JP2012068087A - 高耐水圧光ファイバハイドロホン - Google Patents

高耐水圧光ファイバハイドロホン Download PDF

Info

Publication number
JP2012068087A
JP2012068087A JP2010211921A JP2010211921A JP2012068087A JP 2012068087 A JP2012068087 A JP 2012068087A JP 2010211921 A JP2010211921 A JP 2010211921A JP 2010211921 A JP2010211921 A JP 2010211921A JP 2012068087 A JP2012068087 A JP 2012068087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
fiber coil
water pressure
high water
coil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010211921A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5131497B2 (ja
Inventor
Kenji Saijo
献児 西條
Chiaki Ogawara
千晶 大河原
Hideki Shimamura
英樹 嶋村
Ryotaku Sato
陵沢 佐藤
Makoto Minami
誠 南
Yasuaki Tadokoro
靖章 田所
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TECHNICAL RES & DEV INST MINISTRY DEFENCE
Oki Electric Industry Co Ltd
Technical Research and Development Institute of Japan Defence Agency
Original Assignee
TECHNICAL RES & DEV INST MINISTRY DEFENCE
Oki Electric Industry Co Ltd
Technical Research and Development Institute of Japan Defence Agency
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TECHNICAL RES & DEV INST MINISTRY DEFENCE, Oki Electric Industry Co Ltd, Technical Research and Development Institute of Japan Defence Agency filed Critical TECHNICAL RES & DEV INST MINISTRY DEFENCE
Priority to JP2010211921A priority Critical patent/JP5131497B2/ja
Publication of JP2012068087A publication Critical patent/JP2012068087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5131497B2 publication Critical patent/JP5131497B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Transform (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

【課題】小型化、高感度のどちらも犠牲にすることなく高耐水圧とできる高耐水圧光ファイバハイドロホンが望まれていた。
【解決手段】光ファイバが円筒状に巻回されて構成された光ファイバコイル1と、光ファイバコイル1の内側に配置され、内部に空気室2を有する弾性円筒3と、光ファイバコイル1の開放されている両端を閉塞する蓋4と、蓋4の一方に設けられ、光ファイバコイル1の内側と外側との圧力平衡を保つためのオリフィス4aとを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、光ファイバハイドロホンに関するものである。
従来のこの種の光ファイバハイドロホンには非特許文献1、特許文献1に示されたものがあり、非特許文献1のfig.7に示されたように、光ファイバを円筒(mandrel)に巻いた構造を有している。音圧が加わると、円筒が呼吸振動して光ファイバが歪み、その光ファイバの歪みにより、光ファイバを伝搬した光位相が変調される。その位相変調された光を位相復調することで水中の音を検出する。水中部に電子回路を用いずに多重伝送系を構成できるので、信号を伝送するケーブルが少なくなり軽量となる。
特許文献1に示された光ファイバハイドロホン(光ファイバ音響センサ)は、耐水圧性を向上させるため、光ファイバを巻いた円筒の中に液体を充填した状態で使用するもので、円筒の蓋に設けるオリフィス(開口部)と円筒内のキャビティとの寸法で決まる共振周波数より高い周波数の音を検出する。水圧に対しては、円筒内外の圧力がバランスするため円筒及び光ファイバコイルが圧力で押し潰されることがなくなり高耐水圧となる。
特許3237051号(図1、第3頁、第4頁)
IEEE SENSORS JOURNAL,VOL.3,NO.1,Large-Scale Remotely Interrogated Array of Fiber-Optic Interferometric Sensors for Underwater Acoustic Applications(図7)
非特許文献1に示されたように空気室を用いる構造の場合、耐水圧を高くするためには、水圧による撓みにより光ファイバが断線しないように円筒を厚くすることになるが、反面、高い感度が得られなくなる。特許文献1のように円筒の内側に液体を満たし、円筒の内外で圧力をバランスさせる構造にすると、高耐水圧とできる一方、液体の体積弾性係数が空気より高いことから感度が低くなる。円筒内側の体積を増やすと感度は高くなるがハイドロホンが大型化する。
このようなことから、小型化、高感度のどちらも犠牲にすることなく高耐水圧とできる高耐水圧光ファイバハイドロホンが望まれていた。
この発明に係る高耐水圧光ファイバハイドロホンは、光ファイバが円筒状に巻回されて構成された光ファイバコイルと、光ファイバコイルの内側に配置された中空弾性体と、光ファイバコイルの開放されている両端を閉塞する蓋と、蓋の一方に設けられ、光ファイバコイルの内側と外側との圧力平衡を保つための開口部とを有するものである。
この発明によれば、光ファイバコイルの内側に中空弾性体を設けたため、音圧感度が高くすることができ、また、蓋の一方に開口部を設けて光ファイバコイルの内側と外側との圧力平衡を保つ構成としたため、光ファイバコイル内側の体積を増やすことなく高耐水圧とすることができる。
この発明の実施の形態1に係る高耐水圧光ファイバハイドロホンの構成図である。 この発明の実施の形態2に係る高耐水圧光ファイバハイドロホンの構成図である。 この発明の実施の形態3に係る高耐水圧光ファイバハイドロホンの構成図である。 この発明の実施の形態4に係る高耐水圧光ファイバハイドロホンの構成図である。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る高耐水圧光ファイバハイドロホンの構造を示す図である。
高耐水圧光ファイバハイドロホンは、光ファイバを巻回して円筒状に構成した光ファイバコイル1と、光ファイバコイル1の内側に配置され、内部に空気室2を有する中空弾性体である弾性円筒3と、光ファイバコイル1及び弾性円筒3の開放されている両端に取り付けられた蓋4とを有している。弾性円筒3の材質には光ファイバより耐圧(耐圧縮力)の大きい弾性材料を用いる。
光ファイバハイドロホンは、光ファイバコイル1とケース9との間の空間S1と、光ファイバコイル1と弾性円筒3との間の空間S2とにそれぞれ液体(油や水など)が満たされた状態で使用されるもので、光ファイバコイル1の内側と外側とで液体の圧力がバランスするように、蓋4には開口部(以下、オリフィスという)4aが貫通形成されている。
また、光カプラ5とミラー6a、6bを用い、円筒に巻いた光ファイバコイル1がアームとなる光ファイバ干渉計を構成している。光ファイバ干渉計において、光源10からの光は、光ファイバ7を通過してケース9内の光カプラ5に入射し、光カプラ5にて分岐され、一方は光ファイバコイル1に入射し、他方は光ファイバ8に入射する。そして、光ファイバコイル1と光ファイバ8とに別々に入力された光は、それぞれミラー6a、6bにて反射され、光カプラ5に戻る。光ファイバコイル1と光ファイバ8には光の経路の長さに差が生じるため、位相差が生じて干渉し、光カプラ5から干渉光が出力される。この干渉光の出力の変動を捉えて音圧を計測する。
上記のようにして形成した光ファイバ干渉計は、ケース9内に収納される。ケース9には、音を透過し易いゴムまたは柔らかい樹脂材料を用いる。ケース9外には、光源10と、光カプラ5から出力された干渉光を受光する受光部11と、受光部11にて受光した干渉光を復調する復調部12とを備えている。尚、光源10、受光部11及び復調部12の具体例には非特許文献1に示されたものがある。
また、上記構造により、光ファイバコイル1と、弾性円筒3との間に満たされた液体と、蓋4に設けたオリフィス4aとによりヘルムホルツ共振器が構成されている。従って、液体の体積弾性係数と、弾性円筒3の弾性係数と、オリフィス4aの開口部の径とで決まる共振周波数以下の周波数の音波はオリフィス4aを通過するが、共振周波数以上の周波数の音波はオリフィス4aを通過しない。
このように共振周波数以下の周波数の音波(静水圧を含む)は、オリフィス4aを通過するため光ファイバコイル1の内側と外側とで圧力が平衡して光ファイバコイル1は呼吸振動しない。従って、光ファイバコイル1は伸縮しない。一方、共振周波数以上の周波数の音波はオリフィス4aを通過できないので、光ファイバコイル1の外側の空間S1には「静水圧+この音波の音圧」が印加されるが、光ファイバコイル1の内側の空間S2には静水圧のみしか加わらない。従って、光ファイバコイル1の内側と外側に圧力不均衡が生じ、光ファイバコイル1及び弾性円筒3が、この音波の音圧で呼吸振動する。従って、光ファイバコイル1は伸縮する。また、弾性円筒3の呼吸振動により弾性円筒3内部の空気室2は縮小・復帰する。
次に、動作について説明する。
ヘルムホルツ共振器の共振周波数より高い周波数の音圧がケース9に加わると、光ファイバコイル1と弾性円筒3が呼吸振動する。これにより光ファイバが伸び縮みし、この光ファイバの伸縮によって光ファイバコイル1を伝搬した光の位相が変調され、その変調が加わった干渉光が光カプラ5から出力される。そして、その干渉光を受光部11にて受光し、復調部12にて復調して水中の音を検出する。
ここで、本例の高耐水圧光ファイバハイドロホンは、光ファイバコイル1の内側に、内部に空気室2を有する弾性円筒3を設けているため、弾性円筒3を設けずに光ファイバコイル1の内側全体を液体で満たした構造のものに比べ、光ファイバコイル1が伸縮しやすくなる。よって、音圧感度が向上している。
また、ケース9に水圧が加わると弾性円筒3は収縮するが、オリフィス4aから空間S2内に液体が流入し、光ファイバコイル1の内側と外側とで圧力がバランスするため、光ファイバコイル1は歪まない。
以上説明したように、この実施の形態1によれば、蓋4にオリフィス4aを設けることで高耐圧とできる構造に対し、光ファイバコイル1の内側に、内部に空気室2を有する弾性円筒3を設けたため、高耐圧でありながら、光ファイバコイル1の外径を大きくすることなく音圧感度を高くすることができる。なお、弾性円筒3の弾性係数を小さくすると音圧感度が向上するが、その一方で、耐水圧が低下するため、必要感度と耐水圧との兼ね合いにより中空弾性体の設計を行う。また、水圧を受けても光ファイバコイル1は歪まないため、耐力(耐圧縮力)が小さく光ファイバコイル1を使用しても、高い耐水圧性が得られる。また、中空弾性体として弾性円筒を用いたため、製造が容易である。
実施の形態2.
高耐水圧光ファイバハイドロホンの耐久性の向上を考慮した設計とすると、中空弾性体の形状が複雑になる場合がある。実施の形態2は、複雑な形状でも容易に成形できる中空弾性体を用いた点に特徴を有するものである。
図2は、この発明の実施の形態2に係る高耐水圧光ファイバハイドロホンの構造を示す図である。図2において、図1に示した実施の形態1と同一部分には同一符号を付す。
実施の形態2の実施の形態1との構造上の相違点は、光ファイバコイル1内に、弾性円筒3に代えて、弾性係数が低い樹脂材料で構成した気泡入り弾性体21を配置するとともに、気泡入り弾性体21の略中央に軸方向に貫通する支柱22を設け、支柱22により蓋4を支持する構造としたことである。なお、弾性係数は複雑な形状でも製作が容易な程度に低ければ良い。
気泡入り弾性体21は、弾性係数が低いゴム母材内に複数の気泡が混入したもので、ここでは円筒状に形成されている。気泡入り弾性体21は、言わば複数の微小な空気室(図示せず)がゴム母材内に配置された構造を有するもので、実施の形態1の空気室2と同様、複数の微小な空気室が気泡入り弾性体21の呼吸振動により縮小・復帰する。
気泡入り弾性体21の外径は、光ファイバコイル1の内径よりも小さく形成され、気泡入り弾性体21の外周面と光ファイバコイル1の内周面との間の空間S2には、実施の形態1と同様に、液体が満たされるようになっている。また、気泡入り弾性体21の上面と蓋4の下面との間には隙間が形成されており、オリフィス4aを介して空間S1と空間S2とが連通する構造となっている。この構造により、実施の形態1と同様に、オリフィス4aを介して光ファイバコイル1の内側と外側との圧力平衡が保たれるようになっている。
このように構成された実施の形態2の高耐水圧光ファイバハイドロホンのケース9に、共振周波数以上の周波数の音圧が加わると、光ファイバコイル1と気泡入り弾性体21が呼吸振動する。これにより光ファイバが伸び縮みし、この光ファイバの伸縮によって光ファイバコイル1を伝搬した光の位相が変調される。これ以降の動作は実施の形態1と同様である。
以上説明したように、この実施の形態2によれば実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、様々な形に製作できる弾性係数の低い樹脂材料を用いて中空弾性体を形成することで、製作が容易になる。
実施の形態3.
図3は、この発明の実施の形態3に係る光ファイバハイドロホンの構造を示す図である。図3において、図1と同一部分には同一符号を付す。
実施の形態3の実施の形態1との構造上の相違点は、蓋4を支える支柱22を光ファイバコイル1の略中央部に設けたことと、支柱22と光ファイバコイル1との間の空間に、弾性円筒31を複数設けたことである。
通常、光ファイバハイドロホンの設計を行うにあたり、光ファイバコイル1の外径が決定する。よって、この発明の光ファイバハイドロホンの場合、その決定した外径内に収まるように、弾性円筒の径を感度や耐久性の面から設計することになる。ここで、実施の形態1では弾性円筒3を1つとしていたが、実施の形態3では弾性円筒31を複数としたことを特徴としており、光ファイバコイル1内に複数設置する関係上、実施の形態3の弾性円筒31の径は、実施の形態1の弾性円筒3よりも細いものとなる。
ここで、一般に弾性円筒の共振周波数は、弾性円筒の径を細くすると共振周波数が高くなり、受波感度周波数特性が平坦になる帯域が広くなる。しかしその一方、弾性円筒の径を細くすると弾性円筒の弾性係数が高くなるため、センサとしての感度が悪くなる。よって、実施の形態1のように一つの弾性円筒によって所望の感度を満たす設計とした弾性円筒に比べ、径の細い弾性円筒31を仮に一つだけ設けた構成とすると、共振周波数を高くすることはできるが、感度は低くなってしまう。よって、径の細い弾性円筒31を複数設けることで、共振周波数を高くしながらも、径を細くしたことによる感度低下の影響を抑える構成とできる。なお、各弾性円筒31の径は全て同じでもよいし、別々でも良い。
次に、動作について説明する。
実施の形態3の高耐水圧光ファイバハイドロホンの動作は実施の形態1と同じであるが、弾性円筒31の共振周波数が高いので実施の形態1より高い周波数まで受波感度周波数特性が平坦になる。
以上説明したように、この実施の形態3によれば実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、弾性円筒31を複数設けたので、共振周波数を高くしながらも、径を細くしたことによる感度低下の影響を抑える構成とできる。
実施の形態4.
図4は、この発明の実施の形態4に係る高耐水圧光ファイバハイドロホンの構造を示す図である。図4において、図1と同一部分には同一符号を付す。
実施の形態4の高耐水圧光ファイバハイドロホンは、複数の光ファイバ干渉計7A、7B、7C(符号図示せず)を隣接して設けた構成を有するものであり、以下その構造について説明する。
複数の光ファイバコイルC1、B1、A、B2、C2がこの順に上下方向に隣接して配置され、その隣接する光ファイバコイル間に隔壁41a、41b、41c、41dが設けられた構成を有している。また、各光ファイバコイルC1、B1、A、B2、C2内にはそれぞれ、弾性円筒31と、支柱22とが備えられている。そして、光ファイバコイルC1の隔壁41aと反対側の開口面と、光ファイバコイルC2の隔壁41dと反対側の開口面には、蓋4が取り付けられている。蓋4と、隔壁41a、41b、41dにはそれぞれオリフィス4aが形成されている。
光ファイバコイルAは、他の光ファイバコイルC1、B1、B2、C2とは独立して設けられている。一方、光ファイバコイルB1と光ファイバコイルB2は互いに接続されており、また、光ファイバコイルC1と光ファイバコイルC2も同様に互いに接続されている。そして、光ファイバコイルAと、光カプラ5Aと、ミラー6Aとにより光ファイバ干渉計7Aが構成されている。また、光ファイバコイルB1と、光ファイバコイルB2と、光カプラ5Bと、ミラー6Bとにより光ファイバ干渉計7Bが構成されている。さらに、光ファイバコイルC1と、光ファイバコイルC2と、光カプラ5Cと、ミラー6Cとにより光ファイバ干渉計7Cが構成されている。
光ファイバコイルC1、B1、B2、C2内にそれぞれ配置されている各弾性円筒31は、光ファイバコイル内で互いに位置を変えて配置されており、音響中心(感度の中心位置)が光ファイバ干渉計7A、7B、7Cでそれぞれ異なるように構成されている。ケース9外に設けた復調部12は、各光ファイバ干渉計7A、7B、7Cの光を別々に復調する。また、実施の形態4の高耐水圧光ファイバハイドロホンは更に、光ファイバコイルの円周上のどの方向から到来した音かを判別する方向判別部13を備えている。
このように構成された実施の形態4の高耐水圧光ファイバハイドロホンにおいて、各光ファイバ干渉計7A、7B、7Cはそれぞれ実施の形態1と同様に動作する。復調部12は、各光ファイバ干渉計7A、7B、7Cの光を別々に復調し、方向判別部13は、復調部12にて別々に復調されて検出された各音の時間差から光ファイバコイルの円周上のどの方向から到来した音かを判別する。
以上説明したように、この実施の形態4によれば実施の形態1と同様の効果が得られるとともに、光ファイバコイルの円周上のどの方向から到来した音を検知する構成において、従来公知の複数の光ファイバコイルを3角形に配置する構成(特開平11−337632号公報)よりも、全体構成を細く小型化することができる。
実施の形態1では支柱22を用いない例、実施の形態2と実施の形態3では支柱22を用いる例を説明したが、支柱22を用いるかどうかは光ファイバコイル1、弾性円筒3及び弾性円筒31のそれぞれの硬さ、並びに必要な耐震性等で選択する。
上記実施の形態では、中空弾性体として、弾性円筒または円筒状の気泡入りゴムを用いる例で説明したが、その形状は、球、立方体の箱、など他の形状でも良く、要は内部に空間がある弾性体であれば良い。また、上記実施の形態では、中空弾性体の内部を空気室2として説明したが、中空弾性体の内部空間には、アルゴン(不活性、分子が大きい)を入れる場合や、真空にする場合、工程の都合で別のガスが入る場合等もあるため、必ずしも空気室に限られない。
すべての実施の形態において、光カプラ5とミラーを用いるマイケルソン干渉計を構成する例で説明したが、2つのファイバ・ブラッグ・グレーティングを用いる干渉計など他のタイプの干渉計で構成することもできる。
円筒型光ファイバコイルを用いる例で説明したが、振動板に渦巻き状に巻いた形など他の形にした光ファイバを用いることもできる。
実施の形態4では3つの干渉計を用いる例で説明したが、2つまたは4つ以上の干渉計を用いることもできる。
実施の形態4では弾性円筒を用いる例で示したが、気泡入りゴムなど他の弾性体を用いることもできる。
1 光ファイバコイル、2 空気室、3 弾性円筒、4 蓋、4a オリフィス、5 光カプラ、5A 光カプラ、5B 光カプラ、5C 光カプラ、6A ミラー、6B ミラー、6C ミラー、6a ミラー、6b ミラー、7 光ファイバ、7A 光ファイバ干渉計、7B 光ファイバ干渉計、7C 光ファイバ干渉計、8 光ファイバ、9 ケース、10 光源、11 受光部、12 復調部、13 方向判別部、21 気泡入り弾性体、22 支柱、31 弾性円筒、41a 隔壁、41d 隔壁、A 光ファイバコイル、B1 光ファイバコイル、B2 光ファイバコイル、C1 光ファイバコイル、C2 光ファイバコイル、S1 空間、S2 空間。

Claims (5)

  1. 光ファイバが円筒状に巻回されて構成された光ファイバコイルと、
    前記光ファイバコイルの内側に配置された中空弾性体と、
    前記光ファイバコイルの開放されている両端を閉塞する蓋と、
    前記蓋の一方に設けられ、前記光ファイバコイルの内側と外側との圧力平衡を保つための開口部と
    を有することを特徴とする高耐水圧光ファイバハイドロホン。
  2. 前記中空弾性体は、内部が中空の円筒である弾性円筒であることを特徴とする請求項1記載の高耐水圧光ファイバハイドロホン。
  3. 前記中空弾性体は、成形の容易な樹脂材料で作られていることを特徴とする請求項1記載の高耐水圧光ファイバハイドロホン。
  4. 前記光ファイバコイルの内側に、前記中空弾性体を複数設けたことを特徴とする請求項1記載の高耐水圧光ファイバハイドロホン。
  5. 前記光ファイバコイルを上下方向に複数配列した構成を有し、それぞれの光ファイバコイル内に配置する中空弾性体の位置を変えて音響中心をずらしたことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載の高耐水圧光ファイバハイドロホン。
JP2010211921A 2010-09-22 2010-09-22 高耐水圧光ファイバハイドロホン Active JP5131497B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010211921A JP5131497B2 (ja) 2010-09-22 2010-09-22 高耐水圧光ファイバハイドロホン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010211921A JP5131497B2 (ja) 2010-09-22 2010-09-22 高耐水圧光ファイバハイドロホン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012068087A true JP2012068087A (ja) 2012-04-05
JP5131497B2 JP5131497B2 (ja) 2013-01-30

Family

ID=46165543

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010211921A Active JP5131497B2 (ja) 2010-09-22 2010-09-22 高耐水圧光ファイバハイドロホン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5131497B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105115586A (zh) * 2015-05-28 2015-12-02 北京航天控制仪器研究所 一种自平衡抗静压气背芯轴式干涉光纤水听器探头
CN110006517A (zh) * 2019-03-26 2019-07-12 中国船舶重工集团公司第七一五研究所 空气背衬无弹性体光纤水听器探头及加工方法
CN110006519A (zh) * 2019-03-26 2019-07-12 中国船舶重工集团公司第七一五研究所 一体化增敏结构的空气背衬光纤水听器探头
CN110146153A (zh) * 2019-03-26 2019-08-20 中国船舶重工集团公司第七一五研究所 端面接收轴型光纤平面水听器

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109631977B (zh) * 2019-01-07 2020-12-25 武汉船用机械有限责任公司 一种压力试验装置
CN111256807B (zh) * 2020-02-24 2020-11-06 中国人民解放军国防科技大学 一种基于折叠空气腔的小尺寸干涉型高频光纤水听器

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06339193A (ja) * 1993-05-27 1994-12-06 Oki Electric Ind Co Ltd 円筒型光ファイバ音響センサ及びその製造方法
JPH09178544A (ja) * 1995-12-26 1997-07-11 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 高耐水圧円筒型光ファイバ音響センサ
JPH09196748A (ja) * 1996-01-22 1997-07-31 Oki Electric Ind Co Ltd 高耐水圧円筒型光ファイバ音響センサ
JP3237051B2 (ja) * 1996-01-22 2001-12-10 沖電気工業株式会社 高耐水圧円筒型光ファイバ音響センサ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06339193A (ja) * 1993-05-27 1994-12-06 Oki Electric Ind Co Ltd 円筒型光ファイバ音響センサ及びその製造方法
JPH09178544A (ja) * 1995-12-26 1997-07-11 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 高耐水圧円筒型光ファイバ音響センサ
JPH09196748A (ja) * 1996-01-22 1997-07-31 Oki Electric Ind Co Ltd 高耐水圧円筒型光ファイバ音響センサ
JP3237051B2 (ja) * 1996-01-22 2001-12-10 沖電気工業株式会社 高耐水圧円筒型光ファイバ音響センサ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105115586A (zh) * 2015-05-28 2015-12-02 北京航天控制仪器研究所 一种自平衡抗静压气背芯轴式干涉光纤水听器探头
CN110006517A (zh) * 2019-03-26 2019-07-12 中国船舶重工集团公司第七一五研究所 空气背衬无弹性体光纤水听器探头及加工方法
CN110006519A (zh) * 2019-03-26 2019-07-12 中国船舶重工集团公司第七一五研究所 一体化增敏结构的空气背衬光纤水听器探头
CN110146153A (zh) * 2019-03-26 2019-08-20 中国船舶重工集团公司第七一五研究所 端面接收轴型光纤平面水听器

Also Published As

Publication number Publication date
JP5131497B2 (ja) 2013-01-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5131497B2 (ja) 高耐水圧光ファイバハイドロホン
AU2012241768B2 (en) All-optical hydrophone that is not sensitive to temperature or static pressure
JP5681705B2 (ja) ベローズ増幅器を有するファイバブラッググレーティングハイドロホン
US5625724A (en) Fiber optic hydrophone having rigid mandrel
US4951271A (en) Flextensional hydrophone
US7466631B1 (en) Enhanced sensitivity pressure tolerant fiber optic hydrophone
CN106153044B (zh) 一种用于微惯性测量单元的减振结构
US10551255B2 (en) Optical sensor device, sensor apparatus and cable
US20090323075A1 (en) Flexural disc fiber optic sensor
JP3635492B2 (ja) ファイバーオプティク地震センサ
JPH06339193A (ja) 円筒型光ファイバ音響センサ及びその製造方法
JP3237051B2 (ja) 高耐水圧円筒型光ファイバ音響センサ
CN109655149B (zh) 一种光纤激光矢量水听器
JP3237056B2 (ja) 振動板型光ファイバ加速度センサ
JP3263897B2 (ja) 高耐水圧円筒型光ファイバ音響センサ
Jin et al. The optimal design of a 3D column type fiber-optic vector hydrophone
JP2818931B2 (ja) 高耐水圧円筒型光ファイバ音響センサ
JP5194418B2 (ja) ハイドロホン
CA2384971C (en) Fiber optic seismic sensor

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120925

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121023

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151116

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5131497

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250