JP2012098922A - 電子記録管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】メタデータを使用した電子記録管理システムにおいて、関連メタデータの関係性を管理し、信頼性の高い電子記録管理システムを実現する。
【解決手段】電子記録、発生環境および要求を示すメタデータに対し、それらの実体、システム間転送、システム内管理の発生終了を示すメタデータを保持手段30で、記録の発生環境のメタデータを保持手段20ないし22で、記録自身、そのメタデータおよびメタデータ関連情報を保持手段10で保持し、これらのメタデータの発生終了、システム内での発生終了、転送の時間における関係を規定し、転送手段41,42および43ならびに処分手段10,20,21,22および保持手段30により、これらを時系列で管理し、メタデータ実体、システム内メタデータ、システム間転送メタデータを管理して、システム内および異なるシステムへの移行も管理する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子記録の長期間保有・保存管理を業としておこなう分野、一般のオフィス、レコードセンター、アーカイブズ(公文書管理機関)等におけるメタデータを使用した電子ドキュメント(文書)管理、電子記録管理、電子記録保存に関するものである。
メタデータを用いた電子記録管理の技術については、この10年あまりで、いろいろ提案がなされてきたが、いまだ発展途上にあり、その代表的なモデル、標準を示し、その問題点を示す。
非特許文献1によれば、国際標準に示された記録管理、アーカイブズマネジメントの分野では、「メタデータは、記録の文脈、内容、構造およびそれらの管理を時系列的に記述するデータ」として理解されている。
非特許文献2に記載されたこの電子記録管理ソフトウェア応用設計規格標準は、2000年ごろに開発され、当初メタデータの規格がなく、その後メタデータの規格が加わり、記録自身と記録の技術、またシステム関係のメタデータが定められている。しかし、メタデータ間の関係、時間的な関係に関する細かな機能、規格が定められているわけではないから、メタデータ間の関係が、時間も含めて関連付けられているとはいえない。
非特許文献3に示す標準は、メタデータで電子記録の集合、または電子記録の論理的に関係して構成されるファイルをXML形式で管理する電子記録管理に関する標準であり、電子的な記録、ファイル類をXML形式でカプセル化することに特徴がある。しかし、電子記録に関係する要求事項、業務、実行者等の実体が、記録集合、ファイルと共にカプセル化され、そのカプセルへ時間と共に関係情報が更新され、それらへ記録、ファイルが追加、削除されることはない。
非特許文献4も、XML形式で電子図書を管理するXMLスキーマのガイドラインであり、電子記録情報(コンテンツ)を、保存記述情報である記述メタデータ、技術メタデータ、権利メタデータ、保存メタデータおよび管理メタデータで組織化、構造化する方式であり、電子記録情報を、パッケージ化して管理するけれども、時系列的にパッケージ内容を外部からまた内部で増減するには適さない。
図5は、非特許文献5を整理して図にして示したものである。非特許文献5に示す国際標準では、図5に示すように、この目的を達成するため、A要求実体、B業務実体、C事項実体、D記録実体と、E関係実体から構成され(Sメタデータ標準は、各実体から構成されることを菱形と実線で結んで示している)、前の4つは、識別子、記述、使用、計画、履歴、関係で表現され、E関係実体は、識別子、実体識別子、関係、形式、日付で表される。
すなわち、A要求実体は、A1要求実体クラスとして、業務規定、政策、法令を含み、B業務実態は、階層的に、記録業務、包括機能、機能、プロセス、行為、処理を、C実行実体は、階層的に統括機関、実行機関、業務集団、機器、個人を、また、D記録実体は、階層的に公文書館、アーカイブ、シリーズ、ファイル、シリーズ(続きもの)、取引および項目を、サブクラスとして持つ。
図5において、階層関係を許容する記録管理に対する要求(A要求実体)、業務内容(B業務実体)、実行者・実施機器(C実行実体)と、記録自身(D記録実体)とそれらの関係を示すメタデータで、記録集合、アーカイブズ(公文書機関)が管理されるので、各実体に菱形で接続され回帰する実線は、各実体の階層関係にできることを示している。
すなわち、記録は、次のようにして、これらの実体を組み合わせて表現、管理される。
『A要求実体、B業務実体、C実行実体(作成者、使用機械等)、D記録実体、E関係実体』
したがって、このメタデータ標準では、記録集合を、B業務実体、C実行実体,D記録実体の階層構造と、A要求実体と、E関係実体とで、記録の登録時点で、管理することができるものの、記録実体と、それ以外のメタデータの時間関係、また、各メタデータ間の発生、終了との関係履歴が明らかにされない問題があった。すなわち、この標準は、システム間におけるメタデータの履歴、システム内の履歴とその盛衰を関連付けて管理する手法に対しては十分なものではない。すなわち、記録管理が日常的に行なわれていて、その記録集合が日常的に移管されるような場合の記録管理において、記録集合と、業務実体、実行実体等環境および要求に関するメタデータの履歴を逐次管理するための整合性を求めているものではない。
国際標準ISO15489-1 Information and documentation - Records management - Part 1: General, 2001 米国国防総省標準DoD 5015.02-STD Electronic Records Management Software Applications Design Criteria Standard, April 25, 2007 オーストラリア、ヴァージニア州記録管理標準Management of Electronic Records PROS 99/007 (Version 2),The Victorian Electronic Records Strategy (VERS), 6 Feburary, 2009 国立国会図書館「NDLデジタルアーカイブシステム:メタデータスキーマガイドライン(案)」2007年7月30日 国際標準ISO23081-2 Information and documentation - Records management processes - Metadata for records - Part 2: Conceptual and implementation issues, 2009
以上に示した、電子記録管理にメタデータを利用した従来技術は、記録集合に対応したメタデータが管理され、その関係メタデータや記録が捕らえられても、発生・利用・終了の記録の生存期間に対応して、要求、業務、実行等に関するメタデータの発生、利用および終了・処分を、異なるシステムへの対応を含めて管理するものではなく、記録集合と関係メタデータとの時系列的、また関係性を含めて統合的に管理できないだけでなく、電子記録管理システム、あるいは電子記録保存管理システムス等で管理される記録集合に関して、各実体の時間発生・終了を、異なるシステムを含む電子記録管理システムにおいて記録管理が適切にできない問題があった。
加えて、これらの先行技術では電子記録を異なるシステムに効率的に入力、記録保存するため、大量または区切りのついた記録集合を大規模に行うこととなり、そのシステム移行の柔軟性に欠ける問題があった。
本発明は、記録集合としてだけでなく、要求、業務、実行者の盛衰、また、電子記録管理システムの盛衰、システム移行を含んで、すなわち、メタデータにより規定して、電子記録管理システム内だけでなく、システム移行、異なるシステムでのメタデータの整合性を管理し、記録集合を、同一システム内のほか、移行されたシステムにおいても記録集合をメタデータで規定して、管理する技術である。
本発明は、また、前記の課題解決に加え、直接記録集合にかかわるメタデータ以外のメタデータを、電子記録管理システム内で、時系列的に一括管理し、異なる記録集合に対しても利用することにより、これらのメタデータを少ない情報量で、効率的な管理、利用ができるようにする技術である。
本発明は、電子記録管理システム内で、記録集合オブジェクト(電子的な文書、記録を、以後「オブジェクト」という)およびそのメタデータ、関連メタデータを、それ自身である実体(以後、「実体」という)の発生・終了、システム外への転送、システム内での発生・終了という異なる時間関係により、記録関係のメタデータ、関係メタデータの発生・終了を管理し、関係メタデータの本来の生存期間を過ぎた場合でも、記録集合オブジェクトで管理が不要になった場合(すなわち、メタデータによる規定が不要になった場合)にのみ、処分し、オブジェクト集合、そのメタデータ、および関連メタデータ集合の異なるシステムにおける整合性を確保し、電子記録集合をシステム内、また異なるシステムで統合的に管理する。
図6を参照すると、実際に文書が作成された状況における「文書管理」、それらの文書を記録として管理する「電子記録管理システム1」、そのシステム内に保持された記録を保存の目的で管理する別のシステム、「電子記録管理システム2」において、文書、記録および保存用記録を管理するため、それぞれの管理において、メタデータを次のように区分けしている。
ここで、第1の時間は、メタデータの対象である実体が存在する期間を示し、第2の時間は、システム内でのメタデータの保有期間・有効期間を示す。従来、電子記録管理システムにおいては、記録自身に関しては、発生から終了までの保有期間が管理されていたが、その他の関係する実体に対しては、保有期間・有効期間が管理されていなかった。また、転送時間は、異なる管理システムへの転送する時間を示しているが、第2の時間終了前にシステム外に転送しないと、記録が処分されてしまうので、その前提で記録の保有機関が定められるべきであるから、転送時間と第2の時間は重要である。
図6では、文書管理、電子記録管理システム1および電子記録管理システム2を、D記録(文書)実体、B業務実体、C実行実体に対し、次の管理をおこなう。
(1)文書管理
『・第1メタデータ0:D文書(記録)実体に相当 ・第2メタデータ0:B業務実体、C実行実体に相当 ・第3メタデータ:A要求実体』に相当し、文書の作成された段階での管理をおこなう。
(2)電子記録管理システム1
『・第1メタデータ1:D記録実体に相当 ・第2メタデータ1:B業務実体、C実行実体に相当 ・第3メタデータ1:A要求実体』に相当し、電子記録管理システム1で記録管理をおこなう。
(3)電子記録管理システム2
『・第1メタデータ2:D記録実体に相当 ・第2メタデータ2:B業務実体、C実行実体に相当 ・第3メタデータ2:A要求実体』に相当し、電子記録管理システム2で記録保存管理をおこなう。
ここで、文書管理がなされる第1の時間において、第1、第2および第3メタデータ0は、それらの実体が終了すれば、終了し、記録管理システム1および2においては、そのシステムにおける設定された第2の時間が終了すれば、これらは終了するはずであるが、第1メタデータの終了まで、第2および第3のメタデータが保有されないと、第2および第3のメタデータが記録集合を規定して記録、記録保存を行う電子記録管理システムは成り立たないし、また、第1、第2および第3メタデータは、最低、終了するべきときまで、維持・保有されることを示している。図6では、各メタデータが、メタデータとしての発生から終了に関しては、実線で示し、点線は実際に発生していない記録開始前、また、転送により管理されるメタデータ、また終了されるべきメタデータが、第1または第2のメタデータを規定しているため、終了が遅れているメタデータを示す。
文書作成状態において、第1、第2および第3メタデータ0の発生後、記録管理をするため、「電子記録管理システム1」(「システム1」という)においてこれらメタデータ1とオブジェクトおよび関係データの記録を開始し、第1、第2および第3のメタデータ1および関係データをとして保持させ、また、それらの終了時において、その終了を「システム1」内に保持させ、記録開始時の各情報を、記録保存するため、「電子記録管理システム2」(「システム2」という)に転送し、また、第1、第2および第3のメタデータ0が終了した時点以降で、第1、第2および第3メタデータ1の終了前に「システム1」から「システム2」に転送し、記録保存をおこなうことにより、記録管理、記録保存がおこなえることを示している。ここで、「システム1」において、転送に第1および第2の転送があるのは、文書管理のメタデータは、一般にその発生時から終了時の間に変更があり、また終了時を確認しないと、記録管理のメタデータを終了することができないからである。なお、「電子記録管理システム1では、第1メタデータ1には保有期間が設けられ、それにともない第2および第3メタデータ1も終了時以降に処分されて、記録管理が適切に行われ、また、「システム2」においては、第1メタデータ2に付与された保存期間に対応して、第2および第3メタデータ2の終了時を変更する。また、「システム1」の第3メタデータ1は、第1メタデータ1のほか第2メタデータ1の終了・処分を待って、処分される。「システム2」の第2、第3メタデータ2の処分も、「システム1」と同様である。
以上文書管理から電子記録管理、電子記録保存管理へのメタデータおよび関係情報を転送、管理するため、「電子記録管理システム1および2」では、第2メタデータ1/2は、当該メタデータ終了時点以後、第1メタデータ1/2が終了した後、終了し、第3メタデータ1/2は、当該メタデータ終了時点以降で、第1、第2メタデータ1/2が実際に終了後、終了する。すなわち、本発明では、第2メタデータおよび第3メタデータを終了する場合、それぞれ、第1のメタデータが関係しているかどうか、および第1および第2のメタデータが、当該メタデータと関係しているかどうかを確認する機能を、電子記録管理システム内に含んで実現される。
図6に時間関係で示したものを、第1、第2および第3のメタデータ群の、電子記録管理システムに入力、システム外に転送、システム内で処分する本発明のメタデータの基本機能を整理したものが、図7である。
図7を参照すると、メタデータ群の入力は、第3、第2、第1のメタデータ群の順におこない、後の順のメタデータ群は、先のメタデータ群が設定され、後の順のメタデータ群を規定する要求実体、業務実体、実行実体等が設定されたのち。後の順位のメタデータが設定される。また、メタデータ群の転送も、同様に、第3、第2、第1のメタデータの順に行う。さらに、メタデータ群の終了、処分は、逆に第1のメタデータ群、第2、第3のメタデータの順におこなう。
これらの一連の動作は、第1のメタデータは記録自身に関係するものであるから、その単位が最も小さく、第2のメタデータは、業務、組織、作成者等、複数の記録を有するメタデータ群であり、第3のメタデータは、転送、処分、権限などの要求事項を管理するメタデータであるから、第1のメタデータ、第2のメタデータよりも広範囲で、先にその条件を設定し、最小単位の記録に関するメタデータがなくなったときに処分されないと管理できないからである。
すなわち、第1のメタデータ群は、記録自身を規定するものであり、第2のメタデータ群は、記録がおかれた環境、すなわち、業務、実行者、作成機器などを規定するものであり、第3のメタデータ群は、記録および記録の環境に対する要求事項である発生・終了、転送、権利関係等を規定するものであり、記録またはその環境が消滅するまで、それら自身の本来の生存期間を過ぎても生存しないといけない。そこで、これらのメタデータの生存期間は、それ自身の本来与えられた生存期間を超えて、規定すべきメタデータがあれば、その間、電子記録管理システム内で生存し、処分されない。
なお、第3のメタデータが、第2および第1のメタデータを規定する、また、第2のメタデータが第1のメタデータを規定するとは、それらのメタデータを、第3あるいは第2のメタデータが、第1、第2の時間および転送時間の中で、分類し、管理することに相当する。
これらの関係は、実際の電子記録管理システムでは、リレーショナル・データベースのメタデータ群をテーブルで構成した場合、テーブル間のリレーションにより、簡単に実現できるし、また、XMLツリーであれば、ツリー間のリンクや、他のツリーで利用しているかどうかを、ツリー間のリンクや、問合せにより実現できる。
本発明は、電子記録管理システム内で、記録集合オブジェクトおよびそのメタデータ、関連メタデータを、それ自身である実体(以後、単に「実体」という)の発生・終了、システム外への転送、システム内での発生・終了という異なる時間関係により、記録関係のメタデータ、関連メタデータの発生・終了を管理し、また、記録集合の発生する環境(業務、組織、作成者、作成環境等)、要求事項に関するメタデータを本来の生存期間が過ぎた場合でも、記録集合や、発生環境を規定している場合(すなわち使われている場合)には、システム内で規定をする必要がなくなった場合にはじめて処分するため、メタデータ保持手段のほか、それらの処理手段、転送手段を設け、その管理をしてメタデータ相互間の整合を取って、記録集合を電子記録管理システム内、また異なるシステムで統合的に管理する。
本発明は、電子記録情報にメタデータを利用してこれら情報を管理するシステムを実現する。なお、その技術手法は、メタデータ中にも、図5に示した各業務実体中の「使用」条件として、また、C実行実体中の「C2機器」として、技術手段をメタデータに含むことができる。
以上述べた原理により、第1、第2および第3メタデータ発生終了を、関係メタデータ及び関係情報と関連づけることにより、メタデータを用いて、メタデータそれ自身及び相互間の整合性を持たせ、信頼性の高い記録管理システム、記録保存管理システムを実現できる。すなわち、電子記録管理システムおよび電子記録保存管理システムにおいては、記録関係の第1のメタデータだけでなく、第2および第3のメタデータとの時系列での関連性をシステム内およびシステム間において確保することにより、システム的に記録自身の信頼性を確保する。
本発明の原理を電子的な記録集合に適用することにより、電子的な記録、記録保存の信頼性を確保し、業務、組織および記録管理に適切な証拠として利用できるシステムを提供する。すなわち、本発明は、電子記録管理システムが変わっても、記録情報、記録関連のメタデータ、その他のメタデータを相互に整合させ、統合性、信頼度、真実性の高い記録管理システム、記録保存システムを実現させる。
従来の電子記録管理システムでは、業務の区切り時点、または終了後、記録集合が、記録保存のために他のシステムに転送されていたが、本発明によれば、現用の「システム1」と、記録保存用の「システム2」との間で、メタデータ、記録オブジェクトおよび関係情報を定期的に、あるいは、頻繁に、記録集合の登録が未完結で他のシステムに転送しても、両システム間の整合性を高めることができる。その場合、第2および第3のメタデータは、第1のメタデータを含む記録情報を規定していなくとも、近い将来規定することがあるので転送および保有されることは必須である。
本発明は、管理する実体、あるいはシステムと関係づけて、記録集合を管理するため、メタデータを3つのタイプの時系列で管理するよう、データベースやXMLツリー等に組合せに適用して実現する。すなわち、本発明によれば、記録管理、記録保存用の電子記録管理システムは、近年発展の進んでいるコンピュータシステムを用いて実現し、メタデータと関連情報は汎用的なコンピュータOSを用い、標準的なリレーショナル・データベースなどデータベース、あるいはXMLツリーの組み合わせと、応用ソフトウェアにより一般的に実現できる。
本発明の詳細な原理を、以下に、図1ないし図3を参照して、実施の形態により説明する。図1は、それぞれ、本発明請求項1を説明する第1の実施の形態を示す図、図2は、本発明請求項2を説明する第2の実施の形態を示す図、図3は、本発明第3の請求項を説明する第3の実施の形態を説明する図である。
先ず、図1を参照して、本発明請求項1に相当する第1の実施の形態の説明をする。図1を参照すると、本発明の第1の実施の形態は、数多くの記録自身のメタデータ群、記録オブジェクト群および関連するメタデータ群を管理、特定、保有、利用するための図1に示された電子記録管理システムにおいて、実体メタデータ群の発生終了を示す第1の時間、メタデータのシステム内での発生終了を示す第2の時間およびメタデータ類の外部への転送を示す転送時間を有し、次の(1)ないし(15)の手段を含む。
(1)記録情報自身の第1のメタデータ群と関連するオブジェクト、第1のメタデータ群の発生利用環境を示す第2のメタデータ群および第2の時間を含む要求機能を示す第3のメタデータ群との関係データを入力データ10m(「第1のメタデータ群等10m」という)として、第1の入力指示手段7からの入力指示により保持し、第1の転送手段41の出力から、当該保持手段に保持されている転送時間を識別し、転送されていないメタデータ群、オブジェクト群および関係データ群30n(「第1メタデータ群等30n」という)を出力する第1の保持手段10
(2)第1の保持手段10への入力メタデータ群および関係するオブジェクト群ならびに関係データを入力させる第1の入力手段7
(3)転送指示手段4のトリガーで、第1の保持手段10に保持されている転送時間を識別し、転送されていないメタデータ群、オブジェクト群および関係データ群30nを第1のトリガー信号41tとともに外部に転送する第1の転送手段41
(4)処分指示手段5のトリガーで、第1の保持手段10に保持された第2の時間を識別して、第1のメタデータ群、関連オブジェクトおよびメタデータ関係データの処分を行う第1の処分手段51
(5)記録情報自身のメタデータ群の発生利用環境を示す複数組の第2のメタデータ群である入力メタデータ20m、21mおよび22mを、第2の入力指示手段8の入力指示ともに、それぞれ保持し、第2の転送手段42の出力から、当該保持手段に保持されている転送時間を識別し、転送されていないメタデーター群20n、21nおよび22nを出力する複数組の第2の保持手段20、21および22
(6)第2の保持手段20、21および22への入力データを入力させる第2の入力指示手段8
(7)転送指示手段4のトリガーで、第3の保持手段30に保持されている転送時間から第2の保持手段20、21、23に保持されているメタデータにおける転送時間を識別し、転送されていないメタデータ20n、21nおよび22nを、第2のトリガー信号42tとともに外部に転送する第2の転送手段42
(8)処分指示手段5のトリガーで、第3の保持手段30に保持された第2の時間識別して第2の保持手段20、21および22に保持された終了すべきメタデータ群で、第1のメタデータ群を規定していないものを処分する第2の処分手段52
(9)第2の時間の指定を含む第3のメタデータ群30mとして、第3の入力指示手段9からの入力指示により、入力し、第3の転送手段43の出力と、当該保持手段に保持されている転送時間を識別し、転送されていない第3のメタデータ群30nを出力する第3の保持手段30
(10)第3の保持手段10への入力メタデータ群30mを入力させる第3の入力指示手段9
(11)転送指示手段4のトリガーで、第3の保持手段30に保持されているメタデータから、第3の保持手段30に保持されている転送時間を識別し、転送されていないメタデータ30nを、第3のトリガー信号43tとともに外部に転送する第3の転送手段43
(12)処分指示手段5のトリガーで第3の保持手段30に保持された第2の時間識別して第3の保持手段に保持されている第2の時間のメタデータ群により、処分されるべきメタデータで、第1および第2の保持手段に保持されたメタデータを規定していないものを処分する第3の処分手段
(13)第1、第2および第3の転送手段41,42および43に転送指示をおこなう転送指示手段4
(14)第1、第2および第3の処分手段51、52および53に処分指示をおこなう処分指示手段5
(15)第1、第2および第3の保持手段10、20、21、22および30内のメタデータを選択し、第1の保持手段10に保持されたメタデータ、オブジェクトを含む記録関係データを選択・出力するアクセス手段6
図1において、特に、各保持手段への入力開始以降では、第1の保持手段30に保持される第3のメタデータ群は、第2の保持手段20、21および22に保持される第2のメタデータ群および第1の保持手段10に保持される第1のメタデータ群への要求を規定し、第2の保持手段20,21および22に保持される第2のメタデータ群も第1のメタデータ群の環境を規定する。各保持手段のデータが入力、転送され、各保持手段の保持内容を終了、処分する場合には、第3のメタデータ群は、第2および第1のメタデータ群で使用されなくなって(すなわち、規定する必要がなくなって、)はじめて処分され、第2のメタデータ群を、終了、処理する場合には、第1のメタデータ群に使用されなくなってはじめて、処分されるよう、処分手段51、52および53が動作する。これらの関係を、菱形のマーク、実線および矢印が示している。これらの関係は、先に示した、図7の各メタデータ群の機能に対応している。
本発明請求項1の実施の形態である電子記録管理システムは以下の動作をおこなう。先ず、入力動作について説明する。第3の入力動作において、第3の入力指示手段9の入力指示とともに第3の入力メタデータ群30mを第3の保持手段30に入力し、第2の入力動作において、第2の入力メタデータ群20m、21mおよび22mを、第2の入力指示手段8の入力指示とともに3組の第2の保持手段20、21および23に入力し、第1の入力動作において、第1のメタデータ群等10mとして、第1の入力指示手段7の入力指示とともに第1の保持手段10に入力、保持する。
入力動作においては、第1のメタデータ等は、第2および第3のメタデータが定まらないと、第1のメタデータとの関係が定まらないことから、第3、第2および第1の入力動作を、順に行う。また、第1のメタデータ群およびオブジェクト群を入力する際、第2および第3のメタデータとの関係データを入力する。
次に転送出力動作について説明する。第3の転送出力動作において、転送指示手段4の出力により、第3の転送手段43は、第3の保持手段30の出力から、第3の保持手段30に保持されている転送時間を識別し、転送されていないメタデータ群を出力信号30nとして、トリガー信号43tとともに電子記録管理システム外に転送する。第2の転送出力動作においては、転送指示手段4の出力により、第2の転送手段42は、第3の保持手段30に保持されている転送時間から、第2の保持手段20、21および22に保持されているメタデータ群の転送時間を識別し、転送されていないメタデータ群を出力信号20n,21n,22nおよびトリガー信号42tとして、システム外に転送する。また、第1の転送出力動作において、転送指示手段4出力により、第1の転送手段41は、第3の保持手段30に保持されている転送時間から、第1の保持手段10に保持されている転送時間を識別し、転送されていないメタデータ群、オブジェクト群およびメタデータ関係データ、第1のメタデータ群等10nを、トリガー信号41tとともにシステム外に転送する。
各保持手段では、定められた外部システムに転送がおこなわれたことを示す履歴データを保持し、同一のデータの転送を複数回おこなわないようにする。また、第1、第2および第3のメタデータ群等10n、20n、21n、22nおよび30nの転送は、第3の保持手段30に保持された転送時間のメタデータを識別しトリガー信号41t、42とおよび43tとともにおこなう(図1では、第3の保持手段30は転送時間を第1、第2および第3の転送手段41、42および43に与えている。また、第2および第1の保持手段20、21、22および10は、第3の保持手段30と菱形のマーク、実線及び矢印でつながっていて、第3の時間関係等のメタデータの示す要求事項により規定されていることを示している)。なお、図7に示した通り、転送動作においては、第1、第2および第3の保持手段への入力動作と同様、第3、第2、第1の転送の順に行なう。
次に処分動作について、説明する。処分指示手段5の出力および第3の保持手段30の出力である第2の時間により、第1の処分動作において、第1の処分手段51は、第1の保持手段10に保持されている第1のメタデータ群等のうち、処分すべきデータを処分し、第2の処分動作において、第2の処分手段52は、3組の第2の保持手段20、21および22に保持された処分されるべきメタデータ群のうち、第1の保持手段10に保持されたメタデータ類を規定しない第2のメタデータ群を処分し、第3の処分動作において、第3の処分手段53は、第3の保持手段30に保持された処分されるべきメタデータ群のうち、第1および第2の保持手段に保持されたメタデータ群を規定しないメタデータ群を処分する。
そのため、第3の保持手段30内の処分されるべきメタデータは、第2の保持手段20、21および22、第1の保持手段10の保持しているメタデータを、規定していないことを確認して処分され(第1の保持手段10は、各保持手段に、菱形のマーク、実線及び矢印により、ほかの保持手段に保持されたメタデータにより規定されていることを示す)、第1のメタデータが第2および第3のメタデータを規定していれば、該当するメタデータは処分されない。
同様に、第2の保持手段20、21および22内の処分されるべきメタデータは、第1の保持手段100メタデータの規定を規定しているかどうかを確認して処分され(同様に、第2の保持手段20、21、22は、菱形のマーク、実線および矢印により、第1の保持手段10は、第2の保持回路20,21および22に保持されたメタデータにより規定されていることを示す)、第2のメタデータが第1のメタデータが規定していれば、第2のメタデータは処分されない。
すなわち、第1の処分動作は、記録集合の第1のメタデータ、オブジェクトおよび関係情報群のうちで、その記録開始・終了は、記録自身の保有期間にあたり、終了すべき時点後速やかに処分されればよいが、第2の処分動作にあたる第2のメタデータ群は、対応する第1のメタデータ群等を規定している場合には、その対応が終了するまでは処分されてはならず、第3のメタデータ群も、その終了すべき時点でも、第1および第2のメタデータ群を規定している場合には、それがなくなるまで処分されないよう、各処分手段は、記録保持手段内容を処分する。
アクセス動作においては、アクセス手段6により、記録管理システム内の第1、第2および第3の保持手段30,20,21,22および10を選択アクセスし、その対応する保持手段に保持されたメタデータおよびにオブジェクトを選択・指定し、記録管理システム内に保持されているメタデータおよびオブジェクトを出力する。
これらの一連の動作により、図7に示したメタデータ類の入力、処分の動作機能にあるように、第1の時間で発生終了するオブジェクト群とそれに直接間接関係するメタデータ群およびその関連データ群を、第2の時間に従い、これらをシステム内で処分し、第1、第2および第3のメタデータ群およびオブジェクト群ならびに関係データ群を管理することを特徴とする電子記録管理システムを実現する。
図5に示したメタデータ標準との関係においては、第1の保持手段10が、D記録実体の保持手段に相当し、3組の第2の保持手段20、21、22は、B業務実体、C実行実体、また、Dの記録実体の集合を保持するよう対応していて、第3の保持手段30は、A要求実体の集合の保持手段に対応している。
また、図6との関係では、「システム1」の第1の時間の発生終了、転送時間、第2の時間であるシステム内の時間関係を示し、本発明においては、第1の時間は、第2の時間の「システム1」における入力動作において、入力指示手段7、8および9の出力が第1、第2および第3の保持手段10、20、21および22ならびに30に、第1、第2および第3のメタデータ群等を与え、それぞれの保持手段がこれらを保有し、転送時間の関係は、転送動作において、第3の保持手段30と、第1、第2および第3の転送手段41、42および43と、転送指示手段4により確保され、第2の時間関係は、処分動作において、保持手段30と、第1、第2および第3の処分手段51、52および53と、処分指示手段5により確保される。ところで、「システム1」から外部のシステムへのメタデータの転送は、文書管理における第1の時間が終了したのち最終的におこなわれ、その時間は最初の転送時間では判明していないことが多いので(業務の終了、作成者の任期切れ時期などは、当初から明らかではない)、「システム1」においては、2回転送がなされている。
なお、第3の保持手段30の機能は、第1、および第2の保持手段10、20、21および22に分散させて、時間管理を行い、動作させることもできる。
次に、本発明第1の実施の形態に、第1、第2および第3の入力指示手段に修飾指示機能と第1、第2おおび第3の保持手段に修飾機能を含んで、電子記録保存管理システムとして好適な電子記録管理システムとして実現する本発明請求項2に相当する第2の実施の形態を、図2を参照して、以下に説明する。
図2を参照すると、本発明の請求項2の実施の形態は、請求項1の電子記録管理システムにおいて、請求項1の(1)、(2)および(3)、(5)、(6)および(7)の手段、ならびに(9)、(10)および(11)の手段に、それぞれ、(1A)、(2A)および(3A)、(5A),(6A)および(7A)、ならびに(9A),(10A)および(11A)の機能を含み、第1、第2または第3のメタデータ群およびオブジェクト群ならびにメタデータ関連データを修飾することを特徴とする電子記録管理システムである。
(1A)第1の入力指示手段7の指示と、第1の転送手段41の出力により、転送された第1のメタデータ群等10mを修飾して入力メタデータ群30mを入力する入力修飾機能を含む第1の保持手段10
(2A)第1の保持手段10への入力に対し、第1のメタデータ群等入力10mを修飾して入力する機能を有する第1の入力指示手段7
(3A)第1のトリガー信号41sで、第1の入力指示手段7の指示により、第1のメタデータ群等10mの修飾されたものを第1の保持手段10に、入力・保持させる機能を含む第1の転送手段41
(5A)第2の入力手段8の指示と、第2の転送手段42の出力により、転送された第2のメタデータ群20m、21mおよび22mを修飾して入力する入力修飾機能を含む第2の保持手段20、21および22
(6A)第2の保持手段20,21および22への入力に対し、それぞれ入力20m、21mおよぎ22mを修飾してデータを入力する入力修飾機能を含む、第2の入力指示手段8
(7A)第2のトリガー信号42sで、第2の入力指示手段8の指示により、第2のメタデータ群20m、21mおよび22mの修飾されたものを第2の保持手段20、21および22に、入力・保持させる機能を含む第2の転送手段42
(9A)第3の入力指示手段9と、第3の転送手段43の出力により、転送された第3のメタデータ群入力30mを修飾して入力する入力修飾機能を含む第3の入力修飾機能を含む、第1の実施の形態の第3の保持手段30
(10A)第3の保持手段30への入力に対し、入力30mを修飾してデータを入力する機能を含む、第3の入力指示手段9
(11A)第3のトリガー信号43sで、第3の入力指示手段9の指示により、第3のメタデータ群30mの修飾されたものを保持させる機能を含む、第3の転送手段43
図2において、特に、第1の実施の形態と同様、各保持手段への入力開始以降では、第3のメタデータ群は、第2のメタデータ群および第1のメタデータ群を規定するよう、また、第2のメタデータ群は、第1のメタデータ群を規定するよう、転送手段41,42および43が動作し、また、各保持手段の保持内容が終了、処分する場合には、第3のメタデータ群は、第2および第1のメタデータ群を規定する必要がなくなってはじめて、処分し、第2のメタデータ群が終了、処分する場合には、第1のメタデータ群を規定する必要がなくなってはじめて、処分するよう、処分手段51、52および53が動作し、その接続関係の菱形のマーク、実線および矢印は、第3、第2の保持回路に保持されたメタデータにより第2、第1の保持手段が規定されることを示している(図7にその条件と機能を示したことはすでに説明した)。
転送入力動作について、説明する。先ず、第3の転送動作において、第3の転送手段43へのトリガー信号43sを与えて、その出力と転送指示手段4からの出力により、第3のメタデータ群30mを入力指示手段9により修飾して、第2の時間(処分時間)、転送時間を含むメタデータ群の修飾をおこない、第3の保持手段30に保持する。
次いで第2の転送動作において、トリガー信号42sを与えて、その出力と転送指示手段4からの信号により、3組の第2のメタデータ群20m、21mおよび22mが第2の入力指示手段8により、第2の時間(処分時間)、転送時間の指定等を修飾し、メタデータを第2の保持手段20、21および22に保持する。さらに第3の転送動作において、トリガー信号41sを与えて、その出力と転送指示手段4からの信号により、第1の入力指示手段7により、第2の時間(処分時間)、転送時間の指定等を修飾し、数多くの記録に関するメタデータ群および関連するオブジェクト群ならびに第1のメタデータ群の関係データを第1の保持手段10に保持する。
すなわち、各保持手段に保持される転送時間、第2の時間等は、保持手段10、20,21、22、および30に対しては、それぞれ第1、第2および第3の入力指示手段7、8および9の指示により、各データの当該システムへの転送メタデータ群30m、20m、21m、22mおよび10mおよびトリガー信号43s、42sおよび43sとして与えられ、保存期間、要求事項等の修飾がされて、各保持手段に入力されるメタデータ群が定められる。この各保持手段に修飾して入力することは、保存を目的とする電子記録管理システムにおける記録集合の管理運用面として、たいへん重要な機能である。
次に、転送出力動作においては、第1の実施の形態と同様に以下のような動作をおこなう。第3の転送出力動作において、転送指示手段4の出力により、第3の転送手段43は、第3の保持手段30の出力から、第3の保持手段30に保持されている転送時間を識別し、転送されていないメタデータ群を出力信号30nとして、トリガー信号43tとともに別のシステムに転送する。第2の転送出力動作においては、転送指示手段4の出力により、第2の転送手段42は、第2の保持手段20、21および22の出力から、第2の保持手段20、21および22に保持されているメタデータ群から転送時間を識別し、転送されていないメタデータを出力信号20n,21n,22nおよびトリガー信号42tとして、外部に転送する。また、第1の転送出力動作において、転送指示手段4出力により、第1の転送手段41は、および第1の保持手段10の出力から、第1の保持手段10に保持されているメタデータ群から、第1の保持手段10に保持されている転送時間を識別し、転送されていないメタデータ群、オブジェクト群およびメタデータ関連データ10nを、トリガー信号41tとともに外部に転送する。
なお、転送動作においては、入力、出力動作とも、第1、第2および第3の保持手段への入力動作と同様、第3、第2、第1の転送の順に行なうことは、第1および第2の実施の形態と同様である。
また、第1の処分動作において、処分指示手段5出力により、第1の処分手段51は、第1の保持手段10に保持されている第1のメタデータ群及びそれに関連するオブジェクトならびに関連データのうち、第2の時間により処分すべきデータを処分し、第2の処分動作において、第2の処分手段52は、3組の第2の保持手段20、21および22に保持された処分されるべきメタデータ群のうち、第1の保持手段10に保持されたメタデータ群に関連しないメタデータ群を処分し、第3の処分動作において第3の処分手段53は、第1の保持手段30に保持された処分されるべきメタデータ群のうち、第1および第2の保持手段10、20、21および22に保持されたメタデータに関連しないメタデータ群を処分する。
すなわち、第1の処分動作においては、記録自身の第1のメタデータ、オブジェクト、その他のメタデータとの関係を示すデータを、その記録開始・終了は、記録自身の保有期間の後、終了すべき時点後、速やかに処分すればよいが、第2の処分動作においては、第2のメタデータ群が、対応する第1のメタデータ群を規定している場合には、その対応が終了するまで処分せず、第3のメタデータも、その処分されるべき時点でも、第1または第2のメタデータ群を規定している場合には、それらがなくなるまで処分されない。
そのため、第1の保持手段10の内容は、第2の保持手段20、21および22、第3の保持手段30のメタデータに、規定されるようになっている(各保持手段には、菱形のマーク、実線および矢印により、第1の保持手段10に対し、メタデータにより規定していることを示)。同様に、第2の保持手段20、21および22は、第3の保持手段30と関係づけられていて(同様に、第2の保持手段20、21、22は、菱形のマークにより実線により、第1の保持手段10を規定している)、第2のメタデータが第3のメタデータを規定している限り、第3のメタデータは処分できない。
なお、図1において、手段から手段、データ、信号から手段、手段からデータおよび信号類への点線の矢印は、データ、信号の送信がおこなわれていることを示す。以下の図2ないし図4においても、同様である。
アクセス動作においては、アクセス手段6により、電子記録管理システム内の第1、第2および第3の保持手段10、20、21、22および30を選択アクセスし、その対応する第1の保持手段に保持されたメタデータおよびオブジェクトを選択・指定し、記録管理システム内に保管されているメタデータおよびオブジェクトを出力する。
なお、図5に示した、メタデータ標準との関係においては、第1の保持手段10が、D記録実体の保持手段に相当し、3第2の保持手段20、21、22は、B業務実体、C実行実体、また、Dの記録実体の集合などを想定している。
また、図6との関係では、図5の対象としていない第1の時間の発生終了、第2の時間である転送時間、第2の時間であるシステム内の時間関係を示し、本発明においては、第1の時間関係は、それぞれの保持手段で確保し、第2の時間関係は、第3の保持回路30と、第1、第2および第3の転送手段41、42および43と、転送指示手段4により確保され、第2の時間関係は、保持手段30と、第1、第2、第3の処分手段51、52および53と、処分指示手段5により確保される。
なお、第3の保持手段30の機能は、第1、および第2の保持手段に分散させて、時間管理を行い、動作させることもでき、請求項2である本実施の形態を適用したものに相当する。
次に、図3を参照して、本発明請求項3に相当する第3の実施の形態を示す。図2を用いて、第2の実施の形態において説明した電子記録管理システムにおいて、第1の保持手段を既存のものに加えて新規のものとふたつ持ち、それに対応した第1の新規転送手段および第1の新規処分手段を含む、本発明請求項2に相当する第3の実施の形態について説明する。なお、既存の手段については、特に既存と示さず、新規の手段のみ、新規保持手段、新規転送手段、新規処分手段等として示す。
図3を参照すると、実体メタデータ発生終了を示す第1の時間、メタデータのシステム内での発生終了を示す第2の時間およびメタデータ類を外部への転送を示す転送時間を有し、数多くの記録自身のメタデータ群、オブジェクト群および関連するメタデータ群数を管理、特定、保有する図3に示された電子記録管理システムにおいて、本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態に、次の(16)ないし(18)の手段を含み、実施の形態1および実施の形態2の(8)、(12)および(15)項は、新たに追加された(8B)、(12B)および(15B)の機能を含む。
(16)転送指示手段4の出力および第3の保持手段30の出力を、第1の転送手段41の出力であるトリガー信号41tとともに、転送指示手段4の出力および第3の保持手段30の出力を、第1の新規転送手段41Nに入力し、その出力で、第1の入力指示手段7の出力により修飾された第1の保持手段10の第1のメタデータ群等10nを保持する第1の新規保持手段10N
(17)転送指示手段4の出力および第3の保持手段30の出力ならびに第1の転送手段41t出力により転送時間に対応した第1の新規保持手段10Nに保持されたメタデータ群等10Nnを他のシステムへ転送する第1の新規転送手段41N
(18)処分指示手段5の出力および第3の保持手段30出力により第1の新規保持手段10Nに対応した第2の時間で終了されるべき第1のメタデータ群等のみを終了する第1の新規処分手段10N
(8B)第1の保持手段10のほか、第1の新規保持手段10Nに保持された第2の時間を識別して、第1のメタデータ群等を規定していないもので、処分するべきメタデータを処分する第2の処分手段52
(12B)第3の保持手段30に保持されている第2の時間のメタデータ群により、処分されるべきメタデータ群で、第1および第2の保持手段の他、第1の新規保持手段の内容を規定していない、処分するべきメタデータ群を処分する第3の処分手段53
(15B)第1の保持手段10、第1の新規保持手段10Nと、それに対応した第2の保持手段20、21および22,および第3の保持手段30を選択的にアクセスし、システム内に保持されたオブジェクトおよびメタデータを出力する機能を含む、請求項1のアクセス手段6
図3において、特に、第1、第2の実施の形態と同様、各保持手段への入力開始以降では、第3のメタデータ群は、第2のメタデータ群および第1のメタデータ群を規定するよう、また、第2のメタデータ群は、第1のメタデータ群を規定するよう、入力手段1,2および3、転送手段41および41N、42ならびに43が動作し、また、各保持手段の保持内容が終了、処分する場合には、第3のメタデータ群は、第2および第1のメタデータ群を規定しなくなってはじめて、処分され、第2のメタデータ群が終了、処分される場合には、第1のメタデータ群を規定しなくなってはじめて、処分されるよう、処分手段51および51N、52ならびに53が動作し、その接続関係の実線との菱形のマークが示している(図7の表にその動作機能を示したことは第1の実施の形態で説明した)。
本発明請求項3の実施の形態である電子記録管理システムは、請求項1の実施の形態である電子記録管理システムと同様に、以下の動作をおこなう。先ず、入力動作について説明する。第3の入力動作において、入力メタデータ30mとして、第3の入力指示手段9の入力指示とともに第3のメタデータ群を第3の保持手段30に入力し、第2の入力動作において、入力メタデータ20m、21mおよび22mとして、第2の入力指示手段8の入力指示により3組の第2のメタデータ群を第2の保持手段20、21および23に入力し、第1の入力動作において、第1の入力手段1から数多くの記録集合に関するメタデータ群及び関連するオブジェクト群ならびに関係情報を、10mとして、第1の入力指示手段7の入力指示とともに第1の保持手段10に入力、保持する。
入力動作においては、第1のメタデータ等は、第2および第3のメタデータが定まらないと、第1のメタデータとの関係が定まらないことから、第3、第2および第1の入力動作を、順に行う。また、第1のメタデータ群およびオブジェクト群を入力する際、第2および第3のメタデータとの関係データを入力する。
次に転送出力動作について説明する。第3の転送出力動作において、転送指示手段4の出力により、第3の転送手段43は、第3の保持手段30の出力から、第3の保持手段30に保持されている転送時間を識別し、転送されていないメタデータ群を出力信号30nとして、トリガー信号43tとともに別のシステムに転送する。第2の転送出力動作においては、転送指示手段4の出力により、第2の転送手段42は、第2の保持手段20、21および22の出力から、第2の保持手段20、21および22に保持されているメタデータ群から転送時間を識別し、転送されていないメタデータを出力信号20n,21n,22nおよびトリガー信号42tとして、外部に転送する。
また、第1の転送出力動作において、転送指示手段4出力により、第1の転送手段41は、第3の保持手段30の出力で、第1の保持手段10に保持されているメタデータ群から、第1の保持手段10に保持されている転送時間を識別し、転送されていないメタデータ群、オブジェクト群およびメタデータ関連データ10nを、第1の転送指示手段7により修飾されて、トリガー信号41tとともに、第1の新規保持手段10Nに転送する。すなわち、第1の新規保持手段10Nには、第1の保持手段10に含まれるデータが修飾され、その第2の時間、転送時間を含むデータ類が修飾されて保持される。さらに、第1の新規転送出力動作において、転送指示手段4出力により、第1の転送手段41Nは、第3の保持手段および第1の新規保持手段10Nからの、第1の新規保持手段10Nに保持されているメタデータ群から、転送時間を識別し、転送されていないメタデータ群、オブジェクト群およびメタデータ関連データ10Nnを、トリガー信号41Ntとともに、外部に転送する。
すなわち、各保持手段に保持される第2、第3の時間は、保持手段20,21,22および30に対しては、それぞれ第2の入力評価手段8および第3の入力評価手段9から、第1の保持手段10に対しては、第1の入力評価手段7から、与えて、各情報の外部システムへの転送、内部での保存期間の評価がされて、入力されるメタデータ群が定められるが、特に保持手段10には、一時的な記録情報を保持し、保持手段10Nには、記録として保持すべき記録情報の集合の関連情報を保持させる。
転送出力動作は、次のようにしておこなう。転送指示手段4へのトリガー信号および第3の保持手段30の出力により、転送手段43からの出力トリガー出力43tを、第3の保持手段30からの出力信号30nを出力し、また、転送指示手段4へのトリガー信号および第3の保持手段30の出力により、転送手段42からの出力トリガー出力42tを、第2の保持手段20、21および22からの出力信号20n、21n、22nを出力し、トリガー手段4へのトリガー信号および第3の保持手段30の出力により、転送手段41からの出力トリガー出力41tを、第1の保持手段10から出力信号10nを、第1の新規保持手段に10Nに、また、転送手段41Nからの出力トリガー出力41Ntを、第1の保持手段10Nから出力信号10Nnを、システム外に出力することができる。
なお、転送出力動作においては、第1、第2、第3の保持手段への入力動作と同様、第3、第2、第1の転送動作に次いで第1の新規転送を順に行なうことは、第1および第2の実施の形態と同様である。
処分指示手段5の出力および第3の保持手段30の出力である第2の時間により、第1の処分動作において、第1の処分手段51は、第1の保持手段10に保持されている第1のメタデータ群および関連するオブジェクならびに関連メタデータ関係データのうち、第2の時間により処分すべきデータ、および第2の保持手段22に保持されている第2のメタデータ群のうち、第3の時間により処分すべきデータを処分し、また、第1の新規処分手段51Nは、第1の保持手段10Nに保持されている第1のメタデータ群等のうち、第2の時間により処分すべきデータ、および第2の保持手段22Nに保持されている第2のメタデータ群のうち、第2の時間により処分すべきデータを処分する。
同様に、処分指示手段5の出力および第3の保持手段30の出力である第2の時間により、第2の処分動作において、第2の処分手段52は、第2の保持手段20、21、および22に保持されたメタデータ群のうち、第1の新規保持手段10Nおよび第1の保持手段10に保持されたメタデータ群を規定していなメタデータ群を処分し、また、第3の処分動作において、第3の処分手段53は、第3の保持手段30に保持されたメタデータ群のうち、第1の保持手段10および10N、第2の保持手段20、21および22に保持されたメタデータ群を規定していないメタデータ群を処分する。
そのため、第1の保持手段10および10Nは、第2の保持手段20、21および22ならびに第3の保持手段30により規定されていることを示している(各保持手段には、菱形のマークと実線により、第1の保持手段10および10Nを規定していることを示す)。同様に、第2の保持手段20、21および22に保持されるメタデータは、保持手段30に保持されるメタデータにより規定され(同様に、保持手段20、21および22は、菱形のマークと実線により、第3の保持手段30に規定されていることを示す)、第2のメタデータ群が第3のメタデータ群を規定している限り、第3のメタデータ群は処分されない。
すなわち、第1および第2の実施の形態と同様に、第1の処分動作は、記録自身の第1のメタデータ群、オブジェクト、その他のメタデータとの関係を示すデータを処分するが、その記録開始・終了は、記録自身の保有期間に対し、終了すべき時点後速やかに処分すればよいが、第2の処分動作における第2のメタデータ群は、対応する記録を規定している場合には、その対応が終了するまで処分しないようにし、第3のメタデータ群も、その終了すべき時点でも、第1あるいは第2のメタデータ群を規定している場合には、使用がなくなるまで処分しないようになっている。
本システムへのアクセス動作においては、アクセス手段6により、記録管理システム内の第1、新規第1、第2および第3の保持手段10、10N,20、21、22および30を選択アクセスし、その対応する保持手段に保持されたメタデータならびにオブジェクトを選択・指定し、記録管理システム内に保持されているメタデータおよびオブジェクトを出力し、また、第2の時間により処分される前の有効であるメタデータ、オブジェクトおよび関係データを転送時間に従い、外部の他のシステムに転送し、第2の時間に従い、これらをシステム内で処分し1第1、第2および第3のメタデータおよびオブジェクトを管理することを特徴とする記録管理システムを実現する。
第3の実施の形態の電子記録管理システムは、第2の実施の形態の電子記録管理システムに対し、その出力およびトリガー信号を、次のように読みかえると、第2の実施の形態の電子記録管理システムに準じて、出力信号20n、21n、30n、トリガー信号42t、43tはそのまま対応し、出力信号10nは10Nnに相当し、トリガー信号41tを40tとすると、第2の実施の形態のシステムに対応する。また、第1の実施の形態に、第3の実施の形態は、入力指示手段7、第1の新規保持手段10N、第1の新規転送手段41Nおよび第1の新規処分手段51Nを含むことにより、第1の実施の形態に対しても対応できる。
なお、図5に示した、メタデータ標準との関係においては、第1の保持手段10および10Nは、D記録実体の保持手段に相当し、一時的な記録が保持手段10Nに、恒久的な記録が保持手段10に保持され、第2の保持手段20および21B業務実体、C実行実体を、また、第2の保持手段22は、D記録実体を第1の保持手段10および10Nの記録集合に対応させ、一時的な記録の集合を管理し、保持手段10に、恒久的な記録集合を保持手段10Nに分けて管理することができる。
たとえば、第1の保持手段10には、作成中の文書、作成後の一時期の文書およびその集合を管理し、第1の新規保持手段10Nには、それらの記録を管理することができる。
また、図6との関係では、第1の時間の発生終了、第2の時間であるシステム内の時間関係、転送時間を示し、本実施例の形態においては、第1の時間関係は、それぞれの保持手段が保有し、転送時間の関係は、第3の保持手段30と、第1、第2および第2の転送手段41および41N、42ならびに43と、転送指示手段4により確保され、第2の時間関係は、保持回路30と、第1、第2、第3の処分手段51および51N、52および53と、処分指示手段5により確保される。
なお、第3の保持手段30の機能は、第1および第2の保持手段に分散させて、時間管理を行い、動作させることもできる。
図4は、以上に説明した本電子記録システムを、第1の実施の形態の電子記録管理システムを、第2の形態の電子記録管理システムに接続した実施例である。
図4を参照して、本発明の請求項1の第1の実施の形態に、請求項2の第2の実施の形態を結合して、第1の実施の形態は、電子記録管理システムとして利用し、第2の実施の形態は、前者の保有データを転送して評価保存管理して、保存用の電子記録管理システムとして利用できることを示す。
なお、図4を用いた実施例1では、第1の実施の形態を、電子記録管理システム1(「システム1」という)、第2の実施の形態を、電子記録管理システム2(「システム2」という)と称し、前者から後者への転送と、後者の動作の概略を示している。
図4を参照して、本発明の第1の実施の形態を示す電子記録管理システムを第2の実施の形態を示す電子記録管理システムを次のように接続すると、次の(1)ないし(4)の動作機能を持つことを示す。
(1)「システム1」において、第1、第2および第3の保持手段10、20、21および22は、第1、第2、第3の転送手段41、42および43を転送トリガー手段4出力により、保持手段の未転送メタデータ、関連データ、オブジェクトを信号10n、20n、21n、22nおよび30nとして出力する。
(2)「システム2」において、第1、第2および第3の保持手段10P、20P、21P、22Pおよび30Pに、それぞれ評価入力7Pおよび8Pならびに9Pにより修飾された10nおよび20n、21n、22nならびに30nを入力し、第1、第2および第3の転送手段41P、42Pおよび43Pへのトリガー信号41t、42tおよび43tを与えるとともに、転送トリガー手段4Pからトリガー信号を同システムの第1、第2および第3の転送手段41P、42Pおよび43Pに与えて、第3、第2及び第1の保持手段30P、20P、21Pおよび10Pに、これらの入力を保持する。
(3)電子記録管理システム2において、第1の保持手段10Pに入力信号10nに、第1の転送指示評価手段4Pから与えられる信号により、転送指示評価手段4Pからのトリガー信号を転送手段41P、42Pおよび43Pに与え、それぞれ、出力信号30p、20p、21p、22pおよび10pとともに、トリガー信号41u、42uおよび43uを出力し、第2の電子記録管理システムから外部に出力・転送される。
(4)「システム2」は、「システム1」と同様に、アクセス手段6Pから起動して、保持手段10P、20P、21P、22Pおよび30Pの指定する記録オブジェクトおよび関連メタデータを出力し、また、転送指示手段4Pを起動して、未転送メタデータ、オブジェクト、メタデータ関連情報を外部に転送する機能を有する
以上、説明したように、本発明の第2の実施の形態は、すでに説明した図1および3に示した「システム1」に加え、図2に示した「システム2」を接続し、図4に示すように、2つの「システム1と2」とを結合した電子記録管理および電子記録保存管理をおこなう複合化した電子記録管理システムを構成する。また、第2の実施例に示した第1の保持手段および第2の保持手段の一部をふた組持つ記録管理システムをこれらのシステムに適用することもできる。
本発明は、第1、第2および第3の実施の形態として示したように、電子記録管理システムを異なる電子記録保存管理ステムに接続し、定期的に、あるいは不定期で、適宜システム間で記録集合をメタデータ群ととともに転送し、電子記録管理、電子記録保存管理双方に適したシステムを構築できる利点がある。
本発明は、以上の実施の形態等で説明しように、記録オブジェクト集合そのメタデータ、また、要求事項、業務、実施者等の関連メタデータを時系列で管理し、メタデータを効率的に使い、しかも、メタデータおよび記録オブジェクトの発生・終了・転送をシステム内、システム間で容易に管理できる広い範囲で利用できる電子記録管理システム、電子記録保存管理システムを提供する。
本発明は、文書の作成、保管、記録、アーカイブズといった、実際の文書作成業務から、恒久的に近い形で保存する記録に至るまで、幅広い範囲で情報を管理することができる。
本発明は、そのシステム内で文書の作成段階から、業務に応じて管理するのに適切なため、一般のマネジメントシステムの文書管理、記録管理および記録保存管理として利用できるので、広い応用分野をもつ。
本発明は、電子記録を管理することは、幅広く電子記録を使用・利用する一般産業、また、専門的に電子記録を管理する分野である記録センター、公文書館等に幅広く利用できる。記録管理は、一般的に、品質マネジメント(ISO9000シリーズ)、環境マネジメント(ISO14000シリーズ)、セキュリティマネジメント(ISO27000シリーズ)等、マネジメントシステムに構成されているので、記録がメタデータで管理できることになると、マネジメント一般に利用でき、広い範囲で利用できる。
メタデータを用いた電子記録管理システムを示す図 メタデータを用いた転送入力用電子記録システムを示す図 複数組のメタデータ保持手段付き電子記録管理システムを示す図 メタデータを用いた転送入力用電子記録管理システム接続概念図 ISO 23081−2記録管理メタデータ概念図 文書管理と記録管理システムにおけるメタデータの発生終了概念図 メタデータの入力・転送・処分機能を示す図
1 電子記録管理システム1
2 電子記録管理システム2
4 転送指示手段
4P 転送指示手段
5 処分指示手段
6 アクセス手段
6P アクセス手段
7 第1の入力指示手段
7P 第1の入力指示手段
8 第2の入力指示手段
8P 第2の入力指示手段
9 第3の入力指示手段
9P 第3の入力指示手段
10 第1の保持手段
10m 第1のメタデータ群等
10n 第1のメタデータ群等
10N 第1の新規保持手段
10Nn 第1の新規メタデータ群等
10P 第1の保持手段
10Pp 第1のメタデータ群等
20 第2の保持手段
20m 第2のメタデータ群
20n 第2のメタデータ群
20p 第2のメタデータ群
20P 第2の保持手段
21 第2の保持手段
21m 第2のメタデータ群
21n 第2のメタデータ群
21p 第2のメタデータ群
21P 第2の保持手段
22 第2の保持手段
22m 第2のメタデータ群
22n 第2のメタデータ群
22p 第2のメタデータ群
22P 第2の保持手段
30 第3の保持手段
30m 第3のメタデータ群
30n 第3のメタデータ群
30p 第3のメタデータ群
30P 第3の保持手段
41 第1の転送手段
41Nt 第1の新規トリガー信号
41P 第1の転送手段
41N 第1の新規転送手段
41s 第1のトリガー信号
41t 第1のトリガー信号
41u 第1のトリガー信号
42 第2の転送手段
42P 第2の転送手段
42s 第2のトリガー信号
42t 第2のトリガー信号
42u 第2のトリガー信号
43 第3の転送手段
43P 第3の転送手段
43s 第3のトリガー信号
43t 第3のトリガー信号
43u 第3のトリガー信号
51 第1の処分手段
51N 第1の新規処分手段
52 第2の処分手段
53 第3の処分手段

















Claims (3)

  1. 文書作成時のメタデータ発生終了を示す第1の時間、メタデータの電子記録管理システム内での発生終了を示す第2の時間、および外部に転送する転送時間を有し、数多くの記録オブジェクト(以下「オブジェクト」という)を、これらの時間関係を含みメタデータ群で管理、特定および保有する電子記録管理システムにおいて、次の(1)ないし(15)の手段を含み、第2の時間により処分される記録自身の第1のメタデータおよびオブジェクト、ならびに第2および第3のメタデータが規定されていない場合に処分することによりメタデータ間の関係を維持しながら、第1、第2および第3のメタデータ群およびオブジェクト群ならびにメタデータ関連情報を管理することを特徴とする電子記録管理システム。
    (1)記録情報自身の第1のメタデータ群と関連するオブジェクト、第1のメタデータ群の発生利用環境を示す第2のメタデータ群および第2の時間を含む要求機能を示す第3のメタデータ群との関係データを入力データ(「第1のメタデータ群等」という)として、第1の入力指示手段からの入力指示により保持し、第1の転送手段の出力から、当該保持手段に保持されている転送時間を識別し、転送されていないメタデータ群、オブジェクト群および関係データ群(「第1メタデータ群等」という)を出力する第1の保持手段
    (2)第1の保持手段への入力メタデータ群および関係するオブジェクト群ならびに関係データを入力させる第1の入力手段
    (3)転送指示手段のトリガーで、第3の保持手段に保持されている転送時間から第1の保持手段に保持されているメタデータ群における第1の保持手段に保持されている転送時間を識別し、転送されていないメタデータ群を外部に転送する第1の転送手段。
    (4)処分指示手段5のトリガーで、第1の保持手段に保持された第2の時間を識別して、第1のメタデータ群、関連オブジェクト群およびメタデータ関係データの処分を行う第1の処分手段
    (5)記録情報自身のメタデータ群の発生利用環境を示す複数組の第2のメタデータ群である入力メタデータ群を、第2の入力指示手段の入力指示ともに、それぞれ保持し、第2の転送手段の出力から、当該保持手段に保持されている転送時間を識別し、転送されていない第2のメタデータ群を出力する複数組の第2の保持手段
    (6)第2の保持手段へのメタデータを入力させる第2の入力指示手段
    (7)転送指示手段のトリガーで、第3の保持手段に保持されている転送時間から第2の保持手段に保持されているメタデータ群における第2の保持手段に保持されている転送時間を識別し、転送されていないメタデータ群を外部に転送する第2の転送手段。
    (8)処分指示手段のトリガーで、第3の保持手段に保持された第2の時間識別して複数組の第2の保持手段に保持された終了すべきメタデータ群で、第1のメタデータ群を規定していないものを処分する第2の処分手段
    (9)第2の時間の指定を含む第3のメタデータ群を入力メタデータ群として、第3の入力指示手段からの入力指示により、入力し、第3の転送手段の出力と、当該保持手段の転送時間で、保持されている転送時間を識別し、転送されていない保持第3のメタデータ群を出力する第3の保持手段
    (10)第3の保持手段への入力メタデータ群を入力させる第3の入力手段
    (11)転送指示手段のトリガーで、第3の保持手段に保持されているメタデータ群から、第3の保持手段に保持されている転送時間を識別し、転送されていないメタデータ群を外部に転送する第3の転送手段
    (12)処分指示手段5のトリガーで、第3の保持手段に保持されている第2の時間のメタデータ群により、処分されるべきメタデータ群で、第1および第2の保持手段を規定しないメタデータ群を処分する第3の処分手段
    (13)第1、第2および第3の転送手段に転送指示をおこなう転送指示手段
    (14)第1、第2および第3の処分手段に処分指示をおこなう処分指示手段
    (15)第1、第2および第3の保持手段内のメタデータを選択し、第1の保持手段に保持されたオブジェクトを含む記録関係情報を選択・出力するアクセス手段
  2. 請求項1記載の第1、第2および第3の保持手段、入力手段及び転送手段(1)、(2)および(3)、(5)、(6)および(7)、ならびに(9)、(10)および(11)に、(1A)、(2A)および(3A)、(5A)、(6A)および(7A)、(9A)、(10A)および(11A)の機能を請求項1に記載の機能に含み、入力メタデータ群、オブジェクト群および関連データの第2の時間を含むこれらの入力を修飾して入力することを特徴とする請求項1項記載の電子記録管理システム。
    (1A)第1の入力指示手段の指示と、第1の転送手段の出力により、転送された第1のメタデータ群等を修飾して第1の入力メタデータ群等を入力する入力修飾機能を含む第1の保持手段
    (2A)第1の保持手段への入力において、第1のメタデータ群等入力を修飾して入力する機能を有する第1の入力指示手段
    (3A)第1のトリガー信号で、第1の入力指示手段の指示により、第1のメタデータ群等の修飾されたものを第1の保持手段に、入力・保持させる機能を含む第1の転送手段
    (5A)第2の入力手段の指示と、第2の転送手段の出力により、転送された複数組の第2のメタデータ群を修飾して入力する入力修飾機能を含む第2の保持手段
    (6A)複数組の第2の保持手段への入力において、それぞれ第2のメタデータ群入力を修飾して入力する入力修飾機能を含む、第2の入力指示 手段
    (7A)第2のトリガー信号で、第2の入力指示手段の指示により、第2のメタデータ群の修飾されたものを複数組の第2の保持手段に、入力・保持させる機能を含む第2の転送手段
    (9A)第3の入力指示手段と、第3の転送手段の出力により、転送された第3のメタデータ群入力を修飾して入力する入力修飾機能を含む第3の入力修飾機能を含む、第1の実施の形態の第3の保持手段
    (10A)第3の保持手段への入力において、第3の入力メタデータを修飾してデータを入力する機能を含む、第3の入力指示手段
    (11A)第3のトリガー信号で、第3の入力指示手段の指示により、第3のメタデータ群の修飾されたものを保持させる機能を含む、第3の転送手段
  3. 次の(16)ないし(18)の手段を含み、請求項1の(15)に(15B)の機能を含み、第1の既存・新規両保持手段に対応するメタデータをアクセスし、新旧記録情報群を第1、第2および第3のメタデータにより管理することを特徴とする請求項1および2に示す電子記録管理システム。
    (16)転送指示手段の出力および第2の時間を含む要求機能を示す第3の保持手段出力を、第1の転送手段の出力であるトリガー信号とともに、第1の新規転送手段に入力し、その出力により、第1の入力指示手段の出力により修飾する第1の保持手段出力である第1のメタデータ群等を第1の入力指示手段の出力により修飾されて保持する第1の新規保持手段
    (17)転送指示手段出力および第3の保持手段出力ならびに第1の転送手段出力により転送時間に対応した第1の新規保持手段に保持されたメタデータ群の他のシステムへ転送する第1の新規転送手段
    (18)処分手段出力および第3の保持手段出力により第1の新規保持手段に対応した第2の時間で処分されるべきデータのみを第1の新規保持手段において処分する第1の新規処分手段
    (8B)第1の保持手段のほか、第1の新規保持手段に保持された第2の時間を識別して、第1のメタデータ群で第1の保持手段のメタデータ群を規定していない処分されるべきメタデータ群を処分する第2の処分手段
    (12B)第3の保持手段に保持されている第2の時間のメタデータ群により、処分されるべきメタデータで、第1および第2の保持手段のメタデータ群を規定していないメタデータ群を処分する第3の処分手段
    (15B)第1、第2および第3の保持手段内のメタデータを選択し、第1の保持手段に加え、第1の新規保持手段に保持されたオブジェクトを含む記録関係情報を選択・出力するアクセス手段









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