JP2012080347A - 無線通信システム及び無線通信プログラム - Google Patents
無線通信システム及び無線通信プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2012080347A JP2012080347A JP2010224079A JP2010224079A JP2012080347A JP 2012080347 A JP2012080347 A JP 2012080347A JP 2010224079 A JP2010224079 A JP 2010224079A JP 2010224079 A JP2010224079 A JP 2010224079A JP 2012080347 A JP2012080347 A JP 2012080347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base station
- cell
- terminal
- radio
- wireless
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
【課題】ヘテロジニアス・ネットワークにおいて、干渉波を排除して、無線端末に制御情報を受信させることができる無線通信システム及び無線通信プログラムを提供する。
【解決手段】無線通信システム1000は、マクロセル基地局10が、非CSG端末30がフェムトセル200内に在るか否かを検知する検知部と、非CSG端末30がフェムトセル200内に在る場合、非CSG端末30に対して自無線基地局から制御情報を送信するための周波数領域を、所定の周波数領域に割り当てる割当部と、を有し、CSG基地局20が、非CSG端末30がフェムトセル200内に在るか否かを検知する検知部と、非CSG端末30がフェムトセル200内に在る場合、フェムトセル200内に在るCSG端末に対して自無線基地局が制御情報を送信するための周波数領域を、前記所定の周波数領域以外に割り当てる割当部と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】無線通信システム1000は、マクロセル基地局10が、非CSG端末30がフェムトセル200内に在るか否かを検知する検知部と、非CSG端末30がフェムトセル200内に在る場合、非CSG端末30に対して自無線基地局から制御情報を送信するための周波数領域を、所定の周波数領域に割り当てる割当部と、を有し、CSG基地局20が、非CSG端末30がフェムトセル200内に在るか否かを検知する検知部と、非CSG端末30がフェムトセル200内に在る場合、フェムトセル200内に在るCSG端末に対して自無線基地局が制御情報を送信するための周波数領域を、前記所定の周波数領域以外に割り当てる割当部と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、干渉波を排除して、無線端末に制御情報を受信させる無線通信システム及び無線通信プログラムに関する。
近年、屋内などのローカルエリアにおける無線通信の品質改善、及びマクロエリアにおける無線通信のトラヒックオフロードのため、フェムトセルとマクロセルとから構成される「ヘテロジニアス・ネットワーク(ヘテロジニアス無線アクセスネットワーク)」が注目されている。
また、無線通信規格であるLTE(Long Term Evolution)が注目されている。LTEでは、基地局から無線端末にデータを送信する下り無線アクセス方式に、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が用いられており、また、無線端末から基地局にデータを送信する上り無線アクセス方式には、SC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)が用いられている(非特許文献1及び2参照)。
このOFDMA及びSC−FDMAシステムでは、システム帯域幅が複数のサブキャリア群に分割されており、分割されたサブキャリア群ごとに、異なる無線端末に物理チャネルが割り当てられる。また、サブキャリア群の構成、及び物理チャネルが割り当てられる無線端末は、時間に応じて変更される。このように、OFDMA及びSC−FDMAシステムでは、周波数成分と時間成分との二次元的な無線リソースを用いて、物理チャネルの割り当てが柔軟に行われる。
LTEでは、無線リソースの割当情報を通知するための物理制御チャネルであるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)を用いて、時刻に応じて変化する物理チャネルの割当情報を、無線端末に通知する。また、複数の基地局から構成される無線アクセスネットワークにおいて、PDCCHへの無線リソースの割り当ては、基地局毎に実行される。
3GPP, TS 36.211 V9.1.0, "Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical Channels and Modulation (Release 9)," March 2010.
3GPP, TS 36.213 V9.1.0, "Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA); Physical layer procedures (Release 9)," March 2010.
しかしながら、予め登録された無線端末のみに無線サービスを提供するCSG(Closed Subscriber Group)基地局が形成するフェムトセル内に、登録されていない無線端末(非CSG端末)が在る場合、その登録されていない無線端末は、CSG基地局から無線サービスの提供を受けることができないにも関わらず、マクロセル基地局から送信された希望波の受信品質、特に全帯域に展開されている制御情報の受信品質が、CSG基地局が送信する干渉波によって低下してしまうという問題があった。
また、送信電力がマクロ基地局よりも低いピコ基地局が形成するピコセルにおいて、レンジ拡張(Range Expansion)によりピコセルのカバレッジが拡張された範囲に、無線端末が在る場合、その無線端末は、ピコ基地局から無線サービスの提供を受ける際に、そのピコ基地局から送信された希望波の受信品質、特に全帯域に展開されている制御情報の受信品質が、マクロセル基地局が送信する干渉波によって低下してしまうという問題があった。
本発明は、前記の諸点に鑑みてなされたものであり、ヘテロジニアス・ネットワークにおいて、干渉波を排除して、無線端末に制御情報を受信させることができる無線通信システム及び無線通信プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、第1セルを形成する第1無線基地局と、該第1セル内で該第1セルと重複する周波数を使用する第2セルを形成し、前記第2セル内に在る登録された無線端末のみに無線サービスを提供する第2無線基地局とを備える無線通信システムにおいて、前記第1無線基地局は、登録されていない無線端末が前記第2セル内に在るか否かを検知する第1検知部と、前記登録されていない無線端末が前記第2セル内に在る場合、該登録されていない無線端末に対して自無線基地局から制御情報を送信するための周波数領域を、所定の周波数領域に割り当てる第1割当部と、を有し、前記第2無線基地局は、前記登録されていない無線端末が前記第2セル内に在るか否かを検知する第2検知部と、前記登録されていない無線端末が前記第2セル内に在る場合、前記第2セル内に在る前記登録された無線端末に対して自無線基地局が制御情報を送信するための周波数領域を、前記所定の周波数領域以外に割り当てる第2割当部と、を有することを特徴とする無線通信システムである。
また、本発明は、前記所定の周波数領域が、CCE(Control Channel Element)インデックスが予め定められた範囲に対応する周波数領域であることを特徴とする無線通信システムである。
また、本発明は、第1セルを形成する第1無線基地局と、該第1セル内で該第1セルと重複する周波数を使用する第2セルを形成し、前記第2セル内に在る無線端末に無線サービスを提供する第2無線基地局とを備える無線通信システムにおいて、前記第2無線基地局は、前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在るか否かを検知する第1検知部と、前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在る場合、該無線端末に対して自無線基地局から制御情報を送信するための周波数領域を、所定の周波数領域に割り当てる第1割当部と、を有し、前記第1無線基地局は、前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在るか否かを検知する第2検知部と、前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在る場合、前記第1セル内に在る無線端末に対して自無線基地局が制御情報を送信するための周波数領域を、前記所定の周波数領域以外に割り当てる第2割当部と、を有することを特徴とする無線通信システムである。
また、本発明は、前記所定の周波数領域が、CCE(Control Channel Element)インデックスが予め定められた範囲に対応する周波数領域であることを特徴とする無線通信システムである。
また、本発明は、第1セルを形成する第1無線基地局と、該第1セル内で該第1セルと重複する周波数を使用する第2セルを形成し、前記第2セル内に在る登録された無線端末のみに無線サービスを提供する第2無線基地局とを備える無線通信システムのコンピュータに、前記第1無線基地局の第1検知部が、登録されていない無線端末が前記第2セル内に在るか否かを検知する手順と、前記第1無線基地局の第1割当部が、前記登録されていない無線端末が前記第2セル内に在る場合、該登録されていない無線端末に対して自無線基地局から制御情報を送信するための周波数領域を、所定の周波数領域に割り当てる手順と、前記第2無線基地局の第2検知部が、前記登録されていない無線端末が前記第2セル内に在るか否かを検知する手順と、前記第2無線基地局の第2割当部が、前記登録されていない無線端末が前記第2セル内に在る場合、前記第2セル内に在る前記登録された無線端末に対して自無線基地局が制御情報を送信するための周波数領域を、前記所定の周波数領域以外に割り当てる手順と、を実行させるための無線通信プログラムである。
また、本発明は、第1セルを形成する第1無線基地局と、該第1セル内で該第1セルと重複する周波数を使用する第2セルを形成し、前記第2セル内に在る無線端末に無線サービスを提供する第2無線基地局とを備える無線通信システムのコンピュータに、前記第2無線基地局の第1検知部が、前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在るか否かを検知する手順と、前記第2無線基地局の第1割当部が、前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在る場合、該無線端末に対して自無線基地局から制御情報を送信するための周波数領域を、所定の周波数領域に割り当てる手順と、前記第1無線基地局の第2検知部が、前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在るか否かを検知する手順と、前記第1無線基地局の第2割当部が、前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在る場合、前記第1セル内に在る無線端末に対して自無線基地局が制御情報を送信するための周波数領域を、前記所定の周波数領域以外に割り当てる手順と、を実行させるための無線通信プログラムである。
本発明によれば、ヘテロジニアス・ネットワークにおいて、無線通信システムは、マクロセル基地局が割り当てる周波数領域と、CSG基地局又はピコ基地局が割り当てる周波数領域とが排他されるように、無線端末に対して制御情報を送信するための周波数領域を割り当てるので、干渉波を排除して、無線端末に制御情報を受信させることができる。
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、無線通信システムの構成を示す概略図である。無線通信システム1000は、ヘテロジニアス・ネットワークを構成している。ヘテロジニアス・ネットワークとは、送信電力、バックホール、全ての無線端末に無線サービスを提供する(オープンする)かどうか、などの特性が異なる複数の無線基地局により構築されるネットワークである。以下、無線通信システム1000は、一例として、LTEに基づく無線通信を実行するものとして説明する。
本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は、無線通信システムの構成を示す概略図である。無線通信システム1000は、ヘテロジニアス・ネットワークを構成している。ヘテロジニアス・ネットワークとは、送信電力、バックホール、全ての無線端末に無線サービスを提供する(オープンする)かどうか、などの特性が異なる複数の無線基地局により構築されるネットワークである。以下、無線通信システム1000は、一例として、LTEに基づく無線通信を実行するものとして説明する。
無線通信システム1000は、マクロセル基地局10と、CSG基地局20と、非CSG端末30とを備える。なお、無線通信システム1000は、非CSG端末30の他に、無線端末(不図示)をさらに備えていてもよい。
マクロセル基地局10は、マクロセル(マクロエリア)100を形成し、マクロセル100内に在る非CSG端末30及び他の無線端末(不図示)と、無線通信を実行する。ここで、マクロセル基地局10は、下り制御チャネルであるPDCCHを、それらの無線端末に送信する。無線端末からマクロセル基地局にデータを送信する上り、及びマクロセル基地局から無線端末にデータを送信する下りにおいて、データチャネルがいずれの無線リソースに割り当てられているかを表す情報が、このPDCCHによって、その無線端末(UE:User Equipment)に通知される。また、マクロセル基地局10は、無線端末を識別するための識別情報(端末ID)を、その無線端末に配分する。
また、マクロセル基地局10は、いずれかの無線端末がフェムトセル200に在る(接近した)場合、その無線端末をCSG基地局20にハンドオーバさせるための信号(以下、「ハンドオーバ要求メッセージ」という)を送信する。また、そのハンドオーバ要求を拒否することを表す信号(以下、「ハンドオーバ拒否メッセージ」という)をCSG基地局20が送信した場合、マクロセル基地局10は、そのハンドオーバ拒否メッセージをCSG基地局20から受信する。
CSG基地局20は、マクロセル100内でマクロセル100と重複する周波数を使用するフェムトセル200を形成し、フェムトセル200内に在る「登録された無線端末(CSG端末)(不図示)」に無線サービスを提供する。ここで、登録された無線端末とは、CSG基地局から無線サービスの提供を受ける無線端末として、そのCSG基地局に予め登録された無線端末である。なお、CSG基地局20は、例えば、住宅、地下街、及び高層ビルなどに設置されている。
非CSG端末30は、登録されていない無線端末であって、マクロセル基地局10と無線通信を実行する。ここで、登録されていない無線端末とは、CSG基地局に登録されていないために、そのCSG基地局から無線サービスの提供を受けることができない無線端末である。
非CSG端末30は、マクロセル基地局10からデータチャネル及び制御情報(PDCCH)を受信し、受信した制御情報を復号する。また、非CSG端末30は、復号した制御情報に基づいて、データチャネルからデータを復号する。ここで、非CSG端末30は、CSG基地局20から無線サービスの提供を受けることはできないが、例えば、CSG基地局20が送信した参照信号の受信強度を測定することで、CSG基地局20と自端末との距離を検知することができる。
次に、無線通信システムの詳細構成を説明する。
図2は、無線通信システムの詳細構成を示すブロック図である。マクロセル基地局10は、通信部11と、検知部12と、割当部13とを備える。
図2は、無線通信システムの詳細構成を示すブロック図である。マクロセル基地局10は、通信部11と、検知部12と、割当部13とを備える。
通信部11は、非CSG端末30との無線通信及びCSG基地局20との通信を実行する。通信部11は、複数のアンテナポートを備えていてもよい。通信部11は、CSG基地局20からハンドオーバ拒否メッセージを受信することが可能である。また、通信部11は、非CSG端末30とCSG基地局20との距離を表す情報(以下、「距離情報」という)を、非CSG端末30から受信し、受信した距離情報を検知部12に出力する。また、通信部11は、検知部12からの制御に応じて、ハンドオーバ要求メッセージをCSG基地局20に送信する。また、通信部11は、無線端末を識別するための識別情報(端末ID)を、その無線端末に配分する。
検知部12は、マクロセル基地局10と通信する無線端末のうち、いずれかの無線端末がフェムトセル200に在る(接近した)場合、その無線端末をハンドオーバさせるため、通信部11を介してCSG基地局20にハンドオーバ要求メッセージを送信する。ここで、検知部12は、通信部11が受信した距離情報が表す距離が、所定距離(例えば、フェムトセル200の半径)より短い場合、通信部11を介してハンドオーバ要求メッセージを送信する。また、そのハンドオーバ要求に対してCSG基地局20がハンドオーバ拒否メッセージを送信した場合、マクロセル基地局10は、そのハンドオーバ拒否メッセージを、通信部11を介して受信する。
検知部12は、通信部11が受信したハンドオーバ拒否メッセージに基づいて、フェムトセル200内に非CSG端末30が在るか否かを検知する。具体的には、検知部12は、通信部11を介してハンドオーバ要求メッセージを送信してから所定期間内に、所定回数以上のハンドオーバ拒否メッセージを、通信部11がCSG基地局20から受信した場合、フェムトセル200内に在る無線端末が、登録されていない無線端末であること、すなわち、非CSG端末30であることを検知する。検知部12は、フェムトセル200内に非CSG端末30が在るか否かを、割当部13に通知する。
割当部13は、フェムトセル200内に非CSG端末30が在る場合、非CSG端末30に対して自無線基地局から制御情報(PDCCH)を送信するための周波数領域を、所定の周波数領域に割り当てる。
図3には、OFDMシンボルとサブキャリアとの関係の例が示されている。横軸は、OFDMシンボルを表す。また、縦軸は、サブキャリアkを表す。下りサブフレームは、(14OFDMシンボル)×(帯域のサブキャリア数)により構成される。ここで、一例として、k=0〜599(12以上は、不図示)であるものとする。また、下りサブフレームにおける予め定められた位置には、アンテナポート毎にリファレンス・シグナル(RS)が配置される。
制御情報(PDCCH)は、OFDMシンボル0から最大でOFDMシンボル3までの領域に配置される。ここで、(1OFDMシンボル)×(1サブキャリア)を、リソース・エレメント(RE:Resource element)と定義する。また、サブキャリア方向(周波数方向)に4つのリソース・エレメント(RE)を含む領域を、「リソース・エレメント・グループ(REG:Resource element group)」と定義する。
さらに、9REGを1CCE(Control Channel Element)と定義する。PDCCHは、CCE単位で、下りサブフレーム(無線リソース)に配置される。PDCCHは、1CCE(=9REG)、2CCE(=18REG)、4CCE(=36REG)、又は8CCE(=72REG)のいずれかで構成されるものとする。
また、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、及びPHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)に割り当てられたREG以外のが順次に選択されることで、CCEは、その選択されたREGに割り当てられる(マッピング)。ここで、選択順は、(サブキャリアk,OFDMシンボル)=(0,0)から開始し、まず、OFDMシンボルがインクリメントされ、次に、サブキャリアがインクリメントされるという順である。割当部13は、このように選択したREGに、CCEを割り当てる。また、割り当てられたCCEには、インデックス(以下、「CCEインデックス」という)が、例えば、番号「0」から順次付けられる。
図4には、検索空間(Search space)とPDCCH候補数との関係の例が示されている。ここで、検索空間とは、下りサブフレームにおいて、制御情報であるPDCCHを割り当てることが可能であるCCEの集合、すなわち、PDCCHが配置される領域である。この検索空間が限定されていれば、無線端末は、限定された検索空間をブラインド・デコーディングすることにより、PDCCHを復号することができる。予め定義した検索空間のみでブラインド・デコーディングすることができれば、無線端末は、PDCCHを復号する時間を短縮することが可能である。また、無線端末は、受信したデータチャネル及び制御チャネルを復号するための消費電力を抑えることも可能である。
検索空間は、PDCCHに含まれるCCEの数(Aggregation level)に応じて、そのサイズが変化する。ここで、PDCCHに含まれるCCEの数は、1、2、4又は8のいずれかに定められる。なお、検索空間は、例えば、無線端末との通信が確立し、端末IDが確定された後に、マクロセル基地局10又はCSG基地局20によって定められる。
タイプ(Type)は、端末ID及びサブフレームIDに応じてCCEインデックスが定められる検索空間であるか否かを表す。端末ID及びサブフレームIDに応じてCCEインデックスが定められる検索空間のタイプを、以下、ユーザ端末固有(UE−specific search space)と称する。一方、ユーザ端末固有でない(例えば、CCEインデックスが固定値である)検索空間のタイプを、以下、共通(Common)と称する。共通検索空間(共通Search Space)は、全ての端末にブロードキャストするシステム・インフォメーション(System Information)とページング(Paging)のPDCCH割当にも使われている。
タイプが「ユーザ端末固有」であって、PDCCHに含まれるCCEの数が「L=1」と定められた無線端末がブラインド・デコーディングする検索空間は、端末ID及びサブフレームIDに応じて定められたCCEインデックス(開始インデックス)から連続する「6CCE」により構成される。また、「PDCCH候補数」は、検索空間に配置できるPDCCHの候補の数であり、この例では、検索空間サイズ6CCE/PDCCHに含まれるCCE数1で、「6」となる。
また、タイプが「ユーザ端末固有」であって、PDCCHに含まれるCCEの数が「L=2」と定められた無線端末がブラインド・デコーディングする検索空間は、端末ID及びサブフレームIDに応じて定められたCCEインデックス(開始インデックス)から連続する「12CCE」により構成される。また、「PDCCH候補数」は、検索空間に配置できるPDCCHの候補の数であり、この例では、検索空間サイズ12CCE/PDCCHに含まれるCCE数2で、「6」となる。
また、タイプが「ユーザ端末固有」であって、PDCCHに含まれるCCEの数が「L=4」と定められた無線端末がブラインド・デコーディングする検索空間は、端末ID及びサブフレームIDに応じて定められたCCEインデックス(開始インデックス)から連続する「8CCE」により構成される。また、「PDCCH候補数」は、検索空間に配置できるPDCCHの候補の数であり、この例では、検索空間サイズ8CCE/PDCCHに含まれるCCE数4で、「2」となる。
また、タイプが「ユーザ端末固有」であって、PDCCHに含まれるCCEの数が「L=8」と定められた無線端末がブラインド・デコーディングする検索空間は、端末ID及びサブフレームIDに応じて定められたCCEインデックス(開始インデックス)から連続する「16CCE」により構成される。また、「PDCCH候補数」は、検索空間に配置できるPDCCHの候補の数であり、この例では、検索空間サイズ16CCE/PDCCHに含まれるCCE数8で、「2」となる。
一方、タイプが「共通」であって、PDCCHに含まれるCCEの数が「L=4」と定められた無線端末がブラインド・デコーディングする検索空間は、CCEインデックス(開始インデックス)「0」から連続する「16CCE」により構成される。すなわち、この検索空間(周波数領域)に対応するCCEインデックスは、「0〜15」と固定されている。また、「PDCCH候補数」は、検索空間に配置できるPDCCHの候補の数であり、この例では、検索空間サイズ16CCE/PDCCHに含まれるCCE数4で、「4」となる。
また、タイプが「共通」であって、PDCCHに含まれるCCEの数が「L=8」と定められた無線端末がブラインド・デコーディングする検索空間は、CCEインデックス「0」から連続する「16CCE」により構成される。すなわち、この検索空間(周波数領域)に対応するCCEインデックスは、「0〜15」と固定されている。また、「PDCCH候補数」は、検索空間に配置できるPDCCHの候補の数であり、この例では、検索空間サイズ16CCE/PDCCHに含まれるCCE数8で、
また、タイプが「共通」であって、PDCCHに含まれるCCEの数が「L=8」と定められた無線端末がブラインド・デコーディングする検索空間は、CCEインデックス「0」から連続する「16CCE」により構成される。すなわち、この検索空間(周波数領域)に対応するCCEインデックスは、「0〜15」と固定されている。また、「PDCCH候補数」は、「PDCCHに含まれるCCEの数」と「サイズ」との関係から「2」となる。
図5には、CCEインデックス(CCE Index)の割り当てが示されている。検索空間のタイプが「ユーザ端末固有」である無線端末には、端末IDとサブフレームIDとに依存して、CCEインデックス「0〜43」が割り当てられる。一方、検索空間のタイプが「共通」である無線端末には、CCEインデックス「0〜15」が割り当てられる。
マクロセル基地局10の割当部13(図2を参照)は、フェムトセル200内に在る、非CSG端末30(図1及び2を参照)に対して、タイプが「共通」である検索空間(周波数領域)を定め、CCEインデックス「0〜15」を割り当てる。ここで、割当部13は、共通検索範囲のPDCCH割当に使われるサブフレームにおいて、インデックス降順(又は、インデックス昇順)に従い、全ての端末にブロードキャストするシステム・インフォメーション又はページングのPDCCH割当を先に実行し、共通検索空間の残りのCCEインデックスを、非CSG端末30のPDCCHに割り当てる。
具体的には、非CSG端末30に対する「Aggregation level」が仮に「L=1」又は「L=2」となっていた場合、割当部13は、非CSG端末30に対する「Aggregation level」を、「L=4」に変更する。これにより、「Aggregation level」が、もともと「L=8」である非CSG端末(不図示)があるとした場合、全ての非CSG端末に対する「Aggregation level」は、「L=4」又は「L=8」となる。
一方、割当部13は、他の無線端末(不図示)に対し、当該他の無線端末の端末ID及びサブフレームIDに応じて、タイプが「ユーザ端末固有」である検索空間(周波数領域)を定める。また、割当部13は、他の無線端末(不図示)に対し、CCEインデックス「16〜43」を、「Aggregation level」(図4を参照)に応じて割り当てる。
具体的には、当該他の無線端末の端末ID及びサブフレームIDに応じて算出されたCCEインデックスが「0〜15」のいずれかの値と一致した場合、割当部13は、その一致したCCEインデックスを当該他の無線端末に割り当てないよう除外することで、当該他の無線端末にはCCEインデックス「16〜43」のみを割り当てる。ここで、当該他の無線端末に対する検索空間を定める際、その端末ID及びサブフレームIDに応じて算出されたCCEインデックスが「0〜15」と完全一致した場合、割当部13は、その無線端末に送信するデータを、上りサブフレーム及び下りサブフレームに割り当てないようにする。
なお、図5に示す項目「CSG基地局」については、CSG基地局20の説明にて後述する。
なお、図5に示す項目「CSG基地局」については、CSG基地局20の説明にて後述する。
図6は、マクロセル基地局の動作手順を示すフローチャートである。マクロセル基地局10の割当部13は、CCEインデックス0〜15に割り当てた非CSG端末を選択する(ステップS1)。割当部13は、選択した非CSG端末に送信するデータを、無線リソース(下りサブフレーム)に配置する(ステップS2)。割当部13は、選択した非CSG端末に送信する制御情報(PDCCH)を、当該非CSG端末に割り当てられたCCEに配置する(ステップS3)。割当部13は、データ及び制御情報(PDCCH)を、選択した非CSG端末に通信部11を介して送信する(ステップS4)。
図2に戻り、無線通信システムの詳細構成の説明を続ける。CSG基地局20は、通信部21と、検知部22と、割当部23とを備える。
通信部21は、フェムトセル200内に在るCSG端末(不図示)と無線通信を実行し、そのCSG端末に無線サービスを提供する(オープンする)。
通信部21は、フェムトセル200内に在るCSG端末(不図示)と無線通信を実行し、そのCSG端末に無線サービスを提供する(オープンする)。
また、通信部21は、マクロセル基地局10と通信を実行する。通信部21は、マクロセル基地局10からハンドオーバ要求メッセージを受信する。また、通信部11は、検知部22からの制御に応じて、ハンドオーバ拒否メッセージをマクロセル基地局10に送信する。
検知部22は、通信部21が受信したハンドオーバ要求メッセージに基づいて、フェムトセル200内に非CSG端末30が在るか否かを検知する。具体的には、検知部22は、非CSG端末30をハンドオーバさせるためのハンドオーバ要求メッセージを、所定期間内に所定回数以上、通信部21がマクロセル基地局10から受信した場合、フェムトセル200内に非CSG端末30が在ることを検知する。検知部22は、フェムトセル200内に非CSG端末30が在るか否かを、割当部23に通知する。
割当部23は、フェムトセル200内に非CSG端末30が在る場合、フェムトセル200内に在るCSG端末に対して自無線基地局が制御情報(PDCCH)を送信するための周波数領域を、所定の周波数領域に割り当てる。
具体的には、図5に示すように、割当部23は、フェムトセル200内に在るCSG端末(不図示)に対し、そのCSG端末の端末ID及びサブフレームIDに応じて、タイプが「ユーザ端末固有」である検索空間(周波数領域)を定める。また、割当部23は、そのCSG端末に対し、CCEインデックス「16〜43」を、「Aggregation level」(図4を参照)に応じて割り当てる。また、割当部23は、フェムトセル200において、全ての端末にブロードキャストするシステム・インフォメーション又はページングのPDCCHにCCEの割当が必要な場合、インデックス昇順(又は、インデックス降順)に従い、共通検索空間のCCEを割り当てる。
ここで、CSG端末の端末ID及びサブフレームIDに応じて算出されたCCEインデックスが「0〜15」のいずれかの値と一致した場合、割当部23は、その一致したCCEインデックスをいずれの無線端末にも割り当てないよう除外することで、CSG端末にはCCEインデックス「16〜43」のみを割り当てる。また、CSG端末に対する検索空間を定める際、その端末ID及びサブフレームIDに応じて算出されたCCEインデックスが「0〜15」と完全一致した場合、割当部23は、その無線端末に送信するデータを、上りサブフレーム及び下りサブフレームに割り当てないようにする。
図2に戻り、無線通信システムの詳細構成の説明を続ける。非CSG基地局30は、通信部31を備える。通信部31は、マクロセル基地局10からデータチャネル及び制御情報(PDCCH)を受信し、受信した制御情報を復号する。また、非CSG端末30は、復号した制御情報に基づいて、データチャネルからデータを復号する。
通信部31は、自端末がCSG基地局20に登録されていない場合でも、そのCSG基地局20から、例えば、干渉波に含まれたリファレンス・シグナル(RS)等を受信することができる。通信部31は、例えば、CSG基地局20が送信した干渉波に含まれたリファレンス・シグナル(RS)の受信強度等を測定することにより、CSG基地局20と自端末との距離を検知することができる。さらに、通信部31は、検知した距離を表す距離情報を、マクロセル基地局10に送信してもよい。
以上のように、マクロセル100を形成するマクロセル基地局10と、マクロセル100内でマクロセル100と重複する周波数を使用するフェムトセル200を形成し、フェムトセル200内に在るCSG端末のみに無線サービスを提供するCSG基地局20とを備える無線通信システム1000において、無線通信システム1000は、マクロセル基地局10が、非CSG端末30がフェムトセル200内に在るか否かを検知する検知部12と、非CSG端末30がフェムトセル200内に在る場合、非CSG端末30に対して自無線基地局から制御情報(PDCCH)を送信するための周波数領域(検索空間)を、所定の周波数領域に割り当てる割当部13と、を有し、CSG基地局20が、非CSG端末30がフェムトセル200内に在るか否かを検知する検知部22と、非CSG端末30がフェムトセル200内に在る場合、フェムトセル200内に在るCSG端末に対して自無線基地局が制御情報(PDCCH)を送信するための周波数領域を、前記所定の周波数領域以外に割り当てる割当部23と、を有する。
なお、該所定の周波数領域は、CCEインデックスが予め定められた(例えば、0から15までの)範囲に対応する周波数領域でもよい。
なお、該所定の周波数領域は、CCEインデックスが予め定められた(例えば、0から15までの)範囲に対応する周波数領域でもよい。
これにより、ヘテロジニアス・ネットワークにおいて、無線通信システムは、干渉波を排除して、受信品質を低下させることなく無線端末に制御情報を受信させることができる。 すなわち、CSG基地局が形成するフェムトセル内に非CSG端末が在る場合、その非CSG端末は、マクロセル基地局から送信された希望波、特に制御情報を、受信品質を低下させることなく受信することができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第1実施形態では、マクロセル基地局が無線端末に希望波を送信し、CSG基地局が無線端末に干渉波を送信していた。第2実施形態では、マクロセル基地局が無線端末に干渉波を送信し、ピコ基地局が無線端末に希望波を送信する点が、第1実施形態と異なる。以下では、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
本発明の第2の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。第1実施形態では、マクロセル基地局が無線端末に希望波を送信し、CSG基地局が無線端末に干渉波を送信していた。第2実施形態では、マクロセル基地局が無線端末に干渉波を送信し、ピコ基地局が無線端末に希望波を送信する点が、第1実施形態と異なる。以下では、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図7は、無線通信システムの構成を示す概略図である。無線通信システム1000は、マクロセル基地局10と、ピコ基地局40と、無線端末60とを備える。なお、無線通信システム1000は、無線端末60の他に、無線端末(不図示)をさらに備えていてもよい。
ピコ基地局40は、マクロセル100内でマクロセル100と重複する周波数を使用するピコセル300を形成し、さらに、レンジ拡張(Range Expansion)により拡張されたカバレッジ400(カバレッジ拡張された範囲)を形成し、ピコセル300内に在る全ての端末(無線端末60を含む)に無線サービスを提供する。また、ピコ基地局40は、端末を識別するための識別情報(端末ID)を、無線端末60に配分する。
無線端末60は、レンジ拡張により拡張されたカバレッジ400に位置する。無線端末60は、ピコ基地局40から無線サービスの提供を受ける無線端末として、ピコ基地局40と無線通信を実行する。また、無線端末60は、ピコ基地局40からデータチャネル及び制御情報(PDCCH)を受信し、受信した制御情報を復号する。また、無線端末60は、復号した制御情報に基づいて、データチャネルからデータを復号する。無線端末60は、例えば、ピコ基地局40が送信した希望波の受信強度等を測定することにより、ピコ基地局40と自端末との距離を検知することができる。
なお、拡張されたカバレッジ400においては、ピコ基地局40が送信した希望波の受信電力よりも、マクロセル基地局10が送信した干渉波の受信電力のほうが高いものとする。
次に、CCEインデックスの割り当てについて説明する。
図8には、CCEインデックス(CCE Index)の割り当てが示されている。CSG基地局20の割当部23(図2を参照)は、拡張されたカバレッジ400に位置する端末60に対して、タイプが「共通」である検索空間(周波数領域)を定め、CCEインデックス「0〜15」を割り当てる。ここで、割当部23は、共通検索範囲のPDCCH割当に使われるサブフレームにおいて、インデックス降順(又は、インデックス昇順)に従い、全ての端末にブロードキャストするシステム・インフォメーション又はページングのPDCCH割当を先に実行し、共通検索範囲の残りのCCEインデックスを、無線端末60(拡張されたカバレッジ400に位置する端末)のPDCCHに割り当てる。
また、割当部23は、拡張されたカバレッジ400に位置しない端末(不図示)に対して、タイプが「ユーザ端末固有」である検索空間(周波数領域)を定め、CCEインデックス「16〜43」を割り当てる。
図8には、CCEインデックス(CCE Index)の割り当てが示されている。CSG基地局20の割当部23(図2を参照)は、拡張されたカバレッジ400に位置する端末60に対して、タイプが「共通」である検索空間(周波数領域)を定め、CCEインデックス「0〜15」を割り当てる。ここで、割当部23は、共通検索範囲のPDCCH割当に使われるサブフレームにおいて、インデックス降順(又は、インデックス昇順)に従い、全ての端末にブロードキャストするシステム・インフォメーション又はページングのPDCCH割当を先に実行し、共通検索範囲の残りのCCEインデックスを、無線端末60(拡張されたカバレッジ400に位置する端末)のPDCCHに割り当てる。
また、割当部23は、拡張されたカバレッジ400に位置しない端末(不図示)に対して、タイプが「ユーザ端末固有」である検索空間(周波数領域)を定め、CCEインデックス「16〜43」を割り当てる。
一方、マクロセル基地局10の割当部13(図2を参照)は、マクロセル100に在る無線端末(不図示)に対して、その端末ID及びサブフレームIDに応じて、タイプが「ユーザ端末固有」である検索空間(周波数領域)を定める。また、割当部13は、マクロセル基地局10と通信する無線端末に対し、CCEインデックス「16〜43」を、「Aggregation level」(図4を参照)に応じて割り当てる。
また、割当部23は、マクロセル100において、全ての端末にブロードキャストするシステム・インフォメーション又はページングのPDCCHにCCEの割当が必要な場合、インデックス昇順(又は、インデックス降順)に従い、共通検索範囲のCCEを割り当てる。
また、割当部23は、マクロセル100において、全ての端末にブロードキャストするシステム・インフォメーション又はページングのPDCCHにCCEの割当が必要な場合、インデックス昇順(又は、インデックス降順)に従い、共通検索範囲のCCEを割り当てる。
具体的には、マクロセル基地局10と通信する無線端末の端末ID及びサブフレームIDに応じて算出されたCCEインデックスが「0〜15」のいずれかの値と一致した場合、割当部13は、その一致したCCEインデックスを当該無線端末に割り当てないよう除外することで、当該無線端末にはCCEインデックス「16〜43」のみを割り当てる。ここで、当該無線端末に対する検索空間を定める際、その端末ID及びサブフレームIDに応じて算出されたCCEインデックスが「0〜15」と完全一致した場合、割当部13は、その無線端末に送信するデータを、上りサブフレーム及び下りサブフレームに割り当てないようにする。
以上のように、マクロセル100を形成するマクロセル基地局10と、マクロセル100内でマクロセル100と重複する周波数を使用するピコセル300を形成し、ピコセル300内に在る無線端末60に無線サービスを提供するピコ基地局40とを備える無線通信システム1000において、ピコ基地局40は、ピコセル300内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、無線端末60が在るか否かを検知する検知部22と、ピコセル300内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、無線端末60が在る場合、無線端末60に対して自無線基地局から制御情報(PDCCH)を送信するための周波数領域を、所定の周波数領域に割り当てる割当部23と、を有し、マクロセル基地局10は、ピコセル300内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、無線端末60が在るか否かを検知する検知部11と、ピコセル300内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、無線端末60が在る場合、マクロセル100内に在る無線端末(不図示)に対して自無線基地局が制御情報(PDCCH)を送信するための周波数領域を、前記所定の周波数領域以外に割り当てる割当部13と、を有する。
なお、該所定の周波数領域は、CCEインデックスが予め定められた(例えば、0から15までの)範囲に対応する周波数領域でもよい。
なお、該所定の周波数領域は、CCEインデックスが予め定められた(例えば、0から15までの)範囲に対応する周波数領域でもよい。
これにより、ヘテロジニアス・ネットワークにおいて、無線通信システムは、干渉波を排除して、受信品質を低下させることなく無線端末に制御情報を受信させることができる。すなわち、ピコセルにおけるカバレッジ拡張された範囲に無線端末が在る場合、その無線端末は、ピコ基地局から送信された希望波、特に制御情報を、受信品質を低下させることなく受信することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
例えば、制御情報には、PCFICH、及びPHICHが含まれていてもよい。
また、例えば、非CSG端末をハンドオーバさせるためのハンドオーバ要求メッセージを、所定期間中にCSG基地局が受信していない場合、CSG基地局は、そのカバレッジエリア内に非CSG端末が存在しないと判定する、としてもよい。この場合、CSG基地局は、CSG端末に対して、全てのCCEインデックス「0〜43」を割り当ててもよい。
また、例えば、所定期間中にマクロセル基地局がハンドオーバ拒否メッセージを受信していない場合、マクロセル基地局は、CSG基地局のカバレッジエリア内に非CSG端末が存在しないと判定する、としてもよい。この場合、マクロセル基地局は、無線端末に対して、全てのCCEインデックス「0〜43」を割り当ててもよい。
また、例えば、マクロセルの外側には、他の基地局が形成するマクロセル及びローカルエリアがあってもよい。
なお、以上に説明した無線通信システムを実現するためのプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、そのプログラムをコンピュータシステムに読み込ませて実行するようにしてもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、又は、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
10…マクロセル基地局、11…通信部、12…検知部、13…割当部、20…CSG基地局、21…通信部、22…検知部、23…割当部、30…非CSG基地局、31…通信部、40…ピコ基地局、60…無線端末、100…マクロセル、200…フェムトセル、300…ピコセル、400…拡張されたカバレッジ、1000…無線通信システム
Claims (6)
- 第1セルを形成する第1無線基地局と、該第1セル内で該第1セルと重複する周波数を使用する第2セルを形成し、前記第2セル内に在る登録された無線端末のみに無線サービスを提供する第2無線基地局とを備える無線通信システムにおいて、
前記第1無線基地局は、
登録されていない無線端末が前記第2セル内に在るか否かを検知する第1検知部と、
前記登録されていない無線端末が前記第2セル内に在る場合、該登録されていない無線端末に対して自無線基地局から制御情報を送信するための周波数領域を、所定の周波数領域に割り当てる第1割当部と、
を有し、
前記第2無線基地局は、
前記登録されていない無線端末が前記第2セル内に在るか否かを検知する第2検知部と、
前記登録されていない無線端末が前記第2セル内に在る場合、前記第2セル内に在る前記登録された無線端末に対して自無線基地局が制御情報を送信するための周波数領域を、前記所定の周波数領域以外に割り当てる第2割当部と、
を有することを特徴とする無線通信システム。 - 前記所定の周波数領域は、CCE(Control Channel Element)インデックスが予め定められた範囲に対応する周波数領域であることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
- 第1セルを形成する第1無線基地局と、該第1セル内で該第1セルと重複する周波数を使用する第2セルを形成し、前記第2セル内に在る無線端末に無線サービスを提供する第2無線基地局とを備える無線通信システムにおいて、
前記第2無線基地局は、
前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在るか否かを検知する第1検知部と、
前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在る場合、該無線端末に対して自無線基地局から制御情報を送信するための周波数領域を、所定の周波数領域に割り当てる第1割当部と、
を有し、
前記第1無線基地局は、
前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在るか否かを検知する第2検知部と、
前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在る場合、前記第1セル内に在る無線端末に対して自無線基地局が制御情報を送信するための周波数領域を、前記所定の周波数領域以外に割り当てる第2割当部と、
を有することを特徴とする無線通信システム。 - 前記所定の周波数領域は、CCE(Control Channel Element)インデックスが予め定められた範囲に対応する周波数領域であることを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
- 第1セルを形成する第1無線基地局と、該第1セル内で該第1セルと重複する周波数を使用する第2セルを形成し、前記第2セル内に在る登録された無線端末のみに無線サービスを提供する第2無線基地局とを備える無線通信システムのコンピュータに、
前記第1無線基地局の第1検知部が、登録されていない無線端末が前記第2セル内に在るか否かを検知する手順と、
前記第1無線基地局の第1割当部が、前記登録されていない無線端末が前記第2セル内に在る場合、該登録されていない無線端末に対して自無線基地局から制御情報を送信するための周波数領域を、所定の周波数領域に割り当てる手順と、
前記第2無線基地局の第2検知部が、前記登録されていない無線端末が前記第2セル内に在るか否かを検知する手順と、
前記第2無線基地局の第2割当部が、前記登録されていない無線端末が前記第2セル内に在る場合、前記第2セル内に在る前記登録された無線端末に対して自無線基地局が制御情報を送信するための周波数領域を、前記所定の周波数領域以外に割り当てる手順と、
を実行させるための無線通信プログラム。 - 第1セルを形成する第1無線基地局と、該第1セル内で該第1セルと重複する周波数を使用する第2セルを形成し、前記第2セル内に在る無線端末に無線サービスを提供する第2無線基地局とを備える無線通信システムのコンピュータに、
前記第2無線基地局の第1検知部が、前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在るか否かを検知する手順と、
前記第2無線基地局の第1割当部が、前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在る場合、該無線端末に対して自無線基地局から制御情報を送信するための周波数領域を、所定の周波数領域に割り当てる手順と、
前記第1無線基地局の第2検知部が、前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在るか否かを検知する手順と、
前記第1無線基地局の第2割当部が、前記第2セル内に予め定められたカバレッジ拡張された範囲に、前記無線端末が在る場合、前記第1セル内に在る無線端末に対して自無線基地局が制御情報を送信するための周波数領域を、前記所定の周波数領域以外に割り当てる手順と、
を実行させるための無線通信プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010224079A JP2012080347A (ja) | 2010-10-01 | 2010-10-01 | 無線通信システム及び無線通信プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010224079A JP2012080347A (ja) | 2010-10-01 | 2010-10-01 | 無線通信システム及び無線通信プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012080347A true JP2012080347A (ja) | 2012-04-19 |
Family
ID=46240081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010224079A Pending JP2012080347A (ja) | 2010-10-01 | 2010-10-01 | 無線通信システム及び無線通信プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012080347A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014010289A1 (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-16 | ソニー株式会社 | 通信制御装置、通信制御方法及び端末装置 |
WO2014181627A1 (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-13 | 株式会社Nttドコモ | ユーザ装置および無線基地局 |
WO2016197583A1 (zh) * | 2015-06-12 | 2016-12-15 | 上海无线通信研究中心 | 一种网络间共享频谱优化系统及方法 |
-
2010
- 2010-10-01 JP JP2010224079A patent/JP2012080347A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014010289A1 (ja) * | 2012-07-09 | 2014-01-16 | ソニー株式会社 | 通信制御装置、通信制御方法及び端末装置 |
JPWO2014010289A1 (ja) * | 2012-07-09 | 2016-06-20 | ソニー株式会社 | 通信制御装置、通信制御方法及び端末装置 |
US9735901B2 (en) | 2012-07-09 | 2017-08-15 | Sony Corporation | Communication control device, communication control method, and terminal |
WO2014181627A1 (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-13 | 株式会社Nttドコモ | ユーザ装置および無線基地局 |
JP2014220752A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | 株式会社Nttドコモ | 移動通信システム、移動局、および無線基地局 |
WO2016197583A1 (zh) * | 2015-06-12 | 2016-12-15 | 上海无线通信研究中心 | 一种网络间共享频谱优化系统及方法 |
US10321325B2 (en) | 2015-06-12 | 2019-06-11 | Shanghai Research Center For Wireless Communications | Inter-network shared frequency spectrum optimization system and method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109076412B (zh) | 基于上行链路的小区选择 | |
US9526044B2 (en) | Method of configuring dual connectivity to UE in heterogeneous cell deployment | |
JP5892176B2 (ja) | 無線基地局、無線基地局の通信制御方法及びコンピュータプログラム | |
US8909236B2 (en) | Provisioning femtocell deployment information | |
KR101018853B1 (ko) | 매크로셀에서 펨토셀로의 핸드오버를 위한 펨토셀 탐색 방법 | |
TW201204074A (en) | Determination of radio link failure with enhanced interference coordination and cancellation | |
WO2019049350A1 (ja) | ユーザ端末及び無線通信方法 | |
WO2019069471A1 (ja) | ユーザ端末及び無線通信方法 | |
JPWO2018203398A1 (ja) | ユーザ端末及び無線通信方法 | |
US20140073338A1 (en) | Multicoordination scheduling | |
US20160374119A1 (en) | Method by which terminal performs communication in heterogeneous cell environment and terminal | |
JPWO2018030415A1 (ja) | ユーザ端末及び無線通信方法 | |
US20160192336A1 (en) | Method and apparatus for transmitting downlink control information in mobile communication system | |
US9674742B2 (en) | Exploiting almost blank subframes for inter-cell scheduling | |
US20200145854A1 (en) | User terminal and radio communication method | |
WO2018128184A1 (ja) | ユーザ端末及び無線通信方法 | |
WO2019026216A1 (ja) | ユーザ端末及び無線通信方法 | |
JP2023027303A (ja) | 端末、無線通信方法及びシステム | |
WO2018235299A1 (ja) | ユーザ端末及び無線通信方法 | |
JP5444275B2 (ja) | 基地局装置及び通信制御方法 | |
KR20120007997A (ko) | 소형 셀 커버리지 확장을 위한 기지국 및 단말의 간섭 제어 방법 | |
US9763249B2 (en) | Method and apparatus for allocating resource in heterogeneous network | |
JP2012080347A (ja) | 無線通信システム及び無線通信プログラム | |
WO2011125640A1 (ja) | 無線通信システム、基地局装置、移動局装置および通信方法 | |
WO2019049345A1 (ja) | ユーザ端末及び無線通信方法 |