JP2012094782A - ガス絶縁負荷時タップ切換器 - Google Patents

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義基 中澤
Tamotsu Inoue
保 井上
Naoki Eguchi
直紀 江口
Hitoshi Koizumi
均 小泉
Shin Yamada
慎 山田
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Abstract

【課題】 本発明の実施形態におけるLTCの課題は、SF6ガスの使用量を抑制可能であり、構造が簡易なLTCを提供することとする。
【解決手段】 本発明の実施形態におけるLTCは、第1の絶縁筒と、第1の絶縁筒の開口を閉塞する上蓋と、上蓋が設けられた第1の絶縁筒の開口と対向する開口を閉塞する支え板と、上蓋および支え板を、貫通孔を介して貫通する駆動軸と、貫通孔と前記駆動軸との隙間を埋め、第1の絶縁筒と上蓋と支え板とからなる空間(SF6空間)の機密を保つシールと、駆動軸から機構部を介して伝達された駆動力により電極を開閉する真空バルブと、開口を上蓋により閉塞されている第2の絶縁筒と、上蓋が設けられた第2の絶縁筒の開口と対向する開口を閉塞する下蓋と、を備える。
さらに、SF6空間にはSF6ガスが封入され、前記第2の絶縁筒と前記上蓋と前記下蓋とからなる空間には環境低負荷絶縁ガスが封入されている。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ガス絶縁負荷時タップ切換器に関する。
最近の用地の入手困難などにより変電所などはよりコンパクト化した地下型に移行しつつある。そのような変電所においては変圧器,開閉装置ともガス絶縁化した全ガス絶縁変電所になることが多く、絶縁・冷却媒体としてSF6ガスを用いたガス絶縁変圧器が使用されている。
SF6ガスは通常の運転状態では、無色、無臭、無味、不燃性の非常に安定した気体であり、しかも無毒である。しかし、環境面から、1997年12月に京都で開催された第3回気候変動に関する国際連合枠組み条約締約国会議(COP3)において、SF6も削減対象ガスとして加えられ、排出の抑制と削減についての対応が要求されている。このように環境面からも、ガス絶縁変圧器や開閉装置に使用するSF6ガスの使用削減が望まれている。
従来のガス絶縁変圧器のガス絶縁変圧器タンクに設置されるガス絶縁負荷時タップ切換器(以下、LTCと呼ぶ)について図2を用いて説明する。図2は、LTCにおける切換開閉器の断面図を示している。切換開閉器は、上蓋1、絶縁筒2、絶縁柱3、真空バルブ4、機構部5、5’、シールド6、下蓋7、絶縁板8、駆動軸61、および支え板62から構成される。
上蓋1は、図示しないガス絶縁変圧器タンクに取り付けられており、絶縁筒2、絶縁柱3を保持している。絶縁筒2は、円筒形状であり、この絶縁筒2と上蓋1と下蓋7とにより囲われる空間は気密を保っている。絶縁柱3は、支え板62を保持し、この支え板62は、機構部5を保持している。機構部5、5’は、駆動軸61からの駆動力を真空バルブ4に伝達する。真空バルブ4は、機構部5、5’から伝達された駆動力により動作することで、電流の開閉を行う。絶縁板8は、機構部5’と真空バルブ4との間に設置され、絶縁性能を向上させている。
シールド6は、接地されている上蓋1と通電されている真空バルブ4の電極との対地絶縁を確保している。なお、LTCにおいて、この対地絶縁が最も高い絶縁性能が求められるため、気密が保たれている絶縁筒2と上蓋1と下蓋7により囲われる空間は絶縁ガスが封入されている。
また、この切換開閉器は下蓋7を介して図示しないタップ選択器と接続している。このタップ選択器および切換開閉器により接点を切替えることにより、接続するガス絶縁変圧器のコイルの巻数を変更することが可能である。さらに、この切換開閉器およびタップ選択器は、ガス絶縁変圧器タンク内に格納されている。
環境に対して低負荷である環境低負荷型ガス絶縁変圧器に使用されるLTCに封入される絶縁ガスは、SF6ガスの代替として窒素、二酸化炭素、酸素等あるいはそれらの混合ガスが使用されている。しかし、これらの環境低負荷絶縁ガスの同ガス圧力下での絶縁強度は、SF6ガスと比較して約30%である。絶縁強度の低下対策として、封入する絶縁ガス圧力を上昇させて絶縁強度の向上を図る方法が考えられている。
この絶縁ガス圧力を上昇させる方法では、真空バルブ4に設置されたベローの動作がスムーズにならないと共に、真空バルブ4内の真空空間にリークが発生する虞があった。
また、切換開閉器を内側絶縁容器と外側絶縁容器との2重の絶縁容器にて囲い、内側の絶縁容器内にSF6ガスを封入し、さらに、内側絶縁容器と外側絶縁容器との中間の空間にもSF6ガスを封入している。この時、中間の空間における絶縁ガス圧力を内側絶縁容器の絶縁ガス圧力よりも高く設定する方法が開示されている。この方法では、LTCとガス絶縁変圧器とにおいて、3種類のガス圧力が必要であることに加え、構造が複雑となっている。
特開2004−28877号公報
本発明の実施形態におけるLTCの課題は、SF6ガスの使用量を抑制可能であり、構造が簡易なLTCを提供することとする。
本発明の実施形態におけるLTCは、円筒形状の第1の絶縁筒と、前記第1の絶縁筒の開口を閉塞し、接地されている上蓋と、前記上蓋が設けられた前記第1の絶縁筒の開口と対向する開口を閉塞する支え板と、前記上蓋および前記支え板を、貫通孔を介して貫通する駆動軸と、前記貫通孔と前記駆動軸との隙間を埋め、前記第1の絶縁筒と前記上蓋と前記支え板とからなる空間の機密を保つシールと、前記第1の絶縁筒と前記上蓋と前記支え板とからなる空間外に設置され、前記駆動軸から機構部を介して伝達された駆動力により電極を開閉する真空バルブと、円筒形状であり、前記真空バルブを囲い、開口を前記上蓋により閉塞されている第2の絶縁筒と、前記上蓋が設けられた前記第2の絶縁筒の開口と対向する開口を閉塞する下蓋と、を備える。
さらに、前記第1の絶縁筒と前記上蓋と前記支え板とからなる空間には、SF6ガスが封入され、前記第2の絶縁筒と前記上蓋と前記下蓋とからなる空間には、環境低負荷絶縁ガスが封入されている。
第1の実施形態のLTCにおける断面構成を示す図。 従来のLTCにおける断面構成を示す図。
本発明の実施形態におけるLTCについて図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態におけるLTCの構成について図1を用いて説明する。上述した図2に示す従来のLTCと異なる点は、絶縁柱3を絶縁筒22とし、貫通孔63とシール64を設けた点である。この絶縁筒22、上蓋1、および支え板62に囲われる空間は、気密が保たれている。さらに、支え板62には貫通孔63が設けられ、駆動軸61が貫通している。この駆動軸61と貫通孔63との隙間にはシール64が設けられている。なお、本実施形態におけるLTCの構成において、従来の構成と同一の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
絶縁筒22は、絶縁筒2と同様に円筒形状をしており、FRP等の絶縁材料にて形成されている。また、絶縁筒22、上蓋1、シール64、および支え板62に囲われる空間(以下、SF6空間と呼ぶ)には、絶縁ガスとしてSF6ガスが封入されている。
支え板62に設けられたシール64は、駆動軸61と貫通孔63との間の隙間を埋めており、Oリング等で構成されている。つまり、駆動軸61が矢印で示す回転方向に回転しても内部に封入されているSF6ガスの漏れを防止している。
また、絶縁筒2、上蓋1、絶縁筒22、支え板62、シール64および下蓋7により囲われる空間(以下、中間空間と呼ぶ)には、地球環境を考慮した絶縁ガス、例えば窒素、二酸化炭素等が封入されている。ここで、SF6空間の絶縁ガス圧力Pinは、中間空間の絶縁ガス圧力Pmidより大きく設定されている。例えばPinは0.2〜0.6MPa程度、Pmidは0.05〜0.15MPa程度(大気圧と同程度)としている。
さらに、絶縁筒2の外部の空間(以下、変圧器空間と呼ぶ)は、中間空間と同様の地球環境に考慮した環境低負荷絶縁ガス、例えば窒素、二酸化炭素、酸素等が封入されている。前述したようにLTCは、ガス絶縁変圧器タンク内に設置されているため、変圧器空間の絶縁ガス圧力Poutは、ガス絶縁タンク内の絶縁ガス圧力と同様である。例えば、Poutは0.7〜1.0MPa程度としている。
上述したLTCに高電圧が通電された場合、真空バルブ4の電極は高電圧となるが、上蓋1は接地されているため、高い電圧差が生じる。しかし、SF6空間には高い絶縁性能を持つSF6ガスが封入されているため、絶縁破壊を引き起こすことがないと共に、上蓋1側のシールド6と支え板62側のシールド6との距離を短くすることが可能となり、LTCの小型化が可能となる。
さらに、中間空間および変圧器空間は、窒素、二酸化炭素等の環境に考慮した環境低負荷絶縁ガスが封入されているため、SF6ガスの使用量を低減することが可能である。また、中間空間の絶縁ガス圧力Pmidを0.05〜0.15MPa程度という低圧力としているため、真空バルブ4のベローの動作がスムーズに行われる。つまり、タップ切換動作をスムーズに行うことが可能である。
また、環境低負荷絶縁ガスに酸素が含まれる場合、酸素の混合量を酸素の燃焼範囲以下とすることで、安全なガス絶縁負荷時タップ切換器を提供することが可能である。
さらに、SF6空間の絶縁ガス圧力Pinと中間空間の絶縁ガス圧力Pmidとの圧力差(Pmid−Pin)と、中間空間の絶縁ガス圧力Pmidと変圧器空間の絶縁ガス圧力Poutとの圧力差(Pout−Pmid)とを比較すると、中間空間の絶縁ガス圧力Pmidと変圧器空間の絶縁ガス圧力Poutとの圧力差(Pout−Pmid)の方が大きい。そのため、絶縁筒22の厚さは、絶縁筒2の厚さよりも薄くすることが可能であり、絶縁筒22の厚さを薄くすることにより、絶縁体の使用量を減少させることが可能である。
また、上蓋1に対して切換開閉器と反対側の外気空間と、SF6空間とを貫通する回収孔およびバルブを上蓋1に設けることにより、SF6ガスの封入・回収を容易に行うことが可能となる。
本発明に係る実施形態によれば、SF6ガスの使用量を抑制可能であり、構造が簡易なLTCを提供することが可能である。
以上、本発明のいくつかの実施形態について説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことが出来る。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…上蓋
2、22…絶縁筒
3…絶縁柱
4…真空バルブ
5、5’…機構部
6…シールド
7…下蓋
8…絶縁板
61…駆動軸
62…支え板
63…貫通孔
64…シール

Claims (5)

  1. 円筒形状の第1の絶縁筒と、
    前記第1の絶縁筒の開口を閉塞し、接地されている上蓋と、
    前記上蓋が設けられた前記第1の絶縁筒の開口と対向する開口を閉塞する支え板と、
    前記上蓋および前記支え板を、貫通孔を介して貫通する駆動軸と、
    前記貫通孔と前記駆動軸との隙間を埋め、前記第1の絶縁筒と前記上蓋と前記支え板とからなる空間の機密を保つシールと、
    前記第1の絶縁筒と前記上蓋と前記支え板とからなる空間外に設置され、前記駆動軸から機構部を介して伝達された駆動力により電極を開閉する真空バルブと、
    円筒形状であり、前記真空バルブを囲い、開口を前記上蓋により閉塞されている第2の絶縁筒と、
    前記上蓋が設けられた前記第2の絶縁筒の開口と対向する開口を閉塞する下蓋と、を備え、
    前記第1の絶縁筒と前記上蓋と前記支え板とからなる空間には、SF6ガスが封入され、前記第2の絶縁筒と前記上蓋と前記下蓋とからなる空間には、環境低負荷絶縁ガスが封入されたガス絶縁負荷時タップ切換器。
  2. 前記第1の絶縁筒と前記上蓋と前記支え板とからなる空間に封入された、SF6ガスの絶縁ガス圧力は、前記第2の絶縁筒と前記上蓋と前記下蓋とからなる空間に封入された、環境低負荷絶縁ガスの絶縁ガス圧力より大きい、請求項1記載のガス絶縁負荷時タップ切換器。
  3. 前記第1の絶縁筒と前記上蓋と前記支え板とからなる空間に封入された、SF6ガスの絶縁ガス圧力は0.2〜0.6MPa、前記第2の絶縁筒と前記上蓋と前記下蓋とからなる空間に封入された、環境低負荷絶縁ガスの絶縁ガス圧力は0.05〜0.15MPaである、請求項1記載のガス絶縁負荷時タップ切換器。
  4. 前記環境負荷絶縁ガスは、窒素、二酸化炭素、空気、窒素と酸素の混合ガス、窒素と二酸化炭素の混合ガスのいずれかである、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のガス絶縁負荷時タップ切換器。
  5. 前記環境負荷絶縁ガスに酸素が含まれる場合の、酸素の混合量は燃焼範囲の下限以下である、請求項1乃至4のいずれか1項に記載のガス絶縁負荷時タップ切換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104112575A (zh) * 2014-07-08 2014-10-22 纪元电气集团有限公司 一种有载调压调容分接开关

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