JP2012070774A - ガス系消火剤貯蔵容器用容器弁 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】消火剤貯蔵容器2の開口部21に装着する容器装着部11と、火災時に開放される弁部12とを備えたガス系消火剤貯蔵容器用容器弁1において、容器装着部11と弁部12の間の消火剤流路13に、消火剤流路13を遮断可能とする開閉弁14を設ける。
【選択図】図1
Description
そこで、容器弁の経年劣化や腐食による誤放出や不作動を防止し、安全性を確保するために、容器弁の点検に係る規定、実施要領等を整備し速やかに対応を図っていくこととされている。
より具体的には、設置後10年を経過した容器弁は、設置後15年までに再検査を行うこととされ、点検要領が示されている。
これにより、容器弁の点検を行う際の消火剤貯蔵容器から消火剤を完全に放出する工程をなくし、従来の容器弁の点検に伴う放出する消火剤の処理や消火剤の再充填の手数やコストを要するという問題を解消することができる。
このガス系消火剤貯蔵容器用容器弁1は、消火剤貯蔵容器2の開口部21に装着する容器装着部11と、火災時に開放される弁体12aを配した弁部12とを備え、容器装着部11と弁部12の間の消火剤流路13に、消火剤流路13を遮断可能とする開閉弁14を設けることにより、容器弁1の点検を行う際に、開閉弁14を閉鎖することによって消火剤流路13を遮断して、消火剤貯蔵容器2に消火剤を貯留した状態で容器弁1の点検、具体的には、容器装着部11から弁部12を取り外して耐圧試験を含む点検を行うことができるようにしている。
これにより、容器弁1の点検を行う際の消火剤貯蔵容器2から消火剤を完全に放出する工程をなくし、従来の容器弁1の点検に伴う放出する消火剤の処理や消火剤の再充填の手数やコストを要するという問題を解消することができるものとなる。
一方、図1(b)に示すように、容器弁1の弁部12を容器装着部11から取り外すと、ばね14aの付勢力によって開閉弁14が押し上げられ、開閉弁14が閉鎖されるようにしている。
そして、この容器弁1は、容器弁1の弁部12の点検を、ガス系消火設備を設置した場所以外の工場等で行うことができる。
これにより、ガス系消火設備の使用時にガス系消火設備の消火剤流路に予め設定した圧力以上のガス圧がかかることを防止することができる。
安全装置15が開放する圧力は、通常、容器弁1の耐圧試験圧力の0.68〜0.8倍で作動するように設定するが、それより大きい圧力で作動するように設定することもできる。
これにより、開閉弁14を閉鎖することによって消火剤流路13を遮断して消火剤貯蔵容器2に消火剤を貯留した状態で容器弁1の点検を行う際に、開閉弁14より消火剤貯蔵容器2の開口部21側の消火剤流路13に予め設定した圧力以上のガス圧がかかることを防止することができる。
安全装置16が開放する圧力は、通常、容器弁1の耐圧試験圧力の0.68〜0.8倍で作動するように設定するが、それより大きい圧力で作動するように設定することもできる。
また、本実施例において、安全装置16は、開閉弁14より消火剤貯蔵容器2の開口部21側の消火剤流路13に常に連通するようにされているが、例えば、容器弁1の弁部12を容器装着部11に取り付けると、安全装置16と開閉弁14より消火剤貯蔵容器2の開口部21側の消火剤流路13との連通が遮断され、安全装置16の点検等を行うことができるように構成することもできる。
また、安全装置16の取付形態は、図1に記載のものに限定されず、図2に示す本発明のガス系消火剤貯蔵容器用容器弁の第1実施例の変形例のように、安全装置16を取り付けることもできる。
このガス系消火剤貯蔵容器用容器弁1は、二酸化炭素等の液体状態で消火剤貯蔵容器(図示省略)に貯留され、サイホン管(図示省略)を介して容器弁1に供給されるガス系消火剤のためのもので、火災時に封板12bを破ることで開放される弁体12aを配した弁部12を備えている。
この容器弁1は、開閉弁14の開閉操作を行うハンドル14bを備えるようにしており、容器弁1の点検を行う際に、ハンドル14bを操作して開閉弁14を閉鎖することによって消火剤流路13を遮断して、消火剤貯蔵容器2に消火剤を貯留した状態で容器弁1の弁部12の点検を行うことができるようにしている。
そして、この容器弁1は、ハンドル14bを備えることにより、開閉弁14の開閉操作を簡単、かつ確実に行うことができる。
このガス系消火剤貯蔵容器用容器弁1は、二酸化炭素等の液体状態で消火剤貯蔵容器2に貯留され、サイホン管13aを介して容器弁1に供給されるガス系消火剤のためのもので、火災時に封板12bを破ることで開放される弁体12aを配した弁部12を備えている。
この容器弁1は、図6(a)に示すように、容器弁1の弁部12を容器装着部11の所定位置(通常位置)までねじ込んで取り付けた状態では、ばね14aの付勢力を受けた開閉弁14が弁部12の下端に当接する位置まで押し上げられ、開閉弁14が開放されるようにしている。
一方、図6(b)に示すように、容器弁1の弁部12を容器装着部11の所定位置(通常位置)よりさらにねじ込むことによって、ばね14aの付勢力に抗して開閉弁14を押し下げ、開閉弁14を閉鎖することによって消火剤流路13を遮断して、消火剤貯蔵容器2に消火剤を貯留した状態で容器弁1の弁部12の点検を行うことができるようにしている。
容器弁1の弁部12の点検が完了すると、図6(a)に示すように、容器弁1の弁部12を容器装着部11の所定位置(通常位置)まで弛め、開閉弁14が開放されるようにする。
そして、この容器弁1は、容器弁1の弁部12の容器装着部11へのねじ込み量を変えることにより、開閉弁14の開閉操作を簡単に行うことができる。
このガス系消火剤貯蔵容器用容器弁1は、二酸化炭素等の液体状態で消火剤貯蔵容器(図示省略)に貯留され、サイホン管13aを介して容器弁1に供給されるガス系消火剤のためのもので、火災時に封板12bを破ることで開放される弁体12aを配した弁部12を備えている。
この容器弁1は、図7(a)に示すように、容器弁1の弁部12を容器装着部11にねじ込んで取り付けると、弁部12の下端が開閉弁14に当接してばね14aの付勢力に抗して開閉弁14が押し下げられ、開閉弁14が開放されるようにしている。
一方、図7(b)に示すように、容器弁1の弁部12を容器装着部11から取り外すと、ばね14aの付勢力によって開閉弁14が押し上げられ、開閉弁14が閉鎖されるようにしている。
そして、この容器弁1は、容器弁1の弁部12の点検を、ガス系消火設備を設置した場所以外の工場等で行うことができる。
このガス系消火剤貯蔵容器用容器弁1は、二酸化炭素等の液体状態で消火剤貯蔵容器2に貯留され、サイホン管13aを介して容器弁1に供給されるガス系消火剤のためのもので、火災時に封板12bを破ることで開放される弁体12aを配した弁部12を備えている。
この容器弁1は、ボール弁等の開閉弁14の開閉操作を行う操作部14cを備えるようにしており、容器弁1の点検を行う際に、操作部14cを操作して開閉弁14を閉鎖することによって消火剤流路13を遮断して、消火剤貯蔵容器2に消火剤を貯留した状態で容器弁1の弁部12の点検を行うことができるようにしている。
そして、この容器弁1は、操作部14cを備えることにより、開閉弁14の開閉操作を簡単、かつ確実に行うことができる。
このガス系消火剤貯蔵容器用容器弁1は、フッ素ガス系等の液体状態で消火剤貯蔵容器(図示省略)に貯留され、サイホン管13aを介して容器弁1に供給されるガス系消火剤のためのもので、火災時に封板12bを破ることで開放される弁体12aを配した弁部12を備えている。
この容器弁1は、ボール弁等の開閉弁14の開閉操作を行う操作部14cを備えるようにしており、容器弁1の点検を行う際に、操作部14cを操作して開閉弁14を閉鎖することによって消火剤流路13を遮断して、消火剤貯蔵容器2に消火剤を貯留した状態で容器弁1の弁部12の点検を行うことができるようにしている。
そして、この容器弁1は、操作部14cを備えることにより、開閉弁14の開閉操作を簡単、かつ確実に行うことができる。
このガス系消火剤貯蔵容器用容器弁1は、二酸化炭素等の液体状態で消火剤貯蔵容器(図示省略)に貯留され、サイホン管(図示省略)を介して容器弁1に供給されるガス系消火剤のためのもので、火災時に封板12bを破ることで開放される弁体12aを配した弁部12を備えている。
この容器弁1は、弁部12を水平面内で揺動(例えば、90°)させることにより開閉弁14の開閉操作を行うことができるようにしており、容器弁1の点検を行う際に、弁部12を揺動操作して開閉弁14を閉鎖することによって消火剤流路13を遮断して、消火剤貯蔵容器2に消火剤を貯留した状態で容器弁1の弁部12の点検を行うことができるようにしている。
そして、この容器弁1は、弁部12を揺動操作することにより、開閉弁14の開閉操作を簡単、かつ確実に行うことができる。
11 容器装着部
12 弁部
12a 弁体
12b 封板
13 消火剤流路
13a サイホン管
14 開閉弁
14a ばね
14b ハンドル
14c 操作部
15 安全装置
16 安全装置
2 消火剤貯蔵容器
21 開口部
Claims (4)
- 消火剤貯蔵容器の開口部に装着する容器装着部と、火災時に開放される弁部とを備えたガス系消火剤貯蔵容器用容器弁において、容器装着部と弁部の間の消火剤流路に、該消火剤流路を遮断可能とする開閉弁を設けたことを特徴とするガス系消火剤貯蔵容器用容器弁。
- 弁部を開閉弁の下流側で容器装着部から分離可能にしたことを特徴とする請求項1記載のガス系消火剤貯蔵容器用容器弁。
- 開閉弁と弁部の間の消火剤流路に、予め設定した所定の圧力で開放する安全装置を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のガス系消火剤貯蔵容器用容器弁。
- 開閉弁より消火剤貯蔵容器の開口部側の消火剤流路に、予め設定した所定の圧力で開放する安全装置を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3記載のガス系消火剤貯蔵容器用容器弁。
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