JP2012095382A - 分電盤 - Google Patents

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Abstract

【課題】アークの発生を抑えた分電盤を提供する。
【解決手段】分電盤は、主幹開閉器と、DCプロテクタ4と、主幹開閉器及びDCプロテクタ4が前面側に配設される取付板6とを備える。DCプロテクタ4は、縦長の直方体状に形成された合成樹脂製のプロテクタ本体40を具備し、プロテクタ本体40の長手方向一端側には主幹開閉器の二次側に接続された導電バー5,5に差込接続されるプラグイン端子42a,42aが設けられている。また、プロテクタ本体40の長手方向他端側には、負荷からの電線7を接続するための端子ねじ41aを具備した負荷端子部41が設けられている。また、DCプロテクタ4には、負荷端子部41に電線7をねじ固定することでプロテクタ本体40から突出するシャフト44が設けられており、取付板6においてシャフト44に対応する部位には、当該シャフト44が挿通される挿通孔61が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、分電盤に関するものである。
従来より、導電バーに分岐ブレーカを差込接続する分電盤が提供されている(例えば特許文献1参照)。この分電盤は、外部からの電力線が接続される主幹ブレーカと、主幹ブレーカに接続されて主回路を形成する導電バーと、導電バーの長手方向に沿って配設され、端面に設けられたプラグイン端子を介して当該導電バーに差込接続される複数の分岐ブレーカとを備える。各分岐ブレーカにおいてプラグイン端子と反対側には負荷端子部が設けられており、この負荷端子部には負荷からの電線が接続される。そして、分岐ブレーカに設けられたスイッチレバーをONにすると、プラグイン端子を介して導電バーと上記電線との間が電気的に接続され、主幹ブレーカを介して供給された電力が負荷側に供給される。
特開2008−259396号公報(段落[0025]−段落[0035]、及び、第1図−第4図)
上述の特許文献1に示した分電盤では、スイッチレバーがON位置にあり且つ負荷端子部に上記電線が接続された状態で分岐ブレーカを取り外そうとすると、プラグイン端子と導電バーとの間にアークが発生し、このアークによる熱などで分岐ブレーカに悪影響を及ぼす虞があった。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、アークの発生を抑えた分電盤を提供することにある。
本発明の分電盤は、主幹開閉器と、主幹開閉器を介して供給される電力を分岐させるための分岐用機器と、主幹開閉器及び分岐用機器が前面側に配設される取付板とを備え、分岐用機器は、主幹開閉器の二次側に接続された導電バーに差込接続されるプラグイン端子が一端側に設けられた機器本体を具備し、機器本体の他端側には負荷からの電線が接続される負荷端子部が設けられ、導電バーにプラグイン端子を差込接続した状態で負荷端子部に電線が接続されると分岐用機器の取り外し方向への移動を規制する規制手段が、分岐用機器及び取付板に設けられていることを特徴とする。
この分電盤において、負荷端子部は、電線を当該負荷端子部に接続固定する端子ねじを具備し、規制手段は、分岐用機器に設けられ端子ねじにより電線を固定すると端子ねじに押されて機器本体から取付板側に突出するシャフトと、取付板に設けられ機器本体から突出したシャフトが挿通される挿通孔とで構成されているのが好ましい。
また、この分電盤において、負荷端子部は、電線が差込接続される速結端子を具備し、規制手段は、分岐用機器に設けられ速結端子に差込接続された電線に押されて機器本体から取付板側に突出するシャフトと、取付板に設けられ機器本体から突出したシャフトが挿通される挿通孔とで構成されているのも好ましい。
さらに、この分電盤において、シャフトは、速結端子に差込接続される電線との接触部分に、電線の差込方向と交差するテーパ面が設けられているのも好ましい。
また、この分電盤において、負荷端子部は、電線が差込接続される速結端子を具備し、規制手段は、分岐用機器に設けられ速結端子に差込接続された電線に押されて回転し機器本体から取付板側に突出するストッパーと、取付板に設けられ機器本体から突出したストッパーが収容される収容孔とで構成されているのも好ましい。
アークの発生を抑えた分電盤を提供することができるという効果がある。
(a)、(b)は実施形態1の分電盤の要部を示す断面図である。 同上の外観斜視図である。 同上から外カバーを取り外した状態の斜視図である。 同上から外カバー及び内カバーを取り外した状態の斜視図である。 同上の側断面図である。 (a)、(b)は実施形態2の分電盤の要部を示す断面図である。 (a)、(b)は同上の他の例の要部を示す断面図である。
以下に、本発明に係る分電盤の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
本実施形態の分電盤Aは、図2〜図5に示すように、ボディ12及び外カバー11で構成される分電盤本体1と、ボディ12の前面側の開口を閉塞するようにしてボディ12に取り付けられる内カバー2と、ボディ12内に収納される主幹開閉器3及び複数(図4では5個)のDCプロテクタ(分岐用機器)4とを備える。
ボディ12は、前面側が開口する横長の矩形箱状であって、ボディ12の内部には主幹開閉器3及びDCプロテクタ4が取り付けられる矩形板状の取付板6が配設されている。また、ボディ12の長手方向一端側(図4中の右側)には、外カバー11に設けられた一対の軸部(図示せず)を軸支するための一対の軸受け部12a,12aが設けられている。なお、上記の取付板6は、図4に示すように、主幹開閉器3及び複数のDCプロテクタ4を横並びに配置できる長さ寸法に設定されている。
外カバー11は、後面側が開口する厚みの薄い矩形箱状であって、外形寸法がボディ12の外形寸法と略同寸法に設定されている。そして、後面側に設けられた各軸部(図示せず)を、それぞれボディ12の各軸受け部12aに軸支させることで、外カバー11がボディ12に対して開閉自在に取り付けられる。
内カバー2は、ボディ12の開口寸法と略同寸法に設定されており、主幹開閉器3及びDCプロテクタ4に対応する部位には横長且つ矩形状に開口する開口窓21が設けられている。したがって、ボディ12に内カバー2を取り付けた状態では、図3に示すように主幹開閉器3及びDCプロテクタ4の各機能面が前面側に露出した状態になる。
主幹開閉器3は、縦長の直方体状に形成された合成樹脂製の開閉器本体30を具備し、開閉器本体30の前面中央部には内部接点(図示せず)をオン・オフするための操作レバー31が設けられている。また、開閉器本体30の長手方向一端側(図4中の下側)には、外部からの電力線(図示せず)が接続される2極の電源端子部32が設けられており、開閉器本体30の長手方向他端側には、ボディ12内に配設された2本の導電バー5,5にそれぞれ差込接続される一対のプラグイン端子33a,33aを具備した負荷端子部33が設けられている。そして、操作レバー31をオン側に切り替えることで、電源端子部32と負荷端子部33との間が電気的に接続され、電力線を介して供給された電力がプラグイン端子33a,33aを介して導電バー5,5に供給される。
DCプロテクタ(分岐用機器)4は、主幹開閉器3と同様に、縦長の直方体状に形成された合成樹脂製のプロテクタ本体(機器本体)40を具備し、プロテクタ本体40の長手方向一端側(図4中の下側)には、負荷からの電線7(図1参照)を接続するための端子ねじ41a,41aを具備した負荷端子部41が設けられている。また、プロテクタ本体40の長手方向他端側には、上記の導電バー5,5にそれぞれ差込接続される一対のプラグイン端子42a,42aを具備した電源端子部42が設けられている。
ここに、DCプロテクタ4のプロテクタ本体40の内部には、主幹開閉器3を介して供給される電力(例えば直流電力)を所望の直流電力に変換する電力変換回路(図示せず)が設けられている。そして、電源端子部42の各プラグイン端子42a,42aをそれぞれ対応する導電バー5,5に差込接続し、当該DCプロテクタ4に主幹開閉器3からの直流電力が供給されると、上記の電力変換回路で電力変換された所望の直流電力が負荷端子部41及び電線7を介して負荷側に供給されるのである。また、DCプロテクタ4は、例えば漏電を検出したり、過電流や過電圧などを検出した場合に上記の電力変換回路の出力を停止させる保護機能を有している。
なお、プロテクタ本体40の長手方向一端側の端部には、当該プロテクタ本体40を取付板6に取り付けるための取付ねじ43(図1参照)が挿通されるねじ挿通孔が形成された取付片40aが設けられている。また、プロテクタ本体40の裏面には、当該プロテクタ本体40を取付板6に取り付ける際に、取付板6に設けた係止孔(図示せず)に係止される係止突起40bが設けられている。そして、プロテクタ本体40の係止突起40bを取付板6の係止孔に係止させた状態で取付ねじ43を用いてねじ固定すると、DCプロテクタ4が取付板6に取り付けられる。
ところで、負荷端子部41に電線7が接続され且つ通電状態にある場合にDCプロテクタ4を取り外そうとすると、各プラグイン端子42aと対応する導電バー5との間にアークが発生する。そして、このアークによる熱などでプラグイン端子42aが損傷し、その結果、給電性能が低下する可能性がある。そこで、本実施形態では、負荷端子部41に電線7が接続され且つ通電状態にある場合には、DCプロテクタ4を取付板6から取り外せないようにしている。
図1(a)(b)を参照しながら具体的に説明すると、DCプロテクタ4の負荷端子部41には、端子ねじ41aに押されてプロテクタ本体40から先端部が突出するシャフト44が設けられている。また、シャフト44に対して端子ねじ41aと反対側(取付板6側)には復帰ばね45が設けられており、電線7が負荷端子部41に固定されていない状態では、復帰ばね45からの弾性力によってシャフト44が端子ねじ41a側に移動し、プロテクタ本体40の内部に収納された状態(図1(a)に示す状態)にある。一方、取付板6においてシャフト44に対応する部位には、当該シャフト44の先端部が挿通される挿通孔61が設けられている。
次に、シャフト44の動作について、図1(a)(b)を参照しながら説明する。図1(a)は負荷端子部41に電線7を接続する前の状態であり、このときシャフト44は復帰ばね45からの弾性力によって端子ねじ41a側(取付板6と反対側)に移動した状態にある。すなわち、シャフト44はプロテクタ本体40の内部に収納された状態にあることから、シャフト44の先端部は挿通孔61に挿通されておらず、取付ねじ43を取り外すことでDCプロテクタ4を取付板6から取り外すことができる。
図1(a)に示す状態から、電線7の先端部に設けた接続端子71の挿通孔71aに端子ねじ41aを挿通させるとともに、挿通孔71aに挿通させた端子ねじ41aを負荷端子部41のねじ孔にねじ込むことで、電線7が負荷端子部41に接続固定される(図1(b)参照)。このとき、シャフト44はねじ込まれた端子ねじ41aのねじ部に押されて取付板6側に移動し、先端部が取付板6の挿通孔61に挿通された状態になる。したがって、この状態ではDCプロテクタ4をその取り外し方向(図1(b)中の下方向)に移動させることができず、DCプロテクタ4を取付板6から取り外すことができない。つまり、DCプロテクタ4を取付板6から取り外すためには、負荷端子部41に接続された電線7を取り外すことになる。その結果、DCプロテクタ4を取り外す際に各プラグイン端子42aと対応する導電バー5との間に生じるアークを抑えることができ、安全性が高められる。また、各プラグイン端子42aと対応する導電バー5との間に生じるアークを抑えることで、アークによってプラグイン端子42aが損傷するのを抑えることができ、その結果、給電性能の低下を抑えることができる。さらに、本実施形態のように、DCプロテクタ4の取り外し方向への移動を規制する規制手段を、DCプロテクタ4側に設けられたシャフト44と、シャフト44が挿通される取付板6側の挿通孔61のみで構成した場合には、安価な構成で安全性を高めた分電盤Aを提供することができる。
(実施形態2)
本発明に係る分電盤Aの実施形態2を、図6及び図7に基づいて説明する。実施形態1では端子ねじ41aを用いて電線7を固定しているが、本実施形態では所謂速結端子41bを用いて電線7を固定している。なお、それ以外の構成は実施形態1と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
図6(a)(b)は本実施形態の分電盤Aの要部を示す断面図であり、本分電盤Aは、ボディ12及び外カバー11で構成される分電盤本体1と、内カバー2と、主幹開閉器3と、複数のDCプロテクタ4とを備える(図2〜図5参照)。
DCプロテクタ4は、プロテクタ本体40の長手方向一端側(図6(a)中の下側)に速結端子41bを具備した負荷端子部41が設けられており、さらに負荷端子部41において速結端子41bの内側にはシャフト44が収納されている。また、シャフト44に対して速結端子41bと反対側(取付板6側)には復帰ばね45が設けられており、速結端子41bに電線7を接続していない状態では、復帰ばね45からの弾性力によってシャフト44が速結端子41b側に移動し、プロテクタ本体40の内部に収納された状態(図6(a)に示す状態)にある。一方、取付板6においてシャフト44に対応する部位には、当該シャフト44の先端部が挿通される挿通孔61が設けられている。
ここに、本実施形態では、図6(a)に示すように、速結端子41bへの電線7の差込方向に対してシャフト44の移動方向が斜め方向となっているため、シャフト44において電線7が接触する部分には、電線7の差込方向と直交する方向に傾斜するテーパ面44aが設けられている。
次に、シャフト44の動作について、図6(a)(b)を参照しながら説明する。図6(a)は負荷端子部41に電線7を接続する前の状態であり、このときシャフト44は復帰ばね45からの弾性力によって速結端子41b側(取付板6と反対側)に移動した状態にある。すなわち、シャフト44はプロテクタ本体40の内部に収納された状態にあることから、シャフト44の先端部は挿通孔61に挿通されておらず、DCプロテクタ4を取付板6から取り外すことができる。
図6(a)に示す状態から、電線7の先端側の芯線部72を速結端子41bに差し込むと、当該芯線部72が速結端子41bの鎖錠片41cにより鎖錠され、負荷端子部41に電線7が固定される(図6(b)参照)。このとき、シャフト44は差し込まれた芯線部72に押されて取付板6側に移動し、先端部が取付板6の挿通孔61に挿通された状態になる。したがって、この状態ではDCプロテクタ4をその取り外し方向(図6(b)中の下方向)に移動させることができず、DCプロテクタ4を取付板6から取り外すことができない。つまり、DCプロテクタ4を取付板6から取り外すためには、負荷端子部41に接続された電線7を取り外すことになる。その結果、DCプロテクタ4を取り外す際に各プラグイン端子42aと対応する導電バー5との間に生じるアークを抑えることができ、安全性が高められる。また、各プラグイン端子42aと対応する導電バー5との間に生じるアークを抑えることで、アークによってプラグイン端子42aが損傷するのを抑えることができ、その結果、給電性能の低下を抑えることができる。
さらに、本実施形態では、シャフト44において電線7の芯線部72が接触する部分を、電線7の差込方向と直交する方向に傾斜するテーパ面44aとしているので、速結端子41bへの電線7の差込方向がシャフト44の移動方向と異なる場合であっても、電線7からの押圧力によりシャフト44をスムーズに移動させることができる。また、本実施形態のように、DCプロテクタ4の取り外し方向への移動を規制する規制手段を、DCプロテクタ4側に設けられたシャフト44と、シャフト44が挿通される取付板6側の挿通孔61のみで構成した場合には、安価な構成で安全性を高めた分電盤Aを提供することができる。
なお、図6に示す例では、シャフト44の移動方向に対して電線7の差込方向が斜め方向である場合について説明したが、例えばシャフト44の移動方向に対して電線7の差込方向が直交する方向であってもよく、この場合も電線7の芯線部72が接触する部分にテーパ面44aを設けることで、電線7からの押圧力によりシャフト44をスムーズに移動させることができる。
次に、図7(a)(b)は本実施形態の分電盤Aの他の例を示す断面図であり、図6に示す例ではシャフト44と挿通孔61とで規制手段を構成しているが、本例ではストッパー46と収容孔62とで規制手段を構成している。なお、それ以外の構成は図6と同様であり、同一の構成要素には同一の符号を付して説明を省略する。
本例の分電盤Aは、ボディ12及び外カバー11で構成される分電盤本体1と、内カバー2と、主幹開閉器3と、複数のDCプロテクタ4とを備える(図2〜図5参照)。
DCプロテクタ4は、プロテクタ本体40の長手方向一端側(図7(a)中の下側)に速結端子41bを具備した負荷端子部41が設けられており、さらに負荷端子部41において速結端子41bの内側には、プロテクタ本体40に回転自在に軸支されるストッパー46が収納されている。
ストッパー46は、プロテクタ本体40の幅方向両側壁に設けられた軸受け部(図示せず)に軸支される軸部46aと、速結端子41bに差込接続された電線7の芯線部72が接触する接触部46bと、後述の取付板6に設けた収容孔62に収容される規制部46cとが一体に設けられている。一方、取付板6においてストッパー46に対応する部位には、上記の規制部46cが収容される収容孔62が設けられている。
次に、ストッパー46の動作について、図7(a)(b)を参照しながら説明する。図7(a)は負荷端子部41に電線7を接続する前の状態であり、このときストッパー46は、復帰ばね45からの弾性力によって速結端子41b側に接触部46bが移動した状態にある。すなわち、ストッパー46の規制部46cはプロテクタ本体40の内部に収納された状態にあることから、DCプロテクタ4を取付板6から取り外すことができる。
図7(a)に示す状態から、電線7の芯線部72を速結端子41bに差し込むと、当該芯線部72が速結端子41bの鎖錠片41cにより鎖錠され、負荷端子部41に電線7が固定される(図7(b)参照)。このとき、ストッパー46は、差し込まれた芯線部72により接触部46bが押されて軸部46aを中心に右回りに回転し、規制部46cが取付板6の収容孔62に収容された状態になる。したがって、この状態では規制部46cが収容孔62の端縁部分に当接した状態にあるため、DCプロテクタ4をその取り外し方向(図7(b)中の下方向)に移動させることができず、DCプロテクタ4を取付板6から取り外すことができない。つまり、DCプロテクタ4を取付板6から取り外すためには、負荷端子部41に接続された電線7を取り外すことになる。その結果、DCプロテクタ4を取り外す際に各プラグイン端子42aと対応する導電バー5との間に生じるアークを抑えることができ、安全性が高められる。また、各プラグイン端子42aと対応する導電バー5との間に生じるアークを抑えることで、アークによってプラグイン端子42aが損傷するのを抑えることができ、その結果、給電性能の低下を抑えることができる。
さらに、本例のように、DCプロテクタ4の取り外し方向への移動を規制する規制手段を、DCプロテクタ4側に設けられたストッパー46と、ストッパー46の規制部46cが収容される取付板6側の収容孔62のみで構成した場合には、安価な構成で安全性を高めた分電盤Aを提供することができる。
なお、上述の実施形態1,2では、分岐用機器としてDCプロテクタ4を用いた場合について説明したが、分岐用機器は本実施形態に限定されるものではなく、例えば従来周知の分岐開閉器であってもいいし、DC−DCコンバータやAC−DCコンバータを内蔵したものでもよい。また、上述の実施形態1,2では、例えば漏電を検出したり、過電流や過電圧などを検出した場合には、電力変換回路の出力を停止させることで保護機能を実現しているが、リレーや半導体スイッチなどを用いて負荷端子部41と電力変換回路との間を遮断するようにしてもよい。
4 DCプロテクタ(分岐用機器)
5 導電バー
6 取付板
7 電線
40 プロテクタ本体(機器本体)
41 負荷端子部
41a 端子ねじ
42a プラグイン端子
44 シャフト(規制手段)
61 挿通孔(規制手段)

Claims (5)

  1. 主幹開閉器と、前記主幹開閉器を介して供給される電力を分岐させるための分岐用機器と、前記主幹開閉器及び前記分岐用機器が前面側に配設される取付板とを備え、
    前記分岐用機器は、前記主幹開閉器の二次側に接続された導電バーに差込接続されるプラグイン端子が一端側に設けられた機器本体を具備し、前記機器本体の他端側には負荷からの電線が接続される負荷端子部が設けられ、
    前記導電バーに前記プラグイン端子を差込接続した状態で前記負荷端子部に前記電線が接続されると前記分岐用機器の取り外し方向への移動を規制する規制手段が、前記分岐用機器及び前記取付板に設けられていることを特徴とする分電盤。
  2. 前記負荷端子部は、前記電線を当該負荷端子部に接続固定する端子ねじを具備し、
    前記規制手段は、前記分岐用機器に設けられ前記端子ねじにより前記電線を固定すると前記端子ねじに押されて前記機器本体から前記取付板側に突出するシャフトと、前記取付板に設けられ前記機器本体から突出した前記シャフトが挿通される挿通孔とで構成されていることを特徴とする請求項1記載の分電盤。
  3. 前記負荷端子部は、前記電線が差込接続される速結端子を具備し、
    前記規制手段は、前記分岐用機器に設けられ前記速結端子に差込接続された前記電線に押されて前記機器本体から前記取付板側に突出するシャフトと、前記取付板に設けられ前記機器本体から突出した前記シャフトが挿通される挿通孔とで構成されていることを特徴とする請求項1記載の分電盤。
  4. 前記シャフトは、前記速結端子に差込接続される前記電線との接触部分に、前記電線の差込方向と交差するテーパ面が設けられていることを特徴とする請求項3記載の分電盤。
  5. 前記負荷端子部は、前記電線が差込接続される速結端子を具備し、
    前記規制手段は、前記分岐用機器に設けられ前記速結端子に差込接続された前記電線に押されて回転し前記機器本体から前記取付板側に突出するストッパーと、前記取付板に設けられ前記機器本体から突出した前記ストッパーが収容される収容孔とで構成されていることを特徴とする請求項1記載の分電盤。
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