JP2012098139A - 試薬容器蓋開閉機構及びこれを備える自動分析装置 - Google Patents
試薬容器蓋開閉機構及びこれを備える自動分析装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012098139A JP2012098139A JP2010245877A JP2010245877A JP2012098139A JP 2012098139 A JP2012098139 A JP 2012098139A JP 2010245877 A JP2010245877 A JP 2010245877A JP 2010245877 A JP2010245877 A JP 2010245877A JP 2012098139 A JP2012098139 A JP 2012098139A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- reagent container
- reagent
- lid
- closing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明は、一端が支持されて片開きに回動する開閉蓋113が開口部に設けられた試薬容器101aの当該開閉蓋113を開閉する試薬容器蓋開閉機構103であって、前記開閉蓋113が閉じられた状態から、前記開閉蓋113を第1の速度で開き、次いで第2の速度で開く際に、前記第1の速度を前記第2の速度よりも遅くしたことを特徴とする。
【選択図】図3
Description
そして、従来の自動分析装置(例えば、特許文献1参照)においては、試薬容器蓋開閉機構によって、開閉蓋の開閉が行われている。
更に詳しく説明すると、この開閉蓋は、試薬容器の開口縁に一端が支持されて、この支持部周りに回動することで開口部を開閉する、いわゆる片開きの蓋となっていると共に、試薬容器蓋開閉機構は、開閉蓋を開く際に、フックで開閉蓋を拘引するようになっている。そして、開閉蓋は、このフックに引っ掛けられ、そして引っ張られることで開口部を開放し、これとは逆にフックによって開放時とは反対方向に押し込まれることで開口部を閉鎖する。
したがって、このような自動分析装置においては、試薬容器内の試薬の劣化を、より確実に防止することができるものが望まれている。
図1に示すように、自動分析装置Aは、血液検体等(サンプル)を入れたサンプル容器110を搬送するサンプル容器搬送機構109と、前記サンプルと試薬とを反応させる反応容器106を保持するターンテーブルで構成される反応容器保持器105と、この反応容器保持器105に供給する反応容器106を複数常備する反応容器供給庫107と、この反応容器供給庫107の反応容器106を前記反応容器保持器105に移送する反応容器移送機構108と、前記反応容器保持器105の反応容器106に対して、前記サンプル容器搬送機構109で搬送された前記サンプル容器110からサンプルを分注するサンプル分注機構111と、このサンプルが分注された反応容器106に対して、試薬容器保存装置100の試薬容器ユニット101から採取した試薬を分注する試薬分注機構104と、この試薬が分注されてサンプルと試薬との反応による状態変化(例えば、発光強度等)を測定する反応測定装置112と、を備えている。
なお、図1中、符号102は、後記する試薬ディスクであり、符号103は、後記する試薬容器蓋開閉機構である。
図2に示すように、試薬容器保存装置100の試薬ディスク102上には、後記する複数の試薬容器ユニット101が、内周側及び外周側の2段に分けて同心円状に配列されている。
ちなみに、本実施形態での試薬容器ユニット101は、3つの試薬容器101aが一体となって形成されたものであり、3つの試薬容器101aのそれぞれには互いに異なる試薬が充填されている。
この試薬ディスク102は、軸周りに所定角度で回転することで、試薬容器ユニット101を周方向の所定の位置に移動させることができるようになっている。
試薬容器ユニット101を構成する各試薬容器101aには、その上部に、試薬を採取するための開口部(図示省略)が形成されており、この開口部には、後に詳しく説明するように、片開きの開閉蓋113が取り付けられている。
そして、この開閉蓋113は、試薬容器蓋開閉機構103によって開閉されるようになっている。これらの試薬容器移動機構120及び試薬容器蓋開閉機構103は、試薬ディスク102上に配置される機構ベース115に支持されている。
なお、試薬容器保存装置100は、試薬容器101a内の試薬の温度を所定の温度に保つための温度調節装置(図示省略)を試薬ディスク102の下方に備えている。また、試薬容器保存装置100は、試薬ディスク102上に配置された各試薬容器ユニット101をその上側から覆う試薬容器保存装置蓋(図示省略)を更に備えている。
図1に示すように、反応容器供給庫107に常備されたディスポーサブルの反応容器106が、反応容器移送機構108によって反応容器保持器105に移送されると、ターンテーブルで構成される反応容器保持器105は、所定角度で回動することで、反応容器106をサンプル分注機構111の近傍に移動させる。
図3に示すように、3つの試薬容器101aが一列に並べられて構成される試薬容器ユニット101は、前記したように、試薬ディスク102(図2参照)上で、内周側及び外周側の2段に分かれるように配置されている。なお、図3中の左側が内周側であり、右側が外周側である。
また、前記したように、試薬容器ユニット101は、試薬ディスク102(図2参照)の周方向に移動可能となっている。
このような試薬容器ユニット101を構成する試薬容器101aは、縦長の略直方体の形状を呈している。試薬容器101aの形状は、これに限定されるものではなく、その外形が、例えば円柱形状であってもよい。
この開閉蓋113は、その一端が試薬容器101aの開口部の縁近傍に支持されて、その支持部周りに回動することで片開きの蓋を構成している。
この開閉蓋113は、試薬容器101aから試薬を採取するとき以外は、前記した開口部を塞ぐことで、試薬容器101a内で試薬を密閉している。したがって、試薬を採取するとき以外では、試薬容器101a内の試薬の劣化は防止されている。
試薬容器蓋開閉機構103は、図3に示すように、試薬容器101aの開閉蓋113に設けられた係止部113aを引っ掛ける二連のフック114と、このフック114を係止部113a側に揺動可能に支持するフック用軸115と、このフック用軸115を順逆周りに所定の回転角度で回転させる図示しないパルスモータを内蔵するフック保持部116と、このフック保持部116を上下動させる駆動源としてのパルスモータ118と、を備えている。
フック保持部116を上下動させるパルスモータ118は、図示しない減速機構を介して、一対の回転軸118a(図4参照)及び回転軸118b(図4参照)を同期させて回転させるようになっている。
この際、本実施形態の試薬容器蓋開閉機構103は、開閉蓋113の開速度を多段で変化させることに主な特徴点を有している。
次に、試薬容器蓋開閉機構103の動作について図5から図7を参照しながら説明する。
図5に示すように、この試薬容器蓋開閉機構103は、フック114が試薬容器101aの開閉蓋113に干渉しない位置に退避するように回動すると共に、パルスモータ118による回転軸118a,118bの図5中、右回りの回転に応じて、回転軸118a,118bを中心にフック保持部116が円弧の軌跡を描きながら、試薬容器ユニット101側に接近していく。このフック保持部116の移動動作によって、フック114は、試薬容器101aの開閉蓋113の係止部113a(図3参照)に対して拘引可能な位置に待機する。
なお、図7中、符号103は、試薬容器蓋開閉機構であり、符号101は、試薬容器ユニットであり、符号101aは、試薬容器であり、符号114は、フックであり、符号116は、フック保持部であり、符号108a及び108bは、それぞれ回転軸である。
なお、開閉蓋113を閉じる速度は、開閉蓋113が前記第2の開角度の状態から、閉じられるまでの時間が、0.6秒から1.1秒となる範囲で設定することでき、等速度であることが望ましい。このような開閉蓋113を閉じる速度は、パルスモータ118の回転速度で調節することができる。
次に、本実施形態の試薬容器蓋開閉機構103を使用した試薬容器101aの開栓方法について説明する。次に参照する図8は、本発明の試薬容器蓋開閉機構を使用した試薬容器の開栓方法の工程図である。
そして、開閉蓋113に、再び試薬容器101aの開口部を閉じさせる閉動作を行わせる工程(ステップS204)を行うことで、この開栓方法は終了する。
なお、このステップS204においては、開閉蓋113の閉じる速度は、開閉蓋113が前記第2の開角度の状態から、閉じられるまでの時間が、0.6秒から1.1秒となる範囲で設定することが望ましい。また、この閉じる速度は、等速度であることがより望ましい。
図9に示すように、この開栓方法においては、開閉蓋113は、閉じられている状態から第1の開角度(5〜10度(deg))となるまでは、等速度で開く開動作を行っている(図8のステップS201参照)。そして、この開動作を行っている開時間は、2秒から3秒となっている。
これに続く動作ストップ(図8のステップS203参照)では、第2の開角度が維持される。
また、図10の比較例に示す空気置換量[ml]は、開閉蓋113が閉じられ状態から開角度が85度から110度となるまで(前記第2の開角度に相当する)、2.5秒から4秒で開いた試験(一段階開栓方法)を複数回行って、試薬容器内と試薬容器外とで置換された空気の量の平均値を示している。
その結果、この試薬容器蓋開閉機構103及び自動分析装置Aによれば、従来の自動分析装置の試薬容器蓋開閉機構と比較して、試薬容器101a内の試薬が接触する外気の量が低減されるので、試薬の劣化を、より確実に防止することができる。
前記実施形態では、閉じた状態から第1の開角度になるまでと、第1の開角度から第2開角度になるまでの二段開栓方法について説明しているが、本発明は三段以上で開速度を代えて開閉蓋113を開くように構成することもできる。
101 試薬容器ユニット
101a 試薬容器
102 試薬ディスク
103 試薬容器蓋開閉機構
104 試薬分注機構
105 反応容器保持器
106 反応容器
107 反応容器供給庫
108 反応容器移送機構
110 サンプル容器
111 サンプル分注機構
112 反応測定装置
113 開閉蓋
113a 係止部
114 フック
115 フック用軸
116 フック保持部
117 アーム
118 パルスモータ
A 自動分析装置
Claims (4)
- 一端が支持されて片開きに回動する開閉蓋が開口部に設けられた試薬容器の当該開閉蓋を開閉する試薬容器蓋開閉機構であって、
前記開閉蓋が閉じられた状態から、前記開閉蓋を第1の速度で開き、次いで第2の速度で開く際に、前記第1の速度を前記第2の速度よりも遅くしたことを特徴とする試薬容器蓋開閉機構。 - 請求項1に記載の試薬容器蓋開閉機構において、
前記第1の速度で開く前記開閉蓋の第1の開角度は、前記開閉蓋が閉じられている状態から5度ないし10度までの範囲で設定され、前記第1の速度は、前記開閉蓋が閉じられている状態から、前記第1の開角度の状態となるまでの時間が2秒から3秒となる範囲で設定されていることを特徴とする試薬容器蓋開閉機構。 - 請求項2に記載の試薬容器蓋開閉機構において、
前記第2の速度で開く前記開閉蓋の第2の開角度は、前記第1の開角度から85度ないし110度までの範囲で設定され、前記第2の速度は、前記第1の開角度の状態から前記第2の開角度の状態となるまでの時間が0.5秒から1秒となる範囲で設定されていることを特徴とする試薬容器蓋開閉機構。 - 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の試薬容器蓋開閉機構を備えることを特徴とする自動分析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010245877A JP2012098139A (ja) | 2010-11-02 | 2010-11-02 | 試薬容器蓋開閉機構及びこれを備える自動分析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010245877A JP2012098139A (ja) | 2010-11-02 | 2010-11-02 | 試薬容器蓋開閉機構及びこれを備える自動分析装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012098139A true JP2012098139A (ja) | 2012-05-24 |
Family
ID=46390217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010245877A Pending JP2012098139A (ja) | 2010-11-02 | 2010-11-02 | 試薬容器蓋開閉機構及びこれを備える自動分析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012098139A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013253813A (ja) * | 2012-06-05 | 2013-12-19 | Hitachi High-Technologies Corp | 自動分析装置 |
JP2020046377A (ja) * | 2018-09-21 | 2020-03-26 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 自動分析装置 |
CN113677998A (zh) * | 2019-02-18 | 2021-11-19 | 株式会社日立高新技术 | 自动分析装置 |
US11215627B2 (en) | 2015-09-04 | 2022-01-04 | Hitachi High-Tech Corporation | Automatic analyzer |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009109403A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Canon Inc | 蓋開閉装置、試料検査装置 |
JP2010078510A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Sysmex Corp | 分析装置 |
JP2010101910A (ja) * | 2000-03-31 | 2010-05-06 | Sysmex Corp | 試薬吸引方法 |
-
2010
- 2010-11-02 JP JP2010245877A patent/JP2012098139A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010101910A (ja) * | 2000-03-31 | 2010-05-06 | Sysmex Corp | 試薬吸引方法 |
JP2009109403A (ja) * | 2007-10-31 | 2009-05-21 | Canon Inc | 蓋開閉装置、試料検査装置 |
JP2010078510A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Sysmex Corp | 分析装置 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013253813A (ja) * | 2012-06-05 | 2013-12-19 | Hitachi High-Technologies Corp | 自動分析装置 |
US11215627B2 (en) | 2015-09-04 | 2022-01-04 | Hitachi High-Tech Corporation | Automatic analyzer |
JP2020046377A (ja) * | 2018-09-21 | 2020-03-26 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 自動分析装置 |
WO2020059231A1 (ja) * | 2018-09-21 | 2020-03-26 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 自動分析装置 |
JP7165466B2 (ja) | 2018-09-21 | 2022-11-04 | 株式会社日立ハイテク | 自動分析装置 |
CN113677998A (zh) * | 2019-02-18 | 2021-11-19 | 株式会社日立高新技术 | 自动分析装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6743088B2 (ja) | 前処理カルーセルを有する診断分析装置および関連方法 | |
US8562909B2 (en) | Device for decapping and recapping sample tubes | |
CN102841212B (zh) | 用于处理封闭的样品管的系统 | |
JP4861762B2 (ja) | 自動分析装置 | |
JP5685439B2 (ja) | ラボラトリー自動サンプル・ハンドリング・ワークシステムのための移動式サンプル保管・取出し装置 | |
US10605818B2 (en) | Automated analyzer | |
WO2016130964A1 (en) | Decapping and capping apparatus, systems and methods for use in diagnostic analyzers | |
JP2012098139A (ja) | 試薬容器蓋開閉機構及びこれを備える自動分析装置 | |
US10613106B2 (en) | Reaction vessel handling apparatus, testing apparatus, and methods using same | |
JP2008020360A (ja) | 自動分析装置及び試薬容器 | |
JP4987331B2 (ja) | 容器の開閉 | |
EP4051622A1 (en) | Sample tube decapper | |
EP3745137A1 (en) | Specimen measurement device, reagent container and specimen measurement method | |
CN107110878B (zh) | 自动分析装置以及盖开闭机构 | |
EP2235545A1 (en) | Apparatus for closing biological material containers | |
US8297151B1 (en) | Apparatus for opening and closing a specimen vial | |
JP2014032099A (ja) | 容器蓋開閉機構及びこれを備える自動分析装置 | |
CN206740779U (zh) | 尿液自动检测装置 | |
JP5452526B2 (ja) | 自動分析装置 | |
JPH10311835A (ja) | 自動分析装置の試薬ストッカー | |
CN115856329A (zh) | 一种样本分析装置 | |
AU2014200240A1 (en) | Method of normalizing surface tension of a sample fluid |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130703 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130709 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130906 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131008 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131204 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140318 |