JP2012097451A - 薬液供給装置用の薬液通水管 - Google Patents

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Abstract

【課題】小便器2に付帯する薬液供給装置4に洗浄水の一部を供給する配管系を改良し、供給洗浄水の適正な流量調節を確実かつ容易に行える薬液供給装置用の薬液通水管3を提供する。
【解決手段】金属製の通水本管部35の一端に固定したネジキャップ部36に薬液供給装置4を取り付け、通水本管部35の他端に、コック弁構造の流量調節弁部32を固定し、さらに流量調節弁部32に、洗浄水自動供給装置24の洗浄水供給配管系から分岐した分岐管が接続される分岐管接続部31を設け、水平方向に直管形状とした構造に薬液通水管3を形成し、流量調節弁部32の回転弁体34を180度の回転範囲内で回転することで流量調節を可能とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、小便器に洗浄水を供給後、所定量の薬液を小便器に供給するために、洗浄水自動供給装置と薬液供給装置との間を接続する薬液通水管に関する。
近年、駅等のトイレにおける男性用小便器において、使用後、洗浄水自動供給装置から自動的に洗浄水を便器の小孔の射水孔から例えば所定時間便器内に射水して洗浄するのに続いて、薬液供給装置から薬液通水管を経て射水孔から小便器内に所定量の薬液を射水し、尿石の付着を防止すると共に、刺激臭の発生を抑制するシステムが設置されている。
また、駅等のトイレの清潔感を向上させる観点等の要請より、小便器のデザインも向上し、洗浄水自動供給装置自体を外部から見えないようにするため、小便器と一体的に、該小便器の上部に形成した収納部内に洗浄水自動供給装置を収納する小便器(以下、US一体型小便器と称す)が提案されている。
US一体型小便器の収納部に収納されている、例えば電磁バルブにより駆動されるフラッシュバルブ式の洗浄水自動供給装置は、例えば小便器の設置される壁面を貫通した水道管と、射水孔に通じる射水管との間に配置され、フラッシュバルブと射水管との間に洗浄水供給管が接続された構成としている。小便器で用を済ませた人間が立ち去ったことをセンサにより検知すると、電磁弁がフラッシュバルブを駆動し、水道管からの洗浄水がフラッシュバルブが開弁している間に洗浄水供給管から射水管へと通水され、射水孔から便器内に射水される。
また、洗浄水供給管からは、薬液供給装置との間にゴム管からなる薬液通水管が分岐しており、洗浄水の一部がこの薬液通水管を通して薬液供給装置に通水される。
薬液供給装置は、下方に下がった位置を開弁位置とするフロート弁を備えており、固形の薬剤が収容される容器本体内にフロート弁を介して薬液通水管からの洗浄水が供給され、容器本体内の水位上昇に従ってフロート弁が上動し、該フロート弁の弁体が弁座に当接すると、容器本体に対する洗浄水の供給が停止され、容器本体内の所定量の洗浄水で固形薬剤の一部が溶け、容器本体内に所定量の薬液が収容されることになる。
この状態で、フラッシュバルブが開弁していれば、洗浄水供給管を通して薬液通水管からの洗浄水の水圧がフロート弁の弁体に作用しているので、フロート弁は閉弁状態が維持されている。そして、電磁弁の閉弁に伴って、洗浄水の供給が停止される、すなわち、小便器内への洗浄水の供給が終了すると、薬液通水管内の洗浄水の水圧が低下し、フロート弁が下動して開弁し、容器本体内の薬液が薬液通水管を通して洗浄水供給管内に流れ込み、射水管から射水孔を通して小便器内に薬液が供給される。
ところで、洗浄水供給管から分岐する薬液通水管の内径は、洗浄水供給管の内径よりも小径であるため、洗浄水供給管内を薬液供給装置に向けて流れる洗浄水の水圧が高く、フロート弁の弁体に加わる水撃によって、フロート弁の弁体が弁座に一瞬にして当接した場合、該弁体が該弁座に貼り付いて離れなくなる現象が生じる場合がある。
そこで、ゴム製の薬液通水管の一部にクリップを挟み、薬液通水管の断面積を減じて流量を調節し、フロート弁に対する水撃発生を防止する工夫がなされていた。
しかしながら、このようなクリップ止めは、作業者の経験と勘に頼るため、一義的に流量調節ができないという問題がある。
また、薬液通水管はゴム製であるため、US一体型小便器の収納部から薬液供給装置まで引き出された状態は、外観的には改善の余地があった。
さらに、薬液供給装置は、壁面にねじ等を用いて固定する必要があり、新規に小便器を設置する場合、あるいは既存のUS一体型小便器に新たに薬液供給装置を取り付ける場合等において、薬液供給装置の壁面への固定を廃止し、作業時間の短縮化が望まれていた。
特開2006−200264号公報 特開2010−048077号公報
本発明の目的は、このような問題に鑑みなされたもので、薬液供給装置に対する洗浄水の流量調節を確実に行え、しかも流量調節状態を容易に把握でき、外観的にもすっきりとした外観形状とすることができる薬液供給装置用の薬液通水管を提供しようとするものである。
本発明の他の目的は、薬液供給装置を壁面等に固定することのない薬液供給装置用の薬液通水管を提供しようとするものである。
本発明の目的を実現する薬液供給装置用の薬液通水管3の構成は、本発明の実施形態の図4を参照すると、金属製の通水本管部35の一端に固定したネジキャップ部(装置支持部)36に薬液供給装置4を取り付け、通水本管部35の他端に、コック弁構造の流量調節弁部32を固定し、さらに流量調節弁部32に、洗浄水自動供給装置24の洗浄水供給配管系から分岐した分岐管248が接続される分岐管接続部(接続管部)31を設け、水平方向に直管形状とした構造に薬液通水管3を形成し、流量調節弁部32の回転弁体34を180度の回転範囲内で回転することで流量調節を可能とした。
本発明によれば、小便器に付帯する薬液供給装置に洗浄水の一部を供給する配管系をなす薬液通水管に設けた流量調節弁部により、供給洗浄水の適正な流量調節を確実かつ容易に行える。
また、薬液通水管の通水本管部を銅管等の剛性を有する管材で形成することにより、例えば小便器の装置収納部内から通水本管部を水平に延出し、その先端部に薬液供給装置を片持ち支持することができ、薬液供給装置を壁面等に対するねじ止め等の固定手段が不要となり、取り付け作業時間の短縮化が図れ、また外観の良さも向上する。
本発明による薬液供給装置用の薬液通水管の一実施形態を適用した小便器システム全体の概略図である。 図1に示す小便器蓋部材を外したUS一体型小便器の上方斜視図である。 図1に示す薬液通水管の設置時における上面図である。 図3に示す薬液通水管の外観斜視図である。 図3に示す薬液通水管の正面図である。 図5に示す薬液通水管に設けられた流量調節弁部の弁体収容部の正面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 (a)、(b)、(c)は薬液供給装置の動作を説明する図である。 (a)、(b)は、薬液通水管に設けられた流量調節弁の弁開度を示す図で、図2のB−B矢視断面図である。
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1は小便器システム全体の概略図、図2は図1に示す小便器の蓋部材を外したUS一体型小便器の上部拡大斜視図を示す。
図1および図2において、小便器の洗浄システム1は、小便器2の上部に一体的に形成した装置収納部22内に収納した洗浄水自動供給装置24と、一端側が洗浄水自動供給装置24に分岐接続された薬液通水管3と、薬液通水管3の他端側が接続された薬液供給装置4とにより構成されている。
なお、小便器2と洗浄水自動供給装置24を収容した装置収容部22とを一体的に形成したものとして、例えばUS一体型小便器などがある。
小便器2は、前面を開放した縦型の細長い容器形状をした鉢面21を有し、背面を開放した陶器により形成されている。この鉢面21上部には洗浄水を鉢面21全体に対して射水する射水孔23、鉢面21底部には鉢面21に射水された洗浄水を小便器本体部2の外へと排水する排水孔29がそれぞれ設けられている。
長方体の容器形状に形成された装置収納部22には、小便器蓋部材25が着脱可能に被せられている。
装置収納部22内に収納される洗浄水自動供給装置24は、電磁弁244により駆動されるフラッシュバルブ245を備えた構成としている。図2に示すように、洗浄水自動供給装置24は、壁面5を貫通した洗浄水を給水する例えば水道管等の給水管241に止水栓243が接続され、止水栓243に続いてコントローラ27により制御される電磁弁244が接続され、さらに電磁弁244により開閉制御されるフラッシュバルブ245が接続されている。フラッシュバルブ245の排出側にはL字型の排出短管242が設けられ、排出短管242に洗浄水供給管246の一端側が接続されている。
また、射水孔23に連通する射水管249には、射水側接続ゴム管247の一端側が接続され、この射水側接続ゴム管247の他端側が洗浄水供給管246の他端側に接続されている。
一方、洗浄水供給管246からはゴム管からなる分岐管248が分岐し接続された状態で収容されている。また、装置収納部22の前面には検出部26が設けられており、検出部26により使用者の有無を判定して、電磁弁244の制御を行う。電磁弁244の開弁により、フラッシュバルブ245が駆動されて洗浄水が洗浄水供給管246に供給され、分岐管248にも洗浄水が供給される。また分岐管248の先端部が薬液通水管3の一端側の分岐管接続部31に差し込まれ、洗浄水が薬液通水管3に供給される。
本実施形態において、薬液通水管3は、長尺の通水本管部35の一端側にコック弁構造の流量調節弁部32が取り付けられ、流量調節弁部32の一端側に分岐管接続部31が取り付けられている。また、通水本管部35の他端側には、薬液供給装置4の管状に形成された接続ねじ部43に螺着し、接続ねじ部43と連通するネジキャップ部36が取り付けられている。
本実施形態において、このように構成した薬液通水管3は、図5に示すように、水平方向に一直線とした直管構造で、図3及び図4に示すように、平面的には複数個所に折れ点(ナックルポイント)351、352、353、354を有した曲げ管構造としている。
また、本実施形態における薬液通水管3は、通水本管部35を剛性材料、例えば金属性の管材により構成し、流量調節弁部32を金属材料により構成している。
薬液通水管3の構成を図2から図6を参照してさらに説明する。
小便器2の側壁30の上端奥部には、切欠部28が形成され、壁面5との間に通水本管部35が入り込む隙間がこの切欠部28により確保されている。そして、装置収納部22内に流量調節弁部32を収納し、切欠部28に通水本管部35を嵌め込むようにして薬液通水管3を設置し、その上から小便器蓋部材25を装置収納部22に被せる。この状態で、薬液通水管3は、小便器蓋部材25の裏面に流量調節弁部32が当接し、通水本管部35が切欠部28に当接する部分を支点として薬液通水管3が小便器2から壁面5に沿って延出し、延出端部に薬液供給装置4が支持される。この場合、薬液供給装置4を壁面5にねじ止めすることなく薬液通水管3のみで支持することができる。
一方、通水本管部35はできるだけ壁面5に近接することが外観上すっきりとした配管にできるので、図3、図4に示すように、4か所のナックルポイント351〜354を設け、第2のナックルポイント352と第3のナックルポイント353との間に形成される直線部をできるだけ壁面5に近づけている。本実施形態において、薬液供給装置4の接続ねじ部43の位置が壁面5から離れているので、第3のナックルポイント353と第4のナックルポイント354により管部を曲げてネジキャップ部36を壁面5から離れた位置に配置している。また、第1のナックルポイント351と第2のナックルポイント352により流量調節弁部32の位置を壁面5から離れた位置に配置し、薬液通水管3の配置位置にある程度の自由度を持たせている。
なお、本実施形態では、薬液通水管3が装置収納部22の右側の切欠部35と壁面5との間に形成されたスペースから装置収納部22の外部に延出する構成としたが、本発明は、特にこれに限られるものではなく、装置収納部22の左側の切欠部(不図示)と壁面5との間に形成されたスペースから装置収納部22の外部に延出する構成としても良い。
コック弁構造の流量調節弁部32は、径方向に連通孔343が形成された円柱状の回転弁体34と、回転弁体34が回転可能に挿入される六角柱形状の弁体収容部33とを有し、回転弁体34の回転によって、弁体収容部33内に形成された通水路331を通る液体の流量が調節される。回転弁体34は180度の回転範囲において、全開と全閉の弁開度を有し、その間の弁開度により薬液供給装置4に供給される洗浄水の流量調節を行う。
回転弁体34は、図6に示すように、円柱形状の円柱弁体部342の上部に、円柱弁体部342の外径よりも大きな外径の円盤形状の操作部341を同一軸心上に一体形成した構造としている。この回転弁体34の円柱弁体部342を弁体収容部33の挿入孔に、操作部341が弁体収容部33の上面に当接するまで挿入した状態において、前記挿入孔から貫通した円柱弁体部342の貫通端部の外周に形成した止め輪溝345にC型止め輪348を取り付けることにより回転弁体34の抜けが防止され、回転弁体34が上下方向にガタなく回転可能としている。なお、円柱弁体部342には、連通孔343を挟んで上下にシールリング347が装着されるシール溝344が形成され、洗浄水の漏水を防止している。
ここで、操作部341の上面には、図3、図6に示すように、真一文字の断面凹形状の凹溝346が直径線上に形成され、マイナスドライバーの先端を凹溝346に係合させて回転弁体34を回転できるようにしている。本実施形態において、この凹溝346の形成方向と連通孔343の開口方向を揃えることで、凹溝346の角度と連通孔343の向きが一致し、目視により弁開度を容易に把握することができる。
本実施形態において、通水本管部35の管の内径は、洗浄水が供給される場合における上流側に位置する分岐管接続部31の内径よりも小さく形成されている。なお、流量調節弁部32の通水路331の内径を分岐管接続部31の内径と同径としている。このように管の内径に差を設けることにより、洗浄水が供給される場合における通水本管部35内の断面積を、洗浄水の流入側の管路(分岐管接続部31)の断面積よりも狭くして、通水本管部35内を薬液供給装置4に向けて流れる洗浄水の流速を速くしている。したがって、流量調節弁部32の流量減少調節によって洗浄水の流速が落ちても、再び通水本管部35を通過する際に洗浄水の流速が増し、確実に薬液供給装置4内へ洗浄水を供給できるようにしている。
なお、第2ナックルポイント352から第3ナックルポイント353まで直管路の外径を小径とすることにより、切欠部28内に余裕を持って薬液通水管3の通水本管部35を配置することができる。
また、本実施形態では、通水本管部35を銅管等の曲げ加工容易な素材により形成することで、薬液供給装置4の設置場所に合わせて通水本管部35の曲げ加工を行え、装置収納部22の側壁30に形成した切欠部28と壁面5および小便器蓋部材25の三点で通水本管部35を挟持することができる。
ネジキャップ部36は、図3乃至5に示すように、有底筒状をしており、外周側面に曲がり管が接続されて上向きに取り付けられている。ネジキャップ部36の内周面には、雌ネジが切られており、薬液供給装置4に形成された接続ねじ部43の外周部に形成された雄ネジに螺着され、薬液供給装置4に密封接続される。
薬液供給装置4は、図7に示すように、上面開口部が薬剤容器蓋部42により覆われた薬剤容器部41と、この薬剤容器部41の底部側に配置されたフロート弁47により構成されている。
薬剤容器部41には、図7に示すように、内側に固形薬剤46を収容しており、底面には、フロート弁47を構成する上下方向に延びる円筒形状で、内径孔432を有する接続ねじ部43が固定されている。薬剤容器部41の上部開口を覆う薬剤容器蓋部42は、上面に幅方向に延びる複数のスリット溝(不図示)が形成され、このスリット溝から、固形薬剤46が洗浄水に溶解する際に発生する溶解成分を含んだ空気を薬剤容器部41の外へと放出することができる。この外部に放出された溶解成分によっても、トイレ内に漂う小便器から生じる刺激臭を低減させることができる。
接続ねじ部43の上部側面には、薬剤容器部41内に臨むように水路穴44が内径孔432に連通して設けられている。接続ねじ部43は、下端部に弁座431が形成され、内径孔432に隙間を有して挿通される弁棒452の下端に、弁座431に当接する弁体453が取り付けられている。また、弁棒452の上部には、薬剤容器部41内に位置するフロート451が取り付けられ、弁棒452と弁体453とフロート451により弁可動体45が構成さている。
図8(a)に示すように、弁可動体45の自重により下方に下がった位置で弁体453が弁座431から離れると、洗浄水の流入を許容するフロート弁47の開弁状態となる。この開弁状態で、薬液通水管3は内径孔432を通して薬剤容器部41と連通している。
図8(b)に示すように、フロート弁47の開弁状態において、薬液通水管3を通して洗浄水が接続ねじ部43の内径孔432を通して薬剤容器部41内に流入すると、弁可動体45は、薬剤容器部41内に流入した洗浄水の水位の上昇に従ってフロート部451の浮力により上動する。そして、図8(c)に示すように、弁体453が弁座431に当接するとフロート弁47が閉弁状態となり、洗浄水の流入が停止される。
フロート弁47の閉弁状態において、薬液通水管3内の洗浄水によって弁体453に水圧が加わった状態が維持されている場合には、弁可動体45の下動が阻止され、薬剤容器部41内の洗浄水が固形薬剤46を溶解し、薬剤容器部41内の洗浄水が薬液となって容器内に保持される。
そして、フロート弁47の閉弁状態で、小便器2への洗浄水の射水の終了に伴い、薬液通水管3内の洗浄水が射水孔23に向けて逆流すると、弁可動体45が自重により下動し、薬剤容器部41内の薬液が接続ねじ部43の内径孔432を通して薬液通水管3内に供給され、分岐管248を介して洗浄水供給管246から射水側接続ゴム管247、さらに射水管249を経て射水孔23から小便器2に射水される。
薬液通水管3に設けた流量調節弁部32は、洗浄水供給管246から分岐管248を経て給水される高圧の洗浄水の流量を調節して通水本管部35に送り、薬液供給装置4に向けて通水する。通水本管部35に送り出す流量が少ないと、フロート弁47の弁体453と弁座431との貼り付け現象は生じないが、薬剤容器部41内には所定量の洗浄水が貯溜されない。このため、図9(a)に示す流量調節弁部32の全開状態から、例えば図9(b)に示すように、回転弁体34の回転角度を調節し、最適な弁開度を決定することができる。
なお、薬液通水管3として、洗浄水供給管246に分岐管248を取り付け、さらに、分岐管248に薬液通水管3を接続した構成を一体化しておけば、例えば薬液供給装置4を備えていない既設のUS一体型小便器に対し、既設の洗浄水供給管に代えて、この一体化した部品を取り付けるだけで、直ぐに薬液供給装置4を備えた小便器システムに変更することができる。
上記実施形態において、薬液通水管3として、回転弁体34を弁体収容部33に対して回転させることで、流路面積を変える方法を説明したが、薬液供給装置4内に流入する流量を調節することができる機構であれば良く、特にこれに限定されるものではない。他の実施形態としては、例えば上下または左右に進退する流量調節板(不図示)により、スライドして流路面積を変える方式としても良い。このような構成により、本願発明のような回転弁体34を固定するためのワッシャー等の部品を用いることはない。
本発明における一実施形態について説明したが、本発明の精神および範囲を逸脱しないかぎり、様々な変更および改質がなされ得ることは、当業者には自明であろう。
1 小便器の洗浄システム
2 小便器
21 鉢面 22 装置収納部 23 射水孔 24 洗浄水自動供給装置 25 小便器蓋部材 26 検出部 27 コントローラ 28 切欠部 29 排水孔 30 側壁
241 給水管 242 排出短管 243 止水栓 244 電磁弁 245 フラッシュバルブ 246 洗浄水供給管 247 射水側接続ゴム管 248 分岐管 249 射水管
3 薬液通水管
31 分岐管接続部(接続管部) 32 流量調節弁部 33 弁体収容部 34 回転弁体 35 通水本管部 36 ネジキャップ部(装置支持部)
331 通水路
341 操作部 342 円柱弁体部 343 連通孔 344 シール溝 345 止め輪溝 346 凹溝 347 シールリング 348 C型止め輪
351〜354 ナックルポイント(折れ点)
4 薬液供給装置
41 薬剤容器部 42 薬剤容器蓋部 43 接続ねじ部 44 水路穴 45 弁可動体 46 固形薬剤 47 フロート弁
431 弁座 432 内径孔 451 フロート 452 弁棒 453 弁体
5 壁面

Claims (8)

  1. 小便器の装置収納部に収納された洗浄水自動供給装置から分岐された分岐管からの洗浄水を剛性を有する通水本管部を通して薬液供給装置に供給し、前記薬液供給装置からの薬液を前記通水本管部を通して前記分岐管へと供給する薬液供給装置用の薬液通水管であって、
    前記通水本管部の洗浄水流出側に固定され、前記薬液供給装置と通水可能で、該薬液供給装置を支持可能とする装置支持部と、
    前記通水本管部の洗浄水流入側に固定され、前記通水本管部に流入する洗浄水の流量を調節可能とする流量調節弁部と、
    前記分岐管に接続可能で、該分岐管からの洗浄水を通水可能とし、前記流量調節弁部の洗浄水流入側に固定された接続管部と、
    を有したことを特徴とする薬液供給装置用の薬液通水管。
  2. 前記通水本管部の内径を前記流量調節弁部の洗浄水流出側の内径よりも小径としたことを特徴とする請求項1に記載の薬液供給装置用の薬液通水管。
  3. 前記通水本管部を銅管としたことを特徴とする請求項1または2に記載の薬液供給装置用の薬液通水管。
  4. 前記通水本管部の外径は、前記装置収納部の側壁上部に形成された切欠部内に収まるサイズとしたことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の薬液供給装置用の薬液通水管。
  5. 前記流量調節弁部を前記装置収納部内に収納した状態で、前記通水管本管部を前記切欠部を通して前記装置収納部の外方に延出可能としたことを特徴とする請求項4に記載の薬液供給装置用の薬液通水管。
  6. 前記流量調節弁部は、コック弁構造により形成され、回転弁体を180度の範囲で回転することにより弁開度を調節可能とし、前記回転弁体の上面に設けた指標が弁開度を示すことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の薬液供給装置用の薬液通水管。
  7. 前記通水管本管部は、前記装置支持部に前記薬液供給装置を支持した状態で、前記薬液供給装置を片方持ち支持可能な剛性を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の薬液供給装置用の薬液通水管。
  8. 鉢面を有する小便器と
    前記小便器と一体的に形成された装置収容部と、
    前記装置収容部の使用者側に位置し、使用者の有無を検出する検出部と、
    前記装置収容部の内部に収容され、前記検出部の検出結果に基づいて、前記鉢面を洗浄する洗浄水を、自動で前記鉢面に対して供給する洗浄水自動供給装置と、
    前記洗浄水自動供給装置から分岐され、前記洗浄水自動供給装置からの洗浄水の一部を流入させる分岐管と、
    前記分岐管に流入した洗浄水を薬液供給装置に供給し、前記薬液供給装置からの薬液を前記分岐管へと供給する請求項1乃至7のいずれかに記載の薬液通水管とを有することを特徴とする小便器の洗浄システム。
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