JP2012091754A - 車両用プログラム書換えシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のECUのプログラムを好適に書き換えることが可能な車両用プログラム書換えシステムを提供する。
【解決手段】車両用プログラム書換えシステム10の書換え装置54は、第1ECU(例えば、ENG ECU56a)の第1プログラムの書換えが完了すると、第1ECU56に再起動を要求し、第1ECU56が再起動した後に、前記第1プログラムの書換えの成否を判定し、前記第1プログラムの書換えが成功したと判定すると、第2ECU(例えば、ABS ECU56b)の第2プログラムの書換えに移行する。
【選択図】図1

Description

この発明は、電子制御装置のプログラムの書換えが可能な車両用プログラム書換えシステムに関する。
コンピュータ技術の発展に伴い、車両の電子化が進んでいる。電子化された車両では、複数の電子制御装置(ECU)が用いられることが一般的である。ECUで用いられる制御プログラムは、バージョンアップ等に伴って書き換えられることがある(特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1では、プログラムを書き換える際、作業者が書換え装置(8)のコネクタ(9)を車両内ネットワーク(4)のコネクタ(7)に接続する。次いで、作業者は、車両内ネットワークに接続されているECUの中からプログラムを書き換える対象となるECUを選択し、書換え対象のプログラムの選択を指示する。当該指示に伴ってプログラムの書換えが正常終了すると、作業者に対し、イグニションスイッチ(IGSW)のオフが指示される(同文献の段落[0008]及び図4参照)。
また、特許文献2では、外部ツール(20)と複数のECU(10、12、14)とが電気的に接続された状態において、外部ツールは、1つのECU(10)のプログラムを書き換える。書換えが完了すると、IGSW(22)を一度オフにした後、再度オンにすることにより、各ECUは通常の動作状態に復帰する(同文献の図2及び段落[0021]〜[0027]参照)。
特開2003−172199号公報 特開2005−297653号公報
上記のように、特許文献1及び特許文献2では、1つのECUについてプログラムを書き換えることが記載されている。このため、両文献では、複数のECUそれぞれについてプログラムを書き換えるのに好適な構成又は方法については検討されていない。
例えば、特許文献1では、上記の通り、作業者は、車両内ネットワークに接続されているECUからプログラムを書き換える対象となるECUを選択し、書換え対象のプログラムの選択を指示する。そして、当該指示に伴ってプログラムの書換えが正常終了すると、作業者に対し、IGSWのオフが指示される。このため、特許文献1では、複数のECUについてプログラムを書き換える場合、ユーザは、1つのECUについてプログラムの書換えが完了する毎にIGSWをオフにし、再度IGSWをオンにした後、別の書換え作業を行うこととなる。これにより、ユーザの作業負荷が増えることとなる。
また、特許文献2では、ECU(10)(ノードA)が書換え対象であることが前提とされており、書換え対象のECUが複数ある場合、どのように書換え作業を進めるかについては何ら記載がない。
この発明は、このような問題を考慮してなされたものであり、複数のECUのプログラムを好適に書き換えることが可能な車両用プログラム書換えシステムを提供することを目的とする。
この発明に係る車両用プログラム書換えシステムは、第1プログラムが格納され、前記第1プログラムの書換えが可能な第1記憶装置が搭載された第1電子制御装置と、第2プログラムが格納され、前記第2プログラムの書換えが可能な第2記憶装置が搭載された第2電子制御装置と、前記第1プログラム及び前記第2プログラムの書換えを行う書換え装置と、前記第1電子制御装置、前記第2電子制御装置及び前記書換え装置の間でデータ通信を行うための通信線とを有するものであって、前記書換え装置は、前記第1プログラムの書換えが完了すると、前記第1電子制御装置に再起動を要求し、前記第1電子制御装置が再起動した後に、前記第1プログラムの書換えの成否を判定し、前記第1プログラムの書換えが成功したと判定すると、前記第2プログラムの書換えに移行することを特徴とする。
この発明によれば、第1電子制御装置(第1ECU)における第1プログラムの書換えが完了すると、第1ECUに再起動を要求した後、書換え装置が当該書換えの成否を判定し、当該書換えが成功したと判定すると、第2電子制御装置(第2ECU)における第2プログラムの書換えに移行する。従って、第1プログラムの書換えから第2プログラムの書換えに移行するに際し、ユーザによるイグニションスイッチの操作が不要となり、第1プログラム及び第2プログラムの書換えを連続的に行うことが可能となる。その結果、ユーザの作業負荷を軽減することが可能となり、第1プログラム及び第2プログラムを好適に書き換えることが可能となる。
前記書換え装置は、前記第1プログラムの書換えの開始前に、前記通信線に接続される全ての電子制御装置に対して異常検出の停止を要求し、前記第1電子制御装置が再起動した後に、前記第1電子制御装置に異常検出の停止を要求してもよい。
これにより、通信線に接続される複数の電子制御装置(ECU)それぞれにおいて互いの異常検出を行っている場合でも、第1プログラム及び第2プログラムの書換えを適切に行うことが可能となる。例えば、各ECU間で互いに定期的に通信を行うことで、互いの異常発生を検知する構成では、第1ECUは正常に第1プログラムの書換えを行っているにもかかわらず、第1ECU以外のECUが、第1プログラムの書換えに伴う第1ECUの動作停止により、第1ECUに異常が発生したと判定し、当該判定に伴って不都合が生じる可能性がある。しかし、この発明によれば、第1プログラムの書換え前に全てのECUにおいて異常検出を停止する。従って、上記のような不具合を防ぐことが可能となる。
また、書換え後の第1ECUが再起動されると、異常検出の停止が無効となり、第1ECUは、異常検出を再開する。その後、第2ECUにおける第2プログラムの書換えを行うために第2ECUの動作を停止すると、第1ECUは、正常に書換えを行っている第2ECUに異常が発生していると誤判断してしまう。しかし、この発明によれば、再起動後の第1ECUにおいて異常検出を停止する。従って、上記のような不具合を防ぐことが可能となる。
この発明によれば、第1電子制御装置(第1ECU)における第1プログラムの書換えが完了すると、第1ECUに再起動を要求した後、書換え装置が当該書換えの成否を判定し、当該書換えが成功したと判定すると、第2電子制御装置(第2ECU)における第2プログラムの書換えに移行する。従って、第1プログラムの書換えから第2プログラムの書換えに移行するに際し、ユーザによるイグニションスイッチの操作が不要となり、第1プログラム及び第2プログラムの書換えを連続的に行うことが可能となる。その結果、ユーザの作業負荷を軽減することが可能となり、第1プログラム及び第2プログラムを好適に書き換えることが可能となる。
この発明の一実施形態に係る車両用プログラム書換えシステムの概略的な構成図である。 車両における電力の供給及び信号の入出力の様子を説明する図である。 CD−ROMを介して伝達された書換えデータ(プログラム)で電子制御装置(ECU)のプログラムを書き換える際の処理の概要を示すフローチャートである。 CD−ROMを介して伝達された書換えデータ(プログラム)でECUのプログラムを書き換える際の処理の詳細を示す第1フローチャートである。 CD−ROMを介して伝達された書換えデータ(プログラム)でECUのプログラムを書き換える際の処理の詳細を示す第2フローチャートである。 CD−ROMを介して伝達された書換えデータ(プログラム)でECUのプログラムを書き換える際の処理の詳細を示す第3フローチャートである。 CD−ROMを介して伝達された書換えデータ(プログラム)でECUのプログラムを書き換える際の処理の詳細を示す第4フローチャートである。 CD−ROMを介して伝達された書換えデータ(プログラム)でECUのプログラムを書き換える際の処理の詳細を示す第5フローチャートである。 CD−ROMを介して伝達された書換えデータ(プログラム)でECUのプログラムを書き換える際の処理の詳細を示す第6フローチャートである。 CD−ROMを介して伝達された書換えデータ(プログラム)でECUのプログラムを書き換える際の処理の詳細を示す第7フローチャートである。 CD−ROMを介して伝達された書換えデータ(プログラム)でECUのプログラムを書き換える際の処理の詳細を示す第8フローチャートである。 CD−ROMを介して伝達された書換えデータ(プログラム)でECUのプログラムを書き換える際の処理の詳細を示す第9フローチャートである。 図8〜図9のフローチャートの一部に対応した表示部の画面の移り変わりの一例を示す画面遷移図である。 衛星放送網を介して伝達された書換えデータ(プログラム)でECUのプログラムを書き換える際の処理の概要を示すフローチャートである。 衛星放送網を介して伝達された書換えデータ(プログラム)でECUのプログラムを書き換える際の処理の詳細を示すフローチャートである。 移動通信網を介して伝達された書換えデータ(プログラム)でECUのプログラムを書き換える際の処理の概要を示すフローチャートである。 移動通信網を介して伝達された書換えデータ(プログラム)でECUのプログラムを書き換える際の処理の詳細を示すフローチャートである。
[A.一実施形態]
1.全体及び各部の構成
(1)全体構成
図1は、この発明の一実施形態に係る車両用プログラム書換えシステム10(以下「書換えシステム10」又は「システム10」という。)の概略的な構成図である。書換えシステム10は、データ伝達システム12と、管理サーバ14(以下「サーバ14」という。)と、複数の車両16とを有する。
システム10では、各車両16の電子制御装置56a〜56d(以下「ECU56a〜56d」という。)に記憶されたプログラムを書き換える(更新する)際に使用する複数の書換えデータ(プログラム)は、データ伝達システム12を介して管理サーバ14から各車両16に伝達する。なお、以下では、ECU56a〜56dをECU56と総称する。
(2)データ伝達システム12
データ伝達システム12は、読取り専用のコンパクト・ディスク22(以下「CD−ROM22」という。)と、衛星放送網24と、移動通信網26とを有する。
CD−ROM22は、複数の書換えデータ(プログラム)を記憶している。CD−ROM22は、輸送業者(郵便、宅配便)による輸送手段(トラック、貨物列車など)を介して車両16のメーカから各ユーザに送付される。
衛星放送網24は、放送衛星28を用いた衛星放送により複数の書換えデータ(プログラム)を配信することができる。ここでの衛星放送としては、例えば、移動体向けの衛星デジタル音声放送(北米におけるシリウスXMラジオ等)を用いることができる。
移動通信網26は、携帯電話86を用いた通信を可能とする通信網である。移動通信網26は、携帯電話86との間の通信により複数の書換えデータ(プログラム)を車両16に送信することができる。
本実施形態では、CD−ROM22、衛星放送網24又は移動通信網26を用いて、複数の書換えデータ(プログラム)を各車両16に伝達することができる。
(3)管理サーバ14
管理サーバ14は、通信装置32と、入力装置34と、モニタ36と、演算装置38と、記憶装置40と、書換えプログラムデータベース42(以下「書換えプログラムDB42」又は「プログラムDB42」という。)とを有する。管理サーバ14の管理者又はこれに準ずる者(以下「管理者等」という。)は、複数の書換えデータ(プログラム)を作成すると、入力装置34を介して当該書換えデータ(プログラム)をプログラムDB42に記憶する。
そして、衛星放送網24を用いて複数の書換えデータ(プログラム)を配信する場合、管理者等は、放送衛星28等を介して複数の書換えデータ(プログラム)を配信する。
移動通信網26を用いて複数の書換えデータ(プログラム)を送信する場合、管理者等は、サーバ14において、新たな書換えデータ(プログラム)をアップロードする。そして、車両16に設置された携帯電話86から書換えデータ(プログラム)の送信要求があった場合、サーバ14は、通信装置32及び移動通信網26を介して書換えデータ(プログラム)を携帯電話86に送信する。
CD−ROM22を用いて複数の書換えデータ(プログラム)を伝達する場合、管理者等は、CD−ROM22に複数の書換えデータ(プログラム)を記憶し、輸送業者を介してCD−ROM22を各ユーザに送付する。このため、厳密には、CD−ROM22は、管理サーバ14から送付されない場合があるが、以下では、CD−ROM22が管理サーバ14から送付されない場合を、CD−ROM22が管理サーバ14から送付される場合に含めて説明する。
(4)車両16
(a)車両16の構成
各車両16は、受信装置52と、プログラム書換え装置54(以下「書換え装置54」という。)と、複数のECU56と、バッテリ58と、イグニションスイッチ64(以下「IGSW64」という。)とを備える。本実施形態における車両16は、ガソリン車であるが、これに限らず、例えば、ディーゼル車又は電気自動車(燃料電池車及びハイブリッド車を含む。)であってもよい。
車両16では、データ伝達システム12を介して管理サーバ14から伝達される複数の書換えデータ(プログラム)を受信装置52で受信する。そして、受信装置52が受信した複数の書換えデータ(プログラム)は、書換え装置54により、対象となる複数のECU56に書き込まれる。
なお、図1では、右側の車両16のみ内部構成を示し、その他の車両16については内部構成の記載を省略している。
(b)受信装置52
受信装置52は、データ受信部72と、表示部74と、入力部76と、演算部78と、記憶部80とを有する。
データ受信部72は、無線アンテナ82と、モデム84と、携帯電話86と、携帯電話86用のコネクタ88と、CD−ROMドライブ90(以下「ドライブ90」という。)とを有する。
衛星放送網24を介して複数の書換えデータ(プログラム)が配信される場合、受信装置52は、無線アンテナ82とモデム84とを用いて書換えデータ(プログラム)を受信する。移動通信網26を介して複数の書換えデータ(プログラム)が送信される場合、受信装置52は、携帯電話86を用いて書換えデータ(プログラム)を受信する。CD−ROM22を介して複数の書換えデータ(プログラム)が伝達される場合、CD−ROM22をドライブ90に挿入し、CD−ROM22から書換えデータ(プログラム)を読み出すことにより、受信装置52は、プログラムを受信する。なお、携帯電話86は、ユーザが日頃持ち歩いているものを、車両16の走行時にコネクタ88に接続して用いる。或いは、携帯電話86は、車両16専用に用いるものとし、常時コネクタ88に接続しておいてもよい。
表示部74は、ユーザに対する種々の表示を行う。入力部76は、ユーザの操作に応じた入力を受け付ける。本実施形態では、表示部74及び入力部76を、例えば、タッチパネルにより構成することができる。
演算部78は、受信装置52の各部を制御する。記憶部80は、図示しない揮発性メモリ及び不揮発性メモリを有し、受信装置52用の制御プログラムを記憶すると共に、ECU56のプログラムを書き換えるための書換えデータ(プログラム)を記憶する。
なお、受信装置52には、ナビゲーション装置としての機能を持たせることができる。換言すると、従前のナビゲーション装置に、本実施形態における受信装置52の機能を持たせてもよい。
(c)書換え装置54
書換え装置54は、通信線68を介して各ECU56においてプログラムの書換えを行うものであり、入出力部92と、演算部94と、記憶部96とを有する。書換え装置54の機能及び動作の詳細は後述する。
(d)各ECU56
ECU56は、車両16の各部を制御するものであり、ECU56には、例えば、図示しないエンジンの出力を制御するエンジン電子制御装置56a(以下「ENG ECU56a」という。)と、図示しないブレーキシステムの制御を行うアンチロックブレーキシステム電子制御装置56b(以下「ABS ECU56b」という。)と、図示しないエアバッグの制御を行う補助拘束システム電子制御装置56c(以下「SRS ECU56c」という。)と、図示しないイモビライザ装置の制御を行うイモビライザ電子制御装置56d(以下「イモビライザECU56d」という。)とが含まれる。上記のように、これらのECU56a〜56dを含め、各ECUをECU56と総称する。
各ECU56は、入出力部102と、演算部104と、記憶部106とを有する。なお、図1では、ENG ECU56aの入出力部102、演算部104及び記憶部106のみ図示し、その他のECU56b〜56dについては入出力部102、演算部104及び記憶部106の図示を省略している。
また、ENG ECU56aは、エンジン回転数Ne[rpm]を検出するエンジン回転数センサ108と、車両16の車速V[km/h]を検出する車速センサ110とに接続されている。
各ECU56は、通信線68を介して互いにデータ通信を行い、特定のECU56(例えば、ENG ECU56a)からの通信データ(例えば、エンジン回転数Neや車速Vのデータ)に基づいて、他のECU56(例えば、ABS ECU56b、SRS ECU56c及びイモビライザECU56d)は車両16の協調制御を行うと共に、当該特定のECU56(例えば、ENG ECU56a)の故障診断(通信データの異常検出)を行う。
(e)バッテリ58
バッテリ58は、受信装置52、書換え装置54及び各ECU56に電力を供給する。このうち受信装置52については、基本的には、IGSW64を介して電力供給の有無を切り換えるが、書換え装置54からの指令(起動信号Son)に応じて電力供給の有無を切り換えることもできる。書換え装置54は、バッテリ58と常に接続されている。各ECU56については、IGSW64を介して電力供給の有無を切り換えることができる。詳細は、図2を参照して後述する。
(f)IGSW64
本実施形態のIGSW64は、ロータリ式であり、図示しないインスツルメントパネルに向かって左側から「オフ」、「ACC」(アクセサリ)及び「オン」の位置を選択可能である。また、IGSW64は、「オン」の位置から更に右側(時計回り)に回すと、「ST」(エンジンスタート)の位置となり、エンジンが始動する。
本実施形態では、IGSW64が「オフ」の位置にあるとき、バッテリ58から受信装置52及び各ECU56への電力供給は、基本的に停止される。
なお、後述するように、車両16がいわゆるスマートスタート機能を有している場合、IGSW64は、いわゆるスマートスタート機能で用いるプッシュスイッチであってもよい。
2.電力供給構成
図2には、車両16における電力の供給及び信号の入出力の様子を説明する図が示されている。
図2に示すように、バッテリ58からの電力(以下「バッテリ電力Pbat」という。)[W]は、受信装置52及び書換え装置54に直接供給される。このため、受信装置52及び書換え装置54は、IGSW64の位置にかかわらず、動作可能である。
但し、受信装置52については、通常、本実施形態では、受信装置52は、IGSW64の位置が「ACC」又は「オン」であるとき、バッテリ電力Pbatを利用して電源オンとなり、IGSW64の位置が「オフ」であるとき、バッテリ電力Pbatを利用せず、電源オフとなる。例外的に、受信装置52が書換え装置54から起動信号Sonを受信したときは、IGSW64の位置が「オフ」であっても、受信装置52は、書換え装置54から解除指令を受けるまで、バッテリ電力Pbatを利用して電源オンとなる。
また、バッテリ電力Pbatは、IGSW64を介して各ECU56に供給される。より具体的には、IGSW64の位置が「オン」であるとき、バッテリ電力Pbatが各ECU56に供給される。一方、IGSW64の位置が「オフ」又は「ACC」であるとき、バッテリ電力Pbatは各ECU56に供給されない。
3.プログラムの書換え
(1)CD−ROM22を介して伝達された書換えデータ(プログラム)の場合
(a)書換え処理の概要
図3は、CD−ROM22を介して伝達された複数の書換えデータ(プログラム)で複数のECU56のプログラムを書き換える際の処理の概要を示すフローチャートである。
ステップS1において、ユーザによりCD−ROM22が受信装置52のドライブ90に挿入されると、受信装置52は、複数の書換えデータ(プログラム)をCD−ROM22から読み出す。
ステップS2において、車両16では、プログラムの書換えの準備を行う。
ステップS3において、車両16では、プログラムの書換えの準備完了をユーザに通知する。ステップS4において、車両16は、ユーザからプログラムの書換え処理の許可を受け付ける。
ステップS5において、車両16は、IGSW64の位置を「オフ」にするようユーザに要求する。この際、IGSW64の位置が「オフ」になっても受信装置52を電源オンのままにするよう設定する。ステップS6において、車両16は、ユーザがIGSW64の位置を「オフ」にしたことに伴う各ECU56の電源オフを確認する。なお、受信装置52はオンのままである。
ステップS7において、車両16は、ユーザにIGSW64の位置を「オン」にするよう要求する。ステップS8において、車両16は、ユーザがIGSW64の位置を「オン」にしたことに伴う各ECU56の再起動(電源オン)を確認する。
ステップS9において、車両16では、プログラムの書換え処理を実行する。本実施形態では、複数のECU56についてプログラムの書換え処理を行う。
なお、ステップS1〜S5の間は、車両16は走行が可能である一方、ステップS6〜S9の間は、エンジンが停止し、車両16は走行できない。また、ステップS1〜S3の間は、ドライブ90に別のCD−ROM22(例えば、音楽用)を挿入することはできない。
(b)書換え処理の詳細
図4〜図12は、CD−ROM22を介して伝達された書換えデータ(プログラム)でECU56のプログラムを書き換える際の処理の詳細を示すフローチャートである。図13は、図8〜図9のフローチャートの一部に対応した表示部74の画面の移り変わりの一例を示す画面遷移図である。
なお、ステップS11〜S13は、図3のステップS1に対応し、ステップS14〜S30は、ステップS2に対応する。ステップS31は、ステップS3に対応し、ステップS32は、ステップS4に対応する。ステップS33〜S35は、ステップS5に対応し、ステップS36〜S37は、ステップS6に対応する。ステップS38は、ステップS7に対応し、ステップS39は、ステップS8に対応する。ステップS40〜S73は、ステップS9に対応する。
ステップS11において、受信装置52のドライブ90にCD−ROM22が挿入される。ステップS12において、受信装置52は、挿入されたCD−ROM22が、ECU56の書換えデータ(プログラム)であるか否かを判定する。挿入されたCD−ROM22が書換えデータ(プログラム)でない場合(S12:NO)、今回の処理を終了する。挿入されたCD−ROM22が書換えデータ(プログラム)である場合(S12:YES)、ステップS13において、受信装置52は、書換えデータ(プログラム)をCD−ROM22から読み込む。書換えデータ(プログラム)を読み込んでいる際、受信装置52は、表示部74にCD−ROM22から書換えデータ(プログラム)を読込み中である旨を表示する。例えば、「書換え用データを読込み中です。走行は可能ですが、CD−ROMドライブは使用できません。」というメッセージを表示部74に表示する。
書換えデータ(プログラム)の読込みが完了すると、ステップS14において、受信装置52から書換え装置54に書換えデータ(プログラム)の読込みが完了したことを通知する。
ステップS15において、書換え装置54は、前回の書換え処理が完了しているか否かを判定する。例えば、書換え装置54は、別の書換えデータ(プログラム)を記憶しているものの、当該書換えデータ(プログラム)を用いた書換え処理が行われていない場合、前回の書換え処理は完了していない。
ステップS16において、書換え装置54は、ステップS15の結果を受信装置52に通知する。
図5のステップS17において、受信装置52は、書換え装置54からの通知に基づき、前回の書換え処理が完了しているか否かを確認する。前回の書換え処理が完了している場合(S17:YES)、ステップS18に進む。前回の書換え処理が完了していない場合(S17:NO)、前回の書換え処理の完了を優先させる。このため、車両16では、今回の書換え処理を終える。なお、この場合、受信装置52は、前回の書換え処理を実行するよう促すメッセージを表示部74に表示してもよい。また、受信装置52の記憶部80又は書換え装置54の記憶部96の容量に空きがある場合、今回受信した書換えデータ(プログラム)を記憶しておくことも可能である。
ステップS18において、受信装置52は、書換え装置54に書換えデータ(プログラム)を転送する。
ステップS19において、書換え装置54は、書換えデータ(プログラム)が正常であるか否かを判定する。当該判定は、例えば、書換えデータ(プログラム)のデータ構造が正しいか否か及び書換えデータ(プログラム)のハッシュ値が正常であるか否かに基づいて行う。
書換えデータ(プログラム)が正常でない場合(S19:NO)、ステップS20において、書換え装置54は、受信装置52にエラーを通知する。ステップS21において、受信装置52は、表示部74にエラー表示をすると共に、記憶部80に記憶していた書換えデータ(プログラム)を消去し、今回の処理を終える。前記エラー表示としては、例えば、書換えデータ(プログラム)に異常があるため、ディーラに連絡すべき旨の表示を用いることができる。
書換えデータ(プログラム)が正常である場合(S19:YES)、ステップS22において、書換え装置54は、書換えデータ(プログラム)を記憶部96に記憶する。
図6のステップS23において、書換え装置54は、記憶部96に記憶した書換えデータ(プログラム)で書換えを行うECU56(以下「対象ECU56tar」という。)の1つに対し、現在の(すなわち、書換え前の)プログラムのバージョンなどの内容が識別できるプログラム識別情報(以下「プログラムID」という。)を要求する。なお、書換えは対象ECU56tar毎に行うため、以下では、対象ECU56tarの中でも実際に書換えを行うために選択されたものを「今回の対象ECU56tar」と呼び、区別する。
ステップS24において、対象ECU56tarは、現在のプログラムのプログラムIDを書換え装置54に送信する。
ステップS25において、書換え装置54は、対象ECU56tarから受信したプログラムIDが示すプログラムと、受信した書換えデータ(プログラム)との間に互換性があるか否かを判定する。当該判定は、例えば、プログラムID同士を比較することにより行う。より具体的には、書換えプログラムにより書換えが可能なプログラムのバージョンを示す互換性情報を書換えデータ(プログラム)に含ませておき、当該互換性情報と、対象ECU56tarから受信したプログラムIDが示すバージョンとを比較することにより互換性を判定する。互換性がない場合(S26:NO)、ステップS27において、書換え装置54は、受信装置52にエラーを通知する。ステップS28において、受信装置52は、表示部74にエラー表示をすると共に、記憶部80に記憶していた書換えデータ(プログラム)を消去し、今回の処理を終える。
互換性がある場合(S26:YES)、ステップS29において、書換え装置54は、全ての書換えデータ(プログラム)について互換性の確認(S25、S26)が終了したか否かを判定する。一部の対象ECU56tarについて互換性の確認が終了していない場合(S29:NO)、ステップS23に戻る。
全ての対象ECU56tarについて互換性の確認が終了した場合(S29:YES)、図7のステップS30において、書換え装置54は、全ての書換えデータ(プログラム)について互換性があった旨を受信装置52に通知する。ステップS31において、受信装置52は、各対象ECU56tarの書換えを行うため、車両16を安全な場所へ移動し、移動後に書換えを承諾するためのボタン画像(図示せず)及び当該ボタンを押すことを要求するメッセージを表示部74に表示する。
前記ボタン画像へのタッチ操作がなく、ユーザからの承諾が得られない場合(S32:NO)、ステップS31に戻る。前記ボタン画像へのタッチ操作があり、ユーザからの承諾が得られた場合(S32:YES)、ステップS33において、受信装置52は、書換え装置54に対し、ユーザの承諾が得られた旨を通知する。
図8のステップS34において、書換え装置54は、受信装置52に対し、起動信号Sonを送信し、電源オフの禁止を要求する。これにより、IGSW64の位置がオフにされても、受信装置52は電源オンのまま継続する。
ステップS35において、受信装置52は、ユーザに対し、IGSW64の位置をオフにするよう求めるメッセージを表示部74に表示する。当該メッセージは、例えば、図13の画面132のように、「イグニションスイッチをオフにして下さい」とすることができる。また、当該メッセージは、ECU56がオフにされた旨の通知を受信装置52が書換え装置54から受信するまで継続される。
ステップS36において、書換え装置54は、IGSW64の位置を読み込み、ユーザがIGSW64をオフにしたか否か判断する。ユーザによるIGSW64の操作がなく、オフが検出されない場合(S36:NO)、ステップS36を繰り返す。ユーザがIGSW64を操作しオフが検出された場合(S36:YES)、ステップS37において、書換え装置54は、受信装置52に対し、IGSW64がオフにされた旨(すなわち、ECU56がオフにされた旨)を通知する。なお、IGSW64がオフにされたか否かの判定は、書換え装置54から特定(1つ又は複数)のECU56に対して応答要求を送信し、応答の有無に応じて行ってもよい。この場合、特定のECU56から応答があった場合、IGSW64がオフにされていないと判断し、応答がない場合、IGSW64がオフにされたと判断する。
ステップS38において、受信装置52は、ユーザに対し、IGSW64の再オン及びエンジンの始動の禁止を求めるメッセージを表示部74に表示する。当該メッセージは、例えば、図13の画面134のように、「イグニションスイッチをオンにして下さい(エンジンは始動しないで下さい)」とすることができる。また、当該メッセージは、ステップS39において、IGSW64がオンされたと書換え装置54が判断するまで表示される。
ステップS39において、書換え装置54は、IGSW64の位置を読み込み、ユーザがIGSW64をオンしたか否かを判断する。或いは、ステップS36と同様に特定のECU56に対して応答要求を送信することで、IGSW64のオンオフの判断を行ってもよい。ユーザによるIGSW64の操作がなく、オンが検出されない場合(S39:NO)、ステップS39を繰り返す。ユーザがIGSW64を操作しオンが検出された場合(S39:YES)、ステップS40に進む。
図9のステップS40において、書換え装置54は、いくつかのECU56に対し、車両16の状態を要求する。ここにいう車両16の状態とは、例えば、エンジン回転数Neと、車速Vと、シフトポジションと、各ECU56の温度と、イモビライザECU56dの作動状態と、エアコンディショナの作動状態と、リアガラスの熱線の作動状態と、ヘッドライトの作動状態と、座席の加熱装置の作動状態とを含めることができる。本実施形態では、上記車両16の各状態は、種々のECU56から取得するが、各種のセンサから直接取得することもできる。
ステップS41において、各ECU56は、車両16の状態を書換え装置54に送信する。
ステップS42において、書換え装置54は、車両16が、プログラムを書換え可能な状態にあるか否かを判定する。当該判定は、例えば、次の条件(i)〜(v)が全て満たされているか否かにより行う。
(i) エンジン回転数Neが0[rpm]であること
(ii) 車速Vが0[km/h]であること
(iii) シフトポジションが「P」(パーキング)であること
(iv) 対象ECU56tarの温度が書換え可能な温度以下であること
(v) イモビライザECU56dが、正規キーが装着されていると判断していること
上記において、条件(i)〜(iii)は、車両16が停止していることを確認するためのものである。条件(iv)は、ECU56の動作異常を判定するためのものである。条件(v)は、正規ユーザが車両16を使用していることを確認するためのものである。
また、この際、次の条件(vi)〜(ix)のいずれかが満たされているか否かも判定する。
(vi) エアコンディショナがオフになっていること
(vii) リアガラスの熱線がオフになっていること
(viii) ヘッドライトがオフになっていること
(ix) 座席の加熱装置がオフになっていること
上記条件(vi)〜(ix)は、バッテリ電力Pbatの消費状態を判定し、ユーザに電力消費の抑制を求めるために用いる。条件(vi)〜(ix)が満たされていなくても、書換え不可とはならないが、後述するステップS46において、ユーザに対してこれらについて警告が行われる。
ステップS43において、書換え装置54は、ステップS42の結果を受信装置52に通知する。条件(i)〜(v)のいずれかが満たされないことにより「書換え不可」である場合(S44:NO)、ステップS45において、受信装置52は、条件(i)〜(v)のうち満たされていない条件を指摘する警告メッセージを表示部74に表示し、ユーザに改善を促す。その後、ステップS40に戻る。
但し、「書換え不可」の場合であっても、受信装置52から書換え装置54に対して特別の信号を送らなくてよい。換言すると、ステップS42で、書換え装置54が「書換え不可」と判定した場合、書換え装置54は、ステップS43で結果を受信装置52に通知した後、ステップS40に戻ればよい。
ステップS44において、「書換え可」である場合(S44:YES)、ステップS46において、受信装置52は、書換え処理の開始の承諾を確認する操作画面(書換え開始承諾確認表示)を表示部74に表示する。当該操作画面としては、例えば、図13の画面136のように、「プログラムの書換えを開始してよろしいですか?」とのメッセージと、書換えの開始を承諾するボタン(「YES」)と、書換えの開始を承諾しないボタン(「NO」)とを含むものを用いることができる。また、この際、上記条件(vi)〜(ix)のいずれかが成立していない場合、その旨を警告するメッセージを併せて表示することができる。
前記操作画面への操作がなく、ユーザからの承諾が得られない場合(S47:NO)、ステップS46に戻る。前記操作画面への操作があり、ユーザからの承諾が得られた場合(S47:YES)、ステップS48において、受信装置52は、プログラムの書換え中であることを知らせるメッセージを表示部74に表示する。例えば、「プログラムを書換え中です。イグニションスイッチをオフにしないで下さい。」と表示する。
ステップS49において、受信装置52は、書換え装置54に対し、ユーザの承諾が得られた旨を通知する。
図10のステップS50において、書換え装置54は、全ECU56との間で通信を行って全ECU56のセキュリティを解除する。
ステップS51において、書換え装置54は、全ECU56に対し、ECU56相互間で行う故障診断の停止を要求する。ステップS52において、全ECU56は、前記故障診断を停止する。
ステップS53において、書換え装置54は、全ECU56に対し、ECU56間での通信の停止を要求する。ステップS54において、全ECU56は、相互の通信を停止する。これにより、各ECU56は、協調制御を行うことができなくなる。
ステップS55において、書換え装置54は、今回の対象ECU56tarに対し、書換えモードへの移行を要求する。ステップS56において、今回の対象ECU56tarは、書換えモードに移行する。
ステップS57において、書換え装置54は、今回の対象ECU56tarについて、プログラムの書換えを実行する。
ステップS58において、書換え装置54は、今回の対象ECU56tarに再起動を要求する。当該要求は、書換え装置54から今回の対象ECU56tarに対して直接行う。ステップS59において、今回の対象ECU56tarは、再起動を行う。
今回の対象ECU56tarの再起動が終了すると、ステップS60において、書換え装置54は、今回の対象ECU56tarに対し、故障診断の停止を要求する。ステップS61において、再起動後の今回の対象ECU56tarは、故障診断を停止する。なお、この時点において、対象ECU56tar以外のECU56(他の対象ECU56tarを含む。)は、故障診断を既に停止している。
ステップS62において、書換え装置54は、今回の対象ECU56tarに対し、ECU56間の通信停止を要求する。ステップS63において、今回の対象ECU56tarは、他のECU56との間の通信を停止する。なお、この時点において、今回の対象ECU56tar以外のECU56(他の対象ECU56tarを含む。)は、他のECU56との間の通信を既に停止している。
ステップS64〜S66を介して、書換え装置54は、今回の対象ECU56tarの動作(書換えの成否)を判定する。すなわち、ステップS64において、書換え装置54は、今回の対象ECU56tarに対し、現在の(すなわち、書換え後の)プログラムのバージョンなどの内容が識別できるプログラムIDを要求する。
ステップS65において、今回の対象ECU56tarは、現在のプログラムのプログラムIDを書換え装置54に送信する。
ステップS66において、書換え装置54は、今回の対象ECU56tarから受信したプログラムIDを確認することで書換えの成否を確認する。書換えが成功し、正常に動作している場合(S67:YES)、ステップS68において、書換え装置54は、全ての対象ECU56tarについてプログラムの書換えが終了したか否かを判定する。当該判定は、例えば、書換えデータに対象ECU56tarの情報を含めておき、当該情報を用いて行う。一部の対象ECU56tarについてプログラムの書換えが終了していない場合(S68:NO)、ステップS69において、書換え装置54は、作業対象の対象ECU56tarを切り替える。そして、図10のステップS55に戻る。
全ての対象ECU56tarについてプログラムの書換えが終了した場合(S68:YES)、ステップS70において、書換え装置54は、受信装置52に正常終了を通知し、書換え処理を終了する。
ステップS71において、受信装置52は、プログラムの書換えの正常終了を通知するメッセージを表示部74に表示する。当該メッセージには、例えば、プログラムの書換えが終了した旨、IGSW64をオフにすべき旨並びに書換えの終了を示すコード番号(具体的な数値等)、当該コード番号をメーカに連絡すべき旨及びその連絡先を含めることができる。従って、当該メッセージを読んだユーザは、メーカに当該コード番号を知らせることで、メーカは、プログラムの書換えの終了を確認することができる。なお、コード番号の通知は、電話、電子メール、ホームページにおける入力画面への入力等の方法により行うことができる。
なお、書換えが失敗し、正常に終了しなかった場合(S67:NO)、ステップS72において、書換え装置54は、受信装置52にエラーを通知する。ステップS73において、受信装置52は、IGSW64をオフにし、ディーラに連絡することを求めるメッセージを表示部74に表示する。例えば、「プログラムの書込みが異常終了しました。イグニションスイッチをオフにし、ディーラに連絡して下さい。」というメッセージを表示部74に表示する。
(2)衛星放送網24を介して伝達されたプログラムの場合
(a)書換え処理の概要
図14は、衛星放送網24を介して伝達された複数の書換えデータ(プログラム)でECU56のプログラムを書き換える際の処理の概要を示すフローチャートである。
ステップS301において、受信装置52は、衛星放送網24を介して複数の書換えデータ(プログラム)を受信する。
ステップS302〜S309は、図3のステップS2〜S9と同様である。
なお、ステップS301〜S305の間は、車両16は走行が可能である一方、ステップS306〜S309の間は、エンジンが停止し、車両16は走行できない。
(b)書換え処理の詳細
図15は、衛星放送網24を介して伝達された複数の書換えデータ(プログラム)でECU56のプログラムを書き換える際の処理の詳細を示すフローチャートである。なお、CD−ROM22を介して伝達された複数の書換えデータ(プログラム)で書き換える際の処理(図4〜図12)と共通する処理については、図4〜図12を参照して説明する。
ステップS311〜S314は、図14のステップS301に対応する。
ステップS311において、受信装置52は、衛星放送網24を介して車両情報を受信する。具体的には、図示しない放送局を介してサーバ14が車両情報を送信すると、この車両情報は、放送衛星28で中継された後、受信装置52の無線アンテナ82に受信される。無線アンテナ82に受信された車両情報は、モデム84で復調されて演算部78に出力される。
ステップS312において、受信装置52は、受信した車両情報が、車両16(自車両)に合致したものであるかどうかを判定する。車両情報が車両16に合致する場合(S312:YES)、ステップS313に進む。車両情報が車両16に合致しない場合(S312:NO)、今回の処理を終える。
ステップS313において、受信装置52は、衛星放送網24を介して複数の書換えデータ(プログラム)を受信する。具体的な受信方法は、ステップS311と同様である。また、書換えデータ(プログラム)の内容は、CD−ROM22の場合(図4〜図12)と同様である。
ステップS314において、受信装置52は、書換えデータ(プログラム)の受信が完了したか否かを判定する。受信が完了していない場合(S314:NO)、ステップS313に戻る。受信が完了した場合(S314:YES)、ステップS315に進む。
ステップS315において、受信装置52から書換え装置54に書換えデータ(プログラム)の受信を通知する。
図15のステップS316〜S317は、図4のステップS15〜S16と同様である。その後、図5のステップS17に続く。
(3)移動通信網26を介して伝達された書換えデータ(プログラム)の場合
(a)書換え処理の概要
図16は、移動通信網26を介して伝達された複数の書換えデータ(プログラム)でECU56のプログラムを書き換える際の処理の概要を示すフローチャートである。
ステップS401において、受信装置52は、移動通信網26を介して複数の書換えデータ(プログラム)を受信する。なお、移動通信網26を介して複数の書換えデータ(プログラム)を受信する場合、携帯電話86を事前にコネクタ88に接続しておく。
ステップS402〜S409は、図3のステップS2〜S9及び図14のステップS302〜S309と同様である。
なお、ステップS401〜S405の間は、車両16は走行が可能である一方、ステップS406〜S409の間は、エンジンが停止し、車両16は走行できない。
(b)書換え処理の詳細
図17は、移動通信網26を介して伝達された複数の書換えデータ(プログラム)でECU56のプログラムを書き換える際の処理の詳細を示すフローチャートである。なお、衛星放送網24を介して伝達された複数の書換えデータ(プログラム)でECU56のプログラムを書き換える際の処理(図15)と共通する処理については、図15を参照して説明する。
ステップS411において、ユーザは、携帯電話86をコネクタ88に接続する。
ステップS412において、受信装置52の携帯電話86は、サーバ14との間で通信を確立する。当該通信の確立は、サーバ14からの書換えデータ(プログラム)の転送がされたときに行われる。或いは、事前に設定された所定のタイミング(例えば、携帯電話86とコネクタ88の接続時、当該接続時から所定間隔又は所定時刻)で携帯電話86及び移動通信網26を介してサーバ14に対して新たな書換えデータ(プログラム)の有無を問い合わせることもできる。
ステップS413〜S417は、図15のステップS313〜S317と同様である。その後、図5のステップS17に続く。
4.本実施形態における効果
以上のような実施形態によれば、1つ目の対象ECU56tar(例えば、ENG ECU56a)(以下「第1対象ECU56tar1」という。)におけるプログラム(以下「第1プログラム」という。)の書換えが完了すると、第1対象ECU56tar1に再起動を要求した後、書換え装置54が当該書換えの成否を判定し、当該書換えが成功したと判定すると、2つ目の対象ECU56tar(例えば、ABS ECU56b)(以下「第2対象ECU56tar2」という。)におけるプログラム(以下「第2プログラム」という。)の書換えに移行する。従って、第1プログラムの書換えから第2プログラムの書換えに移行するに際し、ユーザによるIGSW64の操作が不要となり、第1プログラム及び第2プログラムの書換えを連続的に行うことが可能となる。その結果、ユーザの作業負荷を軽減することが可能となり、複数のプログラムを好適に書き換えることが可能となる。
本実施形態において、書換え装置54は、第1プログラムの書換えの開始前に、通信線68に接続される全てのECU56に対して故障診断(異常検出)の停止を要求し、第1対象ECU56tar1が再起動した後に、第1対象ECU56tar1に故障診断の停止を要求する。
これにより、通信線68に接続される複数のECU56それぞれにおいて互いの故障診断を行っている場合でも、第1プログラム及び第2プログラムの書換えを適切に行うことが可能となる。例えば、各ECU56間で互いに定期的に通信を行うことで、互いの故障を検知する構成では、第1対象ECU56tar1は正常に第1プログラムの書換えを行っているにもかかわらず、第1対象ECU56tar1以外のECU56が、第1プログラムの書換えに伴う第1対象ECU56tar1の動作停止により、第1対象ECU56tarに異常が発生したと判定し、当該判定に伴って不都合が生じる可能性がある。しかし、本実施形態によれば、第1プログラムの書換え前に全てのECU56において故障診断を停止する。従って、上記のような不具合を防ぐことが可能となる。
また、書換え後の第1対象ECU56tar1が再起動されると、異常検出の停止が無効となり、第1対象ECU56tar1は、異常検出を再開する。その後、第2対象ECU56tar2における第2プログラムの書換えを行うために第2対象ECU56tarの動作を停止すると、第1対象ECU56tar1は、正常に書換えを行っている第2対象ECU56tar2に異常が発生していると誤判断してしまう。しかし、本実施形態によれば、再起動後の第1対象ECU56tar1において故障診断を停止する。従って、上記のような不具合を防ぐことが可能となる。
[B.この発明の応用]
なお、この発明は、上記実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。例えば、以下に示す構成を採ることができる。
1.プログラム書換えシステム10
上記実施形態では、システム10を車両用に用いたが、これに限らず、例えば、他の移動体(飛行機、船舶、ヘリコプタ等)であってもよい。
2.データ伝達システム12
上記実施形態では、書換えデータ(プログラム)の伝達を、CD−ROM22、衛星放送網24及び移動通信網26を用いて行ったが、いずれか1つ又は2つを用いてもよい。或いは、これら以外の方法{例えば、放送衛星又は携帯電話を用いない無線通信(例えば、道路脇に設置された光ビーコンとの間の無線通信)}により書換えデータ(プログラム)を伝達させてもよい。また、CD−ROM22の代わりに別の記憶媒体(DVD−ROM、フラッシュメモリ等)を用いることもできる。
3.車両16
上記実施形態では、車両16をガソリン車としたが、これに限らず、例えば、再始動時に電力を要する駆動源を有する車両{電気自動車(ハイブリッド車及び燃料電池車を含む。)、ディーゼル車等}であってもよい。
4.ECU56
上記実施形態では、ECU56として、ENG ECU56a、ABS ECU56b、SRS ECU56c及びイモビライザECU56dを挙げたが、ECU56の数及び種類はこれに限らない。
5.IGSW64
上記実施形態では、IGSW64としてロータリ式のスイッチを用いたが、これに限らない。例えば、車両16が、いわゆるスマートスタート機能を備える場合、プッシュ動作により「オフ」、「アクセサリ」及び「オン」を順番に切り換えるプッシュスイッチをIGSW64として用いることもできる。
6.書換え装置54とECU56との間の通信
上記実施形態では、書換え装置54とECU56との間の通信を通信線68を介して行ったが、これに限らない。例えば、書換え装置54とECU56との間の通信を無線で行ってもよい。
7.プログラムの書換えの成否の判定
上記実施形態では、プログラムの書換えの成否の判定をプログラムIDを用いて行ったが、これに限らない。例えば、書換えの成否を示すコードをプログラムに含めておき、これを検出することで成否を判定してもよい。
8.ECU56相互間の故障診断(異常検出)の停止
上記実施形態において、書換え装置54は、各ECU56に対し、故障診断(異常検出)の停止を直接要求したが、これに限らない。例えば、特許文献2のように、書換え装置54から特定のECU56に対して故障診断の停止を要求し、当該特定のECU56から他のECU56に対して故障診断の停止を要求することで(すなわち、書換え装置54から間接的に故障診断の停止を要求することで)、各ECU56の故障診断を停止してもよい(同文献の段落[0023]参照)。
9.ECU56の電源オフの判定
上記実施形態において、書換え装置54は、IGSW64の位置を読み込み、又は、ECU56に対して応答要求を送信し、ECU56から応答が無い場合に、ECU56の電源オフを検出したが、ECU56の電源オフを検出する方法はこれに限らない。例えば、プログラムIDを要求し、その応答の有無によってECU56の電源オフを検出することもできる。或いは、IGSW64の位置を読み込み、オフを検出してから所定時間後又は送信した応答要求にECU56からの応答が無いことによりECU56が電源オフにされたとみなすことも可能である。
10…プログラム書換えシステム 16…車両
54…書換え装置 56a…ENG ECU(電子制御装置)
56b…ABS ECU(電子制御装置)56c…SRS ECU(電子制御装置)
56d…イモビライザECU(電子制御装置)
106…記憶部(記憶装置)

Claims (2)

  1. 第1プログラムが格納され、前記第1プログラムの書換えが可能な第1記憶装置が搭載された第1電子制御装置と、
    第2プログラムが格納され、前記第2プログラムの書換えが可能な第2記憶装置が搭載された第2電子制御装置と、
    前記第1プログラム及び前記第2プログラムの書換えを行う書換え装置と、
    前記第1電子制御装置、前記第2電子制御装置及び前記書換え装置の間でデータ通信を行うための通信線と
    を有する車両用プログラム書換えシステムであって、
    前記書換え装置は、
    前記第1プログラムの書換えが完了すると、前記第1電子制御装置に再起動を要求し、
    前記第1電子制御装置が再起動した後に、前記第1プログラムの書換えの成否を判定し、
    前記第1プログラムの書換えが成功したと判定すると、前記第2プログラムの書換えに移行する
    ことを特徴とする車両用プログラム書換えシステム。
  2. 請求項1記載の車両用プログラム書換えシステムにおいて、
    前記書換え装置は、
    前記第1プログラムの書換えの開始前に、前記通信線に接続される全ての電子制御装置に対して異常検出の停止を要求し、
    前記第1電子制御装置が再起動した後に、前記第1電子制御装置に異常検出の停止を要求する
    ことを特徴とする車両用プログラム書換えシステム。
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