JP2012080637A - 可搬型蓄電装置及び蓄電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】充電を確実に行うことができ、小型化又は軽量化が容易で持ち運びに適した可搬型蓄電装置、及び、この可搬型蓄電装置への蓄電を行う蓄電システムを提供する。
【解決手段】可搬型蓄電装置20に防水コネクタ部21及び防水コンセント部25を設ける。車輌1のコネクタ部14に防水コネクタ部21を介して可搬型蓄電装置20を接続した場合、発電部11が発電した電力を可搬型蓄電装置20の蓄電部23へ供給して蓄電を行う。また蓄電部23に蓄積した電力を、防水コンセント部25に接続された電気機器へ供給する。車輌1の給電制御部12は、発電部11が発電した電力をまず可搬型蓄電装置20へ供給し、可搬型蓄電装置20の蓄電量が所定量を超えた後に車載蓄電部13へ電力供給を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、接続された電気機器に蓄電した電力を供給し、この電気機器を屋外などで利用することを可能とする可搬型蓄電装置、及びこの可搬型蓄電装置を車輌に接続して充電する蓄電システムに関する。
キャンプなど屋外での活動を行う際に、照明機器又はオーディオ装置等の電気機器を使用したい場合がある。このような場合、例えばユーザは車輌のバッテリに蓄積された電力を利用して電気機器を使用することができる。また例えば、特許文献1に記載の発明のように、太陽光発電などで発電を行って電気機器を使用することができる。
特許文献1においては、太陽電池パネルと、太陽電池パネルの直流電力を貯蔵するバッテリと、バッテリの出力を交流電力に変換するインバータと、太陽電池パネルの周囲に設けたフレームとを備え、フレーム及び太陽電池パネルの反入射面側はバッテリ及びインバータを収容する収容空間を形成すると共に、フレームの隅部には移動支援用の車輪を設けた構成の電源装置が提案されている。この電源装置は、電気機器のプラグを接続するコンセントを備えており、バッテリに蓄積した電力をコンセントに接続された電気機器に供給することができる。またフレームに車輪を設けたことにより、電源装置の移動を容易に行うことができる。
特開2002−305317号公報
しかし、車輌に搭載されたバッテリにて電気機器を使用する場合、車室内に設けられたコンセントと電気機器とを電源コードで接続する必要があるため、電気機器の使用は車輌から一定の距離内に制限される。車輌を駐車可能な場所は限られていることから、電気機器を使用することができる場所が制限されるという問題がある。
また特許文献1に記載の発明は、太陽電池パネルによってバッテリを充電する構成であるため、悪天候時などに電気機器の使用が制限される虞がある。また、太陽電池パネルを搭載しているため装置は大型で重いものとなり、より多くの電力を蓄積するためには、より多くの太陽電池パネルを搭載する必要があるため、装置のサイズ及び重量が更に増大する。よって特許文献1の電源装置は、可搬型のものとして利用するには限界がある。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、充電を確実に行うことができ、小型化又は軽量化が容易で持ち運びに適した可搬型蓄電装置、及び、この可搬型蓄電装置への蓄電(充電)を行う蓄電システムを提供することにある。
本発明に係る可搬型蓄電装置は、車輌側に設けられた接続部に電気的に接続される車側接続部と、前記車側接続部を介して車輌側から供給される電力を蓄積する蓄電部と、外部の機器に設けられた接続部が接続される機器側接続部とを備え、前記蓄電部に蓄積した電力を前記機器側接続部に接続された外部の機器へ供給するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る可搬型蓄電装置は、前記蓄電部に蓄積された電力を直流から交流に変換して前記機器側接続部へ与える変換部を更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る可搬型蓄電装置は、前記車側接続部及び前記機器側接続部が、装置内への浸水を防止する防水構造をなしていることを特徴とする。
また、本発明に係る蓄電システムは、上述のいずれか1つに記載の可搬型蓄電装置と、車輌に搭載された発電部と、前記車輌に搭載された車載蓄電部と、前記車輌に設けられ、前記可搬型蓄電装置の車側接続部が接続される接続部と、前記接続部に接続された前記可搬型蓄電装置の蓄電量を検出する検出手段と、前記車載蓄電部又は前記接続部に接続された前記可搬型蓄電装置へ、前記発電部が発電した電力を供給する制御を行う供給制御手段とを備え、該供給制御手段は、前記接続部に前記可搬型蓄電装置が接続されていない場合、前記発電部が発電した電力を前記車載蓄積部へ供給し、前記接続部に前記可搬型蓄電装置が接続されている場合、前記発電部が発電した電力を前記可搬型蓄電装置へ供給し、前記可搬型蓄電装置の蓄電量が所定量を超えた後、前記発電部が発電した電力を前記車載蓄積部へ供給するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る蓄電システムは、前記車載蓄電部の蓄電量を検出する検出手段と、前記車輌に搭載された一又は複数の他の車載機器へ、前記車載蓄電部又は前記接続部に接続された前記可搬型蓄電装置に蓄積された電力を供給する制御を行う供給制御手段とを備え、該供給制御手段は、前記接続部に前記可搬型蓄電装置が接続されていない場合、前記車載蓄電部に蓄積された電力を前記車載機器へ供給し、前記接続部に前記可搬型蓄電装置が接続されている場合、前記車載蓄電部に蓄積された電力を前記車載機器へ供給し、前記車載蓄電部の蓄電量が所定量より少なくなった後、前記可搬型蓄電装置に蓄積された電力を前記車載機器へ供給するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、外部機器を接続するための機器側接続部(コンセント部)と、電力を蓄積する蓄電部とを備える可搬型蓄電装置に、車輌に設けられた接続部に電気的に接続される車側接続部(コネクタ部)を設ける。可搬型蓄電装置のコネクタ部を車輌の接続部に接続することによって、車輌の発電部又は蓄電部等からの電力がコネクタ部を介して可搬型蓄電装置へ供給され、可搬型蓄電装置の蓄電部に電力が蓄積される。外部機器を使用する場合には、可搬型蓄電装置のコンセント部に外部機器の接続部(プラグ部)を接続することによって、蓄電部に蓄積された電力が外部機器へ供給される。
可搬型蓄電装置には、太陽電池パネルなどの発電のための部品を搭載する必要がなく、バッテリなどの蓄電部以外にはコンセント及びコネクタ等の小型の部品を備えればよく、小型化及び軽量化が容易である。また可搬型蓄電装置を車輌に接続することで充電を行うことができるため、ユーザは容易且つ確実に可搬型蓄電装置の充電を行うことができる。
車輌から供給される電力は例えば12Vなどの直流であり、バッテリなどの蓄電部から取り出すことができる電力もまた直流である。これに対して、一般的な電気機器は交流の商用電源からの電力供給により動作する場合が多い。
そこで本発明においては、蓄電部に蓄積された電力を直流から交流に変換してコンセント部へ与える変換部を可搬型蓄電装置に備える。これにより、可搬型蓄電装置のコンセント部に接続された外部機器には交流の電力を供給することができるため、交流の電力で動作する電気機器を屋外などで使用することができる。
また、本発明においては、可搬型蓄電装置のコネクタ部及びコンセント部を防水構造とする。可搬型蓄電装置は、例えばキャンプなどの際に屋外で用いられる可能性があり、雨天などで雨水が装置内へ浸入すると故障の虞がある。特にコネクタ部及びコンセント部は、筐体の内外を連通させる隙間などが生じ易い箇所であるため、これらを防水構造とすることによって雨水などの筐体内への侵入を防止し、可搬型蓄電装置の故障を防止することができる。
また、本発明においては、車輌には発電部及び車載蓄電部と、可搬型蓄電装置を接続するための接続部(コネクタ部)とを設ける。車輌の発電部は、エンジンの運動エネルギーを電力に変換するオルタネータ又は太陽光発電のパネル等で実現できる。オルタネータは従来から車輌に搭載されているものである。太陽光発電パネルは、可搬型蓄電装置に設ける場合と比較して、車輌には大型のものを設けることができるため、十分な電力を発電することができる。車載蓄電部は、従来の車輌に搭載されたいわゆるバッテリであってよく、電気自動車又はハイブリッド自動車の場合には走行用のバッテリであってもよい。可搬型蓄電装置を接続するためのコネクタ部は、例えば車輌の車室内又はトランク内等に設けることができる。
また車輌には、接続された可搬型蓄電装置の蓄電量を検出する手段を設け、検出結果に応じて発電部から車載蓄電部又は可搬型蓄電装置への電力供給の制御を行う。可搬型蓄電装置が接続されていない場合、発電部が発電した電力は車載蓄電部へ供給する。可搬型蓄電装置が接続されている場合、発電部が発電した電力はまず可搬型蓄電装置へ供給され、可搬型蓄電装置の蓄電量が所定量を超えた(例えば満充電状態に至った)後に、車載蓄電部への電力供給を行う。
これにより、車輌の走行中などに可搬型蓄電装置の充電が優先的に行われるため、可搬型蓄電装置を確実に充電することができる。
また、車載蓄電部に充電された電力は、発電部が発電を停止した場合又は発電量が少ない場合等に、車輌に搭載されたオーディオ装置又はカーナビゲーション装置等の他の車載機器の動作のために用いられる。そこで本発明においては、車輌には車載蓄電部の蓄電量を検出する手段を設け、検出結果に応じて車載蓄電部又は可搬型蓄電装置から車載機器への電力供給の制御を行う。可搬型蓄電装置が接続されていない場合、車載蓄電部に蓄積された電力を車載機器へ供給する。可搬型蓄電装置が接続されている場合、まず車載蓄電部に蓄積された電力を車載機器へ供給し、車載蓄電部の蓄電量が所定量より少なくなった後に、可搬型蓄電装置に蓄積された電力を車載機器へ供給する。
これにより、車載部に蓄積された電力が優先的に車載機器によって消費されるため、可搬型蓄電装置の蓄電量が低下することを防止できる。また車載蓄電部の蓄電量が、例えば車輌のエンジン始動に必要な蓄電量を下回る前に、車載機器への電力供給元を切り替えることができ、車載蓄電部に十分な電力が蓄積されていない場合であっても車載機器を利用することができる。
本発明による場合は、外部機器を接続するためのコンセント部及び車輌のコネクタ部に接続するためのコネクタ部を可搬型蓄電装置に設け、車輌から供給される電力を蓄電し、蓄電した電力をコンセント部に接続された外部機器へ供給する構成とすることにより、小型化及び軽量化が可能であり、充電を容易且つ確実に行うことができる可搬型蓄電装置を実現できる。
また、可搬型蓄電装置が車輌に接続されている場合、車輌の発電部が発電した電力を優先的に可搬型蓄電装置へ供給して充電を行い、可搬型蓄電装置の蓄電量が所定量を超えた後に車載蓄電部の充電を行う構成とすることにより、可搬型蓄電装置の充電を確実に行うことができる。
本発明に係る蓄電システムの構成を示すブロック図である。 本発明に係る蓄電システムの構成を示すブロック図である。 給電制御部が行う給電制御処理の手順を示すフローチャートである。 給電制御部が行う給電制御処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1及び図2は、本発明に係る蓄電システムの構成を示すブロック図であり、可搬型蓄電装置を車輌に接続して充電している状態を図1に示し、可搬型蓄電装置に外部機器を接続して使用している状態を図2に示す。図において一点鎖線で示す1は車輌であり、車輌1には発電部11、給電制御部12、車載蓄電部13及びコネクタ部14等と、複数の車載機器17とを搭載している。また車載蓄電部13及びコネクタ部14には、蓄電量検出部13a及び14aがそれぞれ設けられている。なお、図1及び図2において、各部を結ぶ実線は電力供給経路を示し、破線の矢印は信号の伝達経路を示している。
車輌1に搭載された発電部11は、オルタネータ又は太陽光発電パネル等で構成される。例えば、従来のガソリンなどの燃料を動力源とするエンジンを搭載した車輌では、エンジンの回転エネルギーを電力に変換するオルタネータが搭載されており、オルタネータが発電した電力をバッテリに蓄積しているため、発電部11としてオルタネータを用いることができる。また例えば、太陽光発電パネルが発電した電力で走行するいわゆるソーラーカーのみでなく、車載機器などの動力源として補助的に太陽光発電パネルを車輌に搭載することができ、このような太陽光発電パネルを搭載した車輌では、発電部11として太陽光発電パネルを用いることができる。また例えば、電気自動車又はハイブリッド自動車のようにブレーキの回生エネルギーを電力に変換するシステムを搭載した車輌では、このシステムを発電部11として用いてもよい。また例えば、車輌の走行に伴う振動エネルギーを電力に変換する発電装置を車輌に搭載し、この発電装置を発電部11として用いてもよい。発電部11は、上述の2つ以上を組み合わせた構成であってよい。発電部11が発電した電力は、給電制御部12へ与えられる。
給電制御部12は、発電部11が発電した電力を車載機器17へ供給してこれらを動作させると共に、余剰の電力を車載蓄電部13又はコネクタ部14に接続された可搬型蓄電装置20のいずれかへ供給して充電する処理を行う。また給電制御部12は、発電部11が発電を行っていない場合(車載機器17の消費電力量に対して発電部11の発電量が少ない場合を含む)、車載蓄電部13又はコネクタ部14に接続された可搬型蓄電装置20に蓄積された電力を車載機器17へ供給する処理を行う。これらの処理の詳細については、後述する。給電制御部12は、例えば車輌1に搭載されたECU(Electronic Control Unit)などである。
車載蓄電部13は、給電制御部12から与えられた電力を蓄積すると共に、給電制御部12を介して蓄積した電力を車載機器17へ与える。車載蓄電部13は、例えば従来の車輌に搭載された鉛蓄電池(いわゆるバッテリ)で構成することができ、また例えば電気自動車などに搭載されたリチウムイオン電池などで構成することもできる。
また蓄電量検出部13aは、車載蓄電部13の近傍に配設されており、車載蓄電部13に蓄積された電力量(蓄電量)を検出して給電制御部12へ通知する。蓄電量検出部13aは、車載蓄電部13の端子電圧などに基づいて蓄電量を検出してもよく、車載蓄電部13の入出力電流量の積分値などから蓄電量を検出してもよく、その他の方法で蓄電量を検出してもよい。
コネクタ部14は、例えば車輌1の車室内又はトランク内などに設けられ、可搬型蓄電装置20に設けられた防水コネクタ部21を直接的に又はケーブルなどを介して間接的に接続することができる。コネクタ部14に可搬型蓄電装置20の防水コネクタ部21が接続されることによって、給電制御部12と可搬型蓄電装置20との間に電力供給経路が設けられる。また蓄電量検出部14aは、車輌蓄電部13に対して設けられた蓄電量検出部13aと同様の構成であり、コネクタ部14の近傍に配設され、コネクタ部14に接続された可搬型蓄電装置20の蓄電量を検出して給電制御部12へ通知する。
車輌1に搭載された複数の車載機器17は、例えばオーディオ装置又はカーナビゲーション装置等の種々の電気機器である。車載機器17は、給電制御部12から与えられる電力によって動作する。
可搬型蓄電装置20は、防水コネクタ部21、調整部22、蓄電部23、変換部24及び防水コンセント部25等を備えており、これら各部を1つの筐体内に収容して、ユーザが持ち運び可能となるように構成したものである。図1に示すように、可搬型蓄電装置20は、車輌1に設けられたコネクタ部14に防水コネクタ部21を接続して充電を行うことができる。また図2に示すように、防水コンセント部25に電気機器30を接続して電力供給を行うことができる。
防水コネクタ部21は、可搬型蓄電装置20の筐体外にその一部分が露出するように設けられており、車輌1に設けられたコネクタ部14(又はコネクタ部14に接続されたケーブルなど)に嵌合などの方法で接続される。これにより可搬型蓄電装置20が車輌1の給電制御部12と電気的に接続され、給電制御部12からの供給電力はコネクタ部14及び防水コネクタ部21を介して調整部22へ与えられる。また防水コネクタ部21は、筐体外に露出した部分から筐体内へ雨水などの侵入を防ぐ防水構造をなしている。例えば防水コネクタ部21には筐体内外を貫通して金属製の端子などが設けられるが、金属製端子が筐体を貫通する箇所にて生じる金属端子と筐体との隙間が、ゴムなどのシーリング部材で閉塞することで防水性を高めることができる。
調整部22は、防水コネクタ部21を介して給電制御部12から供給された電力の電圧値又は電流値を、蓄電部23に適した電圧値又は電流値に調整し、調整後の電力を蓄電部23へ与える。ただし、給電制御部12から供給される電力を電圧値又は電流値の調整なしに直接的に蓄電部23へ与える構成としてもよく、この場合には可搬型蓄電装置20は調整部22を備えない構成であってよい。また調整部22は、蓄電部23に蓄積された電力の電圧値又は電流値を調整して防水コネクタ部21へ与えることもでき、これにより可搬型蓄電装置20は、蓄電部23に蓄積した電力を車輌1へ供給することができる。
蓄電部23は、車載蓄電部13と同様に、鉛蓄電池又はリチウムイオン電池等で構成することができる(その他の蓄電池であってよい)。可搬型蓄電装置20が車輌1のコネクタ部14に接続された場合、蓄電部23は、給電制御部12から与えられて調整部22にて電圧値又は電流値の調整が施された電力を蓄積する。また蓄電部23は、蓄積した電力を変換部24へ与える。
変換部24は、蓄電部23から与えられる直流の電力を交流の電力に変換して出力するものであり、いわゆるインバータ回路などで構成される。変換部24は、与えられた直流電力を、予め定められた振幅及び周波数等の交流電力に変換し、防水コンセント部25へ出力する。
防水コンセント部25は、電気機器30の電源コードの先端に設けられたプラグ部31が接続されるものであり、プラグ部31の金属端子が挿入される複数の穴が可搬型蓄電装置20の筐体外に露出するように設けられる。防水コンセント部25にプラグ部31が接続された場合、可搬型蓄電装置20と電気機器30とが電気的に接続され、変換部24が出力する交流電力は防水コンセント部25及びプラグ部31等を介して電気機器30へ与えられ、これにより電気機器30が動作する。また防水コンセント部25は、防水コネクタ部21と同様に、筐体外に露出した部分から筐体内へ雨水などの侵入を防ぐ防水構造をなしている。
このように、可搬型蓄電装置20は、車輌1に設けられたコネクタ部14に接続可能な防水コネクタ部21と、外部の電気機器30のプラグ部31を接続可能な防水コンセント部25とを備えている。防水コネクタ部21が車輌1のコネクタ部14に接続された場合、可搬型蓄電装置20は、車輌1から供給される電力を蓄電部23に蓄積する。また防水コンセント部25に外部機器のプラグ部31が接続された場合、可搬型蓄電装置20は、蓄電部23に蓄積した電力を電気機器30へ供給する。
また車輌1の給電制御部12は、コネクタ部14に可搬型蓄電装置20が接続されているか否かに応じて、電力の供給先及び供給元を切り替える処理を行っている。以下においては、給電制御部12による給電制御処理を、フローチャートを用いて説明する。
図3は、給電制御部12が行う給電制御処理の手順を示すフローチャートであり、発電部11が動作して十分な電力を発電している場合の処理手順を示してある。なお発電部11が十分な電力を発電している場合、給電制御部12は発電部11からの電力を車載機器17へ供給するが、この処理については図3にて図示を省略してある。
発電部11が発電を行っている場合、まず給電制御部12は、可搬型蓄電装置20がコネクタ部14に接続された状態であるか否かを判定する(ステップS1)。可搬型蓄電装置20が接続されていない場合(S1:NO)、給電制御部12は、発電部11からの電力を車載蓄電部13へ供給し(ステップS5)、処理を終了する。
可搬型蓄電装置が接続されている場合(S1:YES)、給電制御部12は、蓄電量検出部14aにてコネクタ部14に接続された可搬型蓄電装置20の蓄電量を検出し(ステップS2)、検出した蓄電量が所定量を超えるか否かを判定する(ステップS3)。なお、ステップS3の所定量は予め設定された値であり、可搬型蓄電装置20の蓄電部23が満充電状態(又は満充電状態に近い状態)に達したか否かを判定し得る値を予め算出して設定しておくことができる。
可搬型蓄電装置20の蓄電量が所定量を超えない場合(S3:NO)、給電制御部12は、発電部11からの電力をコネクタ部14へ与えることによって、コネクタ部14に接続された可搬型蓄電装置20へ電力供給を行い(ステップS4)、処理を終了する。また可搬型蓄電装置20の蓄電量が所定量を超えた場合(S3:YES)、給電制御部12は、発電部11からの電力を車載蓄電部13へ供給し(ステップS5)、処理を終了する。
なお、給電制御部12は、図3に示したフローチャートの処理を繰り返し行っている。よって給電制御部12は、可搬型蓄電装置20が接続されていない状態では車載蓄電部13への電力供給を行い、可搬型蓄電装置20が接続された場合には、可搬型蓄電装置20の蓄電量が所定量を超えるまでの間、可搬型蓄電装置20への電力供給を優先的に行い、可搬型蓄電装置20の蓄電量が所定量を超えた後で車載蓄電部13への電力供給を再開する。
図4は、給電制御部12が行う給電制御処理の手順を示すフローチャートであり、発電部11が発電を行っていない場合(車載機器17の消費電力量に対して発電部11の発電量が少ない場合を含む)の処理手順を示してある。発電部11が発電を行っていない場合、まず給電制御部12は、可搬型蓄電装置20がコネクタ部14に接続された状態であるか否かを判定する(ステップS21)。可搬型蓄電装置20が接続されていない場合(S21:NO)、給電制御部12は、車載蓄電部13に蓄積された電力を車載機器17へ供給し(ステップS25)、処理を終了する。
可搬型蓄電装置20が接続されている場合(S21:YES)、給電制御部12は、蓄電量検出部13aにて車載蓄電部13の蓄電量を検出し(ステップS22)、検出した蓄電量が所定量より少ないか否かを判定する(ステップS23)。なお、ステップS23の所定量は予め設定された値(ステップS3の所定量とは異なる値)であり、車載蓄電部13に残された電力量(残容量)が車輌1のエンジン始動に必要な電力量を下回ることを防止し得る値などを予め設定しておくことができる。
車載蓄電部13の蓄電量が所定量より少ない場合(S23:YES)、給電制御部12は、コネクタ部14に接続された可搬型蓄電装置20に蓄積された電力を車載機器17へ供給し(ステップS24)、処理を終了する。また車載蓄電部13の蓄電量が所定量以上の場合(S23:NO)、給電制御部12は、車載蓄電部13に蓄積された電力を車載機器17へ供給し(ステップS25)、処理を終了する。
なお、給電制御部12は、図4に示したフローチャートの処理を繰り返し行っている。よって給電制御部12は、可搬型蓄電装置20がコネクタ部14に接続されている状態であっても、車載蓄電部13の蓄電量が所定量以上であれば、車載蓄電部13に蓄積された電力を車載機器17へ供給し、車載蓄電部13の蓄電量が所定量より少なくなった後で、可搬型蓄電装置20に蓄積された電力を車載機器17へ供給する。
以上の構成の蓄電システムにおいては、可搬型蓄電装置20の筐体に防水コネクタ部21及び防水コンセント部25を設け、車輌1に設けられたコネクタ部14に防水コネクタ部21を介して可搬型蓄電装置20を接続した場合に、発電部11が発電した電力を可搬型蓄電装置20の蓄電部23へ供給して蓄電し、蓄電部23に蓄積した電力を防水コンセント部25に接続された電気機器30へ供給する構成とすることにより、太陽電池パネルなどの発電のための部品を搭載する必要がないため、可搬型蓄電装置20の小型化及び軽量化が容易である。また可搬型蓄電装置20を車輌1のコネクタ部14に接続することで充電を行うことができるため、ユーザは容易且つ確実に可搬型蓄電装置20の充電を行うことができる。
また、蓄電部23に蓄積された電力を直流から交流に変換して防水コンセント部25へ与える変換部24を可搬型蓄電装置20に備えることにより、一般的な商用交流電源にて動作する電気機器30を、可搬型蓄電装置20を利用して屋外などで使用することが可能となる。また、防水構造をなす防水コネクタ部21及び防水コンセント部25を備えることによって、可搬型蓄電装置20の筐体内に雨水などが侵入することを防止でき、可搬型蓄電装置20の故障を防止できる。
また、車輌1の給電制御部12は、可搬型蓄電装置20が接続されていない場合には発電部11が発電した電力を車載蓄電部13へ供給し、可搬型蓄電装置20が接続されている場合には、発電部11が発電した電力をまず可搬型蓄電装置20へ供給し、可搬型蓄電装置20の蓄電量が所定量を超えた後に車載蓄電部13へ電力供給を行う構成とすることにより、可搬型蓄電装置20を確実に充電することができる。
また、車輌1の給電制御部12は、発電部11が発電を停止した際などに、可搬型蓄電装置20が接続されている場合であっても、まず車載蓄電部13に蓄積された電力を車載機器17へ供給し、車載蓄電部13の蓄電量が所定量より少なくなった後に、可搬型蓄電装置20に蓄積された電力を車載機器17へ供給する構成とすることにより、車載蓄電部13に十分な電力が蓄積されていない場合であっても車載機器17を使用することができる。
なお、本実施の形態においては、可搬型蓄電装置20が1つの防水コンセント部25を備える構成としたが、これに限るものではなく、可搬型蓄電装置20が複数の防水コンセント部25を備える構成としてもよい。また、給電制御部12は発電部11が発電した電力を可搬型蓄電装置20へ供給する構成としたが、これに限るものではなく、車載蓄電部13に十分な電力が蓄積されている場合には、車載蓄電部13に蓄積された電力を可搬型蓄電装置20へ供給して充電を行う構成としてもよい。
1 車輌
11 発電部
12 給電制御部(供給制御手段)
13 車載蓄電部
13a 蓄電量検出部(検出手段)
14 コネクタ部(接続部)
14a 蓄電量検出部(検出手段)
17 車載機器
20 可搬型蓄電装置
21 防水コネクタ部(車側接続部)
22 調整部
23 蓄電部
24 変換部
25 防水コンセント部(機器側接続部)
30 電気機器(外部の機器)
31 プラグ部(接続部)

Claims (5)

  1. 車輌側に設けられた接続部に電気的に接続される車側接続部と、
    前記車側接続部を介して車輌側から供給される電力を蓄積する蓄電部と、
    外部の機器に設けられた接続部が接続される機器側接続部と
    を備え、
    前記蓄電部に蓄積した電力を前記機器側接続部に接続された外部の機器へ供給するようにしてあること
    を特徴とする可搬型蓄電装置。
  2. 前記蓄電部に蓄積された電力を直流から交流に変換して前記機器側接続部へ与える変換部を更に備えること
    を特徴とする請求項1に記載の可搬型蓄電装置。
  3. 前記車側接続部及び前記機器側接続部は、装置内への浸水を防止する防水構造をなしていること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の可搬型蓄電装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1つに記載の可搬型蓄電装置と、
    車輌に搭載された発電部と、
    前記車輌に搭載された車載蓄電部と、
    前記車輌に設けられ、前記可搬型蓄電装置の車側接続部が接続される接続部と、
    前記接続部に接続された前記可搬型蓄電装置の蓄電量を検出する検出手段と、
    前記車載蓄電部又は前記接続部に接続された前記可搬型蓄電装置へ、前記発電部が発電した電力を供給する制御を行う供給制御手段と
    を備え、
    該供給制御手段は、
    前記接続部に前記可搬型蓄電装置が接続されていない場合、前記発電部が発電した電力を前記車載蓄積部へ供給し、
    前記接続部に前記可搬型蓄電装置が接続されている場合、前記発電部が発電した電力を前記可搬型蓄電装置へ供給し、前記可搬型蓄電装置の蓄電量が所定量を超えた後、前記発電部が発電した電力を前記車載蓄積部へ供給するようにしてあること
    を特徴とする蓄電システム。
  5. 前記車載蓄電部の蓄電量を検出する検出手段と、
    前記車輌に搭載された一又は複数の他の車載機器へ、前記車載蓄電部又は前記接続部に接続された前記可搬型蓄電装置に蓄積された電力を供給する制御を行う供給制御手段と
    を備え、
    該供給制御手段は、
    前記接続部に前記可搬型蓄電装置が接続されていない場合、前記車載蓄電部に蓄積された電力を前記車載機器へ供給し、
    前記接続部に前記可搬型蓄電装置が接続されている場合、前記車載蓄電部に蓄積された電力を前記車載機器へ供給し、前記車載蓄電部の蓄電量が所定量より少なくなった後、前記可搬型蓄電装置に蓄積された電力を前記車載機器へ供給するようにしてあること
    を特徴とする請求項4に記載の蓄電システム。
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