JP2012106219A - 多段式濾過装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特に上位にある濾過体の異物によるフィルタの目詰まりを防止し、処理水の濾過容量をできるだけ多く確保し、濾過効率の向上を図る。
【解決手段】 基台1に設けられ処理水が流下するように先端13を基端14より下方に位置させて傾斜されるとともに底面15に流下する処理水を濾過する網状のフィルタ16を有し先端13側に流下した処理水を排水として排出する排出口17を有した濾過体10を複数備え、複数の濾過体10を、各濾過体10のフィルタ16を通過した処理水を順次受けるように上下に離間させて配置するとともに最上位の濾過体10aから順に傾斜角度が緩やかになるように設置し、各濾過体10のフィルタ16の目の粗さを、最上位の濾過体10aから順に細かくなるようにし、処理水供給部20により最上位の濾過体10aに処理水を供給し、最下位の濾過体10bを通過した水を濾過水として取り出す。
【選択図】図1

Description

本発明は、微生物や固形物等の異物を含む海水や汚水等の処理水を濾過する多段式濾過装置に係り、特に、処理水を濾過する網状のフィルタを有した濾過体を上下に離間させて複数設けた多段式濾過装置に関する。
従来、この種の多段式濾過装置としては、例えば、特許文献1(特公平7−112424号公報)に記載されたものが知られている。
図8に示すように、この多段式濾過装置Saは、基台100に設けられ処理水が流下するように先端111を基端112より下方に位置させて傾斜されるとともに底面113に流下する処理水を濾過する網状のフィルタ114を有し先端111側に流下した処理水を排水として排出する排出口115を有した濾過体110を複数備えて構成されている。この複数の濾過体110は、各濾過体110のフィルタ114を通過した処理水を順次受けるように上下に離間して配置されており、処理水供給部130により最上位の濾過体110aに処理水を供給し、最下位の濾過体110bを通過した水を濾過水として取り出している。
複数の濾過体110は、最上位の濾過体110aから最下位の濾過体110bまでの全ての濾過体110が、その傾斜角度が同じになるように設置されている。即ち、各濾過体110は、その長手方向が平行になるように設置されている。
また、複数の濾過体110のフィルタ114の目の粗さは、最上位の濾過体110aに設けられたフィルタ114から最下位の濾過体110bに設けられたフィルタ114の順に細かくなるように形成されている。
更に、最下位の濾過体110b以外の濾過体110の下方には、各濾過体110の傾斜方向とは逆の傾斜方向を有するように一端121を他端122より下方に位置させて基台100に取り付けられ夫々対応する濾過体110を通過した処理水を受けて流下させる導流板120が設けられている。
更にまた、導流板120の一端121側には、基台100に設けられ導流板120を流下する処理水を堰き止める堰板123が設けられており、この堰板123の下端縁124と導流板120の一端縁125との間に間隙126が形成されている。
この多段式濾過装置Saを用いて、微生物や固形物等の異物を含む海水や汚水等の処理水を濾過するときは、処理水供給部130から最上位の濾過体110aに処理水を供給する。供給された処理水は、最上位の濾過体110aのフィルタ114によって濾過され、フィルタ114を通過して導流板120に至り、この導流板120を流下して堰板123と導流板120との間隙126から落下して下位の濾過体110に送られる。そして、順次下位の濾過体110及び導流板120を通過して最下位の濾過体110bに送られ、最下位の濾過体110bのフィルタ114で濾過されて濾過水として取り出される。このとき、濾過体110のフィルタ114の目の粗さが最上位の濾過体110aのフィルタ114から最下位の濾過体110bのフィルタ114の順に細かくなるように形成されているので、処理水に含まれる異物は大きいものから順に除去されていく。
一方、各濾過体110で濾過されてフィルタ114上に残留した異物を含む排水は、各濾過体110の傾斜によって自然流下するとともに順次送られてくる処理水の水圧により先端111側に押し流され、排出口115から排水として排出される。
特公平7−112424号公報
しかしながら、この従来の多段式濾過装置Saにあっては、複数の濾過体110の傾斜角度が全て同じ角度なので、濾過体110を流下する排水の流下速度が略同じとなっており、そのため、特に下位の方にある濾過体110においては、濾過体110のフィルタ114に濾過された異物が比較的小さいので、異物は排水と一緒に流れやすく問題はないが、一方、上位の方にある濾過体110においては、濾過体110のフィルタ114に濾過された異物が比較的大きいので、異物は滞留して排水と一緒に流れにくくなり、濾過体110のフィルタ114が異物によって目詰まりしやすくなり、それだけ、処理水の濾過精度が悪くなるとともに、目詰まりすると処理水のフィルタに対する通過量が低減し、処理効率が悪くなるという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、特に上位にある濾過体の異物によるフィルタの目詰まりを防止し、処理水の濾過容量をできるだけ多く確保し、濾過効率の向上を図った多段式濾過装置を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の多段式濾過装置は、基台に設けられ処理水が流下するように先端を基端より下方に位置させて傾斜させられるとともに底面に流下する処理水を濾過する網状のフィルタを有し先端側に流下した処理水を排水として排出する排出口を有した濾過体を複数備え、該複数の濾過体を、上記各濾過体のフィルタを通過した処理水を順次受けるように上下に離間させて配置し、該複数の濾過体のフィルタの目の粗さを、上記最上位の濾過体に設けられたフィルタから最下位の濾過体に設けられたフィルタの順に細かくなるようにし、処理水供給部により上記最上位の濾過体に処理水を供給し、上記最下位の濾過体を通過した水を濾過水として取り出す多段式濾過装置において、上記複数の濾過体を、上記最上位の濾過体から最下位の濾過体の順に傾斜角度が緩やかになるように設置した構成としている。
これにより、この多段式濾過装置を用いて、微生物や固形物等の異物を含む海水や汚水等の処理水を濾過するときは、処理水供給部から最上位の濾過体に処理水を供給する。供給された処理水は、最上位の濾過体のフィルタによって濾過され、フィルタを通過して一つ下位の濾過体に送られる。このようにして、順次下位の濾過体を通過して最下位の濾過体に送られ、最下位の濾過体のフィルタで濾過されて濾過水として取り出される。このとき、濾過体のフィルタの目の粗さが最上位の濾過体のフィルタから最下位の濾過体のフィルタの順に細かくなるように形成されているので、処理水に含まれる異物は大きいものから順に除去されていく。
一方、各濾過体で濾過されてフィルタ上に残留した異物を含む排水は、各濾過体の傾斜によって自然流下するとともに順次送られてくる処理水の水圧により先端側に押し流され、排出口から排水として排出される。
この場合、上位の方にある濾過体においては、濾過体のフィルタに濾過された異物が比較的大きいので、異物は滞留しようとするが、各濾過体の傾斜角度は、最上位の濾過体から最下位の濾過体の順に緩やかになるように設置されているので、即ち、フィルタの目の粗さに対応して濾過体の傾斜角度を可変させているので、上位の方の濾過体においては、濾過体の傾斜角度が比較的急であることから、排水が自然流下する速度が速くなるので異物が素早く押し流され、そのため、大きな異物であってもフィルタが目詰まりする事態を防止することができる。このため、目詰まりのない分、上位の方の濾過体においても処理水の濾過容量をできるだけ多く確保することができ、濾過効率を向上させることができる。また、異物によるフィルタの目詰まりを防止することができるので、大量の処理水を供給しても精度良く濾過処理することができる。
そして、必要に応じ、上記濾過体を、横断面半円形の樋状に形成した構成としている。
これにより、排水が濾過体の長手方向に延びる中心軸線上に集束するようになるので、順次送られてくる処理水によって排水を濾過体の先端側に確実に押し流すことができるようになり、そのため、排水を確実に排出口から排出させることができる。また、排水を処理水で確実に押し流すことができることから、排水中の異物によってフィルタが目詰まりする事態を確実に防止することができる。
また、必要に応じ、上記処理水供給部を、処理水を吸引してエアレーションして噴出するポンプと、上下方向に延びる軸線を有して下端が閉塞された中空筒状に形成され中間に上記ポンプから噴出された処理水が流入される流入口が形成されるとともに該流入口より上側に該流入口から流入された処理水を上記最上位の濾過体に供給する流出口が形成された筒体とを備えて構成している。
これにより、処理水はポンプによって吸引され、ポンプ内においてエアレーションされて筒体の流入口から筒体内部に向けて噴出される。この場合、筒体は下端が閉塞されているので、処理水は筒体内を上昇して流出口から流出し最上位の濾過体に供給される。
このとき、ポンプから噴出される処理水は、ポンプ内でエアレーションされているので、処理水に含まれる水より軽い微生物や固形物がエアに付着して処理水とともに筒体内を上昇していく。また、処理水に含まれる水よりも重い微生物や固形物は一部の処理水とともに筒体の下端側に沈下して蓄積されていく。即ち、この供給部において、処理水に含まれる水よりも重い異物を排除してから処理水を濾過体で濾過するので、処理水の濾過効率をより一層向上させることができる。筒体の下端側に沈下した異物は適時に取り出して廃棄する。
更に、必要に応じ、上記最上位の濾過体の上側に設けられ上記筒体の流出口から流出する処理水を受けて通過させるとともに処理水の飛散を防止する飛散防止スクリーンを設けた構成としている。
これにより、流出口から流出した処理水の基台外方への飛散を防止することができるので、流出口からの処理水を確実に最上位の濾過体に供給することができる。また、流出口から流出した処理水を飛散防止スクリーンで受けて通過させるので、この飛散防止スクリーンによって、ある程度大きな異物を除去してから処理水を濾過体に供給することができ、そのため、より一層処理水の濾過効率を向上させることができる。更に、流出口から直接濾過体に処理水を供給すると、処理水の水圧や大きな異物によってフィルタに悪影響を与えることがあるが、処理水を飛散防止スクリーンで一度受けてから濾過体に供給することによりフィルタを保護することができる。
更にまた、必要に応じ、上記各濾過体を上記基台に対して取り外し可能に設置した構成としている。
これにより、濾過体が汚れてきたときは濾過体を基台から取り外して洗浄することができるので濾過体の洗浄を容易に行なうことができ、また、濾過体が劣化してきたときには劣化した濾過体を取り外して新たな濾過体を取り付けることにより濾過体を容易に交換することができるので、濾過体のメンテナンスを容易に行なうことができるようになる。特に、フィルタは汚れたり劣化したりしやすいので、フィルタを容易に洗浄したり交換したりすることができることから、装置のメンテナンスを容易に行なうことができるようになる。
そして、また、必要に応じ、上記基台に設けられ上記各濾過体の排出口に夫々対応して連接されて該排出口から排出される排水を上記基台の外方に導出する導出路体と、該各導出路体から導出された排水を集約して流す集約路体とを設けた構成としている。
これにより、各濾過体のフィルタで濾過されフィルタ上に残留した排水は、濾過体の傾斜によって、また、順次送られてくる処理水の水圧によって各濾過体の先端側に流下し、排出口から排出される。この排出口から排出された排水は、各導出路体を通って集約路体に導出され、この集約路体で集約されて基台の外方へと排出される。これによって、確実に排水を基台の外方へ排出することができるので、濾過水と排水とが混合することがなく、そのため、処理水から濾過水と排水とを確実に得ることができる。
更に、必要に応じ、上記導出路体を、上記各濾過体の長手方向に直交する方向であって該各濾過体の一側外方に延びるように配置し、上記集約路体を、上記最下位の濾過体の一側外方且つ下方に並設した構成としている。
これにより、集約路体を並設したので装置をコンパクトにすることができる。
更にまた、必要に応じ、上記各濾過体を、上記底面にフィルタにより塞がれる貫通孔が形成された本体を備えて構成し、上記フィルタを、上記本体に対して取り外し可能に設けた構成としている。
これにより、フィルタが汚れてきたときはフィルタを本体から取り外して洗浄することができるのでフィルタの洗浄を容易に行なうことができ、また、フィルタが劣化してきたときには劣化したフィルタを取り外して新たなフィルタを取り付けることによりフィルタを容易に交換することができるので、フィルタのメンテナンスを容易に行なうことができるようになる。また、本体も基台に対して取り外し可能なので、本体を基台から取り外してメンテナンスを行なうことにより、より一層本体及びフィルタのメンテナンスを容易に行なうことができる。
また、必要に応じ、上記本体を樋状に形成し、上記フィルタを該本体の内側に嵌まり込む樋状に形成した構成としている。
これにより、フィルタを本体に保持させる際は、フィルタを本体の内側に嵌め込むことにより行なう。この場合、フィルタを本体の内側に嵌め込むだけなので、フィルタを本体に対して容易に取り付けることができるとともに、嵌まり込むので本体でフィルタを確実に保持することができる。また、フィルタが貫通孔よりも大きく形成されているので、フィルタを本体に容易に取り付けることができるとともに、フィルタを本体から容易に取り外すことができる。更に、フィルタが樋状に形成されるので、排水がフィルタの長手方向に延びる中心軸線上に集束するようになり、そのため、順次送られてくる処理水によって排水を濾過体の先端側に確実に押し流すことができるようになるので、排水を確実に排出口から排出させることができるとともに、排水中の異物によってフィルタが目詰まりする事態を確実に防止することができる。更にまた、フィルタで濾過された処理水は、本体の底面に受けられ、貫通孔を通過して下位の濾過体に送られる。このとき、本体が樋状に形成されているので、濾過された処理水は本体の長手方向に延びる中心軸線上に集束するようになり、そのため、確実に処理水を貫通孔から下位の濾過体に送ることができる。
更に、必要に応じ、上記フィルタが付設される格子状の補強枠を備えて構成している。
これにより、フィルタの強度を向上させることができるので、フィルタを長期間使用することができ、それだけ、コストを低減させることができる。また、補強枠は格子状なので、処理水の通過を邪魔することがない。
本発明の多段式濾過装置によれば、処理水供給部から最上位の濾過体に処理水を供給すると、処理水は、最上位の濾過体のフィルタによって濾過され、フィルタを通過して順次下位の濾過体に送られ、最下位の濾過体のフィルタで濾過されて濾過水として取り出される。一方、各濾過体で濾過されてフィルタ上に残留した異物を含む排水は、各濾過体の傾斜によって自然流下するとともに順次送られてくる処理水の水圧により先端側に押し流され、排出口から排水として排出される。
この場合、上位の方にある濾過体においては、濾過体のフィルタに濾過された異物が比較的大きいので、異物は滞留しようとするが、各濾過体の傾斜角度は、最上位の濾過体から最下位の濾過体の順に緩やかになるように設置されているので、即ち、フィルタの目の粗さに対応して濾過体の傾斜角度を可変させているので、上位の方の濾過体においては、濾過体の傾斜角度が比較的急であることから、排水が自然流下する速度が速くなるので異物が素早く押し流され、そのため、大きな異物であってもフィルタが目詰まりする事態を防止することができる。このため、目詰まりのない分、上位の方の濾過体においても処理水の濾過容量をできるだけ多く確保することができ、濾過効率を向上させることができる。また、異物によるフィルタの目詰まりを防止することができるので、大量の処理水を供給しても精度良く濾過処理することができる。
本発明の実施の形態に係る多段式濾過装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る多段式濾過装置を示す側面図である。 本発明の実施の形態に係る多段式濾過装置を示す平面図である。 本発明の実施の形態に係る多段式濾過装置を示す正面図である。 本発明の実施の形態に係る多段式濾過装置を示す要部分解斜視図である。 本発明の別の実施の形態に係る濾過体を示す分解斜視図である。 本発明の別の実施の形態に係る濾過体を示す断面図である。 従来の多段式濾過装置の一例を示し、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係る多段式濾過装置を説明する。
図1乃至図5には、本発明の実施の形態に係る多段式濾過装置Sを示している。本発明の多段式濾過装置Sの基本的構成は、基台1と、上下に複数配置された濾過体10と、処理水供給部20とを備えてなり、処理水供給部20から最上位の濾過体10aに処理水Wを供給し、最下位の濾過体10bを通過した水を濾過水Waとして取り出すものである。
本実施の形態では、処理水Wとして、プランクトン等の微生物や固形物等の異物を含む海水を用いており、これを濾過して、例えば、ナマコ、鮑、ホタテ、牡蠣、雲丹等を養殖する際の養殖用水としての濾過水Waを得る。このような用途に用いられる濾過水Waにおいては、稚ナマコや稚貝等が有害プランクトンの食害を受けて生存率が著しく低下することから、有害プランクトンを除去し、且つ、無害プランクトンをある程度含んだものであることが望ましい。ここで、有害プランクトンとは、体長800〜1200ミクロン、直径300〜400ミクロン、卵径70〜90ミクロンのものをいう。
基台1は、鋼鉄製またはステンレス製の棒状体を複数用いて、これを組み立てて形成されている。詳しくは、棒状体が四角柱状に組み立てられて形成され内部に処理水供給部20が設けられる処理水供給部設置部2と、処理水供給部設置部2の一側から外方に延設され濾過体10が設置される濾過体設置部3とを備えて構成されている。この濾過体設置部3には内周面に雌ネジ4aが形成された凹部4が形成されている。
濾過体10は、横断面半円形の樋状に形成されており、基台1の濾過体設置部3に取り外し可能に設置されている。詳しくは、濾過体10には濾過体設置部3に当接する鍔部11が形成されており、この鍔部11の凹部4に対応する部分には、凹部4の雌ネジ4aに螺合する雄ネジ12aを有した螺子12が挿通される貫通孔11aが形成されている。即ち、濾過体10は、鍔部11を濾過体設置部3に当接させて、貫通孔11aに螺子12を挿通して濾過体設置部3の雌ネジ4aに螺子12の雄ネジ12aを螺合させることにより濾過体設置部3に取り付けられている。
また、この濾過体10は、処理水Wが流下するように先端13を基端14より下方に位置させて傾斜させられるとともに底面15に流下する処理水Wを濾過する網状のフィルタ16を有し先端13側に流下した処理水Wを排水Wbとして排出する排出口17を有して形成されている。詳しくは、濾過体10の底面15には貫通孔(図示せず)が形成されており、この貫通孔(図示せず)にフィルタ16が嵌合して一体形成されている。
この濾過体10は、実施の形態では4つ設けられており、この4つの濾過体10が、各濾過体10のフィルタ16を通過した処理水Wを順次受けるように上下に離間されて配置されており、最上位の濾過体10aから最下位の濾過体10bの順に傾斜角度が緩やかになるように設置されている。尚、各濾過体10の傾斜角度は、処理水Wの性質によって1°〜89°の範囲内で設定することができる。
また、各濾過体10のフィルタ16はステンレスまたは鋼で形成されており、その目の粗さは、最上位の濾過体10aに設けられたフィルタ16から最下位の濾過体10bに設けられたフィルタ16の順に細かくなるように設定されている。尚、各濾過体10のフィルタ16の目の粗さは、処理水Wの性質や除去する異物の大きさによって設定することができる。例えば、目の粗さが2mm〜1mm、1mm〜0.5mm、0.5mm〜475μm、475μm〜218μm、218μm〜104μm、104μm〜55μm、55μm〜35μm、35μm〜25μmの範囲に設定されたフィルタ16を用いることができる。
処理水供給部20は、処理水Wを吸引してエアレーションして噴出するポンプ21と、上下方向に延びる軸線を有して下端22aが閉塞された中空筒状に形成され中間にポンプ21から噴出された処理水Wが流入される流入口23が形成されるとともに流入口23より上側に流入口23から流入された処理水Wを最上位の濾過体10aに供給する流出口24が形成された筒体22とを備えて構成されている。
ポンプ21は、基台1外に設けられ処理水Wが貯留される処理水貯留槽60内に設けられている。このポンプ21には、ポンプ21と筒体22の流入口23とを接続しポンプ21からの処理水Wを筒体22の流入口23に送出して噴出させる処理水送出管25と、処理水貯留槽60外のエアをポンプ21内に取り込むためのエア取り込み管26とが設けられている。
筒体22は、中空の円筒状に形成されており、基台1の処理水供給部設置部2内に設置されている。この筒体22の下端22a側には、筒体22内に沈下した異物を筒体22外に廃棄するドレンパイプ27が設けられている。このドレンパイプ27には、開閉することにより筒体22内の異物のドレンパイプ27への流通を許容,不能にする開閉バルブ28が設けられている。
また、本発明の多段式濾過装置Sには、各濾過体10の排出口17に夫々対応して連接されて排出口17から排出される排水Wbを基台1の外方に導出する導出路体30が設けられている。この導出路体30は、横断面半円形の樋状に形成されており、各濾過体10の長手方向に直交する方向であって各濾過体10の一側外方に延びるように配置されている。
更に、最下位の濾過体10bの一側外方且つ下方には、各導出路体30から導出された排水Wbを集約して流す集約路体40が並設されている。
更にまた、最上位の濾過体10aの上側には、筒体22の流出口24から流出する処理水Wを受けて通過させるとともに処理水Wの飛散を防止する飛散防止スクリーン50が設けられている。この飛散防止スクリーン50は、金属製若しくは樹脂性で横断面三角形状に形成され所定間隔離間して平行に列設された複数の棒状部材51と、棒状部材51の両端に設けられ棒状部材51の軸線と直交する方向の軸線を有した杆部材52とを備えて構成されており、杆部材52によって各棒状部材51が接続されて柵状に形成されている。
また、本多段式濾過装置Sには、濾過体10の長手方向に平行な方向であって最下位の濾過体10bの真下に、最下位の濾過体10bで濾過された濾過水Waが貯留される濾過水貯留槽70が設けられている。
従って、この実施の形態に係る多段式濾過装置Sを用いて、プランクトン等の微生物や固形物等の異物を含む処理水Wとしての海水を濾過するときは、処理水貯留槽60内の処理水Wを処理水供給部20によって最上位の濾過体10aに供給する。
詳しくは、処理水貯留槽60内の処理水Wをポンプ21で吸引する。このとき、ポンプ21内にはエア取り込み管26からエアが取り込まれているので、ポンプ21内において処理水Wとエアとがエアレーションされ、これによって処理水Wに含まれるプランクトン等の水より軽い異物がエアに付着するようになる。このエアレーションした処理水Wを、処理水送出管25を通して筒体22の流入口23から筒体22内部に向けて噴出させる。この場合、筒体22は下端22aが閉塞されているので、処理水Wは、そのほとんどが筒体22内をスパイラル状となって上昇して流出口24から流出し、最上位の濾過体10aに供給される。
このとき、ポンプ21から噴出される処理水Wは、ポンプ21内でエアレーションされているので、処理水Wに含まれるプランクトン等の水より軽い異物がエアに付着して処理水Wとともに筒体22内を上昇していく。また、処理水Wに含まれる水よりも重い微生物や固形物は一部の処理水Wとともに筒体22の下端22a側に沈下して蓄積されていく。
この筒体22内に沈下した水よりも重い異物や一部の処理水Wは、筒体22の内部に蓄積されていくので、ある程度蓄積したら開閉バルブ28を開にして適時にドレンパイプ27から異物や処理水Wを取り出して廃棄するようにする。
そして、筒体22の流出口24から流出した処理水Wは、飛散防止スクリーン50で受けられて、これを通過して最上位の濾過体10aに供給される。飛散防止スクリーン50を通すことにより、流出口24から流出した処理水Wの基台1外方への飛散を防止することができるので、流出口24からの処理水Wを確実に最上位の濾過体10aに供給することができる。また、流出口24から直接濾過体10に処理水Wを供給すると、処理水Wの水圧や大きな異物によってフィルタ16に悪影響を与えることがあるが、処理水Wを飛散防止スクリーン50で一度受けてから濾過体10に供給することによりフィルタ16を保護することができる。
最上位の濾過体10aに供給された処理水Wは、最上位の濾過体10aのフィルタ16によって濾過され、フィルタ16を通過して一つ下位の濾過体10に送られる。このようにして、順次下位の濾過体10を通過して最下位の濾過体10bに送られ、最下位の濾過体10bのフィルタ16で濾過されて濾過水貯留槽70に貯留され、濾過水Waとして取り出される。このとき、濾過体10のフィルタ16の目の粗さが最上位の濾過体10aのフィルタ16から最下位の濾過体10bのフィルタ16の順に細かくなるように形成されているので、処理水Wに含まれる異物は大きいものから順に除去されていく。
一方、各濾過体10で濾過されてフィルタ16上に残留した異物を含む排水Wbは、各濾過体10の傾斜によって自然流下するとともに順次送られてくる処理水Wの水圧により先端13側に押し流され、排出口17から排水Wbとして排出される。即ち、各濾過体10のフィルタ16で濾過されフィルタ16上に残留した排水Wbは、濾過体10の傾斜によって、また、順次送られてくる処理水Wの水圧によって各濾過体10の先端13側に流下し、排出口17から排出される。このとき、濾過体10が横断面半円形の樋状に形成されているので、排水Wbが濾過体10の長手方向に延びる中心軸線上に集束するようになり、そのため、順次送られてくる処理水Wによって排水Wbを濾過体10の先端13側に確実に押し流すことができるようになるので、排水Wbを確実に排出口17から排出させることができる。
この排出口17から排出された排水Wbは、各導出路体30を通って集約路体40に導出され、この集約路体40で集約されて基台1の外方へと排出される。これによって、確実に排水Wbを基台1の外方へ排出することができるので、濾過水Waと排水Wbとが混合することがなく、そのため、処理水Wから濾過水Waと排水Wbとを確実に得ることができる。また、導出路体30が各濾過体10の長手方向に直交する方向であって各濾過体10の一側外方に延びるように配置されているので、排水Wbが各濾過体10の長手方向に直交する方向であって各濾過体10の一側外方に導出されるようになり、そのため、より一層確実に濾過水Waと排水Wbとの混合を防止することができるようになるので、より一層確実に処理水Wから濾過水Waと排水Wbとを得ることができる。更に、集約路体40を最下位の濾過体10bの一側外方且つ下方に並設したので、装置Sをコンパクトにすることができる。
この場合、上位の方にある濾過体10においては、濾過体10のフィルタ16に濾過された異物が比較的大きいので、異物は滞留しようとするが、各濾過体10の傾斜角度は、最上位の濾過体10aから最下位の濾過体10bの順に緩やかになるように設置されているので、即ち、フィルタ16の目の粗さに対応して濾過体10の傾斜角度を可変させているので、上位の方の濾過体10においては、濾過体10の傾斜角度が比較的急であることから、排水Wbが自然流下する速度が速くなるので異物が素早く押し流され、そのため、大きな異物であってもフィルタ16が目詰まりする事態を防止することができる。このため、目詰まりのない分、上位の方の濾過体10においても処理水Wの濾過容量をできるだけ多く確保することができ、濾過効率を向上させることができる。また、異物によるフィルタ16の目詰まりを防止することができるので、大量の処理水Wを供給しても精度良く濾過処理することができる。
また、流出口24から流出した処理水Wを飛散防止スクリーン50で受けて通過させるので、この飛散防止スクリーン50によって、ある程度大きな異物を除去してから濾過体10に供給することができ、そのため、より一層処理水Wの濾過効率を向上させることができる。
更に、処理水供給部20において、処理水Wに含まれる水よりも重い微生物や固形物を排除してから処理水Wを濾過体10で濾過するので、処理水Wの濾過効率をより一層向上させることができる。
そして、処理水Wの濾過を何度か繰り返すと、濾過体10が汚れたり劣化したりしてくるので、この場合、濾過体10を基台1から取り外してメンテナンスを行なう。即ち、濾過体10が汚れてきたときは濾過体10を基台1から取り外して洗浄することができるので濾過体10の洗浄を容易に行なうことができ、また、濾過体10が劣化してきたときには劣化した濾過体10を取り外して新たな濾過体10を取り付けることにより濾過体10を容易に交換することができるので、濾過体10のメンテナンスを容易に行なうことができるようになる。特に、フィルタ16は汚れたり劣化したりしやすいので、フィルタ16を容易に洗浄したり交換したりすることができることから、装置Sのメンテナンスを容易に行なうことができるようになる。
このようにして得られた濾過水Waは、有害プランクトン等の微生物や固形物等の異物が除去されているので、例えば、ナマコ等を養殖する際に用いることができる。即ち、本多段式濾過装置Sによって、容易且つ確実に海水を養殖用水にすることができるので、比較的安価且つ容易に養殖用水を得ることができる。また、排水Wbのうちプランクトン等が除去されたものは、魚の餌等に利用することができるので、排水Wbも再利用することができ、経済的である。
図6及び図7には、本発明の別の実施の形態に係る多段式濾過装置Sを示している。これは、上記実施の形態とは、各濾過体10の構成が異なっている。この濾過体10は、処理水Wが流下するように先端13aを基端14aより下方に位置させて傾斜させられるとともに底面15aにフィルタ16aにより塞がれる貫通孔18aが形成された本体18と、本体18に対して取り外し可能に設けられ流下する処理水Wを濾過する網状のフィルタ16aと、フィルタ16aが付設される格子状の補強枠19とを備えて構成されている。
本体18は、横断面半円形の樋状に形成されており、基台1の濾過体設置部3に取り外し可能に設置されている。この本体18の濾過体設置部3に対する取り付け、取り外しは上記実施の形態と同様である。
フィルタ16aは、本体18の内側に嵌まり込む樋状に形成されており、本体18の内側を覆う大きさに形成されている。このフィルタ16aの目の粗さは、上記実施の形態と同様に設定することができる。このフィルタ16aを本体18に保持させる際は、フィルタ16aを本体18の内側に嵌め込むことにより行なう。この場合、フィルタ16aを本体18の内側に嵌め込むだけなので、フィルタ16aを本体18に対して容易に取り付けることができるとともに、嵌まり込むので本体18でフィルタ16aを確実に保持することができる。また、フィルタ16aが貫通孔18aよりも大きく形成されているので、この点でも、フィルタ16aを本体18に容易に取り付けることができる。
補強枠19は、本体18の内側に嵌まり込むとともに内側にフィルタ16aが付設される樋状に形成されている。この補強枠19は、金属製の棒状体が所定間隔で縦横に列設された格子状に形成されている。尚、補強枠19は、必ずしも設けなくても良く、フィルタ16aのみを装着するようにしても良い。
その他の構成は、上記実施の形態と同様である。
この別の実施の形態に係る多段式濾過装置Sを用いると、処理水供給部20から最上位の濾過体10aに供給された処理水Wは、最上位の濾過体10aのフィルタ16aによって濾過され、補強枠19を通過して本体18の底面15aに受けられ、本体18の底面15aを流下して貫通孔18aを通過して一つ下位の濾過体10に送られる。このようにして、順次下位の濾過体10を通過して最下位の濾過体10bに送られ、最下位の濾過体10bのフィルタ16aで濾過されて濾過水Waとして取り出される。
このとき、フィルタ16aが樋状に形成されているので、排水Wbがフィルタ16aの長手方向に延びる中心軸線上に集束するようになり、そのため、順次送られてくる処理水Wによって排水Wbを濾過体10の先端13a側に確実に押し流すことができるようになるので、排水Wbを確実に排出口17aから排出させることができるとともに、排水Wb中の異物によってフィルタ16aが目詰まりする事態を確実に防止することができる。また、本体18も樋状に形成されているので、本体18の底面15aで受けられた処理水Wは本体18の長手方向に延びる中心軸線上に集束するようになり、そのため、確実に処理水Wを貫通孔18aから下位の濾過体10に送ることができる。
また、補強枠19によりフィルタ16aの強度を向上させることができるので、フィルタ16aを長期間使用することができ、それだけ、コストを低減させることができる。更に、補強枠19は格子状なので、処理水Wの通過を邪魔することがない。
そして、処理水Wの濾過を何度か繰り返すと、濾過体10が汚れたり劣化したりしてくるので、この場合、濾過体10を基台1から取り外してメンテナンスを行なう。特に、フィルタ16aは汚れたり劣化したりしやすいので、フィルタ16aを本体18から取り外してメンテナンスを行う。取り外す際は、フィルタ16aを本体18から抜き取るだけで良く、容易に取り外すことができる。また、フィルタ16aが貫通孔18aよりも大きく形成されているので、この点でも、フィルタ16aを本体18から容易に取り外すことができる。
即ち、フィルタ16aが汚れてきたときはフィルタ16aを本体から取り外して洗浄することができるのでフィルタ16aの洗浄を容易に行なうことができ、また、フィルタ16aが劣化してきたときには劣化したフィルタ16aを取り外して新たなフィルタ16aを取り付けることによりフィルタ16aを容易に交換することができるので、フィルタ16aのメンテナンスを容易に行なうことができるようになる。また、本体18も基台1に対して取り外し可能なので、本体18を基台1から取り外してメンテナンスを行なうことにより、より一層本体18及びフィルタ16aのメンテナンスを容易に行なうことができる。
その他の作用,効果は上記実施の形態と同様である。
尚、上記実施の形態において、濾過体10を横断面半円形状に形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、横断面V字形状に形成しても良く、適宜変更して差支えない。
また、上記実施の形態において、フィルタ16をステンレスや鋼で形成したが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、樹脂や不織布で形成しても良く、適宜変更して差支えない。
S 多段式濾過装置
W 処理水
Wa 濾過水
Wb 排水
1 基台
2 処理水供給部設置部
3 濾過体設置部
4 凹部
10 濾過体
10a 最上位の濾過体
10b 最下位の濾過体
11 鍔部
12 螺子
13 先端
14 基端
15 底面
16 フィルタ
17 排出口
18 本体
18a 貫通孔
19 補強枠
20 処理水供給部
21 ポンプ
22 筒体
23 流入口
24 流出口
25 処理水送出管
26 エア取り込み管
27 ドレンパイプ
28 開閉バルブ
30 導出路体
40 集約路体
50 飛散防止スクリーン
51 棒状部材
52 杆部材
60 処理水貯留槽
70 濾過水貯留槽

Claims (10)

  1. 基台に設けられ処理水が流下するように先端を基端より下方に位置させて傾斜させられるとともに底面に流下する処理水を濾過する網状のフィルタを有し先端側に流下した処理水を排水として排出する排出口を有した濾過体を複数備え、該複数の濾過体を、上記各濾過体のフィルタを通過した処理水を順次受けるように上下に離間させて配置し、該複数の濾過体のフィルタの目の粗さを、上記最上位の濾過体に設けられたフィルタから最下位の濾過体に設けられたフィルタの順に細かくなるようにし、処理水供給部により上記最上位の濾過体に処理水を供給し、上記最下位の濾過体を通過した水を濾過水として取り出す多段式濾過装置において、
    上記複数の濾過体を、上記最上位の濾過体から最下位の濾過体の順に傾斜角度が緩やかになるように設置したことを特徴とする多段式濾過装置。
  2. 上記濾過体を、横断面半円形の樋状に形成したことを特徴とする請求項1記載の多段式濾過装置。
  3. 上記処理水供給部を、処理水を吸引してエアレーションして噴出するポンプと、上下方向に延びる軸線を有して下端が閉塞された中空筒状に形成され中間に上記ポンプから噴出された処理水が流入される流入口が形成されるとともに該流入口より上側に該流入口から流入された処理水を上記最上位の濾過体に供給する流出口が形成された筒体とを備えて構成したことを特徴とする請求項1または2記載の多段式濾過装置。
  4. 上記最上位の濾過体の上側に設けられ上記筒体の流出口から流出する処理水を受けて通過させるとともに処理水の飛散を防止する飛散防止スクリーンを設けたことを特徴とする請求項3記載の多段式濾過装置。
  5. 上記各濾過体を上記基台に対して取り外し可能に設置したことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載の多段式濾過装置。
  6. 上記基台に設けられ上記各濾過体の排出口に夫々対応して連接されて該排出口から排出される排水を上記基台の外方に導出する導出路体と、該各導出路体から導出された排水を集約して流す集約路体とを設けたことを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の多段式濾過装置。
  7. 上記導出路体を、上記各濾過体の長手方向に直交する方向であって該各濾過体の一側外方に延びるように配置し、
    上記集約路体を、上記最下位の濾過体の一側外方且つ下方に並設したことを特徴とする請求項6記載の多段式濾過装置。
  8. 上記各濾過体を、上記底面にフィルタにより塞がれる貫通孔が形成された本体を備えて構成し、上記フィルタを、上記本体に対して取り外し可能に設けたことを特徴とする請求項1乃至7何れかに記載の多段式濾過装置。
  9. 上記本体を樋状に形成し、上記フィルタを該本体の内側に嵌まり込む樋状に形成したことを特徴とする請求項8記載の多段式濾過装置。
  10. 上記フィルタが付設される格子状の補強枠を備えて構成したことを特徴とする請求項8または9記載の多段式濾過装置。
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