JP2012091583A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】急減速時にエンストを防止するハイブリッド車両の制御装置を提供する。
【解決手段】エンジン又はモータジェネレータが出力する回転を自動変速機によって変速して出力することにより走行し、モータジェネレータを発電機として動作させてバッテリに蓄電可能なハイブリッド車両において、エンジン及びモータジェネレータの動作を制御する制御装置であって、自動変速機は、第1及び第2の摩擦要素の少なくとも一つの締結状態を変更することによって変速を実現し、ハイブリッド車両が急減速状態となったときに、急減速に伴って変速が行われるときに締結状態が変化する第1の摩擦要素とは異なる第2の摩擦要素を解放状態に制御する。
【選択図】図1

Description

この発明はハイブリッド車両の制御装置において、急減速時のエンストを防止する技術に関する。
エンジン及びモータの少なくとも一方の動力を用いて車両を駆動させると共に、モータを発電機としてバッテリに蓄電可能なハイブリッド車両において、エンジン及びモータの動力を摩擦締結要素(クラッチ)によって駆動軸へと断続させる構造が知られている。
このような構造において、クラッチが締結状態で車両の減速度が所定減速度以上と判定すると、モータとは異なる駆動源で駆動する補助用の第2ポンプの駆動によってクラッチの開放油圧を制御する車両の急減速制御装置(特許文献1参照。)が知られている。
特開2010−149630号公報
前述の従来技術では、車両の急減速時に、エンジンとモータとの間に介在するクラッチを開放することで駆動輪とエンジンとの連結を切り離して、エンストを防止している。
このとき、バッテリの蓄電量(例えばSOC)が、エンジンを再始動することが難しいほどに低下している場合は、クラッチを開放するとエンジンの再スタートができなくなってしまう。そのため、モータの発電を優先するためにクラッチを開放できない。また、クラッチを開放し、エンジンを停止して、一旦モータの駆動力のみで走行した場合は、アクセルペダルの踏み込み等によりエンジンを再始動させるときのタイムラグが生じ、運転者に違和感を抱かせる。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、車両が急減速時のエンストを防止することを目的とする。
本発明の一実施態様は、エンジン又はモータジェネレータが出力する回転を自動変速機によって変速して出力することにより走行し、モータジェネレータを発電機として動作させてバッテリに蓄電可能なハイブリッド車両に適用される。このハイブリッド車両において、エンジン及びモータジェネレータの動作を制御する制御装置に関する。
自動変速機は、第1及び第2の摩擦要素の少なくとも一つの締結状態を変更することによって変速を実現する。ハイブリッド車両が急減速状態となったときに、急減速に伴って変速が行われるときに締結状態が変化する第1の摩擦要素とは異なる第2の摩擦要素を解放状態に制御することを特徴とする。
本発明によると、車両が急減速状態となったときに第2の摩擦要素を解放状態とするので、エンジンの駆動力が駆動輪から切り離されて、エンジンがエンストすることをできる。
本発明の実施形態のハイブリッド車両のパワートレインの一例の構成図である。 本発明の実施形態のハイブリッドシステムの構成ブロック図である。 本発明の実施形態の急減速時処理のフローチャートである。 本発明の実施形態の自動変速機の摩擦要素の組み合わせの一例を示す表である。 本発明の実施形態の急減速時処理のタイムチャートである。 本発明の実施形態のハイブリッド車両のパワートレインの他の例の概略構成図である。 本発明の実施形態のハイブリッド車両のパワートレインの他の例の概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の第実施形態のハイブリッド車両のパワートレインの構成図を示す。なお、図6、図7に示したように、ハイブリッド車両のパワートレインの構成、特に第2クラッチ5の位置は図1に示すものに限定されない。
図1に示すハイブリッド車両のパワートレインは、内燃機関としての駆動力源であるエンジン1と、電力によって駆動力を発生するモータジェネレータ2とが、車両の進行方向に直列に配置されている。これらの駆動力は、自動変速機3により変速されて、ディファレンシャルギア6を介して駆動輪7に出力される。
モータジェネレータ2は、モータとして作用して駆動力を発生したり、ジェネレータとして作用して電力を発生させる。
エンジン1のクランクシャフト(出力軸)1aとモータジェネレータ2の入力軸2aとは、第1クラッチ4を介して連結される。また、モータジェネレータ2の出力軸2bは、自動変速機3の入力軸3aに連結される。自動変速機3の出力軸3bは、ディファレンシャルギア6が接続される。
自動変速機3は、複数の摩擦要素(クラッチやブレーキ等)を選択的に締結及び解放することによって、これら摩擦要素の組み合わせにより伝達経路を選択して変速段を決定する。従って自動変速機3は、入力軸3aからの回転を、選択された変速段に応じた変速比に変速して出力軸3bに出力する。
自動変速機3は、複数の摩擦要素のうちの1つを第2クラッチ5として用いる。自動変速機3は、第1クラッチ4を介して入力されるエンジン1の動力と、モータジェネレータ2から入力される動力を合成して駆動輪7へ出力する。
第1クラッチ4は、例えば、油圧によって締結状態が制御される乾式クラッチにより構成される。また、第2クラッチは、油圧によって容量が制御される湿式多板クラッチにより構成される。なお、いずれも、乾式クラッチ又は湿式多板クラッチにより構成されていてもよい。
第1クラッチ4は、第1クラッチ4のストローク量を検出するストロークセンサ23を備える。
エンジン1の出力軸1aは、エンジン1の回転速度Neを検出するエンジン回転速度センサ10を備える。また、モータジェネレータ2の入力軸2aは、モータジェネレータ2の回転速度Nmを検出するモータジェネレータ回転速度センサ11を備える。
自動変速機3は、自動変速機3の入力軸回転速度Niを検出する自動変速機入力軸回転速度センサ12と、自動変速機3の出力軸回転速度Noを検出する自動変速機出力軸回転速度センサ13とを備える。
これら各センサが出力する信号は、図2で後述する統合コントローラ20へと出力される。
このように構成されたハイブリッド車両のパワートレインは、第1クラッチ4の締結状態に応じて3つの走行モードを有している。第1の走行モードは、第1クラッチ4を開放状態として、モータジェネレータ2の動力のみで走行する電気走行モード(以下「EVモード」という)である。
第2の走行モードは、第1クラッチ4を締結状態として、エンジン1及びモータジェネレータ2の双方の動力を用いて走行するハイブリッド走行モード(以下「HEVモード」という)である。
第3の走行モードは、第1クラッチ4を締結状態として、第2クラッチ5をスリップ制御させてエンジン1とモータジェネレータ2との動力で走行するスリップ走行モード(以下「WSC(Wet Start Clutch)モード」という)である。WSCモードは、特にバッテリのSOCが低い場合やエンジン水温が低い場合に、クリープ走行を実現する。また、エンジン1が停止状態からの発進時にエンジン1を始動しつつ駆動力を出力可能なモードである。
なお、上記HEVモードには、「エンジン走行モード」と、「モータアシスト走行モード」と、「走行発電モード」とがある。
エンジン走行モードは、エンジン1のみを駆動源として駆動輪7を駆動するモードである。モータアシスト走行モードは、エンジン1とモータジェネレータ2との双方を駆動源として走行するモードである。走行発電モードとは、エンジン1を駆動源として走行すると同時に、エンジン1の駆動力によってモータジェネレータ2を発電機として機能させるモードである。
また、さらなるモードとして、車両停車時に、エンジン1の駆動力によってモータジェネレータ2を発電機として機能させる発電モードを有する。
統合コントローラ20は、エンジン1、モータジェネレータ2、第1クラッチ4、第2クラッチ5等を制御して、上記の走行モードを切り換える。
図2は、制御装置を含んだハイブリッドシステムの構成ブロック図である。
ハイブリッドシステムは、統合コントローラ20、エンジンコントローラ21、モータジェネレータコントローラ22、インバータ8及びバッテリ9等から構成される。
統合コントローラ20は、エンジン回転速度センサ10、モータジェネレータ回転速度センサ11、自動変速機入力軸回転速度センサ12、自動変速機出力軸回転速度センサ13及びストロークセンサ23からの信号が入力される。また、アクセル開度APO(=実アクセル開度rAPO)を検出するアクセル開度センサ17、バッテリ9の充電状態を検出するSOCセンサ16からの信号が入力する。
統合コントローラ20は、アクセル開度APOとバッテリ充電状態SOCと、車速VSP(自動変速機出力軸回転速度Noに比例)とに応じて、パワートレインの動作点を決定し、運転者が望む駆動力を実現できる走行モードを選択する。また、モータジェネレータコントローラ22に目標モータジェネレータトルク又は目標モータジェネレータ回転速度を指令する。また、エンジンコントローラ21に目標エンジントルクを指定する。また、第1クラッチ4の油圧を制御するソレノイドバルブ14、第2クラッチ5の油圧を制御するソレノイドバルブ15に、それぞれ駆動信号を指令する。
エンジンコントローラ21は、エンジントルクが目標エンジントルクとなるようにエンジン1を制御する。
モータジェネレータコントローラ22は、モータジェネレータ2のトルクが目標モータジェネレータトルクとなるよう(又はモータジェネレータの回転速度が目標モータジェネレータの回転速度となるよう)、バッテリ9及びインバータ8を介してモータジェネレータ2を制御する。また、モータジェネレータ2を発電機として用いる場合は、モータジェネレータ2が目標発電トルクとなるようにモータジェネレータの発電トルクを制御する。
インバータ8は、バッテリ9の電力を高周波電流に変換してモータジェネレータ2に供給する。また、モータジェネレータ2が発電状態にあるときは、発電された電力を直流電流に変換してバッテリ9に充電する。
次に、本発明の実施形態において、車両の急減速時の制御を説明する。
運転者がブレーキを強く踏み込むなど、車両の減速度が大きくなる急減速があった場合は、運転中のエンジン1の回転速度と駆動輪7の回転速度の乖離が大きくなり、状況によってはエンストが発生する慮がある。そこで、車両の急減速時に、エンジン1の駆動力を駆動輪から切り離すために、クラッチ(第1クラッチ4又は第2クラッチ5)を解放する。
このとき、第1クラッチ4は、エンジン1の駆動力をモータジェネレータ2に伝達する役割を持つため、第1クラッチ4を解放することは好ましくない場合がある。例えば、バッテリのSOCが著しく低下している場合は、モータジェネレータ2の発電を停止してしまうと、エンジン1の再始動やモータジェネレータ2の駆動ができなくなり、再始動が不可能となってしまう。
また、第1クラッチ4を解放した後エンジン1を停止してモータジェネレータ2の駆動力のみで走行しているときに加速要求があった場合は、エンジン1の再始動と第1クラッチ4の締結とによるタイムラグが生じ、運転者に違和感を与えてしまい、商品性が低下する。
そこで、本発明の実施形態では、次に説明するように、車両の急減速時に第2クラッチ5を解放させて、エンジン1のエンストを防止するように制御した。
図4は、本発明の実施形態の統合コントローラ20が実行する急減速時処理のフローチャートである。なお、本フローチャートの処理は統合コントローラ20において所定間隔(例えば10ms)で実行される。
統合コントローラ20は、現在の車両の状態(車速VSP、アクセル開度APO等)から、車両の減速度を算出する。そして、算出した減速度が所定の閾値を超えたか否かを判定する(S10)。減速度が所定の閾値を超えたと判定した場合は急減速状態と判定し、次のステップS30に移行する。減速度が所定の閾値以下の場合は、車両の状態は急減速状態でないと判定し、ステップS20に移行して、通常の車両の制御を実行する。
なお、所定の閾値は、車両が急減速状態となったか否かを判定するための値であり、例えば、−1.0[km/s2]に設定する。
次に、ステップS30において、統合コントローラ20は、以降のステップで実施する減速時クラッチ解放制御を開始する。なお、このとき急減速フラグを成立させる。
減速時クラッチ解放制御は、まず、ステップS40において、統合コントローラ20が第2クラッチ5の選択を行うと共に、ダウンシフトの実行の準備を行う。
具体的には、統合コントローラ20は、自動変速機3に含まれる複数の摩擦要素のうちの1つを選択し、これを第2クラッチとする。
自動変速機3は、前進7段後進1段の変速段を有し、図4に示すように7つの摩擦要素及び2つのワンウェイクラッチの締結状態を変更して、各変速段を実現する。統合コントローラ20は、急減速処理において、このうちの一つの摩擦要素2を第2クラッチ5として選択する。
統合コントローラ20は、選択された第2クラッチ5をスリップ制御させることにより、駆動輪7とエンジン1及びモータジェネレータ2からなるパワートレインとを分離して、エンジン1がエンストすることを防止する。
ここで、第2クラッチ5の選択方法の一例として、急減速によりダウンシフトが実行される場合を考慮して、ダウンシフトが行われた場合に締結状態が変化しない摩擦要素を選択することが望ましい。
図4に示す自動変速機3の摩擦要素の例では、比較的高速域である4速〜7速のときに常に締結状態にあるH&LR/Cと、比較的低速域である1〜3速段の時に常に締結状態にあるLOW/Bとを、それぞれの状態における第2クラッチ5として選択する。
また、統合コントローラ20は、選択された第2クラッチ5のスリップ制御を開始すると同時に、ダウンシフトが必要である場合はダウンシフトの準備を開始する。例えば、締結を行う摩擦要素のプリチャージを実行したり、解放を行う摩擦要素の締結圧を減少させる。
次に、ステップS50において、統合コントローラ20は、選択した第2クラッチ5のスリップが開始したか否かを判定する。例えば、自動変速機入力軸回転速度センサ12と自動変速機出力軸回転速度センサ13とから、自動変速機3の入出力回転差を検出して、第2クラッチがスリップを開始したか否かを判定する。
第2クラッチ5がスリップを開始していない場合は、ステップS50を繰り返す。
第2クラッチ5がスリップを開始したと判定した場合は、ステップS60において、統合コントローラ20は、エンジン1の回転制御を開始すると共に、ダウンシフト変速を実行する。
第2クラッチ5がスリップを開始したことにより、エンジン1と駆動輪7とが分離されるので、エンジン1の負荷が減少し、エンジン1の回転速度は漸減する。そこで、統合コントローラ20は、エンジン1を最低回転速度(アイドルスピード)以上となるようにエンジン1の目標回転速度を最低回転速度に設定する。そして、燃料噴射量、スロットルバルブ開度等を制御して、エンジン1がこの最低回転速度となるように制御する。
また、第2クラッチ5がスリップを開始したことを契機として、ダウンシフトの実行に必要な摩擦要素の締結及び解放を行い、ダウンシフトを実行する。
次に、ステップS70において、統合コントローラ20は、急減速状態が終了したか否かを判定する。
急減速状態の終了は、急減速の結果、車速がさらに低下して停車に至った場合、又は、急減速状態となってから運転者がアクセルペダルを踏み込むことで加速要求がなされた場合に、急減速状態が終了したと判定する。急減速状態が終了した場合は、本フローチャートを終了する。
以上のような制御によって、急減速状態となった場合に第2クラッチ5を選択し、選択された第2クラッチ5をスリップ制御させることによってエンジン1がエンストすることを防止する。
図5は、本発明の実施形態による急減速時処理の一例のタイムチャートである。
なお、この例では、現在の自動変速機の変速段が4速段であるときに急減速があった場合の例を示す。
前述のように、車両が走行中に、車両の減速度が所定の閾値を上回って急減速であると判定した場合に(タイミングt1)、統合コントローラ20は、減速時クラッチ解放制御を開始する。
統合コントローラ20は、図4の表から、現在の変速段(4速段)において締結中であり、ダウンシフトが行われたときにも締結状態が変化しない摩擦要素であるH&LR/Cを、第2クラッチ5として選択する。そして、選択した第2クラッチ5をスリップ制御させる。
これにより、エンジン1と駆動輪7とが切り離され、エンジン1のエンストを防止できる。このとき、エンジン1の回転速度がエンジン1の最低回転速度を下回らないように、エンジン回転速度が低下した場合は(タイミングt3)、エンジン1の目標回転速度(点線で示す)を最低回転速度以上の値に制御する。
なお、このとき、急減速による車速の低下により目標変速段が3速となるので、統合コントローラ20は、第2クラッチ5がスリップを開始してから、4速段から3速段への変速を実行する(タイミングt2)。なお、図5において、目標変速段を実線で示し、変速が完了した状態(実変速段)を点線で示す。
このとき、4速段から3速段に変速するために、H&LR/Cを解放し、LOW/Bを締結する必要がある。既にH&LR/Cは解放制御されているため、LOW/Bを締結制御する。これにより、4速段から3速段への変速が実行される(タイミングt4)。
3速段への変速後、未だ車両が急減速状態である場合(急減速フラグが成立)この3速段においても急減速時処理が行われる。3速段では、図4の表から、第2クラッチ5としてLOW/Bが選択される。そして、選択されたLOW/Bのスリップを開始する。なお、第2クラッチ5をスリップさせる場合は、車両が再加速された場合に備えて、スリップ中の第2クラッチ5がトルクを伝達可能な最低の締結圧を限度としてスタンバイさせる。
このとき、急減速による車速の低下により目標変速段が3速から2速となるので(タイミングt5)、統合コントローラ20は、第2クラッチ5がスリップを開始してから、3速段から2速段への変速を実行する。2速段への変速において、H&LR/Cが締結される。
その後、運転者によりアクセルが踏み込まれることにより加速要求があった場合は(タイミングt6)、統合コントローラ20は、再加速のため、スリップさせた第2クラッチ5であるLOW/Bを直ちに締結させる。
第2クラッチ5は、トルク容量を持つ最低限の締結圧にスタンバイしているので、再加速要求があったときは、直ちに締結することができる(タイミングt7)。
以上のように、本発明の実施形態は、エンジン1又はモータジェネレータ2からなる駆動源の駆動力によって走行し、エンジンの駆動力又は車両の回生動力によってモータジェネレータ2を発電機として動作させてバッテリ9に蓄電可能なハイブリッド車両において、急減速時のエンストを防止するものである。
具体的には、車両が急減速状態となったときに、自動変速機3を構成する複数の摩擦要素のうち、前記急減速に伴って変速が行われる場合に当該変速により締結状態が変化する第1の摩擦要素とは異なる第2の摩擦要素を第2クラッチ5として選択する。そして、この第2クラッチ5をスリップさせて解放状態に制御するので、エンジン1と駆動輪7とが切り離されて、エンジン1のエンストを防止することができる。
また、選択された第2クラッチ5を解放するときに、減速によって目標変速段が変化した場合(ダウンシフト)に、当該変速を実行する。これにより、減速後に再加速要求があった場合にも、適切な変速段とすることによって、再加速を行うことができ、レスポンスの低下を防止できる。
また、解放される第2クラッチ5は、締結圧を完全に解放するのではなく、スリップさせた後、スタンバイ圧(トルクを伝達可能な最低の締結圧)によって待機するので、減速後に再加速要求があった場合にも、第2クラッチ5を直ちに締結させて、再加速を行うことができ、レスポンスの低下を防止できる。
1 エンジン
2 モータジェネレータ
3 自動変速機
4 第1クラッチ
5 第2クラッチ
20 統合コントローラ

Claims (3)

  1. エンジン又はモータジェネレータが出力する回転を自動変速機によって変速して出力することにより走行し、前記モータジェネレータを発電機として動作させてバッテリに蓄電可能なハイブリッド車両において、前記エンジン及び前記モータジェネレータの動作を制御する制御装置であって、
    前記自動変速機は、第1及び第2の摩擦要素の少なくとも一つの締結状態を変更することによって変速を実現し、
    前記ハイブリッド車両が急減速状態となったときに、前記急減速に伴って変速が行われるときに締結状態が変化する前記第1の摩擦要素とは異なる第2の摩擦要素を、解放状態に制御することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 車両が急減速状態となったときに、前記第2の摩擦要素を解放すると共に、前記急減速に伴って行われる変速を実行することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記第2の摩擦要素を解放したときは、前記第2の摩擦要素がトルクを伝達可能な最低限の締結圧に維持することを特徴とする請求項1又は2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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