JP2012063909A - 情報処理装置、ジョブ表示プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、ジョブ表示プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ジョブ投入機器からジョブ実行機器へのジョブの流れを可視化する情報処理装置、ジョブ表示プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】情報処理装置100は、ジョブ投入機器からジョブ実行機器に投入されたジョブに関するジョブ情報と、ジョブ投入機器及びジョブ実行機器の配置位置に関するマップ情報と、を取得する取得手段11,12と、ジョブ情報から、投入ジョブにおけるジョブ投入機器とジョブ実行機器とを特定し、マップ情報に含まれる特定機器の配置位置に基づき、特定機器を結ぶ線分を算出し、算出した線分から、投入ジョブの流れを示す表示部品を生成する生成手段13と、生成した表示部品を、機器の配置情報とともに画面上に表示する表示手段14と、を有することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、ジョブ投入機器からジョブ実行機器へのジョブの流れを可視化する技術に関するものである。
近年、情報処理装置(ジョブ投入機器)や画像処理装置(ジョブ実行機器)などのオフィス機器を資産管理し、TCO(Total Cost of Ownership)やエコ対応などを目的とした機器使用の効率化が取り組まれている。
このような点を背景に、次のような技術が開示されている。例えば、特許文献1には、画像処理装置の位置、属性(所属)、及び状態(ステータス)を視覚的に確認できる技術が開示されている。また、特許文献2には、投入されたジョブがどのように処理されたかなどの情報を視覚的に確認できる技術が開示されている。
しかしながら、従来の方法では、「どの情報処理装置」から「どの画像処理装置」に対してジョブが投入されたのかが可視化されていない。そのため、機器使用の効率化において、画像処理装置におけるジョブの集中や分散といった負荷状態を考慮し、ジョブの流れを変更するなどの具体的な対応を行うことができなかった。
本発明は上記従来技術の問題点を鑑み提案されたものであり、ジョブ投入機器からジョブ実行機器へのジョブの流れを可視化することができる情報処理装置、ジョブ表示プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報処理装置は、ジョブ投入機器からジョブ実行機器に投入されたジョブに関するジョブ情報と、前記ジョブ投入機器及び前記ジョブ実行機器の配置位置に関するマップ情報と、を取得する取得手段と、前記ジョブ情報から、投入ジョブにおけるジョブ投入機器とジョブ実行機器とを特定し、前記マップ情報に含まれる特定機器の配置位置に基づき、前記特定機器を結ぶ線分を算出し、算出した線分から、前記投入ジョブの流れを示す表示部品を生成する生成手段と、生成した表示部品を、機器の配置情報とともに画面上に表示する表示手段と、を有している。
このような構成によって、本発明に係る情報処理装置は、投入ジョブを示すジョブ情報と機器配置を示すマップ情報とに基づき、ジョブ投入機器からジョブ実行機器へのジョブの流れを示す表示部品(Graphic Parts)を生成し、生成した表示部品を、機器の配置情報とともに画面上に表示する。
これによって、本発明に係る情報処理装置では、ジョブ投入機器からジョブ実行機器へのジョブの流れが可視化される。その結果、利用者は、ジョブ投入機器とジョブ実行機器との間のジョブの流れを容易に把握できる。
本発明によれば、投入ジョブを示すジョブ情報と機器配置を示すマップ情報とに基づき、ジョブ投入機器からジョブ実行機器へのジョブの流れを示す表示部品を生成し、生成した表示部品を、機器の配置情報とともに画面上に表示することで、ジョブ投入機器からジョブ実行機器へのジョブの流れを可視化する情報処理装置、ジョブ表示プログラム、及びそのプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る印刷システムの構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るジョブ表示機能の構成例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るジョブ方向を可視化する表示処理の動作例を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るジョブ量を可視化する表示処理の動作例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るジョブ表示機能の構成例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る複数ジョブの累積ジョブ量を可視化する表示処理の動作例(その1)を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る複数ジョブの累積ジョブ量を可視化する表示処理の動作例(その2)を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係るジョブ表示機能の構成例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る複数ジョブ投入時のジョブ実行機器の処理負荷を可視化する表示処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る複数ジョブ投入時のジョブ実行機器の処理負荷が可視化された表示例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係るジョブ表示機能の構成例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る表示部品情報のデータ例を示す図である。 本発明の第4の実施形態に係る複数ジョブ投入時のジョブ実行機器の負荷率を再計算後に可視化(負荷分散をシミュレート)する表示処理手順例を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施の形態(以下「実施形態」と言う)について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る印刷システム1の構成例を示す図である。
図1には、複数の情報処理装置100〜100(以降総称する場合「情報処理装置100」と言う)と、複数の画像処理装置200〜200(以降総称する場合「画像処理装置200」と言う)とが、ネットワークなどのデータ伝送路N(例えば「LAN:Local Area Network」)で接続されるシステム構成例が示されている。
情報処理装置100は、画像処理装置200に対して画像処理を要求する機器である。つまり、情報処理装置100は、ジョブ投入機器にあたる。一方、画像処理装置200は、画像処理機能を有する機器である。画像処理機能には、例えば、原稿読み取りや印刷などがある。つまり、画像処理装置200は、ジョブ実行機器にあたる。
また、本実施形態に係る印刷システム1には、ジョブ管理装置300が接続されている。ジョブ管理装置300は、情報処理装置100から画像処理装置200に対して投入されたジョブを管理する機器である。ジョブ管理装置300では、例えば、ジョブ投入時に、ジョブを識別する情報(以下「ジョブ識別情報」と言い、ジョブIDなどが該当する)と、情報処理装置100や画像処理装置200などを識別する情報(以下「機器識別情報」と言い、IPアドレス:Internet Protocol addressなどが該当する)と、が対応づけられ、所定の記憶領域に記録されたジョブ情報により、投入ジョブを管理する。
これにより、本実施形態に係る印刷システム1では、次のような印刷サービスを利用者に提供する。例えば、利用者は、情報処理装置100から、ジョブ実行機器である画像処理装置200を指定し、印刷ジョブを送信する。すると、印刷ジョブは、指定先の機器識別情報とともに、ジョブ管理装置300に蓄積(一時的に保持)される。このとき、ジョブ管理装置300は、ジョブ情報を記録する。
その後、ジョブ管理装置300は、指定先の画像処理装置200に対して、蓄積した印刷ジョブを送信する。その結果、画像処理装置200では、印刷ジョブが実行される。このように、本実施形態に係る印刷システム1では、ジョブ管理装置300によって、情報処理装置100から画像処理装置200に対して投入されたジョブが管理される。
また、本実施形態に係る印刷システム1には、マップ管理装置400が接続されている。マップ管理装置400は、情報処理装置100や画像処理装置200などの機器配置を管理する機器である。マップ管理情報400では、例えば、機器識別情報と、情報処理装置100や画像処理装置200などの配置位置を示す情報(以下「機器位置情報」と言い、二次元空間の座標値などが該当する)と、が対応づけられ、所定の記憶領域に記録されたマップ情報により、機器配置を管理する。
これにより、本実施形態に係る印刷システム1では、マップ管理情報400からマップ情報を取得し、取得したマップ情報に基づく画面を情報処理装置100に表示することで、利用者が、機器配置を含む資産管理に係る情報を簡便に確認することができる。
以上のように、本実施形態に係る印刷システム1では、上記システム構成により、画像処理サービスや資産管理サービスなどを提供することができる。
<ハードウェア構成>
図2は、本実施形態に係る情報処理装置100のハードウェア構成例を示す図である。
図2に示すように、情報処理装置100は、入力装置101、表示装置102、ドライブ装置103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、インタフェース装置107、及びHDD(Hard Disk Drive)108などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、キーボードやマウスなどを含み、情報処理装置100に各操作信号を入力するのに用いられる。表示装置102は、ディスプレイなどを含み、情報処理装置100による処理結果を表示する。
インタフェース装置107は、情報処理装置100をデータ伝送路Nに接続するインタフェースである。これにより、情報処理装置100は、インタフェース装置107を介して、画像処理装置200や他の情報処理装置(マップ管理装置及びジョブ管理装置)とデータ通信を行うことができる。
HDD108は、プログラムやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラムやデータには、装置全体を制御する情報処理システム(例えば「Windows(商標又は登録商標)」や「UNIX(商標又は登録商標)」などの基本ソフトウェアであるOS(Operating System))、及びシステム上において各種機能(例えば「ジョブ表示機能」)を提供するアプリケーションなどがある。また、HDD108は、格納しているプログラムやデータを、所定のファイルシステム及び/又はDB(Data Base)により管理している。
ドライブ装置103は、着脱可能な記録媒体103aとのインタフェースである。これにより、情報処理装置100は、ドライブ装置103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。記録媒体103aには、例えば、フロッピー(商標又は登録商標)ディスク、CD(Compact Disk)、及びDVD(Digital Versatile Disk)、ならびに、SDメモリカード(SD Memory Card)やUSBメモリ(Universal Serial Bus Memory)などがある。
ROM105は、電源を切っても内部データを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、情報処理装置100の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、情報処理システム設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。CPU106は、上記記憶装置(例えば「HDD」や「ROM」など)から、プログラムやデータをRAM上に読み出し、処理を実行することで、装置全体の制御や搭載機能を実現する処理装置である。
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置100では、上記ハードウェア構成により、情報処理サービスを提供することができる。
<ジョブ表示機能>
本実施形態に係るジョブ表示機能について説明する。
本実施形態に係る情報処理装置100では、ジョブ識別情報と機器識別情報とが対応づけられて記録されたジョブ情報と、機器識別情報と機器位置情報とが対応づけられて記録されたマップ情報と、を取得する。情報処理装置100は、ジョブ情報の機器識別情報に基づき、マップ情報を参照し、配置された機器の中から、投入されたジョブに対応するジョブ投入機器(ジョブ投入元)とジョブ実行機器(ジョブ実行先)とを特定する。情報処理装置100は、特定した機器の機器位置情報に基づき、機器間を結ぶ線分を算出し、算出した線分から、ジョブの流れを視覚的に表現する表示部品を生成する。情報処理装置100は、生成した表示部品を、マップ情報に基づく機器配置を示すマップ画面上に表示する。本実施形態に係る情報処理装置100は、このようなジョブ表示機能を有している。
従来の方法では、「どの情報処理装置」から「どの画像処理装置」に対してジョブが投入されたのかが可視化されていないため、機器使用の効率化において、画像処理装置200におけるジョブの集中や分散といった負荷状態を考慮し、ジョブの流れを変更するなどの具体的な対応を行うことができなかった。
そこで、本実施形態に係る情報処理装置100は、投入ジョブを示すジョブ情報と機器配置を示すマップ情報とに基づき、ジョブ投入機器からジョブ実行機器へのジョブの流れを示す表示部品を生成し、生成した表示部品を、機器の配置情報とともに画面上に表示する仕組みとした。
これによって、本実施形態に係る情報処理装置100では、ジョブ投入機器からジョブ実行機器へのジョブの流れ(及びジョブ量)が可視化され、利用者が、ジョブ投入機器とジョブ実行機器との間のジョブの流れ(及びジョブ量)を容易に把握できる。
以下に、本実施形態に係るジョブ表示機能の構成とその動作について説明する。
図3は、本実施形態に係るジョブ表示機能の構成例を示す図である。
図3に示すように、本実施形態に係るジョブ表示機能は、マップ情報取得部11、ジョブ情報取得部12、表示部品生成部13、及び表示部14などを有している。
マップ情報取得部11は、マップ管理装置400からマップ情報を取得する機能部である。また、ジョブ情報取得部12は、ジョブ管理装置300からジョブ情報を取得する機能部である。情報処理装置100は、これらの機能部により、投入ジョブに対応するジョブ識別情報と、ジョブ投入機器とジョブ実行機器とに対応する機器識別情報及び機器位置情報と、を取得する。なお、マップ管理装置400及びジョブ管理装置300からの情報取得方法には、例えば、所定のスケジュールに従って定期的に取得する方法(ポーリングによる情報取得)や、ジョブ表示指示を受け付けたタイミングで取得する方法などがある。各機能部における取得方法については、データ伝送路N上の通信負荷状態や、取得情報種(情報の更新頻度)に応じて、最適な方法を決定し適用すればよい。
表示部品生成部13は、取得したジョブ情報とマップ情報とに基づき、投入されたジョブの流れを示す表示部品を生成する機能部である。表示部品生成部13は、ジョブ情報とマップ情報とに基づき、ジョブ投入元であるジョブ投入機器と、ジョブ実行先であるジョブ実行機器と、を結ぶ線分を算出し、算出した線分からジョブの流れを示す表示部品を生成する。よって、表示部品生成部13では、ジョブ方向算出部21を有している。
ジョブ方向算出部21は、機器配置を示す二次元空間(以下「マップ上」と言う)における、投入されたジョブの方向(以下「ジョブ方向」と言う)を示す線分を算出する機能部である。
ジョブ方向算出部21は、例えば、次のようにして、マップ上におけるジョブ方向を示す線分を算出する。ジョブ方向算出部21は、ジョブ投入機器及びジョブ実行機器それぞれの機器位置情報である座標値に基づき、2つの座標値を結ぶ線分を算出する。なお、機器位置情報は、表示部品生成部13が、ジョブ情報の機器識別情報に基づき、マップ情報を参照し、機器識別情報に該当するジョブ投入機器とジョブ実行機器と(配置機器のうちジョブ投入元及びジョブ実行先にあたる機器)を特定することで取得される。
また、ジョブ方向算出部21は、2つの座標値のうち、どちらがジョブ実行機器の機器位置情報と近似しているかを判別することで、ジョブ方向を示す印(例えば「矢先」)の付加位置を決定する。つまり、ジョブ方向算出部21は、線分の先端にあたる座標値と、ジョブ実行機器の機器位置情報の座標値との近似判定結果に基づき、ジョブ方向を決定する。
これにより、表示部品生成部13では、算出された線分と方向を示す印の付加位置(算出されたジョブ方向を示す線分)に基づき、ジョブの流れを示す表示部品として、例えば、ジョブ方向を示す矢先が付された線分(矢印オブジェクト)が生成される。
また、表示部品生成部13は、ジョブ量算出部22を有している。
ジョブ量算出部22は、ジョブ単位の処理量を示すジョブ量を算出する機能部である。ジョブ情報には、ジョブ識別情報や機器識別情報の他に、ジョブに関する情報が含まれている。ジョブに関する情報には、例えば、ジョブ投入者である利用者を識別する情報(以下「利用者識別情報」と言う)、データ種やページ数といった書誌情報などがある。ジョブ量算出部22は、例えば、ジョブ情報を参照し、ジョブ識別情報に対応づけて記録された書誌情報のページ数、すなわち印刷枚数に基づき、ジョブ量を算出する。
これにより、表示部品生成部13では、算出されたジョブ量とジョブ方向を示す線分とに基づき、ジョブ量に応じて変化する属性を有する表示部品(ジョブ量に応じて表示態様が異なる表示部品)が生成される。生成される表示部品には、例えば、ジョブ方向を示す矢先が付され、ジョブ量に応じた太さの線分(方向と大きさを有するベクトルを示す矢印オブジェクト)などがある。
表示部14は、生成された表示部品を、ジョブ投入機器及びジョブ実行機器の配置情報とともに画面上に表示する機能部である。表示部14は、マップ情報に基づき、ジョブ投入機器及びジョブ実行機器の配置が視覚的に表現されたマップ画面を表示する。表示部41は、機器位置情報である座標値に基づき、マップ画面上に、生成された表示部品を重畳させて表示する。
なお、表示部品生成部13における表示部品の生成は、例えば、表示部品を画面上に描画するコマンド(描画コマンド)を発行するといった方法であってもよい。この場合、表示部14は、発行された描画コマンドに従って、マップ画面上に表示部品を描画する。
以上のように、本実施形態に係るジョブ表示機能は、上記各機能部が連携動作することにより実現される。なお、本実施形態に係るジョブ表示機能は、情報処理装置100に搭載(インストール)されるプログラム(ジョブ表示機能を実現するソフトウェア)が、処理装置(例えば「CPU」)により、記憶装置(例えば「HDD」や「ROM」など)からワークエリアの記憶領域(RAM)上に読み出され、以下の処理が実行されることで実現される。
本実施形態に係るジョブ表示機能の詳細な動作(機能部群の連携動作)について、処理手順を示すフローチャートを用いて説明する。
《ジョブ方向を可視化する表示処理》
図4は、本実施形態に係るジョブ方向を可視化する表示処理の動作例を示す図である。なお、(A)には、表示処理のフローチャートが示されており、(B)には、表示例が示されている。
図4(A)に示すように、情報処理装置100は、マップ情報取得部11により、マップ管理装置400からマップ情報を取得する(ステップS101)。
次に、情報処理装置100は、ジョブ情報取得部12により、ジョブ管理装置300からジョブ情報を取得する(ステップS102)。
情報処理装置100は、表示部品生成部13により、取得したジョブ情報とマップ情報とに基づき、次のような表示部品の生成処理を実行する。
表示部品生成部13は、ジョブ情報の機器識別情報に基づき、マップ情報を参照し、機器配置を示すマップ上の該当機器(機器識別情報に該当するジョブ投入機器及びジョブ実行機器)を特定する(ステップS103)。
次に、表示部品生成部13は、ジョブ方向算出部21により、該当機器の機器位置情報に基づき、ジョブ投入機器からジョブ実行機器へのジョブ方向を示す線分(機器間を結ぶ線分及び方向を示す矢先の付加位置)を算出する(ステップS104)。これにより、表示部品生成部13では、算出されたジョブ方向を示す線分に基づき、ジョブの流れを示す表示部品として矢印オブジェクトS1baが生成され、表示部14へと渡される。
その結果、情報処理装置100では、表示部14により、機器配置が表示されたマップ画面上の該当機器間に、矢印オブジェクトS1baが表示される(ステップS105)。
図4(B)には、上記処理が実行された場合の表示例が示されている。具体的に表示画面W1には、ジョブ投入機器Bからジョブ実行機器Aに対して投入されたジョブの流れが、1本の矢印オブジェクトS1baによって可視化されている。
このように、本実施形態に係る情報処理装置100では、利用者が、ジョブ投入機器とジョブ実行機器との間のジョブの流れを容易に把握できる。
《ジョブ量を可視化する表示処理》
図5は、本実施形態に係るジョブ量を可視化する表示処理の動作例を示す図である。なお、(A)には、表示処理のフローチャートが示されており、(B)には、表示例が示されている。また、図5(A)に示す表示処理のうち、図4(A)に示した表示処理と異なる手順は、ステップS204以降である。よって、以下には、異なる処理についてのみ説明する。
図5(A)に示すように、情報処理装置100は、表示部品生成部13により、機器配置を示すマップ上の該当機器が特定されると(ステップS203)、次のような表示部品の生成処理を実行する。
表示部品生成部13は、ジョブ量算出部22により、ジョブ情報内に記録されたジョブ単位の印刷枚数に基づき、ジョブ量を算出する(ステップS204)。
次に、表示部品生成部13は、ジョブ方向算出部21により、該当機器の機器位置情報に基づき、ジョブ投入機器からジョブ実行機器へのジョブ方向を示す線分を算出する(ステップS205)。これにより、表示部品生成部13では、算出されたジョブ量とジョブ方向を示す線分とに基づき、ジョブ量に応じて変化する属性を有する表示部品として、ベクトルを示す矢印オブジェクトS1baが生成され、表示部14へと渡される。
その結果、情報処理装置100では、表示部14により、機器配置が表示されたマップ画面上の該当機器間に、ベクトルを示す矢印オブジェクトS1baが表示される(ステップS105)。
図5(B)には、上記処理が実行された場合の表示例が示されている。具体的に表示画面W2には、ジョブ投入機器Bからジョブ実行機器Aに対して投入された印刷枚数[20枚以上]のジョブの流れとそのジョブ量とが、ベクトルを示す1本の矢印オブジェクトS1baによって可視化されている。なお、ジョブ量とジョブ量に応じて変化する属性(線分の太さ)と関係については、表示画面W2の下段枠に示す通りである。表示画面W2の下段枠には、印刷枚数を段階別に分けた3つの枚数範囲[10枚未満],[20枚未満],[20枚以上]と、線分の太さ"細","中","太"と、の対応関係が示されている。この対応関係によると、印刷枚数が多くなると線分が太くなり、投入されたジョブのジョブ量が可視化される。
このように、本実施形態に係る情報処理装置100では、利用者が、ジョブ投入機器とジョブ実行機器との間のジョブの流れとジョブ量とを容易に把握できる。
なお、表示画面W1,W2には、1つのジョブの流れやジョブ量が可視化される例を示した。このような表示結果は、例えば、情報処理装置100において、利用者が、ジョブ情報に基づくジョブ一覧から、可視化するジョブを選択指定した場合に得られる。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置100によれば、マップ情報取得部11とジョブ情報取得部12とにより、ジョブ識別情報と機器識別情報とが対応づけられて記録されたジョブ情報と、機器識別情報と機器位置情報とが対応づけられて記録されたマップ情報と、を取得する。その後、情報処理装置100は、表示部品生成部13により、次のような処理を行う。
表示部品生成部13は、ジョブ情報の機器識別情報に基づき、マップ情報を参照し、配置された機器の中から、投入されたジョブに対応するジョブ投入機器(ジョブ投入元)とジョブ実行機器(ジョブ実行先)とを特定する。表示部品生成部13は、特定した機器の機器位置情報に基づき、機器間を結ぶ線分を算出し、算出した線分から、ジョブの流れを視覚的に表現する表示部品を生成する。
その結果、情報処理装置100は、表示部14により、生成した表示部品を、マップ情報に基づく機器配置を示すマップ画面上に表示する。
これによって、本実施形態に係る情報処理装置100では、ジョブ投入機器からジョブ実行機器へのジョブの流れ(及びジョブ量)が可視化される。その結果、利用者は、ジョブ投入機器とジョブ実行機器との間のジョブの流れ(及びジョブ量)を容易に把握できる。
[第2の実施形態]
本実施形態では、投入されたジョブが複数の場合のジョブ表示機能について説明する。なお、以下の説明では、第1の実施形態と異なる事項についてのみ説明する(同一事項については、その説明を省略する)。
<ジョブ表示機能>
図6は、本実施形態に係るジョブ表示機能の構成例を示す図である。
図6に示すように、本実施形態に係るジョブ表示機能は、表示部品生成部13が、利用者確認部23及び累積ジョブ量算出部24などを有している。
利用者確認部23は、投入された複数のジョブのうち、同一利用者のジョブを確認する機能部である。利用者確認部23は、例えば、ジョブ情報を参照し、ジョブ識別情報に対応づけて記録された利用者識別情報に基づき、取得した複数のジョブ情報のうち、同じ利用者から投入されたジョブのジョブ情報を特定することで、同一利用者のジョブを確認する。
累積ジョブ量算出部24は、複数ジョブにおいて累積されたデータ種単位の処理量を示す累積ジョブ量を算出する機能部である。累積ジョブ量算出部24は、例えば、次のようにして、累積ジョブ量を算出する。累積ジョブ量算出部24は、同一利用者(又は同一ジョブ投入機器)と確認されたジョブ情報を参照し、ジョブ識別情報に対応づけて記録された書誌情報のデータ種に基づき、データ種ごとに分類する。次に、累積ジョブ量算出部24は、分類したジョブ情報内に記録された印刷枚数を累積し、データ種単位の累積ジョブ量(累積印刷枚数)を算出する。
これにより、表示部品生成部13では、データ種ごとに算出された累積ジョブ量とジョブ方向を示す線分とに基づき、累積ジョブ量に応じて変化する属性を有する表示部品(累積ジョブ量に応じて表示態様が異なる表示部品)が、データ種単位で生成される。生成される表示部品には、例えば、ジョブ方向を示す矢先が付され、累積ジョブ量に応じた太さの線分(ベクトルを示す矢印オブジェクト)などがある。
本実施形態に係るジョブ表示機能の詳細な動作(機能部群の連携動作)について、処理手順を示すフローチャートを用いて説明する。
《複数ジョブの累積ジョブ量を可視化する表示処理》
図7は、本実施形態に係る複数ジョブの累積ジョブ量を可視化する表示処理の動作例(その1)を示す図である。なお、(A)には、表示処理のフローチャートが示されており、(B)には、表示例が示されている。また、図7(A)に示す表示処理のうち、第1の実施形態に示した表示処理と異なる手順は、ステップS304以降である。よって、以下には、異なる処理についてのみ説明する。
図7(A)に示すように、情報処理装置100は、表示部品生成部13により、機器配置を示すマップ上の該当機器が特定されると(ステップS303)、次のような表示部品の生成処理を実行する。
表示部品生成部13は、利用者確認部23により、ジョブ情報内に記録された利用者識別情報に基づき、取得した複数のジョブ情報のうち、同じ利用者から投入されたジョブのジョブ情報を特定する(ステップS304)。
次に、表示部品生成部13は、累積ジョブ量算出部24により、特定したジョブ情報内に記録されたデータ種に基づき、ジョブ情報を分類し、分類したジョブ情報内に記録された印刷枚数を累積し、データ種単位の累積ジョブ量を算出する(ステップS305)。
表示部品生成部13は、特定した全てのジョブに対して、上記算出処理(ステップS305)を実行したか否かを判定し(ステップS306)、全てのジョブに対して実行されるまで上記算出処理を繰り返す(ステップS306:NO)。
表示部品生成部13は、全てのジョブに対して、上記算出処理が実行されると(ステップS306:YES)、ジョブ方向算出部21により、該当機器の機器位置情報に基づき、ジョブ投入機器からジョブ実行機器へのデータ種ごとのジョブ方向を示す線分を算出する(ステップS307)。これにより、表示部品生成部13では、データ種ごとに算出された累積ジョブ量とジョブ方向を示す線分とに基づき、累積ジョブ量に応じて変化する属性を有する表示部品として、ベクトルを示すデータ種ごとの矢印オブジェクトS1ba,S2baが生成され、表示部14へと渡される。
その結果、情報処理装置100では、表示部14により、機器配置が表示されたマップ画面上の該当機器間に、ベクトルを示すデータ種ごとの矢印オブジェクトS1ba,S2baが表示される(ステップS308)。
図7(B)には、上記処理が実行された場合の表示例が示されている。具体的に表示画面W3には、ジョブ投入機器Bからジョブ実行機器Aに対して、特定利用者により投入されたデータ種[×データ],[○データ]のジョブの流れとその累積ジョブ量とが、ベクトルを示す2本の矢印オブジェクトS1ba,S2baによって可視化されている。なお、データ種と線分の線種(データ種に応じた表示態様)と関係については、表示画面W3の中段枠に示す通りである。表示画面W3の中段枠には、ジョブのデータ種別[×データ],[○データ],[△データ]と、線分の線種"点線","実線","破線"と、の対応関係が示されている。この対応関係によると、データ種別[×データ]が、点線の矢印オブジェクトS2baに対応し、データ種[○データ]が、実線の矢印オブジェクトS1baに対応することになり、投入された複数ジョブの流れと累積ジョブ量が、データ種ごとに可視化される。
図8は、本実施形態に係る複数ジョブの累積ジョブ量を可視化する表示処理の動作例(その2)を示す図である。なお、(A)には、表示処理のフローチャートが示されており、(B)には、表示例が示されている。
図8に示す表示処理は、表示部品生成部13による該当機器の特定処理(ステップS403)において、1台のジョブ実行機器に対して、ジョブを投入したジョブ投入機器を、複数特定した場合(ジョブ実行機器とジョブ投入機器とが1対Nの関係の場合)に対応する処理である。よって、図8(A)に示す表示処理のうち、図7(A)に示した表示処理と異なる手順は、ステップS408であり、以下には、異なる処理についてのみ説明する。
表示部品生成部13は、データ種ごとのジョブ方向を示す線分を算出(ステップS407を実行)した後、特定したジョブ投入機器のうち、上記算出処理(ステップS407)の未処理機器が存在するか否かを判定する(ステップS408)。
表示部品生成部13は、他のジョブ投入機器(未処理機器)が存在した場合(ステップS408:YES)、利用者確認部23による同一利用者のジョブ特定処理(ステップS404)へと移行し、ステップS405〜S407の処理を実行する。つまり、表示部品生成部13では、特定したジョブ投入機器の台数分、ステップS404〜S407の処理が繰り返し実行される。
一方、表示部品生成部13は、他のジョブ投入機器(未処理機器)が存在しない場合(ステップS408:NO)、生成した表示部品を表示部14へ渡す。
その結果、表示部14では、機器配置が表示されたマップ画面上の該当機器間に、ベクトルを示すデータ種ごとの矢印オブジェクトS1ba,S2ba,S1aa,S2aaが表示される(ステップS409)。
図8(B)には、上記処理が実行された場合の表示例が示されている。具体的に表示画面W4には、2台のジョブ投入機器A,Bそれぞれから1台のジョブ実行機器Aに対して、特定利用者により投入されたデータ種[×データ],[○データ]のジョブの流れとその累積ジョブ量とが、ベクトルを示す4本の矢印オブジェクトS1ba,S2ba,S1aa,S2aaによって可視化されている。その中で、ベクトルを示す2本の矢印オブジェクトS1aa,S2aaは、ジョブ投入機器Aからジョブ実行機器Aに対して投入されたジョブの流れと累積ジョブ量とを示している。一方、ベクトルを示す2本の矢印オブジェクトS1ba,S2baは、ジョブ投入機器Bからジョブ実行機器Aに対して投入されたジョブの流れと累積ジョブ量とを示している。
このように、本実施形態に係る情報処理装置100では、利用者が、ジョブ投入機器とジョブ実行機器との間のデータ種ごとのジョブの流れと累積ジョブ量とを容易に把握できる。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置100によれば、表示部品生成部13により、投入ジョブを示すジョブ情報と機器配置を示すマップ情報とに基づき、ジョブ投入機器からジョブ実行機器への複数ジョブの流れを示す表示部品を、ジョブのデータ種や実行先ごとに生成する。
その結果、情報処理装置100は、表示部14により、生成した表示部品を、機器の配置情報とともに画面上に表示する。
これによって、本実施形態に係る情報処理装置100では、ジョブ投入機器からジョブ実行機器に対して、複数のジョブが投入された場合であっても、そのジョブの流れ(及び累積ジョブ量)が可視化される。その結果、利用者は、ジョブ投入機器とジョブ実行機器との間のジョブの流れ(及び累積ジョブ量)を容易に把握できる。
[第3の実施形態]
本実施形態では、ジョブ投入機器からジョブ実行機器に対して投入されたジョブの流れ(及びジョブ量)を可視化するだけでなく、投入されたジョブ実行によるジョブ実行機器の処理負荷を可視化するジョブ表示機能について説明する。なお、以下の説明では、上記実施形態と異なる事項についてのみ説明する(同一事項については、その説明を省略する)。
<ジョブ表示御機能>
図9は、本実施形態に係るジョブ表示機能の構成例を示す図である。
図9に示すように、本実施形態に係るジョブ表示機能は、負荷率算出部25及び機器情報保持部31などを有している。
負荷率算出部25は、ジョブが投入されたジョブ実行機器の処理負荷を示す負荷率を算出する機能部である。また、機器情報保持部31は、画像処理装置200に関する情報(以下「機器情報」と言う)を保持する機能部である。なお、機器情報保持部31は、例えば、情報処理装置100が備える記憶装置(例えば「HDD」)の所定の記憶領域にあたる。
負荷率算出部25は、ジョブ実行機器の処理能力値とジョブ実行機器における累積ジョブ量とに基づき、ジョブ実行時の負荷率を算出する。なお、ジョブ実行機器の処理能力値は、画像処理装置200の機器情報から取得される。
情報処理装置100は、ジョブ実行機器である画像処理装置200から、機器情報を取得し、機器情報保持部31に格納する。画像処理装置200から取得される機器情報には、例えば、印刷速度(ppm値及び/又はcpm値)や印刷許容枚数(最大印刷枚数)などがある。また、機器情報は、機器識別情報に対応づけて機器情報保持部31に格納されている。
負荷率算出部25は、例えば、次のようにして、負荷率を算出する。負荷率算出部25は、機器情報保持部31にアクセス後、機器情報を参照し、機器識別情報に対応づけて記録された印刷許容枚数を、処理能力値として取得する。次に、負荷率算出部25は、ジョブ情報を参照し、機器識別情報に基づき、ジョブ実行機器ごとに分類する。次に、負荷率算出部25は、分類したジョブ情報内に記録された印刷枚数を累積し、ジョブ実行機器単位の累積ジョブ量を算出する。その結果、負荷率算出部25は、算出した累積ジョブ量(累積印刷枚数)を、処理能力値(印刷許容枚数)で除算し、ジョブ実行機器ごとの負荷率を算出する。
これにより、表示部品生成部13では、ジョブ実行機器ごとに算出された負荷率に基づき、負荷率に応じて変化する属性を有する表示部品(負荷率に応じて表示態様が異なる表示部品)が、ジョブ実行機器単位で生成される。生成される表示部品には、例えば、負荷率に応じた大きさの円(負荷率を示す円オブジェクト)などがある。
本実施形態に係るジョブ表示機能の詳細な動作(機能部群の連携動作)について、処理手順を示すフローチャートを用いて説明する。
《複数ジョブ投入時のジョブ実行機器の処理負荷を可視化する表示処理》
図10は、本実施形態に係る複数ジョブ投入時のジョブ実行機器の処理負荷を可視化する表示処理手順例を示すフローチャートである。なお、図10に示す表示処理のうち、上記実施形態に示した表示処理と異なる手順は、ステップS510以降である。よって、以下には、異なる処理についてのみ説明する。
また、図10に示す表示処理は、表示部品生成部13による該当機器の特定処理(ステップS503)において、ジョブ実行機器及びジョブ投入機器それぞれを複数特定した場合(ジョブ実行機器とジョブ投入機器とがN対Nの関係の場合)に対応する処理である。
図10に示すように、情報処理装置100は、表示部14により、ベクトルを示すデータ種ごとの矢印オブジェクトを表示(ステップS509を実行)した後、表示部品生成部13により、次のような表示部品の生成処理を実行する。
表示部品生成部13は、負荷率算出部25により、機器識別情報に基づき、機器情報保持部31に格納される機器情報に記録された印刷許容枚数を取得する(ステップS510)。
次に、負荷率算出部25は、ジョブ情報内に記録された機器識別情報に基づき、ジョブ情報を分類し、分類したジョブ情報内に記録された印刷枚数を累積し、ジョブ実行機器単位の累積ジョブ量を算出する(ステップS511)。
負荷率算出部25は、算出した累積ジョブ量を、取得した印刷許容枚数で除算し、ジョブ実行機器単位の負荷率を算出する(ステップS512)。これにより、表示部品生成部13では、ジョブ実行機器ごとに算出された負荷率に基づき、負荷率に応じて変化する属性を有する表示部品として、負荷率を示す円オブジェクトCa,Cbが生成される。
次に、表示部品生成部13は、特定したジョブ実行機器のうち、上記算出処理(ステップS511,S512)の未処理機器が存在するか否かを判定する(ステップS513)。
表示部品生成部13は、他のジョブ実行機器(未処理機器)が存在した場合(ステップS513:YES)、負荷率算出部25による累積ジョブ量の算出処理(ステップS511)へと移行し、ステップS511,S512の処理を実行する。つまり、表示部品生成部13では、特定したジョブ実行機器の台数分、ステップS511〜S513の処理が繰り返し実行される。
一方、表示部品生成部13は、他のジョブ実行機器(未処理機器)が存在しない場合(ステップS513:NO)、生成した表示部品を表示部14へ渡す。
その結果、表示部14では、機器配置が表示されたマップ画面上のジョブ実行機器に、負荷率を示す円オブジェクトCa,Cbが表示される(ステップS514)。
図11は、本実施形態に係る複数ジョブ投入時のジョブ実行機器の処理負荷が可視化された表示例を示す図である。
図11には、上記処理が実行された場合の表示例が示されている。具体的に表示画面W5には、2台のジョブ投入機器A,Bそれぞれから、2台のジョブ実行機器A,Bそれぞれに対して投入された複数ジョブの流れとその累積ジョブ量とが、ベクトルを示す6本の矢印オブジェクトS1ba,S2ba,S1aa,S2aa,S1bb,S2abによって可視化されている。さらに、表示画面W5には、ジョブ実行機器A,Bそれぞれの負荷率が、負荷率を示す2つの円オブジェクトCa,Cbによって可視化されている。なお、負荷率と負荷率に応じて変化する属性(円の大きさ)と関係については、表示画面W5の下段枠に示す通りである。表示画面W5の下段枠には、負荷率を段階別に分けた3つの範囲[30%未満],[60%未満],[60%以上]と、円の大きさ"小","中","大"と、の対応関係が示されている。この対応関係によると、負荷率が大きくなると円が大きくなり、ジョブ実行機器の負荷が可視化される。
このように、本実施形態に係る情報処理装置100では、利用者が、ジョブ実行機器ごとの処理負荷を容易に把握できる。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置100によれば、表示部品生成部13により、投入ジョブを示すジョブ情報と画像処理装置200の機器情報とに基づき、ジョブ実行機器の負荷率を示す表示部品を、ジョブ実行先ごとに生成する。
その結果、情報処理装置100は、表示部14により、生成した表示部品を、機器の配置情報とともに画面上に表示する。
これによって、本実施形態に係る情報処理装置100では、ジョブ実行機器にジョブが投入されたことによる負荷率が可視化される。その結果、利用者は、ジョブ実行機器の処理負荷を容易に把握でき、ジョブ実行先として最適な画像処理装置200を判断することができる。
なお、本実施形態では、情報処理装置100が画像処理装置200から機器情報を取得する構成について説明を行ったが、この限りでない。機器情報は、例えば、利用者によって、機器情報保持部31に登録する方法や、外部の記録媒体103aを介して提供される方法であってもよし、画像処理装置200などの機器を管理するサーバ(機器管理装置:非図示)から取得する方法であってもよい。
また、本実施形態では、投入されたジョブ実行によるジョブ実行機器の処理負荷を、負荷率により可視化する構成について説明を行ったが、この限りでない。機器情報から取得可能な処理負荷を示す値には、例えば、トナーやインクなどの消耗量(又は残存量)などであってもよい。つまり、処理負荷を示す値は、ジョブ実行により加算(カウントアップ)されたり、減算(カウントダウン)されたりする値を用いればよい。
[第4の実施形態]
本実施形態では、可視化されたジョブ実行機器の負荷率に基づき、負荷分散をシミュレート可能なジョブ表示機能について説明する。なお、以下の説明では、上記実施形態と異なる事項についてのみ説明する(同一事項については、その説明を省略する)。
<ジョブ表示機能>
図12は、本実施形態に係るジョブ表示機能の構成例を示す図である。
図12に示すように、本実施形態に係るジョブ表示機能は、表示部品情報保持部41などを有している。
表示部品情報保持部41は、生成した表示部品に関する情報(以下「表示部品情報」と言う)を保持する機能部である。なお、表示部品保持部41は、例えば、情報処理装置100が備える記憶装置(例えば「HDD」)の所定の記憶領域にあたる。
ここで、表示部品情報について説明する。
図13は、本実施形態に係る表示部品情報41Da,41Dbのデータ例を示す図である。
図13には、ジョブ実行機器単位で管理されている表示部品情報41Da,41Db(以下総称する場合「表示部品情報41D」と言う)のデータ例が示されている。
表示部品情報41Dは、ジョブ投入機器識別と表示部品との各項目が対応づけられている。[ジョブ投入機器識別]項目は、ジョブ実行機器にジョブを投入したジョブ投入機器の機器識別情報が格納される項目であり、項目値には、例えば、IPアドレスやID値などがある。また、[表示部品]項目は、ジョブ実行機器に対して投入したジョブの流れ(及びジョブ量)を示す表示部品の属性情報が格納される項目である。
属性情報は、座標、データ種、及び累積ジョブ量などの各項目が対応づけられている。[座標]項目は、ジョブの流れを示す線分の座標値(マップ上の位置情報)が格納される項目である。また、[データ種]項目は、ジョブ情報のデータ種(分類結果)が格納される項目である。また、[累積ジョブ量]項目は、データ種単位の累積印刷枚数(累積ジョブ量)が格納される項目である。
上記項目の項目値は、表示部品生成部13により、表示部品生成時に格納される。よって、表示部品情報41Dは、表示部品生成部13により管理される。
また、表示部品情報41Dは、表示部品生成部13によって、ジョブ実行機器の負荷率を再計算する際に利用される。
本実施形態に係るジョブ表示機能では、利用者が、表示画面上の表示部品(矢印オブジェクト)を選択・移動させる(操作する)ことで、ジョブの流れを変更することができる。つまり、表示部14が、表示画面を介して、変更されたジョブの流れを受け付ける。例えば、利用者が、ジョブ投入機器Bからジョブ実行機器Aに対して投入されたジョブの流れを示す矢印オブジェクトSbaを選択し、矢先をジョブ実行機器Aからジョブ実行機器Bへと変更することができる。
そこで、表示部品生成部13では、表示部14から、ジョブの流れの変更に伴う表示部品の選択・移動結果を受け取ると、表示部品情報41Dを参照し、表示部品の属性情報からジョブ実行機器の負荷率を再計算する。表示部品生成部13は、再計算後の負荷率に基づき、負荷率を示す表示部品(円オブジェクト)を再生成する。その結果、表示部14は、負荷率を示す表示部品を再表示する。
これにより、本実施形態に係るジョブ表示機能では、利用者に対し、ジョブの流れを変更することによって、ジョブ実行機器の負荷分散がシミュレート可能な環境が提供される。
本実施形態に係るジョブ表示機能の詳細な動作(機能部群の連携動作)について、処理手順を示すフローチャートを用いて説明する。
《負荷分散をシミュレートする表示処理》
図14は、本実施形態に係る複数ジョブ投入時のジョブ実行機器の負荷率を再計算後に可視化(負荷分散をシミュレート)する表示処理手順例を示すフローチャートである。
図14に示すように、情報処理装置100は、表示部14により、表示画面W5を介して、ジョブの流れを示す表示部品の選択を受け付ける(ステップS601)。このとき、表示部14は、表示部品生成部13に対して、選択された表示部品の移動前及び移動後の座標値を、選択・移動結果として渡す。
情報処理装置100は、表示部品生成部13により、選択・移動結果に基づき、次のような負荷率の再計算処理及び負荷率を示す表示部品の再生成処理を実行する。
表示部品生成部13は、選択された表示部品の移動前の座標値に基づき、表示部品情報41Dから該当する属性情報を取得する(ステップS602)。
次に、表示部品生成部13は、選択された表示部品の移動後の座標値とマップ情報とに基づき、マップ上において、利用者によりジョブ実行先として指定され、負荷率を再計算するジョブ実行機器を特定する(ステップS603)。その結果、表示部品生成部13は、再計算するジョブ実行機器の機器識別情報を取得する。
次に、表示部品生成部13は、特定したジョブ実行機器の機器識別情報に基づき、該当する表示部品情報41Dを特定し、特定した表示部品情報41Dから表示部品の属性情報を取得する(ステップS604)。
表示部品生成部13は、選択された表示部品の属性情報に含まれるデータ種に基づき、表示部品情報41Dから取得したジョブ実行機器に対応する表示部品の属性情報を参照し、同じデータ種に対応づけられた累積ジョブ量(累積印刷枚数)が存在するか否かを判定する(ステップS605)。
その結果、表示部品生成部13は、同一データ種の累積ジョブ量が存在する場合(ステップS605:YES)、累積ジョブ量算出部24により、同一データ種の累積ジョブ量を再計算する(ステップS606)。このとき、累積ジョブ量算出部24は、選択された表示部品の属性情報に含まれる累積ジョブ量を、表示部品情報41Dから取得したジョブ実行機器に対応する表示部品の属性情報に含まれる同一データ種の累積ジョブ量に加算することで、累積ジョブ量を再計算する。
一方、表示部品生成部13は、同一データ種の累積ジョブ量が存在しない場合(ステップS605:NO)、累積ジョブ量を再計算する必要ないと判断する。
表示部品生成部13は、負荷率算出部25により、データ種ごとの累積ジョブ量に基づき、ジョブ実行機器単位の負荷率を再計算する(ステップS607)。このとき、負荷率算出部25は、データ種ごとの累積ジョブ量をさらに累積し、ジョブ実行機器単位の累積ジョブ量を算出し、算出した累積ジョブ量を、取得した印刷許容枚数で除算することで、負荷率を再計算する。これにより、表示部品生成部13では、再計算された負荷率に基づき、利用者により変更されたジョブの流れを反映した負荷率を示す表示部品(円オブジェクト)が生成される。
その結果、表示部14では、機器配置が表示されたマップ画面上において、ジョブ実行先として指定されたジョブ実行機器に、再計算後の負荷率を示す表示部品(円オブジェクト)が表示される(ステップS608)。
このように、本実施形態に係る情報処理装置100では、利用者が、ジョブ実行機器ごとの処理負荷を把握した上で、負荷分散をシミュレートすることができる。
<まとめ>
以上のように、本実施形態に係る情報処理装置100によれば、表示部14により、表示画面W5を介して、ジョブの流れの変更に伴う表示部品の選択・移動結果を受け付ける。次に、情報処理装置100は、表示部品生成部13により、選択・移動結果と表示部品情報41Dとに基づき、ジョブ実行先として指定されたジョブ実行機器の負荷率を再計算し、再計算後の負荷率を示す表示部品を生成する。
その結果、情報処理装置100は、表示部14により、生成した表示部品を、機器の配置情報とともに画面上に再表示する。
これによって、本実施形態に係る情報処理装置100では、ジョブの流れが変更された場合のジョブ実行機器の負荷率が可視化される。その結果、利用者は、ジョブ実行機器の負荷分散をシミュレートでき、ジョブ実行処理の集中・分散状態を考慮して、ジョブ実行先として最適な画像処理装置200を判断することができる。
ここまで、上記実施形態の説明を行ってきたが、上記実施形態に係る「ジョブ表示機能」は、図を用いて説明を行った各処理手順を、動作環境(プラットフォーム)にあったプログラミング言語でコード化したプログラムが、情報処理装置の処理装置(例えば「CPU」)により実行されることで実現される。
上記プログラムは、コンピュータが読み取り可能な記録媒体103aに格納することができる。これにより、例えば、上記プログラムは、ドライブ装置103を介して、情報処理装置100にインストールすることができる。また、情報処理装置100は、インタフェース装置107を備えていることから、電気通信回線を用いて上記プログラムをダウンロードし、インストールすることもできる。
また、上記実施形態では、ジョブの流れを示す表示部品として、矢印オブジェクトを例に示したが、この限りでない。ジョブ方向、ジョブ量(又は累積ジョブ量)、データ種などを視覚的に表現可能な表示部品であればよい。また、上記実施形態では、ジョブ実行機器の負荷率を示す表示部品として、円オブジェクトを例に示したが、この限りでない。負荷率を視覚的に表現可能な表示部品であればよい。
最後に、上記実施形態に挙げた形状や構成に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した要件に、本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
1 印刷システム
11 マップ情報取得部
12 ジョブ情報取得部
13 表示オブジェクト生成部
14 表示部
21 ジョブ量算出部
22 ジョブ方向算出部
23 利用者確認部
24 累積ジョブ量算出部
25 負荷率算出部
31 機器情報保持部
41 表示部品情報保持部(D:表示部品情報)
100 情報処理装置
101 入力装置
102 表示装置
103 ドライブ装置(a:記録媒体)
104 RAM(揮発性の半導体メモリ)
105 ROM(不揮発性の半導体メモリ)
106 CPU(中央処理装置)
107 インタフェース装置(NIC:Network I/F Card)
108 HDD(不揮発性の記憶装置)
200 画像処理装置
300 ジョブ管理装置(情報処理装置)
400 マップ管理装置(情報処理装置)
B バス
C 円オブジェクト(表示部品)
N データ伝送路(ネットワーク)
S 矢印オブジェクト(表示部品)
W 表示画面
特開2001−92764号公報 特開2001−92763号公報

Claims (12)

  1. ジョブ投入機器からジョブ実行機器に投入されたジョブに関するジョブ情報と、前記ジョブ投入機器及び前記ジョブ実行機器の配置位置に関するマップ情報と、を取得する取得手段と、
    前記ジョブ情報から、投入ジョブにおけるジョブ投入機器とジョブ実行機器とを特定し、前記マップ情報に含まれる特定機器の配置位置に基づき、前記特定機器を結ぶ線分を算出し、算出した線分から、前記投入ジョブの流れを示す表示部品を生成する生成手段と、
    生成した表示部品を、機器の配置情報とともに画面上に表示する表示手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記生成手段は、
    前記ジョブ情報に含まれる前記投入ジョブのジョブ識別情報に対応づけて記録された機器識別情報に基づき、前記ジョブ投入機器と前記ジョブ実行機器とを特定し、
    前記マップ情報に含まれる前記機器識別情報に対応づけて記録された機器位置情報に基づき、前記ジョブ投入機器と前記ジョブ実行機器とを結ぶ線分を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記生成手段は、
    前記線分の先端にあたる座標値と前記ジョブ実行機器の機器位置情報との近似判定結果に基づき、ジョブが投入された方向を決定し、
    算出した線分と決定した方向とに基づき、前記投入ジョブの流れを示す表示部品を生成することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記生成手段は、
    前記ジョブ情報に含まれる前記ジョブ識別情報に対応づけて記録されたジョブの書誌情報に基づき、前記投入ジョブのジョブ量を算出し、
    算出したジョブ量に応じて表示態様が異なる前記投入ジョブの流れを示す表示部品を生成することを特徴とする請求項2又は3に記載の情報処理装置。
  5. 前記生成手段は、
    前記ジョブ情報に含まれる前記ジョブ識別情報に対応づけて記録されたジョブの書誌情報に基づき、前記投入ジョブのデータ種を特定し、
    特定したデータ種に応じて表示態様が異なる前記投入ジョブの流れを示す表示部品を生成することを特徴とする請求項2ないし4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記生成手段は、
    前記投入ジョブが複数の場合、
    前記ジョブ情報に含まれる前記ジョブ識別情報に対応づけて記録されたジョブの書誌情報に基づき、複数の投入ジョブにおける累積ジョブ量を算出し、
    算出した累積ジョブ量に応じて表示態様が異なる前記投入ジョブの流れを示す表示部品を生成することを特徴とする請求項2ないし5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記生成手段は、
    前記投入ジョブが複数の場合、
    前記ジョブ情報に含まれる前記ジョブ識別情報に対応づけて記録されたジョブの書誌情報に基づき、前記投入ジョブのデータ種を特定し、
    特定したデータ種ごとに前記投入ジョブの累積ジョブ量を算出し、
    算出した累積ジョブ量に応じて表示態様が異なる前記投入ジョブの流れを示す表示部品を、特定したデータ種ごとに生成することを特徴とする請求項2ないし6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記生成手段は、
    前記投入ジョブが複数の場合、
    前記ジョブ情報に含まれる前記ジョブ識別情報に対応づけて記録されたジョブの書誌情報に基づき、複数の投入ジョブにおける累積ジョブ量を、前記ジョブ実行機器ごとに算出し、
    算出した累積ジョブ量と前記ジョブ実行機器の機器情報に含まれる処理能力値とに基づき、前記ジョブ実行機器の処理負荷を算出し、
    算出した処理負荷に応じて表示態様が異なる前記処理負荷を示す表示部品を生成することを特徴とする請求項2ないし7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記生成手段は、
    画面を介して、前記投入ジョブの流れを示す表示部品が操作され、前記投入ジョブのジョブ実行先が変更されると、
    変更に伴いジョブ実行先として指定されたジョブ実行機器の処理負荷を再算出し、
    再算出した処理負荷に基づき、前記処理負荷を示す表示部品を再生成し、
    前記表示手段は、
    再生成した表示部品を、機器の配置情報とともに画面上に表示することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記生成手段は、
    変更に伴いジョブ実行先として指定されたジョブ実行機器の前記累積ジョブ量を再算出し、
    再算出した累積ジョブ量と、指定されたジョブ実行機器の機器情報に含まれる処理能力値と、に基づき、指定されたジョブ実行機器の処理負荷を再算出することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. コンピュータを、
    ジョブ投入機器からジョブ実行機器に投入されたジョブに関するジョブ情報と、前記ジョブ投入機器及び前記ジョブ実行機器の配置位置に関するマップ情報と、を取得する取得手段と、
    前記ジョブ情報から、投入ジョブにおけるジョブ投入機器とジョブ実行機器とを特定し、前記マップ情報に含まれる特定機器の配置位置に基づき、前記特定機器を結ぶ線分を算出し、算出した線分から、前記投入ジョブの流れを示す表示部品を生成する生成手段と、
    生成した表示部品を、機器の配置情報とともに画面上に表示する表示手段として機能させるジョブ表示プログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記憶した、コンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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