Vfが上昇(または停滞)に転じる温度領域においても、出力トランジスタ20のコレクタ・エミッタ間電圧が十分に低くなり、判定信号Sdのレベルを中間レベルではなく正常なLレベルに引き戻すことができる。このような作用によれば、本実施形態においても第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について図3を参照しながら説明する。図3に示す温度検出装置51は、図2に示した温度検出装置31と実質的に等価な回路構成を有している。温度検出装置51は、温度信号生成部2とコンパレータ52とから構成されており、コンパレータ52の出力回路53は、出力トランジスタ20と定電流出力回路54とから構成されている。
定電流出力回路54のPNP形トランジスタ55、57(第3、第4トランジスタ)および抵抗56(第3抵抗)、58は、それぞれ図2に示す定電流出力回路34のNPN形トランジスタ35、39および抵抗36、38に相当し、トランジスタ55は電源線4に対し接地されている。この場合、図2に示すカレントミラー回路40は不要となり、抵抗56と出力トランジスタ20との間に直列に介在するトランジスタ57が、抵抗56に流れる電流を出力トランジスタ20に対し出力する能動負荷として機能する。
本実施形態においても、抵抗56はCrSi薄膜抵抗により構成され、トランジスタ55のベース・エミッタ間電圧VBEと抵抗56の抵抗値Rとで定まる電流(=VBE/R)が負の温度係数を有している。従って、本実施形態によっても第2の実施形態と同様の作用、効果を奏する。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形、拡張を行うことができる。
第1の実施形態において、ΔR1/ΔT<ΔR2/ΔTの関係が成立すれば、ΔR1/ΔTおよびΔR2/ΔTの正負は問わない。例えば、抵抗27、28の温度係数がともに正でもよく、抵抗27、28の温度係数がともに負でもよい。また、定電流回路29が温度特性を持つ場合には、その温度係数まで含めて定電流出力回路24が負の温度係数を持つ電流を出力するように抵抗27、28の温度係数を設定すればよい。
第2、第3の実施形態においても、Δ(VBE/R)/ΔT<0の関係が成立すれば、抵抗36、56の温度係数は0、正、負の何れであってもよい。
各実施形態では、差動対トランジスタにPNP形トランジスタ12、13を用い、出力トランジスタにNPN形トランジスタ20を用いたが、これに替えてNPN形の差動対トランジスタとPNP形の出力トランジスタを採用してもよい。
図面中、4、5は電源線、6は定電流回路(定電流生成回路)、8はダイオード、9は差動増幅回路、10は反転増幅回路、12、13はトランジスタ(差動対トランジスタ)、20は出力トランジスタ、21、31、51は温度検出装置、24、34、54は定電流出力回路、25、26はトランジスタ(第1、第2トランジスタ)、27、28は抵抗(第1、第2抵抗)、35、55はトランジスタ(第3トランジスタ)、36、56は抵抗(第3抵抗)、37は能動負荷、39はトランジスタ(第4トランジスタ)、40はカレントミラー回路、41は入力側トランジスタ、42は出力側トランジスタ、57はトランジスタ(第4トランジスタ、能動負荷)である。

Claims (5)

  1. 定電流生成回路と直列に接続された順方向のダイオードと、
    差動対トランジスタを有し、一方の差動対トランジスタに前記ダイオードの順方向電圧が入力され、他方の差動対トランジスタに基準電圧が入力される差動増幅回路と、
    前記差動増幅回路の出力電圧を反転して出力する反転増幅回路と、
    前記反転増幅回路の出力電圧がベースに与えられ、コレクタから判定信号を出力する出力トランジスタと、
    前記ダイオードと熱的に結合し、前記出力トランジスタに対し、温度が上昇するに従って電流値が減少する負の温度係数を持つ定電流を出力する定電流出力回路とを備えていることを特徴とする温度検出装置。
  2. 前記定電流出力回路は、
    定電流が流れる第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタとベース同士が接続され、前記出力トランジスタに対し前記負の温度特性を持つ定電流を出力する第2トランジスタと、
    前記第1トランジスタと電源線との間に接続された第1抵抗と、
    前記第2トランジスタと前記電源線との間に接続された第2抵抗とを備え、
    前記第2抵抗の温度係数が前記第1抵抗の温度係数よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の温度検出装置。
  3. 前記定電流出力回路は、
    電源線の間に介在して定電流が流れる第3トランジスタと、
    前記第3トランジスタのベース・エミッタ間に接続された第3抵抗と、
    前記第3抵抗に流れる電流を前記出力トランジスタに対し出力する能動負荷とを備え、
    前記第3トランジスタのベース・エミッタ間電圧と前記第3抵抗の抵抗値とで定まる電流が負の温度係数を持つように構成されていることを特徴とする請求項1記載の温度検出装置。
  4. 前記能動負荷は、
    前記第3トランジスタのコレクタ・ベース間にベース・エミッタ間が接続された第4トランジスタと、
    入力側トランジスタが前記電源線間において前記第4トランジスタおよび前記第3抵抗と直列に接続され、出力側トランジスタが前記出力トランジスタと直列に接続されたカレントミラー回路とから構成されていることを特徴とする請求項3記載の温度検出装置。
  5. 前記能動負荷は、
    前記電源線の間において前記第3抵抗と前記出力トランジスタとの間に直列に介在する第4トランジスタから構成されていることを特徴とする請求項3記載の温度検出装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112985628A (zh) * 2019-12-13 2021-06-18 三垦电气株式会社 温度监控电路以及方法

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