JP2012083135A - 半導体素子の試験装置およびその試験方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】被測定対象のスクリーニングを簡易かつ低コストで実現できる半導体素子の試験装置およびその試験方法を提供することである。
【解決手段】本発明にかかる半導体素子の試験装置は、電圧出力回路10と、第1のスイッチ21と、第2のスイッチ22と、被測定対象40のゲート端子に印加される電圧を生成する駆動回路30と、を備える。電圧出力回路10は、入力電圧Vcが所定の基準電圧Vrefよりも低い場合、第1の電圧として第1のスイッチ21をオフ状態とする電圧を、第2の電圧として第2のスイッチ22をオン状態とする電圧をそれぞれ出力する。また、入力電圧Vcが基準電圧Vrefよりも高い場合、第1の電圧として第1のスイッチ21をオン状態とする電圧を、第2の電圧として第2のスイッチ22をオフ状態とする電圧をそれぞれ出力する。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体素子の試験装置およびその試験方法に関し、特に被測定対象のドレイン耐圧試験を実施可能な半導体素子の試験装置およびその試験方法に関する。
無線基地局装置ではパワーMOSFET等のMOS型半導体素子が用いられている。無線基地局装置にパワーMOSFETを用いた場合、W−CDMAやOFDMA等のRF信号により、RF送信信号とDC送信信号の重畳した電圧がパワーMOSFETのドレイン端子に印加される。このため、パワーMOSFETのドレイン端子に印加される電圧は、無線基地局装置で用いられているパワーMOSFETのオペレーション電圧に対してはるかに高くなる。よって、無線基地局装置の信頼性を向上させるためには、ドレイン耐圧の低いパワーMOSFETを抽出するための試験を実施する必要がある。
特許文献1には、被試験ICが破損して低圧電源回路に高電圧が印加された際に、スイッチを用いて高電圧を遮断して低圧電源回路を保護する技術が開示されている。特許文献1に開示されている技術では、被試験ICの端子間がショートして低圧電源回路にリーク電流測定用の高電圧が印加された場合、異常電圧検出回路を用いて低圧電源回路の内部回路と出力端子との間に設けられたスイッチをオフ状態にすることで、低圧電源回路の内部回路へ高電圧が印加されることを防止している。この時、低圧電源回路の内部回路に高電圧が印加される時間を遅延させるために遅延回路が用いられている。
特許文献2には、許容耐圧の範囲内で被試験体の特性を高精度かつ適正に判定可能な非破壊試験装置に関する技術が開示されている。
特許文献3には、耐圧の低いトランジスタを用いて、3値パルス発生回路のような多値のパルスを発生する半導体回路に関する技術が開示されている。
特開平11−30641号公報 特開2005−331340号公報 特開平11−205686号公報
上述したように、無線基地局装置にパワーMOSFETを用いた場合、W−CDMAやOFDMA等のRF信号により、RF送信信号とDC送信信号の重畳した電圧がパワーMOSFETのドレイン端子に印加される。このため、パワーMOSFETのドレイン端子に印加される電圧は、無線基地局装置で用いられているパワーMOSFETのオペレーション電圧に対してはるかに高くなるため、無線基地局装置の信頼性を向上させるためには、ドレイン耐圧試験を実施する必要がある。
図3は被測定対象(パワーMOSFET)220を試験するための回路を示す図である。図3に示すように、試験回路は、パワーMOSFET220のゲートに接続されたゲート駆動回路230と、パワーMOSFET220のドレインに接続されたドレイン耐圧試験回路210とを備える。
例えば、ゲート駆動回路230は、パワーMOSFET220のオペレーション電圧(無線基地局装置で用いられているパワーMOSFETは一般的には30V程度)を想定して設計される。この時、パワーMOSFET220のドレインに、ドレイン耐圧試験回路210からドレイン耐圧試験用の高電圧(一般的に無線基地局装置で用いられているパワーMOSFETにおいては、60V以上)が印加されると、ゲート駆動回路230にも高電圧が印加されてしまう。このため、ゲート駆動回路230に高電圧が印加されて耐圧破壊するおそれがあるという問題がある。
そこで、ゲート駆動回路230にドレイン耐圧試験用の高電圧が印加されないようにするために、パワーMOSFET220のドレインとゲート駆動回路230との間にヒューズ240を設けてパワーMOSFET220のドレインとゲート駆動回路230とを機械的に切り離すことで、ドレイン耐圧試験を実施していた。このように、ヒューズ240を用いた場合には試験用の高電圧が印加された際にヒューズ240が溶断し、パワーMOSFET220のドレイン端子とゲート駆動回路230とを切り離すことができる。
しかしながら、試験用の高電圧(例えば、60V以上)が印加されてからヒューズ240が溶断するまでの間、パワーMOSFET220のゲート駆動回路230が接続状態を継続しているので、ゲート駆動回路230に規定以上の電圧が印加されるという問題がある。また、再度試験装置を用いてパワーMOSFET220の測定を実施する場合には、ヒューズ240を交換する必要があるため試験コストが増加するという問題がある。
また、特許文献1に開示されている技術では、被試験ICが破損して低圧電源回路に高電圧が印加された際にスイッチを用いて高電圧を遮断することで低圧電源回路を保護している。しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、上記被測定対象をスクリーニングすることができない。
上記課題に鑑み本発明の目的は、被測定対象のスクリーニングを簡易かつ低コストで実現できる半導体素子の試験装置およびその試験方法を提供することである。
本発明にかかる半導体素子の試験装置は、入力電圧に応じて第1の端子および第2の端子からそれぞれ第1の電圧および第2の電圧を出力する電圧出力回路と、前記第1の端子と被測定対象のドレイン端子との間に接続された第1のスイッチと、前記第2の端子と前記被測定対象のドレイン端子との間に接続された第2のスイッチと、前記第2の端子と接続され、前記被測定対象を駆動する電圧を生成する駆動回路と、を備え、前記電圧出力回路は、前記入力電圧が所定の基準電圧よりも低い場合、前記第1の電圧として前記第1のスイッチをオフ状態とする電圧を、前記第2の電圧として前記第2のスイッチをオン状態とする電圧をそれぞれ出力し、前記入力電圧が前記所定の基準電圧よりも高い場合、前記第1の電圧として前記第1のスイッチをオン状態とする電圧を、前記第2の電圧として前記第2のスイッチをオフ状態とする電圧をそれぞれ出力すると共に、前記被測定対象のドレイン端子に前記第1の電圧を印加する。
本発明にかかる半導体素子の試験方法は、半導体素子の試験装置を用いて半導体素子を試験する方法であって、前記半導体素子の試験装置は、入力電圧に応じて第1の端子および第2の端子からそれぞれ第1の電圧および第2の電圧を出力する電圧出力回路と、前記第1の端子と被測定対象のドレイン端子との間に接続された第1のスイッチと、前記第2の端子と前記被測定対象のドレイン端子との間に接続された第2のスイッチと、前記第2の端子と接続され、前記被測定対象を駆動する電圧を生成する駆動回路と、を備え、前記入力電圧が所定の基準電圧よりも低い場合、前記第1の電圧として前記第1のスイッチをオフ状態とする電圧を、前記第2の電圧として前記第2のスイッチをオン状態とする電圧をそれぞれ出力し、前記入力電圧が前記所定の基準電圧よりも高い場合、前記第1の電圧として前記第1のスイッチをオン状態とする電圧を、前記第2の電圧として前記第2のスイッチをオフ状態とする電圧をそれぞれ出力すると共に、前記被測定対象のドレイン端子に前記第1の電圧を印加する。
本発明により、被測定対象のスクリーニングを簡易かつ低コストで実現できる半導体素子の試験装置およびその試験方法を提供することができる。
実施の形態1にかかる半導体素子の試験装置を示すブロック図である。 実施の形態2にかかる半導体素子の試験装置を示す回路図である。 被測定対象(パワーMOSFET)を試験するための回路を示す図である。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる半導体素子の試験装置を示すブロック図である。図1に示す半導体素子の試験装置は、電圧出力回路10、第1のスイッチ21、第2のスイッチ22、および駆動回路30を備える。DUT40は、被測定対象である半導体素子である。
電圧出力回路10は、入力電圧(電源電圧)Vcに応じて第1の端子11および第2の端子12からそれぞれ第1の電圧Vg1および第2の電圧Vg2を出力する。電圧出力回路10は、例えば所定の基準電圧Vrefを生成する回路と、当該所定の基準電圧Vrefと入力電圧Vcとを比較する比較回路とを備えている。そして、所定の基準電圧Vrefと入力電圧Vcとの比較結果に基づいて第1の電圧Vg1および第2の電圧Vg2を出力する。
ここで、第1および第2の電圧Vg1、Vg2は、例えば入力電圧と同じ電圧Vcと接地電圧(GND:0V)とすることができる。例えば、電圧出力回路10は、入力電圧Vcが所定の基準電圧Vrefよりも低い場合、第1の端子11から接地電圧を出力し、第2の端子12から電圧Vcを出力し、入力電圧Vcが所定の基準電圧Vrefよりも高い場合、第1の端子11から電圧Vcを出力し、第2の端子12から接地電圧を出力するように構成することができる。
第1のスイッチ21は、第1の端子11とDUT40のドレイン端子との間に接続されている。第2のスイッチ22は、第2の端子12とDUT40のドレイン端子との間に接続されている。第1のスイッチ21は、第1の端子11から第1の電圧Vg1として電圧Vcが出力された場合はオン状態となり、接地電圧が出力された場合はオフ状態となる。同様に、第2のスイッチ22は、第2の端子12から第2の電圧Vg2として電圧Vcが出力された場合はオン状態となり、接地電圧が出力された場合はオフ状態となる。
第1および第2のスイッチ21、22には、例えばFETやMOSFETを用いることができるがこれに限定されることはない。また、第1のスイッチ21は、DUT40のドレイン耐圧試験を実施するための電圧(つまり、基準電圧Vrefよりも高い電圧)に耐える必要があるため、例えばパワーMOSFETを用いることができる。また、第2のスイッチ22にはDUT40のドレイン耐圧試験を実施するための電圧よりも低い電圧が印加されるので、第2のスイッチ22の耐圧を第1のスイッチ21の耐圧よりも低く設定することができる。
駆動回路30は、第2の端子12に接続され、DUT40を駆動する電圧を生成する。つまり、駆動回路30は、第2の電圧Vg2を用いてDUT40のゲート端子に印加する電圧(ゲート電圧)を生成し、この生成したゲート電圧をDUT40のゲート端子に印加する。ここで、ゲート電圧は、DUT40をスイッチングするための電圧であり、例えばDUT40の閾値電圧よりも大きな電圧である。
次に、本実施の形態にかかる半導体素子の試験装置の動作について説明する。
電圧出力回路10に入力電圧Vcが入力されると、電圧出力回路10は所定の基準電圧Vrefと入力電圧Vcとを比較する。
電圧出力回路10は、入力電圧Vcが所定の基準電圧Vrefよりも低い場合(つまり、入力電圧Vcがオペレーション電圧の場合)、第1の電圧Vg1として第1のスイッチ21をオフ状態とする電圧を、第2の電圧Vg2として第2のスイッチ22をオン状態とする電圧をそれぞれ出力する。この場合、例えば、第1の電圧Vg1として接地電圧を、第2の電圧Vg2として入力電圧Vcに応じた電圧(例えば、入力電圧と同じ電圧Vc)をそれぞれ出力する。
これにより、第1のスイッチ21はオフ状態、第2のスイッチ22はオン状態となり、DUT40のドレイン端子には基準電圧Vrefよりも低い電圧Vcに応じた電圧が印加される。また、駆動回路30は、DUT40のゲート端子に電圧Vcを用いて生成された電圧を印加する。よって、この場合は被測定対象であるDUT40にはオペレーション電圧が印加される。
一方、電圧出力回路10は、入力電圧Vcが所定の基準電圧Vrefよりも高い場合(つまり、入力電圧Vcがドレイン耐圧試験用の電圧の場合)、第1の電圧Vg1として第1のスイッチ21をオン状態とする電圧を、第2の電圧Vg2として第2のスイッチ22をオフ状態とする電圧をそれぞれ出力すると共に、DUT40のドレイン端子に第1の電圧Vg1を印加する。この場合、例えば、第1の電圧Vg1として入力電圧Vcに応じた電圧(例えば、入力電圧と同じ電圧Vc)を、第2の電圧Vg2として接地電圧をそれぞれ出力する。
これにより、第1のスイッチ21はオン状態、第2のスイッチ22はオフ状態となり、DUT40のドレイン端子には基準電圧Vrefよりも高い電圧Vcに応じた電圧が印加され、DUT40のドレイン耐圧試験が実施される。この時、第2のスイッチ22はオフ状態であるため、第1のスイッチ21を経由してDUT40のドレイン端子に印加される電圧が、第2のスイッチ22を経由して駆動回路30に印加されることはない。
以上で説明したように、本実施の形態にかかる半導体素子の試験装置では、入力電圧Vcの値に応じて電圧出力回路10から出力される第1の電圧Vg1および第2の電圧Vg2の値を変化させることで、DUT40にオペレーション電圧を印加する場合とDUT40のドレイン耐圧試験を実施する場合とを容易に切り替えることができる。また、DUT40にオペレーション電圧を印加する場合とドレイン耐圧試験を実施する場合とで、共通の電源(Vc)を用いることができるので測定も容易となる。
また、本実施の形態にかかる半導体素子の試験装置では、DUT40のドレイン耐圧試験を実施する場合に、図3で説明した被測定対象を試験するための回路のように、ヒューズ240を用いてゲート駆動回路に高電圧が印加されることを防ぐのではなく、第2のスイッチ22をオフ状態とすることで駆動回路30に高電圧が印加されることを抑制している。よって、ヒューズの交換が不要であるため、被測定対象のスクリーニングを簡易かつ低コストで実現できる。また、ある閾値電圧(基準電圧)によって電源回路に流れる電圧値を規定することができるため電源保護回路としても用いることができる。
よって、本実施の形態にかかる発明により、被測定対象のスクリーニングを簡易かつ低コストで実現できる半導体素子の試験装置およびその試験方法を提供することができる。
実施の形態2
次に、本発明の実施の形態2にかかる半導体素子の試験装置ついて説明する。図2は、本実施の形態にかかる半導体素子の試験装置を説明するための回路図である。本実施の形態にかかる半導体素子の試験装置は、実施の形態1にかかる半導体素子の試験装置の構成をより具体的にしている。なお、本実施の形態では、図1に示した実施の形態1にかかる半導体素子の試験装置と同様の構成要素については同一の符号を付し、重複した説明は省略している。
図2に示す本実施の形態にかかる半導体素子の試験装置は、電圧出力回路10、第1のスイッチ21、第2のスイッチ22、および駆動回路30を備える。DUT40は、被測定対象である半導体素子である。
電圧出力回路10は、第1の比較器OP1、第2の比較器OP2、および直流定電圧源13、14、15を備える。第1の比較器OP1は、反転入力端子に基準電圧Vrefが供給され、非反転入力端子に入力電圧(電源電圧)Vcが供給され、出力端子が第1の端子11に接続されている。第2の比較器は、反転入力端子に入力電圧Vcが供給され、非反転入力端子に基準電圧Vrefが供給され、出力端子が第2の端子12に接続されている。第1および第2の比較器OP1、OP2には、高位側電源として入力電圧Vcが供給され、低位側電源として接地電圧が供給される。
また、直流定電圧源13は入力電圧Vcを生成し、第1の比較器OP1の非反転入力端子および第2の比較器OP2の反転入力端子に、生成された入力電圧Vcを供給する。
直流定電圧源14は、第1の比較器OP1の閾値電圧を定める基準電圧Vrefを生成し、この基準電圧Vrefを第1の比較器OP1の反転入力端子に供給している。第1の比較器OP1は、入力電圧Vcと基準電圧Vrefとを比較し、この比較結果に基づいて第1のスイッチ21をオン状態とするか、またはオフ状態とするか決定している。
同様に、直流定電圧源15は、第1の比較器OP2の閾値電圧を定める基準電圧Vrefを生成し、この基準電圧Vrefを第2の比較器OP2の非反転入力端子に供給している。第2の比較器OP2は、入力電圧Vcと基準電圧Vrefとを比較し、この比較結果に基づいて第2のスイッチ22をオン状態とするか、またはオフ状態とするか決定している。
第1のスイッチ21は、第1のトランジスタSW1と第1の抵抗R11とを備える。第1のトランジスタSW1のソースは第1の比較器OP1の出力端子に接続され、ドレインはDUT40のドレイン端子に接続され、ソースは接地電位に接続されている。第1の抵抗R11は、第1のトランジスタSW1のソースとゲートとの間に設けられている。
第2のスイッチ22は、第2のトランジスタSW2と第2の抵抗R12とを備える。第2のトランジスタSW2のソースは第2の比較器OP2の出力端子に接続され、ドレインはDUT40のドレイン端子に接続され、ソースは接地電位に接続されている。第2の抵抗R12は、第2のトランジスタSW2のソースとゲートとの間に設けられている。
図2に示すように、電圧出力回路10には第1のスイッチ21と第2のスイッチ22とが並列に接続されている。また、第1および第2のスイッチSW1、SW2をソース接地型回路とすることにより、ソース側の電圧をHi(Vg1、Vg2>0)とすると、第1および第2のスイッチSW1、SW2のソース側からゲート側へ抵抗R11、R12を介して電流が流れる。すると、第1および第2のスイッチSW1、SW2において、それぞれソース−ゲート間に電位差が生じるため、ソース−ドレイン間に電流が流れる。一方、ソース側の電圧をLo(Vg1、Vg2=0)とすると、第1および第2のスイッチSW1、SW2のソース−ゲート間電圧は等しくなるため、第1および第2のスイッチはオフ状態となる。
駆動回路30の一端は、第2の比較器OP2の出力端子に接続され、他端はDUT40のゲート端子に接続されている。駆動回路30は、第2の比較器OP2の出力端子から出力される第2の電圧Vg2に基づいて、DUT40のゲート駆動電圧を生成する。
ここで、第1および第2のスイッチ21、22を構成する第1および第2のトランジスタSW1、SW2には、例えばPチャネル型のMOSFETを用いることができるがこれに限定されることはない。これ以外にも、Nチャネル型のMOSFETや他のトランジスタを用いることができる。また、図2に示した第1および第2の比較器OP1、OP2も一例であり、入力電圧Vcと基準電圧Vrefとを比較し、この比較結果に基づいて所定の電圧を出力することができる回路であればどのような構成であってもよい。例えば、第1および第2の比較器OP1、OP2ではなく複数の半導体スイッチを用いてこのような回路を構成してもよい。
次に、本実施の形態にかかる半導体素子の試験装置の動作について説明する。
入力電圧(電源電圧)Vcが基準電圧Vrefよりも低い場合(Vc<Vref)、第1の比較器OP1は接地電圧(0V)を第1の電圧Vg1として出力する。この時、第1のトランジスタSW1のソース−ゲート間には電位差が生じないため、第1のトランジスタSW1はオフ状態となる。一方、第2の比較器OP2は入力電圧と同じ電圧Vcを第2の電圧Vg2として出力する。この時、第2のトランジスタSW2のソース−ゲート間に電位差が生じるため、第2のトランジスタSW2はオン状態となる。
よって、Vc<Vrefの場合には、第1のトランジスタSW1はオフ状態、第2のトランジスタSW2はオン状態となり、DUT40のドレイン端子には基準電圧Vrefよりも低い電圧Vcに応じた電圧が印加される。また、駆動回路30は、電圧Vcを用いて生成した電圧をDUT40のゲート端子に印加する。よって、この場合は被測定対象であるDUT40にはオペレーション電圧が印加される。
一方、入力電圧Vcが基準電圧Vrefよりも高い場合(つまり、入力電圧Vcが耐圧試験用の電圧の場合:Vc>Vref)、第1の比較器OP1は入力電圧と同じ電圧Vcを第1の電圧Vg1として出力する。この時、第1のトランジスタSW1のソース−ゲート間に電位差が生じるため、第1のトランジスタSW1はオン状態となる。一方、第2の比較器OP2は接地電圧(0V)を第2の電圧Vg2として出力する。この時、第2のトランジスタSW2のソース−ゲート間には電位差が生じないため、第2のトランジスタSW2はオフ状態となる。
よって、Vc>Vrefの場合には、第1のトランジスタSW1はオン状態、第2のトランジスタSW2はオフ状態となる。そして、DUT40のドレイン端子には基準電圧Vrefよりも高い電圧Vcに応じた電圧が印加され、DUT40のドレイン耐圧試験が実施される。この時、第2のトランジスタSW2はオフ状態であるため、DUT40のドレイン端子に印加される電圧が、第2のトランジスタSW2を経由して駆動回路30に印加されることはない。
以上で説明したように、第1のトランジスタSW1がオン状態のとき、第2のトランジスタSW2はオフ状態になり、第2のトランジスタSW2がオン状態のとき、第1のトランジスタSW1はオフ状態になるため、DUT40のドレイン端子に耐圧試験用の高電圧を印加する場合と、DUT40にオペレーション電圧を印加する場合とを容易に切り替えることができる。また、DUT40にオペレーション電圧を印加する場合とドレイン耐圧試験を実施する場合とで、共通の電源(Vc)を用いることができるので測定も容易となる。
また、本実施の形態にかかる半導体素子の試験装置では、DUT40のドレイン耐圧試験を実施する場合に、図3で説明した被測定対象を試験するための回路のように、ヒューズ240を用いてゲート駆動回路に高電圧が印加されることを防ぐのではなく、第2のスイッチ22をオフ状態とすることで駆動回路30に高電圧が印加されることを抑制している。よって、ヒューズの交換が不要であるため、被測定対象のスクリーニングを簡易かつ低コストで実現できる。また、ある閾値電圧(基準電圧)によって電源回路に流れる電圧値を規定することができるため電源保護回路としても用いることができる。
よって、本実施の形態にかかる発明により、被測定対象のスクリーニングを簡易かつ低コストで実現できる半導体素子の試験装置およびその試験方法を提供することができる。
以上、本発明を上記実施形態に即して説明したが、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
10 電圧出力回路
11 第1の端子
12 第2の端子
13、14、15 直流定電圧源
21 第1のスイッチ
22 第2のスイッチ
30 駆動回路
40 被測定対象

Claims (10)

  1. 入力電圧に応じて第1の端子および第2の端子からそれぞれ第1の電圧および第2の電圧を出力する電圧出力回路と、
    前記第1の端子と被測定対象のドレイン端子との間に接続された第1のスイッチと、
    前記第2の端子と前記被測定対象のドレイン端子との間に接続された第2のスイッチと、
    前記第2の端子と接続され、前記被測定対象を駆動する電圧を生成する駆動回路と、を備え、
    前記電圧出力回路は、
    前記入力電圧が所定の基準電圧よりも低い場合、前記第1の電圧として前記第1のスイッチをオフ状態とする電圧を、前記第2の電圧として前記第2のスイッチをオン状態とする電圧をそれぞれ出力し、
    前記入力電圧が前記所定の基準電圧よりも高い場合、前記第1の電圧として前記第1のスイッチをオン状態とする電圧を、前記第2の電圧として前記第2のスイッチをオフ状態とする電圧をそれぞれ出力すると共に、前記被測定対象のドレイン端子に前記第1の電圧を印加する、
    半導体素子の試験装置。
  2. 前記入力電圧が前記所定の基準電圧よりも低い場合、
    前記被測定対象のドレイン端子には前記第2の端子から出力された前記第2の電圧に応じた電圧が印加されると共に、
    前記駆動回路は、前記被測定対象のゲート端子に前記第2の電圧を用いて生成された電圧を印加する、
    請求項1に記載の半導体素子の試験装置。
  3. 前記電圧出力回路は、
    前記入力電圧が前記所定の基準電圧よりも低い場合、前記第1の電圧として接地電圧を、前記第2の電圧として前記入力電圧に応じた電圧をそれぞれ出力し、
    前記入力電圧が前記所定の基準電圧よりも高い場合、前記第1の電圧として前記入力電圧に応じた電圧を、前記第2の電圧として接地電圧をそれぞれ出力する、
    請求項1または2に記載の半導体素子の試験装置。
  4. 前記電圧出力回路は、
    反転入力端子に前記所定の基準電圧が供給され、非反転入力端子に前記入力電圧が供給され、出力端子が前記第1の端子に接続された第1の比較器と、
    反転入力端子に前記入力電圧が供給され、非反転入力端子に前記所定の基準電圧が供給され、出力端子が前記第2の端子に接続された第2の比較器と、を備える、
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の半導体素子の試験装置。
  5. 前記第1のスイッチは、ソースが前記第1の端子および第1の抵抗の一端に接続され、ゲートが前記第1の抵抗の他端および接地電位に接続され、ドレインが前記被測定対象のドレイン端子に接続された第1のPチャネル型トランジスタである、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体素子の試験装置。
  6. 前記第2のスイッチは、ソースが前記第2の端子および第2の抵抗の一端に接続され、ゲートが前記第2の抵抗の他端および接地電位に接続され、ドレインが前記被測定対象のドレイン端子に接続された第2のPチャネル型トランジスタである、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の半導体素子の試験装置。
  7. 前記第1および第2のスイッチは、ソース電位が接地電圧である場合にオフ状態となり、ソース電位が前記入力電圧に応じた電圧である場合にオン状態となる、請求項5または6に記載の半導体素子の試験装置。
  8. 半導体素子の試験装置を用いて半導体素子を試験する方法であって、
    前記半導体素子の試験装置は、
    入力電圧に応じて第1の端子および第2の端子からそれぞれ第1の電圧および第2の電圧を出力する電圧出力回路と、
    前記第1の端子と被測定対象のドレイン端子との間に接続された第1のスイッチと、
    前記第2の端子と前記被測定対象のドレイン端子との間に接続された第2のスイッチと、
    前記第2の端子と接続され、前記被測定対象を駆動する電圧を生成する駆動回路と、を備え、
    前記入力電圧が所定の基準電圧よりも低い場合、前記第1の電圧として前記第1のスイッチをオフ状態とする電圧を、前記第2の電圧として前記第2のスイッチをオン状態とする電圧をそれぞれ出力し、
    前記入力電圧が前記所定の基準電圧よりも高い場合、前記第1の電圧として前記第1のスイッチをオン状態とする電圧を、前記第2の電圧として前記第2のスイッチをオフ状態とする電圧をそれぞれ出力すると共に、前記被測定対象のドレイン端子に前記第1の電圧を印加する、
    半導体素子の試験方法。
  9. 前記入力電圧が前記所定の基準電圧よりも低い場合、
    前記被測定対象のドレイン端子に前記第2の端子から出力された前記第2の電圧に応じた電圧を印加し、
    前記被測定対象のゲート端子に前記第2の電圧を用いて生成された電圧を印加する、
    請求項8に記載の半導体素子の試験方法。
  10. 前記入力電圧が前記所定の基準電圧よりも低い場合、前記第1の電圧として接地電圧を、前記第2の電圧として前記入力電圧に応じた電圧をそれぞれ出力し、
    前記入力電圧が前記所定の基準電圧よりも高い場合、前記第1の電圧として前記入力電圧に応じた電圧を、前記第2の電圧として接地電圧をそれぞれ出力する、
    請求項8または9に記載の半導体素子の試験方法。
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