JP2012074004A - マルチレイヤディスプレイ装置 - Google Patents

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Yutaka Kitamori
豊 北森
Nobuhiro Shoga
信寛 正賀
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Abstract

【課題】マルチレイヤディスプレイ装置における操作性を向上させる。
【解決手段】層状に配置された複数の表示部と、前記複数の表示部の前面側に配置されたタッチパネルと、前記タッチパネルに対する操作に応じて、前記複数の表示部のうちの何れかを、操作画面として設定する設定部と、を備える。前記設定部は、前記タッチパネルの同一位置に対する操作が所定時間継続してなされたときに、操作画面を切り替える。また、前記タッチパネルに対する操作が、該タッチパネルの中央部から外縁部に向かうスライド操作である場合に、操作画面を変更する。
【選択図】図19

Description

本発明は、複数の表示画面が層状に配置された、マルチレイヤディスプレイ装置に関する。
複数の表示部が層状に配置されたMLD(Multi Layer Display)装置が開発されている。MLD装置によれば、ユーザは、前側表示部の画像と後側表示部の画像が合成された合成画像を、観察することができる。
かかる合成画像では、その物体が何れの表示部に表示されているかによって、ユーザと表示物体の距離が異なる。ゆえに、表示部が単層である従来の表示装置に比べて、立体画像をより忠実に表示できる。
また、近年、デジタルサイネージ端末と呼ばれ、公共施設や屋外等に敷設され、広告情報などを表示する表示装置が登場している。MLD装置をデジタルサイネージ端末として用いる場合、タッチパネルを搭載することが好ましい。例えば特許文献1では、タッチパネルにより前側表示部に対する操作ができる表示装置が開示されている。
特開2008−197634号公報
しかし、上記のようなMLD装置においては、前側の表示部だけでなく、後側の表示部に対しても操作可能であれば利便性が向上する。そこで、本発明はマルチレイヤディスプレイ装置における操作性を向上させることを目的とする。
本発明に係るマルチレイヤディスプレイ装置は、層状に配置された複数の表示画面と、前記複数の表示画面の前面側に配置されたタッチパネルと、前記タッチパネルに対する操作に応じて、前記複数の表示画面のうちの何れかを、操作対象画面として設定する設定部と、を備える。
本発明によれば、マルチレイヤディスプレイ装置における操作性が向上する。
本発明の第1実施形態に係るMLD装置1のブロック図である。 MLD装置1の断面図である。 MLD装置1において動作方式を設定するための画面の例である。 MLD装置1が行う動作の流れ図(ステップS1〜S9)である。 MLD装置1が行う動作の流れ図(ステップS11〜S19)である。 MLD装置1が行う動作の流れ図(ステップS21〜S29)である。 各表示部に表示すべき修正前の画像を示す図である。 合成画像作成に当たり、修正した各画像を示す図である。 作成された合成画像の図である。 本発明の第2実施形態に係るMLD装置100のブロック図である。 MLD装置100の断面図である。 MLD装置100で用いられる画像データのフォーマットに関する説明図である。 操作対象画面を切替える動作についての流れ図である。 各表示画面における表示状態に関する説明図である。 各表示画面における表示状態に関する説明図である。 各表示画面における表示状態に関する説明図である。 各表示画面における表示状態に関する説明図である。 各表示画面における表示状態に関する説明図である。 操作対象画面を切替える動作についての流れ図である。 動作方式に関する各項目についての説明図である。
<第1実施形態>
(MLD装置1の構成)
図1は、本実施形態に係るMLD装置のブロック構成を示す図である。図に示すようにMLD装置1は、タッチパネル11、第1表示部12、第2表示部13、第3表示部14、バックライト15、入力制御部16、表示制御部17、CPU(Central Processing Unit)18、操作ボタン19、内部メモリ20、画像情報入力部21、およびAV信号入力インタフェース22を備えている。
また図2は、ユーザの観察方向に平行な面を断面とした場合の、MLD装置1の断面図である。MLD装置1は、手前側が開口している筐体10に対し、タッチパネル11、第1表示部12、第2表示部13、第3表示部14、およびバックライト15が、手前側から奥側へ順に並ぶように配置されている。
タッチパネル11は、上記の各表示部と同等の大きさを有し、かつ透明な材質で形成されている。ユーザの指がタッチパネル11に触れた場合、タッチパネル11は、タッチ位置を示す信号を生成する。この信号は、入力制御部16を通じてCPU18へ伝送される。
表示部12、13、14は、液晶パネルである。
バックライト15は、MLD装置1の光源であり、蛍光管やLED(Light Emitting Diode)等によって形成される。
入力制御部16は、タッチパネル11からの信号に基づいて、タッチパネル11上のタッチ位置を認識する。認識結果は、CPU18に伝送される。
表示制御部17は、表示部12、13、14の各画素の光透過度を、内蔵メモリ20又は画像情報入力部21から伝送された画像信号に基づいて制御する。これにより、各表示部に画像が表示される。
CPU18は、MLD装置1の全体的又は各部の制御を行う。
操作ボタン19は、ユーザによって操作されるボタンである。
内蔵メモリ20は、画像情報や、操作に関する設定情報を記憶する。また画像情報入力部21には、AV信号入力インタフェース22を介して、外部から画像情報が入力される。このインタフェース22は、例えば有線ネットワーク(Ethernet(登録商標))又は無線ネットワーク(無線LAN、無線WiMax等)からの信号を受信するものである。またインタフェース22は、PC(Personal Computer)と接続されるUSB端末であっても良い。入力された画像情報は、一時的に内部メモリ20に保存される。これにより、MLD装置1は、様々な情報を表示することができる。また、様々なソフトウェアをインストールすることもできる。
(MLD装置1の動作)
次に、MLD装置1が行う動作を説明する。
MLD装置1は、操作モードに関するユーザの指定を受付ける。例えば、操作ボタン19又はタッチパネル11の操作により、図3に示すようなアイコンを含む画像が第1表示部12に表示される。ユーザは表示部12に表示されたアイコン画像をタッチすることにより各項目の設定を行うことができる。
「操作画面」の項目は、「固定」と「可変」のモードからなる。「固定」が選択された場合、第1表示部12のみが操作可能であり、他の表示部13、14は操作することができない。
「可変」が選択された場合、ユーザはタッチパネル11を介して、全ての表示部に対する操作が可能となる。
「操作画面モード」の項目は、上記の「操作画面」が「可変」に設定されている場合に有効である。このときユーザは、「直接選択モード」と「順次遷移モード」のいずれかが選択できる。前者の場合、ユーザは任意の操作画面を直接的に指定できる。後者の場合、ユーザは所定の操作により操作画面を順次切り替えることができる。これについては後で詳しく述べる。
「自動復帰フラグ」の項目には、「ON」と「OFF」がある。「ON」に設定されたとき、タッチパネル11に対し所定時間入力が無い場合には、操作画面は前面側の表示部12に自動復帰する。「OFF」に設定されたとき、ユーザから特別な指示や操作がない場合は、操作画面は同じ画面に維持される。
「透過度」の項目は、各表示部12〜14の透過度を設定するためのものである。主に、奥側の操作画面に対する操作を容易にするために、手前側の表示画面を調節する目的で使用される。この項目は、0%(完全非透明)〜100%(完全透明)の任意の値に設定できる。
MLD装置1がデジタルサイネージ装置として用いられる場合、図3のような設定画面は、MLD装置が敷設される施設の管理者、MLD装置の所有者、或いはサービスマンのみが操作可能としても良い。あるいは、これらの管理者等のみが視認可能であって、一般ユーザは視認不可能としても良い。
次にMLD装置1で行われる動作について、図4、図5、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
まず、図4を参照し、ユーザの指定に応じて、CPU18は、表示すべき画像情報を特定する(ステップS1)。この画像情報は、内蔵メモリ20に保存されているものでも良く、インタフェース22からダウンロードされるものであっても良い。
ここで、例えば図7に示すような画像を各表示部12、13、14に表示される場合を考える。画像I1は前側にある第1表示部12に表示され、画像I2は中間にある第2表示部13に表示され、画像I3は後側にある第3表示部14に表示される。画像I1は、人間の画像である前景と背景で構成される。画像I2は木や家の画像である前景から構成される。画像I3は山の画像である前景から構成される。上記画像I1、I2、I3がそれぞれの表示部に表示されると、ユーザはこれらの合成画像を見ることになる。
しかし、上記画像I2とI3がそのまま合成して表示されると、各画像の前景(木、家、山)が重なりあって(オーバラップして)表示され、ユーザは不自然な混合画像を見ることになってしまう。そこで、このオーバラップを避けるため、CPU18は画像I2、I3のそれぞれに対し、修正処理を施す(ステップS2)。
具体的には、図8に示すように、画像I2、I3のそれぞれが、画像I2’、I3’のようになるよう修正される。画像I2’については、前面に表示される画像I1の前景(人間)と重なる部分が空白になるよう修正される。画像I3’については、前面に表示される画像I1の前景(人間)かつ画像I2の前景(木、家)と重なる部分が空白になるよう修正される。
その後CPU18は、第1表示部12に画像I1が、第2表示部13に画像I2’が、第3表示部14に画像I3’が、表示されるよう表示制御部17を指示する(ステップS3)。
その結果、図9に示すような合成画像が表示される。なお、上記例では、第1表示部12が操作画面に設定された状態であると仮定している。
なお、MLD装置1では、第1表示部12だけでなく、第2表示部13、第3表示部14を操作画面に設定することもできる。しかし、一般的には、最も前側に配置される第1表示部12を操作する機会が多くなると想定されるので、MLD装置1では、標準的には操作画面が第1表示部12に設定される。
ステップS3の後、CPU18は、ユーザがタッチ操作を行ったか否かを判定する(ステップS4)。ここで、タッチ操作とは、例えば、MLD装置が画像作成ソフトとして利用されて場合、第1表示部12に表示された画像に対し、線や図形を追加描画する操作である。タッチ操作がなされた場合(ステップS4のY)、CPU18は、操作内容に従って、第1表示部12に表示された画像I1を更新して画像I1’を生成する(ステップS5)。そして、ステップS2に戻る。第2表示部13、第3表示部14に表示される画像の修正も同様にして実行される。
一方、ステップS4でNoと判定された場合、ステップS6へ進む。図3の「操作画面」が「固定」モードに設定されている場合、ステップS4に戻る。「可変」モードに設定されている場合、ステップS7へ進み、CPU18は、「操作画面モード」の設定を確認する。
ここで「直接選択モード」に設定されている場合、CPU18は、ユーザが直接選択した表示部が表示部12〜14のいずれであるかを判断する(ステップS8)。
一方、「順次遷移モード」に設定されている場合、ステップS9へ進む。ステップS9では、CPU18は、ユーザが操作画面の切り替えを指示したか否かを判断する。この指示とは、例えばタッチパネル11の所定の場所、又は任意の場所を継続して(例えば3秒以上)タッチする操作(同じ箇所をタッチし続ける操作)である。あるいはドラッグ(又はスライド)操作(例えば、タッチパネルの中心部から端部分へと指をなぞる操作)でも良い。
ユーザが切り替えを指示していないと判定した場合(ステップS9のN)、再びステップS4に戻る。
(ステップS8でYesと判定された場合)
図5は、上記ステップS8でYesと判定された後の処理を示すフローチャートである。即ち、ユーザが表示部12〜14のいずれかを操作画面として直接選択した後の処理である。先ず、CPU18は、指定された表示部を操作画面として新たに設定する。そして、CPU18は、新たな操作画面に適合すべく各表示部(12〜14)の透過率を調整する(ステップS11)。
例えば第2表示部13が新たな操作画面に設定されたとき、手前側の第1表示部12の透過率は高く設定される(透明化される)一方、奥側の第3表示部14は、透明率が通常の値で維持される。
ステップS11の後、CPU18は、他の表示部が操作画面として指定されたか否かを判定する(ステップS12)。ステップS12でNoと判定された場合、ステップS13へ進み、ユーザが操作画面を操作したか否かを判定する。ステップS13でNoと判定された場合、ステップS14へ進み、ユーザが標準モードを指定したか否かを判定する。ステップS14でNoと判定された場合、ステップS15へ進み、「自動復帰フラグ」(図3参照)が「ON」に設定されているか判定する。
ステップS12でYesと判定された場合、ステップS19へ進む。ユーザが第1表示部を指定した場合(ステップS19のY)、ステップS18へ進み、CPU18は操作画面を第1表示部12に戻すと共に各表示部の透過率を修正する。具体的には、第1表示部12の透明率を低くする。ユーザが第1表示部12以外を指定したとき(ステップS19のN)、ステップS11へ戻る。これにより、操作画面が切り替えられる。
一方、ステップS13のYesと判定された場合、ステップS16へ進む。ステップS16では、CPU18は、操作画面における画像を更新する。そしてステップS18へ進む。
一方、ステップS14のYesと判定された場合も同様にステップS18へ進む。
ステップS15でYesと判定された場合、ステップS17へ進む。ステップS17では、CPU18は、直近のタッチ操作から所定時間が経過したか否かを判断する。
ステップS17でYesと判定された場合、ステップS18へ進む。Noと判定された場合、ステップS12に戻る。
(ステップS9でYesと判定された場合)
ステップS9でYesと判定された場合、即ち、ユーザが操作画面の切り替えを指示した場合、図6で示されるような処理へ進む。先ず、CPU18は、現在設定されている表示部より一つ奥側の表示部を操作画面として新たに設定する(ステップS21)。あるいは、操作画面は現在設定されている表示部より一つ手前側の表示部に切り替えても良い。
ステップS21において、操作画面が奥側の表示部に切り替えられた場合、CPU18は、操作画面よりも手前側の表示部の透明率を向上させる一方、新たに操作画面として設定された表示部の透明率は低下させる。
ステップS21の後、ステップS22、S23、S24、S25、S26、S27、S28、S29へ進む。ここで、ステップS22、S23、S24、S25、S27、S28の各処理は、それぞれ図5のステップS12、S13、S14、S15、S17、S18と同じであるから、詳細な説明は省略する。
現在の操作画面が最も奥側にある第3表示部14であるとき(ステップS29のY)、CPU18は、操作画面の設定を第1表示部12に戻し、第1表示部12、第2表示部13の透過率を下げる。操作画面が第3表示部14でないとき(ステップS29のN)、ステップS21に戻る。
上記MLD装置1によれば、以下の特長を有する。
第1に、ユーザは、複数の表示部12〜14のうちの所望画面を操作できるから、前面側の表示画面のみに対する操作が可能な従来のMLD装置よりも利便性が高い。
第2に、MLD装置1では、「操作画面」の設定を、「固定」又は「可変」に切り替えることができる。ゆえに、MLD装置1の管理者が、前面の表示部以外の操作を望まない場合、「固定」に設定することにより、これを防ぐことができる。
第3に、MLD装置1は、操作画面より手前側の表示部の透過率を高くするよう設定する。これにより、ユーザは操作画面の見やすく、タッチ操作が容易になる。
第4に、MLD装置1では、透明率レベル(図3)を調整できる。例えば、ある特定画面の操作をしつつ、他の画面の画像を視聴したい場合がある。即ち、第1表示部12の画像を見ながら第2画像部13の画像に対して操作を行いたい場合、第1表示部12の透過率が高すぎるとユーザには不都合である。そこで、この透過率レベルの機能を利用して、第1表示部12の透過率をユーザが変更可能としたことにより、ユーザは表示部12、13の両方の画像をみることができる。
第5に、ユーザは、「操作画面モード」の項目を、「直接選択」と「順次遷移」の間で切り替えることができる。
これによりユーザは、自身の好みに応じてモードを選択できる。
第6に、MLD装置1は、「自動復帰フラグ」項目を有する。これにより、所定時間タッチ操作が無かった場合は、第1表示部12を操作画面として復帰させることができる。
(他の例)
MLD装置1では、簡単な操作によって、操作画面の切り替えができる。
ユーザがタッチパネル11の同じ場所に第1の所定時間(例えば3秒)の間、指を接触させている場合、操作画面を一つ奥側の表示部に切替える。
また、ユーザがタッチパネル11の同じ場所に第2の所定時間(例えば5秒)の間、指を接触させている場合、操作画面を2つ奥側の表示部に切替える。
これにより、ユーザは操作画面を容易に切り換えることができる。尚、上記の所定時間は、操作画面が誤って選択されることとならないよう、適切な値に設定される。
上記思想は、4以上であるN個の表示部が設けられたMLD装置についても同様に適用できる。この場合、所定時間としては、N−1通りの値を設定しておくと良い。
上記例では、ユーザが特定の表示部の透過率を操作した場合、その表示部の全体が透過率変更の対象となる。これに代えて、表示部の一部分だけが透過率変更の対象となるようにしても良い。また、透過率は時間的に一定である必要はない。例えば、奥側の表示部に対するタッチ操作が行われている場合にのみ、前側の表示部が透明になるようにしても良い。
<第2実施形態>
図10は、本実施形態に係るMLD装置のブロック構成を示す図である。本図に示すようにMLD装置100は、タッチパネル11、第1表示部12(手前側)、第2表示部13(奥側)、バックライト15、入力制御部16、表示制御部17、CPU18、内部メモリ20、およびAV情報入力インタフェース23を備えている。第1実施形態のMLD装置1は、3層の表示部を有しているのに対し、本実施形態のMLD装置100では、2層の表示部を有する点で相違する。以下、第1実施形態と相違する点を中心に説明し、第1実施形態と共通する点に関しては説明を省略する。
また図11は、観察方向に平行な面を断面とした場合の、MLD装置100の断面図である。MLD装置100は、MLD装置1(図2)に対し、第3表示部14が省略されている点で相違する。
図12を参照して、MLD装置100で使用される画像データのフォーマットを説明する。同図に示すように、画像データPICは、左側にPIC−1が、右側にPIC−2がある。基本的に、PIC−1は第1表示部12に表示され、PIC−2は第2表示部13に表示される。画像データPICのサイズは、各表示部と整合するように設定される。例えば、画像データPICは、水平方向に1600ドット、垂直方向に600ドットとされる。これにより各表示部には、横800×縦600ドットの画像が表示されることとなる。
画像データPICは、AV信号入力インタフェース22から入力される。そして、表示制御部17では、画像データPICを左半分のデータ(PIC−1)と右半分のデータ(PIC−2)に分離する。すなわち、PIC−1、PIC−2は、それぞれ第1表示部12用、第2表示部13用のデータとして利用される。この画像データPICは、第1、第2表示部用のデータを合成させた単一のデータファイル構成となっている。これにより、第1、第2表示部用のデータが別々に提供される場合と比較して、第1、第2表示部に表示される画像の同期が容易となる。
MLD装置100では、操作画面の設定方式として、「可変」、「手前側の画面に固定」、「奥側の画面に固定」の3通りがある。この切り換えは、操作ボタン19又はタッチパネル11の操作により可能である。なお、この切り換えは、管理者のみが可能とし、一般ユーザは不可であるように設定されていても良い。
MLD装置1と同様、「可変」とは、ユーザが所定の操作を行った場合に操作画面の切り替えを可能とするものである。「手前側の画面に固定」では、MLD装置1の「固定モード」と同様、操作画面を第1表示部12に固定し、他の表示部への切り替えを受付けないモードである。「奥側の画面に固定」はMLD装置1には無い、MLD装置100独自の機能であり、操作画面を第2表示部13に固定するモードである。
なお、上記3モードの切り替えは一般ユーザにより行われるものでも良い。係る場合、ユーザによる無意識な操作を防ぐために、タッチパネル11とは別に設けられた操作ボタン19での操作によってのみ、切り替え可能としても良い。
次に、操作画面の切り替え動作について、図13のフローチャートを参照して説明する。ステップS41では、操作画面が固定か非固定かが判定される。固定ではない(可変である)場合(ステップS41のN)、ステップS42へ進む。ステップ42では、CPU18は、ユーザの指が所定時間、同じ位置にタッチされているかを判定する。なお、指がタッチパネル11から離れたり、タッチパネル11上で移動したりしているときは、Noと判定される。
ステップS42でYesと判定されたとき、CPU18は操作画面を他方の表示部に切替える(ステップS43)。例えば、現在の操作画面が第1表示部12なら第2表示部13へ、第2表示部13なら第1表示部12へ切り替える。
ステップS42でNoと判定されたとき、又はステップS41でYesと判定されたとき(即ち、「固定」モードであるとき)、ステップS41へ戻る。
なお、上記の所定時間は、ユーザの誤操作によって操作画面が切り替わることを防ぐために、通常のタッチ操作に比べ十分に長い時間に設定されることが望ましい。
また、現在の操作画面が第1表示部12に設定されているときに、ユーザが第2表示部13に表示された物体を操作したい場合、ユーザはその物体の位置に対応するタッチパネル11の場所を長押しすることにより、係る物体を操作することができるようにしても良い。
上記のように、前側表示部用のPIC−1と、後側表示部用のPIC−2はそれぞれPICの左側/右側に相当する。ゆえに、上記切り替え操作は、PICの水平方向のデータサイズの半分である800ドットの位置移動に相当する。
(スロットマシンとしての適用例)
MLD装置100を、パチスロ機として使用する場合の例を説明する。
MLD装置100にインストールされたソフトウェアに基づき、先ず表示部12、13にはそれぞれ、図14に示すような画像が初期状態として表示される。第1表示部12には、スロットマシンのレバーP11、3個のストップボタンP12、およびコイン枚数P13が表示される。更に、第1表示部12に表示される画像には、3つの空白部分があり、これにより奥側の物体が視認可能となっている。
第2表示部13に表示される画像は、Barという文字パターンと、7という数字パターンを示す図柄からなるP14と、その他の部分が空白である画像である。各シンボルP14は、第1表示部12に表示される空白部分と重なるように配置される。3個のストップボタンP12は、3つのシンボルP14の下側の位置にそれぞれ表示される。
レバーP11がユーザにより操作された場合(タッチパネル11でのタッチ操作により)、コイン枚数P13の表示が所定値だけ減り、また、シンボルP14の表示状態が、あたかもスロットマシンの回転リールのように継続的に変化する。また、ユーザのタッチ操作により1つのストップボタンP12が指定される(押されると)と、これに対応する(前記ストップボタンの真上にある)シンボルP14の表示状態が固定される。ユーザが、3つのストップボタンP12の全てを押した場合、3つのシンボルP14の表示状態が固定される。そのときのシンボルP14の揃い具合に応じて、コイン枚数P13の表示値は増大又は減少する。
かくしてユーザは、MLD装置100を、擬似的なスロットマシンとして利用することができる。更に、2つの表示部(第1表示部12、第2表示部13)によりスロットマシンが表現されるため、ユーザは、立体感のある画像を見ることができる。
このようなスロットマシンのアプリケーションが利用される場合、ユーザの操作は、第1表示部12に表示されるレバーP11又はボタンP12を指定する操作に限定され、第2表示部13に対する操作は行われないと考えられる。そこで、MLD装置100がスロットマシン用途で利用される場合は、操作画面(図20参照)の設定は「手前側画面に固定」としておくことが望ましい。これにより、ユーザの意に反して操作画面が、第2表示部13に切り替わることを防ぐことができる。
(カーナビゲーションとしての適用例)
次に、MLD装置100がカーナビゲーションシステム用の表示装置として利用されるケースについて説明する。
MLD装置100がこのカーナビゲーション用のアプリケーションに基づいて動作するとき、まず初期状態として、図15に示すような画像が、第2表示部13に表示される。この画像は、車の現在位置を中心とした地図である。地図情報はMLD装置100に記録されたもの、又はネットワークから取得したものが用いられる。最新の位置情報はGPS等により、MLD装置100に継続的に伝送される。また、第2表示部13に表示される地図が見易くなるよう、初期状態では、第1表示部12は透明又は空白画像になっている。
第2表示部13に表示される地図上の任意の地点をユーザが指定すると、CPU18は、拡大表示すべきエリア(A11)を特定する(図16参照)。そして、指定された地点を中心とした対象領域の拡大図(F11)が第1表示部12に表示される。
第1表示部12に表示される拡大図(F11)を見易くするために、第2表示部13に表示される画像のうち、F11の直下に相当する領域は、表示を薄くするか、空白にするように修正しても良い。なお、図16の例では、拡大図は第1表示部12の一部であるフレームF11の領域を用いて表示しているが、第1表示部12の全体を用いて表示するようにしても良い。
第1表示部12に拡大図を表示させた後、一定時間が経過すると、第1表示部12の全体は空白画像又は透明な状態に戻る。また、MLD装置100は、奥側の表示部に通常の地図を表示しつつ、ユーザの要求に応じて拡大図を手前側の表示部に表示するので、立体感のある画像表示を行うことができる。
このようなカーナビアプリケーションが利用される場合、ユーザによるタッチ操作は、第2表示部に表示される地図上の地点を指定する操作に限られ、第1表示部12に対するタッチ操作は行われないと考えられる。そこで、このケースでは、操作画面(図20参照)の設定は「奥側の画面に固定」としておくことが望ましい。これにより、ユーザの意に反して操作画面が第1表示部12に切り替わることを防ぐことができる。
しかしながら、上記のケースにおいて、第1表示部12にもタッチ操作を受付けるようにしても良い。例えば、ユーザが拡大図の任意の地点を指定する操作をすると、拡大図が、指定された地点を中心としたものに更新されるようにしても良い。
この場合、第1表示部12に対する指定操作は、フレームF11が表示された領域に限定されても良い。換言すれば、仮に操作画面の設定が特定の表示部に固定されている場合であっても、ある条件下に限り、他の表示部への操作を許可するようにしても良い。
(案内板)
MLD装置100を施設案内板として利用する場合について説明する。尚、MLD装置100をカーナビゲーションとして使用する場合と共通な処理や構成に関しては詳細な説明は省略する。
係る場合、まず初期状態として、第2表示部13に、図17に示すような画像が表示される。この画像は、ショッピングセンター内の店舗A〜G店の位置を示すものである。
この案内板は、店舗ごとの詳細情報が含まれている。この詳細情報は、地図上の店舗の位置に対応付けられている。ユーザが任意の店舗(例えば店舗A)を地図上で指定すると、図18に示すように第1表示部12にはその店舗の詳細情報(F12)が表示される。
このように、立体表示装置による案内板が実現される。
上記の場合、カーナビゲーションシステムとして用いた場合と同様の理由で、操作画面を「奥側の画面に固定」とすることが望ましい。
しかしながら、かかる場合、MLD装置100は、第1表示部12に対する操作を受付るようにしても良い。例えば、詳細情報の量が多く、1つの画面では表示できず、複数のページにまたがる場合、第1表示部12のフレームF12内の任意の位置を指定することで、詳細情報が次ページに進むようにしても良い。
(操作画面を切り替えるための他の例について)
図13で示す長押し操作以外に、他の操作が用いられても良い。例えば、スライド操作が操作画面の切り替え操作であるとしても良い。
図19を参照して、まずCPU18は、操作画面が固定モードであるかどうかを確認する。固定ではない場合(ステップS51のN)、ステップS52へ進む。操作画面が第1表示部12である場合、ステップS53へ進む。そして、CPU18は、タッチパネル11の右端に向かうスライドの操作がなされたかを判定する。
ステップS53でYesと判定された場合、ステップS54において、CPU18は、操作画面を第2表示部13に切替える。すなわちタッチパネル11の中央部から右端へ向かうスライド操作が、ユーザによる操作画面を切り替え操作であると認識される。
一方、ステップS52において、現在の操作画面が第2表示部13であるとき、ステップS55へ進み、CPU18はタッチパネル11の左端に向かうスライドの操作がなされたかを判定する。
ステップS55でYesと判定された場合、ステップS54において、CPU18は、操作画面を第1表示部12に切替える。
タッチパネル11の右端に向かうスライドの操作がなされると、操作画面が第2表示部13に切替えられ、左端に向かうスライドの操作がなされると、操作画面が第1表示部12に切替えられる。この思想は、表示部を3つ以上備えたMLD装置にも適用できる。
表示部の数が2個である場合、タッチパネル11の中央部から外側へ向かうドラッグ操作があったとき(そのドラッグ方向が左、右、上、下方向に関わらず)、ユーザによる操作画面の切り替え指示があったとみなすようにしても良い。
以上の通り、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこの内容に限定されるものではない。例えば第2実施形態において、MLD装置100は図12に示すフォーマットの画像データを用いるものとしたが、これに限定されることなく、他のフォーマットの画像データが用いられるようにしても構わない。また本発明を実施するにあたっては、本発明の主旨を逸脱しない限り、種々の変形を加えることが可能である。

Claims (4)

  1. 層状に配置された複数の表示部と、
    前記複数の表示部の前面側に配置されたタッチパネルと、
    前記タッチパネルに対する操作に応じて、前記複数の表示部のうちの何れかを、操作画面として設定する設定部と、
    を備えることを特徴とするマルチレイヤディスプレイ装置。
  2. 前記設定部は、前記タッチパネルの同一位置に対する操作が所定時間継続してなされたときに、操作画面を切り替えることを特徴とする、請求項1記載のマルチレイヤディスプレイ装置。
  3. 前記設定部は、前記タッチパネルに対する操作が、該タッチパネルの中央部から外縁部に向かうスライド操作である場合に、操作画面を変更することを特徴とする、請求項1記載のマルチレイヤディスプレイ装置。
  4. 前記複数の表示部のうち第1表示部に表示される画像データと、第2表示部に表示される画像データとが合成された合成画像データが入力される入力部と、
    前記設定部の処理に応じて、前記表示画面の表示制御を行う表示制御部を更に備え、
    前記設定部は、
    前記タッチパネルに対する操作が所定時間継続してなされたとき、前記合成画像データ上の操作対象位置が、該画像データサイズの半分に相当する距離だけ変更されたものと判断することを特徴とする、請求項1記載のマルチレイヤディスプレイ装置。
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