JP2012104417A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】かしめの際にシェルに掛かる応力を減少する。
【解決手段】コネクタ10には、筒状のシールド線20がかしめ固定される。コネクタ10は、シールド線がその先端側から外面を覆うように挿入されるリブ16と、基部側がリブ16の基部側に接続され、前記リブ16の外面に沿うように内側方向に変形して、前記シールド線20を外側から前記内側筒材にかしめ固定するシェル14と、を含む。リブ16は、シールド線20が挿入されてくる先端側から、基部側に向けてテーパ状に広がる傾斜壁16bを有し、傾斜壁16bの広がった側がシェル14の基部側に連結されている。
【選択図】図3
【解決手段】コネクタ10には、筒状のシールド線20がかしめ固定される。コネクタ10は、シールド線がその先端側から外面を覆うように挿入されるリブ16と、基部側がリブ16の基部側に接続され、前記リブ16の外面に沿うように内側方向に変形して、前記シールド線20を外側から前記内側筒材にかしめ固定するシェル14と、を含む。リブ16は、シールド線20が挿入されてくる先端側から、基部側に向けてテーパ状に広がる傾斜壁16bを有し、傾斜壁16bの広がった側がシェル14の基部側に連結されている。
【選択図】図3
Description
筒状のシールド線がかしめ固定されるコネクタに関する。
電気自動車(EV車)や、ハイブリッド自動車(HV車)では、走行用のモータとして通常の三相交流モータが用いられている。このようなモータは、必要な動力を得るために、高電圧、大電流の電力供給が必要であり、その電力供給に高圧ケーブルが使用されている。ここで、高圧ケーブルに高電圧が印加されると、その構成部品である電線やコネクタの端子から電気的なノイズが外部に漏洩したり、外部からノイズが流入したりする。このような電気的なノイズの漏洩、流入を防ぐために、高圧ケーブルの外周を編み組電線からなるシールド線で覆い、シールド線にノイズ電流を吸収させ、これを導電性金属部品を介してアースに接続することで、ノイズをアースに落としている。
このようなシールド線と、コネクタの接続においては、かしめ固定が広く利用されているが、通常はコネクタ側の筒状のシェルにシールド線を被せ、この外側に配置したかしめリングを用いてかしめ固定している。
しかし、この場合には、別部品であるかしめリングを必要とする。そこで、特許文献1では、シェルの外側に基部側がシェルに接続された外側筒材を設け、両者の間隙にシールド材を挿入した後、外側筒材を押圧変形させてかしめ固定することが示されている。
また、特許文献2、3にも、外側の筒材を設けて、内側との間隙にシールド線を挿入してかしめ固定することが示されている。
ここで、外側筒材を押圧変形させて固定する場合、外側筒材の基部側に比較的大きな力が掛かるため、この部分の強度を強くする必要がある。また、シールド線の挿入が難しいという問題もある。
本発明は、筒状のシールド線がかしめ固定されるコネクタであって、シールド線がその先端側から外面を覆うように挿入されるリブと、基部側が前記内側筒材の基部側に接続され、前記リブの外面に沿うように内側方向に変形して、前記シールド線を外側から前記内側筒材にかしめ固定するシェルと、を含み、前記リブは、シールド線が挿入されてくる先端側から、基部側に向けてテーパ状に広がる傾斜壁を有し、傾斜壁の基部側が前記シェルの基部側に連結されていることを特徴とする。
また、前記リブは、先端側に径が一定の筒部を有し、この筒部の基部側に前記テーパ状の傾斜壁を有することが好適である。
また、前記シェルは、押圧される前においては、ほぼ径が一定の筒状であることが好適である。
本発明によれば、シェルを押圧変形させてかしめる場合、シェルの基部側に掛かる力が比較的小さくなるため、この部分に折れが発生しにくくなる。また、シールド線の挿入空間を広くして、挿入が容易になる。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1には、コネクタ10およびシールド線20の全体構成の斜視図が示してある。また、図2には、シールド線圧着前のコネクタ10およびシールド線20の断面図(図1のA−A断面)が示されている。
コネクタ10は、基板12を有し、この基板12は、ほぼ四角形状の板材からなり、中央部分がくりぬかれている。従って、基板12は、全体として四角のドーナツ状の板となっている。基板12の表面からは、四角筒のシェル14がほぼ90度の方向に突出形成されている。また、このシェル14の内側からは、四角筒状のリブ16がシェル14と同心状に突出形成されている。なお、全体として四角筒ではなく、円筒でもよい。
ここで、図2に示すように、リブ16は、先端側は径一定の筒状部16aであるが、基板12およびシェル14の基部側に接続される基部側には、テーパ状に径が広がる傾斜壁16bを有しており、リブ16の基部は、基板12およびシェル14の基部の両方に接続されている。従って、リブ16の内側空間は、途中から基板12側に向かい広がり、リブ16の基部においては、その内側空間の大きさはシェル14の内側空間の大きさとほぼ等しい大きさになっている。すなわち、リブ16は、基部側が四角錐形でテーパ状の傾斜壁16b、その先端側が径の比較的小さな四角筒状になっている。
従って、シェル14の内周と、リブ16の外周とで囲まれる空間は、先端側で広く、奥側で徐々に狭くなって閉じる形状になっている。また、基板12からの突出量は、リブ16の方がシェル14より大きくなっているため、リブ16の先端側は、シェル14の先端より突出している。
また、傾斜壁16bの基板12との角度は、0度より大きく、90度より小さいのであるが、30度〜60度程度が好ましく、特に45度±5度程度が好ましい。また、傾斜壁16bは断面が直線状が好ましいが、内側に向けて膨らむラッパ状の形状でもよい。
ここで、コネクタ10は、すべてアルミや銅などの良電導性の金属材で一体的に形成するとよいが、少なくともリブ16の内面側は電気伝導材でなくてもよく、絶縁材で構成してもよい。例えば、リブ16の内側から基板12の裏面側にかけて、プラスチックや、セラミックなどの絶縁材を配置して、リブ16や基板12を補強する構成にしてもよい。
シールド線20は、細線を編組したものであって、先端側が拡幅されている。そして、シールド線20をコネクタ10に接続するときには、まずシールド線20の先端を、リブ16と、シェル14との空間に挿入し、シールド線20の先端が、傾斜壁16bの中間部分から奥に位置するまで押し込む。
本実施形態では、リブ16の先端側が比較的小径であり、シェル14との間が広いので、シールド線20を挿入しやすい。さらに、シェル14の方が短く、リブ16のみが突出しているので、シールド線20をリブ16の先端側を覆うように挿入することが非常に容易である。
このように、シールド線20の先端が傾斜壁16bにまで至った状態において、図3に示すように、プレス機30によってプレスする。これによって、シェル14が内側に向けて変形し、シールド線20がリブ16にかしめ固定される。図に示すように、プレス機30は、リブ16の筒状部16aおよび傾斜壁16bに対応した形状を有しており、これによってシェル14がリブ16の外形に似た形状に押圧変形される。なお、プレス機30は、複数のパンチを半径方向外側から押圧する構成である。
ここで、このかしめ工程において、シェル14の基部側は、リブ16の傾斜壁16bに押しつけられる。従って、シェル14の基部側の変形は、傾斜壁16bまでの変形に限定される。従って、シェル14のかしめの変形による応力が比較的小さくて済む。従って、かしめ工程におけるシェル14の折れなどを効果的に防止することができ、折れによって電気伝導が十分でなくなるおそれを実質的になくすことができる。
なお、リブ16の内部空間には、通常絶縁体に覆われた同軸ケーブルの中心導体が挿入され、この中心導体が他のコネクタによって必要な部材に接続される。また、コネクタ10のシールド線20に電気的に接続された金属部分は、アースに接続される。
10 コネクタ、12 基板、14 シェル、16 リブ、16a 筒状部、16b 傾斜壁、20 シールド線、30 プレス機。
Claims (3)
- 筒状のシールド線がかしめ固定されるコネクタであって、
シールド線がその先端側から外面を覆うように挿入されるリブと、
基部側が前記リブの基部側に接続され、前記リブの外面に沿うように内側方向に変形して、前記シールド線を外側から前記内側筒材にかしめ固定するシェルと、
を含み、
前記リブは、シールド線が挿入されてくる先端側から、基部側に向けてテーパ状に広がる傾斜壁を有し、傾斜壁の広がった側が前記シェルの基部側に連結されていることを特徴とするコネクタ。 - 請求項1に記載のコネクタであって、
前記リブは、先端側に径が一定の筒部を有し、この筒部の基部側に前記テーパ状の傾斜壁を有することを特徴とするコネクタ。 - 請求項1または2に記載のコネクタであって、
前記シェルは、押圧される前においては、ほぼ径が一定の筒状であることを特徴とするコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010253225A JP2012104417A (ja) | 2010-11-11 | 2010-11-11 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2010253225A JP2012104417A (ja) | 2010-11-11 | 2010-11-11 | コネクタ |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015084308A (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 矢崎総業株式会社 | シールド構造、シールドシェル及び電線付きシールドコネクタの製造方法 |
CN104781997A (zh) * | 2012-11-15 | 2015-07-15 | 矢崎总业株式会社 | 屏蔽连接器 |
-
2010
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WO2015060447A1 (ja) * | 2013-10-25 | 2015-04-30 | 矢崎総業株式会社 | シールド構造、シールドシェル及び電線付きシールドコネクタの製造方法 |
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