JP2012073734A - キーボード及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】新たな動力や素子を用いることなく、冷却効果を高めることができるキーボード及び電子機器を提供する。
【解決手段】キーボードユニットのキー配置面とキートップとの間に、弾性体で構成された空洞状のドーム部材を設け、ドーム部材に空気が流入するように空気の流れを制御する第1の弁を備えた流入口を、キー配置面側に配置し、ドーム部材から空気を排出するように空気の流れを制御する第2の弁を備えた排出口を、キー配置面のキーボードユニットを貫通する穴に対応する位置に配置した。
【選択図】図1
【解決手段】キーボードユニットのキー配置面とキートップとの間に、弾性体で構成された空洞状のドーム部材を設け、ドーム部材に空気が流入するように空気の流れを制御する第1の弁を備えた流入口を、キー配置面側に配置し、ドーム部材から空気を排出するように空気の流れを制御する第2の弁を備えた排出口を、キー配置面のキーボードユニットを貫通する穴に対応する位置に配置した。
【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザによる操作を受け付けるキーボード及びそれを備えた電子機器に関する。
ノート型PC(Personal Computer)等の電子機器には、ユーザによる操作が行われるキーボードの下方に、例えばCPU(Central Processing Unit)等の発熱部品を備えたものがある。そして、このような電子機器には、発熱部品を冷却する手段として、モータ等の動力により回転する冷却ファン(例えば特許文献1)を備えたものがある。
ところで、上記電子機器では、新たなモータの動力や素子(例えばぺルチエ素子)を用いることなく、冷却効果を高めることが望ましい。その理由は、冷却効果を高めて冷却時間を短縮できれば、例えば、冷却ファンを動作させるための電力を削減できたり、冷却ファンの回転による風切音を抑制できたりする為である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、新たな動力や素子を用いることなく、冷却効果を高めることができるキーボード及び電子機器を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明のキーボードは、キーボードユニットのキー配置面とキートップとの間に、弾性体で構成された空洞状のドーム部材を設け、ドーム部材に空気が流入するように空気の流れを制御する第1の弁を備えた流入口を、キー配置面側に配置し、ドーム部材から空気を排出するように空気の流れを制御する第2の弁を備えた排出口を、キー配置面のキーボードユニットを貫通する穴に対応する位置に配置したことを特徴とする。
本発明の電子機器は、上記本発明のキーボードを有することを特徴とする。
本発明によれば、新たな動力や素子を用いることなく、冷却効果を高めることができるキーボード及び電子機器を提供することが可能となる。
以下、本発明を実施するための形態(実施形態)について添付図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態のキーボードは、電子機器に備えられる。そして、キーボードの下方には発熱部品が備えられる。本実施形態のキーボードの構成を図1に示す。図1(a)は、キーボードに備えられる複数のキーのうちの、一のキーの構成を示す側断面図である。また、図1(b)は、図1(a)に示すキーの上面図である(なお、図1(b)は、キートップ1の下方を可視化した図としている)。また、図1(a)は、キーが押下される前の状態を示している。
図1(a)に示すように、キーボードユニット(キーボード筐体)を構成するキー配置面4には、キートップガイド2が配置されている。キートップガイド2は、キートップ1の押下時の上下方向への移動をガイドするための部材であり、例えば、図1(b)に示すように円筒状になっている。
キートップガイド2の上方にはキートップ1が備えられている。キートップ1の上面には、所定の文字や記号が表記されている。キートップ1は、ユーザによって押下されることでキートップガイド2に沿って下方向へ移動し、ユーザによって押下されなくなることでキートップガイド2に沿って上方向へ移動する。
キートップ1の下方にはドーム部材7が備えられている。ドーム部材7は、図1(a)、(b)に示すように、円錐台の形状となっており、内部は空洞である。ドーム部材7の材質としては、例えばゴム等の弾性体が挙げられる。よって、ドーム部材7は、キートップ1の上下移動に対応して変形する。また、ドーム部材7は、図1(a)、(b)に示すように、その右側下方がキー配置面4に沿って所定の距離分延びた形状となっている。この延びた部分は流入道10となり、延びた部分の端は流入口8となる。外部の空気は、流入口9から流入道10を介して円錐台の空洞部分に流入する。図1(a)に示す破線の矢印は、ドーム部材7に流入する空気の流れを示している。
流入口9には、外部からの空気の流入を制御するための弁8(第1の弁)が設けられている。図1(a)では、弁8は、キー配置面4に沿って倒れた状態となっており、これにより、流入口9が開いた状態となり、流入口9から空気が流れ込む。
ドーム部材7の下方のキー配置面4には、排出口5が形成されている。図1(b)に示すように、排出口5は円形状となっている。この排出口5は、CPU等の発熱部品が備えられているキーボードの下方(キー配置面4の下方)に通じている。
排出口5には、ドーム部材7に流入した空気のキーボードの下方への排出を制御するための弁6(第2の弁)が設けられている。図1(a)では、弁6は、キー配置面に沿って倒れた状態となっており、これにより、排出口5が塞がれた状態となる。よって、ドーム部材7内の空気は下方へ排出されないとともに、下方からの空気(発熱部品の放熱により暖められた空気)がドーム部材7内へ流入されない。
以上のように、キーの押下前においては、弁8によって、空気が流入口9からドーム部材7へ流入するように制御され、弁6によって、ドーム部材7へ流入した空気が排出口5からキーボードの下方へ排出されないように制御された状態となる。
図1(a)に示すキートップ1の上面がユーザにより押下されたときの状態を図2に示す。図2において、矢印aは、ユーザによるキーの押下方向を示す。図2に示すように、ユーザにより押下されたキートップ1は、キートップガイド2に沿って、下方向へ移動する(沈みこむ)。このとき、キートップの底面に押下されたドーム部材7の上面が押しつぶされる。これにより、ドーム部材7内の空気は下方向へ押し出され、その風圧により弁6が開いた状態となる。よって、ドーム部材7内の空気は、排出口5を介してキーボードの下方へ排出される。図2に示す破線の矢印は、キーボードの下方へ排出される空気の流れを示している。この排出された空気により、キーボードの下方にある発熱部品は冷却される。
また、図2に示すように、弁8は、キー配置面4に対して垂直に立った状態となる。これにより、流入口9が塞がれた状態となる。よって、キーの押下時に、ドーム部材7内の空気が、流入道10と流入口9を介して外部へ排出されることはなく、排出口5から排出されることになる。
そして、図2のキー押下状態において、ユーザがキーの押下を止めると、押しつぶされていたドーム部材7が元の形状に戻ろうとし、図2の矢印bに示すように、キーの押下方向(矢印a)とは逆方向に力が働く。これにより、ドーム部材7の上面に押されたキートップ1は、上方向(矢印b)に移動する。また、このとき、ドーム部材7内から排出される空気がなくなるため、弁6は、排出口5を塞ぐ元の位置に移動する。また、ドーム部材7内の負圧により、弁9がキー配置面4に沿って倒れた状態となり、流入口9が開く。以上のようにして、再び、図1(a)に示す状態に戻る。
以上説明したように、本実施形態では、キーの押下前に、キートップ下方に外部から空気を取り込んでおき、キーの押下時に、その空気をキーの下方に配置された発熱部品に送るようにする。この動作は、キーが押下される度に繰り返し行われる(キーの押下回数が多いほど、空気が発熱部品に送られることになる)。よって、本実施形態によれば、新たな動力や素子を用いることなく、冷却効果を高めることができるキーボード及び電子機器を提供することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。例えば、上記本実施形態の図1、図2に示す構成は、単独で用いてもよいし、あるいは、特許文献1に示すような冷却ファンと一緒に用いてもよい。
また、キートップの面積が大きいキー(例えばEnterキーやスペースキー)の下方には、ドーム部材を複数備えるようにしてもよい。これにより、外部から流入する空気量が多くなり、キーボードの下方へより多くの空気を排出させることができる。
1 キートップ
2 キートップガイド
4 キー配置面
5 排出口
6 弁
7 ゴム状のドーム部材
8 弁
9 流入口
10 流入道
2 キートップガイド
4 キー配置面
5 排出口
6 弁
7 ゴム状のドーム部材
8 弁
9 流入口
10 流入道
Claims (4)
- キーボードユニットのキー配置面とキートップとの間に、弾性体で構成された空洞状のドーム部材を設け、
前記ドーム部材に空気が流入するように空気の流れを制御する第1の弁を備えた流入口を、前記キー配置面側に配置し、
前記ドーム部材から空気を排出するように空気の流れを制御する第2の弁を備えた排出口を、前記キー配置面のキーボードユニットを貫通する穴に対応する位置に配置したことを特徴とするキーボード。 - 前記キートップの押下前には、
前記第1の弁は、前記流入口を介して、前記ドーム部材に空気が流入するように制御し、
前記第2の弁は、前記排出口を介して、前記ドーム部材に空気が流入しないようにするとともに、前記ドーム部材に流入された空気を排出しないように制御することを特徴とする請求項1記載のキーボード。 - 前記キートップの押下時には、
前記第1の弁は、前記流入口を介して、前記ドーム部材に空気が流入しないようにするとともに、前記ドーム部材に流入された空気を排出しないように制御し、
前記第2の弁は、前記排出口を介して、前記ドーム部材に流入された空気を排出するように制御することを特徴とする請求項1又は2記載のキーボード。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のキーボードを有することを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010216856A JP2012073734A (ja) | 2010-09-28 | 2010-09-28 | キーボード及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010216856A JP2012073734A (ja) | 2010-09-28 | 2010-09-28 | キーボード及び電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012073734A true JP2012073734A (ja) | 2012-04-12 |
Family
ID=46169858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010216856A Withdrawn JP2012073734A (ja) | 2010-09-28 | 2010-09-28 | キーボード及び電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2012073734A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150237764A1 (en) * | 2014-02-19 | 2015-08-20 | Acer Incorporated | Electronic device and heat dissipation method |
CN108287615A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-07-17 | 无锡睿勤科技有限公司 | 一种键盘 |
-
2010
- 2010-09-28 JP JP2010216856A patent/JP2012073734A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20150237764A1 (en) * | 2014-02-19 | 2015-08-20 | Acer Incorporated | Electronic device and heat dissipation method |
US9367104B2 (en) * | 2014-02-19 | 2016-06-14 | Acer Incorporated | Electronic device and heat dissipation method |
CN108287615A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-07-17 | 无锡睿勤科技有限公司 | 一种键盘 |
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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