JP2012091206A - クランクシャフトの製造装置およびクランクシャフトの製造方法 - Google Patents

クランクシャフトの製造装置およびクランクシャフトの製造方法 Download PDF

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治 前田
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啓一 松永
Kazuomi Umemoto
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Abstract

【課題】簡単な構成で、クランクシャフトを容易に且つ確実に精度よく製造する。
【解決手段】予備成形された粗形材10のジャーナル部となる部分jを保持するジャーナル部保持型30と、ピン部となる部分pを保持するピン部保持型31と、ジャーナル部保持型30とピン部保持型31とを摺動可能に拘束するケース32と、粗形材10をその軸方向に加圧してウエブ部となる部分wをジャーナル部保持型30とピン部保持型31との間で潰して所定の厚さに所定のピッチで成形する軸方向加圧手段33とを備え、ジャーナル部保持型30とピン部保持型31の少なくとも一方は、ケース32の内周面に対して軸方向に移動可能に摺動する軸方向スライド41と、軸方向スライド41に保持されてケース32の径方向に移動可能に摺動する径方向スライド42とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、クランクシャフトの製造装置およびクランクシャフトの製造方法に関し、特に、回転中心軸となるジャーナル部と、該ジャーナル部から偏心するピン部と、前記ジャーナル部とピン部との間に延びるウエブ部とを有するクランクシャフトの製造装置およびクランクシャフトの製造方法に関するものである。
クランクシャフトの製造に関する従来の技術として、例えば、特許文献1が知られている。特許文献1には、冷間鍛造用材料からなる丸棒を切断して所定長さのビレット材を形成し、該ビレット材を油圧ベンダで曲げ加工し、本願の図24に示すように各ジャーナル部となる部分j’と各ピン部となる部分p’とが軸直角方向へオフセットされたオフセット材料10’を形成し(曲げ工程)、次に、本願の図25に示すように該オフセット材料10’を軸方向に加圧して、本願の図26に示すように連接壁(本発明ではウエブ部の一例にあたる)W’間のピッチが所定寸法に形成されたクランク本体100’を圧縮成形(据え込み工程)することが開示されている。
据え込み工程を行う装置は、本願の図25に示したように、オフセット材料10’のジャーナル部となる部分j’とピン部となる部分p’をそれぞれ保持する板状の保持型30’,31’と、これらを内部に摺動可能に収容して拘束するケース32’と、オフセット材料10’を軸方向に加圧する軸方向加圧手段とを備えている。オフセット材料10’のジャーナル部となる部分j’とピン部となる部分p’をそれぞれ保持する板状の保持型30’,31’は、ケース32’内で軸方向に移動するよう構成されている。そして、据え込み工程では、図25に示したようにオフセット材料10’のジャーナル部となる部分j’とピン部となる部分p’をそれぞれ保持型30’,31’に保持し、これをケース32’内に摺動可能に収容して拘束した状態で、軸方向加圧手段により軸方向に圧縮するよう加圧し、オフセット材料10’の連設壁となる部分w’を潰すように所定の厚さに成形して、連接壁W’間のピッチを所定寸法に形成する。
特開2005−9595号公報
据え込み工程において、連設壁となる部分w’を潰すように成形することにより径方向に延ばして、オフセット材料10’のジャーナル部とピン部となる部分j’、p’の偏心量から、クランクシャフト100’のジャーナル部J’とピン部P’との偏心量に増大させる(連接壁となる部分w’が延伸する)場合がある。この場合には、オフセット材料10’のジャーナル部とピン部となる部分j’、p’を保持する保持型30’,31’の少なくとも一方は、ケース32’内で軸方向に移動するだけでなく、偏心量の増大に伴ってジャーナル部とピン部となる部分j’、p’を保持する部分がケース32’内で偏心させる径方向にも移動するよう構成する必要がある。しかしながら、従来の技術では、偏心量の増大に伴ってジャーナル部とピン部となる部分j’、p’を保持する部分がケース32’内で偏心させる径方向にも移動するように構成された保持型30’,31’がなかった。そのため、据え込み工程でジャーナル部J’とピン部P’との偏心量に増大させるように成形することが困難であった。
また、図25に示したように、据え込み工程を行う装置にあっては、据え込み工程でオフセット材料10’のウエブ部となる部分w’を潰すように成形するときには、図27に矢印Fで示すように、その材料がジャーナル部やピン部となる部分j’、p’に流れることとなる。そして、ジャーナル部とピン部となる部分j’、p’に流動した材料は図27に矢印Gで示すようにその径を拡大させようとして、保持型30’,31’を押し広げて、ケース32’の内面に対する摺動摩擦抵抗が増大することとなる。その結果、据え込み工程を行う際にケース32’内で軸方向に加圧するために大きな力を必要とし、また、ウエブ部W’の厚さやピン部P’間のピッチなどを精度よく成形することが困難であり、さらに、板状の保持型30’,31’の端面がケース32’の内面に押し付けられて摺動摩擦抵抗が増大した状態で無理に軸方向に加圧しようとすると、図28に示したように板状の保持型30’,31’が曲がるなど変形したり、板状の保持型30’,31’のジャーナル部とピン部となる部分j’、p’を把持している部分の周囲に割れが生じたり、破損するなどの問題が発生することとなる。これらの問題を回避するためには、ジャーナル部とピン部となる部分j’、p’を保持する板状の保持型30’,31’の厚さを厚くして強度を増大させることが考えられる。しかしながら、板状の保持型30’,31’の厚さは、保持するジャーナル部とピン部となる部分j’、p’の軸方向長さによって決定されるため、その厚さを厚くすることはできない。したがって、ジャーナル部とピン部となる部分j’、p’を保持する板状の保持型30’,31’の強度を増大させることが困難であり、これに起因してクランクシャフトを精度よく確実に製造することが困難であった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたもので、素材を曲げ加工してピン部およびウエブ部となる部分が予備形成された粗形材を軸方向に加圧してそのウエブ部となる部分を所定の厚さ、所定のピッチに成形するに際して、簡単な構成で、ウエブ部となる部分が伸長して粗形材のジャーナル部とピン部となる部分の偏心量から、ジャーナル部とピン部との偏心量が増大するよう成形されたクランクシャフトを容易に且つ確実に精度よく製造することができる装置およびその方法を提供することを目的とする。
本発明のクランクシャフトの製造装置は、回転中心軸となるジャーナル部と、該ジャーナル部から偏心するピン部と、前記ジャーナル部とピン部との間に延びるウエブ部とを有するクランクシャフトを製造する装置であって、予備成形された粗形材のジャーナル部となる部分を保持するジャーナル部保持型と、ピン部となる部分を保持するピン部保持型と、前記ジャーナル部保持型とピン部保持型とを摺動可能に拘束するケースと、前記粗形材を軸方向に加圧してウエブ部となる部分を前記ジャーナル部保持型とピン部保持型との間で潰して所定の厚さ、所定のピッチに成形する軸方向加圧手段とを備えており、前記ジャーナル部保持型とピン部保持型の少なくとも一方は、前記ケースの内周面に対して軸方向に移動可能に摺動する軸方向スライドと、該軸方向スライドに保持されてケースの径方向に移動可能に摺動する径方向スライドとを備えていることを特徴とするものである。
また、本発明のクランクシャフトの製造方法は、回転中心軸となるジャーナル部と、該ジャーナル部から偏心するピン部と、前記ジャーナル部とピン部との間に延びるウエブ部とを有するクランクシャフトを製造する方法であって、予備成形された粗形材のジャーナル部となる部分をジャーナル部保持型により保持すると共に、ピン部となる部分をピン部保持型により保持し、前記粗形材を保持したジャーナル部保持型とピン部保持型をケース内に摺動可能に配置して拘束し、前記粗形材を軸方向に加圧してウエブ部となる部分を前記ジャーナル部保持型とピン部保持型との間で潰して所定の厚さ、所定のピッチに成形する方法において、前記ジャーナル部保持型とピン部保持型の少なくとも一方を、前記ケースの内周面に対して軸方向に移動可能に摺動する軸方向スライドと、該軸方向スライドに保持されてケースの径方向に移動可能に摺動する径方向スライドとを備えた構成として、前記軸方向の加圧に伴うジャーナル部とピン部のケース内での軸方向の移動と、ジャーナル部に対するピン部の相対的な偏心によるケース内での軸方向の移動とを許容することを特徴とするものである。
本願のクランクシャフトの製造装置に係る発明によれば、ジャーナル部保持型とピン部保持型の少なくとも一方を、ケースの内周面に対して軸方向に移動可能に摺動する軸方向スライドと、該軸方向スライドに保持されてケースの径方向に移動可能に摺動する径方向スライドとを備えたという簡単な構成とすることにより、この保持型に粗形材のジャーナル部となる部分とピン部となる部分の少なくとも一方を保持して、粗形材を軸方向に加圧してウエブ部となる部分を前記ジャーナル部保持型とピン部保持型との間で潰して所定の厚さに成形すると共に所定のピッチで成形するときに、保持型に保持された粗形材のジャーナル部となる部分とピン部となる部分の少なくとも一方は、軸方向スライドがケースの内周面に対して軸方向に移動すると共に、軸方向スライドに保持された径方向スライドがケースの径方向に移動するため、保持型に無理な力が加わることなく、ジャーナル部とピン部とが良好な精度で偏心したクランクシャフトを容易に且つ確実に製造することが可能な装置を提供することができる。
また、本願のクランクシャフトの製造方法に係る発明によれば、ジャーナル部保持型とピン部保持型の少なくとも一方を、ケースの内周面に対して軸方向に移動可能に摺動する軸方向スライドと、該軸方向スライドに保持されてケースの径方向に移動可能に摺動する径方向スライドとを備えた構成として、この保持型に粗形材のジャーナル部となる部分とピン部となる部分の少なくとも一方を保持して、粗形材を軸方向に加圧してウエブ部となる部分を前記ジャーナル部保持型とピン部保持型との間で潰して所定の厚さに成形すると共に所定のピッチで成形するときに、保持型に保持された粗形材のジャーナル部となる部分とピン部となる部分の少なくとも一方は、軸方向スライドがケースの内周面に対して軸方向に移動すると共に、軸方向スライドに保持された径方向スライドがケースの径方向に移動するため、保持型に無理な力を加えることなく、ジャーナル部とピン部とが良好な精度で偏心したクランクシャフトを容易に且つ確実に製造することが可能な方法を提供することができる。
本発明による実施の一形態を説明するために、保持型を内部に収容した状態のケースの断面図である。 図1の一部断面図である。 図1の状態から、粗形材を軸方向に加圧してウエブ部となる部分を潰すよう成形することにより、軸方向スライドに対して径方向スライドがケースの径方向に移動し、ジャーナル部とピン部との偏心量が増大した状態を説明するために示したケースの断面図である。 図2の状態から、粗形材を軸方向に加圧してウエブ部となる部分を潰すよう成形することにより、軸方向スライドに対して径方向スライドがケースの径方向に移動し、ジャーナル部とピン部との偏心量が増大した状態を説明するために示した、図3の一部断面図である。 成形が完了して、ケースと保持型を開いた状態を示した一部断面図である。 ケース内に収容された保持型の断面図である。 本発明による保持型の別の実施の形態を説明するために、この保持型を構成する軸方向スライドのみを示した斜視図である。 図7に示した軸方向スライドに径方向スライドを組み込んだ状態を示した斜視図である。 粗形材のジャーナル部またはピン部となる部分を保持した、図8に示した保持型を内部に収容した状態のケースの断面図である。 図9の一部断面図である。 図9の状態から、粗形材を軸方向に加圧してウエブ部となる部分を潰すよう成形することにより、軸方向スライドに対して径方向スライドがケースの径方向に移動し、ジャーナル部とピン部との偏心量が増大した状態を説明するために示したケースの断面図である。 図10の状態から、粗形材を軸方向に加圧してウエブ部となる部分を潰すよう成形することにより、軸方向スライドに対して径方向スライドがケースの径方向に移動し、ジャーナル部とピン部との偏心量が増大した状態を説明するために示した、図11の一部断面図である。 本発明による保持型のさらに別の実施の形態を説明するために、この保持型を内部に収容した状態のケースの断面図である。 粗形材を軸方向に加圧してウエブ部となる部分を潰すよう成形することにより、軸方向スライドに対して径方向スライドがケースの径方向に移動し、ジャーナル部の中心とピン部の中心との中間地点が、ケースの内部の中心に位置した状態を説明するために示した、図13の一部断面図である。 予備成形された複数のピン部となる部分を有する粗形材の一例を説明するために示した正面図である。 複数のピン部を有するクランクシャフトを製造する場合において、同じ位相の2番ピン、3番ピン部に隣接するウエブ部の成形前(a)と成形後(b)の状態を示した断面図である。 図16に示した2番ピン、3番ピン部に隣接するウエブ部の成形後(b)に、同じ位相の1番ピン、4番ピン部に隣接するウエブ部の成形前(a)と成形後(b)の状態を示した断面図である。 図17に示した拘束型の横断平面図である。 図17に示した拘束型の側面図である。 図17〜図19に示した拘束型およびケースとは異なる実施の形態を説明するために示した一部断面図である。 図20に示した拘束型の斜視図である。 図20のA-A線断面図である。 図20のB-B線断面図である。 従来の技術により曲げ工程で予備成形されたオフセット材料を説明するために示した部分拡大図である。 従来の技術において、オフセット材料を軸方向に加圧して圧縮成形する据え込み工程を説明するために示した断面図である。 従来の技術により、連接壁間のピッチが所定寸法に形成されたクランク本体を説明するために示した部分拡大図である。 従来の技術における据え込み工程で、オフセット材料を軸方向に加圧して圧縮成形する時の材料の流動を説明するために示した部分拡大断面図である。 据え込み工程中の材料の流動によりジャーナル部が拡径してこれを把持している板状の保持型が変形した状態を示した説明図である。
最初に、本発明のクランクシャフトの製造装置の基本的な構成を、図1〜図6に示した実施の一形態に基づいて説明する。なお、以下の記載と図面において、特に複数のピン部を有することに限定されないクランクシャフト100について説明する場合には、ジャーナル部J、ピン部P、ウエブ部Wと、また、その粗形材10について説明する場合には、各部のジャーナル部となる部分j、ピン部となる部分p、ウエブ部となる部分wと記載することとし、一方、特に複数のピン部を有するクランクシャフト100について説明する場合には、各部のジャーナル部J、ピン部P、ウエブ部Wとを、また、その粗形材10について説明する場合には、各部のジャーナル部となる部分j、ピン部となる部分p、ウエブ部となる部分wとをそれぞれ特定するために、それぞれのアルファベット符号の後に続けて番号を付して記載することとする。また、本発明のクランクシャフトの製造装置における各部材の形状を容易に特定するために、図において部材の端面など断面でない部分にもハッチングを描いている場合があることに注意されたい。図において、同一符号は同様の部分または相当する部分に付すものとする。
本発明のクランクシャフトの製造装置は、概略、回転中心軸となるジャーナル部Jと、このジャーナル部Jから偏心するピン部Pと、ジャーナル部Jとピン部Pとの間に延びるウエブ部Wとを有するクランクシャフト100を製造するものであって、予備成形された粗形材10のジャーナル部となる部分jを保持するジャーナル部保持型30と、ピン部となる部分pを保持するピン部保持型31と、ジャーナル部保持型30とピン部保持型31とを摺動可能に拘束するケース32と、粗形材10をその軸方向に加圧してウエブ部となる部分wをジャーナル部保持型30とピン部保持型31との間で潰して所定の厚さに所定のピッチで成形する軸方向加圧手段33とを備えており、ジャーナル部保持型30とピン部保持型31の少なくとも一方は、ケース32の内周面に対して軸方向に移動可能に摺動する軸方向スライド41と、この軸方向スライド41に保持されてケース32の径方向に移動可能に摺動する径方向スライド42とを備えている。
図1および図2は、予備成形された粗形材10のジャーナル部とピン部となる部分j、pを保持型30,31に保持してケース32内に配置した状態を示したものであり、図3および図4は、軸方向加圧手段33により粗形材10をその軸方向に加圧した状態を示したものであり、図5は、成形されたクランクシャフト100を取り出すためにケース32と保持型30,31を開いた状態を示したものであり、図6は、軸方向スライド41に対して径方向スライド42が径方向に摺動可能に保持されるための構造を説明するために示した断面図である。
この実施の形態においては、ジャーナル部保持型30が軸方向加圧手段33による軸方向の加圧に伴ってケース32内を軸方向に移動するのみで、保持したジャーナル部となる部分jをケース32内で径方向に移動させることなく拘束するよう構成されており、ピン部保持型31が軸方向スライド41と径方向スライド42とを備えており、軸方向加圧手段33による軸方向の加圧に伴って軸方向スライド41がケース32内を軸方向に移動すると共に、軸方向スライド41に対して径方向スライド42が径方向に移動して、ウエブ部となる部分wが潰されるよう成形されるのに伴って延伸することにより保持したピン部となる部分pがケース32内で径方向に移動することができるように構成されている。
ケース32は、円筒を軸方向に沿って半割りした一対の部材32A,32Bにより構成されている。ケース32は、相対的に互いの部材32A,32Bが開閉可能に、且つ、成形時に不用意に開くことがないように所定の力で型締されるよう支持されている。なお、図2および図4においては、ケース32の一方の部材32Aまたは32Bの端面が示されているが、その形状を特定しやすいようにハッチングを施されていることに注意されたい。
ジャーナル部保持型30は、成形するクランクシャフト100のジャーナル部Jの軸方向長さと同じ厚さを有する板状に成形されたもので、その外周形状がケース32の内部の断面形状と相似形で、ケース32の内部で軸方向に摺動できるようケース32の内面よりも僅かに小さく成形されている。そして、ジャーナル部保持型30は、所定の位置に粗形材10のジャーナル部となる部分jを保持する孔35が形成されており、この孔35の中心を通る仮想上の分割線で半割りされた一対の部材30A,30Bにより構成されている。なお、図2および図4においては、ジャーナル部保持型30の一方の部材30Aまたは30Bの端面が示されているが、ケース32と同様に、その形状を特定しやすいようにハッチングを施されていることに注意されたい。
ピン部保持型31の軸方向スライド41は、少なくとも成形するクランクシャフト100のピン部Pの軸方向長さとこのピン部Pの両端を支持する両ウエブ部W,Wを成形する厚さとを加えた厚さ以下の厚さを有する板状に成形されたもので、その外周形状がケース32の内部の断面形状と相似形で、ケース32の内部で軸方向に摺動できるようケース32の内面よりも僅かに小さく成形されている。そして、ピン部保持型31の軸方向スライド41は、成形するクランクシャフト100のウエブ部Wの形状や大きさ(幅と長さ)などに応じて径方向に延在する開口43が厚さ方向に貫通するよう形成されており、この開口43の長手方向に沿って中央で半割された一対の部材41A,41Bにより構成されている。さらに、開口43の長手方向側壁には、径方向スライド42の側縁を摺動可能に受けるための溝44がそれぞれ形成されている。
一方、ピン部保持型31の径方向スライド42は、成形するクランクシャフト100のピン部Pの軸方向長さと同じ厚さを有し、且つ、軸方向スライド41の溝44に支持されて移動方向と直交する方向に拘束され得る幅と、軸方向スライド41の開口43の長手方向長さよりも短い長さとを有する板状に成形されている。そして、径方向スライド42は、所定の位置に粗形材10のピン部となる部分pを保持する孔36が形成されており、この孔36の中心を通る仮想上の分割線で半割りされた一対の部材42A,42Bにより構成されている。なお、図2および図4においては、ピン部保持型31の軸方向スライド41および径方向スライド42の一方の部材41A,42Aまたは41B,42Bの端面が示されているが、ケース32およびジャーナル部保持型30と同様に、その形状を特定しやすいようにハッチングを施されていることに注意されたい。
次に、本発明のクランクシャフトの製造方法の基本的な構成を、上述したように構成された製造装置を用いる場合により、この製造装置の作動とともに主に図1〜図4に示した実施の一形態に基づいて説明する。
本発明のクランクシャフトの製造方法は、概略、回転中心軸となるジャーナル部Jと、このジャーナル部Jから偏心するピン部Pと、ジャーナル部Jとピン部Pとの間に延びるウエブ部Wとを有するクランクシャフト100を製造するためのものであって、予備成形された粗形材10のジャーナル部となる部分jをジャーナル部保持型30により保持すると共に、ピン部となる部分pをピン部保持型31により保持し、粗形材10を保持したジャーナル部保持型30とピン部保持型31をケース32内に摺動可能に配置して拘束し、粗形材10をその軸方向に加圧してウエブ部となる部分wをジャーナル部保持型30とピン部保持型31との間で潰して所定の厚さ、所定のピッチに成形する方法において、ジャーナル部保持型30とピン部保持型31の少なくとも一方を、ケース32の内周面に対して軸方向に移動可能に摺動する軸方向スライド41と、この軸方向スライド41に保持されてケース32の径方向に移動可能に摺動する径方向スライド42とを備えた構成として、軸方向の加圧に伴うジャーナル部Jとピン部Pのケース32内での軸方向の移動と、ジャーナル部Jに対するピン部Pの相対的な偏心増大によるケース32内での軸方向の移動とを許容するものである。
クランクシャフト100を成形するに先立って、例えば棒状または線状の金属性素材を曲げ加工することにより、図2に示すように、ピン部およびウエブ部となる部分p,wが予備成形された粗形材10を用意する。
クランクシャフト100を成形するに際しては、ジャーナル部保持型30の一対の部材30A,30Bを互いに接合してその間に形成された孔35に粗形材10のジャーナル部となる部分jを保持させ、また、ジャーナル部保持型31の軸方向スライド41の溝44に側縁がそれぞれ係合された径方向スライド42の一対の部材42A,42Bを互いに接合してその間に形成された孔36に粗形材10のピン部となる部分pを保持させて、ジャーナル部保持型31の軸方向スライド41の一対の部材41A,41Bを互いに接合した状態とする。そして、ジャーナル部保持型30とピン部保持型31とに保持された状態の粗形材10を、ケース32の開いた状態の一対の部材32A、32B間に配置し、両部材32A、32Bを閉じて型締する。粗形材10のジャーナル部とピン部となる部分j、pをそれぞれ保持したジャーナル部保持型30とピン部保持型31の軸方向スライド41は、ケース32内で軸方向に移動可能に拘束される。
この状態で、図4に矢印で示すように、軸方向加圧手段33によってジャーナル部保持型30,30を相対的に互いに寄せるように軸方向に移動させて粗形材10を軸方向に加圧する。粗形材10のウエブ部となる部分wは、ジャーナル部保持型30とピン部保持型31の径方向スライド42との間で所定の厚さとなるよう潰され、所定のピッチで成形されることとなる。このとき、ウエブ部wとなる部分の材料は、潰されることにより、ピン部保持型31の軸方向スライド41の開口43に囲まれ且つジャーナル部保持型30とピン部保持型31の径方向スライド42との間によって形成される空間内で流動する。その結果、ウエブ部となる部分wがその長手方向に(径方向)に延伸することとなるため、粗形材10のジャーナル部となる部分jに対するピン部となる部分pの偏心量から、クランクシャフト100のジャーナル部Jに対するピン部Pの偏心量が増大することとなる。本発明では、この偏心量の増大(この実施の形態においては、ジャーナル部Jに対するピン部Pの移動)は、ピン部となる部分pを保持する径方向スライド42が軸方向スライド41の開口43の長手方向に形成された溝44に沿って摺動することによって、すなわちケース32の径方向に移動することによって許容される。そして、径方向スライド42の側縁が軸方向スライド41の溝44(軸方向スライド41の厚さが径方向スライド42の厚さよりも充分に厚く、のケース32の内径の長さよりも軸方向スライド41の開口43の幅方向の長さが短い。)に係合されていることによって、粗形材10の軸方向への加圧に伴ってケース32内をその軸方向に移動することが許容される。そのため、径方向スライド42がピン部Pまたはジャーナル部Jの軸方向の長さと同じ厚さに成形されていても、この径方向スライド42に無理な力が加わることがなく、したがって、径方向スライド42の破損を防止することができる。そして、設定されたクランクシャフト100のジャーナル部Jとピン部Pとの偏心量に満たないジャーナル部とピン部となる部分j、pの偏心量であった粗形材10から、ジャーナル部Jとピン部Pとが設定された偏心量のクランクシャフト100を無理なく容易に且つ確実に精度よく成形することができる。
なお、この実施の形態においては、粗形材10のピン部となる部分pを、ピン部保持型31を構成する軸方向スライド41に支持された径方向スライド42により保持し、ジャーナル部jとなる部分を径方向に移動不能なジャーナル部保持型30で保持する場合で説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されることなく、粗形材10のジャーナル部となる部分jを、軸方向スライド41に支持された径方向スライド42により保持し、ジャーナル部保持型30と同様に構成された保持型でピン部となる部分pを径方向に移動不能に保持して、ピン部Pに対するジャーナル部Jの偏心量を増大させるようにすることもできる。また、粗形材10のジャーナル部となる部分jとピン部となる部分pの双方を、軸方向スライド41に支持された径方向スライド42により保持し、ジャーナル部Jとピン部Pとの相対的な偏心量を互いに増大させるようにすることもできる。
次に、本発明によるクランクシャフトの製造装置の別の実施の形態を、図7〜図12に基づいて説明する。なお、この実施の形態においては、上述した実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図7は、一対からなる軸方向スライド41の、この実施の形態における一方の部材41Aまたは41Bのみを示した斜視図であり、図8は、図7に示した軸方向スライド41の一方の部材41Aまたは41Bに、一対からなる径方向スライド42の一方の部材42Aまたは42Bを摺動可能に組み込んだ状態の保持型31を示した斜視図である。また、図9および図10は、予備成形された粗形材10のジャーナル部とピン部となる部分j、pを図8に示した保持型31により保持してケース32内に配置した状態を示したものであり、図11および図12は、軸方向加圧手段33により粗形材10を軸方向に加圧した状態を示したものである。
この別の実施の形態における保持型31は、軸方向スライド41の溝44が径方向スライド42の移動方向と平行な側縁だけでなく、径方向スライド42の移動方向端縁42a、42bの少なくとも一方も受けるよう構成されている。
上述した実施の形態においては、一対の部材41A,41Bにより構成された軸方向スライド41には、ただ単にそのほぼ中央に開口43が厚さ方向に貫通するように形成されており、開口43の長手方向に沿った側縁のみに径方向スライド42を受けるための溝44が形成されていたのに対し、この別の実施の形態における軸方向スライド41は、径方向スライド42を受けるための溝44が軸方向スライド41の外周側面に達するよう開口43を長手方向に延長して形成されている。そして、径方向スライド42は、その移動方向の端面42a,42bがケース32の内径(=軸方向スライドの外周側面)の曲率rと同じ曲率rで成形されており、その移動方向の長さが、粗形材10の成形前と成形後における径方向の移動限で、それぞれ軸方向スライド41の溝44の、外周側面に達する部分に支持され得る長さを有している

次に、本発明のクランクシャフトの製造方法の別の実施の形態を、図7〜図12に示したように構成された製造装置を用いる場合により、この製造装置の作動とともに説明する。
この実施の形態における方法は、軸方向スライド41に、径方向スライド42の移動方向と平行な側縁と、径方向スライド42の移動方向端縁42a,42bの少なくとも一方とを受ける溝44を予め形成しておき、径方向スライド42の移動方向に沿った側縁を常に軸方向スライド41の溝44に摺動可能に支持させると共に、少なくとも粗形材10の成形開始と成形完了の時点で径方向スライド42の移動方向端縁42a,42bの一方を軸方向スライド41に支持させる。
図9および図11に示すように、径方向スライド42の移動方向に沿った側縁は、常に軸方向スライド41の溝44に係合され、支持されている。また、粗形材10の成形を開始する時点では、図9および図10に示すように、粗形材10のジャーナル部となる部分jがジャーナル部保持型30によって保持されてケース32内で径方向に移動不能に拘束された状態で、粗形材10のピン部となる部分pを保持した径方向スライド42の図における右方端(便宜上、後端と称することとする)42aが、軸方向スライド41の溝44の外周側面に達する部分によって支持されており、軸方向スライド41の外周側面と同一曲面を形成してケース32の内周面に接している。
この状態から、図12に示すように、ジャーナル部保持型30をケース32内で軸方向に加圧してウエブ部となる部分wを潰すように成形すると、その材料の流動によってピン部Pがジャーナル部Jから離れるように偏心量が増大し、これに伴って径方向スライド42が図12の左方に移動することとなる。そして、ウエブ部となる部分wが所定の厚さに成形される前の所定の時点から、径方向スライド42の図における左方端(便宜上、前端と称することとする)42bが、軸方向スライド41の溝44の反対側(図の左方)の外周側面に達する部分に係合することにより支持されて、最終的に軸方向スライド41の外周側面と同一曲面を形成してケース32の内周面に接することとなる。この実施の形態では、径方向スライド42の移動方向に沿った側縁のみならず、少なくとも粗形材10の成形開始から所定までの時点と成形完了前の所定の時点から成形完了までとを、径方向スライド42の移動方向端縁42a,42bも軸方向スライド41の溝44によって支持するため、径方向スライド42の厚さを成形するクランクシャフト100のピン部Pまたはジャーナル部Jの軸方向の長さと同じにしか設定できないにもかかわらず、ケース32内での軸方向の加圧力による破損(図28を参照)に対する強度を向上させることができる。
次に、本発明によるクランクシャフトの製造装置のさらに別の実施の形態を、図13および図14に基づいて説明する。なお、この実施の形態においては、上述した実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
図13は、粗形材10を軸方向に加圧してウエブ部となる部分wを潰すように成形する工程が完了した状態におけるケース32内での径方向スライド42の位置を説明するために示した一部断面図であり、図14は、図13の一部断面図である。
この実施の形態におけるクランクシャフトの製造装置は、ジャーナル部保持型30のジャーナル部Jを保持する孔35の中心位置Cjと、ピン部保持型31のピン部Pを保持する孔36の中心位置Cpとが、粗形材10をその軸方向に加圧してクランクシャフト100の成形が完了した時点で、その両者の中心位置Cj,Cpの中間地点C(Cj〜C=Cp〜C)をケース32の内部の中心(半径r)C32と一致させるよう設定されている。
次に、本発明のクランクシャフトの製造方法のさらに別の実施の形態を、図13および図14に示したように構成された製造装置を用いる場合により、この製造装置の作動とともに説明する。
この実施の形態における方法は、概略、ジャーナル部保持型30の孔35に保持されたジャーナル部Jの中心位置Cjと、ピン部保持型31の孔36に保持されたピン部Pの中心位置Cpとを、粗形材10をその軸方向に加圧してクランクシャフト100の成形が完了した時点で、その両者の中心位置Cj,Cpの中間地点Cがケース32の内部の中心C32と一致するように予め設定しておくものである。
ジャーナル部保持型30の孔35とこれに保持されたジャーナル部Jとの中心位置Cjは一致し、また、ピン部保持型31の孔36とこれに保持されたピン部Pとの中心位置Cpは一致する。そして、粗形材10をその軸方向に加圧してクランクシャフト100の成形が完了した時点において、両中心位置Cj,Cpを結ぶ仮想線上の両者の中間位置Cは、ケース32の内部断面の中心位置C32と一致する。このように設定されていることにより、ケース32の内面に対するクランクシャフト100のジャーナル部Jとピン部Pとの距離が等しくなるため、ケース32の内径、すなわち、保持型30,31の外径を小さくすることが可能となることから、径方向スライド42の厚さを成形するクランクシャフト100のピン部Pまたはジャーナル部Jの軸方向の長さと同じにしか設定できないにもかかわらず、ケース32内での軸方向の加圧力による破損(図28を参照)に対する強度を向上させることができる。
次に、本発明によるクランクシャフトの製造装置のさらに別の実施の形態を、図16〜図23に基づいて説明する。なお、この実施の形態においては、上述した実施の形態と同様または相当する部分については同じ符号を付してその説明を省略し、異なる部分のみ説明することとする。
この実施の形態における製造装置は、概略、クランクシャフト100が複数のピン部P1〜P4を有しており、ジャーナル部J01,J12、J23,J34,J45から同じ方向に偏心したピン部P2,P3と、P1,P4毎に成形を行ってクランクシャフト100を製造する場合において、既に成形されたウエブ部W21とW23、W32とW34間のピン部P2,P3の逃がし部50がケース32の内周面に形成されており、さらに、既に成形されたウエブ部W21,W34に隣接するジャーナル部J12とJ34との間を拘束する拘束型51をさらに備えている。
この実施の形態において成形するクランクシャフト100は、1番ピン部〜4番ピン部までの4つのピン部P1〜P4を備えており、両端に位置する1番ピン部P1と4番ピン部P4とがジャーナル部J01,J12、J23,J34,J45からそれぞれ同じ方向に偏心し、1番ピン部P1と4番ピン部P4との間に位置する2番ピン部P2と3番ピン部P3とがジャーナル部J01,J12、J23,J34,J45から1番ピン部P1と4番ピン部P4とは反対側(位相180度)に、それぞれ同じ方向に偏心するものである。このようなクランクシャフトを製造するために、図15に示すように、粗形材10は、例えば棒状または線状の素材を曲げ加工することにより、一方の端部のジャーナル部となる部分j01と1番ピン部となる部分p1との間にウエブ部となる部分w10が、1番ピン部となる部分p1とジャーナル部となる部分j12との間にウエブ部となる部分w12が、ジャーナル部となる部分j12と2番ピン部となる部分p2との間にウエブ部となる部分w21が、2番ピン部となる部分p2とジャーナル部となる部分j23との間にウエブ部となる部分w23が、ジャーナル部となる部分j23と3番ピン部となる部分p3との間にウエブ部となる部分w32が、3番ピン部となる部分p3とジャーナル部となる部分j34との間にウエブ部となる部分w34が、ジャーナル部となる部分j34と4番ピン部となる部分p4との間にウエブ部となる部分w43が、4番ピン部となる部分p4と他方の端部のジャーナル部となる部分j45との間にウエブ部となる部分w45が、それぞれ形成されている。そしてこの実施の形態における粗形材10は、2番ピン部と3番ピン部となる部分p2,p3、および、1番ピン部と4番ピン部となる部分p1,p4とは、それぞれ同じ方向に偏心するよう予備成形されている。
この実施の形態では、後述するように、最初に1番ピンと2番ピンとなる部分p1,p2の間と、3番ピンと4番ピンとなる部分p3,p4の間とのジャーナル部となる部分j12,j34間を軸方向に加圧して同じ方向に偏心する2番ピン部と3番ピン部となる部分p2,p3に連続するウエブ部となる部分w21,w23,w32,w34を潰すように成形する工程(図16)と、次いで、1番ピン部4番ピン部の両外側に位置するジャーナル部となる部分J01,j45間を軸方向に加圧して同じ方向に偏心する1番ピン部と4番ピン部となる部分p1,p4に連続するウエブ部となる部分w10,w12,w43,w45を潰すように成形する工程(図17)とを行うよう構成されている。
ここで、2番ピン部と3番ピン部となる部分p2,p3に連続するウエブ部となる部分w21,w23、w32,w34の成形後に、1番ピン部と4番ピン部となる部分p1,p4に連続するウエブ部となる部分w10,w12、w43,w45を成形する場合、既に成形された2番ピン部と3番ピン部P2,P3がジャーナル部J01,J12、J23,J34,J45から1番ピン部と4番ピン部となる部分p1,p4と反対側に偏心しているため、1番ピン部と4番ピン部となる部分p1,p4に連続するウエブ部となる部分w10,w12、w43,w45を成形する装置におけるケース32の内径および保持型30,31の外径を大きくしなければなくなる。しかしながら、ケース32の内径および保持型30,31の外径を大きくすると、径方向スライド42の厚さを成形するクランクシャフト100のピン部Pまたはジャーナル部Jの軸方向の長さと同じににしか設定できないため、強度が低下してケース32内での軸方向の加圧力により破損(図28を参照)し易くなる。そこで、この実施の形態においては、既に成形された2番ピン部P2と3番ピン部P3とこれらに連続するウエブ部W21,W23、W32,W34を逃がすための逃がし部50をケース32の内面に凹設されている。
また、既に成形された2番ピン部と3番ピン部P2,P3に連続するウエブ部W21,W23、W32,W34が所定のピッチで成形されており、これらのウエブ部W21,W23、W32,W34がジャーナル部J12,J23,J34と、ピン部P2,P3によって片持ち状態で支持されているため、1番ピン部と4番ピン部となる部分p1,p4を成形するときの軸方向加圧によって曲げ変形するなどの問題が発生する場合が考えられる。そこで、この実施の形態においては、既に成形されたウエブ部W21、W34に隣接するジャーナル部J12、J34の間を拘束する拘束型51をさらに設けることとした。
図16に示したように、2番ピン部と3番ピン部となる部分p2,p3に連続するウエブ部となる部分w21,w23、w32,w34を成形するための装置は、2番ピン部と3番ピン部となる部分p2,p3を保持する保持型31が、上述したように軸方向スライド41と径方向スライド42を備えた構成とされており、ジャーナル部となる部分j12,j23,j34を保持する保持型30が、これらのジャーナル部となる部分j12,j23,j34をケース内で径方向に移動不能に拘束するよう保持するものであり、さらに端部に位置する保持型30が、少なくとも粗形材10の端部以上に軸方向に延びる被加圧部30aを有している。なお、この工程(図16)において用いられるケース32は、上述した実施の形態と同様に接合することによりただ単に円筒状となるよう構成されたものでもよく、内部に配置された軸方向スライド41および保持型30を径方向に拘束できる場合には、後述するように逃がし部50(図17を参照)が設けられたものでもよい。
図17に示したように、1番ピン部と4番ピン部となる部分p1,p4に連続するウエブ部となる部分w10,w12、w43,w45を成形するための装置は、1番ピン部と4番ピン部となる部分p1,p4を保持する保持型31が、上述したように軸方向スライド41と径方向スライド42を備えた構成とされており、端部のジャーナル部となる部分j01,j45を保持する保持型30が、これらのジャーナル部となる部分j01,j45をケース32内で径方向に移動不能に拘束するよう保持するものであり、さらに少なくとも粗形材10の端部以上に軸方向に延びる被加圧部30aを有している。また、この工程(図17)において用いられるケース32は、既に成形された2番ピン部P2と3番ピン部P3にそれぞれ連続するウエブ部W21,W23、W32,W34が内周面に干渉しないように凹部が形成されて、逃がし部50が構成されている。
図18は、図17に示した拘束型51の横断面図であり、図19は、図18の左方から見た状態の拘束型51の側面図である。この実施の形態の拘束型51は、全体がケース32の内部に摺動可能に配置できる略円筒状に成形されており、端面にジャーナル部J12,J34を保持するための孔55が構成されており、中間部に2番ピン部P2と3番ピン部P3とこれらに連続するウエブ部W21,W23、W32,W34を収容するための空間56が形成されている。空間56は、内部に収容された2番ピン部P2と3番ピン部P3とこれらに連続するウエブ部W21,W23、W32,W34を拘束型51から突出させるのを許容するよう、側面に開放している。そして、拘束型51は、ジャーナル部J12,J34を保持するための孔55の中心を通る軸方向に沿って半割りした一対の部材51A,51Bにより構成されている。
次に、本発明のクランクシャフトの製造方法のさらに別の実施の形態を、図16〜図19に示したように構成された製造装置を用いる場合により、この製造装置の作動とともに説明する。
この実施の形態における方法は、概略、クランクシャフト100が複数のピン部P1〜P4を有しており、ジャーナル部J01,J12、J23,J34,J45から同じ方向に偏心したピン部毎J2,J3と、J1,J4に成形を行ってクランクシャフトを製造する場合において、既に成形されたウエブ部W21とW23、W32とW34の間のピン部P2,P3の逃がし部50を前記ケース32の内周面に予め形成しておき、さらに、既に成形されたウエブ部W21,W34に隣接するジャーナル部J12とJ34との間に拘束型51を装着して、該ジャーナル部J12とJ34の間の部分を拘束した状態で、次にジャーナル部となる部分j01、j45をジャーナル部保持型30により保持すると共に、ピン部となる部分p1、p4をピン部保持型31の径方向スライド42により保持して、ケース32内で軸方向に加圧するものである。
クランクシャフト100を製造するに際して、図16に示したように最初に同じ方向に偏心する2番ピン部P2と3番ピン部P3とにそれぞれ連続するウエブ部W21,W23とW32,W34を成形する。その後、2番ピン部P2と3番ピン部P3とはそれぞれ反対側に偏心する1番ピン部P1と4番ピン部P4とに連続するウエブ部W10,W12とW43,W45を成形するに際しては、図17(a)に示すように、軸方向スライド41と径方向スライド42を備えた構成とされた保持型31により粗形材10の1番ピン部と4番ピン部となる部分p1、p4を保持すると共に、被加圧部30aを有しケース32内で径方向に移動不能に拘束する保持型30に端部のジャーナル部となる部分j01,j45を保持する。また、既に成形された2番ピン部P2と3番ピン部P3にそれぞれ連続するウエブ部W21,W23、W32,W34が成形された部分を、一対の部材51A,51Bからなる拘束型51の空間56内に収容して、この部分の端部となるジャーナル部J12,J34を拘束型51の孔55で保持して、ケース32内に配置する。このとき、既に成形されたウエブ部W21,W23、W32,W34の先端に連続する2番ピン部P2と3番ピン部P3が拘束型51の側面から突出している。この拘束型51の側面から突出した部分W21,P2,W23、W32,P3,W34は、ケース32の内面に凹設された逃がし部50に収容されるため、ケース32に干渉することはない。
この状態から、図17の(b)に示すように、ケース32の一方の端部を受け部材37に当接して他方の端部に押圧部材38を挿入し、軸方向加圧手段33により押圧部材38を介して半粗形材/半クランクシャフトの状態のものをケース32内で軸方向に加圧する。このとき、既に成形された2番ピン部P2と3番ピン部P3を支持するウエブ部W21,W23、W32,W34は、拘束型51の空間56に収容されて、ウエブ部W21とW34の外側に位置するジャーナル部J12,J34が拘束型51の孔55に保持されているため、1番ピン部P1と4番ピン部P4とにそれぞれ連続するウエブ部となる部分w10,w12、w43,w45を成形するために軸方向に加圧することによって変形することが防止される。
次に、拘束型51の変形例を図20〜図23に基づいて説明する。上述した実施の形態における拘束型51が既に成形された部分を空間56内に収容してこの部分の外側に位置するジャーナル部J12,J34のみを孔55で保持する構造であったのに対し、この実施の形態における拘束型51は、ジャーナル部J12,J34を保持するための孔55を形成する両端部の間に、2番ピン部P2、3番ピン部P3、このピン部P2,P3の間のジャーナル部J23を保持し、ウエブ部W21,W23,W32,W34の間のピッチを維持するスペーサ57を一体に備えている。この実施の形態における拘束型51は、上述した実施の形態と同様に、ジャーナル部J12,J34を保持するための孔55の中心を通る軸方向に沿って半割りした一対の部材51A,51Bにより構成されており、両部材51A,51Bを互いに接合することによりスペーサ57には2番ピン部P2、3番ピン部P3、およびジャーナル部J23を保持する孔58,59が形成される。
図22は、図20のA−A線断面図であり、図23は、図20のB-B線断面図である。図22および図23に示すように、スペーサ57は、その最先端側面(図22および図23における左方端)57aがケース32の逃がし部50の底に当接し、その両側の側面(図22および図23における最先端側面の上下に位置する側面)が、ケース32の逃がし部50との間に隙間Sを形成するよう構成されている。
1番ピン部P1と4番ピン部P4に連続するウエブ部となる部分w10,w12とw43,w45を軸方向に加圧して潰すよう成形するときには、その材料が流動することにより、図27に参照されるように、ジャーナル部J01,J45が拡径するよう作用し、このジャーナル部J01,J45を保持する保持型30とジャーナル部J12,J34を保持する拘束型51の端部とを構成する一対の部材30A,30Bと51A,51Bがそれぞれ開くように力を受けることとなる。しかしながら、ジャーナル部J01,J45を保持する保持型30は全周にわたってケース32の内面により径方向に拘束されており、また、図22に示したように、ジャーナル部J12,J34を保持する拘束型51の端部は、ケース32の内面に対して、ピン部P1,P4が偏心される方向に、つまり、ケース32の内周面の逃がし部50とは反対の方向に積極的に押し付けられ径方向に拘束されるため、その分割面が開くことなく確実に型締されることとなる。
さらに、1番ピン部P1と4番ピン部P4に連続するウエブ部となる部分w10,w12、w43,w45を軸方向に潰すよう成形するときには、軸方向の加圧により、既に成形された2番ピン部P2と3番ピン部P3とこれをそれぞれ支持するウエブ部W21,W23、W32,W34とがその偏心方向に曲がるように作用することとなる。しかしながら、この実施の形態においては、スペーサ57の孔58,59に2番ピン部P2、3番ピン部P3、およびジャーナル部J23がそれぞれ保持されており、また、ウエブ部W21,W23,W32,W34の間にスペーサ57がそれぞれ介在してこれらのピッチを維持し、しかも、スペーサ57の最先端側面57aがケース32の逃がし部50に当接すると共に、少なくとも拘束型51の背面(図23における右方の側面)がケース32の内面に接しているため、既に成形された部分が2番ピン部P2と3番ピン部P3の偏心方向に曲がるのを確実に防止することができる。
本発明は、単気筒(単一のピン部P)あるいは4気筒(1番ピン部P1〜4番ピン部P4)以外の複数の気筒の内燃機関、さらには、直列以外の複数の気筒数を有する内燃機関、または、内燃機関以外の他の機関に使用されるクランクシャフトを製造する場合にも適用することができる。また、本発明は、必要に応じて所定温度の熱間または冷間で行うことができる。また、上述した実施の形態は、本発明を詳細に説明するための一例を示したものであり、必要に応じて単独で適用することができ、また、これらの実施の形態を組み合わせて適用することができる。
10:粗形材、 100:クランクシャフト、 30:保持型、 31:保持型、 32:ケース、 33:軸方向加圧手段、 41:軸方向スライド、 42:径方向スライド、 44:溝、 50:逃がし部、 51:拘束型、 56:空間、 57:スペーサ、 P:ピン部、 J:ジャーナル部、 W:ウエブ部、 p:ピン部となる部分、 j:ジャーナル部となる部分、 w:ウエブ部となる部分

Claims (10)

  1. 回転中心軸となるジャーナル部と、該ジャーナル部から偏心するピン部と、前記ジャーナル部とピン部との間に延びるウエブ部とを有するクランクシャフトを製造する装置であって、
    予備成形された粗形材のジャーナル部となる部分を保持するジャーナル部保持型と、ピン部となる部分を保持するピン部保持型と、前記ジャーナル部保持型とピン部保持型とを摺動可能に拘束するケースと、前記粗形材を軸方向に加圧してウエブ部となる部分を前記ジャーナル部保持型とピン部保持型との間で潰して所定の厚さ、所定のピッチに成形する軸方向加圧手段とを備えており、
    前記ジャーナル部保持型とピン部保持型の少なくとも一方は、前記ケースの内周面に対して軸方向に移動可能に摺動する軸方向スライドと、該軸方向スライドに保持されてケースの径方向に移動可能に摺動する径方向スライドとを備えていることを特徴とするクランクシャフトの製造装置。
  2. 前記軸方向スライドは、前記径方向スライドの移動方向と平行な側縁と、前記径方向スライドの移動方向端縁の少なくとも一方とを受ける溝を有していることを特徴とする請求項1に記載のクランクシャフトの製造装置。
  3. 前記軸方向の加圧が終了した時点で、前記ジャーナル部の中心と前記ピン部の中心との中間地点が、前記ケースの内部の中心に位置するよう設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載のクランクシャフトの製造装置。
  4. クランクシャフトが複数のピン部を有しており、ジャーナル部から同じ方向に偏心したピン部毎に成形を行ってクランクシャフトを製造する場合において、
    既に成形されたウエブ部間のピン部の逃がし部が前記ケースの内周面に形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のクランクシャフトの製造装置。
  5. クランクシャフトが複数のピン部を有しており、ジャーナル部から同じ方向に偏心したピン部毎に成形を行ってクランクシャフトを製造する場合において、
    既に成形されたウエブ部に隣接するジャーナル部の間を拘束する拘束型を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のクランクシャフトの製造装置。
  6. 回転中心軸となるジャーナル部と、該ジャーナル部から偏心するピン部と、前記ジャーナル部とピン部との間に延びるウエブ部とを有するクランクシャフトを製造する方法であって、
    予備成形された粗形材のジャーナル部となる部分をジャーナル部保持型により保持すると共に、ピン部となる部分をピン部保持型により保持し、
    前記粗形材を保持したジャーナル部保持型とピン部保持型をケース内に摺動可能に配置して拘束し、
    前記粗形材を軸方向に加圧してウエブ部となる部分を前記ジャーナル部保持型とピン部保持型との間で潰して所定の厚さ、所定のピッチで成形する方法において、
    前記ジャーナル部保持型とピン部保持型の少なくとも一方を、前記ケースの内周面に対して軸方向に移動可能に摺動する軸方向スライドと、該軸方向スライドに保持されてケースの径方向に移動可能に摺動する径方向スライドとを備えた構成として、前記軸方向の加圧に伴うジャーナル部とピン部のケース内での軸方向の移動と、ジャーナル部に対するピン部の相対的な偏心によるケース内での軸方向の移動とを許容することを特徴とするクランクシャフトの製造方法。
  7. 前記軸方向スライドに、径方向スライドの移動方向と平行な側縁と、径方向スライドの移動方向端縁の少なくとも一方とを受ける溝を形成しておくことを特徴とする請求項6に記載のクランクシャフトの製造方法。
  8. 前記軸方向の加圧が終了した時点における前記ジャーナル部の中心と前記ピン部の中心との中間地点を、前記ケースの内部の中心に位置するよう設定することを特徴とする請求項6または7に記載のクランクシャフト製造方法。
  9. クランクシャフトが複数のピン部を有しており、ジャーナル部から同じ方向に偏心したピン部毎に成形を行う場合において、
    既に成形されたウエブ部間のピン部の逃がし部を前記ケースの内周面に形成しておくことを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のクランクシャフトの製造方法。
  10. クランクシャフトが複数のピン部を有しており、ジャーナル部から同じ方向に偏心したピン部毎に成形を行う場合において、
    既に成形されたウエブ部に隣接するジャーナル部の間に拘束型を装着して、該部分を拘束した状態で、次にジャーナル部となる部分をジャーナル部保持型により保持すると共に、ピン部となる部分をピン部保持型により保持して、ケース内で軸方向に加圧することを特徴とする請求項6〜8のいずれか1項に記載のクランクシャフトの製造方法。
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