JP2012083137A - Metal detector - Google Patents
Metal detector Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012083137A JP2012083137A JP2010227722A JP2010227722A JP2012083137A JP 2012083137 A JP2012083137 A JP 2012083137A JP 2010227722 A JP2010227722 A JP 2010227722A JP 2010227722 A JP2010227722 A JP 2010227722A JP 2012083137 A JP2012083137 A JP 2012083137A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- magnetic sensor
- metal
- detected
- detection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
Abstract
Description
本発明は、食品、医薬品、化粧品、化学品等に混入する金属異物を検知する複数の磁気センサーコイルを利用した金属検知機に関する。 The present invention relates to a metal detector using a plurality of magnetic sensor coils that detect metal foreign matter mixed in foods, pharmaceuticals, cosmetics, chemicals, and the like.
この種の金属検知機及びその検知方法は、コイル等に電流を流して磁界を発生させ、この磁界の磁束を受ける位置にコイル等の磁気センサを配置し、この磁界中を移動する被検査物による磁束変化を磁気センサからの信号によって検知し、この検知信号に基づいて被検査物の金属の有無を判定している。例えば、一般的な食品の多くは水分及び塩分を含むものが多く、その導電性によって導体金属と同様な性質(通電性信号,非磁性信号)を示し、検知感度を阻害するようになる。他に非磁性信号を発生させるものとして、製品の包装体としてアルミ箔,アルミ蒸着されたものがある。また、化学品等の乾燥体に磁性粉(微小径鉄粉,SUS粉等)の混入があり、その総量によって磁性信号が発生する。さらに、機械振動が加わった時に発生する信号(機械振動信号)もある。このノイズ等を軽減する技術は、従来数多く提案されている。その一部を挙げると次のものがある。
特開昭60−78378号公報に開示された技術は、被検査物中に水分や塩分が含まれている場合に、この被検査物の材質に応じて、検波器より供給される発振器からの同期信号の位相を自動的に切り替えて、ノイズの影響を軽減できるようにした金属検知機である。また、特開平3−279888号公報に開示された技術は、被検査物を搬送するベルトコンベアの振動に基づく金属片の誤検知を防止するために、振動によって生じた検知出力信号であると判定された場合に、検知信号の出力を停止させられるようにした金属検査装置である。更に、特開平5−87942号公報に開示された技術は、被検査物の品種の違いにかかわらず安定して金属片を検知できるようにするため、品種に応じて送信コイルから出力される磁界の強さを変えられるようにした金属検査装置である。
This type of metal detector and its detection method is such that a current is passed through a coil or the like to generate a magnetic field, and a magnetic sensor such as a coil is disposed at a position to receive the magnetic flux of this magnetic field, and the object to be moved moves in this magnetic field. Is detected by a signal from a magnetic sensor, and the presence or absence of metal in the object to be inspected is determined based on this detection signal. For example, many common foods often contain moisture and salt, and their conductivity shows the same properties (conductivity signal, nonmagnetic signal) as the conductor metal, which hinders detection sensitivity. Others that generate non-magnetic signals include aluminum foil and aluminum deposited as product packaging. In addition, there is a mixture of magnetic powder (micro diameter iron powder, SUS powder, etc.) in a dry product such as a chemical product, and a magnetic signal is generated depending on the total amount. Further, there is a signal (mechanical vibration signal) generated when mechanical vibration is applied. Many techniques for reducing this noise have been proposed. Some of these are:
The technique disclosed in Japanese Patent Application Laid-Open No. 60-78378 is based on the fact that when the object to be inspected contains moisture or salt, it is detected from the oscillator supplied from the detector according to the material of the object to be inspected. This is a metal detector that automatically switches the phase of the sync signal to reduce the effects of noise. In addition, the technique disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 3-279888 is determined to be a detection output signal generated by vibration in order to prevent erroneous detection of metal pieces based on vibration of a belt conveyor that conveys an object to be inspected. In this case, the metal inspection apparatus can stop the output of the detection signal. Furthermore, the technique disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 5-87942 is a magnetic field output from the transmission coil in accordance with the product type so that the metal piece can be detected stably regardless of the product type of the inspection object. It is a metal inspection device that can change the strength of the metal.
上述した従来の金属検知機において、検査物の重さによる機械振動、あるいは周辺設備より発生するノイズ等の影響を軽減するには、それぞれ個別の処理回路を用いる必要があり、回路構成が複雑となる問題がある。また、ノイズがある程度の大きさになると、上述の処理回路を用いても検知感度を上げることが困難になっている。本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、その目的は簡単な構成によって上述ノイズ等の影響を減少させるだけでなく、その大きさ、重さの程度にかかわらず金属異物の検知感度を上げることのできる金属検知機を提供することである。 In the conventional metal detector described above, in order to reduce the influence of mechanical vibration due to the weight of the inspection object or noise generated from peripheral equipment, it is necessary to use individual processing circuits, and the circuit configuration is complicated. There is a problem. Further, when the noise becomes a certain level, it is difficult to increase the detection sensitivity even if the above processing circuit is used. The present invention has been proposed in order to solve the above-mentioned problems, and its purpose is not only to reduce the influence of the above-mentioned noise and the like with a simple configuration, but also to a metal regardless of the size and weight. It is an object of the present invention to provide a metal detector capable of increasing the detection sensitivity of foreign matter.
本発明の基本的な考え方を説明する。
機械振動、あるいは周辺設備より発生するノイズ信号の大きさは、検査磁界内を移動する被検査物の磁気通過面積と容積に比例し、このため、検査磁界の通過面積が小さいほど、ノイズ信号の大きさは小さくなる。ところが、検知すべき金属に対する検知信号の大きさは対象金属の大きさによって決まるため、前述の通過面積の大小には関係ないという性質がある。本発明は、この性質を利用し、検査物を検査する磁界の通過面積を複数に分割して一つの検査磁界を小面積にしてノイズの影響が小さくなるように、被検査物の移動ラインの所定の方向に被検査物を分割して検知し、各々の分割された被検査物の検知信号を総合して、金属混入の有無を判別する。
前述した基本的な考えに基づいて、上記目的を達成するため請求項1の金属検知方法は、磁界発生手段で発生させた磁界中に被検査物を移動させ、磁気コイルセンサーでその磁界を受けて、その磁界の磁束変化を検知手段によって検知して、被検査物に混入する金属の有無を検知する金属検知方法において、前記磁気コイルセンサーに入る磁束を、被検査物の移動ラインの所定方向において複数に分割された磁気検知部を、少なくとも前記磁気センサーコイル1a,1b,2a,2bと検知物との上下間に設けられ、複数に配置された磁気センサーコイル1a,1b,2a,2bにて磁束を受けて個別にその磁束変化を検知し、各々分割して検知された検知物の相当部分に混入する金属の有無を検知する。また、前述の金属検知方法を実施できる請求項2の磁界発生手段で発生させた磁界中に被検査物を移動させ、磁気コイルセンサーでその磁界を受けて、その磁界の磁束変化を検知手段によって検知して、被検査物に混入する金属の有無を検知する構成の金属検知機に使用される。磁気検知部において、前記磁気コイルセンサーに入る磁束を、被検査物の移動ラインの所定方向において複数に分割する磁気検知部が、少なくとも被検査物との間に設けられ、分割された磁束を受けて個別にその磁束変化を検知し、各々分割して検知された被検査物の相当部分に混入する金属の有無が検知される。他の請求項3の磁界発生方法で、直流電圧を供給し磁気センサーコイル1a,1b,2a,2bと磁石3から磁界を発生する送受信型の磁気センサーコイルであり、上下に配する二つで一組のセンサーコイルからなる、対向型であり、前記センサーコイルと磁石3から発生する磁束を所定の方向において検知物が通過可能とする箇所へ送受信型の磁気センサーコイルを配する磁気検知部を有し、検査物の移動ラインの所定の方向において前記第1磁気検知部1と第2磁気検知部2を、前記検査物の間に設けられ、前記第1検知部1を通過した複数の磁束を前記磁気センサーコイルに入れられるように、前記第1磁気検知部1の空白部分に対応する位置に、第2磁気検知部2を配する第2磁気検知部2とで構成され、上記検査物の各々分割された相当部分に混入する金属の有無が検知される。
The basic concept of the present invention will be described.
The magnitude of the noise signal generated by mechanical vibration or peripheral equipment is proportional to the magnetic passage area and volume of the inspection object moving in the inspection magnetic field. Therefore, the smaller the passage area of the inspection magnetic field, the smaller the noise signal. The size becomes smaller. However, since the magnitude of the detection signal for the metal to be detected is determined by the size of the target metal, there is a property that it does not relate to the size of the passage area described above. The present invention makes use of this property to divide the passage area of the magnetic field for inspecting the inspection object into a plurality of areas so that one inspection magnetic field is reduced to reduce the influence of noise, so that the movement line of the inspection object is reduced. The inspection object is divided and detected in a predetermined direction, and the detection signals of the divided inspection objects are combined to determine the presence or absence of metal contamination.
Based on the basic idea described above, in order to achieve the above object, the metal detection method according to
以上、請求項1〜5の金属検知機を用いれば、磁気センサーコイルが被検査物を分割して、水分及び塩分を含むものや、その導電性によって導体金属と同様な性質(通電性信号,非磁性信号)を示すもの、他に非磁性信号を発生させるものとして、製品の包装体としてアルミ箔,アルミ蒸着されたものや、また、化学品等の乾燥体に磁性粉(微小径鉄粉,SUS粉等)の混入があり、その総量によって磁性信号が発生、さらに、機械振動が加わった時に発生するノイズ(機械振動信号)などの検知感度を阻害するようになるノイズ等の影響を分割させたことで小さくできる。その結果金属検知の検知感度を上げることができる。また請求項4,5で分割する場合、検知面積を小さくしてノイズ等の影響を小さくでき、しかも装置を簡略化する事ができるという効果を奏する。
As described above, when the metal detector of
以下、本発明の実施形態を、機器に適用した場合を例に図面を参照して詳細に説明する。請求項2の概念である請求項3に対応した形態図1の実施形態について説明する。図1は第1実施形態に係る磁気コイルセンサーの概略構成斜視図であり、二つで一組の第1磁気検知部1の磁気センサーコイル1a,b第2磁気検知部2の2a,bとで構成される。磁気センサーコイルは従来からある電磁誘導センサーコイル形式であり、磁気センサーコイルへ電圧を供給し磁界を発生する磁界発生手段であり、磁気センサーコイル1a,1bが対向して配置される対向型である。
検査物Xは、送受信型の磁気センサーコイルからなる、上下に配する磁気センサーコイル1a,bの二つで一組のセンサーコイルからなる、対向型である第1検知部と第2検知部との間を図中の移動ラインの所定方向において検知物が通過すると、磁界を発生する前記磁気センサーコイルと磁石3から発生する磁束を所定の方向において分割された磁束を受けて個別にその磁束変化を検知し、各々分割して検知された被検査物の相当部分に混入する金属の有無が検知される。検知部の高さHは、検知部の入口の高さを示す。また、入口の横幅は、図1に示す検査物Xの移動ラインの幅方向Wで示される。検査物Xが、例えば高さ10mmとすると、検知部の入口は高さ10mmとなる。
検知部は、上下に配する磁気センサーコイル1a,bの二つで一組からなる磁気センサーコイルと検査物Xとの間に設けられ、図2に示すように、磁気センサーコイルと磁石3の組み合わせからなる配置で磁気通過部の磁気センサーコイル1a,1b,2a,2bの平衡を保つために両磁気センサーコイルに対して面積を等しくする必要があり磁気センサーコイルの形状は同じ大きさの長方形である。(以後、他の実施形態でも磁気センサーコイルを増設する限り同様である。)このため、第1検知部と第2検知部は、交互に設けられている。第2検知部をずらせることで、各々通過する磁束による相互の影響を最小にすることができる。また、磁気センサーコイルの縦長さは検査磁界域の幅方向Wの1/2より多少長くして検査漏れしない長さである。なお、図1などの各図面上では、判り易くするために、幅方向Wの分割長さで表示している(以下同様である。)。磁気センサーコイルと磁石3を配置することにより磁束が合わさる形になり磁束密度が増加し、磁気センサーコイルは可能な限り小さい方がよく、センサーコイル巻数,巻径,線径等によって適宜決定される。この理由は、検査物Xが移動ラインの所定の方向に連続して磁気中を移動するため、検知に必要な磁束が通過できる最小限の面積が確保できればよいためである。
図3は、実施の形態の金属検知機の主要部の機構構成を示す図である。各々の分割部分の機械振動(機械振動信号)が発生しないよう3mmないし5mm程度の板厚のあるステンレス鋼15を使用して、磁気センサーコイルと接している。その他の金属検知機に関する機能及び移動形態については、上記項目と同じであり説明を省略する。
図2に示すように、磁気センサーコイルと磁石3を配置することにより磁束が合わさる形になり磁束密度が増加する検知部14を2箇所磁気センサーコイル四つに分割される。ここで、検査物Xが検査磁界中に入った瞬間の磁気センサーコイルでは、幅方向Wの半分の長さ部分に入った磁束のノイズの大きさが、従来の四分の一の大きさとなる。同時に、仮に混入金属がある場合は、半分の面積でも金属が入っていれば、従来と同じ大きさの金属検出信号を発することとなる。従って、金属検出信号に対するノイズの影響が著しく低減される。
磁気センサーコイルの使用材料は、磁気遮蔽機能を発揮する強磁性材料であればよく、例えば、鉄,ニッケル,コバルト,けい素鋼,パーマロイ等である。他にも、アルミニウム,銅,フェライトのようなフェリ磁性体,貴土類元素(サマリウムコバルト等)を混入したものなどがある。また、形状及び数は、上記長方形と限定するが設置数は限定されることなく、四つ以外の個数も採用できる。
上述した磁気センサーコイルは、直流電圧を供給されて磁界を発生する送受信磁気センサーコイルであり、上記磁気センサーコイルが、二つで一組の送受信磁気センサーコイルからなる、検知方法以外の金属検出機の他構成要素は、従来から広く使用されているものである。さらに、図5の検出処理部7は増幅器8,検波比較器9,11,判別器13を主として構成される。なお、上述の従来技術にて開示された位相を調整する処理回路等も、図示を省略するが併設可能である。
次に、上述した実施形態の動作について説明する。この動作は、請求項1に対応する金属検知方法の特徴過程を示す概念である。すなわち、検知方法は、磁界発生手段である磁気センサーコイルで発生させた磁界中に検査物Xを移動させ、送受信同一の磁気センサーコイルでその磁界を受けて、その磁界の磁束変化を検出手段である検出処理部7によって検出して、検査体Xに混入する金属の有無を検出する。なお、発生する磁界は、直流電源による一方向の磁界、又は一方向の磁界の強さを磁石3とループフィルタ10とロー・パス・フィルタ12で磁束密度を増加させた脈流磁界を用いる。
実施形態の動作は、まず第1磁気検知部1,第2磁気検知部2の磁気センサーコイル1a,1b,2a,2bに入る磁束を、検査物Xの移動ラインの所定方向において複数に分割する。分割された磁束を磁気センサーコイルが受けて個別にその磁束変化を検出する。ここで、検査物Xが検査磁界中に入っていない他方の磁気センサーコイルでは、磁束を受けない。仮に混入金属がある場合は、半分の面積でも金属が入っていれば、従来と同じ大きさの金属検知信号を発することとなり、残り他方の磁気センサーコイルでは、金属検知信号を発することが無い。従って、金属検出信号に対するノイズの影響が相対的に著しく低減され、検出感度を上げても問題なくなる。そして、図5の増幅器8からの検出信号が検波比較器9,11によって検波され、判別器13によって金属混入の有無が判別される。各々分割した各磁気センサーコイルにて検知された検査物Xの相当部分は混入する金属の有無を判別される。従来の金属検査装置では、アルミ箔又はアルミ蒸着の包装容器等の場合、この包装容器の影響でセンサーコイルへの信号がくずされ、このとき側にばらつきが生じていると、影響を受けて不要な信号が出力されてしまう。しかし、この包装容器の影響を、請求項1〜5の磁気センサーコイルでカットすることができる。
次に、請求項2,3の概念である請求項4に対応する実施形態について説明する。実施形態は図4に示すように、磁気センサーコイルの組数が二つとなり,第1,第2磁気検知部(1,2)からなる構成である。この前後方向の配列は二列に限定されず一又は三列でもよく、組数が増えたときには適宜増減できる。第1,第2磁気検知部は、各磁気センサーコイルを上下に配置し長方形の磁石3は全部で十二ケ設けられる。このため検査物Xの検査域も所定方向において複数に分割され、各々分割部分が検査物Xの移動に従って個別に金属検出される。従って、実施形態の動作は、検査物Xが4分割状態で検出されるので、各々分割部分はノイズの影響が四分の一に低減されることになる。なお、他の構成及び動作については、前記実施形態と同じであるため、詳細な説明を省略する。また、磁気センサーコイルの組数に合わせて図4の検知信号増幅部4も三つとなり、三つの内一つでも金属を判別したら、全体を金属有りと判別するなどの制御機能を有する総合制御部が設けられる。図4の金属検知判定部は従来の一般的回路構成であり、簡単に増加できる。なお、総合制御部を設けることなく、図5の制御機能を金属検知機本体の制御部(図示省略)に含めることもできる。
上述した実施形態を一般化させると、各磁気センサーコイルに対して磁石3を配置することにより磁束が合わさる形になり磁束密度を増加させることにより対応させるので、4n組の磁気センサーコイルと、磁石3からなる磁気検知部の数は4n個となる。このため、検査物Xの移動に従って個別に金属検出される。従って、実施形態の動作は、検査物Xが4分割状態で検査され、ノイズの影響を4n分の1に低減し、その分だけ検査感度を高めることができる。しかも、隣接する磁気通過部は、通過する磁束の影響を相互に受けないように前後(図2)にずらされるので、よりノイズの影響は小さくなる。
請求項2に対応する他の実施形態であり、図示は省略するが、上述した実施形態の第2磁気検知部を省いて、検査体Xとの間に設置される第1磁気検知部1のみとする構成である。この構成であれば、基本動作と同様な動作を行い、かつ部品点数を削減できる。なお、請求項2の磁界発生手段では発生させる磁界として、上記実施形態の電圧供給によって発生する磁界だけでなく、永久磁石によって発生する一方向磁界も含めることができる。
請求項5に対応した実施形態について説明する。 実施形態は図1に示すように、対向型で
磁気センサーコイルを挟んで磁気センサーコイル1a,1bが同軸上に配置されて一組とする同軸型の磁気検知部である。この磁気センサーコイルは検査体Xの移動ラインと一致している。この場合、移動ラインを中心とする幅方向Wによって、磁気センサーコイルと磁石3を配置する位置が決定される。上記対向型と同じ幅方向Wを使用する。検査体X
の移動ラインの所定方向及び幅方向Wにおいて二分割する二つの磁気検知部が、移動ラインの所定方向に磁気センサーコイル1a,1bと第2検知部を構成する磁気センサーコイル2a,2bとをそれぞれ含めるように、前後にずらせかつ移動ラインを中心とし重ならないように上下面の対称位置に検査物の通過口として設けられる。このように、上下面の
対称位置に設けられるので、相互の磁界影響が最小に抑えられる。このため、検査物Xが二分割されて、ノイズの影響が半分となった状態で、各々分割された相当部分に混入する金属の有無が検出される。その他の検出処理部等の構成及び動作は上記実施形態と同じであり詳細な説明を省略する。
検査物の所定の方向にある時期センサーコイルの長さは、移動ラインを中心とする幅方向Wに磁気センサーコイル1a,1b,2a,2bをそれぞれ含める長さとなる。この幅長さは限定されることなく選択される。
また、図2に示すように、磁気センサーコイルを、前後二つ設けた構成を採用できる。
上述した実施形態等を一般化させると、各一組の磁気センサーコイルが1つの磁石部を有するので、n組の磁気センサーコイルであれば、磁気検知部である磁石3の数は2n個となる。このため、検査物Xは所定の方向において数分割されて検査され、ノイズの影響を最大で2n分の1に低減し、その分だけ検査感度を高めることができる。
請求項2に対応した実施形態は、磁気センサーコイルの対向型又は同軸型で、磁気センサーコイルを兼用した平面型に利用した構成である。実施形態は、図3に示すように、送受信の磁気センサーコイル兼用の平面上に、磁気検知部である二つの検知箇所を設けた構成である。この平面型は磁気センサーコイルへ直流電圧を給電され磁界を発生させ、磁石1対にて検査物Xが通過すると磁束密度の変化が起こり、図5の増幅器からの検出信号が検波比較器9によって検波され、判別器13によって金属混入の有無が判別される。各々分割した各磁気センサーコイルにて検知された検査物Xの相当部分は混入する金属の有無を判別される。従来の金属検査装置では、アルミ箔又はアルミ蒸着の包装容器等の場合、この包装容器の影響でセンサーコイルへの信号がくずされ、このとき側にばらつきが生じていると、影響を受けて不要な信号が出力されてしまう。しかし、この包装容器の影響を、請求項1〜5の磁気センサーコイルでカットすることができる。
この検査物Xに例えれば、所定の方向に鉄金属が混入していると、磁気センサーコイル1a,1b,2a,2bの磁束密度が減少するため、出力波形が増幅部8を通して検波比較器9,11に出力され、出力は図6に示すように、前記第1磁気検知部1と第2磁気検知部2に検査物Xが通過すことで第1磁気検知部金属検知波形16,第2磁気検知部金属検知波形17より、金属出力が第1磁気検知部金属検知領域16a,第2磁気検知部金属検知領域17a内に発生することで金属混入の有無が検知される。またノイズ判定領域18に出力されることで、不要な信号が出力されていると判断しプログラムでノイズとしてカットすることができる。
以上は、磁気センサーコイルが誘導センサーコイル形式であるが、磁気センサーコイルの代わりにホール素子からなる半導体センサを用いることもできる。
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings, taking as an example a case where the present invention is applied to a device. A form corresponding to
The inspection object X is composed of a transmission / reception type magnetic sensor coil, a pair of magnetic sensor coils 1a and 1b arranged vertically, and a pair of sensor coils. When an object to be detected passes in the predetermined direction of the moving line in the figure, the magnetic sensor coil that generates the magnetic field and the magnetic flux generated from the
The detection unit is provided between the
FIG. 3 is a diagram illustrating a mechanism configuration of a main part of the metal detector according to the embodiment.
As shown in FIG. 2, the magnetic sensor coil and the
The material used for the magnetic sensor coil may be a ferromagnetic material that exhibits a magnetic shielding function, and examples thereof include iron, nickel, cobalt, silicon steel, and permalloy. In addition, there are ferrimagnetic materials such as aluminum, copper and ferrite, and those mixed with noble earth elements (samarium cobalt etc.). Further, the shape and number are limited to the above rectangle, but the number of installations is not limited, and a number other than four can be adopted.
The above-described magnetic sensor coil is a transmission / reception magnetic sensor coil that generates a magnetic field when supplied with a DC voltage, and the magnetic sensor coil includes a pair of transmission / reception magnetic sensor coils. Other components are those that have been widely used. Further, the detection processing unit 7 in FIG. 5 mainly includes an amplifier 8,
Next, the operation of the above-described embodiment will be described. This operation is a concept showing the characteristic process of the metal detection method corresponding to claim 1. That is, in the detection method, the inspection object X is moved into the magnetic field generated by the magnetic sensor coil as the magnetic field generation means, the magnetic field is received by the same magnetic sensor coil for transmission and reception, and the magnetic flux change of the magnetic field is detected by the detection means. The presence or absence of metal mixed in the test object X is detected by a detection processing unit 7. As the generated magnetic field, a unidirectional magnetic field generated by a DC power source or a pulsating magnetic field in which the magnetic flux density is increased by the
In the operation of the embodiment, first, the magnetic flux entering the
Next, an embodiment corresponding to claim 4 which is the concept of
When the above-described embodiment is generalized, by arranging the
Although it is other embodiment corresponding to Claim 2, illustration is abbreviate | omitted, the 2nd magnetic detection part of the embodiment mentioned above is omitted, and only the 1st
An embodiment corresponding to claim 5 will be described. As shown in FIG. 1, the embodiment is a coaxial type magnetic detection unit in which the magnetic sensor coils 1 a and 1 b are coaxially arranged with a magnetic sensor coil sandwiched therebetween. This magnetic sensor coil coincides with the moving line of the test object X. In this case, the position where the magnetic sensor coil and the
The two magnetic detectors that are divided into two in the predetermined direction and the width direction W of the moving line are magnetic sensor coils 1a, 1b and
The length of the time sensor coil in a predetermined direction of the inspection object is a length including the
Moreover, as shown in FIG. 2, the structure which provided the magnetic sensor coil two front and back is employable.
When the above-described embodiment is generalized, each set of magnetic sensor coils has one magnet part. Therefore, if there are n sets of magnetic sensor coils, the number of
The embodiment corresponding to claim 2 is a configuration in which the magnetic sensor coil is a facing type or a coaxial type, and is used for a planar type also serving as a magnetic sensor coil. As shown in FIG. 3, the embodiment has a configuration in which two detection locations that are magnetic detection units are provided on a plane that also serves as a transmission / reception magnetic sensor coil. In this flat type, a DC voltage is supplied to the magnetic sensor coil to generate a magnetic field. When the inspection object X passes through a pair of magnets, the magnetic flux density changes, and the detection signal from the amplifier in FIG. Detection is performed, and the
In the case of this inspection object X, if iron metal is mixed in a predetermined direction, the magnetic flux density of the
Although the magnetic sensor coil is an induction sensor coil type as described above, a semiconductor sensor made of a Hall element can be used instead of the magnetic sensor coil.
1 第1磁気検知部
2 第2磁気検知部
1a,1b,2a,2b磁気センサーコイル
3 磁石
4 検知信号増幅部
5 通過時間測定部
6 金属検知判定部
7 検出処理部
8 増幅器
9,11 検波比較器
10 ループフィルター
12 ロー・パス・フィルター
13 判別器
14 検知部
15 ステンレス鋼
16 第1磁気検知部金属検知波形
16a 第1磁気検知部金属検知領域
17 第2磁気検知部金属検知波形
17a 第2磁気検知部金属検知領域
18 ノイズ判定領域
DESCRIPTION OF
Claims (5)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010227722A JP2012083137A (en) | 2010-10-07 | 2010-10-07 | Metal detector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010227722A JP2012083137A (en) | 2010-10-07 | 2010-10-07 | Metal detector |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012083137A true JP2012083137A (en) | 2012-04-26 |
Family
ID=46242171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010227722A Pending JP2012083137A (en) | 2010-10-07 | 2010-10-07 | Metal detector |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012083137A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11409017B2 (en) | 2018-06-20 | 2022-08-09 | Eriez Manufacturing Co. | Metal detector coil configuration to eliminate orientation effect |
-
2010
- 2010-10-07 JP JP2010227722A patent/JP2012083137A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11409017B2 (en) | 2018-06-20 | 2022-08-09 | Eriez Manufacturing Co. | Metal detector coil configuration to eliminate orientation effect |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11680996B2 (en) | Methods and apparatus for magnetic sensor having integrated coil | |
KR102299048B1 (en) | Metal detection sensor and metal detection method using the sensor | |
US7525308B2 (en) | Magnetic detecting device and material identifying device | |
US10605946B2 (en) | Metal detection apparatus | |
JP6121689B2 (en) | Metal detector | |
KR101786794B1 (en) | Metal detection sensor and metal detector including the same | |
KR20180064726A (en) | The apparatus for identifying metallic foreign components and weighting the product | |
JP2012083137A (en) | Metal detector | |
JP2011122897A (en) | Shape determination method of metal object | |
JP2008039394A (en) | Electromagnetic-induction sensor for metal detector | |
JP6842164B2 (en) | Magnetic foreign matter inspection device and magnetic foreign matter inspection system | |
JP2008232745A (en) | Iron piece detector | |
JP6815513B2 (en) | Inspection equipment | |
JP6103848B2 (en) | Foreign object detection device | |
JP3326550B2 (en) | Detection head for metal detector | |
JP2016180701A (en) | Foreign substance mixing inspection device and method for inspecting the mixing | |
JP2009092599A (en) | Metal detector | |
KR102233822B1 (en) | Metallic foreign components detecting apparatus and metallic foreign components detecting method | |
JP2006058113A (en) | Metal detecting apparatus | |
JP2018141682A (en) | Metal Detector | |
JP2019012085A (en) | Metal detection sensor and method of detecting metal using the same | |
JP2015210235A (en) | Foreign matter detection device | |
JPH0573588U (en) | Metal detector | |
Kitamura et al. | Detection System for Metallic Contaminants by Eight-Channel SQUIDs |