JP2012062877A - 流水利用式水力発電装置 - Google Patents

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【課題】 身近に存在する河川や用水路等の水流をエネルギー源として発電を行うことができ、チェーンやスプロケット及び回転軸を使用せずに装置自体がコンパクトな水力発電装置を提供すること。
【解決手段】 楕円形ガイドレールに案内される多数のキャリアが循環走行できるように連桿にて等間隔に連結され、キャリアに水受けランナーが着脱可能に取り付けられ、各々のキャリアに動力伝達ローラが回転自在に付設され、この動力伝達ローラがスクリューの羽根間に形成される凹部の側面に係合離脱するようにスクリューが配設され、水受けランナーが水流を受けてキャリアが走行し、動力伝達ローラを介してスクリューが回転し、スクリューに連設された発電機を回転させて発電する。
【選択図】図1

Description

本発明は、身近に存在する河川や用水路等において、流水エネルギーを利用して発電する水力発電装置に関するものである。
地球温暖化対策への取り組みが求められる中、風力発電や水力発電及び太陽光発電などの再生可能エネルギーの利用による発電システムが見直されている。風力発電は、無風時にはその電力が得られず、太陽光発電は、雨天時には発電量が大幅に低下することから、常時安定した発電が得られないという欠点を有しているが、河川等の水流による水力エネルギーは、常時安定した発電が見込めるとともに、水があれば人工的に水流を造り出すことも可能であるなどの利点がある。
我々の身の回りにおいても、河川、上下水道、排水溝、農業用水路など様々な水の流れが存在している。水流は、空気よりもはるかに密度の高い流体である水の流れであり、風力と比較してそのエネルギー源としての利用価値が大きいにもかかわらず、これまで身近に存在する水流をエネルギー源として積極的に利用した水力発電は行われていなかった。
従来の水力発電装置は、円形水車を利用して発電するものが主流であり、この円形水車による水力発電装置は、回転軸を中心に放射状にバケットや水受け板を配設した円形状の水車に水をかけ流す方法が一般的であり、水流をかけ流す落差を必要とし、大きな動力を得るためには水車の直径をかなり大きくする必要があり、安価にできない等の課題がある。
そこで、従来の円形水車の代わりに水流を利用したトラック形状の水車の水力発電装置として、前後2本の回転軸にスプロケットを固定し、チェーンを連繋し、このチェーンに複数の水受けランナーを取り付けて、水流の水力を受けた水受けランナーの移動により、スプロケットを駆動し、出力軸から動力を取り出して発電機等を回動せしめるようにした水流利用の発電装置が例えば特許文献1及び特許文献2に開示されている。
特開2000−274342号公報 特開2003−13834号公報
前記特許文献1及び特許文献2に開示されている技術は、チェーンを利用したトラック形水車に関するもので、チェーン自体の伸びやスプロケットの歯が痩せるなど、こまめなメンテナンスが必要である。また、チェーン自体の構造上連結部での遊動量(遊び代)を必要とすることから、駆動時に蛇行することが多く、精度が低いので機械効率が悪く、必要以上の動力を消費するという問題点がある。また、チェーンやスプロケットの摩耗に伴って粉塵が発生して、自然環境を悪化させる要因となっている。
また、回転軸を使用しているため、水受けランナーの幅を広くして多くの水流を受ける場合、回転軸が長くなり、回転軸にたわみが発生し、回転軸が振れを起こすため、回転軸から動力を取り出すことに支障をきたすという問題点がある。
また、水受けランナーの数は多いほど、力は大きくなるが水受けランナー間の距離を水流速度に合わせて取り付けないと、後方の水受けランナーは前方の水受けランナーの陰になり水流力を受けず、水受けランナー間の水は死水状態となり、水受けランナーの動作の妨げとなる。したがって、発電装置は水流方向に長くなり、装置自体が大型になってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みて創作されたものであり、身近に存在する水流をエネルギー源として発電を行うことができ、チェーンやスプロケット及び回転軸を使用せずに装置自体がコンパクトな水力発電装置を提供することを目的とするものである。
本発明は上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の流水利用式水力発電装置は、楕円形ガイドレールは楕円の長軸方向が流水面に対して平行で楕円の短軸方向が流水面に対して垂直になるように配設され、前記楕円形ガイドレールに案内される多数のキャリアが循環走行できるように連桿にて等間隔に連結され、前記キャリアは、前記楕円形ガイドレールに案内される複数組のガイドローラと、前記ガイドローラを支持するプレートと、そのプレートの所要位置に回転自在に付設された動力伝達ローラを有し、前記キャリアに水受けランナーが着脱可能に取り付けられて、楕円形の水車を構成し、前記キャリアと平行に前記動力伝達ローラがスクリューの羽根間に形成される凹部の側面に係合離脱するようにスクリューが配設され、水受けランナーが水流を受けて前記キャリアが前記楕円形ガイドレールに案内されて走行し、前記動力伝達ローラを介して前記スクリューが回転し、前記スクリューに連設された発電機を回転させて発電することを特徴とするものである。
次に、本発明の請求項2に記載の流水利用式水力発電装置は、水受けランナーの幅を広くしてより多くの水流を受ける場合に対応したもので、前記楕円形ガイドレール及び前記連桿にて等間隔に連結された前記キャリアを二組各々向え合わせに平行に配設し、対向する各々のキャリアが同期して各々の前記楕円形ガイドレールに案内されて走行されるように対向する各々のキャリアに水受けランナーを着脱可能に取り付けて連結し、楕円形の水車を構成し、各々の前記キャリアに動力伝達ローラが回転自在に付設され、各々の前記キャリアと平行に各々の前記動力伝達ローラがスクリューの羽根間に形成された凹部の側面に係合離脱するようにスクリューが各々配設され、水受けランナーが水流を受けて各々の前記キャリアが同期して各々の前記楕円形ガイドレールに案内されて走行し、各々の前記動力伝達ローラを介して各々の前記スクリューが回転し、少なくとも一つの前記スクリューに連設された発電機を回転させて発電することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載の流水利用式水力発電装置は、請求項1及び請求項2に記載の発明において、前記スクリューの羽根の外周部に歯車が形成され、その歯車が発電機の回転軸に取り付けられた歯車と噛み合い、発電機を回転させて発電することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項4に記載の流水利用式水力発電装置は、請求項1及び請求項2に記載の発明において、前記スクリューの羽根の外周部に歯車が形成され、その歯車がアウターロータ型発電機の回転子の外周部に形成された歯車と噛み合い、発電機を回転させて発電することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載の流水利用式水力発電装置は、請求項1〜請求項4に記載の発明において、前記水受けランナーにスリット孔があり、そのスリット孔の位置が前後の水受けランナーと異なることを特徴とするものである。
請求項1ないし請求項2に係る発明によれば、身近に存在する水流をエネルギー源として発電を行うことができ、チェーンやスプロケット及び回転軸を使用せずに水力発電装置を提供することが可能であり、こまめなメンテナンスは不要であり、ガイドレールとガイドローラを使用しているため、摩耗も極力小さく自然環境を守れる。また、水受けランナーは着脱可能であるため、水受けランナー間の距離を簡単に変更でき、水流の流量、流速の変化に対応でき、効率よく発電することができる。
さらに請求項2に係る発明によれば、水受けランナーの幅を広くしてより多くの水流を受けることが可能で、発電機の出力を向上させることができる。
また、請求項3ないし請求項4に係る発明によれば、発電機の着脱を簡単に行うことができる。さらにスクリューの羽根の外周部に形成された歯車の歯数より少ない歯数の歯車が発電機の回転軸に取り付けられている場合またはアウターロータ型発電機の回転子の外周部に形成されている場合、発電機を増速回転させることになり、発電機の出力を向上させることができる。
また、請求項5に係る発明によれば、水流の流量、流速の変化に対応して、水受けランナーを着脱する必要がなく、水受けランナー間に水の流れが発生し、水受けランナー間の水の死水状態を解消し、水受けランナーの動作を円滑にすることができ、装置自体を小型化することができる。
本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の流水利用式水力発電装置の概略構成を側面図により示し、図2は図1におけるA−Aの部分の矢印の方向からの断面図を示す。図3は図1における動力伝達部を拡大した平面図を示す。
図1ないし図3に示した本実施形態の流水利用式水力発電装置は、楕円形ガイドレール1と、この楕円形ガイドレールに案内される複数組のガイドローラ2aと、この複数組のガイドローラ2aを支持するプレート2b及びこのプレート2bに回転自在に付設された動力伝達ローラ2cを有するキャリア2と、このキャリアを多数個等間隔に連結する連桿3と、所要寸法のリードで形成されるスクリュー4と、発電機5と、水受けランナー6とによって基本構成されている。
前記楕円形ガイドレール1は、楕円の長軸方向が流水面に対して平行で楕円の短軸方向が流水面に対して垂直になるように配設され、前記楕円形ガイドレール1に案内される多数のキャリア2が循環走行できるように連桿3にて等間隔に連結され、前記キャリア2は、前記楕円形ガイドレール1に案内される複数組のガイドローラ2aと、これらのガイドローラ2aを支持するプレート2bと、そのプレート2bの所要位置に回転自在に付設された動力伝達ローラ2cを有し、これらの前記キャリア2に水受けランナー6が締結ボルト等によって着脱可能に取り付けられて、楕円形の水車が構成されている。なお、前記楕円形ガイドレール1は、図示されない支持部材によって支持され立設されている。
前記キャリア2と平行に、前記動力伝達ローラ2cが前記スクリュー4の羽根間に形成される凹部の側面に係合離脱するようにスクリュー4が配設され、前記スクリュー4の両端部は軸受支され、前記スクリュー4に発電機5が連設されている。前記動力伝達ローラ2cは外径面が凸形の円弧状のものを使用するが、スクリュー4の羽根の側面がスクリューの軸心線に対して直交している場合は、外径面が直線状のローラ(深溝玉軸受等)を使用してもよい。
楕円形の水車の前記水受けランナー6が水流9を受けることにより、前記キャリア2が前記楕円形ガイドレール1に案内されて走行し、前記キャリア2の所要位置に付設された前記動力伝達ローラ2cが前記スクリュー4の羽根の側面に当接係合することにより、スクリュー4に回転力が付与され、前記スクリュー4が回転し、前記スクリュー4に連設された発電機5を回転させて発電することができる。
さらに、例えば、前記スクリュー4のリード寸法が動力伝達ローラ2cの取付間ピッチの3分の1とした場合、楕円形の水車の水受けランナー6が動力伝達ローラ2cの取付間ピッチの距離だけ移動すれば、スクリュー4が3回転することになり、実質的に増速されて回転することになる。その結果、従来の増速部の構造を簡単にして増速することが行えることになる。
次に、図4は、流水利用式水力発電装置の他の実施形態の概略構成を正面図により示している。楕円形ガイドレールの最高位及び最低位に位置するキャリア及び水受けランナーのみを示し、それ以外のキャリア及び水受けランナーは省略してある。
図4に示した流水利用式水力発電装置は、水受けランナーの幅を広くしてより多くの水流を受ける場合に対応したもので、前記楕円形ガイドレール1及び前記連桿3にて等間隔に連結された多数の前記キャリア2と同じ仕様の楕円形ガイドレール11及び連桿13にて等間隔に連結された多数のキャリア12とを向え合わせに平行に配設し、対向する左右のキャリア2,12が同期して前記楕円形ガイドレール1,11に案内されて走行されるように対向する各々のキャリア2,12に水受けランナー16を締結ボルト等で着脱可能に取り付けて連結し、楕円形の水車が構成されている。
前記キャリア2,12と平行に、動力伝達ローラ2c,12cがスクリュー4,14の羽根間に形成される凹部の側面に係合離脱するようにスクリュー4,14が配設され、前記スクリュー4,14の両端部は軸受支され、前記スクリュー4,14に発電機が連設されている。
楕円形の水車の前記水受けランナー16が水流を受けることにより、前記キャリア2,12が前記楕円形ガイドレール1,11に案内されて走行し、前記キャリア2,12の所要位置に付設された前記動力伝達ローラ2c,12cが前記スクリュー4,14の羽根の側面に当接係合することにより、前記スクリュー4,14に回転力が付与され、前記スクリュー4,14が回転し、前記スクリュー4,14に連設された発電機を回転させて発電することができる。
発電機は、コアレス型発電機を採用しており、このコアレス型発電機は、ネオジウム磁石及び平角線を用いた巻線コイルで単相あるいは三相交流発電機として構成されている。勿論、水流や水量によっては、スクリュー4,14及び発電機の数を増減することができる。
図5は、発電機を増速回転させる場合の動力伝達部を示す平面図であり、図6及び図7は、スクリューの羽根の外周部に歯車を形成した場合の動力伝達部を示す平面図である。
図5に示すように、スクリュー14の端部に歯車18を取り付け、その歯車18が発電機15の回転軸に取り付けられた歯車28と噛み合い、発電機15を回転させて発電することができる。このスクリュー14の端部に歯車18を取り付ける場合、動力伝達ローラ2cがスクリューの羽根間の凹部の側面を係合離脱して通るため、歯車18の歯先径をスクリュー14の凹部の底径より大きくすると動力伝達ローラ2cと緩衝することになり、歯車18の歯先径はスクリュー14の凹部の底径よりも小さくしなければならない。したがって、発電機15の回転を増速する場合、スクリュー14の外径を大きくする必要がある。
しかし、図6及び図7に示すようにスクリュー24の羽根の外周部に歯車8を形成することにより、スクリューの外径を大きくする必要がなくなり、小径のスクリューで大きな増速を得ることができる。ただし、図10及び図11に示すように、図5に示した動力伝達ローラ2cに比べて、図6及び図7に示した動力伝達ローラ22cは歯車8の歯たけの分だけ突出させてプレート22bに付設する必要がある。
また、図6に示すように、スクリュー24の羽根の外周部に歯車8が形成され、その歯車8が発電機15の回転軸に取り付けられた歯車38と噛み合い、発電機15を回転させて発電することができる。これは、発電機15の着脱を簡単に行うことができ、スクリュー24の羽根の外周部に形成された歯車8の歯数より少ない歯数の歯車38が発電機の回転軸に取り付けられている場合、発電機15を増速回転させて発電させることが可能で、発電機の出力を向上させることができる。
また、図7に示すように、スクリュー24の羽根の外周部に歯車8が形成され、その歯車8がアウターロータ型発電機25の回転子の外周部に形成された歯車48と噛み合い、発電機25を回転させて発電することができる。これは、発電機25の着脱を簡単に行うことができ、スクリュー24の羽根の外周部に形成された歯車8の歯数より少ない歯数の歯車48がアウターロータ型発電機25の回転子の外周部に形成されている場合、発電機25を増速回転させて発電させることが可能で、発電機の出力を向上させることができる。
図8は、流水利用式水力発電装置のさらに他の実施形態の概略構成を正面図により示している。楕円形ガイドレールの最高位及び最低位に位置するキャリア及び水受けランナーのみを示し、それ以外のキャリア及び水受けランナーは省略してある。図9は、図8のB−Bの部分の矢印の方向からの断面図を示す。
図8は、図4に示した流水利用式水力発電装置の水受けライナーにスリット孔がある場合を示している。水受けランナーの数は多いほど、力は大きくなるが水受けランナー間の距離を水流速度に合わせて取り付けないと、後方の水受けランナーは前方の水受けランナーの陰になり水流力を受けず、水受けランナー間の水は死水状態となり、水受けランナーの動作の妨げとなる。この問題を解消するために、水受けランナー26にはスリット孔26aがあり、水受けランナー36にはスリット孔36aがあり、前記スリット孔26a及び前記スリット孔36aの位置は図9に示すように前後の水受けランナーと異なるように構成されている。
図9に示すように水の流れは、スリット孔26a及びスリット孔36aを通って後方の水受けランナーへと流れることによって、水受けランナー間に水の流れが発生し、水受けランナー間の水の死水状態を解消し、水受けランナーの動作を円滑にすることができる。
また、本発明の流水利用式水力発電装置は、構造がシンプルであり、楕円形ガイドレールをフレームに取り付けることにより、簡易クレーン付きのトラックに簡単に載せて現地に運ぶことができ、短時間に用水路等に設置でき、また、同様に除去することも簡単にできる。
さらに、図12に示すように本発明の流水利用式水力発電装置は、構造がシンプルであり、楕円形ガイトレールをフレーム30に取り付け、楕円形ガイドレールの長軸方向を地面と垂直方向になるように設置すれば、滝のような落差のある河川や水路等にも使用できる。
本発明の流水利用式水力発電装置に係る実施形態の概略構成を示す側面図である。 図1におけるA−A視断面図である。 図1における動力伝達部を拡大して示した平面図である。 流水利用式水力発電装置の他の実施形態を示す正面図であり、楕円形ガイドレールの最高位及び最低位に位置するキャリア及び水受けランナーのみを示し、それ以外のキャリア及び水受けランナーは省略してある。 発電機を増速回転させる場合の動力伝達部を示す平面図である。 スクリューの羽根の外周部に歯車を形成した場合の動力伝達部を示す平面図である。 スクリューの羽根の外周部及びアウターロータ型発電機の回転子の外周部に歯車を形成した場合の動力伝達部を示す平面図である。 流水利用式水力発電装置のさらに他の実施形態を示す正面図であり、楕円形ガイドレールの最高位及び最低位に位置するキャリア及び水受けランナーのみを示し、それ以外のキャリア及び水受けランナーは省略してある。 図8におけるB−B視断面図である。 スクリューと動力伝達ローラとの係合状態を示す断面図である。 羽根の外周部に歯車を形成したスクリューと動力伝達ローラとの係合状態を示す断面図である。 流水利用式水力発電装置の落差のある場所での実施形態を示す側面図である。
1,11,21 楕円形ガイドレール
2,12,22,32 キャリア
2a,12a,22a,32a ガイドローラ
2b,12b,22b,32b プレート
2c,12c,22c,32c 動力伝達ローラ
3,13,23 連桿
4,14,24 スクリュー
5,15 発電機
6,16,26,36,46 水受けランナー
26a,36a スリット孔
8,18,28,38,48 歯車
9,29 水流
10,20,30 フレーム
19 水路
25 回転子の外周部に歯車が形成されたアウターロータ型発電機

Claims (5)

  1. 楕円形ガイドレールは楕円の長軸方向が流水面に対して平行で楕円の短軸方向が流水面に対して垂直になるように配設され、前記楕円形ガイドレールに案内される多数のキャリアが循環走行できるように連桿にて等間隔に連結され、前記キャリアは、前記楕円形ガイドレールに案内される複数組のガイドローラと、前記ガイドローラを支持するプレートと、そのプレートの所要位置に回転自在に付設された動力伝達ローラを有し、前記キャリアに水受けランナーが着脱可能に取り付けられて、楕円形の水車を構成し、前記キャリアと平行に前記動力伝達ローラがスクリューの羽根間に形成される凹部の側面に係合離脱するようにスクリューが配設され、水受けランナーが水流を受けて前記キャリアが前記楕円形ガイドレールに案内されて走行し、前記動力伝達ローラを介して前記スクリューが回転し、前記スクリューに連設された発電機を回転させて発電することを特徴とする流水利用式水力発電装置。
  2. 前記楕円形ガイドレール及び前記連桿にて等間隔に連結された前記キャリアを二組各々向え合わせに平行に配設し、対向する各々のキャリアが同期して各々の前記楕円形ガイドレールに案内されて走行されるように対向する各々のキャリアに水受けランナーを着脱可能に取り付けて連結し、楕円形の水車を構成し、各々の前記キャリアの所要位置に動力伝達ローラが回転自在に付設され、各々の前記キャリアと平行に各々の前記動力伝達ローラがスクリューの羽根間に形成される凹部の側面に係合離脱するようにスクリューが各々配設され、水受けランナーが水流を受けて各々の前記キャリアが各々の前記楕円形ガイドレールに案内されて走行し、各々の前記動力伝達ローラを介して各々の前記スクリューが回転し、少なくとも一つの前記スクリューに連設された発電機を回転させて発電することを特徴とする流水利用式水力発電装置。
  3. 前記スクリューの羽根の外周部に歯車が形成され、その歯車が発電機の回転軸に取り付けられた歯車と噛み合い、発電機を回転させて発電することを特徴とする請求項1ないし請求項2に記載の流水利用式水力発電装置。
  4. 前記スクリューの羽根の外周部に歯車が形成され、その歯車がアウターロータ型発電機の回転子の外周部に形成された歯車と噛み合い、発電機を回転させて発電することを特徴とする請求項1ないし請求項2に記載の流水利用式水力発電装置。
  5. 前記水受けランナーにスリット孔があり、そのスリット孔の位置が前後の水受けランナーと異なることを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載の流水利用式水力発電装置。
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