JP2012100174A - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動的に自然な階調を保つことができ、かつユーザの要求する更に明るくの意思にある程度応えることができるようにする。
【解決手段】 撮像装置は、被写体の逆光度合いを検出する自動逆光検出手段と、ユーザの指示に応じて所定の階調補正量の命令を生成する強制逆光補正手段と、前記自動逆光検出手段により検出された逆光度合いと、前記強制逆光補正手段からの階調補正量の命令により階調補正量を変更する階調補正量変更手段とを有し、前記階調補正量変更手段は、前記自動逆光検出手段の検出の結果により決められる階調補正量と前記強制逆光補正手段による階調補正量の和があらかじめ決められた値以上にならないように制限する。
【選択図】 図5

Description

本発明は撮像装置により得られる画像の明るさを制御する技術に関するものである。
従来の逆光補正にはカメラが自動で判断して明るさを制御する自動逆光補正と、ユーザが画像を更に明るくしたいときに逆光補正ボタンを押したりすることにより明るさを制御する強制逆光補正がある。具体的には、自動逆光補正は、撮影画像の画面上を複数分割して、各エリアの輝度レベルから逆光状態を判別して、露出補正もしくは階調補正にて画像を明るく補正する処理である(特許文献1参照)。また、強制逆光補正は、ユーザが強制逆光補正ボタンを押下した場合に、露出補正もしくは階調補正を所定の補正量だけ一律に行うものである。
自動逆光補正はカメラが自動で被写体を判断する適応処理であるため苦手被写体が存在し、ユーザが考える主被写体を十分に補正しきれない場合があったり、誤補正を回避軽減するために補正量を弱めに設定する場合があった。この弱点を補うため、強制逆光補正にてある一定量だけ露出補正または階調補正を行い、大きな効果を得ることが出来ていた。
特開2003−116049号公報
しかしながら、上記従来例では自動逆光補正を行っている最中に強制逆光補正を行った場合、露出補正や階調補正が二重にかかることになり、主被写体は適度な明るさで撮影することが出来ても、画面全体の雰囲気が壊されてしまう場合があった。例えば、露出補正が二重にかかると背景が白飛びしすぎてしまったり、階調補正が二重にかかると、階調性が悪化したりする問題点があった。
本発明は上述した問題点を解決するためのものであり、自動的に自然な階調を保つことができ、かつユーザの要求する更に明るくの意思にある程度応えることができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の撮像装置は、被写体の逆光度合いを検出する自動逆光検出手段と、ユーザの指示に応じて所定の階調補正量の命令を生成する強制逆光補正手段と、前記自動逆光検出手段により検出された逆光度合いと、前記強制逆光補正手段からの階調補正量の命令により階調補正量を変更する階調補正量変更手段とを有し、前記階調補正量変更手段は、前記自動逆光検出手段の検出の結果により決められる階調補正量と前記強制逆光補正手段による階調補正量の和があらかじめ決められた値以上にならないように制限することを特徴とする。
本発明によれば、自動的に自然な階調を保つことができ、かつユーザの要求する更に明るくの意思にある程度応えることができる。
本発明の実施形態のビデオカメラの構成を示すブロック図 本発明の実施形態の逆光補正度合いを検出するときに使用するヒストグラム 本発明の第1の実施形態における露出、階調補正量を求めるためのグラフ 本発明の第1の実施形態における明るさの変化を示した図 本発明の第1の実施形態におけるフローチャート 本発明の第2の実施形態における露出、階調補正量を求めるためのグラフ 本発明の第2の実施形態における明るさの変化を示した図 本発明の第2の実施形態におけるフローチャート
以下、図面を参照し、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の実施形態におけるビデオカメラ(撮像装置)の構成を示すブロック図である。100は被写体の結像用レンズの一番前側にある固定レンズ、101は入射光量を制御する絞り機構、111は絞り機構101を駆動するIGメータであり、IGメータドライバ121により駆動させる。112は絞り機構101の位置を検出する為のホールセンサである。130は入射した光を光電変換するセンサ、131はセンサ130で光電変換された信号をサンプリングするサンプルホールド部である。また、132はサンプルホールド部131から出力されたアナログの画像信号をディジタル信号に変換するアナログ−ディジタル変換器(以下、A/D変換器と称す)である。133は階調補正後、色分離、色差マトリクス等の処理を施した後に、同期信号を加え標準テレビジョン信号を生成したりする制御機能を有したカメラ信号処理部(以下DSPと称す)である。134は画像データをモニタ出力用に階調変換を行う階調変換部である。135は画面を複数分割した各測光枠のデータを取得する測光値取得部である。140は測光値取得部135で取得したデータを元に、露出が適正からどれくらい離れているかの指標となる評価値を生成する評価値算出部である。141、142、143はAE評価値算出部で算出された評価値をもとに、AGC回路133を制御するAGC制御部、センサ130の蓄積時間を制御するシャッタデータ制御部、絞り101の開口径を制御する絞り位置制御部である。
145は測光値取得部135のデータを受けて画像の逆光状態を判別する自動逆光検出部である。その判別方法は、まず、図2に示すように測光値取得部135から出力された測光値を用いて、横軸を輝度値とするヒストグラムを生成する。そして、画像のうち所定の暗部値を示す閾値Aより下回った要素数の合計が全体の要素数の合計の5%以上であれば逆光状態であると判定し、5%より超えただけ逆光状態が強いと判定する。なお、要素数の定義は測定値の取得手法により様々存在するが、本実施形態では単純に1画面の画像を正方形のメッシュ分割し、各分割データを1つの要素としてカウントするものとする。
本実施形態では、逆光度合いBを以下のように計算する。
逆光度合いB = 閾値A以下の要素数の割合(%)− 5% (式1)
このように、自動逆光検出部145で算出した逆光度合いを、146の露出補正量変更部と147の階調補正量変更部に送る。そして、それぞれのユニットにおいて、逆光度合いから露出補正量と階調補正の変更量を図3のように決定する。
図3(b)のように、逆光度合いが0から10へと上昇すると、階調により明るさがEv値換算で0.25Ev分補正され、図3(a)のように、逆光度合いが10から20へと上昇すると、露出補正により明るさが0.25Ev分補正される。
この補正の様子を階調の入出力特性で説明すると図4(a)のようになる。本実施形態では、入力10bit出力8bitの入出力特性を用いて説明しているが、本発明はこれに限らず、任意のbit数による入出力関係を有していてよい。まず黒つぶれした被写体が図面中の丸の位置に存在する。逆光度合いがあ20以上の場合は、まず階調補正で図面中の四角まで0.25Ev分補正を行い、その後、露出補正により、図面中の三角まで0.25Ev分補正を行う。以上が自動逆光補正のみの動作となる。当然、図2のヒストグラム上で設定されている閾値Aは露出変更分だけ変更する。そうしないと、逆光度合いBの値が露出補正により変化してしまい、補正効果が薄れてしまうからである。
148は強制逆光検出部であり、ユーザが強制逆光補正の指示を出すために強制逆光補正ボタン160を押した場合、階調を強制的に補正する命令を露出補正量変更部146と階調補正量変更部147に対して出す。本実施形態では、露出と階調の強制逆光補正量は露出補正量が0.5Evであり、階調補正量がEv値換算で0.5Ev分としている。
この補正の様子を階調の入出力特性で説明すると図4(b)のようになる。まず黒つぶれした被写体が図面中の丸の位置に存在する。強制逆光補正ボタン160が押されたら、まず階調補正で図面中の四角まで0.5Ev分補正を行い、その後、露出補正により、図面中の三角まで0.5Ev分補正を行う。
ここで、自動逆光補正中に強制逆光補正ボタン160が押された場合の露出補正と階調補正について説明する。
まず、自動逆光検出部145で算出された逆光度合いBが10であるとする。すると、図3に示したように、階調補正が0.25Ev相当分補正され、露出補正は行われない。この状態で、ユーザにより強制逆光補正ボタン160が押された場合、自動逆光補正で行っている全補正をロックする。これは、これから行われる強制逆光補正の補正結果により逆光度合い10が変化してしまう可能性があるからである。強制逆光補正で補正する補正量は本来であれば、階調補正量0.5Ev相当分と露出補正量0.5Ev分が補正量として上乗せされる。
これを図4(c)を用いて説明すると、まず自動逆光補正で階調補正が0.25Ev相当分補正されて白丸から白四角に変化する。その後、強制逆光補正により、階調補正0.5Ev相当分で合計0.75Ev相当分の黒星に変化し、露出補正0.5Ev分で黒三角に変化する。しかし、この補正では図4(c)の実線で示す補正前の階調カーブと破線で示した補正後のそれぞれのカーブの交わる(原点でない)付近での階調性が、階調補正量が上昇するほど悪化するのがわかる。したがって、自然なコントラストの画像を得るために階調補正には限度があり、本実施形態においてはそれを0.5Ev相当としている。この数値は実際に撮影を行い画像を確認しながら効果と弊害のバランスで決めていくものであり、一義的に決まるものではない。
本実施形態の動作としては、まず自動逆光補正で階調補正が0.25Ev相当分補正されて白丸から白四角に変化する。その後、強制逆光補正により、階調補正は合計0.5Ev相当分の限度に達し、白星で止まる。そして露出補正0.5Ev分で白三角に変化する。この階調補正量の限度判断は図1の階調補正量変更部147が行うこととなる。この動作制限により、自然な階調を保ったまま、強制逆光補正の効果を出すことができる。更には、階調補正で補正しきれなかった0.25Ev分、合計0.75Evの露出補正を行うことで、狙った被写体の明るさにおいては強制逆光補正分の効果をすべて得ることができるようになる(図4(d))。
以上、図1の各処理ユニットの機能を説明してきたが、ユニット141〜148は、それぞれハードウェアとして回路基板上に実装される形態でも、ソフトウェアモジュールとしてビデオカメラのCPU(図示せず)により実装される形態でも、いずれでも良い。
以上説明してきた動作を図5のフローチャートを用いて説明する。本手順は、ビデオカメラのCPU(図示せず)が、各処理ユニットを制御し、その機能を動作させることにより実行される。
まず、ステップS101で、自動逆光検出部145は、撮影画像の逆光度合いBを算出する。
ステップS102において、強制逆光検出部148は、強制逆光補正ボタン160が押されたかどうかを判定し、押されたと判定されたら、図示しないCPUは、ステップS109へ進め、自動逆光補正を強制終了させる。押されていないと判定されたならば、自動逆光補正を継続するためステップS103へ進める。
ステップS103において、階調補正量変更部147はステップS101で算出された逆光度合いBを元に自動逆光用の階調補正量を算出し、階調変換部134は、算出された階調補正量に従い撮影画像の階調補正を行う。
ステップS104にて、図示しないCPUは、ステップS103で階調変換部134に動作させていた階調補正が終了したかを判断し、階調補正動作が終了したと判断したらステップS105に進める。終了していなければステップS102に戻り、補正動作を続けさせる。
次に、ステップS105において、強制逆光検出部148は、再び強制逆光補正ボタンが押されたかどうかを判定し、押されたと判定されたら、図示しないCPUは、ステップS109へ進め、自動逆光補正を強制終了させる。押されていないと判定されたならば、自動逆光補正を継続するためステップS106へ進める。
ステップS106において、露出補正量変更部146はステップS101で算出された逆光度合いBを元に自動逆光用の露出補正量を算出する。そして、AE評価値算出部140は算出された露出補正量をもとに評価値を算出し、各処理ユニット141〜143は算出された評価値をもとに露出補正を行う。
ステップS107にて、図示しないCPUは、ステップS106で動作させていた露出補正が終了したかを判断し、露出補正動作が終了したと判断したらステップS108に進める。終了していなければステップS105に戻り、補正動作を続けさせる。
ステップS108において、強制逆光検出部148は強制逆光補正ボタンが押されたかどうかを判定し、押されたと判断したらステップS109へ進める。また、押されていないと判断したならばステップS101に戻し、自動逆光検出部145は逆光度合いを算出し直し、再び自動逆光補正を継続する。
ステップS109では、階調補正量変更部147及び露出補正量変更部146はそれぞれ自動逆光補正で行った階調補正と露出補正の補正値をロックし、図示しないCPUは、ステップ110に進める。
ステップS110において、階調補正量変更部147及び露出補正量変更部146はそれぞれ強制逆光用の階調補正と露出補正を行い、図示しないCPUは、ステップS111に進める。
ステップS111では、階調補正量変更部147及び露出補正量変更部146は自動逆光で行った階調補正と強制逆光で行った階調補正の補正量の合計が、0.5Ev相当を超えたかどうかを判定を行う。ここで、この値を超えたと判定されたならば、図示しないCPUはステップS112に進め、越え無かったならば処理を終了させる。
ステップS112では、階調補正量変更部147は、階調補正量に0.5Ev相当のリミットをかけて止め、図示しないCPUは、ステップS113に進める。
ステップS113にて、階調補正量変更部147は、ステップS111、S112で階調補正しきれなかった補正量を算出し、図示しないCPUはステップS114に進める。
ステップS114では、露出補正量変更部146はステップS113で算出された補正残り分を露出補正に回す補正量として算出する。そして、AE評価値算出部140及び各処理ユニット141〜143は、この産出値を用して露出補正を実行し、実行が終了したら、図示しないCPUは、全体の処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、自動逆光補正が行われているときに強制逆光補正を実行し、階調補正量があらかじめ決められたある一定量以上補正されてしまう場合、その階調補正量はあらかじめ決まられた最大補正値までの補正にする。これにより、補正後の画像は自然な階調を保つことができ、ユーザの要求する更に明るくの意思にある程度応えることができる。更に、本実施形態では、あらかじめ決められた最大階調補正量に突き当たってしまった場合、階調補正残り分を露出補正に回す。これにより、補正後の画像は自然な階調を保ちつつ、ユーザの要求する更に明るくの意思に相当応えることができる。
<第2の実施形態>
本実施形態のビデオカメラを説明するためのブロック図は、図1に示すブロック図と同じである。第1の実施形態では階調補正量の上限に関して説明を行ってきたが、本実施形態では露出補正量の上限について説明を行う。したがって、主に図1の露出補正量変更部146の動作について説明を行う。
自動逆光検出部145で逆光度合いを算出するまでの説明は第1の実施形態と同じである。自動逆光検出部145において逆光度合いBが20と算出され、その算出結果を露出補正量算出部146と階調補正量変更部147に送る。そして、それぞれのユニットにおいて、逆光度合いから露出補正量と階調補正量を図6のように決定する。
図6(a)のように、逆光度合いが0から10へと上昇すると、露出補正より明るさが0.25Ev分補正され、図6(b)のように、逆光度合いが10から20へと上昇すると、階調補正により明るさがEv値換算で0.25Ev分補正される。
この補正の様子を階調の入出力特性で説明すると図7(a)のようになる。まず黒つぶれした被写体が図面中の丸の位置に存在する。逆光度合いがあ20以上の場合は、まず露出補正で図面中の四角まで0.25Ev分補正を行い、その後、階調補正により、図面中の三角まで0.25Ev分補正を行う。この動作は図4(a)の動作順序が変わっただけであり、得られる効果は同じとなる。以上が自動逆光補正のみの動作となる。ここでも第1の実施形態と同様、図2のヒストグラム上で設定されている閾値Aは露出変更分だけ変更しておく。
次に強制逆光検出部148について説明する。補正量は第1の実施形態と同じく露出補正量は0.5Evであり、階調補正量はEv値換算で0.5Ev分である。補正順序が第1の実施形態とは異なり、露出補正、逆光補正の準としており、この補正の様子を階調の入出力特性で説明すると図7(b)のようになる。まず黒つぶれした被写体が図面中の丸の位置に存在する。強制逆光補正ボタン160が押されたら、まず露出補正で図面中の四角まで0.5Ev分補正を行い、その後、階調補正により、図面中の三角まで0.5Ev分補正を行う。
ここで、自動逆光補正中に強制逆光補正ボタン160が押された場合の露出補正と階調補正について説明する。
まず、自動逆光検出部145で算出された逆光度合いBが10であるとする。すると、図6に示したように、露出補正が0.25Ev分補正され、階調補正は行われない。この状態で、ユーザにより強制逆光補正ボタン160が押された場合、自動逆光補正で行っている全補正をロックする。これは、これから行われる強制逆光補正の補正結果により逆光度合い10が変化してしまう可能性があるからである。強制逆光補正で補正する補正量は本来であれば、階調補正量0.5Ev相当分と露出補正量0.5Ev分が補正量として上乗せされる。
これを図7(c)を用いて説明すると、まず自動逆光補正で露出補正が0.25Ev分補正されて白丸から白四角に変化する。その後、強制逆光補正により、露出補正0.5Ev分で合計0.75Ev分の黒星に変化し、階調補正0.5Ev分で黒三角に変化する。しかし、この補正では図7(c)の白の5角形で示す明るさの被写体が、黒の十字で示した位置まで露出補正されてしまい、明るくなりすぎてしまう。したがって、自然な明るさの画像を得るために露出補正には限度があり、本実施形態においてはそれを0.5Evとしている。この数値は実際に撮影を行い画像を確認しながら効果と弊害のバランスで決めていくものであり、一義的に決まるものではない。
本実施形態の動作としては、まず自動逆光補正で露出補正が0.25Ev分補正されて白丸から白四角に変化する。その後、強制逆光補正により、露出補正は合計0.5Ev分の限度に達し、白星で止まる。そして露出補正0.5Ev分で白三角に変化する。この露出補正量の限度判断は図1の露出補正量変更部146が行うこととなる。この動作制限により、自然な明るさを保ったまま、強制逆光補正の効果を出すことができる。更には、露出補正で補正しきれなかった0.25Ev分、合計0.75Evの階調補正を行うことで、狙った被写体の明るさにおいては強制逆光補正分の効果をすべて得ることができるようになる(図7(d))。
以上説明してきた動作を図8のフローチャートを用いて説明する。本手順は、ビデオカメラのCPU(図示せず)が、各処理ユニットを制御し、その機能を動作させることにより実行される。
まず、ステップS201で、自動逆光検出部145は、撮影画像の逆光度合いBを算出する。
ステップS202において、強制逆光検出部148は、強制逆光補正ボタンが押されたかどうかを判定し、押されたと判定されたら、図示しないCPUは、ステップS209へ進め、自動逆光補正を強制終了させる。押されていないと判定されたならば、自動逆光補正を継続するためステップS203へ進める。
ステップS203において、露出補正量変更部146はステップS201で算出された逆光度合いBを元に自動逆光用の露出補正量を算出し、AE評価値算出部140及び処理ユニット141〜143は、算出された露出補正量に従い撮影画像の露出補正を行う。
ステップS204にて、図示しないCPUは、ステップS203でこれらのユニットに動作させていた露出補正が終了したかを判断し、露出補正動作が終了したと判断したらステップS205に進める。終了していなければステップS202に戻り、補正動作を続けさせる。
次に、ステップS205において、強制逆光検出部148は、再び強制逆光補正ボタンが押されたかどうかを判定し、押されたと判定されたら、図示しないCPUは、ステップS209へ進め、自動逆光補正を強制終了させる。押されていないと判定されたならば、自動逆光補正を継続するためステップS206へ進める。
ステップS206において、階調補正量変更部147はステップS201で算出された逆光度合いBを元に自動逆光用の階調補正量を算出し、階調変換部134は算出された補正量をもとに階調補正を行う。
ステップS207にて、図示しないCPUは、ステップS206で動作させていた階調補正が終了したかを判断し、階調補正動作が終了したと判断したらステップS208に進める。終了していなければステップS205に戻り、補正動作を続けさせる。
ステップS208において、強制逆光検出部148は強制逆光補正ボタンが押されたかどうかを判定し、押されたと判断したらステップS209へ進める。また、押されていないと判断したならばステップS201に戻し、自動逆光検出部145は逆光度合いを算出し直し、再び自動逆光補正を継続する。
ステップS209では、階調補正量変更部147及び露出補正量変更部146はそれぞれ自動逆光補正で行った階調補正と露出補正の補正値をロックし、図示しないCPUは、ステップ210に進める。
ステップS210において、階調補正量変更部147及び露出補正量変更部146はそれぞれ強制逆光用の階調補正と露出補正を行い、図示しないCPUは、ステップS211に進める。
ステップS211では、階調補正量変更部147及び露出補正量変更部146は自動逆光で行った露出補正と強制逆光で行った露出補正の補正量の合計が、0.5Ev相当を超えたかどうかを判定を行う。ここで、この値を超えたと判定されたならば、図示しないCPUはステップS212に進め、越え無かったならば処理を終了させる。
ステップS212では、露出補正量変更部146は、露出補正量に0.5Evのリミットをかけて止め、図示しないCPUは、ステップS213に進める。
ステップS213にて、露出補正量変更部146は、ステップS211、S212で露出補正しきれなかった補正量を算出し、図示しないCPUはステップS214に進める。
ステップS214では、階調補正量変更部147は、ステップS213で算出された補正残り分を階調補正に回して階調補正を実行し、実行が終了したら、図示しないCPUは、全体の処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、自動逆光補正が行われているときに強制逆光補正を実行し、露出補正量があらかじめ決められたある一定量以上補正されてしまう場合、その露出補正量はあらかじめ決まられた最大補正値までの補正にする。これにより、補正後の画像は自然な明るさを保つことができ、ユーザの要求する更に明るくの意思にある程度応えることができる。更に、本実施形態では、あらかじめ決められた最大露出補正量に突き当たってしまった場合、露出補正残り分を階調補正に回す。これにより、補正後の画像は自然な明るさを保ちつつ、ユーザの要求する更に明るくの意思に相当応えることができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
135 測光値取得部
140 AE評価値算出部
145 自動逆光検出部
146 露出補正量変更部
147 階調補正量変更部
148 強制逆光検出部

Claims (6)

  1. 被写体の逆光度合いを検出する自動逆光検出手段と、
    ユーザの指示に応じて所定の階調補正量の命令を生成する強制逆光補正手段と、
    前記自動逆光検出手段により検出された逆光度合いと、前記強制逆光補正手段からの階調補正量の命令により階調補正量を変更する階調補正量変更手段とを有し、
    前記階調補正量変更手段は、前記自動逆光検出手段の検出の結果により決められる階調補正量と前記強制逆光補正手段による階調補正量の和があらかじめ決められた値以上にならないように制限することを特徴とする撮像装置。
  2. 自動逆光検出手段による階調補正量と強制逆光補正手段による階調補正量の和があらかじめ決められた値以上になった場合、前記制限をかけたことにより補正しきれなかった分の階調補正量を、露出補正で補うことを特徴とする請求項1の撮像装置。
  3. 被写体の逆光度合いを検出する自動逆光検出手段と、
    ユーザの指示に応じて所定の露出補正量の命令を生成する強制逆光補正手段と、
    前記自動逆光検出手段により検出された逆光度合いと、前記強制逆光補正手段からの露出補正量の命令により露出補正量を変更する露出補正量変更手段とを有し、
    前記露出補正量変更手段は、前記自動逆光検出手段の検出の結果により決められる露出補正量と前記強制逆光補正手段による露出補正量の和があらかじめ決められた値以上にならないように制限することを特徴とする撮像装置。
  4. 自動逆光検出手段による階調補正量と強制逆光補正手段による露出補正量の和があらかじめ決められた値以上になった場合、前記制限をかけたことにより補正しきれなかった分の露出補正量を、階調補正で補うことを特徴とする請求項3の撮像装置。
  5. 被写体の逆光度合いを検出する自動逆光検出工程と、
    ユーザの指示に応じて所定の階調補正量の命令を生成する強制逆光補正工程と、
    前記自動逆光検出工程により検出された逆光度合いと、前記強制逆光補正工程からの階調補正量の命令により階調補正量を変更する階調補正量変更工程とを有し、
    前記階調補正量変更工程は、前記自動逆光検出工程の検出の結果により決められる階調補正量と前記強制逆光補正工程による階調補正量の和があらかじめ決められた値以上にならないように制限することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  6. 被写体の逆光度合いを検出する自動逆光検出工程と、
    ユーザの指示に応じて所定の露出補正量の命令を生成する強制逆光補正工程と、
    前記自動逆光検出工程により検出された逆光度合いと、前記強制逆光補正工程からの露出補正量の命令により露出補正量を変更する露出補正量変更工程とを有し、
    前記露出補正量変更工程は、前記自動逆光検出工程の検出の結果により決められる露出補正量と前記強制逆光補正工程による露出補正量の和があらかじめ決められた値以上にならないように制限することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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