JP2012085040A - 車載オーディオ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】短い判定時間で異常を判定可能な車載オーディオ装置を提供する。
【解決手段】音声レベル比較部32は、DSP10の音声レベル検出部11からオーディオ信号の音声レベルを読み出して、音声レベルが十分に低いか又は無音状態であることを検出する。異常判定部33は、音声レベルが十分に低いか又は無音状態の場合に、パワーアンプ20の異常検知部24が異常を検知すると、直流オフセット異常が発生していると判定してパワーアンプ20の動作を停止させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、パワーアンプの差動出力に発生する直流オフセット異常を検知する車載オーディオ装置に関するものである。
車載オーディオ装置は、バッテリの低い電源電圧で大きな出力を要求されるため、パワーアンプのスピーカ出力にBTL(Balanced Transformer Less)出力を採用し、中点バイアス(電圧)に重畳する互いに逆相のオーディオ信号を2つの増幅器でそれぞれ増幅してスピーカを駆動し、単独の増幅器使用時の倍の振幅の出力を得ている。部品の経年劣化及び異物混入等により中点バイアスがオフセットした状態、いわゆる直流オフセット異常が発生すると、差動出力間の電位差が0Vから数Vに変化しスピーカに対して直流電流が流れ続け、スピーカの故障に繋がる。
従来、スピーカの故障を回避する為に、パワーアンプには直流オフセット異常を検知する機能が実装されているものがある。その原理は単純で、2つの増幅器の差動出力間の電位差と予め定められた閾値とを比較して、その閾値を超えると異常検知信号を出力する。しかし、オーディオ信号は音量に応じて振幅が変動するため、この原理では音声出力中の直流オフセット異常を誤検知し易く、異常判定が非常に難しい。
そこで、従来は(1)誤検知を回避する為にパワーアンプの直流オフセット異常検知機能の検知期間を長く取り、閾値を複数設けたり振幅に応じて重み付けするなど複雑に調整する(例えば、特許文献1参照)、(2)異常判定の難しい音声出力中を避け、ミュートを掛けている期間のみ検知を実行する等していた。
特許第4160437号公報
しかしながら、上記(1)の方法では閾値を異常検知し易い方向に調整すると誤検知の恐れがあり、一方、誤検知し難い方向に調整すると異常検知し難くなる等、閾値の調整が非常に難しかった。また、振幅の平均を得るために数十秒〜数分の検知時間を要し、異常判定に時間がかかっていた。また、上記(2)の方法では異常検知を実行する機会が、音源をカーラジオからCDプレイヤに切り換える際のミュート動作中などに限られてしまい、実行頻度が低いという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、誤検知の可能性が低い期間の異常検知信号に基づいて直流オフセット異常発生を判定するようにして、短い判定時間で異常を判定可能な車載オーディオ装置を提供することを目的とする。
この発明に係る車載オーディオ装置は、オーディオ信号について一対の正相及び逆相の信号をそれぞれ増幅してスピーカへ出力する2つの増幅部、及び、2つの増幅部が出力する正相及び逆相の信号の電位差が予め設定された閾値を超えると異常検知信号を出力する異常検知部を有するパワーアンプと、パワーアンプに入力されるオーディオ信号の音声レベルを検出する音声レベル検出部と、音声レベル検出部が検出する音声レベルを、予め設定された音声レベル閾値と比較する音声レベル比較部と、音声レベル比較部の比較結果より音声レベルが音声レベル閾値以下の場合に、異常検知部から異常検知信号が出力されるとパワーアンプの動作を停止させる異常判定部とを備えるものである。
この発明によれば、オーディオ信号の音声レベルを音声レベル閾値と比較することにより、音声レベルが十分に低いか又は無音状態であって誤検知の可能性が低い期間を検出できる。その為、音声出力中であっても誤検知の可能性が低い期間の異常検知信号に基づいて直流オフセット異常発生を判定することができるようになり、短い判定時間で異常を判定可能な車載オーディオ装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1に係る車載オーディオ装置の構成を示すブロック図である。 パワーアンプの正常な差動出力を示すグラフである。 異常が発生した場合のパワーアンプの差動出力を示すグラフである。 実施の形態1に係る車載オーディオ装置の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る車載オーディオ装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3に係る車載オーディオ装置の構成を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1に示すように、実施の形態1に係る車載オーディオ装置は、1チャンネルのオーディオ信号に信号処理を施すDSP(Digital Signal Processor)10と、オーディオ信号を所定ゲインで振幅してスピーカ40を駆動するパワーアンプ20と、パワーアンプ20を制御するマイクロコンピュータ(以下、マイコン)30とを備える。
DSP10は、カーラジオ及びCDプレイヤ等から入力される1チャンネルのオーディオ信号(アナログ信号)をデジタル信号に変換し、ボリューム調整、周波数特性調整等の信号処理を施した後に再びアナログ信号に変換してパワーアンプ20へ出力する。音声レベル検出部11は、DSP10の信号処理中にオーディオ信号の音声レベル(音量)を検出して、マイコン30へ出力する。
パワーアンプ20はBTL増幅器であり、オーディオ信号を所定のゲインで増幅する正相増幅部21と、そのオーディオ信号の位相を反転させる位相反転部22と、位相反転したオーディオ信号を所定のゲインで増幅する逆相増幅部23と、正相増幅部21と逆相増幅部23の差動出力間の電位差を検出して予め定められた閾値を超えると異常検知信号を出力する異常検知部24とを備える。
図2は、パワーアンプ20の正常な差動出力を示すグラフであり、横軸は時間、縦軸は電圧である。正相増幅部21及び逆相増幅部23が出力するプラス電位及びマイナス電位のオーディオ信号は中点バイアス(電圧)に重畳されており、正常な場合には両オーディオ信号の中点バイアスは電位差0Vである。また、オーディオ信号は音声レベルが低いと振幅が小さく、音声レベルが高いと振幅が大きくなる。無音状態であれば振幅せず中点バイアスになる。
異常検知部24は、正相増幅部21及び逆相増幅部23の出力するオーディオ信号を取得して電位差を求め、閾値を超えていれば異常検知信号を出力する。図2の例では、音声レベルが高い期間T1において電位差が閾値を超えているので、中点バイアスは正常値にもかかわらず異常検知信号が出力される。
一方、図3は異常が発生した場合のパワーアンプ20の差動出力を示すグラフである。直流オフセット異常が生じると中点バイアスがプラス電位側とマイナス電位側にずれ、中点バイアス同士の電位差が0Vから数Vに変化し、電位差に応じた直流電流がスピーカ40に流れてしまう。このとき、期間T2,T4,T6においては差動出力間の電位差が閾値を超えるので異常検知信号が出力されるが、期間T3,T5においては電位差が閾値未満なので異常を検知できず、異常検知信号が出力されない。このように、パワーアンプ20が有する従来の直流オフセット異常検知機能(本実施の形態1の異常検知部24に相当する)は閾値が固定されているので、音声出力中の直流オフセット異常検知は誤検知し易く異常判定が非常に難しかった。
そこで、異常検知部24の異常検知機能に加えて、マイコン30による異常判定機能に基づいて直流オフセット異常発生を判定する。
マイコン30は、不図示のプログラムメモリに格納されたプログラムを実行してタイマ部31、音声レベル比較部32及び異常判定部33の処理内容を実行するCPUを有する。このプログラムには、直流オフセット異常発生の判定時間(例えば数百ミリ秒)を繰り返し計時するタイマ部31と、判定時間に音声レベル検出部11から入力する音声レベルが十分に低い又は無音状態が継続しているか判定する音声レベル比較部32と、判定時間中、音声レベルが十分に低い又は無音状態が継続し、且つ、異常検知部24の異常検知信号の出力が継続した場合に直流オフセット異常が発生していると判定する異常判定部33の処理内容が記述されている。
音声レベル比較部32には、音声レベルが十分に低いと判定するための音声レベル閾値が予め設定されており、この音声レベル閾値と音声レベル検出部11が出力するオーディオ信号の音声レベルとを比較して閾値以下であれば十分に低い又は無音状態と判定する。
また、異常判定部33は、直流オフセット異常の発生を判定するとパワーアンプ20の電源をオフする制御信号を出力してスピーカ40の破損を防ぐ。また、異常判定部33は、直流オフセット異常発生と判定すると不図示の表示機にエラー情報を表示させて、ユーザに異常状態を告知する。
ここで、音声レベル比較部32の音声レベル閾値の設定を説明する。
DSP10とパワーアンプ20の間には直流カット用のカップリングコンデンサC1が配設されており、直流オフセット異常が発生する主な要因としてこのカップリングコンデンサC1の絶縁不良がある。例えば、この不良によりパワーアンプ20の入力が100mVオフセットしたとする。パワーアンプ20のゲインが20dBの場合は、100mVのずれが正相増幅部21及び逆相増幅部23でそれぞれ20dB増幅されて±1Vになるため、スピーカ40のプラス/マイナス端子間の直流オフセット電圧は2Vである。また、パワーアンプ20のゲインが30dBの場合は直流オフセット電圧が6.4Vになる。このように、パワーアンプ20のゲインによって、直流オフセット異常のレベルが異なってくる。その為、異常検知部24に予め設定される異常検知の閾値は、パワーアンプ20のゲインに応じて±3V、±2Vなど異なる値が設定される。
また、中点バイアスに重畳しているオーディオ信号の音声レベルが高いと振幅が激しく、一方、音声レベルが低いと振幅が小さい。無音状態なら振幅がない。そして、振幅が激しい程、異常検知信号が出力される確率が高く、誤検知の可能性も高まる。その為、例えば、パワーアンプ20においてオーディオ信号の振幅がどの程度の大きさになるか、音声レベルとパワーアンプ20のゲインとに基づいて予め計算で求める等して音声レベルに応じた誤検知の確率を推定し、誤検知を許容できる程度の音声レベルを決定する。この音声レベルを音声レベル閾値として音声レベル比較部32に設定する。
このように、音声レベルを十分に低いと判定するための音声レベル閾値は、パワーアンプ20のゲイン、異常検知部24の閾値に基づいて、パワーアンプ20毎にその特性に応じて決定すればよい。
図4は、車載オーディオ装置の動作を示すフローチャートである。
先ず、マイコン30のタイマ部31が予め規定された数百ミリ秒の判定時間をカウントし始める(ステップST1)。先立って説明した従来技術では、パワーアンプ20の直流オフセット異常検知の誤検知を回避するために数十秒〜数分の検知時間をとってオーディオ信号の振幅の平均を得て閾値を調整していたが、本実施の形態1では誤検知の可能性が低い期間を音声レベル閾値によって検出するので、判定時間は数百ミリ秒で十分である。
続いて、音声レベル比較部32がDSP10の音声レベル検出部11から音声レベルの情報を取得して(ステップST2)、音声レベル閾値と比較する(ステップST3)。取得した音声レベルが音声レベル閾値以下なら(ステップST3“YES”)、続いて異常判定部33が異常検知部24から異常検知信号を受信して、直流オフセット異常が検知されているか否かを判定する(ステップST4)。異常検知部24にて直流オフセット異常が検知されていれば(ステップST4“YES”)、異常判定部33は続いてタイマ部31のカウントが判定時間を経過したか確認する(ステップST5)。そして、判定時間が経過するまでステップST2〜ST5を繰り返し行う。
判定時間を経過すると(ステップST5“YES”)、異常判定部33は直流オフセット異常が発生していると判定して、パワーアンプ20へ制御信号を出力して電源をオフし(ステップST6)、表示機にエラー情報を表示させる(ステップST7)。
一方、音声レベル検出部11が出力する音声レベルが音声レベル閾値より大きいと(ステップST3“NO”)、異常検知部24が誤検知する可能性が高いので、異常判定は行わずにステップST1に戻り、タイマ部31がカウントリセットして判定時間を再カウントし始める。
また、異常検知部24にて直流オフセット異常が検知されていなければ(ステップST4“NO”)、音声レベルは十分に低いか無音状態のため異常検知部24の検知結果は正しい可能性が高いので、異常検知部24の異常検知無しの検知結果に従ってステップST1に戻り、タイマ部31がカウントリセットして判定時間を再カウントし始める。
以上より、実施の形態1に係る車載オーディオ装置は、DSP10においてオーディオ信号を信号処理した際に音声レベルを検出する音声レベル検出部11と、オーディオ信号の位相を反転する位相反転部22、一対の正相及び逆相の信号をそれぞれ増幅してスピーカ40へ出力する正相増幅部21及び逆相増幅部23、並びに増幅した正相及び逆相の信号の電位差が予め設定された閾値を超えると異常検知信号を出力する異常検知部24を有するパワーアンプ20と、音声レベル検出部11が検出する音声レベルを予め設定された音声レベル閾値と比較する音声レベル比較部32と、タイマ部31が計時する所定の判定時間について、音声レベル比較部32の比較結果より音声レベル閾値以下の音声レベルが継続し、且つ、異常検知部24から異常検知信号の出力が継続した場合にパワーアンプ20の動作を停止させる異常判定部33とを備えるように構成した。この為、音声出力中であっても、オーディオ信号の音声レベルが十分に低いか無音状態の期間に出力された異常検知信号を用いるため、誤検知の可能性を非常に低くできる。その為、短い判定時間で直流オフセット異常の発生を判定することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では1チャンネルのスピーカ40が装着され、このチャンネルの直流オフセット異常の発生を判定する構成としたが、車載オーディオ装置は通常4チャンネル又はそれ以上の個数のスピーカが装着されている。図5に、実施の形態2に係る車載オーディオ装置を示す。なお、図5において図1と同一又は相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。このような車載オーディオ装置において、複数チャンネルで同時に直流オフセット異常が発生することは、確率として非常に低い。この為、全てのチャンネルを停止させるのではなく、直流オフセット異常が発生しているチャンネルのみ停止させる。
DSP10はn(nは2以上の整数)チャンネルそれぞれの音声レベルを検出する音声レベル検出部11−1〜11−nを備える。また、パワーアンプ20もnチャンネルそれぞれのオーディオ信号を処理する正相増幅部21−1〜21−n、位相反転部22−1〜22−n、逆相増幅部23−1〜23−n、異常検知部24−1〜24−nを備える。即ち、パワーアンプ20はパワーアンプとしての機能をnチャンネル分有する。更に、nチャンネルそれぞれのスピーカ40−1〜40−nを備える。
図5の例ではn=4チャンネルとし、DSP10は各音声レベルを検出する音声レベル検出部11−1〜11−4を備える。また、パワーアンプ20は正相増幅部21−1〜21−4と、位相反転部22−1〜22−4と、逆相増幅部23−1〜23−4と、異常検知部24−1〜24−4とを備える。更に、4チャンネルそれぞれのスピーカ40−1〜40−4を備える。
マイコン30は、図4に示すフローチャートを各チャンネルについて並行に実施して、パワーアンプ20のうち直流オフセット異常発生を判定したチャンネルの機能のみ動作を停止させる。即ち、タイマ部31は4つのタイマによってチャンネル毎の判定時間を計時し、音声レベル比較部32がチャンネル毎の音声レベルを音声レベル閾値と比較し、異常判定部33もチャンネル毎の異常検知信号を取得して異常発生を判定する。そして、異常判定部33は、パワーアンプ20のうちの異常発生と判定したチャンネルの機能を停止させる。例えば3番目のチャンネルが異常であれば、このチャンネルを処理する正相増幅部21−3、位相反転部22−3、逆相増幅部23−3、及び異常検知部24−3の各動作を停止させる。
以上より、実施の形態2に係る車載オーディオ装置は、DSP10において複数チャンネルのオーディオ信号を信号処理した際に音声レベルを検出する音声レベル検出部11−1〜11−4と、オーディオ信号の位相を反転する位相反転部22−1〜24−4、一対の正相及び逆相の信号をそれぞれ増幅してスピーカ40−1〜40−4へ出力する正相増幅部21−1〜21−4及び逆相増幅部23−1〜23−4、並びに増幅した正相及び逆相の信号の電位差が予め設定された閾値を超えると異常検知信号を出力する異常検知部24−1〜24−4をチャンネル数に応じた数有するパワーアンプ20と、チャンネル毎に、音声レベル検出部11−1〜11−4が検出する当該チャンネルの音声レベルを、予め設定された音声レベル閾値と比較する音声レベル比較部32と、複数チャンネル毎に、タイマ部31が計時する所定の判定時間について音声レベル比較部32の比較結果より音声レベル閾値以下の音声レベルが継続し、且つ、異常検知部24−1〜24−4から異常検知信号の出力が継続した場合にパワーアンプ20の当該チャンネルの機能の動作を停止させる異常判定部33とを備えるように構成した。この為、音声出力中であっても、オーディオ信号の音声レベルが十分に低いか無音状態の期間に出力された異常検知信号を用いるため、誤検知の可能性を非常に低くできる。その為、短い判定時間で直流オフセット異常の発生を判定することができる。更に、複数チャンネルのうちの直流オフセット異常が発生したチャンネルのみパワーアンプ20の動作を停止させることができる。
なお、図5では4チャンネルを例に説明したが、これ以外のチャンネル数であっても上記実施の形態2を適用可能なことは言うまでも無い。
実施の形態3.
カーナビゲーション装置と連携した車載オーディオ装置の場合、カーナビゲーション装置のガイド音声等のオーディオ信号をパワーアンプの入力に割り込ませる設計のものが存在する。図6は、実施の形態3に係る車載オーディオ装置を示す。なお、図6において図1と同一又は相当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。図中、カーナビゲーション装置(不図示)が出力するガイド音声等のオーディオ信号(割り込み信号)が、パワーアンプ20に割り込み入力される。また、カーナビゲーション装置は、割り込み信号を出力する際に併せて割り込み通知信号をマイコン30へ出力して、割り込み発生を知らせる。
この構成の場合、カーナビゲーション装置のオーディオ信号がDSP10を経由しないので、音声レベル検出部11が音声レベルを検出できず、よって、マイコン30の音声レベル比較部32は音声レベルを正常に読み出すことができない。その為、割り込み入力中は、マイコン30による直流オフセット異常発生の判定動作を停止させる必要がある。そこで、本実施の形態3では、カーナビゲーション装置などの割り込み信号が入力されると、入力期間中にマイコン30の動作を停止させる割り込み制御部34を備える。割り込み制御部34は少なくとも異常判定部33の動作を停止させれば足り、更に加えてタイマ部31及び音声レベル比較部32の動作も停止させてもよい。
この停止処理が無い場合、異常判定部33は音声レベルの高低によらず、異常検知部24の検知結果のみに基づいて異常発生を判定することになってしまい、直流オフセット検知の誤検知を招く恐れがある。
以上より、実施の形態3によれば、車載オーディオ装置のマイコン30が、パワーアンプ20に外部からオーディオ信号が割り込み入力されている期間、異常判定部33(又はタイマ部31及び音声レベル比較部32を含めてもよい)の動作を停止させる割り込み制御部34を備えるように構成した。この為、カーナビゲーション装置のガイド音声等が、DSP10を経由せずパワーアンプ20へ割り込み入力される構成であっても、直流オフセット異常検知の誤検知を招く恐れが無い。
なお、本願発明はその発明の精神の範囲内において、各実施の形態の自由な組合せ、あるいは変形が可能である。例えば、上述の説明では上記実施の形態1で示した構成に対して上記実施の形態3を適用する場合を示したが、これに限定されるものではなく、上記実施の形態2で示した構成に対して適用してもよい。
10 DSP、11,11−1〜11−4 音声レベル検出部、20 パワーアンプ、21,21−1〜21−4 正相増幅部、22,22−1〜22−4 位相反転部、23,23−1〜23−4 逆相増幅部、24,24−1〜24−4 異常検知部、30 マイコン、31 タイマ部、32 音声レベル比較部、33 異常判定部、34 割り込み制御部、40,40−1〜40−4 スピーカ、C1 カップリングコンデンサ、T1〜T6 期間。

Claims (3)

  1. オーディオ信号について一対の正相及び逆相の信号をそれぞれ増幅してスピーカへ出力する2つの増幅部、及び、前記2つの増幅部が出力する正相及び逆相の信号の電位差が予め設定された閾値を超えると異常検知信号を出力する異常検知部を有するパワーアンプと、
    前記パワーアンプに入力されるオーディオ信号の音声レベルを検出する音声レベル検出部と、
    前記音声レベル検出部が検出する音声レベルを、予め設定された音声レベル閾値と比較する音声レベル比較部と、
    前記音声レベル比較部の比較結果より音声レベルが前記音声レベル閾値以下の場合に、前記異常検知部から異常検知信号が出力されると前記パワーアンプの動作を停止させる異常判定部とを備える車載オーディオ装置。
  2. 1チャンネルのオーディオ信号について一対の正相及び逆相の信号をそれぞれ増幅してスピーカへ出力する2つの増幅部、及び、前記2つの増幅部が出力する正相及び逆相の信号の電位差が予め設定された閾値を超えると異常検知信号を出力する異常検知部を有する、オーディオ信号のチャンネル数に応じた複数のパワーアンプと、
    前記複数のパワーアンプに入力されるオーディオ信号の音声レベルを検出する複数の音声レベル検出部と、
    前記チャンネル毎に、前記音声レベル検出部が検出する当該チャンネルの音声レベルを、予め設定された音声レベル閾値と比較する音声レベル比較部と、
    前記チャンネル毎に、前記音声レベル比較部の比較結果より当該チャンネルの音声レベルが前記音声レベル閾値以下の場合に前記異常検知部から異常検知信号が出力されると前記複数のパワーアンプのうちの当該チャンネルのパワーアンプの動作を停止させる異常判定部とを備える車載オーディオ装置。
  3. 前記パワーアンプに外部からオーディオ信号が割り込み入力されている期間、前記異常判定部の動作を停止させる割り込み制御部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車載オーディオ装置。
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