JP2012095468A - モータユニットおよびモータ駆動装置 - Google Patents

モータユニットおよびモータ駆動装置 Download PDF

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Abstract


【課題】簡易な回路構成でありながら、電源ラインの電圧降下および電圧損失を抑制可能なモータ駆動回路を提供する。
【解決手段】モータユニット1は、DCモータ2と、一対の直流受電端子3a,3bと、制御回路部4と、整流回路部5と、整流制御部6とを備えている。一対の直流受電端子3a,3bの設定電圧が入れ替わっても、制御回路部4の電源端子4pには、必ず第1の基準電圧Vccが供給されて、制御回路部4の接地端子4gには、必ず第2の基準電圧Vssが供給されるように整流制御部6で制御する。このため、一対の直流受電端子3a,3bに供給される電圧極性が変化しても、DCモータ2が逆回転するおそれはなく、モータ2の安定動作が保証される。
【選択図】図1

Description

本発明は、DCモータを駆動するモータユニットおよびモータ駆動装置に関する。
DCモータは、外部から供給される直流電圧によりロータを回転させるモータである。DCモータを内蔵したモータユニットの駆動回路には一対の直流受電端子が設けられており、通常は一方の直流受電端子に直流電圧が供給され、他方の直流受電端子は接地電圧に設定される。
ところが、一対の直流受電端子に、誤って逆向きの電圧が印加されると、駆動回路が破壊に至るという不具合が生じる。そこで、一対の直流受電端子に逆向きの電圧を印加しても、ロータの回転方向を常に一定にすることが可能なブラシレスモータが提案されている(特許文献1参照)。
また、特許文献1のモータとは別の構成の整流回路を備えたモータも提案されている(特許文献2参照)。
特開2008−43142号公報 特開2005−348480号公報
特許文献1に開示されたブラシレスモータは、ブリッジ回路を設けて、一対の入力端子に入力された外部からの直流電圧を整流するため、モータの駆動回路には常に同一極性の電源電圧を供給することができ、駆動回路が破壊に至るおそれはない。
しかしながら、ブリッジ回路で整流する際に、必ず2個のダイオードを通過するため、ダイオードによる電圧降下と電力損失が必ず生じてしまう。例えば、ダイオード1個の順電圧Vfを0.5Vとすると、0.5V×2=1.0Vもの電圧降下が生じる。これは、例えばダイオードを流れる電流が1Aとすると、1Wもの電力損失になる。
また、特許文献2の図6に示すように、ブリッジ回路を用いたモータ駆動装置において回転方向検出端子9rによる回転方向の切替えを行う場合、ブリッジ回路を通過することにより、必ず電圧降下が生じるため、その分だけ、駆動回路の入力端子に入力される信号電圧の設計余裕度(マージン)が狭くなってしまい、安定動作が困難になる。例えば、駆動回路の回転方向設定端子の設計基準レベルが1.0Vであった場合、この端子に入力される信号がダイオードを通過することにより0.5Vの電圧降下を生じるため、場合によっては設計余裕度の電圧範囲を外れてしまうおそれがあり、モータの駆動制御が不安定になる。
一方、特許文献2の図1には、入力側の整流回路にダイオードブリッジを用いずに、一対の直流受電端子のそれぞれに逆流防止用ダイオードを接続するモータユニットが開示されている。
しかしながら、特許文献2のモータユニットでは、一対の直流受電端子とは別個に、筐体フレーム等に接続される接地端子(フレームグラウンド)を設ける必要があり、フレームグラウンドのある機器にしか適用できない。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、簡易な回路構成でありながら、電源ラインの電圧降下および電圧損失を抑制可能で、かつ駆動回路が破壊することを防止可能なモータユニットおよびモータ駆動装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様では、DCモータと、
いずれか一方が第1の基準電圧に設定され、他方が前記第1の基準電圧よりも電圧レベルが低い第2の基準電圧に設定される第1および第2の直流受電端子と、
電源端子および接地端子を有し、前記電源端子に供給される直流電圧により前記DCモータを駆動制御する制御回路部と、
前記第1および第2の直流受電端子の設定電圧によらず、前記電源端子に前記直流電圧を供給し、かつ前記接地端子に接地電圧を供給する整流回路部と、
前記整流回路部を流れる電流の向きを制御する整流制御部と、を備え、
前記整流回路部は、
前記電源端子および前記接地端子の間に直列接続される第1の整流素子および第1のスイッチング素子からなる第1の直列回路と、
前記電源端子および前記接地端子の間に直列接続されて前記第1の直列回路に並列接続される、第2の整流素子および第2のスイッチング素子からなる第2の直列回路と、を有し、
前記整流制御部は、
前記第1の直流受電端子が前記第1の基準電圧に設定されて前記第2の直流受電端子が前記第2の基準電圧に設定される場合は、前記第1の直流受電端子から前記第1の整流素子を通過して前記電源端子に向かって電流が流れるとともに、前記接地端子から前記第2のスイッチング素子を通って前記第2の直流受電端子に向かって電流が流れるように前記第1および第2のスイッチング素子を切替制御し、
前記第2の直流受電端子が前記第1の基準電圧に設定されて前記第1の直流受電端子が前記第2の基準電圧に設定される場合は、前記第2の直流受電端子から前記第2の整流素子を通過して前記電源端子に向かって電流が流れるとともに、前記接地端子から前記第1のスイッチング素子を通って前記第1の直流受電端子に向かって電流が流れるように前記第1および第2のスイッチング素子を切替制御することを特徴とするモータユニットが提供される。
本発明によれば、簡易な回路構成でありながら、電源ラインの電圧降下および電圧損失を抑制可能で、かつモータの駆動回路が破壊することを防止できる。
本発明の第1の実施形態に係るモータユニット1の概略構成を示すブロック図。 本発明の第2の実施形態に係るモータユニット1aの概略構成を示すブロック図。 本発明の第3の実施形態に係るモータユニット1aを備えたモータ駆動装置20の概略構成を示すブロック図。 第1の直流受電端子3aに直流電圧端子TVccを接続して第2の直流受電端子3bに接地端子TVssを接続する場合の整流回路部5内を流れる電流の向きを矢印で示した図。 第2の直流受電端子3bに直流電圧端子TVccを接続して第1の直流受電端子3aに接地端子TVssを接続した場合の整流回路部5内を流れる電流の向きを矢印で示した図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るモータユニット1の概略構成を示すブロック図である。図1のモータユニット1は、DCモータ2と、一対の直流受電端子3a,3bと、制御回路部4と、整流回路部5と、整流制御部6とを備えている。
一対の直流受電端子3a,3b(第1および第2の直流受電端子)は、その一方が第1の基準電圧に設定され、他方が第2の基準電圧に設定される。本実施形態では、一例として、第1の基準電圧を所定の直流電圧Vcc、第2の基準電圧を接地電圧Vssとし、Vcc>Vssとする。これら直流受電端子への設定電圧は任意に入れ替えることが可能である。すなわち、第1の直流受電端子3aに第1の基準電圧Vccが設定される場合は第2の直流受電端子3bには第1の基準電圧Vssが設定され、第1の直流受電端子3aに第1の基準電圧Vssが設定される場合は第2の直流受電端子3bには第1の基準電圧Vccが設定される。
制御回路部4は、電源端子4pおよび接地端子4gを有し、電源端子4pに供給される直流電圧によりDCモータ2を駆動制御する。
整流回路部5は、電源端子4pおよび接地端子4gの間に直列接続される第1の整流素子D1および第1のスイッチング素子SW1からなる第1の直列回路5Aと、同じく電源端子4pおよび接地端子4gの間に直列接続される第2の整流素子D2および第2のスイッチング素子SW2からなる第2の直列回路5Bとを有する。第1の直列回路5Aと第2の直列回路5Bは並列接続されている。
整流制御部6は、第1の直流受電端子3aと接地端子4gとの間の電位差により第2のスイッチング素子SW2の切替制御を行う第1の切替制御部6aと、第2の直流受電端子3bと接地端子4gとの間の電位差により第1のスイッチング素子SW1の切替制御を行う第2の切替制御部6bとを有する。
第1の切替制御部6aは、第1の直流受電端子3aが第1の基準電圧Vccに設定される場合は、第1の直流受電端子3aから第1の整流素子D1を通過して電源端子4pに向かって電流が流れるとともに、接地端子4gから第2のスイッチング素子SW2を通って第2の直流受電端子3bに向かって電流が流れるように第1および第2のスイッチング素子SW1,SW2を切替制御する。
第2の切替制御部6bは、第2の直流受電端子3bが第1の基準電圧Vccに設定される場合は、第2の直流受電端子3bから第2の整流素子D2を通過して電源端子4pに向かって電流が流れるとともに、接地端子4gから第1のスイッチング素子SW1を通って第1の直流受電端子3aに向かって電流が流れるように第1および第2のスイッチング素子SW1,SW2を切替制御する。
より具体的には、整流制御部6は、第1の直流受電端子3aに電源電圧Vccが供給されたときに第2のスイッチング素子SW2をオンさせ、第2の直流受電端子3bが0Vに設定されたときに第2のスイッチング素子SW2をオフさせる。同様に、整流制御部6は、第2の直流受電端子3bに電源電圧Vccが供給されたときに第1のスイッチング素子SW1をオンさせ、第1の直流受電端子3aが0Vに設定されたときに第1のスイッチング素子SW1をオフさせる。
図1のモータユニット1では、一対の直流受電端子3a,3bの設定電圧が入れ替わっても、制御回路部4の電源端子4pには、必ず第1の基準電圧Vccが供給されて、制御回路部4の接地端子4gには、必ず第2の基準電圧Vssが供給されるように整流制御部6で制御している。したがって、一対の直流受電端子3a,3bに供給される電圧極性が変化しても、制御回路部4が破壊するおそれはなく、モータ2の安定動作が保証される。
また、一対の直流受電端子3a,3bと、制御回路部4の電源端子4pおよび接地端子4gとの間に設けられる整流回路部5には、ダイオードブリッジ回路は存在せず、第1の直流受電端子3aは第1の整流素子D1のみを介して電源端子4pに接続され、第2の直流受電端子3bは第2の整流素子D2のみを介して電源端子4pに接続されるため、第1の基準電圧Vccが電源端子4pに達するまでに、第1または第2の整流素子D1,D2の1個分の電圧降下(約0.5V)しか生じさせない。したがって、電圧損失と電力損失を最小限に食い止めることができる。
さらに、図1のモータユニット1は、筐体フレームなどで接地を行うフレームグラウンドを必要としないため、フレームグラウンドを簡単には取れない機器にも容易に組み込むことが可能である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態のモータユニット1をより具体化したものである。
図2は本発明の第2の実施形態に係るモータユニット1aの概略構成を示すブロック図である。図2では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図2のモータユニット1aは、3相ブラシレスDCモータ2aを備えている。このモータ2aの各相の駆動コイルの出力端はそれぞれ、制御回路部4aのモータ駆動端子4u,4v,4wに接続されている。モータ2aの周囲には、3個の位置検出センサ11が120°の等間隔で配置されている。これら位置検出センサ11は、例えば磁気センサ(ホール素子)であり、DCモータ2a内の不図示のマグネットロータが回転したときに、磁極の境界位置を検出して位置検出信号(ホール信号)Hu,Hv,Hwを出力する。
制御回路部4aは、位置検出センサ11で検出した位置検出信号Hu,Hv,Hwに基づいて、モータ駆動端子4u,4v,4wに供給する電圧を制御する。
制御回路部4aは、回転方向を設定するための回転方向設定端子4dと、回転速度を設定するための回転速度設定端子4sとを有する。これら端子はいずれも、第1の直流受電端子3aに接続されている。したがって、第1の直流受電端子3aの電圧に応じて、DCモータ2aの回転方向と回転速度を同期して切替制御することができる。
整流回路部5a内の第1および第2の整流素子D1,D2はそれぞれ、例えばダイオードで実現される。また、第1および第2のスイッチング素子Q1,Q2はそれぞれ、例えばMOSFETで実現される。
第1の整流素子D1のアノードは、第1のスイッチング素子Q1の第1端(ドレイン)と第1の直流受電端子3aに接続されている。第2の整流素子D2のアノードは、第2のスイッチング素子Q2の第1端(ドレイン)と第2の直流受電端子3bに接続されている。第1の整流素子D1のカソードと第2の整流素子D2のカソードは、制御回路部4aの電源端子4pに接続されている。第1のスイッチング素子Q1の第2端(ソース)と第2のスイッチング素子Q2の第2端(ソース)は、制御回路部4aの接地端子4gに接続されている。
整流制御部6内の第1の切替制御部6aは、第1の直流受電端子3aと制御回路部4aの接地端子4gとの間に直列接続された2つの抵抗素子R1,R2を有する。抵抗素子R1と抵抗素子R2との間の接続ノードには第2のスイッチング素子Q2の制御端子(ゲート)が接続されており、抵抗素子R1と抵抗素子R2の間の接続ノードの電圧により、第2のスイッチング素子Q2のオン・オフが切替制御される。より具体的には、第1の直流受電端子3aに第1の基準電圧Vccが供給されたときに、第2のスイッチング素子Q2はオンし、第1の直流受電端子3aが第1の基準電圧Vssに設定されたときに、第2のスイッチング素子Q2はオフする。
同様に、整流制御部6内の第2の切替制御部6bは、第2の直流受電端子3bと制御回路部4aの接地端子4gとの間に直列接続された2つの抵抗素子R3,R4を有する。抵抗素子R3と抵抗素子R4との間の接続ノードには第1のスイッチング素子Q1の制御端子(ゲート)が接続されており、抵抗素子R3と抵抗素子R4の間の接続ノードの電圧により、第1のスイッチング素子Q1のオン・オフが切替制御される。より具体的には、第2の直流受電端子3bに第1の基準電圧Vccが供給されたときに、第1のスイッチング素子Q1はオンし、第2の直流受電端子3bが第1の基準電圧Vssに設定されたときに、第1のスイッチング素子Q1はオフする。
このように、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、簡易な回路構成で、かつ電圧損失および電力損失を抑制しつつ、制御回路部4aが破壊に至ることを防止できる。
また、第1の直流受電端子3aの電圧レベルを切り替えることにより、DCモータ2aの回転方向と回転速度を同期して切替制御できる。本実施形態では、回転速度設定端子4sと回転方向設定端子4dの電圧設定にも整流回路部5aを利用しており、回転速度設定端子4sと回転方向設定端子4dの設定電圧の電圧降下を抑制できることから、各端子の電圧マージンを広げることができて、誤動作が生じにくくなる。
なお、上述した説明では、一対の直流受電端子3a,3bの一方は第1の基準電圧Vccに設定され、他方は第1の基準電圧Vssに設定される例を説明したが、3種類以上の基準電圧の中から選択された2種類の基準電圧を一対の直流受電端子3a,3bに設定してもよい。
また、図2では、回転方向設定端子4dと回転速度設定端子4sとをいずれも第1の直流受電端子3aに接続したが、回転方向設定端子4dと回転速度設定端子4sのどちらか一方のみを第1の直流受電端子3aに接続し、他方は別個の端子で切替制御してもよい。また、回転方向設定端子4dと回転速度設定端子4sとをいずれも第2の直流受電端子3bに接続する構成としてもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、モータユニット1a内の一対の直流受電端子3a,3bの電圧を設定するためのスイッチユニットを設けたものである。
図3は本発明の第3の実施形態に係るモータユニット1aを備えたモータ駆動装置20の概略構成を示すブロック図である。図3では、図2と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図3のモータ駆動装置20は、図2と同じ構成のモータユニット1aの一対の直流受電端子3a,3bに接続されるスイッチユニット12を備えている。スイッチユニット12は、直流電圧Vccを供給する直流電源の両端端子(直流電圧端子TVcc、接地端子TVss)を一対の直流受電端子3a,3bのどれに接続するかを切り替えるスイッチ体13を有する。このスイッチ体13は、第1の直流受電端子3aに直流電圧端子Vccを接続して第2の直流受電端子3bに接地端子Vssを接続するか、その逆に、第1の直流受電端子3aに接地端子Vssを接続して第2の直流受電端子3bに直流電圧端子Vccを接続するかを任意に切り替えることができ、例えばスライド式のスイッチで構成される。
尚、本実施形態におけるスイッチ体13は、第1、第2の直流受電端子3a,3bのそれぞれに接続される出力端子12d,12bおよび直流電源の直流電圧端子TVccに接続される正接点12b、直流電源の接地端子TVssに接続される二つの負接点12a,12bを備えている。
図4は第1の直流受電端子3aに直流電圧端子TVccを接続して第2の直流受電端子3bに接地端子TVssを接続する場合の整流回路部5a内を流れる電流の向きを矢印で示した図、図5は第2の直流受電端子3bに直流電圧端子TVccを接続して第1の直流受電端子3aに接地端子TVssを接続した場合の整流回路部5a内を流れる電流の向きを矢印で示した図である。
第1の直流受電端子3aに直流電圧端子TVccを接続して第2の直流受電端子3bに接地端子TVssを接続する場合、図4に示すように、第1の直流受電端子3aに供給された直流電源からの電流d1は、第1の整流素子D1を通過して、制御回路部4aの電源端子4pに供給される。第1の整流素子D1を通過するのに、約0.5Vの電圧降下が生じるため、電源端子4pの電圧レベルは、Vcc−0.5Vになる。
また、第1の直流受電端子3aが直流電圧Vccであることから、第1の切替制御部6aは、抵抗素子R1,R2の分圧電圧を第2のスイッチング素子Q2のゲートに供給し、これにより、第2のスイッチング素子Q2はオンする。したがって、制御回路部4aの接地端子4gから、第2のスイッチング素子Q2のソース−ドレイン間を通過して、第2の直流受電端子3bに向かう方向に電流d2が流れる。
逆に、第2の直流受電端子3bに直流電圧端子TVccを接続して第1の直流受電端子3aに接地端子TVssを接続した場合、図5に示すように、第2の直流受電端子3bに供給された直流電源からの電流d3は、第2の整流素子D2を通過して、制御回路部4aの電源端子4pに供給される。第2の整流素子D2を通過するのに、約0.5Vの電圧降下が生じるため、電源端子4pの電圧レベルは、Vcc−0.5Vになる。
また、第2の直流受電端子3bが直流電圧Vccであることから、第2の切替制御部6bは、抵抗素子R3,R4の分圧電圧を第1のスイッチング素子Q1のゲートに供給し、これにより、第1のスイッチング素子Q1はオンする。したがって、制御回路部4aの接地端子4gから、第1のスイッチング素子Q1のソース−ドレイン間を通過して、第1の直流受電端子3aに向かう方向に電流d4が流れる。
ここで、制御回路部4aの接地端子4gの電圧は、スイッチユニット12の直流電源の接地電圧よりも約0.5V高い電圧に設定しておく必要がある。第1または第2のスイッチング素子Q1,Q2のソース−ドレイン間を電流が流れる際に、第1または第2のスイッチング素子Q1,Q2の寄生ダイオードにより、約0.5Vの電圧降下が生じるためである。
このように、スイッチユニット12を設けることにより、任意のタイミングで、一対の直流受電端子3a,3bのどちらの端子に直流電圧Vccを供給するかを切り替えることができ、また、一対の直流受電端子3a,3bに供給される電圧極性が切り替わっても、制御回路部4aの電源端子4pには常に(Vcc−0.5V)の電圧を供給でき、電源端子4pに供給される直流電圧の電圧降下を最小限に抑えることができるとともに、制御回路部4aが破壊するおそれがなくなる。
上述した各実施形態において、第1および第2の整流素子D1,D2は、必ずしもダイオードで構成する必要はなく、整流作用を持つ種々の回路部品が適用可能である。第1および第2のスイッチング素子Q1,Q2も、MOSFET以外に、制御信号によりオン・オフ動作を可能とする種々の回路部品が適用できる。
図2〜図5では、回転速度設定端子4sと回転方向設定端子4dを短絡しているが、短絡せずに、いずれか一方を、第1の直流受電端子3aと2bの一方に接続し、他方に別個の制御信号を入力してもよい。
DCモータ2aは、必ずしも3相のブラシレスモータ2aである必要はなく、1相以上の任意の相のモータ2aが適用可能であり、ブラシ付きのモータ2aにも適用可能である。
スイッチユニット12内のスイッチ体13は、少なくとも2つの接点を切替可能な形態であれば、具体的な形態を問わない。
1,1a モータユニット
2 モータ
2a DCモータ
3a 第1の直流受電端子
3b 第2の直流受電端子
4,4a 制御回路部
4p 電源端子
4g 接地端子
4d 回転方向設定端子
4s 回転速度設定端子
5,5a 整流回路部
5A 第1の直列回路
5B 第2の直列回路
6 整流制御部
6a 第1の切替制御部
6b 第2の切替制御部
11 位置検出センサ
12 スイッチユニット
20 モータ駆動装置
Vcc 第1の基準電圧(電源電圧)
Vss 第2の基準電圧(接地電圧)

Claims (5)

  1. DCモータと、
    いずれか一方が第1の基準電圧に設定され、他方が前記第1の基準電圧よりも電圧レベルが低い第2の基準電圧に設定される第1および第2の直流受電端子と、
    電源端子および接地端子を有し、前記電源端子に供給される直流電圧により前記DCモータを駆動制御する制御回路部と、
    前記第1および第2の直流受電端子の設定電圧によらず、前記電源端子に前記直流電圧を供給し、かつ前記接地端子に接地電圧を供給する整流回路部と、
    前記整流回路部を流れる電流の向きを制御する整流制御部と、を備え、
    前記整流回路部は、
    前記電源端子および前記接地端子の間に直列接続される第1の整流素子および第1のスイッチング素子からなる第1の直列回路と、
    前記電源端子および前記接地端子の間に直列接続されて前記第1の直列回路に並列接続される、第2の整流素子および第2のスイッチング素子からなる第2の直列回路と、を有し、
    前記整流制御部は、
    前記第1の直流受電端子が前記第1の基準電圧に設定されて前記第2の直流受電端子が前記第2の基準電圧に設定される場合は、前記第1の直流受電端子から前記第1の整流素子を通過して前記電源端子に向かって電流が流れるとともに、前記接地端子から前記第2のスイッチング素子を通って前記第2の直流受電端子に向かって電流が流れるように前記第1および第2のスイッチング素子を切替制御し、
    前記第2の直流受電端子が前記第1の基準電圧に設定されて前記第1の直流受電端子が前記第2の基準電圧に設定される場合は、前記第2の直流受電端子から前記第2の整流素子を通過して前記電源端子に向かって電流が流れるとともに、前記接地端子から前記第1のスイッチング素子を通って前記第1の直流受電端子に向かって電流が流れるように前記第1および第2のスイッチング素子を切替制御することを特徴とするモータユニット。
  2. 前記第1の整流素子のアノードは、前記第1のスイッチング素子の第1端および前記第1の直流受電端子に接続され、
    前記第2の整流素子のアノードは、前記第2のスイッチング素子の第1端および前記第2の直流受電端子に接続され、
    前記第1の整流素子のカソードおよび前記第2の整流素子のカソードは、前記電源端子に接続され、
    前記第1のスイッチング素子の第2端および前記第2のスイッチング素子の第2端は、前記接地端子に接続され、
    前記整流制御部は、
    前記第1の直流受電端子と前記接地端子との間の電位差により、前記第2のスイッチング素子を切替制御する第1の切替制御部と、
    前記第2の直流受電端子と前記接地端子との間の電位差により、前記第1のスイッチング素子を切替制御する第2の切替制御部と、を有することを特徴とする請求項1に記載のモータユニット。
  3. 前記制御回路部は、前記第1および第2の直流受電端子の少なくとも一方に設定された電圧により、前記DCモータの回転方向を設定する回転方向設定端子を有することを特徴とする請求項1または2に記載のモータユニット。
  4. 前記制御回路部は、前記第1および第2の直流受電端子の少なくとも一方に設定された電圧により、前記DCモータの回転速度を設定する回転速度設定端子を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のモータユニット。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のモータユニットと、
    前記モータユニット内の第1および第2の直流受電端子のいずれか一方に前記第1の基準電圧を供給し、他方に前記第2の基準電圧を供給する切替制御を行うスイッチユニットと、を備えることを特徴とするモータ駆動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016144344A (ja) * 2015-02-03 2016-08-08 平田機工株式会社 制御装置、ロボット及び制御方法
CN113118934A (zh) * 2019-12-31 2021-07-16 南京德朔实业有限公司 一种交流电动工具
EP4210216A4 (en) * 2020-09-04 2024-03-13 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. ENGINE

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