JP2012085959A - ミスト発生装置及び美容装置 - Google Patents

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Shunichi Watanabe
俊一 渡辺
Hiroshi Kitamura
央 北村
Yoshinori Katsura
嘉志記 桂
Koji Asakawa
広次 浅川
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Abstract

【課題】様々な運転態様に対応可能なミスト発生装置及び美容装置を提供する。
【解決手段】美容装置は、放電を行う電極である第1の電極と、接地電極あるいは該第1の電極とは極性が反対の電位に設定される電極である第2の電極とで構成される電極部31と、第1の電極を冷却して該第1の電極に空気中の水分を結露させるペルチェ素子34と、操作部17からの操作信号に基づき、電極部31に印加される電圧を制御する制御部CSとを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、放電電極部に電圧が印加されることにより、該放電電極部に供給された液体のミストを発生させるミスト発生装置及び美容装置に関する。
従来から、ミストドライヤー等のミスト発生装置(美容装置)では、放電によって生成されたナノサイズのミストが、送風部の送り出す空気に乗って放出されている。こうしたミスト発生装置には、例えば、特許文献1に記載のように、放電を行う第1の電極と、該第1の電極と電気的に対となる第2の電極とからなる放電電極部と、第1の電極を冷却して該第1の電極の表面に空気中の水分を結露させる液体供給部とが備えられている。そして、第1の電極と第2の電極との間に所定の高電圧が印加されると、第1の電極の表面に結露した水が放電によってレイリー分裂を起こす。続いて、上述のような静電霧化によって生成されたミストが、第1の電極と第2の電極との間を流れる空気によってミスト発生装置の外側へ運び出される。こうした構成のミスト発生装置は、一定量のミストを空間に供給しており、該装置が適用可能な大きさの空間であれば、使用者に対してミストに基づく効果を十分に与えることが可能である。
特開2010−17293号公報
ところで、近年では、ミスト発生装置の使用場所や使用方法が多様化してきていることもあり、ミスト発生装置には様々な運転態様が求められている。例えば、使用者がミストの効果を短時間で享受しようとする場合には、より多くのミストが居住空間内に供給されるような運転態様が求められる。しかしながら、特許文献1に記載のミスト発生装置では、ミストを安定して供給することが可能ではあるものの、供給可能なミスト量が一定量であるため、上述した運転態様を実現することができなかった。
本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであり、その目的は、様々な運転態様に対応可能なミスト発生装置及び美容装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明のミスト発生装置は、電圧を印加することにより放電を行う放電電極部と、前記放電電極部に液体を供給する液体供給部と、操作部からの操作信号に基づき、前記放電電極部に印加される電圧を互いに異なる複数の制御パターンにより供給する制御部とを備え、前記放電電極部に電圧を印加することにより、前記放電電極部に供給された液体のミストを発生させる。
上記構成において、空気導入部と空気導出部とを有する空気流路に空気流を生成し、前記ミストを前記空気導出口から吹き出す送風部をさらに有し、前記制御部は、操作部からの操作信号に基づき、前記送風部に供給される電力を制御してもよい。
上記構成において、操作部における所定の操作からの経過時間を計時する計時部をさらに有し、前記制御部は、前記計時部が計時した経過時間に応じて前記放電電極部に印加される電圧を変化させてもよい。
上記構成において、前記制御部は、前記計時部が計時した経過時間に応じて前記送風部に供給する電力を変化させてもよい。
上記構成において、前記制御部は、操作部からの操作信号に基づき、前記放電電極部に印加される電圧を段階的に変化させてもよい。
上記構成において、制御部は、操作部からの操作信号に基づき、前記放電電極部に印加される電圧を連続的に変化させてもよい。
上記構成において、前記制御部は、操作部からの操作信号に基づき、前記送風部に供給される電力を段階的に変化させてもよい。
上記構成において、前記制御部は、操作部からの操作信号に基づき、前記送風部に供給される電力を連続的に変化させてもよい。
上記課題を解決するため、本発明の美容装置は、上述したミスト発生装置を備えた美容装置である。
本発明によれば、操作部からの操作信号に基づき放電電極部に印加される電圧が制御されることから、使用者による操作部の操作によってミスト量を変化させることができる。それゆえに、ミスト量が一定量である装置に比べて、より多くの運転態様に対応することができる。
本発明におけるミスト発生装置を具体化した美容装置の背面構造を示す背面図。 美容装置の正面構造を示す正面図。 美容装置と電源プラグとの接続の態様を示す図。 図1に示す1−1線で切断した美容装置の断面構造を示す断面図。 美容装置に内蔵されるファン及び流路形成部材を分解して示す分解斜視図。 美容装置の内部構造の一部を拡大して示す部分拡大図。 美容装置の電気的構成を示すブロック図。 実施例1における美容装置のミスト量及び風量の変化の一例を示すタイミングチャート。 実施例2における美容装置のミスト量及び風量の変化の一例を示すタイミングチャート。 実施例3における美容装置のミスト量及び風量の変化の一例を示すタイミングチャート。 実施例4における美容装置のミスト量及び風量の変化の一例を示すタイミングチャート。 実施例5における美容装置のミスト量及び風量の変化の一例を示すタイミングチャート。 実施例6における美容装置のミスト量及び風量の変化の一例を示すタイミングチャート。
以下、本発明のミスト発生装置を居住空間などに設置される美容装置に具体化した一実施形態について説明する。まず、美容装置の全体構成について図1〜図3を参照して説明する。
図1に示されるように、美容装置10が有する円板状の支持台11には、楕円体状に形
成された筐体12が取り付けられている。この筐体12における支持台11側には、該筐体12を貫通する複数の矩形孔から構成される空気導入部12aが形成されている。一方、図2に示されるように、この筐体12における支持台11側とは反対側には、これもまた筐体12を貫通する1つの円形孔である空気導出部12bが形成されている。そして、筐体12の内部では、空気導入部12aから筐体12の内部へ空気が吸い込まれると、該空気が空気導出部12bから吹き出されるようになっている。
なお、図3に示されるように、支持台11に形成されたコネクタ11aには、USBポートから電源を取り出すための電源ケーブル14が接続される。そして、商用電源をUSB電源に変換するACアダプタ15にこの電源ケーブル14のUSBプラグが接続されると、これら電源ケーブル14とACアダプタ15とを介して、美容装置10が給電される。また、筐体12には、美容装置10の電源をON/OFFするための電源スイッチ16と、美容装置10の動作態様(運転水準)を切り替える操作部17が形成されている。そして、電源スイッチ16がON操作されると各駆動部が駆動されるとともに、例えばLED(Light Emitting Diode)で構成される発光部18が発光するようになっている。
次に、美容装置10における内部の構成について図4〜図6を参照して説明する。図4に示されるように、美容装置10を構成する筐体12には、送風部としてのファン20が内蔵されている。ファン20は、筐体12の内部における支持台11側にて空気導入部12aと向かい合う位置に配設されている。このファン20における操作部17側には、支持台11側から操作部17側へ延びる矩形筒状の送風ポート20aが形成されている。そして、ファン20を駆動するための駆動信号がファン20に入力されると、筐体12における外側の空気がファン20によって筐体12の内部へ吸い込まれるとともに、筐体12の内部に吸い込まれた空気が送風ポート20aから操作部17側へ送り出される。
ファン20が有する送風ポート20aには、筐体12に形成された空気導出部12bと該送風ポート20aとを連結する空気流路21が取り付けられている。この空気流路21は、送風ポート20aから支持台11とは反対側へ延びて空気導出部12b側へ屈曲するように形成されている。そして、ファン20の送風ポート20aから空気が送り出されると、送り出された空気は空気流路21を流れた後に空気導出部12bから筐体12の外へ吹き出される。
図5に示されるように、空気流路21は、該空気流路21のうちで空気導出部12b側を構成する第一流路部材22と、該空気流路21のうちで空気導入部12a側を構成する第二流路部材23とが嵌合することによって構成されている。
まず、空気流路21のうち、第一流路部材22について以下に説明する。第一流路部材22における空気導出部12b側には、該空気導出部12bから第二流路部材23に向けて延びる矩形筒状の空気導出管22Pが形成されている。この空気導出管22Pの両筒端のうち、空気導出部12b側の筒端には、円形筒状の導出端部P1が形成されている。そして、導出端部P1が空気導出部12bに嵌め込まれることによって、第一流路部材22は筐体12に固定されている。これに対して、空気導出管22Pの両端部のうち、第二流路部材23側の筒端には、該第二流路部材23と連結する矩形筒状の連結端部P2が形成されている。また、連結端部P2の縁部には、第二流路部材23に向けて突出する複数の係止片22cが形成されている。
なお、この空気導出管22Pの操作部17側には、制御部CSが配設されている。制御部CSは、電源スイッチ16及び操作部17から出力される操作信号を受けて、該操作信号に対応する駆動信号を各駆動部に出力することにより各駆動部における駆動の態様を制
御する。
上述した空気導出管22Pにおける支持台11側には、第二流路部材23に向けて窪む有底箱体の電源収容部22Sが、空気導出管22Pから支持台11に向けて延びるように形成されている。この電源収容部22Sには、各種駆動部に電源を供給する電源供給部PSが収容される。これに対して、空気導出管22Pにおける支持台11側のうち、電源収容部22Sの第二流路部材23側には、電源収容部22Sに向けて窪む第一収容部22Fが形成されている。
上記第一収容部22Fは、図6に示されるように、ファン20における送風ポート20aの全体が該第一収容部22F内に収容されるように形成されている。この第一収容部22Fには、相対的に底が深い凹部である第一導入側凹部22aが支持台11側に形成されている。また、この第一収容部22Fには、相対的に底が浅い凹部であって、且つ、上記連結端部P2に連通する凹部である第一導出側凹部22bが、空気導出管22P側に形成されている。そして、相対的に底が深い第一導入側凹部22aにファン20の送風ポート20aが収容されている。
次に、空気流路21のうち、第二流路部材23について以下に説明する。第二流路部材23は、図5に示されるように、上述した連結端部P2及び第一収容部22Fと向い合う板状に形成されている。この第二流路部材23にて上記係止片22cと向かい合う部位には、係止片22cと嵌合可能な複数の被係止部23cが形成されている。
一方、第二流路部材23にて、連結端部P2及び第一収容部22Fと向い合う部位には、第一流路部材22側とは反対側に窪んだ凹部である第二収容部23Fが形成されている。この第二収容部23Fには、相対的に底が深い凹部である第二導入側凹部23aが、第一導入側凹部22aと向い合う部位に形成されている。また、この第二収容部23Fには、相対的に底が浅い凹部である第二導出側凹部23bが、第一導出側凹部22bと向かい合う部位に形成されている。
上述した第二導入側凹部23aには、図6に示されるように、先の空気導入部12aと向い合う貫通孔である通気孔23vが形成されている。そして、上述した被係止部23cに係止片22cが嵌め込まれることによって、第二流路部材23に形成された通気孔23vの位置とファン20が有するファン吸気ポート20vとの位置が互いに整合するように、第一導入側凹部22aと第二導入側凹部23aとの間にファン20が取り付けられている。また、連結端部P2の開口縁と第一収容部22Fの開口縁とが第二収容部23Fの開口縁に当接するように、第二流路部材23が第一流路部材22に固定されている。
このような構成によれば、第一流路部材22と第二流路部材23とによって構成される空気流路21が、その流路の断面積に応じて下記三つの流路に区分される。
・第一導入側凹部22aと第二導入側凹部23aとに囲まれる導入側流路21i。
・第一導出側凹部22bと第二導出側凹部23bとに囲まれる中間流路21m。
・空気導出管22Pそのものである導出側流路21b。
すなわち、導入側流路21iは、空気流路21のうちで吸気側の端部を構成する流路であって、その吸気側の端部に上記ファン20が配設された流路である。一方、中間流路21mは、空気流路21のうちで吸気側と空気導出側との間の流路であって、導入側流路21iや導出側流路21bよりも小さい流路の断面積を有している。他方、導出側流路21bは、空気流路21のうちで空気導出側の端部を構成する流路であって、その吸気側の端部に上記空気導出部12bが連結された流路である。そして、ファン20の送風ポート20aから空気が送り出されると、送り出された空気流Aの流速は、導入側流路21iを流
れた後に中間流路21mで一旦速くなる。そして、中間流路21mを流れた空気流Aは、導出側流路21bにてその流速を減速させた後に空気導出部12bから筐体12の外へ吹き出される。
次に、上記中間流路21mにミストを流入させる構成について図5及び図6を参照して説明する。中間流路21mを構成する第二導出側凹部23bの底壁には、図5に示されるように、該底壁を貫通する矩形孔であるミスト流入孔23hが形成されている。このミスト流入孔23hには、該ミスト流入孔23hにおける空気導出管22P側の縁から第一流路部材22とは反対側に向けて第二導出側凹部23bの底壁の一部が折り曲げられたかたちのガイド片23gが形成されている。
一方、第二流路部材23において第一流路部材22とは反対側には、上述したガイド片23gが囲まれるような矩形筒状の包囲壁23wが、該反対側に向けて開口するように凸設されている。この包囲壁23wにおける開口には、該開口が閉じられるようにミスト生成部30が取り付けられている。すなわち、ミスト生成部30は、ファン20の回転によって空気流が形成される空気流路21の外に配設されている。
ミスト生成部30における電極部31には、互いに対向する一対の電極である第1の電極32と第2の電極33とが配設されている。第1の電極32は、放電を行う電極であって、ミスト流入孔23hに向けて突出する針状に形成されている。第2の電極33は、接地電極あるいは第1の電極とは極性が反対の電位に設定される電極であって、第1の電極32の先端部側に配置された板状に形成されている。第2の電極33において第1の電極32の先端部と向かい合う部位には、貫通孔が形成されている。また、これら第1の電極32及び第2の電極33の周囲には、第1の電極32と第2の電極33との間に高電圧を印加するための電圧印加回路が形成されている。そして、上記電圧印加回路が駆動されると、第1の電極32と第2の電極33との間に高電圧が印加される。
一方、第1の電極32の基端部には、第1の電極32の表面温度を所定の温度に冷却するためのペルチェ素子34が接続されている。ペルチェ素子34の冷却面は、第1の電極32に熱的に接触している一方、該ペルチェ素子34の放熱面は、第1の電極32側とは反対側に配置されている。また、ペルチェ素子34には、該ペルチェ素子34を駆動するための端子34aが取り付けられている。ペルチェ素子34の放熱面からの放熱は、該放熱面に接続された端子34aを通じて行われる。このような構成からなるミスト生成部30によれば、放熱面に放熱フィンを取り付ける必要がないため、ミスト生成部30のサイズを小さくすることが可能である。
そして、空気導出部12bからミストを供給するための操作信号が入力されると、第1の電極32の表面が冷却されるべく、ペルチェ素子34に駆動電流が供給されて第1の電極32が冷却される。これによって、第1の電極32の表面には、空気中の水分が結露する。次いで、この状態から、第1の電極32と第2の電極33の間に高電圧が印加されると、第1の電極32の周辺に放電が生じる。そして、第1の電極32の表面に結露した水がこの放電によりレイリー分裂を起こして静電霧化する。すなわち、第1の電極32と第2の電極33との間の空間には、静電霧化方式にてミストが生成される。なお、ここで生成されるミストとは、直径が数nm〜数百nmの大きさのミストであって、人体の肌における角質層表面の隙間に浸透することによって肌に潤いとハリを与える効果を発現するものである。
また、空気流路21に空気流が形成されるべく、ファン20に所定の駆動電圧が印加されて、図6に示されるように、空気流路21に空気流Aが形成される。一方、ミスト生成部30で生成されたミストは、放電時に印加される電圧によって、少なからず第1の電極
32から第2の電極33に向けた速度成分Bを有することになる。そして、こうした速度成分Bを有したミストは、ガイド片23gに案内されるようにミスト流入孔23hを通過して中間流路21mへ流入する。中間流路21mでは、上述したように空気流の流速が相対的に速くなるため、ミスト流入孔23hを通過したミストが該空気流によって空気導出部12bまで効果的に運ばれることとなる。このように、ミストは、ファン20の下流で、ファン20による空気流Aと混合される。そして、ミストを含んだ空気流Aは、空気導出部12bから美容装置10の外へ放出される。
このとき、ファン20によって形成される空気流Aが通る空気流路21の外にミスト生成部30が配設されているため、ミスト生成部30における第1の電極32と第2の電極33との間に空気流Aが直接流れ込むことがない。したがって、第1の電極32と第2の電極33との間における空気の流れが安定するため、ミストの生成量を安定させることができる。また、空気流路21の内部における空気の流れをミスト生成部30で遮ることがないため、空気流路21の内部においても乱流等の発生が抑制されて空気の流れが安定する。これにより、空気導出部12bから放出されるミストの供給量の安定性を高めることができる。
なお、ミスト生成部30によって生成されたミストの他、包囲壁23w内の空気も中間流路21mの空気流Aによって中間流路21mへ流入する。一方、包囲壁23wとミスト生成部30との接続部分等からも包囲壁23w内には少なからず空気が流入し続ける。それゆえに、包囲壁23w内の空気が中間流路21mへ流入し続けるものの、ミスト生成部30と中間流路21mとの圧力差は概ね安定することとなる。
次に、上述した美容装置10の電気的構成について図7を参照して説明する。
図7に示されるように、美容装置10の筐体12内に配設される制御部CSは、図示しないCPU、ROM及びRAMで構成されている。ROMには、CPUが実行する各種制御プログラムや各種データ等が記憶されている。RAMには、CPUによる演算結果及び処理結果である各種データなどが一時的に記憶される。制御部CSは、電源スイッチ16や操作部17からの操作信号に応答して、ROMに記憶された制御プログラムに基づき各駆動部に駆動信号を出力して美容装置10の動作態様を制御する。また制御部CSには、図示しないクロック発生器などで構成される計時部36が内蔵されている。制御部CSは、所定の操作信号が入力されたとき、クロック発生回路から出力されるクロック信号に基づき該操作信号が入力されてからの経過時間を計時部36で計時する。
制御部CSには、図示しない入力側インターフェースを介して、電源スイッチ16及び操作部17と、電源供給部PSとが電気的に接続されている。
電源スイッチ16は、使用者によってON操作あるいはOFF操作される。ON操作された電源スイッチ16は、そのON操作に基づく操作信号であるON信号を制御部CSに出力する。またOFF操作された電源スイッチ16は、そのOFF操作に基づく操作信号であるOFF信号を制御部CSに出力する。
制御部CSは、ON信号が入力されると電源供給部PSから各駆動部への電力供給を開始し、OFF信号が入力されると電源供給部PSから各駆動部への電力供給を停止する。操作部17は、美容装置10の運転水準を変更するための操作手段である。制御部CSは、操作部17から入力される操作信号に基づいて、各駆動部に供給される電力を制御する。
制御部CSには、図示しない出力側インターフェースを介して、発光部18が電気的に接続されている。発光部18は、例えばLED(Light Emitting Diode)で構成されている。制御部CSは、電源スイッチ16からON信号が入力されると
発光部18への電力供給を開始して該発光部18を点灯させる。また制御部CSは、電源スイッチ16からOFF信号が入力されると発光部18への電力供給を停止して該発光部18を消灯させる。これにより、使用者は、美容装置10が運転中であるか否かを発光部18の点灯・消灯で判断することができる。
制御部CSには、図示しない出力側インターフェースを介して、ファン20が電気的に接続されている。ファン20は、本実施形態では制御部CSによってON/OFF制御される。制御部CSのROMには、操作部17から入力される操作信号に応じたファン20の制御パターンが記憶されている。そして制御部CSは、その操作信号に応じた制御パターンでファン20をON/OFF制御し、該ファン20に供給される電力を変更する。
制御部CSには、図示しない出力側インターフェースを介して、ミスト生成部30を構成する電極部31及びペルチェ素子34が電気的に接続されている。これらの電極部31及びペルチェ素子34は、制御部CSによってON/OFF制御される。制御部CSのrOMには、操作部17から入力される操作信号に応じた電極部の制御パターン、ペルチェ素子34の制御パターンがそれぞれ記憶されている。制御部CSは、操作部17からの操作信号に基づく制御パターンで電極部31をON/OFF制御して、該電極部31への印加電圧を制御する。これにより、電極部31から発生するミスト量を変化させることができる。また制御部CSは、操作部17からの操作信号に基づく制御パターンでペルチェ素子34をON/OFF制御して、該ペルチェ素子34への印加電圧を制御する。これにより、第1の電極32に供給される水分量を変化させることができる。
制御部CSには、図示しない出力側インターフェースを介して、報知部38が電気的に接続されている。報知部38は、運転水準が変更された場合や装置に異常が発生した場合などに、その時々に応じた効果音を発する。制御部CSは、例えば、操作部17から新たな操作信号が入力されるたびに、該操作信号に合わせた所定の効果音を報知部38に発せさせる。これにより使用者は、聴覚を通じて、美容装置10の運転水準が変更されたことを認識可能である。
次に、上述した構成の美容装置10の動作態様の一例について、具体的な実施例を上げて説明する。
[実施例1]
実施例1の美容装置10では、1つの動作切替ボタン17aで操作部17が構成される。そして、この動作切替ボタン17aを操作することによって、美容装置10の運転水準が、ミスト量M及び風量Qが相対的に少ない水準1、あるいは、ミスト量M及び風量Qが相対的に多い水準2に切り替えられる。実施例1では、こうした構成の美容装置10の動作態様について説明する。なお、以下では、水準n(nは、1以上の整数)におけるミスト量、風量をそれぞれMn、Qnで表す。
図8に示されるように、時刻t0において電源スイッチ16のON操作がなされると、制御部CSには、電源スイッチ16からON操作に基づく操作信号であるON信号が入力される。ON信号が入力された制御部CSは、まず、発光部18への電力供給を開始して該発光部18を点灯させる。続いて制御部CSは、ファン20に対して、水準1における風量Q1が具現化される制御パターンで電力を供給する。これにより空気流路21内には、風量Q1の空気流Aが形成される。また時刻t0において制御部CSは、ミスト生成部30を構成するペルチェ素子34に対して、水準1におけるミスト量M1が具現化される制御パターンで電圧を印加する。次に制御部CSは、時刻t0から時間ΔTs経過した時刻t1において、ミスト生成部30を構成する電極部31に対して、水準1におけるミスト量M1が具現化される制御パターンで電圧を印加する。これにより、水準1に応じたミスト量M1のミストが発生し、その発生したミストが上記空気流Aに取り込まれる。すな
わち、実施例1の美容装置10においては、電源スイッチ16のON操作から時間ΔTs経過後の時刻t1において水準1での運転が実現される。こうした美容装置10においては、ファン20、ミスト生成部30を構成する電極部31及びペルチェ素子34、これらの全てが同時期に始動されることがないことから、始動時の突入電流に起因する電気的な不具合が生じ難くなる。
次の時刻t2にて動作切替ボタン17aが操作されると、制御部CSには、該動作切替ボタン17aが操作されたことを示す操作信号が入力される。該操作信号が入力された制御部CSは、ROMに記憶された制御プログラムに基づいて、運転水準を水準1から水準2へ切り替えるための各種処理を実行する。制御部CSは、水準2におけるミスト量M2が具現化される制御パターンで電極部31及びペルチェ素子34に電圧を印加するとともに、水準2における風量Q2が具現化される制御パターンでファン20に電力を供給する。これにより、美容装置10の運転水準が水準1から水準2に切り替えられる。
次の時刻t3にて動作切替ボタン17aが再び操作されると、制御部CSには、該動作切替ボタン17aが操作されたことを示す操作信号が再び入力される。切替信号が入力された制御部CSは、運転水準を水準2から水準1へ切り替えるための各種処理を実行する。制御部CSは、この水準2から水準1への切り替えに際して、まず、ミスト生成部30の電極部31及びペルチェ素子34に対して、水準1におけるミスト量M1が具現化される制御パターンで電圧を印加する。制御部CSは、上記操作信号の入力から時間ΔTm経過後の時刻t4において、ファン20に対して、水準1における風量Q1が具現化される制御パターンでの電力を供給する。すなわち、美容装置10は、水準2から水準1への切り替えに際しては、ミスト量を減少させてから風量を減少させる。こうして美容装置10の運転水準が水準2から水準1に切り替えられる。
次の時刻t5において電源スイッチ16のOFF操作がなされると、制御部CSには、電源スイッチ16からOFF操作に基づく操作信号であるOFF信号が入力される。OFF信号が入力された制御部CSは、まず、ミスト生成部30の電極部31及びペルチェ素子34への電圧の印加を停止した後、時間ΔTe経過後の時刻t6においてファン20への電力供給を停止する。そして制御部CSは、発光部18への電力供給を停止して該発光部18を消灯させる。
ここで、ファン20の停止後、もしくはファン20の停止と同時期に電極部31への電圧の印加を停止すると、ファン20の停止後に発生したミストが装置内に残留してしまう。この点、上記構成のように、電極部31への電圧の印加を停止した後でファン20を停止させることで、ミスト生成部30で生成されたミストを確実に空気流Aに取り込むことが可能であることから、美容装置10におけるミストの利用効率を高めることができる。[実施例2]
実施例2の美容装置10では、1つの動作切替ボタン17aで操作部17が構成される。そして、この美容装置10では、動作切替ボタン17aが操作されることで運転水準が水準1,2,…,nという順序で段階的に切り替えられる。実施例2では、こうした構成の美容装置10の動作態様の一例について説明する。
図9に示されるように、時刻t1において電源スイッチ16のON操作がなされると、制御部CSには、電源スイッチ16からON操作に基づく操作信号であるON信号が入力される。ON信号が入力された制御部CSは、まず、発光部18への電力供給を開始して該発光部18を点灯させる。続いて制御部CSは、電極部31及びペルチェ素子34に対して、ミスト量及び風量が最も少ない水準1におけるミスト量M1が具現化される制御パターンで電圧を印加する。また制御部CSは、ファン20に対して、水準1における風量Q1が具現化される制御パターンで電力を供給する。
次の時刻t2にて動作切替ボタン17aが操作されると、制御部CSには、該動作切替ボタン17aが操作されたことを示す操作信号が入力される。その操作信号が入力された制御部CSは、ROMに記憶された制御プログラムに基づいて、運転水準を水準1よりもミスト量及び風量が多い水準2へと切り替える。制御部CSは、電極部31及びペルチェ素子34に対して、水準2におけるミスト量M2が具現化される制御パターンで電圧を印加する。また制御部CSは、この電極部31及びペルチェ素子34の印加電圧の変更と同時期に、ファン20に対して、水準2における風量Q2が具現化される制御パターンで電力を供給する。こうして美容装置10の運転水準は、水準1から水準2に切り替えられる。
そして、動作切替ボタン17aが繰り返し操作されると、やがて時刻tnにはミスト量及び風量が最も多い水準nに到達する。水準nでの運転中の時刻t(n+1)に動作切替ボタン17aが操作されると、制御部CSは、ROMに記憶された制御プログラムに基づいて、美容装置10の運転水準を再び水準1に戻す。こうした構成であれば、運転水準を多数有する美容装置10であっても、1つの動作切替ボタン17aで運転水準を切り替えることができる。
[実施例3]
実施例3の美容装置10では、1つの動作切替ボタン17aで操作部17が構成されており、この動作切替ボタン17aでミスト量及び風量を連続的に変化させる。実施例3では、こうした美容装置10の動作態様の一例について説明する。
図10に示されるように、時刻t1において電源スイッチ16のON操作がなされると、美容装置10は、ミスト量及び風量が最も少ない水準1での運転を開始する。実施例3の美容装置10においては、動作切替ボタン17aが操作(押圧)されている間、制御部CSには、動作切替ボタン17aが操作されていることを示す操作信号が所定の周期で入力される。制御部CSは、ROMに記憶された制御プログラムに基づいて、該操作信号が入力されている間、電極部31及びペルチェ素子34に対して、所定の変化量でミスト量が連続的に増量されるように制御パターンを変更しながら電圧を印加する。また制御部CSは、所定の変化量で風量が連続的に増加するように制御パターンを変更しながらファン20に電力を供給する。
そして制御部CSは、時刻tnにおいてミスト量及び風量が最も多い水準nに到達したあとも動作切替ボタン17aが操作(押圧)され続けると、電極部31及びペルチェ素子34に対して、所定の変化量でミスト量が連続的に減少するような制御パターンで電圧を印加する。同様に制御部CSは、所定の変化量で風量が連続的に減少するような制御パターンでファン20に電力を供給する。
制御部CSは、ある時刻において動作切替ボタン17aの操作(押圧)が終了すると、その時刻における制御パターンで電極部31及びペルチェ素子34に電圧を印加するとともに、その時刻における制御パターンでファン20に電力を供給する。こうした構成により、ミスト量及び風量を連続的に変化させることができる。
[実施例4]
実施例4の美容装置10では、上記実施例1〜3と異なり、運転水準毎に設けられた動作切替ボタン171,172,…17nで操作部17が構成される。すなわち、実施例4の美容装置10では、動作切替ボタンを操作するだけで該動作切替ボタンに対応する運転水準が具現化される。実施例4では、こうした構成の美容装置10の動作態様の一例について説明する。
図11に示されるように、時刻t1において電源スイッチ16のON操作がなされると
、美容装置10は、ミスト量及び風量が最も少ない水準1での運転を開始する。
次の時刻t2にて水準nに対応する動作切替ボタン17nが操作されると、制御部CSには、該動作切替ボタン17nが操作されたことを示す操作信号が入力される。該操作信号が入力された制御部CSは、ROMに記憶された制御プログラムに基づいて、運転水準を水準1から水準nへと切り替えるために、電極部31及びペルチェ素子34に対して、水準nにおけるミスト量Mnが具現化される制御パターンで電圧を印加する。また制御部CSは、この電極部31及びペルチェ素子34に対する制御パターンの変更と同時期に、水準nにおける風量Qnが具現化される制御パターンでファン20に電力を供給する。こうして美容装置10の運転水準は、水準1から水準nに切り替えられる。
すなわち、実施例4においては、動作切替ボタンが操作されると該動作切替ボタンに対応する運転水準を示す操作信号が制御部CSに入力される。制御部CSは、入力された操作信号が示す水準k(kは、1以上の整数)へと運転水準を切り替えるために、電極部31及びペルチェ素子34の制御パターンを同水準kにおけるミスト量Mkが具現化される制御パターンに変更する。また制御部CSは、この電極部31及びペルチェ素子34に対する制御パターンの変更と同時期に、ファン20に対して、同水準kにおける風量Qkが具現化される制御パターンで電力を供給する。こうした構成によれば、使用者は、動作切替ボタンを1度操作するだけで、希望する運転水準へと切り替えることができる。
[実施例5]
実施例5の美容装置10は、風量切替操作部とミスト量切替操作部とによって操作部17が構成される。風量切替操作部は、実施例5では、水準1,2に対応する風量Q1,Q2を実現する異なる2つの操作ボタンを有している。制御部CSは、ROMに記憶された制御プログラムに基づき、それら操作ボタンからの操作信号に応じた制御パターンでファン20に電力を供給する。ミスト量切替操作部は、水準1,2に対応するミスト量M1,M2を実現する2つの操作ボタンを有している。制御部CSは、ROMに記憶された制御プログラムに基づいて、それら操作ボタンからの操作信号に応じた制御パターンで電極部31及びペルチェ素子34に電圧を印加する。すなわち、実施例5の美容装置10では、風量とミスト量とを個別に調整することが可能に構成されている。こうした構成の美容装置10の動作態様の一例について説明する。
図12に示されるように、実施例5の美容装置10は、実施例1と同様、電源スイッチ16のON操作がなされた時刻t0から時間ΔTs経過後の時刻t1において、水準1での運転が開始される。
次の時刻t2において、使用者によってミスト量切替操作部の水準2に対応する操作ボタンを操作されると、制御部CSは、ROMに記憶された制御プログラムに基づき、その操作ボタンからの操作信号に応じた制御パターンで電極部31及びペルチェ素子34に電圧を印加する。すなわち、風量Q1が維持されたままでミスト量だけがミスト量M1からミスト量M2に変更される。
次の時刻t3において、使用者によって風量切替操作部の水準2に対応する操作ボタンが操作されると、制御部CSは、ROMに記憶された制御プログラムに基づき、その操作ボタンからの操作信号に応じた制御パターンでファン20に電力を供給する。すなわち、ミスト量がミスト量M2に維持されたままで風量が風量Q1から風量Q2に変更される。
このようにミスト量及び風量を個別に調整可能に構成することによって、使用者は、自分の好みに合うような組み合わせの下で美容装置10を使用することができる。
[実施例6]
実施例6の美容装置10は、1つの動作切替ボタン17aとタイマー設定部17bとで操作部17が構成される。この実施例6の美容装置10では、ミスト量及び風量が相対的
に少ない水準1、あるいは、ミスト量及び風量が相対的に多く、且つ異なる風量を交互に繰り返す水準2に切り替えられる。
実施例6の美容装置10では、タイマー設定部17bにおいて所定の操作がなされることにより、自動で電源がOFFされるまでの経過時間であるオフ時間Toffが設定される。タイマー設定部17bは、使用者に操作されることによってオフ時間Toffが入力されると、そのオフ時間Toffを示す操作信号を制御部CSに出力する。制御部CSは、該操作信号が入力されてからの時間を計時部36で計時して、上記オフ時間Toffだけ経過すると電源供給部PSから各駆動部への電力供給を停止する。また、実施例6の美容装置10では、制御部CSにROMに記憶された制御プログラムに基づき、動作切替ボタン17a及びタイマー設定部17bを所定の手順で操作することによって、指示された時間Tin経過後に指示された期間Tだけ上記水準2に自動で切り替えることが可能になっている。実施例6では、こうした構成の美容装置10の動作態様の一例について説明する。
図13に示されるように、実施例6の美容装置10は、実施例1と同様、電源スイッチ16のON操作がなされた時刻t0から時間ΔTs経過後の時刻t1において、水準1での運転が開始される。またこの時刻t0においては、使用者によって上記オフ時間Toffの設定、及び、時間ΔTin経過後の時刻t2から期間Tだけ運転態様を水準1から水準2に自動的に切り替わる設定がなされる。
やがて時刻t0から時間ΔTin経過後の時刻t2になると、制御部CSは、ROMに記憶された制御プログラムに基づき、電極部31及びペルチェ素子34に対して、水準2におけるミスト量M2が具現化される制御パターンで、上記指示された期間Tだけ電圧を印加する。また制御部CSは、水準1よりも多い風量の風量Q2と風量Q3とが交互に繰り返されるようにファン20に供給される電力を制御する。
そして、時刻t2から期間T経過後の時刻t3になると制御部CSは、まず、電極部31及びペルチェ素子34に対して、変更前の水準である水準1のミスト量が具現化される制御パターンで電圧を印加する。制御部CSは、電極部31への印加電圧の変更から時間ΔTm経過後の時刻t4において、ファン20に対して、水準1における風量Q1が具現化される制御パターンでの電力を供給する。これにより運転態様が水準2から水準1へと自動的に変更される。なお、図13に二点鎖線で示すように、水準2から水準1への変更に際しては、風量が徐々に減少するような制御パターンでファン20に電力を供給してもよいし、ミスト量が徐々に減少するような制御パターンで電極部31及びペルチェ素子34に対して電圧を印加してもよい。
やがて、時刻t0からオフ時間Toffだけ経過した時刻t5になると、制御部CSは、ミスト生成部30を構成する電極部31及びペルチェ素子34への電圧印加を停止した後、時間ΔTe経過後の時刻t6においてファン20への電力供給を停止する。そして制御部CSは、発光部18への電力供給を停止して該発光部18を消灯させる。こうした構成によれば、操作部17を操作することによって入力される情報に基づいて、美容装置10の運転態様を自動で切り替えることができる。
以上説明したように、上記実施形態における美容装置10によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)美容装置10は、操作部17からの操作信号に基づいて、電極部31の印加電圧を制御する制御部CSを備えている。こうした構成によれば、操作部17を操作することによって、ミスト量を変化させることができる。それゆえに、ミスト量が一定量である装置に比べて、より多くの運転態様に対応することができる。
(2)制御部CSは、操作部17からの操作信号に基づき、ファン20に供給される電力を変更する。これにより、ミスト量に加えて、美容装置10の空気導出部12bから吹き出される空気量も変更することができる。すなわち、上記美容装置10においては、ミスト量ならびに風量を変更することができる。それゆえに、さらに多くの運転態様に対して対応することができる。
(3)しかも、実施例4の美容装置10のように、ミスト量切替操作部と風量切替操作部とで操作部17が構成されること、すなわちミスト量と風量とがそれぞれ独立して制御されることで、使用者は、その時々における好みの運転態様を具現化することができる。こうした構成であれば、例えば就寝中においては、ミスト量を維持したまま風量を抑えることで、ミストによって得られる効果を低下させることなく、美容装置10の駆動音を抑えることもできる。また、美容装置10による効果を確認しながらミスト量及び風量を調整することができる。
(4)実施例6の美容装置10において制御部CSは、操作部17から入力された情報と計時部36が計時した経過時間とに基づいて、電極部31に印加される電圧を変化させた。こうした構成によれば、操作部17を操作せずとも一時的、あるいは恒久的にミスト量を増減させることができる。
(5)同様に、実施例6の美容装置10において制御部CSは、操作部17から入力された情報と計時部36が計時した経過時間とに基づいて、ファン20に供給される電力を変化させた。こうした構成によれば、その情報を入力後、操作部17を操作せずとも一時的、あるいは恒久的に風量を増減させることができる。
(6)実施例6の美容装置10は、電源のOFF操作が自動でなされるタイマー機能を有している。こうした構成によれば、電源の消し忘れ等に起因して消費される電力を抑えることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更して実施することができる。
・上記実施形態の送風部は、ファン20で構成されている。これに限らず送風部は、空気流路21に空気流を形成する動力源として電動機が用いられていればよくファン20に限られるものではない。
・上記実施形態では、電極部31に印加される電圧の制御パターンを変更することによってミスト量を変更させた。これに限らず、電極部31に印加される電圧の電圧値を変更することによって、ミスト量を変更するようにしてもよい。こうした構成であっても、上記(1)〜(6)に準ずる効果を得ることができる。
・実施例6の美容装置10において、タイマー設定部17bを用いて、動作停止時刻だけでなく動作開始時刻を入力可能に構成されてもよい。こうした構成であれば、例えば指示した時間に美容装置10を駆動させておくことができる。
・上記実施形態では、ミスト発生装置として例えば居住空間などに設置される美容装置10に具体化した。これに限らず、ミスト発生装置は、電極部31、ペルチェ素子34、制御部CSを有していればよく、例えば送風部としのファンを備えたドライヤーなどであってもよいし、送風部が割愛されたものであってもよい。
・上記実施形態の美容装置10では、ミスト量を変更する際に、電極部31に印加される電圧の制御パターンとペルチェ素子34に印加される電圧の制御パターンとの両方を変
更した。これに限らず、ペルチェ素子34に印加される電圧の制御パターンを維持したまま、電極部31に印加される電圧の制御パターンのみが変更される構成であってもよい。
・上記実施形態では、第1の電極32を冷却するペルチェ素子で液体供給部を構成した。これに限らず、液体供給部は、タンク内に貯留された液体をポンプや配管等を用いて電極部31に供給するような構成であってもよい。
CS…制御部、PS…電源供給部、10…美容装置、12a…空気導入部、12b…空気導出部、17…操作部、20…ファン、21…空気流路、30…ミスト生成部、31…電極部、32…第1の電極、33…第2の電極、34…ペルチェ素子、36…計時部。

Claims (9)

  1. 電圧を印加することにより放電を行う放電電極部と、
    前記放電電極部に液体を供給する液体供給部と、
    操作部からの操作信号に基づき、前記放電電極部に印加される電圧を互いに異なる複数の制御パターンにより供給する制御部と
    を備え、
    前記放電電極部に電圧を印加することにより、前記放電電極部に供給された液体のミストを発生させるミスト発生装置。
  2. 空気導入部と空気導出部とを有する空気流路に空気流を生成し、前記ミストを前記空気導出部から吹き出す送風部をさらに有し、
    前記制御部は、
    操作部からの操作信号に基づき、前記送風部に供給される電力を制御する
    請求項1に記載のミスト発生装置。
  3. 操作部における所定の操作からの経過時間を計時する計時部をさらに有し、
    前記制御部は、
    前記計時部が計時した経過時間に応じて前記放電電極部に印加される電圧を変化させる請求項1または2に記載のミスト発生装置。
  4. 前記制御部は、
    前記計時部が計時した経過時間に応じて前記送風部に供給する電力を変化させる
    請求項3に記載のミスト発生装置。
  5. 前記制御部は、
    操作部からの操作信号に基づき、前記放電電極部に印加される電圧を段階的に変化させる
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のミスト発生装置。
  6. 前記制御部は、
    操作部からの操作信号に基づき、前記放電電極部に印加される電圧を連続的に変化させる
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のミスト発生装置。
  7. 前記制御部は、
    操作部からの操作信号に基づき、前記送風部に供給される電力を段階的に変化させる
    請求項2〜6のいずれか一項に記載のミスト発生装置。
  8. 前記制御部は、
    操作部からの操作信号に基づき、前記送風部に供給される電力を連続的に変化させる
    請求項2〜6のいずれか一項に記載のミスト発生装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のミスト発生装置を備えた美容装置。
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