JP2012082661A - 緑化工法及び緑化構造 - Google Patents

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Nobuyuki Kawakita
永之 河北
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Abstract

【課題】施工が容易で、比較的短期間で緑化を図ることができ、自然環境との調和性にも優れた緑化技術を提供する。
【解決手段】緑化対象である地盤10の表面11に綿シート12を敷設し、竹串などのアンカー材13を地盤10に向けて打ち込むことによって固定した後、綿シート12を貫通した状態で地盤10の表面11に複数の穴14を開設し、植生ポットで栽培した植物の苗15を植え付ける。この後、綿シート12及び苗15を覆うように網状体16を敷設し、竹串などのアンカー材17を地盤10に向かって打ち込むことによって固定する。網状体16の固定が終わったら、綿シート12及び網状体16に向かって界面活性剤18を散布して綿シート12に含浸させれば、緑化構造20が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、河川の堤防や盛土側面などの法面の保護や景観の向上あるいは公園や道路などにおける緑化地帯の形成などを目的とする緑化技術に関する。
河川の堤防や盛土側面などの法面の緑化技術については、従来、植生基材吹付工法、客土吹付工法、種子散布工法あるいは植生シート工法など、様々な工法が提案、実施されているが、本願発明に関連する緑化技術として、特許文献1,2に記載されたものがある。
特許文献1に記載された「法面緑化工法」は、種子を下部に保持する薄綿と、この薄綿を下面に保持するネットとを備えた植生マットを、緑化対象である法面の表面に張設し、アンカー針などで固定するというものである。
特許文献2に記載された「緑化方法」は、適当な長さに切り取ったイワダレソウなどの匍匐茎を植物性繊維からなる網(またはシート)の間に挟持させて形成した植栽ネット(または植栽シート)を、緑化すべき地面に敷き、均しロールで転圧した後、目土を施すというものである。
特開2005−226224号公報 特開2009−165390号公報
特許文献1,2記載の緑化工法においては、植物の種子を保持する薄綿や匍匐茎を挟持させた植栽シートを予め製作して、施工現場へ搬入しなければならないので、これらの作業に多くの労力と時間が必要である。
また、薄綿や植栽シートが撥水性を有するものである場合、施工直後は、散水や雨水などが浸透し難いので、植物の発芽や生育が遅延したり、地盤との一体化が損なわれたりすることがある。
本発明が解決しようとする課題は、施工が容易で、比較的短期間で緑化を図ることができ、自然環境との調和性にも優れた緑化技術を提供することにある。
本発明の緑化工法は、地盤の表面に綿シートを敷設する工程と、前記地盤に植物の苗を移植し若しくは種子を播く工程と、前記綿シートに界面活性剤を含浸させる工程と、を備えたことを特徴とする。
また、前記綿シート上に網状体を敷設する工程を設けることが望ましい。
さらに、前記綿シートとして、原綿で形成されたものを使用することができる。なお、原綿とは、綿花から採取され、脱脂や漂白が施されていない綿をいう。
次に、本発明の緑化構造は、界面活性剤を含浸させた綿シートを地盤の表面に敷設したことを特徴とする。
本発明により、施工が容易で、比較的短期間で緑化を図ることができ、自然環境との調和性にも優れた緑化技術を提供することができる。
本発明の実施形態である緑化工法の施工過程を示す図である。 図1に示す緑化工法で形成された緑化構造の一部拡大図である。
図1に基づいて、本発明の実施形態である緑化工法の施工過程について説明する。図1(a)に示すように、緑化対象である地盤10の表面11に綿シート12を敷設し、竹串などのアンカー材13を地盤10に向けて打ち込むことによって固定する。綿シート12は原綿で形成されたものを使用しているが、これに限定するものではないので、綿シート12の代わりに脱脂綿シートを使用したり、綿シート12と脱脂綿シートとを重ね合わせて使用したりすることもできる。
次に、図1(b)に示すように、綿シート12を貫通した状態で地盤10の表面11に複数の穴14を開設し、植生ポット(図示せず)で栽培した植物の苗15を植え付ける。苗15は、イワダレソウ、ヒメイワダレソウあるいはセンチピードグラスなどの苗が好適である。
苗15の植え付けが終わったら、図1(c)に示すように、綿シート12及び苗15を覆うように網状体16を敷設し、竹串などのアンカー材17を地盤10に向かって打ち込むことによって固定する。網状体16としては、ジュートネットが好適であるが、これに限定するものではない。なお、ジュートネットとは、天然繊維(ジュート)をベースに形成された網状体であり、施工後、徐々に分解され、昆虫、みみずなどの土中微生物の繁殖を助ける効果もある。また、ある程度の保水作用を有するので、土壌面の乾燥を防ぎ、植物の生育を助け、雨水による土砂流出を防ぐ効果も発揮する。
網状体16の固定が終わったら、図1(d)に示すように、綿シート12及び網状体16に向かって界面活性剤18を散布して綿シート12に含浸させれば、緑化構造20が形成される。なお、界面活性剤18の散布が終了した後、散水を行うことが望ましい。界面活性剤18としては、高級アルコール系界面活性剤を含むもの、例えば、林化学工業株式会社の「(商品名)ニューオスマックエコ」を水で1000倍程度に希釈したものが好適である。散布された界面活性剤18の一部は苗15の培土や地盤10にも浸透するが、弊害は生じない。
施工後、時間が経過すると、図2に示すように、苗15が綿シート12及び網状体16の表面を覆うように繁茂していき、緑化領域21が形成される。
本実施形態の緑化工法においては、予め綿シート12に植物の種子などを保持させる必要がないので、資材の準備や施工現場への搬入に手間が掛からず、施工も容易である。また、施工現場で植物の苗15を植え付けるので生育が早く、比較的短期間で緑化を図ることができる。なお、緑化に至るまでの時間は若干長くなるが、苗15の代わりに植物の種子を播くことも可能である。
また、天然素材である綿シート12は、施工後、時間の経過に伴って徐々に分解して地盤10と一体化していくので、自然環境との調和性にも優れている。また、綿シート12は原綿で形成されているので、原綿に含まれる天然成分が苗15の養分となり、生育促進に有効である。なお、原綿自体は撥水性を有しているが、綿シート12に界面活性剤18を含浸させたことにより、施工後、散水や雨水などが浸透し易い状態に保たれ、保水性も良好となるので、苗15の根の伸長圏域が広く確保され、生育も促進され、地盤10との一体化にも有効である。
本実施形態の緑化工法は地盤10の表面11が傾斜した法面における施工例であるが、本発明はこれに限定するものではないので、地面が水平な場所あるいは凹凸がある場所などにおいても施工可能であり、前述と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の緑化技術は、河川の堤防や盛土側面などの法面あるいは公園や道路などにおける緑化手段として広く利用することができる。
10 地盤
11 表面
12 綿シート
13,17 アンカー材
14 穴
15 苗
16 網状体
18 界面活性剤
19 培土
20 緑化構造

Claims (4)

  1. 地盤の表面に綿シートを敷設する工程と、前記地盤に植物の苗を移植し若しくは種子を播く工程と、前記綿シートに界面活性剤を含浸させる工程と、を備えたことを特徴とする緑化工法。
  2. 前記綿シート上に網状体を敷設する工程を設けた請求項1記載の緑化工法。
  3. 前記綿シートが原綿で形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の緑化工法。
  4. 界面活性剤を含浸させた綿シートを地盤の表面に敷設したことを特徴とする緑化構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105862887A (zh) * 2016-04-18 2016-08-17 江西理工大学 一种离子型稀土矿山生态护坡结构

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105862887A (zh) * 2016-04-18 2016-08-17 江西理工大学 一种离子型稀土矿山生态护坡结构
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