JP2012091394A - 記録装置 - Google Patents

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JP2012091394A
JP2012091394A JP2010240487A JP2010240487A JP2012091394A JP 2012091394 A JP2012091394 A JP 2012091394A JP 2010240487 A JP2010240487 A JP 2010240487A JP 2010240487 A JP2010240487 A JP 2010240487A JP 2012091394 A JP2012091394 A JP 2012091394A
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Takeshi Yamanaka
剛 山中
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Abstract

【課題】装置を輸送時等に落とされても記録品質の低下を抑え或いは防止することのでき
る記録装置を提供する。
【解決手段】インクジェットプリンター1は、装置本体が主フレーム33に各構成要素が
組み付けられることによって構成される。主フレーム33は、センターフレーム部33a
と、サイドフレーム部33b、33cと、を備えて構成されており、センターフレーム部
33aには、給送装置11の基体を構成するベース部材12が接続される。センターフレ
ーム部33aにおいてベース部材12が接続固定される部位には、補強フレーム36、3
7が取り付けられており、センターフレーム部33aの強度が向上して落下時に給送装置
11から受ける荷重に対抗することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、被記録媒体に記録を行う記録装置に関し、特に装置の基体を構成する主フレ
ームに給送装置が接続固定される構成を備えた記録装置に関する。
いわゆるインクジェットプリンター等の記録装置の中には、装置後部に、オートシート
フィーダー(ASF)と呼ばれる用紙給送装置が設けられているものがある。このオート
シートフィーダーは、ホッパーと給送ローラーとを備え、ユニット化された上で記録装置
の基体を構成するフレームに接続固定される。
また、インクジェットプリンターの場合、このフレームには、記録ヘッドを備えたキャ
リッジを案内するガイド手段(ガイド軸など)が設けられ、また更にキャリッジの駆動源
であるモーターなど、種々の構成要素が組み付けられる(例えば、特許文献1、2参照)
特開2003−072039号公報 特開2003−326804号公報
上記のように、装置の基体を構成するフレームは種々の構成要素、特に、記録ヘッドを
備えたキャリッジを直接的に又は間接的に支持するため、フレームの変形・歪みは記録品
質に影響し、より具体的には記録ヘッドと用紙との間のギャップ(ペーパーギャップ:以
下「PG」と言う)が変化することによって記録品質に悪影響を及ぼす虞がある。
一方、記録装置は通常、製造工程での組立後、緩衝材を介して梱包され、輸送されるが
、輸送時に落とされる場合があり、上記のように梱包されている場合であっても、落下に
よって装置には一定以上の衝撃が加わることになる。そして特に、オートシートフィーダ
ーはフレームに対して接続固定される構成要素或いはユニットの中でも重量物に属する為
、上記のようにフレームに対してオートシートフィーダーが接続固定された構成において
は、落下時にオートシートフィーダーの重量がフレームに作用し、これによってフレーム
の変形・歪みを招き、PGが変化して所望する記録品質を得られなくなる虞がある。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、装置を輸送時等
に落とされても記録品質の低下を抑え或いは防止することのできる記録装置を提供するこ
とにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、被記録媒体を給送する給送装置と
、前記給送装置から給送された被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドと
被記録媒体との間の距離を直接的に又は間接的に規定するとともに、前記給送装置が接続
固定される主フレームと、前記主フレームにおいて前記給送装置が接続固定される接続固
定部または当該接続固定部の近傍に取り付けられた補強部材とを備えたことを特徴とする
本態様によれば、給送装置が接続固定された主フレームにおいて給送装置が接続固定さ
れる接続固定部またはその近傍には補強部材が設けられているので、この補強部材によっ
て主フレームにおける上記接続固定部の強度を向上させることができる。その結果、装置
が輸送時等に落とされて、給送装置の重量が主フレームに作用しても、主フレームの変形
・歪みを防止することができ、ひいては記録ヘッドと被記録媒体との間の距離(PG)の
変化を抑制し或いは防止することができ、即ち記録品質の低下を抑え或いは防止すること
ができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記補強部材には、前記主フレームのフ
レーム面に対して交差する方向に曲げ起こされる曲げ起こし部が形成されていることを特
徴とする。
本態様によれば、前記補強部材には、前記主フレームのフレーム面に対して交差する方
向、即ち前記主フレームに外力が加わった際に変形し易い方向に曲げ起こされる曲げ起こ
し部が形成されているので、前記補強部材の断面二次モーメントの増大によって、前記補
強部材の強度、即ち前記主フレームの強度をより一層向上させることができる。
本発明の第3の態様は、第1のまたは第2の態様において、前記補強部材は、少なくと
も両端部及び当該両端部の間の位置において前記主フレームに対して固定されることを特
徴とする。
本態様によれば、前記補強部材は、少なくとも両端部及び当該両端部の間の一において
前記主フレームに対して固定されるので、前記補強部材の変形を効果的に防止することが
でき、ひいては前記主フレームの変形・歪みを確実に抑制し或いは防止することができる
本発明の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記記録ヘッドは、
当該記録ヘッドの走査方向に往復動するキャリッジに設けられ、前記キャリッジは、当該
キャリッジを挿通する、前記走査方向に延びるキャリッジガイド軸と、前記キャリッジガ
イド軸を中心とした前記キャリッジの回転を止めることにより前記記録ヘッドと被記録媒
体との間の距離を規定する、前記主フレームに固定されるガイドフレームと、によって前
記走査方向に案内され、前記ガイドフレームと、前記補強部材とが、少なくとも一箇所に
おいて一の固定部材によって前記主フレームに固定されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記主フレームと、前記補強部材と、前記ガイドフレームと、のこれ
らが少なくとも一箇所において一の固定部材(例えば、ねじ)によって固定されているの
で、これら部材の一体性を高めることで全体的な強度向上を図ることができるとともに、
組立工数の削減を図ることができる。
本発明の第5の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドと被記
録媒体との間の距離を直接的に又は間接的に規定する主フレームと、前記主フレームに取
り付けられ、前記記録ヘッドと被記録媒体との距離が変化する方向の前記主フレームの変
形を規制する補強部材とを備えたことを特徴とする。
本態様によれば、上記補強部材によって、主フレームの剛性を向上させることができ、
その結果装置が輸送時等に落とされることで主フレームに変形作用が加わっても、主フレ
ームの変形・歪みを防止することができる。これにより、記録ヘッドと被記録媒体との間
の距離(PG)の変化を抑制し或いは防止することができ、即ち記録品質の低下を抑え或
いは防止することができる。
(A)、(B)は本発明に係るインクジェットプリンターの外観斜視図。 本発明に係るインクジェットプリンターの、用紙搬送経路の側断面図。 本発明に係るインクジェットプリンターの装置本体を後方側から見た斜視図。 (A)、(B)は本発明に係るインクジェットプリンターの装置本体後方側の部分拡大斜視図。 本発明に係るインクジェットプリンターの装置本体側面の部分拡大斜視図。 本発明の他の実施形態に係るインクジェットプリンターの装置本体の斜視図。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、以下説明する実施
形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能
であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の
一実施形態を説明するものとする。
ここで、図1(A)、(B)は本発明に係る記録装置の一実施形態としてのインクジェ
ットプリンター1の外観斜視図、図2はインクジェットプリンター1の用紙搬送経路の側
断面図、図3はインクジェットプリンター1の装置本体(外装ケースを取り外した状態)
を後方から見た斜視図、図4(A)、(B)はインクジェットプリンター1の装置本体後
方側の部分拡大斜視図、図5はインクジェットプリンター1の装置本体側面の部分拡大斜
視図である。また、図6は他の実施形態に係るインクジェットプリンターの装置本体の斜
視図である。
尚、図2は手差し給送用ガイド10が手差し給送経路から退避する位置にある状態を示
している。また、図1(B)は手差し給送用ガイド10が手差し給送経路を形成する位置
にある状態を示している。
また、図2に示すx−y−z座標系において、y方向は媒体搬送方向を示しており、x
方向は媒体搬送方向と直交する方向(インクジェット記録ヘッド22の走査方向)を示し
ており、z方向は装置高さ方向(重力方向)を示している。以下、場合によりy方向を適
宜「媒体搬送方向」或いは「装置奥行き方向」と言い、x方向を「媒体幅方向」或いは「
主走査方向」と言うこととする。また、図2の左方向を媒体搬送経路の下流側と言い、同
右方向を媒体搬送経路の上流側と言うこととする。
以下では先ず、図1、図2を参照しながらインクジェットプリンター1の全体構成につ
いて概説する。インクジェットプリンター1は、本実施形態ではインクジェット記録ヘッ
ド22が主走査方向に移動しながら記録を行う、所謂シリアル型のインクジェットプリン
ターである。
インクジェットプリンター1は、記録対象である媒体として、剛性が低く可撓性に富む
普通紙(以下「第1の被記録媒体」と言う)、剛性がやや高いものの或る程度の可撓性を
有する厚手の専用紙(以下「第2の被記録媒体」と言う)、この専用紙よりも更に剛性が
高い専用紙や、可撓性のないボード紙或いは光ディスク(当該光ディスクをセットしたト
レイ)などのプレート状体(以下「第3の被記録媒体」と言う)を搬送可能に構成されて
いる。
この為、インクジェットプリンター1は、本実施形態では3つの媒体搬送経路を有して
いる。具体的には、上記第1の被記録媒体を搬送するための、湾曲度合いのやや厳しい湾
曲経路を含む第1媒体搬送経路と、上記第2の被記録媒体を給送し搬送するための、第1
媒体搬送経路よりも緩やかな湾曲経路を含む第2媒体搬送経路と、を有している。また更
に、上記第3の被記録媒体を給送し搬送するための、略直線状の(即ち湾曲経路を含まな
い)水平方向に延びる第3媒体搬送経路を備えている。以上の第1〜第3媒体搬送経路は
、搬送手段15より下流側が共通の媒体搬送経路であり、図2では第2媒体搬送経路に固
有の搬送経路は図示を省略している。
続いて図1(A)、(B)を参照しながら、インクジェットプリンター1の外部から視
認可能な構成について説明する。インクジェットプリンター1は、略箱形の形状を成す装
置本体2の後部に上記第1の被記録媒体(普通紙等)を収容し、そして給送する給送装置
11(図2、図3)を備えており、この給送装置11から媒体が給送され搬送される際の
経路が、上記第1媒体搬送経路となる。尚、図1(A)、(B)において符号3で示すカ
バーは当該給送装置11を構成し、これを開放することで用紙束をセット可能な状態とな
る。
給送装置11の後方には、伸縮自在な媒体サポート4が設けられている。媒体サポート
4は図示するような傾斜姿勢と、装置背面に沿う立位姿勢(不図示)とを切り換え可能と
なっており、図示するように傾斜姿勢となり且つ伸長状態にされることで、媒体サポート
4上からの、特に上述した第2の被記録媒体(専用紙など)の手差し給送が可能となる。
尚、この媒体サポート4から媒体が給送され搬送される際の経路が、上記第2媒体搬送経
路となる。
インクジェットプリンター1の装置前面には、電源ボタンや印刷設定ボタンなどが配置
された操作パネル5が設けられており、またこの装置前方には、記録の行われた媒体が排
出される排出口を開閉可能な蓋体6が設けられている。
蓋体6は、本実施形態では記録が行われて排出される媒体(主に、上述した普通紙や専
用紙)を受ける排紙スタッカー9をも構成するものであり、即ち排紙スタッカー9は引き
出し部7、8及び蓋体6を備えて多段式(本実施形態では、3段)に構成されており、伸
縮することで使用状態(図1(B))と収納状態(図1(A))とを切り換えることがで
きるようになっている。
排紙スタッカー9の上方には、手差し給送経路(第3媒体搬送経路)の経路端に設けら
れた、手差し給送用ガイド10が設けられている。本実施形態において手差し給送用ガイ
ド10は、媒体を支持する支持面10aがほぼ水平のままで装置前後方向への変位を伴い
、支持面10aが手差し給送経路(第3媒体搬送経路)を構成して媒体を支持可能な位置
と(図1(B)の状態)、支持面10aが媒体搬送経路から退避する第2位置と(図2の
状態)、の間を変位可能に設けられている。そして手差し給送用ガイド10が直線状の手
差し給送経路を形成する状態においては、上記第3の被記録媒体を、装置前方側から手差
しで給送できる様になっている。
続いて図2を参照しながら媒体搬送経路について更に詳説する。図2において最も上流
側に位置する給送装置11は、上部を支点に揺動可能な支持部材14を備え、この支持部
材14上に用紙Pが傾斜姿勢で支持される。支持部材14と対向する位置には給送ローラ
ー13が設けられており、支持部材14の揺動によって当該支持部材14上の用紙Pが給
送ローラー13に圧接し、この圧接状態において給送ローラー13が回転することにより
、用紙Pが下流側へと送られる。
給送装置11の下流側に設けられた搬送手段15は、搬送駆動ローラー16と搬送従動
ローラー17とを備えて構成されている。搬送駆動ローラー16は、図示しないモーター
により回転駆動されるローラーであり、搬送従動ローラー17は、搬送駆動ローラー15
との間で媒体をニップして従動回転するローラーである。
本実施形態において搬送駆動ローラー16は、媒体幅方向に長い金属軸の表面に摩擦係
数を高める為の高摩擦材が付着されて成り、搬送従動ローラー17は、成形後のローラー
表面の摩擦係数が低い樹脂材料により形成され、搬送駆動ローラー16の長さ方向に渡っ
て適宜の間隔で複数配置される。
搬送手段15の下流側近傍には補助ローラー18が設けられており、この補助ローラー
18により、媒体の浮き上がりが規制されるようになっている。ここで搬送従動ローラー
17と補助ローラー18は、上部案内部材19に回転自在に支持されており、例えば1つ
の上部案内部材19に対して、搬送従動ローラー17と補助ローラー18とがそれぞれ2
つ軸支されている。
上部案内部材19は、揺動軸19aを中心に揺動可能に設けられているとともに、図示
を省略する付勢手段(例えば、コイルばね)によって、搬送従動ローラー17が搬送駆動
ローラー16に圧接する方向に付勢された状態となっている。
ここで、上部案内部材19は、図示を省略するレリース手段によって搬送従動ローラー
17が搬送駆動ローラー16から離間する方向に揺動させられ、そしてその状態が保持さ
れる様になっている。これにより、搬送従動ローラー17と補助ローラー18とが媒体搬
送経路の上方に退避し、これにより上記第3の被記録媒体を、直線状の第3媒体搬送経路
(手差し給送経路)に手差しで差し入れる(給送する)ことが可能となる。
次いで搬送手段15の下流側には、インクジェット記録ヘッド22と媒体案内部材23
とが対向配置されている。インクジェット記録ヘッド22は、キャリッジ21の底部に設
けられ、このキャリッジ21は図示しないモーターの動力により主走査方向に往復移動す
る。また、媒体案内部材23は、媒体を下方から支持することにより、媒体の記録面とイ
ンクジェット記録ヘッド22のヘッド面との間の距離(ギャップ)を規定する。
尚、キャリッジ21は図示しないギャップ調整手段により上下方向、即ち上記ギャップ
が変化する方向に変位可能となっている。これにより、媒体の厚みに拘わらず、媒体の記
録面とインクジェット記録ヘッド22のヘッド面との間の距離(ギャップ)を一定に保つ
ことが可能となっている。
尚、図2〜図4において符号33は、インクジェットプリンター1の装置本体の基体を
構成する主フレームを示している。主フレーム33は、フレーム面がx−z平面に平行な
センターフレーム部33aと、このセンターフレーム部33aと直交する、y−z平面に
平行なフレーム面を成すサイドフレーム部33b、33c(図3)とを備えて構成されて
いる。尚、センターフレーム部33aとサイドフレーム部33b、33cのこれらは、一
枚の金属板の折り曲げ加工によって形成されている。
また図2〜図4において符号34は、キャリッジ21を主走査方向にガイドするガイド
フレームを示している。ガイドフレーム34は、金属板の折り曲げ加工により、x−z平
面に平行な面を成す折り曲げ部34a、34bが形成されるとともに、センターフレーム
部33aにねじ固定される。折り曲げ部34aとセンターフレーム部33aとの間には所
定の空間が形成されており、この空間内に、キャリッジ21の被ガイド部21bが入り込
むとともに、被ガイド部21bが折り曲げ部34aの内側面と摺接するようになっている
尚、キャリッジ21が備える軸受部21aにおいて、主走査方向に延びるキャリッジガ
イド軸20が挿通しており、キャリッジ21はこのキャリッジガイド軸20によって主走
査方向にガイドされる様になっている。しかし、キャリッジ21にはその自重によってキ
ャリッジガイド軸20を中心として揺動しようとする傾向が生じるので、被ガイド部21
bが折り曲げ部34aの内側に当接することで、前記揺動が止められ、インクジェット記
録ヘッド22と媒体案内部材23との間の距離(PG)が規定される様になっている。
即ち、ガイドフレーム34は、PGを規定するフレームであり、ガイドフレーム34が
取り付けられる主フレーム33(メインフレーム部33a)は、ガイドフレーム34を介
して、間接的にPGを規定することになる。従って、例えばメインフレーム部33aに変
形や歪みが生じると、PGが変化し、記録品質が低下する構造となっている。尚、本実施
形態ではメインフレーム部33aが間接的にPGを規定するが、メインフレーム部33b
が直接的にPGを規定する様に構成されていても良い。
次いで、インクジェット記録ヘッド22の下流側には、被記録媒体を排出する排出手段
として第1媒体排出手段25と、第2媒体排出手段28と、が設けられている。第1媒体
排出手段25は、図示を省略する駆動モーターにより回転駆動される第1排出駆動ローラ
ー26と、当該第1排出駆動ローラー26との間で媒体をニップすることで従動回転する
第1排出従動ローラー27と、を備えて構成されている。
また同様に、第2媒体排出手段28は、図示を省略する駆動モーターにより回転駆動さ
れる第2排出駆動ローラー29と、当該第2排出駆動ローラー29との間で媒体をニップ
することで従動回転する第2排出従動ローラー30と、を備えて構成されている。そして
第1媒体排出手段25と第2媒体排出手段28とにより、記録の行われた被記録媒体、こ
こでは特に上述した第1の被記録媒体(普通紙等)と第2の被記録媒体(専用紙等)が、
排紙スタッカー9に向けて排出される。
尚、第1排出駆動ローラー26及び第2排出駆動ローラー29は、本実施形態ではゴム
ローラーであり、第1排出従動ローラー27及び第2排出従動ローラー30は、本実施形
態では外周に沿って突起(歯)を複数有するギザローラーである。
続いて、図3及び図4を参照しながら、補強部材としての補強フレーム36、37につ
いて説明する。図3において符号12は、給送装置11の基体を構成するベース部材を示
しており、このベース部材12に給送装置11の各構成要素(例えば、上述した支持部材
11や給送ローラー13など)が組み付けられる様になっている。ベース部材12は、平
面視において略コの字形状を成し、両側のサイドベース部12a、12bが、主フレーム
33のセンターフレーム部33aに接続固定される様になっている。
図4(A)、(B)は、センターフレーム部33aにおいてサイドベース部12aが接
続固定される部位(接続固定部)を示しており、この接続固定部は、図4(A)、(B)
において符号33eで示すフック部33eと符号33fで示す舌片部とを備えて構成さえ
る。具体的には、これらフック部33eと舌片部33fはセンターフレーム部33aから
曲げ起こしにより形成され、そしてフック部33eにはサイドベース部12aが係止し、
且つ舌片部33fにはサイドベース部12aがねじ固定される様になっている。尚、この
様な接続固定構造は、図3左側のサイドベース部12bが接続固定される部位においても
同様である。
ここで、この接続固定部には、補強フレーム36が設けられている。尚、図3左側にお
いても同様な補強フレーム37が取り付けられているが、以下では補強フレーム36につ
いて詳説する。
補強フレーム36は、金属板材の折り曲げ加工により形成されており、センターフレー
ム部33aのフレーム面に対して直交する折り曲げ部36a、36bが形成されている。
補強フレーム36の両端部下側は、ねじ41、42によってセンターフレーム部33aに
ねじ固定され、また両端部の間においては、ねじ40によってセンターフレーム部33a
の折り曲げ部33dにねじ固定されている。
ここで、本実施形態においてねじ40は、補強フレーム36に加えて、ガイドフレーム
34を同時にセンターフレーム部33aに固定するように構成されている(図4(A)、
図4(B))。即ち、補強フレーム36と、ガイドフレーム34と、のこれらが少なくと
も一箇所において一の固定部材(ねじ40)によって固定されているので、これら部材の
一体性を高めることで全体的な強度向上を図ることができるとともに、組立工程の削減を
図ることができる。
尚、図3に示すようにガイドフレーム34は、主走査方向において適宜の間隔を空けて
ねじ43〜46によりセンターフレーム部33aに固定されているが、符号45で示すね
じについても、上述したねじ40と同様に、補強フレーム37とガイドフレーム34の双
方をセンターフレーム部33aに固定する。
以上のように構成されたインクジェットプリンター1においては、仮に、輸送時等に落
とされた場合には、給送装置2の重量がセンターフレーム部33aに作用し、例えば給送
装置2のベース部材12におけるサイドベース部12a、12bがセンターフレーム部3
3aを押すことで、ガイドフレーム34aにy方向(図2)の力が加わり、そしてガイド
フレーム34が図3において符号Qで示す破線のように円弧状に変形し、これによりPG
が変化して記録品質の低下を招く虞がある。
しかし、本発明においては、上述の通り給送装置2が接続固定されたセンターフレーム
部33a(主フレーム33)において給送装置2との接続固定部には補強フレーム36、
37が設けられているので、この補強フレーム36、37によってセンターフレーム部3
3aにおける上記接続固定部の強度を向上させることができる。その結果、装置が輸送時
等に落とされて、給送装置2の重量がセンターフレーム部33aに作用しても、その変形
・歪みを防止することができ、ひいてはPGの変化を抑制し或いは防止することができ、
即ち記録品質の低下を抑え或いは防止することができる。
また、本実施形態では、補強フレーム36(及び補強フレーム37も同様)には、セン
ターフレーム部33aのフレーム面に対して直交する方向に曲げ起こされる曲げ起こし部
36a、36bが形成されているので、センターフレーム部33aのフレーム面に対して
直交する方向、即ち外力が加わった際に、補強フレーム36、37の断面二次モーメント
の増大によって、補強フレーム36、37の強度、即ちセンターフレーム部33aの強度
をより一層向上させることができる。
尚、センターフレーム部33aの上端はx−y平面に平行な面を成すように折り曲げ部
33dが形成されているので、これによってセンターフレーム部33aの断面二次モーメ
ントが増大し、給送装置2から受ける力に対してより一層対抗できる様になっている。ま
た、この折り曲げ部22dは、センターフレーム部33aの長さ方向(x方向)に渡って
ほぼ全域に形成されているので、より一層センターフレーム部33aの強度向上が図られ
ている。
更に本実施形態では、補強フレーム36(及び補強フレーム37も同様)は、少なくと
も両端部及び当該両端部の間の位置においてセンターフレーム部33aに対して固定され
るので、補強フレーム36、37の変形を効果的に防止することができ、ひいてはセンタ
ーフレーム部33a(主フレーム33)の変形・歪みを確実に抑制し或いは防止すること
ができる。
尚、センターフレーム部33aの変形・歪み防止構造としては、上述した実施形態に限
られないことは言うまでもない。例えば、図6に示す他の実施形態では、補強アーム38
、38によってセンターフレーム部33aとサイドフレーム部33b、およびセンターフ
レーム部33aとサイドフレーム部33cを、給送装置11から受ける荷重に対抗するよ
うに接続している。このような形態によっても、センターフレーム33aの変形・歪みに
伴うPG変化を防止することができる。
続いて、本実施形態に係るインクジェットプリンター1の、他の特徴的構成について説
明する。図5において符号48は、サイドフレーム部33cの内側に設けられるポンプユ
ニットを示しており、このポンプユニット48は、図示を省略するインクチューブにより
キャッピングユニット47と接続されている。
キャッピングユニット47は、インクジェット記録ヘッド22をキャップするキャップ
47aを備えているとともに、インクジェット記録ヘッド22に対して進退可能に構成さ
れ、キャップ47aがインクジェット記録ヘッド22をキャップする位置と、キャップ4
7aがインクジェット記録ヘッド22から離間する位置と、を取り得るように変位可能に
設けられている。
そして、キャップ47aがインクジェット記録ヘッド22をキャップした状態でポンプ
ユニット48が稼働することにより、キャップ47a内に負圧が形成され、インクジェッ
ト記録ヘッド22のインク吐出ノズルからのインク吸引が行われ、インク吐出性能の回復
が行われるようになっている。そして、吸引されたインクは、ポンプユニット48から、
符号49で示すインクチューブを介して、図示を省略する廃液タンクへと導かれるように
なっている。
キャップ47a内にはインクジェット記録ヘッド22に形成された複数のインク吐出ノ
ズル(不図示)の各ノズルからインクが吐出されたか否かをチェックするノズルチェック
手段(以下「自動ノズルチェック機構」と言う)の検出部(不図示)が設けられている。
そしてこの検出部と、自動ノズルチェック機構を構成する、回路基板等が内蔵されたモジ
ュールユニット50とが、ケーブル51によって電気的に接続された状態となっている。
ここで、上述したインクチューブ49は、サイドフレーム部33cの内側から外側に延
出し、図示を省略する廃液タンクへと向かうが、インクチューブ49がサイドフレーム部
33cの外側に露呈したままであると、外部の静電気や電磁ノイズ等がインクチューブ4
9を伝ってケーブル51の内部に入り込み、そしてモジュールユニット50に入り込むこ
とで、ノズルチェックが失敗する虞がある。
このような現象は特に、インクチューブ49それ自体の導電性が高い場合や、或いはイ
ンクチューブ49の内部を導電性のインクが充填されることでより一層発生する虞が高ま
る。また、インクチューブ49とケーブル51が近接しているほど、発生し易い。
そこで本実施形態では、インクチューブ49が露呈しないように、金属板材により形成
されたシールドカバー52によってインクチューブ49を覆った状態としている。これに
より、インクチューブ49の近くにノイズ発生源が存在しても、そのノイズがインクチュ
ーブ49を伝ってモジュールユニット50に入り込むことを防止できる様になっている。
以上説明した実施形態は一例であり、これに限られないことは言うまでも無い。例えば
、本実施形態では本発明を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用した
が、液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドか
らインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機およびファクシミリ等の
記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録
ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記
液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルタ
ー製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FE
D)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に
用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる
1 インクジェットプリンター、2 装置本体、3 カバー、4 媒体サポート、5 操
作パネル、6 蓋体、7、8 引き出し部、9 排紙スタッカー、10 手差し給送用ガ
イド、11 給送装置、12 ベース部材、12a、12b ベースサイド部、13 給
送ローラー、14 支持部材、15 搬送手段、16 駆動ローラー、17 従動ローラ
ー、18 補助ローラー、19 上部案内部材、20 キャリッジガイド軸、21 キャ
リッジ、22 インクジェット記録ヘッド、23 媒体案内部材、25 第1媒体排出手
段、26 第1排出駆動ローラー、27 第1排出従動ローラー、28 第2媒体排出手
段、29 第2排出駆動ローラー、30 第2排出従動ローラー、31 従動ローラー支
持部材、33 主フレーム、33a センターフレーム部、33b、33c サイドフレ
ーム部、33d 折り曲げ部、33e 係止フック、33f 舌片、34 ガイドフレー
ム、34a、34b 折り曲げ部、36 補助フレーム、36a、36b 折り曲げ部、
37 補助フレーム、38 補助アーム、40〜46 ねじ、47 キャップユニット、
48 ポンプユニット、49 インクチューブ、50 モジュールユニット、51 ケー
ブル、52 シールドカバー、P 記録用紙

Claims (5)

  1. 被記録媒体を給送する給送装置と、
    前記給送装置から給送された被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドと被記録媒体との間の距離を直接的に又は間接的に規定するとともに、
    前記給送装置が接続固定される主フレームと、
    前記主フレームにおいて前記給送装置が接続固定される接続固定部または当該接続固定
    部の近傍に取り付けられた補強部材と、
    を備えたことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置において、前記補強部材には、前記主フレームのフレーム面
    に対して交差する方向に曲げ起こされる曲げ起こし部が形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の記録装置において、前記補強部材は、少なくとも両端部及び
    当該両端部の間の位置において前記主フレームに対して固定される、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置において、前記記録ヘッドは、当該記
    録ヘッドの走査方向に往復動するキャリッジに設けられ、
    前記キャリッジは、当該キャリッジを挿通する、前記走査方向に延びるキャリッジガイ
    ド軸と、前記キャリッジガイド軸を中心とした前記キャリッジの回転を止めることにより
    前記記録ヘッドと被記録媒体との間の距離を規定する、前記主フレームに固定されるガイ
    ドフレームと、によって前記走査方向に案内され、
    前記ガイドフレームと、前記補強部材とが、少なくとも一箇所において一の固定部材に
    よって前記主フレームに固定されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドと被記録媒体との間の距離を直接的に又は間接的に規定する主フレーム
    と、
    前記主フレームに取り付けられ、前記記録ヘッドと被記録媒体との距離が変化する方向
    の前記主フレームの変形を規制する補強部材と、
    を備えたことを特徴とする記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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