JP2012093093A - 構造部材検査装置、構造部材検査方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】構造部材の内部に発生する劣化を検出するための構造部材検査装置であって、前記構造部材の長手軸方向に超音波を送信し、反射波を受信する超音波送受信部と、受信した実反射波波形と、反射波波形データと一致するか判定し、一致するものがあると判定した場合、その一致した前記反射波波形データに対応するのが構造物の種別であるか判定し、構造物の種別であると判定した場合、送信から受信までの経過時間によって当該実反射波波形を発生させた前記構造物までの送信位置からの距離を算出し、前記構造物データ保持部に記録されている前記距離と一致するものがあるか判定し、一致するものがあると判定した場合、前記実反射波波形は前記構造部材に取り付けられた前記構造物に起因するものであり、前記構造部材に生じた劣化によるものではないと判定する。
【選択図】図5
Description
図1、図2に、ガイド波を用いて送電線鉄塔等の構造部材である鋼管の非破壊検査を実施する様子を模式的に示している。図1の例は、ガイド波を用いて送電線鉄塔の支柱等を構成する構造部材10の劣化を検査する状況を示し、構造部材10は鋼管11(管状構造部材)によって構成されており、その鋼管10には、他の構造部材10との間に設けられる水平材、斜材等の補強部材12、点検時等に作業員が構造部材10を昇降する際の足場として使用するステップボルト13等が、溶接、ボルト締結等により取り付けられている。図2は、後述する超音波探触子ユニット20を含む構造部材10の横断面を示している。
次に、本実施形態の鋼管検査装置100の構成について、図4〜図6を参照して説明する。図4は鋼管検査装置100のハードウェア構成の一例を示す図、図5は鋼管検査装置100のソフトウェア構成の一例を示す図である。図1、図2に示したように、鋼管検査装置100は、検査対象である鋼管11に設置される超音波探触子ユニット20に接続される。
次に、以上の構成によって実現される鋼管検査装置100で実行されるデータ処理について説明する。図7に、鋼管検査装置100によって実行される処理フローの一例を示している。なお、図7において、各処理ステップに付した符号の「S」の文字は、「Step」を表している。本処理フローが起動される前提として、測定対象である鋼管11には超音波探触子ユニット20が所定位置に設置されているものとする。
12 補強部材 13 ステップボルト
20 超音波探触子ユニット 30 超音波探触子
100 鋼管検査装置 110 ガイド波送受信部
120 A/D変換部 130 入出力インタフェース
141 プロセッサ 142 メモリ
143 補助記憶装置 144 入力装置
145 出力装置 146 通信インタフェース
151 データI/O部 152 オペレーティングシステム
153 測定管理部 154 反射波波形判定部
155 判定結果処理部 156 判定用データ記憶部
1561 構造物データテーブル 1562 波形サンプルデータテーブル
Claims (6)
- 構造部材の内部に発生する劣化を検出するための構造部材検査装置であって、
検査対象である前記構造部材の長手軸方向に超音波を送信し、送信された前記超音波の反射波を受信する超音波送受信部と、
前記構造部材に取り付けられている構造物について、その構造物の種別と前記超音波送信位置からの距離とを、前記構造部材の属性を示すデータである構造部材属性データ及び前記構造部材を互いに識別するデータである構造部材識別データと対応付けて保持している構造物データ保持部と、
前記構造部材属性データ毎に、前記構造物の種別、あるいは前記構造部材に生じる劣化要因と、前記構造物の種別、あるいは前記劣化要因によって生じる反射波の波形を表すデータである反射波波形データとを対応付けて保持している波形データ保持部と、
前記超音波送受信部が受信した反射波の波形である実反射波波形と、前記波形データ保持部に記録されている前記反射波波形データとで一致するものがあるか判定し、一致するものがあると判定した場合、その一致した前記反射波波形データに対応するのが構造物の種別であるか判定し、構造物の種別であると判定した場合、前記超音波送信から反射波受信までの経過時間によって当該実反射波波形を発生させた前記構造物までの前記超音波送信位置からの距離を算出し、前記構造物データ保持部に記録されている前記距離と一致するものがあるか判定し、一致するものがあると判定した場合、前記実反射波波形は前記構造部材に取り付けられた前記構造物に起因するものであり、前記構造部材に生じた劣化によるものではないと判定する反射波波形判定部と、
を備えていることを特徴とする構造部材検査装置。 - 請求項1に記載の構造部材検査装置であって、
前記反射波波形判定部が、前記実反射波波形と、前記波形データ保持部に記録されている反射波波形データとで一致するものがあるか判定し、一致するものがあると判定した場合、その一致した前記反射波波形データに対応するのが前記構造部材に生じた劣化であるか判定し、劣化であると判定した場合、前記超音波送信から反射波受信までの経過時間によって当該実反射波波形を発生させた前記劣化要因までの前記超音波送信位置からの距離を算出し、前記劣化要因の前記構造部材における発生位置として記録することを特徴とする構造部材検査装置。 - 請求項1に記載の構造部材検査装置であって、
前記反射波波形判定部が、前記実反射波波形と、前記波形データ保持部に記録されている前記反射波波形データとで一致するものがあるか判定し、一致するものがないと判定した場合、前記実反射波波形は前記構造部材に取り付けられた前記構造物、あるいは前記構造部材に生じた劣化要因のいずれに起因するものでもないと判定し、その旨を記録することを特徴とする構造部材検査装置。 - 請求項1に記載の構造部材検査装置であって、
前記構造部材は電線を支持する構造体を構成する管状構造部材であり、前記構造物は前記構造体に取り付けられた補強部材あるいはステップボルトを含んでいることを特徴とする構造部材検査装置。 - 請求項4に記載の構造部材検査装置であって、
前記劣化要因は、前記管状構造部材の内部に発生した腐食、割れ、あるいは錆の発生箇所を含むことを特徴とする構造部材検査装置。 - 構造部材の内部に発生する劣化を検出するための構造部材検査方法であって、
プロセッサ及びメモリを備えたコンピュータに、
検査対象である前記構造部材の長手軸方向に超音波を送信し、送信された前記超音波の反射波を受信する処理と、
前記構造部材に取り付けられている構造物について、その構造物の種別と前記超音波送信位置からの距離とを、前記構造部材の属性を示すデータである構造部材属性データ及び前記構造部材を互いに識別するデータである構造部材識別データと対応付けて保持する処理と、
前記構造部材属性データ毎に、前記構造物の種別、あるいは前記構造部材に生じる劣化要因と、前記構造物の種別、あるいは前記劣化要因によって生じる反射波の波形を表すデータである反射波波形データとを対応付けて保持する処理と、
前記超音波送受信部が受信した反射波の波形である実反射波波形と、前記波形データ保持部に記録されている前記反射波波形データとで一致するものがあるか判定し、一致するものがあると判定した場合、その一致した前記反射波波形データに対応するのが構造物の種別であるか判定し、構造物の種別であると判定した場合、前記超音波送信から反射波受信までの経過時間によって当該実反射波波形を発生させた前記構造物までの前記超音波送信位置からの距離を算出し、前記構造物データ保持部に記録されている前記距離と一致するものがあるか判定し、一致するものがあると判定した場合、前記実反射波波形は前記構造部材に取り付けられた前記構造物に起因するものであり、前記構造部材に生じた劣化によるものではないと判定する処理と、
を実行させることを特徴とする構造部材検査方法。
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